JP2002168193A - 制御回路及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

制御回路及びそれを用いた電気掃除機

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JP2002168193A
JP2002168193A JP2000366681A JP2000366681A JP2002168193A JP 2002168193 A JP2002168193 A JP 2002168193A JP 2000366681 A JP2000366681 A JP 2000366681A JP 2000366681 A JP2000366681 A JP 2000366681A JP 2002168193 A JP2002168193 A JP 2002168193A
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electric blower
battery
power supply
temperature
detecting
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JP2000366681A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Senoo
裕之 妹尾
Masakazu Fukushima
雅一 福嶋
Seiji Yamaguchi
誠二 山口
Hidetoshi Imai
秀利 今井
Masaki Takahashi
正樹 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動送風機停止時に前記電動送風機の駆動回
路への電力供給を遮断することで、消費電力を低く抑え
ることができ、低ランニングコストの電動送風機の駆動
回路を有する制御回路及びそれを備えた電気掃除機を提
供するものである。 【解決手段】 電動送風機6を駆動する駆動手段8と、
外部入力手段12の入力に応じて前記駆動手段8に駆動
信号を出力する駆動回路9と、前記駆動回路9に電力を
供給する電力供給手段10を備え、電動送風機6の運転
時には前記電力供給手段10が駆動回路9に電力供給を
開始し、電動送風機6の停止時には前記電力供給手段1
0が駆動回路9へ供給する電力を遮断するようにした制
御回路で、電動送風機6の停止時には駆動回路9への電
力供給を遮断することで、無駄な電力消費を抑えるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭で使用さ
れる電動送風機を備えた電気機器の制御回路及びそれを
用いた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気掃除機は高機能化し、電動送
風機の制御を行う制御回路も複雑化している。従来のこ
の種の電気掃除機は図4、5に示すような構成が一般的
であった。
【0003】図5に示すように、101は後方に電動送
風機106を収容する掃除機本体(以下本体と称す)
で、本体101の前方には電動送風機106で吸引する
塵埃を捕集する集塵室107を形成している。また、ホ
ース102の一端は集塵室107の前方に接続され、ホ
ース102の他端は手元操作部106が接続されてい
る。握り部103bを有する手元操作部106には延長
管104の一端が接続され、延長管104の他端には床
用吸込具105が接続され、本体101内の電動送風機
106の吸引力がホース102、延長管104を介して
床用吸込具105の底面に設けた吸引口(図示せず)に
作用し、床面吸込具105の吸引口から被掃除面の塵埃
を集塵室107に集塵する。
【0004】次に、上記電気掃除機の回路ブロックを図
4により説明する。図において、108は電動送風機1
06を駆動させる電動送風機駆動手段であり、具体的に
は電源110と電動送風機106との間に接続されるス
イッチング素子で構成される。109は電動送風機駆動
手段108に駆動信号を出力する駆動回路である。10
3aは手元操作部103の握り部近傍に設けた手元操作
入力部で、電動送風機106の運転状態、例えば、電動
送風機の運転開始、停止等を駆動回路に109に対して
出力するものである。
【0005】上記構成による動作は以下の通りである。
図5のように掃除機本体101にホース102、延長管
104、床用吸込具105を接続して、電源110に接
続し手元操作部103の手元操作入力部103aを操作
すると、図4に示すように駆動回路109から電動送風
機駆動手段108へ信号が出力され、電動送風機106
が運転を開始する。また、逆に手元操作部103を操作
して電動送風機106を停止させる制御も行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気掃除機では、停止中でも電動送風機106を制
御する駆動回路109へは電源110から電力供給はさ
れており、無駄な電力が消費がされていた。
【0007】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、電動送風機停止時に前記電動送風機の駆動回路への
電力供給を遮断することで、消費電力を低く抑えること
ができ、低ランニングコストの電動送風機の駆動回路を
有する制御回路及びそれを備えた電気掃除機を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、電動送風機を駆動する駆動手段と、外部入
力手段の入力に応じて前記駆動手段に駆動信号を出力す
る駆動回路と、前記駆動回路に電力を供給する電力供給
手段を備え、電動送風機の運転時には前記電力供給手段
が駆動回路に電力供給を開始し、電動送風機の停止時に
は前記電力供給手段が駆動回路へ供給する電力を遮断す
るようにした制御回路で、電動送風機の停止時には駆動
回路への電力供給を遮断することで、無駄な電力消費を
抑えるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
電動送風機を駆動する駆動手段と、外部入力手段の入力
に応じて前記駆動手段に駆動信号を出力する駆動回路
と、前記駆動回路に電力を供給する電力供給手段を備
え、電動送風機の運転時には前記電力供給手段が駆動回
路に電力供給を開始し、電動送風機の停止時には前記電
力供給手段が駆動回路へ供給する電力を遮断するように
した制御回路で、外部入力手段により電動送風機を停止
させるための操作を行うと電力供給手段が停止し、電動
送風機が停止状態となり、この停止状態では駆動回路へ
の電力供給を遮断することで、無駄な電力消費を抑える
ものである。
【0010】本発明の請求項2記載の発明は、電動送風
機の温度を検知する電動送風機温度検知手段を備え、電
動送風機の温度が所定値以下のとき、電力供給手段が駆
動回路へ供給する電力を遮断するもので、停止状態の電
動送風機の温度を検知して、電動送風機が十分に冷えた
かどうかで判断して、電動送風機の駆動回路への電力供
給を遮断することで、停止時の無駄な電力消費を抑える
制御回路を提供するものである。
【0011】本発明の請求項3記載の発明は、電動送風
機の温度を検知する電動送風機温度検知手段を備え、電
動送風機の温度が所定値以上のとき、電力供給手段が駆
動回路へ供給する電力を遮断するもので、電動送風機が
過熱しすぎたような異常状態の検知による停止時に電動
送風機の駆動回路への電力供給を遮断することで、停止
時の無駄な電力消費を抑える制御回路を提供するもので
ある。
【0012】本発明の請求項4記載の発明は、電動送風
機の振動を検知する振動検知手段を備え、電動送風機の
振動が所定値以下のとき、電力供給手段が駆動回路へ供
給する電力を遮断するもので、電動送風機の振動を検知
して、電動送風機が停止状態であるかを判断して、電動
送風機の駆動回路への電力供給を遮断することで、停止
時の無駄な電力消費を抑える制御回路を提供するもので
ある。
【0013】本発明の請求項5記載の発明は、電動送風
機の運転の停止判断温度を選択する判断温度選択手段を
備えたもので、請求項2または3記載の発明の所定値を
判断温度選択手段により選択することで、容易に最適値
への変更が行える制御回路を提供することができる。
【0014】本発明の請求項6記載の発明は、外部記憶
手段を備え、電動送風機の運転の停止判断温度を外部記
憶手段に記憶するもので、請求項2、3、5のいずれか
1項に記載の発明の所定値もしくは停止判断温度を外部
記憶手段に記憶させる値を変更するだけで対応でき、容
易に最適値への変更が行える制御回路を提供することが
できる。
【0015】本発明の請求項7記載の発明は、外部記憶
手段を備え、電動送風機温度検知手段が実際に検知する
検知値と、前記電動送風機温度検知手段の有する設計基
準値との差を補正する補正値を前記外部記憶手段に記憶
するもので、電動送風機温度検知手段の個体差による誤
差をなくし、より精度の良い温度判断を行う制御回路を
提供することができる。
【0016】本発明の請求項8記載の発明は、内部に電
動送風機を備えた本体に、請求項1〜7のいずれか1項
に記載の制御回路を備えた電気掃除機で、低ランニング
コストを実現した電気掃除機を提供するものである。
【0017】本発明の請求項9記載の発明は、本体内に
電池と前記電池の温度を検知する電池温度検知手段を備
え、電池の温度が所定値以下のとき、電力供給手段が駆
動回路へ供給する電力を遮断するもので、電池の温度を
検知して動作中の放電の温度から十分に冷えた停止状態
であるかどうかを判断して、電動送風機の駆動回路への
電力供給を遮断することで、停止時の無駄な電力消費を
抑える電気掃除機を提供するものである。
【0018】本発明の請求項10記載の発明は、本体内
に電池と前記電池の温度を検知する電池温度検知手段を
備え、電池の温度が所定値以上のとき、電力供給手段が
駆動回路へ供給する電力を遮断するもので、異常状態の
検知による停止時に電動送風機の駆動回路への電力供給
を遮断することで停止時の無駄な電力消費を抑える電気
掃除機を提供するものである。
【0019】本発明の請求項11記載の発明は、本体内
に電池と前記電池の電圧を検知する電池電圧検知手段を
備え、電池の電圧が所定値以下のとき、電動送風機の駆
動を停止するもので、充電池の過放電を防ぎ、電池の寿
命をより延ばす電気掃除機を提供することができる。
【0020】本発明の請求項12記載の発明は、本体内
に電池と前記電池の電圧を検知する電池電圧検知手段を
備え、電池の電圧が所定値以下のとき、電動送風機の駆
動を停止するとともに、電力供給手段の駆動回路への電
力供給を遮断するもので、充電池の過放電を防ぎ、電池
の寿命をより延ばすとともに、停止時の消費電力は抑え
る電気掃除機を提供することができる。
【0021】本発明の請求項13記載の発明は、電池の
電圧が所定値以下のとき、電動送風機の駆動を停止する
判断値を選択する判断電圧選択手段を備えたもので、判
断電圧選択手段で電動送風機の駆動を停止する判断値を
選択することで、容易に最適値への変更が行える電気掃
除機を提供することができる。
【0022】本発明の請求項14記載の発明は、外部記
憶手段を備え、電池電圧検知手段が実際に検知した検知
値と、前記電池電圧検知手段の有する設計基準値との差
を補正する補正値を前記外部記憶手段に記憶するもの
で、電池電圧検知手段の個体差による誤差をなくし、よ
り精度の良い電圧判断を行う電気掃除機を提供すること
ができる。
【0023】本発明の請求項15記載の発明は、外部記
憶手段を備え、電池の電圧が所定値以下のとき、電動送
風機の駆動を停止する判断値を外部記憶手段に記憶する
もので、判断値を外部記憶手段に記憶させる値を変更す
るだけで対応でき、容易に最適値への変更が行える電気
掃除機を提供することができる。
【0024】本発明の請求項16記載の発明は、電池を
内設した本体と、前記電池が充電回路により充電されて
いることを検知する充電検知手段を有する充電台を備
え、前記充電検知手段により前記電池が充電されている
ことが検知されたとき、電力供給手段が駆動回路へ供給
する電力を遮断するもので、本体が充電台にセットされ
ている状態で電動送風機の駆動回路への電力供給を遮断
することで、停止時の無駄な電力消費を抑える電気掃除
機を提供するものである。
【0025】本発明の請求項17記載の発明は、本体の
移動を検知する本体移動検知手段を備え、本体が移動し
たら電力供給手段が駆動回路の電力供給を開始するもの
で、外部入力手段により電動送風機の運転を設定したと
しても本体を移動させないと電動送風機を停止状態でか
つ電力供給手段が駆動回路への電力供給を遮断するの
で、使用していない状態の消費電力を抑えつつ使用者が
運転させる際にさらに使用勝手の良い電気掃除機を提供
することができる。
【0026】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例
を、図面を参照しながら説明する。
【0027】本実施例の電気掃除機の全体構成を図3
に、また回路ブロックを図1に示す。図3において、1
は後方に電動送風機6を収納する掃除機本体で、掃除機
本体1の前方には電動送風機6で吸引する塵埃を集塵す
る集塵室7を形成している。掃除機本体1の集塵室7の
前方にはホース2の一端を接続し、ホース2の他端には
握り部3bを有する手元操作部3を接続している。手元
操作部3には延長管4の一端を接続し、延長管4の他端
には床用吸込具5を接続し、掃除機本体1内の電動送風
機6の吸引力がホース2、延長管4を介して床用吸込具
5の底面に設けた吸引口(図示せず)に作用し、床用吸
込具5の吸引口から被掃除面の塵埃を集塵室7に集塵す
る。
【0028】次に、上記電気掃除機の回路構成を図2に
より説明する。本体1内の電動送風機6と電源11とは
トランジスタやサイリスタなどのスイッチング素子で構
成される電動送風機駆動手段8を介して接続され、電動
送風機6を駆動するようにしている。9はマイクロコン
ピュータなどで構成される駆動回路で、電動送風機駆動
手段8に電動送風機6の運転制御を行う信号を出力する
駆動回路であり、電動送風機6を交流モータで構成する
場合には位相制御信号を出力し、また、電動送風機6を
インバータモータで構成すれば、インバータモータの駆
動手段として周知な構成、つまり、電動送風機駆動手段
8をインバータモータの各巻線に電流を供給する複数の
スッチング素子で構成し、駆動回路9は複数のスイッチ
ング素子に各々に導通指令信号を出力し、インバータモ
ータの各巻線に順次電源11からの電力を供給するよう
にしてもよい。
【0029】10は駆動回路9に電源11からの電力を
供給する電力供給手段である。また、12はスイッチ
(スイッチを1回押すと、電動送風機6の運転を指示
し、スイッチを2回押すと電動送風機の停止を指示す
る)などで構成された外部入力手段であり、手元操作部
3の握り部3bの近傍に設けられ、電動送風機6の運
転、停止のための駆動信号を駆動回路9に出力する。
【0030】上記構成による動作は以下の通りである。
図3のように掃除機本体1にホース2、延長管4、床用
吸込具5を接続する。図1に示すように外部入力手段1
2の第1のスイッチを押して運転を指示すると、電力供
給手段10のトランジスタ等のスイッチング素子がオン
されて電源11から駆動回路9に電力が供給される。そ
の後、駆動回路9は外部入力手段12のスイッチ入力を
確認し、電動送風機6の運転を行うために、電動送風機
駆動手段8へオンするように信号を出力する。電動送風
機駆動手段8は、入力された信号に従って、トランジス
タ等のスイッチング素子をオンし、電力を供給して電動
送風機6を駆動させる。運転した電動送風機6は塵埃を
床用吸込具5、延長管4、ホース2を介して掃除機本体
1内の集塵室7へ吸引する。また、外部入力手段12の
第2のスイッチを押して電動送風機6の運転を停止する
指示をすると、電力供給手段10のトランジスタ等のス
イッチング素子をオフさせて、駆動回路9への電力供給
を遮断する。つまり、運転を行っていないときは、電源
11から駆動回路9への電力供給はされず、停止時の無
駄な電力消費を抑えることができる。
【0031】次に、手元操作部3の握り部3bの近傍に
は電動送風機6への運転及び停止の指示を行う外部入力
手段12を設けているので、前記外部入力手段12を手
元で行え、操作性の向上を図ることができる。また、こ
の手元部操作部3の外部入力手段12に、たとえば、電
動送風機6の強運転、電動送風機6の弱運転を指示する
運転用入力手段と、電動送風機6の運転停止を指示する
運転停止用入力手段をがある場合、運転用入力手段が入
力されたら電力供給手段10が駆動回路9に電力を供給
し、運転停止用入力手段が入力されたら、電動送風機6
の運転を停止させるとともに駆動回路9への電力供給を
遮断することにより、使用性の向上と電力消費の低減に
なる。
【0032】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
を図2に基づき説明する。なお、上記第1の実施例と同
一構成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。
13はサーミスタと抵抗などで構成された電動送風機6
の温度を検知する電動送風機温度検知手段である。電動
送風機6が運転している間は電動送風機6から発熱する
が、停止するとこの発熱がなくなり温度は下がる。この
温度の低下をサーミスタの抵抗値の変化として電動送風
機温度検知手段13が電動送風機6の運転停止を判断
し、電力供給手段10へ信号を出力して駆動回路9への
電力供給を遮断することができ、停止時の電力消費を抑
えることができる。これは例えばモータが吸引経路の密
閉状態が続くことで異常に高温になりモータを停止させ
た状態で、その温度が高い間はそれを使用者に報知する
ために駆動回路9を動作させておき、温度が低くなって
通常の停止へ移行した時点で電力供給を遮断させること
ができる。
【0033】また、何らかの異常、例えば、集塵量が大
幅に増加して電動送風機6を流れる風量が減少した場合
や吸引するつもりでなかったものを吸引してしまいホー
ス2の内部で詰まり吸引経路が塞がれた場合つまり密閉
状態にある場合あるいはモータ駆動部を構成する部分の
部品故障によって異常電流が流れることなどにより電動
送風機6の温度が異常に高くなった場合には、駆動回路
9へ信号を出力して運転の停止を行うとともに、電力供
給手段10へ信号を出力し、駆動回路9への電力供給を
遮断することもできる。
【0034】14は振動センサーなどで構成される電動
送風機6の振動を検知する電動送風機振動検知手段であ
る。電動送風機6が運転している間は電動送風機6が振
動しているが、停止するとこの振動がなくなる。この振
動の収まりを電動送風機振動検知手段14によって検知
して電動送風機6の運転停止を判断し、電力供給手段1
0へ信号を出力して駆動回路9への電力供給を遮断する
ことができ、停止時の電力消費を抑えることができる。
これは例えばモータが異常に高温になりモータを保護素
子などで停止させた場合など、通常時の外部入力手段か
ら停止信号によらない場合においても電力供給を遮断さ
せることができる。
【0035】次に、16は掃除機本体1のローラー50
の回転速度を検知し、前記掃除機本体1の移動を検知す
る本体移動検知手段である。この本体移動検知手段16
によって掃除を行うための掃除機本体1の移動を検知し
て、電力供給手段10へ信号を出力し駆動回路9への電
力供給を行うようにすることもできる。また、逆に移動
しなくなることから本体移動検知手段16の出力がなく
なることで、電力供給手段10が電力供給の遮断を行う
ようにすることもできる。
【0036】次に、18は抵抗などで構成される停止す
べき温度を選択する判断温度選択手段である。駆動回路
9が温度の低下や異常な温度上昇などによる温度の判断
を行う際に、判断温度選択手段18、たとえば抵抗値の
選択によってこの判断値を変えることで仕様の変更など
による判断値を変更したい場合に素早く対応し、最適な
判断値の設定ができる。
【0037】以下に説明する構成のものは、電源11を
電池としたもので、掃除機本体1内に電池を収容した構
成である。電池を収容する箇所としては掃除機本体1の
電動送風機6もしくは集塵室7の下方として重心を低重
心とすることが好ましい。図において、15はサーミス
タと抵抗などで構成される電池の温度を検知する電池温
度検知手段である。電動送風機6が運転している間、す
なわち電池が放電している間は電池から発熱があるが、
停止するとこの発熱がなくなり温度は下がる。
【0038】この温度の低下をサーミスタの抵抗値変化
から電池温度検知手段15が検知して、電動送風機6の
運転停止を判断し、駆動回路9への電力供給を遮断する
ことができ、停止時の電力消費を抑えることができる。
これは例えば電池が外部からの輻射熱で異常に高温にな
った場合にモータを停止すなわち放電を停止させた状態
で、その温度が高い間はそれを使用者に報知するために
駆動回路9を動作させておき、温度が低くなって通常の
停止へ移行した時点で電力供給を遮断させることができ
る。
【0039】また、外部からの輻射熱などによって電池
の温度が異常に高くなった場合や電池の接続部が腐食や
接続不良などで抵抗成分が増加して異常発熱を起こした
場合には、駆動回路9へ信号を出力し運転の停止を行う
とともに、電力供給手段10へ信号を出力して駆動回路
9への電力供給を遮断することもできる。
【0040】次に、17は例えば電池の電圧を抵抗など
で分圧し、駆動回路9のマイクロコンピュータで電池の
電圧値を読み、分圧する前の電池の電圧を検知する電池
電圧検知手段である。電動送風機6あるいは駆動回路9
へ電力の供給を行う電池の電圧が電動送風機6の運転な
どによる放電により所定値以下になったら、駆動回路9
へ信号を出力し、電動送風機6の運転を停止することで
電池の過放電を防ぎ、また電池の寿命を延ばすことがで
きる。また、電力供給手段10へ信号を出力し同時に駆
動回路9への電力供給も遮断して電力消費を抑えつつ、
より電池の保護を行うことができる。
【0041】次に、19は抵抗などで構成される停止す
べき電池電圧を選択する判断電圧選択手段である。駆動
回路9が電池電圧の低下の判断を行う際に、判断電圧選
択手段19、たとえば抵抗値の選択によってこの判断値
を変えることで仕様の変更などによる判断値を変更した
い場合にも素早く対応し、最適な判断値の設定ができ
る。
【0042】21はスイッチなどで構成される掃除機本
体1に設けた充電検知手段である。充電検知手段21は
掃除機本体1が充電台にセットされ、スイッチがオンま
たはオフしたことを検知すると、電動送風機6と駆動回
路9への電力供給を遮断し、停止させる。これにより電
池の充電中の駆動回路9での無駄な電力消費を抑えるこ
とができる。
【0043】以下に説明する構成のものは、電源11を
電池あるいは商用電源を利用したものであってもよい。
図において、20は不揮発性メモリなどで構成される外
部記憶手段である。停止温度の判断値や停止電圧の判断
値をこの外部記憶手段20に設定することもできる。こ
れにより仕様変更が生じた時でも部品の変更をせず外部
記憶手段20へ記憶させる値を変更する、すなわち費用
をかけずに再度の判断値を最適にすることが素早く行え
る。また、電動送風機温度検知手段13、電池温度検知
手段15、電池電圧検知手段17を構成する部品の個体
差を基準値との差を補正値として外部記憶手段20に記
憶させ、基板毎にその補正を行って判断をするようにし
て、温度判断や電圧判断の精度を向上することができ
る。例えば、電池電圧としてある所定電圧を印可し、こ
の時の電池電圧検知手段17の実際の検知結果と、あら
かじめ設定されている設計上の基準値との差を求め、こ
れを補正値として外部記憶手段20へ記憶し、停止する
電圧の判断を行う際に検知結果にこの補正値を補正して
判断を行うことで精度の向上が図れる。温度についても
同様である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、電動送風機停止時に前
記電動送風機の駆動回路への電力供給を遮断すること
で、消費電力を低く抑えることができ、低ランニングコ
ストの電動送風機の駆動回路を有する制御回路及びそれ
を備えた電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の制御
回路のシステムブロック図
【図2】本発明の第2の実施例を示す電気掃除機の制御
回路のシステムブロック図
【図3】本発明の実施例を示す電気掃除機の外観斜視図
【図4】従来の電気掃除機のシステムブロック図
【図5】同電気掃除機の外観斜視図
【符号の説明】
1 掃除機本体 2 ホース 3 手元操作部 4 延長管 5 床用吸込具 6 電動送風機 7 集塵室 8 電動送風機駆動手段 9 駆動回路 10 電力供給手段 11 電源 12 外部入力手段 13 電動送風機温度検知手段 14 電動送風機振動検知手段 15 電池温度検知手段 16 本体移動検知手段 17 電池電圧検知手段 18 判断温度選択手段 19 判断電圧選択手段 20 外部記憶手段 21 充電検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/00 F04D 29/00 B (72)発明者 山口 誠二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今井 秀利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高橋 正樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B057 DA01 DE03 3H021 AA01 AA08 BA12 BA22 CA06 DA00 DA02 EA10 3H022 AA02 BA07 CA50 DA09 DA18

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を駆動する駆動手段と、外部
    入力手段の入力に応じて前記駆動手段に駆動信号を出力
    する駆動回路と、前記駆動回路に電力を供給する電力供
    給手段を備え、前記電動送風機の運転時には前記電力供
    給手段が前記駆動回路に電力供給を開始し、前記電動送
    風機の停止時には前記電力供給手段が前記駆動回路へ供
    給する電力を遮断するようにした制御回路。
  2. 【請求項2】 電動送風機の温度を検知する電動送風機
    温度検知手段を備え、電動送風機の温度が所定値以下の
    とき、電力供給手段が駆動回路へ供給する電力を遮断す
    る請求項1記載の制御回路。
  3. 【請求項3】 電動送風機の温度を検知する電動送風機
    温度検知手段を備え、電動送風機の温度が所定値以上の
    とき、電力供給手段が駆動回路へ供給する電力を遮断す
    る請求項1記載の制御回路。
  4. 【請求項4】 電動送風機の振動を検知する振動検知手
    段を備え、電動送風機の振動が所定値以下のとき、電力
    供給手段が駆動回路へ供給する電力を遮断する請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の制御回路。
  5. 【請求項5】 電動送風機の運転の停止判断温度を選択
    する判断温度選択手段を備えた請求項2または3記載の
    制御回路。
  6. 【請求項6】 外部記憶手段を備え、電動送風機の運転
    の停止判断温度を外部記憶手段に記憶する請求項2、
    3、5項のいずれか1項に記載の制御回路。
  7. 【請求項7】 外部記憶手段を備え、電動送風機温度検
    知手段が実際に検知する検知値と、前記電動送風機温度
    検知手段の有する設計基準値との差を補正する補正値を
    外部記憶手段に記憶する請求項2、3、5、6のいずれ
    か1項に記載の制御回路。
  8. 【請求項8】 内部に電動送風機を備えた本体に、請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の制御回路を備えた電気
    掃除機。
  9. 【請求項9】 本体内に電池と前記電池の温度を検知す
    る電池温度検知手段を備え、電池の温度が所定値以下の
    とき、電力供給手段が駆動回路へ供給する電力を遮断す
    る請求項8記載の電気掃除機。
  10. 【請求項10】 本体内に電池と前記電池の温度を検知
    する電池温度検知手段を備え、電池の温度が所定値以上
    のとき、電力供給手段が駆動回路へ供給する電力を遮断
    する請求項8記載の電気掃除機。
  11. 【請求項11】 本体内に電池と前記電池の電圧を検知
    する電池電圧検知手段を備え、電池の電圧が所定値以下
    のとき、電動送風機の駆動を停止する請求項8記載の電
    気掃除機。
  12. 【請求項12】 本体内に電池と前記電池の電圧を検知
    する電池電圧検知手段を備え、電池の電圧が所定値以下
    のとき、電動送風機の駆動を停止するとともに、電力供
    給手段の駆動回路への電力供給を遮断する請求項11記
    載の電気掃除機。
  13. 【請求項13】 電池の電圧が所定値以下のとき、電動
    送風機の駆動を停止する判断値を選択する判断電圧選択
    手段を備えた請求項11または12記載の制御回路。
  14. 【請求項14】 外部記憶手段を備え、電池電圧検知手
    段が実際に検知する検知値と、前記電池電圧検知手段の
    有する設計基準値との差を補正する補正値を、前記外部
    記憶手段に記憶する請求項11〜13のいずれか1項に
    記の電気掃除機。
  15. 【請求項15】 外部記憶手段を備え、電池の電圧が所
    定値以下のとき、電動送風機の駆動を停止する判断値を
    前記外部記憶手段に記憶する請求項11〜14のいずれ
    か1項に記載の電気掃除機。
  16. 【請求項16】 電池を内設した本体と、前記電池が充
    電回路により充電されていることを検知する充電検知手
    段を有する充電台を備え、前記充電検知手段により前記
    電池が充電されていることが検知されたとき、電力供給
    手段が駆動回路へ供給する電力を遮断する請求項8記載
    の電気掃除機。
  17. 【請求項17】 本体の移動を検知する本体移動検知手
    段を備え、本体が移動したら、電力供給手段が駆動回路
    へ電力供給を開始する請求項8記載の掃除機の制御回
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014136013A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Sharp Corp 電池駆動式掃除機
KR20200054478A (ko) * 2018-11-11 2020-05-20 정예호 미니 청소기용 전자스위치

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