JP2002167309A - 頭髪化粧料 - Google Patents

頭髪化粧料

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JP2002167309A
JP2002167309A JP2000362426A JP2000362426A JP2002167309A JP 2002167309 A JP2002167309 A JP 2002167309A JP 2000362426 A JP2000362426 A JP 2000362426A JP 2000362426 A JP2000362426 A JP 2000362426A JP 2002167309 A JP2002167309 A JP 2002167309A
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cellulose
acid
water
granules
hair
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JP2000362426A
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Yuji Matsue
雄二 松江
Tomonori Oku
智規 奥
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Asahi Kasei Corp
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用当初はソフトスクラブ剤としてマッサー
ジ効果と汚れ落し効果を持ちつつ、使用にしたがい、手
など皮膚同士の摩擦等の弱いシアで崩壊し、崩壊後セル
ロ−ス粒子となってフケや皮脂を吸収して簡単に洗い流
すことが可能な水中軟化性顆粒を配合した使用感の良
い、かつ安全な頭髪化粧品を提供すること。 【解決手段】 セルロース粉末が30〜95wt%と水
溶性物質が5〜70wt%からなり平均粒径が50〜2
000μmであるセルロース顆粒を配合したことを特徴
とする頭髪化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用当初はソフト
スクラブ剤としてマッサージ効果と汚れ落し効果を持ち
つつ、使用にしたがい、手など皮膚同士の摩擦等の弱い
シアで崩壊し、崩壊後セルロ−ス粒子となってフケや皮
脂を吸収して簡単に洗い流すことが可能な水中軟化性顆
粒を配合した使用感の良い、かつ安全な頭髪化粧品に関
する。
【0002】
【従来の技術】毛髪化粧料において、角質除去、マッサ
ージ効果を得、ヴィジュアル的な印象を改良する目的
で、組成物中にスクラブ剤(100〜2000μm程度
の固体粒子または顆粒)を配合することが行われてい
る。代表的なものには、粒径が50μm〜1000μm程の植
物の種子の殻を粉砕したものや或いはポリエチレン、ポ
リスチレンなどの 炭化水素系高分子素材がある。これ
らは、過度の物理的刺激による擦過傷を引き起こした
り、目に入って眼球を傷つけたりすることが問題となっ
ている。
【0003】これを改良する目的で、特開2000−1
59328には、水不溶性の1次粒子を結合剤で造粒し
た顆粒を含有する化粧料が開示されている。皮膚や目に
対して刺激や違和感がないスクラブ剤であるが、結合剤
はいわゆる糊剤であるため、べとつきなどの使用感に問
題があった。また、水不溶性成分自体に、皮脂やフケを
除去する機能はない。特開2000−191507に
は、炭酸水素ナトリウム顆粒を配合した身体洗浄用組成
物が開示されている。炭酸水素ナトリウムはアルカリ性
であり、頭皮に悪影響をおよぼす事、目に入った時しみ
る事等の問題がある。また、頭髪の毛穴周りに特に付着
する汚れ(いわゆるコメド)の除去は、未だ不十分であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用当初は
ソフトスクラブ剤としてマッサージ効果と汚れ落し効果
を持ちつつ、使用にしたがい、手など皮膚同士の摩擦等
の弱いシアで崩壊し、崩壊後セルロ−ス粒子となってフ
ケや皮脂を吸収して簡単に洗い流すことが可能な水中軟
化性顆粒を配合した使用感の良い、かつ安全な頭髪化粧
品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】先に発明者らは、特願平
11−195685号(特許第3032531号)公報
において、セルロース粉末が30〜95wt%と水溶性
物質が5〜70wt%からなり平均粒径が50〜200
0μmであるセルロース顆粒を配合したことを特徴とす
る化粧料を開示している。発明者らは、本顆粒を特に毛
髪化粧料に配合することにより、当初、スクラブ剤とし
て汚れ落しやマッサージ効果が得られ、使用にしたが
い、摩擦等の弱いシアで崩壊し、崩壊後セルロ−ス粒子
となってフケや頭皮脂をからめとり、簡単に洗い流すこ
とが可能となり、さらに従来、除去が難しかった毛穴周
りの汚れを効果的にかつマイルドに除去でき、さらに従
来にない新規な使用感を有することを見出し、本発明を
完成した。
【0006】すなわち本発明は、 1. セルロース粉末が30〜95wt%と水溶性物質
が5〜70wt%からなり平均粒径が50〜2000μ
mであるセルロース顆粒を配合したことを特徴とする頭
髪化粧料。 2. L/Dが3以下、タッピング見掛け密度が0.6
5g/ml以上、水中での軟化度が1〜0.8であるセ
ルロ−ス顆粒を配合したことを特徴とする1.記載の頭
髪化粧料。 3. セルロース粉末が微結晶セルロ−スであることを
特徴とする1.または2.記載の頭髪化粧料。 4. 水溶性物質が、糖類、糖アルコールのうち1種ま
たは2種以上である1、2、3のいずれかに記載の頭髪
化粧料。である。
【0007】本発明で用いられるセルロースとしては、
例えば、パルプを機械的に処理したもの、パルプを酸加
水分解又はアルカリ分解したもの、パルプを酸加水分解
又はアルカリ分解の前又は後で機械的処理したもの、不
溶性粉末セルロース、又は粉末αセルロース、その他の
不溶性セルロース粉末等が挙げられ、これらの1種又は
2種以上が好適に用いられる。セルロース顆粒を配合し
た頭髪化粧料の使用感の観点から、平均重合度50〜3
75の微結晶セルロースが、特に好ましい。
【0008】本発明で用いられる好ましい水溶性物質と
しては、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の水溶性金属
塩、単糖類、二糖類、オリゴ糖類、糖アルコール類、グ
リセリン類、アミノ酸塩、水溶性高分子物質等が挙げら
れる。これらうち単糖類、二糖類、オリゴ糖類、糖アル
コールが特に好ましい。単糖類として例えば、ブドウ
糖、トレオース、アラビノース、キシロース、ガラクト
ース、リボース、グルコース、ソルボース、フルクトー
ス、マンノース等が挙げられる。二糖類としては、白
糖、トレハロース、セロビオース、マルトース、乳糖等
が挙げられる。
【0009】オリゴ糖類としては、キシロオリゴ糖、セ
ルロ−スオリゴ糖、ラクトオリゴ糖、ラフィノース等が
挙げられる。糖アルコール類としては、キシリトール、
ソルビトール、エリスリトール、マンニトール、マルチ
トール等が挙げられる。これらの糖類または糖アルコー
ルの1種又は2種以上を組み合わせて用いることが特に
好ましい。アミノ酸塩としてはトリメチルグリシンが挙
げられる。ソルビトール、トリメチルグリシンは保湿剤
として、またトレハロース、キシリトールは皮膚への効
能があるため、より好ましい。さらにトレハロースは、
水溶性高分子類と共存することにより、育毛効果がある
といわれており、さらに好ましい。
【0010】水溶性高分子物質としては、メチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、カルメロース等の水溶性セルロース誘導
体、タマリンドガム、ローカストビーンガム、ジェラン
ガム、トラガントガム、ペクチン、ゼラチン、カゼイ
ン、アルブミン、コラーゲンなどの天然水溶性高分子
類、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、
ポリアクリル酸、アルギン酸ナトリウム等の水溶性合成
高分子化合物、可溶性でんぷん、カルボキシメチルでん
ぷん、メチルでんぷん等でんぷん類などが挙げられる。
【0011】セルロ−ス顆粒におけるセルロース粉末と
水溶性物質の割合は、セルロース粉末30〜95wt%
に対し水溶性物質5〜70wt%であり、好ましくはセ
ルロース粉末60〜80wt%に対し水溶性物質20〜
40wt%である。水溶性物質は、水中での軟化性、使
用感の観点から5wt%以上でなければならず、水中投
入後の顆粒の形態性、頭髪化粧料の視覚性、使用感の観
点から70wt%以下でなければならない。セルロ−ス
顆粒の平均粒径は、乾燥状態で50μm〜2000μm
であることが必要で、好ましくは70μm〜1700μ
m、より好ましくは100μm〜1500μmである。
顆粒の平均粒径はソフトスクラブ剤としての観点から、
50μm以上でなければならず、2000μm以下であ
ることが必要である。L/Dは使用感の観点から3以下
が好ましい。
【0012】本願発明によるセルロース顆粒は、適度な
刺激をもった使用感を実現するため、頭髪化粧料配合前
の顆粒硬度がある程度以上あり、かつ水中で実質的に形
態を保持しながら、柔らかくなる性質を賦与する必要が
ある。このため、セルロ−ス顆粒はポ−ラスではなく、
ある程度密に詰まった構造が好ましい。この観点から、
タッピング密度0.65g/ml以上が好ましく、より
好ましくは0.8/ml以上である。水中である程度軟
化するものの、顆粒の形態を保持し顆粒の感触が残って
いることが好ましい。このため、水中軟化度を以下のよ
うに定義し、0.8〜0.1であることが好ましい。
【0013】(水中軟化度)10個の粒子について粒子
硬度測定装置(岡田精工製グラノ)で破壊時のピ−ク値
A1(g)を測定する。また、粒子を5分間室温の水に
浸した後取り出し、再度破壊時ピ−ク値A2(g)を測
定する。(A2/A1)比を水中での軟化度と定義す
る。軟化度は使用感の観点から0.8以下が好ましく、
0.1以上が好ましい。
【0014】セルロース顆粒はセルロースと水溶性物質
を適量の水を用いて混練した後、押出し造粒機、攪拌造
粒機、転動造粒機を用いて整粒し乾燥して得ることがで
きる。造粒機は1種又は2種以上を組み合わせて使用す
ることができる。特に、押出し造粒を行うと、押出し時
混練物が強く圧縮され、比較的締ったセルロース顆粒を
製造することができるため好都合である。水溶性物質に
よっては、湿混練物の相互付着性が強い場合があるが、
このような時は、押出し造粒機で湿顆粒化し、転動造粒
時間を3分以内に実施するとよい。
【0015】顆粒には、必須成分であるセルロース、水
溶性物質のほか、頭髪化粧料に有用な薬用成分を本発明
の効果を損なわない範囲で配合してもかまわない。頭髪
化粧料に有用な薬用成分として特に限定はないが、例え
ば、トリクロロルカルバニリド、サリチル酸、ジンクピ
リチオン、イソプロピルメチルフェノールなどのふけ・
かゆみ防止剤、ベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息
香酸誘導体、パラメトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸誘
導体その他の紫外線吸収剤、センブリエキス、セファラ
ンチン、ビタミンE、その誘導体、ガンマーオリザノー
ルなどの血行促進剤、トウガラシチンキ、ショオウキョ
ウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエス
テルなどの局所刺激剤、エストラジオール、エチルエス
トラジオールなどの女性ホルモン剤、パントテン酸、そ
の誘導体、プラセンタエキアラントイン、感光素301
号などの毛根賦活剤、グリチルレチン酸、その誘導体、
アラントイン、アズレン、アミノカプロン酸、その誘導
体、ヒドロコルチゾンなどの抗炎症剤、酸化亜鉛、硫酸
亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、塩化ア
ルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛、タンニン酸などの収斂
剤、メントール、カンフルなどの清涼剤、ヒノキチオー
ル、プロシアジン、ミノキシジル、インド薬草Cule
us forkohlii、ジアルキルモノアミン誘導
体などの育毛剤などが挙げられる。
【0016】本顆粒を配合できる頭髪化粧料に特に限定
はないが、例えば、養毛剤、 染毛剤、パーマネントウ
ェーブ用剤、シャンプー、リンス、プレシャンプーロー
ションなどの清浄用化粧品、ヘアトリートメント剤(ク
リーム状、ミスト状、オイル状、ジェル状その他の形態
の物および枝毛コート剤を含む)、ヘアセット剤(髪
油、セットローション、カーラーローション、ポマー
ド、チック、びんつけ油、ヘアスプレー、ヘアミスト、
ヘアリキッド、ヘアフォーム、ヘアジェル、ウォーター
グリース)などの毛髪または頭皮に適用されるあらゆる
化粧品、医薬部外品の任意の形態で用いることが出来
る。
【0017】特に、シャンプー、リンスの清浄頭髪化粧
品料に配合すれば、使用時にセルロース顆粒が崩壊する
と共に、セルロ−スの吸水性、吸油性によって、フケ、
皮脂等の頭皮汚れを効果的に除去することが可能となる
ため、より好都合である。配合は化粧料全組成中に0.
1〜10wt%配合するのが好ましく、より好ましくは
0.5〜7%、特に好ましくは2〜5%である。本発明
の頭髪化粧料には、必須成分のセルロース顆粒の他、必
要に応じて通常頭髪化粧料に配合される成分を適宜使用
することができる。
【0018】このようなものとしては、脂肪酸塩(石
鹸)、アルキル硫酸エステル塩 (AS)、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、
アルファ−オレフィンスルホン酸塩(AOS)、アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン
酸塩、アルキルスルホン酸塩(SAS)、ジアルキルス
ルホコハク酸塩、アルファースルホン化脂肪酸塩、N−
アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−メチルタウリン
塩、硫酸化油脂、ポリオキシエチレンスチレン化フェニ
ルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテルリン酸塩、ナフタリンスルフォ
ン酸塩、ホルマリン縮合物などの陰イオン性界面活性
剤、アルキルベタイン類、アルキルアミドベタイン類、
アルキルスルホベタイン類、イミダゾリニウムベタイン
類などの両性界面活性剤、脂肪酸アルキロールアミド、
アルキルアミンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル(AE)、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
グリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
アルキルエーテル、多価アルコール脂肪酸部分エステ
ル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸部分エス
テル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし
油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、トリエタノー
ルアミン脂肪酸部分エステルなどの非イオン性界面活性
剤、第1〜第3級脂肪アミン塩、塩化アルキルアンモニ
ウム塩、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキル
ベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、ア
ルキルヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、ジアルキ
ルモルフォリニウム塩などの陽イオン性界面活性剤、
【0019】アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、
トラガントゴムなどの高分子界面活性剤、レシチン、ラ
ノリン、コレステロール、サポニンなどの天然界面活性
剤、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ
油、ゴマ油、サフラワー油、大豆油、椿油、パーシック
油、ひまし油、ミンク油、綿実油、モクロウ、ヤシ油、
卵黄油、パーム油、パーム核油、合成トリグリセライド
等の油脂、流動パラフィン、ワセリン、セレシン、マイ
クロクリスタリンワックス、イソパラフィン等の炭化水
素、ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナバロウ、キャ
ンデリラロウ、およびその誘導体等のロウ、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソ
ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデシレン
酸、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、軟質ラノリ
ン脂肪酸等の高級脂肪酸、ラウリルアルコール、セタノ
ール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリ
ンアルコール、水添ラノリンアルコール、へキシルデカ
ノール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、ミ
リスチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル等のその
他のエステル油、金属石鹸、ストレートシリコーン油、
変成シリコーン油等のシリコーン類等の揮発性または不
揮発性の油分、
【0020】グリセリン、1,3−ブタンジオール、プ
ロパンジオール、ポリエチレングリコールなどのポリオ
ール類やトリメチルグリシン、ソルビトール、ピロリド
ンカルボン酸塩類、乳酸塩類、ヒアルロン酸塩類などの
保湿剤、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシ
プロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル、
メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロー
ス、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチ
ルデンプン、アルギン酸プロピレングリコールエステ
ル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、
ポリアクリル酸塩、グアーガム、ローカストビンガム、
クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビア
ガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガ
ム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒ
アルロン酸、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラー
ゲン、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、両性
メタクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ジメチルメチ
レンピペリジニウム、ポリアクリル酸エステル共重合
体、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、シリコーンレ
ジン等の水溶性または油溶性高分子や、
【0021】ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステルメチルグリコシド、
テトラデセンスルホン酸塩等の増粘、増泡成分、エチレ
ンジアミン四酢酸、その塩類、ヒドロキシエチレンジア
ミン3酢酸、その塩類、リン酸、アスコルビン酸、コハ
ク酸、グルコン酸、ポリリン酸塩類、メタリン酸塩類な
どの金属イオン封鎖剤、
【0022】パラオキシ安息香酸エステル類、安息香
酸、その塩類、サリチル酸、その塩類、ソルビン酸、そ
の塩類、デヒドロ酢酸、その塩類、パラクロルメタクレ
ゾール、ヘキサクロロフェン、ホウ酸、レゾルシン、ト
リブロムサラン、オルトフェニルフェノール、グルコン
酸クロルヘキシジン、チラム、感光素201号、フェノ
キシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼト
ニウム、ハロカルバン、塩化クロルヘキシジン、トリク
ロロカルバニド、酢酸トコフェロール、ジンクピリチオ
ン、ヒノキチオール、フェノール、イソプロピルメチル
フェノール、2,4,4−トリクロロ−2−ヒドロキシ
フェノール等の防腐剤または抗菌剤、クエン酸、その
塩、リンゴ酸、アジピン酸、グルタミン酸、アスパラギ
ン酸等のpH調整剤、その他トリクロロルカルバニリ
ド、サリチル酸、ジンクピリチオン、イソプロピルメチ
ルフェノールなどのふけ・かゆみ防止剤、ベンゾフェノ
ン誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシ桂
皮酸誘導体、サリチル酸誘導体その他の紫外線吸収剤、
【0023】センブリエキス、セファランチン、ビタミ
ンE、その誘導体、ガンマーオリザノールなどの血行促
進剤、トウガラシチンキ、ショオウキョウチンキ、カン
タリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエステルなどの局所
刺激剤、ビタミンA類、ビタミンB群、ビタミンD群、
ビタミンE、パントテン酸、ビタミンHなどの各種ビタ
ミンやアミノ酸などの栄養剤、エストラジオール、エチ
ルエストラジオールなどの女性ホルモン剤、
【0024】パントテン酸、その誘導体、プラセンタエ
キス、アラントイン、感光素301号などの毛根賦活
剤、グリチルリチン酸、その塩、グリチルリチン酸誘導
体、アラントイン、アズレン、アミノカプロン酸、ヒド
ロコルチゾンなどの抗炎症剤、酸化亜鉛、硫酸 亜鉛、
アラントインヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウ
ム、スルホ石炭酸亜鉛、タンニン酸などの収斂剤、メン
トール、カンフルなどの清涼剤、抗ヒスタミン剤、高分
子シリコーン、環状シリコーン等のシリコン系物質、ト
コフェロール類、BHA、BHT、没食子酸、NDGA
などの酸化防止剤、精製水等などを含むことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれによって、何ら限定さ
れるものではない。なお配合量はすべてwt%によりあ
らわす。 ・顆粒の平均粒径(μm) ロータップ式篩振盪機(平工製作所製、シーブシェーカ
ーA型)により、JIS標準篩(Z8801−198
7)を用いて試料50gを5分間篩分し、累積50wt
%の粒度を顆粒の平均粒径とした。 ・L/D 100個の粒子について顕微鏡写真をとり、それぞれの
(長径L/短径D)を求め、その平均値をとる。 ・タッピング見掛密度 試料30gを100mlメスシリンダーに充填し30回程
度タッピングし、求める。繰り返し回数は3で、その平
均値をとる。 ・水中軟化度 10個の粒子について微小硬度計(岡田精工製グラノ)
で破壊時のピ−ク値X1(g)を測定する。また、粒子
を5分間室温の水に浸した後取り出し、再度破壊時ピ−
ク値X2(g)を測定する。(X2/X1)比を水中軟
化度と定義する。
【0026】《セルロ−ス顆粒調製例1》旭化成工業株
式会社製結晶セルロース「アビセルTG101」400
g(平均重合度200、平均粒径40μm)、東和化成
株式会社製キシリット100g、純水380gをプラネ
タリーミキサーにより10分間混練した。湿混練物を押
出し造粒機(不二パウダル製ドームグラン)にて押出し
を行った。ダイ孔は0.5mmのものを使用した。押出
した湿混練物をマルメライザーQ230型(不二パウダ
ル社製)にて30秒間転動操作を行い、整粒した。整粒
した顆粒を60℃パーフェクト内で16時間乾燥させた。
取得した顆粒A1とし、この平均粒径を測定すると52
0μmであった。 タッピング見掛け密度は、0.72
g/mlであった。また顕微鏡で観察したL/Dは2.
7であった。粒子の破壊時のピ−ク値X1(g)を測定
したところ42gであった。また、試料台の上のサンプ
ルに水を滴下し5分後、再度破壊時ピ−ク値を測定する
と16gであった。したがって水中の軟化度(X2/X
1)は0.38であった。
【0027】《セルロ−ス顆粒調製例2》旭化成工業株
式会社製結晶セルロース「アビセルTG101」400
g、林原株式会社製トレハロース100gを用い、実施
例1と同一の方法で造粒し顆粒とした。取得した顆粒の
平均粒径を測定すると540μmであった。 タッピン
グ見掛け密度は、0.79g/mlであった。また顕微
鏡で観察したL/Dは2.8であった。粒子の破壊時の
ピ−ク値A1(g)を測定したところ52gであった。
また、粒子を5分間室温の水に浸した後取り出し、再度
破壊時ピ−ク値を測定すると22gであった。したがっ
て水中での軟化度(X2/X1)は0.42であった。
【0028】
【実施例1、比較例1】表1の処方で通常の方法により
シャンプーを調製した。
【0029】
【表1】
【0030】(頭髪化粧料評価方法)専門パネラー10名
により1〜5の5段階の官能評価を下記のそれぞれの項
目ごとに行なった。 <汚れ除去力>使用後、毛穴付近に拡大鏡を当て、毛穴
周辺の汚れ除去状況を使用前後で観察する。 1: 毛穴周りの汚れが90%以上残っている。 2: 毛穴周りの汚れが90%未満〜60%残っている。 3: 毛穴周りの汚れが60%未満〜40%残っている。 4: 毛穴周りの汚れが40%未満〜10%残っている。 5: 毛穴周りの汚れが10%未満。 <使用感> 1:悪い 2:やや悪い 3:普通 4:よい 5:非常によい 結果は10名の5段階評価の平均値で下記のように表し
た。 ◎:4.5以上 5.0以下、○ :3.5以上 4.5未満、△ :2.5以
上 3.5未満、× :1.5以上 2.5未満、××:1.0以上 1.5
未満
【0031】
【表2】
【0032】表2から明らかなように、調製例1のセル
ロース顆粒を配合することにより、汚れ除去力と使用感
を大幅に改良することができる。
【0033】
【実施例2、比較例2】表3の処方で、ヘアリンスを調
製した。
【0034】
【表3】
【0035】実施例1と同様にして、10名のパネラー
による官能評価を実施し、結果は表4の通りとなった。
【0036】
【表4】
【0037】表4から明らかなように、調製例1のセル
ロース顆粒を配合することにより、洗浄力と使用感が大
幅に改良することができる。
【0038】
【実施例3、比較例3】表5の処方で育毛剤を調製し
た。
【0039】
【表5】
【0040】実施例1と同様にして、10名のパネラー
による官能評価を実施し、結果は表6の通りとなった。
【0041】
【表6】
【0042】表6から明らかなように、調製例2のセル
ロース顆粒を配合することにより、洗浄力と使用感を大
幅に改良することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明により、使用当初はソフトスクラ
ブ剤としてマッサージ効果と汚れ落し効果を持ちつつ、
使用にしたがい、手など皮膚同士の摩擦等の弱いシアで
崩壊し、崩壊後セルロ−ス粒子となってフケや皮脂を吸
収して簡単に洗い流すことが可能な水中軟化性顆粒を配
合した使用感の良い、かつ安全な頭髪化粧品を提供でき
る。特に、従来除去の難しかった毛穴周りの汚れを効果
的かつマイルドに除去することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA112 AC022 AC072 AC102 AC122 AC131 AC642 AC662 AC692 AC712 AD152 AD191 AD261 AD262 AD552 AD632 AD662 CC37 CC38 CC39 DD27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース粉末が30〜95wt%と水
    溶性物質が5〜70wt%からなり平均粒径が50〜2
    000μmであるセルロース顆粒を配合したことを特徴
    とする頭髪化粧料。
  2. 【請求項2】 L/Dが3以下、タッピング見掛け密度
    が0.65g/ml以上、水中での軟化度が0.1〜
    0.8であるセルロース顆粒を配合したことを特徴とす
    る請求項1記載の頭髪化粧料。
  3. 【請求項3】 セルロース粉末が微結晶セルロ−スであ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の頭髪化粧
    料。
  4. 【請求項4】 水溶性物質が、糖類、糖アルコールのう
    ち1種または2種以上である請求項1、2、3のいずれ
    かに記載の頭髪化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012161299A1 (ja) * 2011-05-26 2012-11-29 旭化成ケミカルズ株式会社 顔料分散ペースト及びその製造方法
JPWO2012161299A1 (ja) * 2011-05-26 2014-07-31 旭化成ケミカルズ株式会社 顔料分散ペースト及びその製造方法
JP6131185B2 (ja) * 2011-05-26 2017-05-17 旭化成株式会社 顔料分散ペースト及びその製造方法

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