JP2001289245A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JP2001289245A
JP2001289245A JP2000108106A JP2000108106A JP2001289245A JP 2001289245 A JP2001289245 A JP 2001289245A JP 2000108106 A JP2000108106 A JP 2000108106A JP 2000108106 A JP2000108106 A JP 2000108106A JP 2001289245 A JP2001289245 A JP 2001289245A
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JP
Japan
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pressure
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bearing
sleeve
load
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Application number
JP2000108106A
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English (en)
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Chuichi Sato
忠一 佐藤
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C25/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for wear or play
    • F16C25/06Ball or roller bearings
    • F16C25/08Ball or roller bearings self-adjusting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/14Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
    • F16C19/16Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
    • F16C19/163Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の運転条件に応じた最適な予圧力を軸受
に付与する予圧切換を行うことができる軸受装置を提供
する。 【解決手段】 軸受装置のニューロコンピュータ43
は、アンギュラ玉軸受4aに埋め込まれた各センサ
X,SYからの荷重信号FX,FYおよび温度信号T WX
WY、モータドライバ41からの駆動トルク信号T、N
C制御コントローラ42からの回転速度指示信号CNの
それぞれを入力し、各アンギュラ玉軸受4c,4dに付
与する予圧力を決定する作動油の圧力を指示する圧力指
示信号CPを出力する。圧力指示信号CPは圧力制御ユニ
ット48に入力され、圧力制御ユニット48は、圧力指
示信号CPに基づきポンプ47から油供給路1eを介し
て隙間S2に供給される作動油の圧力を制御する。これ
により、アンギュラ玉軸受4c,4dに付与される予圧
力が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングと、前
記ハウジングに挿通された主軸と、前記ハウジング内に
組み込まれ、前記主軸を回転可能に支持する軸受とを備
える軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マシニングセンターによる加工
は、主軸速度により、高速軽切削加工、低速重切削加工
の2つに分けられ、こられらの加工は、通常、1台の機
械すなわち1つの主軸で行われる。高速軽切削加工にお
いては、主軸の最高回転速度が高く、スピンドルに組み
込まれている転がり軸受の最大接触面圧Pmaxが大きく
なるので、この最大接触面圧Pmaxが許容値を超えない
ように軸方向予圧として低予圧を付与する。これに対
し、低速重切削加工においては、例えば切削幅が大きい
ので、びびり現象の発生に関わる重要因子であるスピン
ドルの動剛性を高める必要がある。そのために、低速重
切削加工時には、スピンドルの転がり軸受に対して軸方
向予圧として高予圧を付与する。このように、スピンド
ルにおいては、主軸を支持する転がり軸受に所定方式で
予圧を切り換えながら付与する。この予圧を付与する予
圧方式としては、定圧予圧方式と定位置予圧方式とがあ
る。
【0003】まず、定圧予圧方式について図7を参照し
ながら説明する。図7は従来のビルトインスピンドルの
構成を示す縦断面図である。ここでは、主軸を回転駆動
するためのモータを内蔵するいわゆるビルトインスピン
ドルを例にして説明するとともに、予圧切換ユニットの
構成を中心に説明し、この予圧切換ユニットに直接関連
しない部材などについては、その説明を簡略化または省
略する。
【0004】ビルトインスピンドル70は、図7に示す
ように、ハウジング71と、ハウジング71に組み込ま
れ、主軸72を回転駆動する高周波モータ73とを備え
る。高周波モータ73は、ハウジング71に固定された
ステータ73aと、主軸72に固着されたロータ73b
とを有する。ハウジング71の前端部(工具装着側端
部)には、スリーブ74が挿入されている。スリーブ7
4は、主軸72を挿通する中空円筒部材からなり、その
一端(工具装着側端部)には、フランジ部74aが形成
されている。フランジ部74aは、ボルト75によりハ
ウジング71に取り付けられている。スリーブ74の他
端(高周波モータ73側)には、ボールブッシュ77を
介してスリーブ74の軸方向に転がり案内されるながら
可動可能な軸受スリーブ76が挿入されている。
【0005】スリーブ74と主軸72との間には、主軸
72を支持するための2つの固定用アンギュラ玉軸受7
8が配置され、また、軸受スリーブ76と主軸72との
間には、主軸72を支持する2つの予圧用アンギュラ玉
軸受79が配置されている。予圧用アンギュラ玉軸受7
9においては、その外輪が軸受スリーブ76に固定さ
れ、その内輪が主軸72に嵌合されている。
【0006】スリーブ74には、軸受スリーブ76を介
して予圧用アンギュラ玉軸79に予圧を付与するための
予圧切換ユニットが組み込まれている。この予圧切換ユ
ニットは、軸受スリーブ76を軸方向に付勢するための
定圧予圧用ばね80と、スリーブ74内に設けられたピ
ストンシリンダ機構81とを有する。このピストンシリ
ンダ機構81のピストン81aは、油路(図示せず)を
介してシリンダ81bに供給される作動油によりシリン
ダ81b内を軸方向に往復運動する。ピストン81aの
往復運動は、定位置予圧用間座82を介して外輪押え8
3に伝達される。この外輪押え83は、ボルト84によ
り軸受スリーブ76に一体的に固定されている。定位置
予圧用間座82はバイアスばね85により軸方向にバイ
アスされ、バイアイスばね85は定位置予圧用間座82
と位置規制部材86との間に配置されている。位置規制
部材85は、スリーブ74にボルト87により取り付け
られ、ピストン81aの最下点位置を規制するように配
置されている。
【0007】この予圧付与機構においては、ピストンシ
リンダ機構81への作動油の供給を制御することによ
り、軸受スリーブ76の軸方向への移動を制御する。こ
れにより、軸受スリーブ76を付勢する定圧予圧用ばね
80の変形量が調整され、定圧予圧用ばね80による軸
受スリーブ76に対するばね力即ち各アンギュラ玉軸受
79に対する予圧が調整される。
【0008】主軸72を高速に回転駆動する場合には、
ピストンシリンダ機構81への作動油の供給を停止して
油圧を零にし、ピストン81aを最高点位置に保持す
る。このとき、軸受スリーブ76は定圧予圧用ばね80
の第1の圧縮量に応じたばね力により付勢された低予圧
状態になり、各アンギュラ玉軸受79の外輪にはこの低
予圧状態に対応する予圧力(低圧力)が付与される。こ
れに対し、主軸72を低速に回転駆動する場合には、ピ
ストンシリンダ機構81へ所定圧力の作動油を供給し、
ピストン81aを最下点位置に保持する。このとき、軸
受スリーブ76は定圧予圧用ばね80の第2の圧縮量に
応じたばね力により付勢された高予圧状態になり、各ア
ンギュラ玉軸受79の外輪にはこの高予圧状態に対応す
る予圧力(高圧力)が付与される。
【0009】このように、ビルトインスピンドル70に
おいては、主軸72の低速、高速のそれぞれの回転駆動
に応じて予圧を2段階に切り換える。
【0010】次に、定位置予圧方式について図8を参照
しながら説明する。図8は従来の定位置予圧方式を用い
たスピンドルの構成を示す縦断面図である。なお、ここ
では、予圧切換ユニットに係る主要部構成についてのみ
説明する。
【0011】定位置予圧方式を用いたスピンドル90
は、図8に示すように、複数のハウジング部分91a,
91b,91c,91dからなるハウジング91を備
え、ハウジング91には、主軸92が挿通されている。
主軸92は、DTBT組合せの4つのアンギュラ玉軸受
93,94により支持される。各アンギュラ玉軸受9
3,94の内、2つのアンギュラ玉軸受93は、工具装
着側に位置する固定側用軸受であり、2つのアンギュラ
玉軸受94は、予圧調整側軸受である。予圧調整側アン
ギュラ玉軸受94には、予圧切換ユニットにより予圧が
付与され、この予圧切換ユニットは、ハウジング部分9
1bに組み込まれている。
【0012】予圧切換ユニットは、ピストン95を有
し、このピストン95は、複数のシリンダ構成部材9
6,97,98,99とハウジング91bとが互いに協
働して構成するシリンダ内に往復動可能に収容される。
各シリンダ構成部材96,97,98は、ボルト100
により一体的に締結され、シリンダ構成部材96は、ハ
ウジング部分91b内面に嵌め込まれている。シリンダ
構成部材96には、上記シリンダ内を往復動するピスト
ン95の最上点位置を規制するための部位96aが設け
られている。シリンダ構成部材97には、上記シリンダ
内を往復動するピストン95の最下点位置を規制するた
めの部位97aが設けられている。
【0013】シリンダ構成部材99は、シリンダ構成部
材96に対向してシリンダ構成部材98とハウジング部
分91bとの間に軸方向へ移動可能に嵌め込まれた頭部
99aと、頭部99aに一体的に連なり、ハウジング部
分91bの内周面に沿って軸方向に伸びる筒状部99b
とを有する。シリンダ構成部材99の頭部99aの移動
範囲は、シリンダ構成部材97とシリンダ構成部材98
の部位98aにより規制される。また、シリンダ構成部
材99の筒状部99bには、各アンギュラ玉軸受94が
組み込まれている。各アンギュラ玉軸受94において
は、その外輪が固定されており、その内輪が主軸92に
嵌合されている。シリンダ構成部材99の筒状部99b
の外周面(ハウジング部分91bの内周面との対向面)
には、螺旋溝99cが形成され、この螺旋溝99cに油
路101を介して高圧油(スライド用油圧)を供給する
ことによって、シリンダ構成部材99とハウジング部分
91bとの間に隙間が確保されてシリンダ構成部材99
の軸方向への移動が円滑に行われる。すなわち、後述す
る予圧切換動作が円滑かつ確実に行われる。
【0014】ピストン95とシリンダ構成部材96との
間に画成されるシリンダ内の空間102には、油路10
3を介して高圧油が供給され、ピストン95とシリンダ
構成部材99との間に画成されるシリンダ内の空間10
4には、油路105を介して高圧油が供給される。各空
間102,104への高圧油の供給は選択に切り換えら
れる。ここで、空間104へ高圧油が供給されると、ピ
ストン95はその最上点位置まで移動するとともに、シ
リンダ構成部材99はその頭部99aが反工具装着側へ
向けてシリンダ構成部材98の部位98aに当接する位
置まで移動する。これにより、各アンギュラ玉軸受94
には高予圧が付与される。これに対し、空間102へ高
圧が供給されると、ピストン95はその最下点位置まで
移動し、各アンギュラ玉軸受94には中予圧が付与され
る。また、各空間102,104への高圧油の供給を停
止すると、シリンダ構成部材99およびピストン95が
軸受反力によりシリンダ構成部材96に向けて移動し、
各アンギュラ玉軸受94には低予圧が付与される。
【0015】このように、スピンドル90においては、
主軸92の低速、高速のそれぞれの回転駆動に応じて予
圧を3段階に切り換えることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】転がり軸受に付与する
予圧力の切換に関しては、工具種類、工具径などの条件
が加工種類(高速軽切削、低速重切削など)毎に変わる
ので、これらの条件を考慮して実際の運転条件に近い条
件を設定し、この設定された条件に応じた最適な予圧力
を付与するように予圧力の切換を行うことが望ましい。
しかしながら、上述した従来の各予圧方式では、最高回
転速度、低速切削加工時に掛かる最大荷重の2つの条件
を想定して各段階の予圧力(高圧、低圧または高圧、中
圧、低圧)を決定するので、実際の運転条件に適した予
圧を付与することはできない。ここで、例えば、予圧力
をさらに多い段数で段階的に切り換えることを可能にし
ても、実際の運転条件に適した予圧力を付与するように
予圧切換を行うことは非常に難しい。
【0017】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、実際の運転条件に応じた最適
な予圧力を軸受に付与する予圧切換を行うことができる
軸受装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジング
と、前記ハウジング内に挿通された主軸と、前記ハウジ
ング内に組み込まれ、前記主軸を回転可能に支持する軸
受とを備える軸受装置において、供給される流体により
作動し、該流体の圧力に応じた予圧を前記軸受に付与す
る予圧負荷装置と、前記主軸の回転駆動時における回転
速度、負荷荷重の各制御パラメータをそれぞれ検出する
検出器と、前記予圧を可変制御するように、前記各制御
パラメータに基づき前記予圧負荷装置に供給される流体
の圧力を可変制御する制御装置とを有することを特徴と
する。
【0019】本発明では、検出器により主軸の回転駆動
時における回転速度、負荷荷重の各制御パラメータをそ
れぞれ検出し、制御装置により、検出された各制御パラ
メータに基づき予圧負荷装置に供給される流体の圧力を
可変制御するので、予圧負荷装置により軸受に付与され
る予圧力を各制御パラメータに応じて無段階に可変制御
することが可能になり、実際の運転条件に応じた最適な
予圧力を軸受に付与する予圧切換を行うことができる。
【0020】次に、高速軽切削加工時、低速重切削加工
時のそれぞれの加工時における軸受に付与する予圧力の
算出について図1を参照しながら説明する。図1(a)
はスピンドルに組み込まれているアンギュラ玉軸受に作
用するラジアル荷重およびスラスト荷重の関係を模式的
に示す図、(b)はアンギュラ玉軸受に作用するラジア
ル荷重およびスラスト荷重とボールに作用する遠心力と
の関係を模式的に示す図、(c)は外輪の軌道溝とボー
ル間に作用する接触力を模式的に示す図である。
【0021】スピンドルにおいては、図1(a)に示す
ように、主軸111がアンギュラ玉軸受112により支
持されているとする。アンギュラ玉軸受112は、主軸
111に嵌合されている内輪113と、ハウジング11
6に固定されている外輪114と、内輪113と外輪1
14間に形成された転がり空間に収容された複数のボー
ル115とを有する。ここで、ボール115の直径をd
bとし、ボール115の数をn(偶数)とし、ボール1
15の密度をγとし、アンギュラ玉軸受112における
接触角をαとし、回転速度N=0のときにアンギュラ玉
軸受112に作用するスラスト荷重をFthとすると、外
輪114の軌道溝とボール115間の接触力Q0は、次
の(1)式で表される。
【0022】 Q0=Fth/(nγdb) …(1) 主軸111が回転速度Nで回転駆動されると、図1
(b)に示すように、ボール115には遠心力fcが作
用し、ボール115は外側にΔ分移動する。このボール
115の移動に伴い外輪114とボール115の接触角
は、角度αから角度αoに変化し、内輪113とボール
115の接触角は、角度αから角度αiに変化する。こ
こで、遠心力fcは、次の(2)式で表される。
【0023】 fc=π/48・γ/g・(1−d/Dm)2・db 3・Dm・N2 …(2) また、ボール115にはスラスト荷重fth(=Fth
n)、ラジアル荷重fRが作用する。さらに、外輪11
4の軌道溝とボール115間には、接触力Qが作用す
る。
【0024】また、図1(c)に示すように、主軸11
1の回転駆動により、アンギュラ玉軸受112にラジア
ル荷重FRが作用し、各接点(外輪114とボール11
5との接点)での変形を線形とすると、各ボール115
に作用する接触荷重Q'θiは、次の(3)式で表され
る。
【0025】 Q'θi=kδθi …(3) ここで、kは線形係数、δθiは、各接点(外輪114
とボール115との接点)での変形量を示す。また、各
ボール115に作用する荷重Q'θiの内の最大荷重f
Rmaxは、θi=0のときの荷重であり、次の(4)式で表
される。
【0026】 fRmax=2/n・FR …(4) 高速軽切削が可能なスピンドルにおいては、通常、遠心
力fcがラジアル荷重fRに比して大きく、またラジアル
荷重fRの値がボール位置により異なるので、以下の手
順で最終荷重QmaxをQ+ΔQとして求めることとす
る。
【0027】まず、図1(b)に示す接触角αは、ラジ
アル荷重fR=0のときとする。即ち、遠心力fc、スラ
スト荷重fth、荷重Qが、遠心力fc=0(外力が零)
のときに接触角α(幾何学的接触角)で釣り合うとす
る。また、遠心力fcによるボール115の外側への移
動量をΔとし、接触角αがαo,αiにそれぞれ変化する
ものとする。そして、最大ラジアル荷重fRmaxによる荷
重Qの増加量ΔQを接触角αoにおける接触荷重として
求め、Q+ΔQを最終荷重Qmaxとして求める。
【0028】接触荷重Q、その増加量ΔQは、次の
(5),(6)式で表される。
【0029】 Q=fth・1/sinαo …(5) ここで、sinαo=sinα{1−c1・sinα・cosα・(fc/fth)} c1=(ri−db/2)/(ri+ro−db) ΔQ=2/(ncosαo)・FR …(6) よって、最終荷重Qmaxは、スラスト荷重fth=Fth
nの関係式および上記(2)式を用いて、次の(7)式
により表される。
【0030】 Qmax=Q+ΔQ =1/n・(Fth/sinαo+2FR/cosαo) …(7) このようにして、最終荷重Qmaxが回転速度N,ラジア
ル荷重FRの関数としてスラスト荷重Fthをパラメータ
として計算される。
【0031】ここで、上記(7)式において、接触角α
oは、回転速度Nが高速である場合(高速軽切削の場
合)と低速である場合(低速重切削の場合)との各場合
に応じてそれぞれ異なる手順で算出される。
【0032】回転速度Nが低速である場合、遠心力fe
がスラスト荷重fthに比して十分に小さいので、2Δ/
(ri−db/2)・(cosα/sinα)≦1の関係式が成
立するとして、接触角αoは、次の(8)式で表され
る。
【0033】 αo=sinα-1{1−c2・sinα・cosα・(nfc/Fth)} …(8 ) ここで、c2=(ri/db−1/2)/(ri/db+ro
/db−1)よって、回転速度Nが低速の場合、上記
(8)式から接触角αoを算出し、この算出された接触
角αoを上記(7)式に代入することによって、最終荷
重Qmaxを求める。
【0034】これに対し、回転速度Nが高速である場
合、遠心力feとスラスト荷重fthとの間でfe≧(4〜
5)fthの関係式が成立するとし、接触角αoは、次の
(9),(10)式から算出される。
【0035】 fe/fth=(cosα+c3)/{1−(cosα+c32-1/2 +(cosα−c4)/{1−(cosα−c42-1/2 …(9) ここで、c3=Δ/(ro−db/2) c4=Δ/(ri−db/2) αo=cosα-1{cosα+Δ/(ro/db−2)} …(1 0) よって、回転速度Nが高速の場合、上記(10)式を満
足するΔを数値計算し、この数値計算から得られたΔを
上記(9)式に代入することによって、接触角α oを算
出する。そして、この算出された接触角αoを上記
(7)式に代入することによって、最終荷重Qmaxを求
める。
【0036】また、ボール115と軌道溝との接点にお
ける最大面圧pmaxが発生する外輪114の軌道溝との
ヘルツの接触応力については、接触荷重をQ、接触楕円
の長径を2a、縦弾性率をE1(ボール),E2(外
輪),ポアソン数をm1(ボール),m2(外輪)、主曲
率和をΣρとすると、最大面圧pmaxは、次の(11)
式の関係を、また長径2aは次の(12)式の関係をそ
れぞれ満足する。
【0037】 pmax∝1/(μν)・{F(E)2・(Σρ)2Q}1/3 …(1 1) a∝μ・{1/F(E)・Q/Σρ}1/3 …(12 ) 但し、F(E)=1/{(1−1/m1 2)/E1+(1−1/m2 2)/E2 } μ,νは、主曲率(ボールの半径db/2,軌道溝半径
o,外輪軌道半径Ro)より求められるcosτの関数で
あって表から与えられる。
【0038】cosτ=(1/ro−1/Ro)/(4/db
−1/ro−1/Ro) ここで、roは外輪の軌道溝のR寸法、Roは外輪の軌道
溝の径である。
【0039】Σρ=4/db−1/ro−1/Ro ここで、接触荷重Qが一定値であるとき、上記(11)
式から、次の(12)式に示す関係が得られる。
【0040】 {1/(μν)}3/2・Σρ∝{pmax3/F(E)21/2 …(13 ) そして、上記(12)式に上記(13)式のΣρを代入
すると、長径2aは、次の(14)式で示す関係を満足
する。
【0041】 a∝(μ/ν)1/2・1/(pmax1/2 …(14 ) また、変位δ(図1(c)を参照)は、次の(15)式
で表される。
【0042】 δ∝2K/(πμ)・{1/F(E)2・Σρ・Q21/3 …(15 ) さらに、ばね定数k=dQ/dδより、ばね定数kは次
の(16)式の関係を満足する。
【0043】 k∝1/(2K/πμ)・1/(Σρ)1/3・F(E)2/3・Q1/3 …(1 6) ここで、(2K/πμ)は、cosτの関数であって表よ
り求められる。
【0044】次に、回転速度Nが低速回転である場合に
は、遠心力fcが回転速度Nの2乗に比例するので、遠
心力fcはスラスト荷重fthに比して十分に小さくなる
一方、剛性を増すために、スラスト荷重fthが大きくさ
れる。即ち、スラスト荷重f thが大きくされることは、
接触荷重Qが大、ばね定数kが大になることになり、さ
らに加工力(ラジアル荷重)FRが大きくなるので、遠
心力fcを零であると見なすことができる。よって、各
接触角α,αo,αiは等しく、遠心力fc=0とする
と、以下の式が成立する。
【0045】 Fth=nQsinα …(17) Q=Qmax−2/n・FR/cosα …(18) ここで、Qmaxは次の(19)式の関係を満足する。
【0046】 Qmax∝(μν)3/(Σρ)2・1/F(E)2・pmax 3 …(19 ) また、ばね定数kは次の(16)式の関係を満足する。
【0047】上述の関係から、高速軽切削、低速重切削
などの各運転条件における軸受の負荷荷重、転動体荷
重、軸受剛性を想定し、対応する運転条件に最適な予圧
を解析することができ、この解析により得られた最適な
予圧を最適値として保持する。そして、本発明では、主
軸の回転速度および負荷荷重の各制御パラメータを検出
し、この検出した各制御パラメータに基づき予圧を算出
し、この算出した予圧が上記最適値に一致するように予
圧負荷装置に供給される流体の圧力を可変制御する。従
って、予圧負荷装置により軸受に付与される予圧力を各
制御パラメータに応じて無段階に可変制御することが可
能になり、実際の運転条件に応じた最適な予圧力を軸受
に付与するように予圧切換を行うことができる。
【0048】また、主軸の高速回転駆動時に生じる軸受
の焼付けなどを防止するために、軸受に冷却用流体を供
給する冷却装置を設けることが好ましい。この場合、運
転条件に最適な予圧が付与されていることを前提に、主
軸の駆動トルクと軸受すきまを予想して軸受の冷却条件
(冷却用流体の流量および温度)を解析し、その解析に
より得られた結果を最適値として保持する。そして、軸
受の温度を検出し、この検出された軸受温度に基づき軸
受に供給される冷却用流体の流量およびその温度を上記
最適値になるように制御する。
【0049】さらに、上記各制御に伴い生じる工具先端
位置の変化量を算出し、この算出した変化量に基づき工
具先端位置を補正するための補正量を算出することが好
ましい。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0051】(実施の第1形態)図2は本発明の実施の
第1形態に係る軸受装置の全体構成を模式的に示す図、
図3は図2の軸受装置の構成を示す縦断面図、図4は図
3の軸受装置に設けられている主軸後端部側のスリーブ
を示す斜視図、図5は図3の軸受装置に設けられている
主軸前端部側のスリーブを示す図である。本実施の形態
では、内面研削盤用ビルトインスピンドルを例にして説
明する。
【0052】まず、内面研削盤用スピンドルの構成につ
いて説明する。内面研削盤用スピンドルは、図3に示す
ように、主軸2を駆動する高周波モータ3を内蔵するハ
ウジング1を備える。ハウジング1は、互いに結合され
ている第1ハウジング部1a、第2ハウジング部1bお
よび第3ハウジング部1cから構成され、マシン本体の
フレーム10に組み込まれている。
【0053】第1ハウジング部1aはマシン本体のフレ
ーム10に固定されている。第1ハウジング部1aには
スリーブ20が組み込まれ、スリーブ20には、主軸2
の前端部(工具装着側端部)を支持する2つのアンギュ
ラ玉軸受4a,4bが収容されている。このスリーブ2
0は、主軸2の線膨張係数より大きい線膨張係数を有す
る材質から構成されている。ここで、後述するように隙
間S1へ供給する冷却用油の温度を制御しながらこの冷
却用油を循環させる(例えば油温を室温に制御しながら
循環させる)ので、第1ハウジング部1aの温度上昇を
限りなく零に近づけることが可能である。この場合に
は、第1ハウジング部1aの温度上昇はないとし、スリ
ーブ20の温度上昇は軸受に同じであり、また主軸2の
温度上昇も同じと想定することができ、このような条件
下で、主軸2の先端における軸方向の変位(工具の先端
における軸方向の変位)を零とするような線膨張係数を
有する材質でスリーブ20を構成すれば、主軸2の先端
における軸方向の変位(工具の先端における軸方向の変
位)を可能な限り小さくすることができる。
【0054】スリーブ20は、図5(a),(b)に示
すように、主軸2が挿通されている円筒状の本体21
と、本体21の外周面に一体的に連なる円環状のフラン
ジ22とを有する。フランジ22には、複数のボルト受
入穴22aおよび放電ワイヤカットによる平行ばね機構
23がそれぞれ形成されている。
【0055】平行ばね機構23は、スリーブ20の軸方
向と直交する面に形成されている複数の溝23a〜23
hからなる。平行ばね機構23におけるばね定数k2
1、ばね部位置(各溝23a〜23hの相対位置および
長さ)、各溝23a〜23hにおける連結点の穴径d、
ヒンジ部の距離Δs(隣り合う溝23a〜23hの連結
点間の距離)などの各諸元は、有限要素法により決定さ
れる。具体的には、スリーブ20にアンギュラ玉軸受4
a,4bが収容されている場合、ラジアル方向の剛性を
アンギュラ玉軸受4a,4bのラジアル剛性以上の値、
好ましくは1.5〜2倍程度の値になるように平行ばね
機構23の各諸元が設定される。よって、この平行ばね
機構23により、フランジ22にスリーブ20のアラジ
アル方向へのばね作用を持たせることが可能になり、フ
ランジ22のスリーブ20のラジアル方向への静剛性の
みを小さくすることができる。また、スリーブ20に円
筒ころ軸受が収容されている場合、ラジアル方向の剛性
のみが円筒ころ軸受のラジアル剛性以下、好ましくは1
/3〜1/2倍程度の値になるように平行ばね機構23
の各諸元が設定される。この平行ばね機構に関する技術
的事項は、1996年度砥粒加工学会学術講演会講演論
文集、「B8大型数値制御超精密研削加工機の直線送り
装置」に記載されている。
【0056】スリーブ20は、図3に示すように、第1
ハウジング部1a内に挿入され、ボルト受入穴22a
(図5(a)に示す)に挿入されたボルト(図示せず)
により第1ハウジング部1aに固定されている。スリー
ブ20の本体21の外径および長さは、本体21の端面
(第1ハウジング部1aの内方側端面)を含む外面と第
1ハウジング部1aの内面との間に隙間S1が形成され
るように第1ハウジング部1aの内径および長さに対し
て設定される。隙間S1は、第1ハウジング部1aとス
リーブ20との間に挿入された複数のOリング5により
外部からシールされ、この隙間S1には、第1ハウジン
グ部1aに設けられた油供給路1dを介して所定粘度を
有する冷却用油が供給され、この供給された冷却用油は
第1ハウジング部1aに設けられた油排出路1fを介し
て外部のオイルタンク(図示せず)に戻される。この隙
間S1に供給される冷却用油の流量および温度は、後述
する制御系により制御される。この隙間S1の隙間量
は、有限要素法などを用いて、スリーブ20と第1ハウ
ジング部1aとが所定の温度範囲内で熱膨張した際に本
体21と第1ハウジング部1aとの間に所定量以上の隙
間が残存するように、また平行ばね機構23のばね定数
などを考慮して所定の減衰係数が得られるように決定さ
れる。例えば、隙間S1の隙間量は100〜150μm
の範囲の値に設定される。
【0057】アンギュラ玉軸受4a,4bにおいては、
その外輪がスリーブ20の本体21に嵌合され、内輪が
主軸2に嵌合されている。また、各アンギュラ玉軸受4
a,4b間には外輪間座6aおよび内輪間座6bが挿入
されている。アンギュラ玉軸受4aの内輪は、主軸2の
ねじ部2aに螺合されている内輪固定ナット7により主
軸2に固定され、これにより、アンギュラ玉軸受4bの
内輪も同様に主軸2に固定されることになる。アンギュ
ラ玉軸受4aの外輪は、スリーブ20に挿入固定された
外輪押え8により本体21の内面に固定され、これによ
り、アンギュラ玉軸受4bの外輪も同様に本体21の内
面に固定されることになる。
【0058】アンギュラ玉軸受4aの外輪(図示せず)
には、それに作用する荷重および温度を検出するための
2つのセンサSX,SYが埋め込まれている。センサSX
とSYとは互いに角度的に90度離れた位置にかつアン
ギュラ玉軸受4aの外輪に作用する荷重の絶対値および
その方向が検出可能なように配置されている。センサS
Xは、アンギュラ玉軸受4aの外輪のX方向に作用する
荷重FXと温度TWXとを検出するセンサであり、センサ
Yは、アンギュラ玉軸受4aの外輪のY方向に作用す
る荷重FYと温度TWYとを検出するセンサである。ここ
で、軸方向をZ方向とすると、X方向は、Z方向に直交
する面上に沿った方向であり、Y方向はZ方向に直交す
る面上でX方向に直交する方向である。この種のセンサ
X,SYとしては、例えば、荷重センサとして動作する
ピエゾ素子および該素子の信号を処理する電子回路を有
するタイプのものが用いられる。
【0059】スリーブ20には、カバー部材9が取り付
けられ、このカバー部材9により、スリーブ20の平行
ばね機構23の形成面が覆われる。
【0060】第2ハウジング部1b内には、モータ3が
組み込まれている。モータ3は、主軸2に固定されてい
るロータ3aと、ロータ3aの周囲に配置され、第2ハ
ウジング部1bに取り付けられているステータ3bとを
有する。第2ハウジング部1bとステータ3bの外筒3
cとの間には冷却水循環経路11が設けられ、この冷却
水循環経路11には、冷却水が流される。この冷却水循
環経路11に流された冷却水は、外部に導かれて再び冷
却された後に冷却水循環経路11に戻される。第2ハウ
ジング部1b内には、第1ハウジング部1aに設けられ
た冷却媒体供給口12aから冷却媒体(空気または水
素)が供給され、この供給された冷却媒体は、第3ハウ
ジング部1cに設けられた冷却媒体排気口12bを介し
て外部の冷却媒体タンク側に戻される。本実施の形態で
は、この冷却媒体としてより冷却能力が大きい水素を用
いていることにより、従来の冷却エアーを用いている場
合に比して、モータ3の鉄損、風損による発熱に対する
冷却効率を高めることができる。
【0061】第3ハウジング部1cにはスリーブ30が
挿入され、スリーブ30には、主軸2の後端部を支持す
る2つのアンギュラ玉軸受4c,4dが収容されてい
る。スリーブ30は、主軸2が挿通されている円筒状の
本体31と、本体31の外周面から垂直に立ち上がるフ
ランジ32とを有する。
【0062】スリーブ30の本体31の端面には、図4
に示すように、後述する外輪押え17を固定するための
ボルト(図示せず)を受け入れるための複数のねじ穴3
1cが形成されている。フランジ32は、本体31の外
周面に一体的に連なりかつ該外周面から垂直に立ち上が
る4つの柱状部33と、各柱状部33をそれぞれ一体的
に繋ぐように形成されたリング状の連結部34とから構
成される。各柱状部33は、本体31の外周面に沿って
等間隔に配列されている。各柱状部33には、ボルト受
入穴33aおよび放電ワイヤカットによる平行ばね機構
35がそれぞれ形成されている。平行ばね機構35は、
柱状部33におけるスリーブ30の軸方向と直交する面
に形成されたZ状の溝35aと、柱状部33の軸方向と
直交する面に、溝35aにおける始点、終点を含む各連
結点に対向して直線状に伸びるように形成された4つの
溝35bとを有する。平行ばね機構35におけるばね定
数k22、ばね部位置(溝35a,35bの位置)、溝
35aの上記各連結点の穴径d、ヒンジ部の距離Δs
(溝35aの上記各連結点と対応する溝35bとの間の
距離)などの各諸元は、有限要素法により決定される。
具体的には、各アンギュラ玉軸受4c,4dに正規の予
圧力を付与するために、スリーブ30のラジアル、軸回
転方向の静剛性が所定の値を満足することを条件に軸方
向の静剛性のみが小さくなるように平行ばね機構35の
各諸元が設定される。よって、この平行ばね機構35に
より、フランジ32にスリーブ30の軸方向へのばね作
用を持たせることが可能になり、スリーブ30の軸方向
への静剛性のみを小さくすることができる。
【0063】また、フランジ32の連結部34には、各
アンギュラ玉軸受4c,4dへ潤滑油を供給するための
複数の供給口34a,34bが形成され、同様に本体3
1に各アンギュラ玉軸受4c,4dへの潤滑油の供給口
31a,31bが形成されている。供給口34aと供給
口31aおよび供給口34bと供給口31bは、流体論
理回路素子用パイプなどの柔軟性を有するパイプ36
a,36b(図中の二点鎖線で示す)を介して接続さ
れ、各供給口34a,34bは、第3ハウジング部1c
内の潤滑油供給路(図示せず)に連通する。各供給口3
1a,31bはパイプ36a,36bを介して供給され
た潤滑油をアンギュラ玉軸受4c,4dに導く。
【0064】スリーブ30は、図3に示すように、第3
ハウジング部1c内に挿入され、ボルト受入孔33aに
挿入されたボルト13により第3ハウジング部1cに固
定されている。スリーブ30は、その本体31の一方の
端面側部位(ハウジング1の内方側)とハウジング1の
内周面との間に所定隙間量を有する隙間S2が形成され
るように第3ハウジング部1c内に挿入されている。こ
の隙間S2は、スリーブ30の本体31と第3ハウジン
グ部1cとの間に挿入された複数のOリング14により
外部に対してシールされている。隙間S2には、第3ハ
ウジング部1cに形成された油供給路1eを介して作動
油が供給され、この隙間S2に供給される作動油によ
り、アンギュラ玉軸受4c,4dに対して軸方向への予
圧が付与される。このアンギュラ玉軸受4c,4dに対
する予圧は、隙間S2に供給する作動油の圧力を制御す
ることにより可変することが可能である。この隙間S2
への作動油の供給およびその圧力制御についての詳細
は、後述する。
【0065】アンギュラ玉軸受4c,4dにおいては、
その外輪がスリーブ30の本体31に嵌合され、内輪が
主軸2に嵌合されている。また、各アンギュラ玉軸受4
c,4d間には外輪間座15aおよび内輪間座15bが
挿入されている。アンギュラ玉軸受4cの内輪は、主軸
2のねじ部2bに螺合されている内輪固定ナット16に
より主軸2に固定され、これにより、アンギュラ玉軸受
4dの内輪も同様に主軸2に固定されることになる。ア
ンギュラ玉軸受4cの外輪は、スリーブ30に取り付け
られた外輪押え17によりスリーブ30の内面に固定さ
れ、これにより、アンギュラ玉軸受4dの外輪も同様に
スリーブ30の内面に固定されることになる。ここで、
外輪押え17はスリーブ30の各ねじ穴31c(図4に
示す)に螺合されたボルト(図示せず)によりスリーブ
30に固定されている。
【0066】第3ハウジング部1cの端面には、リング
状のダンパ盤18がスリーブ30のフランジ32と対向
するように取り付けられている。ダンパ盤18とスリー
ブ30間には、所定の隙間量を有する隙間S3が形成さ
れ、この隙間S3の一部S31は、ダンパ盤18とスリ
ーブ30との間に挿入された複数のOリング19により
外部に対してシールされている。隙間S31には、ダン
パ盤18に形成された油供給路(図示せず)を介して供
給された所定粘度の油が充填されている。この隙間S3
1に充填された油により、スリーブ30と第3ハウジン
グ部1cとの間にダンピング作用が付与されることにな
る。この隙間S31における油圧は、アンギュラ玉軸受
4c,4dに付与される予圧に影響を与えない程度の低
圧力に設定される。
【0067】次に、本実施の形態における制御系につい
て図2を参照しながら説明する。
【0068】本実施の形態における制御系は、軸受(ア
ンギュラ玉軸受4aの外輪)に作用する荷重およびその
温度、高周波モータ3の駆動トルク、主軸2の回転速度
Nのそれぞれに基づき各アンギュラ玉軸受4c,4dに
付与する予圧の制御、スリーブ20を冷却するために隙
間S1に供給される冷却用油の流量およびその温度の制
御を行うとともに、これらの制御の結果として生じる工
具40の先端位置の補正を行う。この制御系は、図2に
示すように、高周波モータ3を駆動するモータドライバ
41と、NC制御コントローラ42と、ニューロコンピ
ュータ43とを有する。NC制御コントローラ42は、
回転速度を指示するための回転速度指示信号CNを出力
するとともに、ニューロコンピュータ43からの補正信
号ΔX,ΔY,ΔZを監視しながら工具40の先端位置
の補正を行う。ここで、回転速度指示信号CNはニュー
ロコンピュータ43に入力されるとともに、モータドラ
イバ41に入力され、モータドライバ41は、入力され
た回転速度指示信号CNに基づき対応する回転速度で高
周波モータ3を駆動する。また、モータドライバ41
は、高周波モータ3の駆動トルク値を示す駆動トルク信
号Tをニューロコンピュータ43に入力する。
【0069】ニューロコンピュータ43は、入力層43
aと、中間層43bと、出力層43cとを有する階層型
ネットワークから構成され、入力パターンと対応する目
標出力の組の集合が与えられたときに、ネットワークの
出力が与えられた目標出力に一致するようにネットワー
クの結合荷重を修正する。具体的には、軸受の回転速
度、軸受に作用する力、外輪温度、モータトルクを含め
た軸受解析によって計算された出力の最適値と、スピン
ドル剛性の測定結果と、冷却油(隙間S1に供給される
冷却用油)による冷却効果を確認するための実験により
得られた結果とを教師データ(目標出力)として与え、
アンギュラ玉軸受4aに埋め込まれた各センサSX,SY
からの荷重信号FX,FYおよび温度信号TWX,TWY、モ
ータドライバ41からの駆動トルク信号T、NC制御コ
ントローラ42からの回転速度指示信号CNのそれぞれ
を入力層43aに入力する。そして、入力層43aに入
力された各信号は、中間層43bを経て出力層43cに
送られ、出力層43cからは、各アンギュラ玉軸受4
c,4dに付与する予圧力を決定する流体圧力(隙間S
2に供給される油の圧力)を指示する圧力指示信号C
P、隙間S1に供給される冷却用油の流量を指示する流
量指示信号CQおよびその温度を指示する温度指示信号
CTの各制御信号を対応する教師データに一致するよう
に出力するとともに、こららの信号による制御の結果と
して生じるX,Y,Zの各方向における工具先端位置の
補正量をそれぞれ示す補正信号ΔX,ΔY,ΔZが出力
される。これら出力される信号はデジタル信号である。
【0070】圧力指示信号CPは、圧力制御ユニット4
8に入力される。圧力制御ユニット48は、圧力指示信
号CPに基づきポンプ47から油供給路1eを介して隙
間S2に供給される作動油の圧力を制御するためのユニ
ットであり、このユニットは、ポンプ47の吐出口に接
続されたデジタル弁(図示せず)を含む。このデジタル
弁は、隙間S2に供給された作動油の圧力を圧力指示信
号CPにより指示される圧力に保持するように動作す
る。
【0071】流量指示信号CQは、流量制御ユニット4
5に入力される。流量制御ユニット45は、流量指示信
号CQに基づきポンプ44から油供給路1dを介して隙
間S1に供給される冷却用油の流量を制御するためのユ
ニットであり、このユニットは、ポンプ44の吐出口に
接続されたデジタル弁(図示せず)を含む。このデジタ
ル弁は、隙間S1に供給される冷却用油の流量を流量指
示信号CQにより指示される流量に保持するように動作
する。温度指示信号CTは、流量制御ユニット45の下
流側に配置された冷却ユニット46に入力される。冷却
ユニット46は、温度指示信号CTに基づきポンプ44
から隙間S1に供給される冷却用油の温度を制御するた
めのユニットであり、冷却用油に対する冷却媒体の流量
を調整することによって、隙間S2に供給される冷却用
油の温度を温度指示信号CTにより指示される温度に保
持するように制御する。
【0072】各補正信号ΔX,ΔY,ΔZはNC制御コ
ントローラ42に入力され、NC制御コントローラ42
は、入力された各補正信号ΔX,ΔY,ΔZに基づき工
具40の先端位置の補正を行う。
【0073】予圧を各アンギュラ玉軸受4c,4dに付
与する際には、図3に示すように、運転状態に応じた圧
力の作動油が隙間S2に供給され、スリーブ30には作
動油の圧力が作用する。このとき、スリーブ30は、フ
ランジ32の固定部位(ボルト13により第3ハウジン
グ部1cに固定されている部位)を中心とし、平行ばね
機構35により軸方向に主軸2の後端側に向けて弾性変
形する。このスリーブ30の軸方向の弾性変形量は、作
動油の圧力に応じた値である。この弾性変形に伴い各ア
ンギュラ玉軸受4c,4dの外輪には、作動油の圧力に
応じた軸方向への予圧力が付与されることになる。よっ
て、上述した制御系により隙間S2に供給される作動油
の圧力を制御することによって、予圧を、主軸2の規定
回転速度への立ち上がり時または立ち下がり時に対応す
る大きさの予圧、高速軽切削から低速重切削までの運転
条件に対応する大きさの予圧にそれぞれ切り換えること
ができる。
【0074】また、スリーブ30においては、平行ばね
機構35により軸方向への静剛性のみを小さく設定して
いるので、このスリーブ30の軸方向への静剛性が小さ
くなった分、隙間S31に充填した油によるダンピング
が有効的に作用することになる。同様に、スリーブ20
においても、その平行ばね機構23によりラジアル方向
への静剛性のみを小さく設定しているので、このラジア
ル方向への静剛性が小さくなった分、隙間S1のダンピ
ング効果が有効に作用することになる。その結果、加工
時には適正な予圧を安定に保持することができるととも
に、加工時の軸方向の不安定現象例えばびびりなどの発
生をなくすことができる。
【0075】さらに、隙間S1へ供給する冷却用油の油
温を制御しながら冷却用油を循環させることにより、主
軸2の高速回転駆動時に生じるアンギュラ玉軸受4a,
4bの焼付けなどを未然に防止することができる。ま
た、冷却用油の流量および温度を運転条件に応じた適正
な値に設定することができ、安定した冷却効果を得るこ
とができる。
【0076】さらに、上記各制御信号による制御の結果
として生じるX,Y,Zの各方向における工具先端位置
の補正量をそれぞれ示す補正信号ΔX,ΔY,ΔZに基
づき工具先端位置の補正が行われるので、運転条件の変
化に拘らず高精度な加工を実現することができる。
【0077】さらに、工具先端位置の安定のためには、
主軸2への熱の流入を抑え、できる限りアンギュラ玉軸
受4a,4bの外輪からスリーブ20側へ熱を逃す方が
よい。このためには、外輪の熱伝導率が内輪の熱伝導率
より大きいことが望ましい。ここで、外輪に熱が多く流
れるとすると、内輪の温度が外輪の温度より高くなるの
で、軸受隙間を一定にするために、内輪の線膨張係数が
外輪の線膨張係数より小さくすることが好ましい。
【0078】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態について図6を参照しながら説明する。図6は
本発明の実施の第2形態に係る軸受装置の主要部構成を
示す図である。
【0079】本実施の形態は、上述の実施の第1形態で
用いられている埋め込み型センサS X,SYに代えて、ロ
ードワッシャ51を用い、主軸2(工具)に作用する荷
重を検出するように構成されている。なお、他の構成に
ついては上述の実施の第1形態と同じであり、その説明
は省略する。
【0080】具体的には、図6(a)に示すように、ス
リーブ20は、4本のボルト50により第1ハウジング
1aに取り付けられ、スリーブ20のフランジ22と第
1ハウジング1aとの間には、2つのロードワッシャ5
1および2つのダミーワッシャ52が挟み込まれてい
る。各ロードワッシャ51および各ダミーワッシャ52
には、対応するボルト50が挿通されている。各ロード
ワッシャ51は、図6(b)に示すように、互いに角度
的に90度離れた位置に、かつ主軸2(工具)に作用す
る荷重の絶対値およびその方向が検出可能なように配置
されている。一方のロードワッシャ51は、主軸2のX
方向に作用する荷重を検出するセンサであり、他方のロ
ードワッシャ51は、主軸2のY方向に作用する荷重を
検出するセンサである。このように、本実施の形態で
は、各ロードワッシャ51を用いて主軸2(工具)に作
用する荷重の絶対値およびその方向を検出する。各ダミ
ーワッシャ52は互いに角度的に90度離れた位置に配
置されている。
【0081】また、軸受温度の検出に関しては、温度セ
ンサ(図示せず)が例えばアンギュラ玉軸受4aの外輪
に取り付けられ、この温度センサにより軸受温度を検出
するように構成されている。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検出器により主軸の回転駆動時における回転速度、負荷
荷重の各制御パラメータをそれぞれ検出し、制御装置に
より、検出された各制御パラメータに基づき予圧負荷装
置に供給される流体の圧力を可変制御するので、予圧負
荷装置により軸受に付与される予圧力を各制御パラメー
タに応じて無段階に可変制御することが可能になり、実
際の運転条件に応じた最適な予圧力を軸受に付与する予
圧切換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はスピンドルに組み込まれているアンギ
ュラ玉軸受に作用するラジアル荷重およびスラスト荷重
の関係を模式的に示す図、(b)はアンギュラ玉軸受に
作用するラジアル荷重およびスラスト荷重とボールに作
用する遠心力との関係を模式的に示す図、(c)は外輪
の軌道溝とボール間に作用する接触力を模式的に示す図
である。
【図2】本発明の実施の第1形態に係る軸受装置の全体
構成を模式的に示す図である。
【図3】図2の軸受装置の構成を示す縦断面図である。
【図4】図3の軸受装置に設けられている主軸後端部側
のスリーブを示す斜視図である。
【図5】図3の軸受装置に設けられている主軸前端部側
のスリーブを示す図である。
【図6】本発明の実施の第2形態に係る軸受装置の主要
部構成を示す図である。
【図7】従来のビルトインスピンドルの構成を示す縦断
面図である。
【図8】従来の定位置予圧方式を用いたスピンドルの構
成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 第1ハウジング部 1d,1e 油供給路 2 主軸 3 高周波モータ 4a,4b,4c,4d アンギュラ玉軸受 20,30 スリーブ 23,33 平行ばね機構 23a〜23h,33a〜33h 溝 41 モータドライバ 42 NC制御コントローラ 43 ニューロコンピュータ 44,47 ポンプ 45 流量制御ユニット 46 冷却ユニット 48 圧力制御ユニット 51 ロードワッシャ S1,S2 隙間 SX,SY センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、前記ハウジング内に挿通
    された主軸と、前記ハウジング内に組み込まれ、前記主
    軸を回転可能に支持する軸受とを備える軸受装置におい
    て、供給される流体により作動し、該流体の圧力に応じ
    た予圧を前記軸受に付与する予圧負荷装置と、前記主軸
    の回転駆動時における回転速度、負荷荷重の各制御パラ
    メータをそれぞれ検出する検出器と、前記予圧を可変制
    御するように、前記各制御パラメータに基づき前記予圧
    負荷装置に供給される流体の圧力を可変制御する制御装
    置とを有することを特徴とする軸受装置。
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