JP2002167301A - 不快害虫用エアゾール組成物 - Google Patents

不快害虫用エアゾール組成物

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JP2002167301A
JP2002167301A JP2000366652A JP2000366652A JP2002167301A JP 2002167301 A JP2002167301 A JP 2002167301A JP 2000366652 A JP2000366652 A JP 2000366652A JP 2000366652 A JP2000366652 A JP 2000366652A JP 2002167301 A JP2002167301 A JP 2002167301A
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JP
Japan
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aerosol composition
gas
propellant
pests
harmful insects
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JP2000366652A
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Satoshi Saijo
悟史 西條
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Koike Chemical Co Ltd
Original Assignee
Koike Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】黒蟻や羽蟻、ムカデ,クモ等の不快害虫を忌避
する有効成分を噴射するに際し、目的の部位に正確に且
つ効率良く付着させることが出来、且つ付着後の滞留性
を向上させる。 【解決手段】 不快害虫用エアゾール組成物は、カルボ
キシビニルポリマー,ヒドロキシプロピルセルロースを
単独で又は組み合わせたゲル剤によりゲル化した有効成
分を含む原体と、ジメチルエーテル,液化石油ガスを含
む液化ガス又は窒素ガス,炭酸ガス等の圧縮ガスを単独
で又は組み合わせた噴射剤とを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噴射したときに飛
散することなく目的の部位に付着させることが出来る不
快害虫用エアゾール組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】黒蟻や羽蟻に代表される不快害虫が発生
したとき、これらの不快害虫を忌避し或いは退治するた
めに、有効成分を含む原液と噴射剤を充填したエアゾー
ルを用いるのが一般的である。このエアゾールでは、噴
射操作を行なったとき、噴射剤に付勢された原液が噴霧
されて目的の噴射部位に広く拡散して付着し、且つ付着
した有効成分が不快害虫に作用して忌避或いは退治する
ことが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記エアゾールでは、
噴霧された原液が広く拡散するが、このとき、大気中に
飛散して目的の範囲外に付着してしまうことがある。こ
のため、噴射量と目的の部位に付着した量の比率(噴射
効率)が小さくなって無駄が覆いという問題や、飛散し
た原液が皮膚に付着したり衣服を汚すという問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、目的の部位に正確に且つ
効率良く付着させることが出来、且つ付着後の滞留性を
向上させた不快害虫用エアゾール組成物を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る不快害虫用エアゾール組成物は、ゲル剤
によりゲル化した有効成分を含む原体と噴射剤とを含有
することを特徴とするものである。
【0006】上記不快害虫用エアゾール組成物では、エ
アゾール缶等の耐圧容器に密封,充填することによって
エアゾール製品を得ることが出来る。特に、原体がゲル
化剤によってゲル化した有効成分を含むため、噴射剤に
よって噴射したとき、原体はゲル状に噴射される。この
ため、大気中に飛散することなく目的の部位に正確に噴
射することが出来、且つゲル状であることにより付着性
及び滞留性が向上し、原体の効果を充分に発揮すること
が出来る。
【0007】上記の如く、噴射剤と共に充填される原体
がゲル状であることが必要であり、ゲル状の原体の粘度
は2000cp(センチポイズ)〜100000cpの
範囲であることが好ましく、より好ましくは3000c
p〜60000cpの範囲にある高粘性体である。この
ようなゲル状の原体は、有効成分と基剤及び、又はその
他の添加剤からなる原液にゲル化剤を加えてゲル化する
ことで得ることが出来る。
【0008】上記不快害虫用エアゾールに於いて、ゲル
化剤は、カルボキシビニルポリマー及びヒドロキシプロ
ピルセルロースを夫々単独で、又は組み合わせて用いる
ことが好ましい。
【0009】ゲル化剤としては、カラギーナン,ファー
セレラン,ローカストビーンガム,キサンタンガム等の
天然高分子、ヒドロキシメチルセルロース,ヒドロキシ
エチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース,カルボキシメチル
セルロース,エチルセルロース等の半合成系高分子、カ
ルボキシビニルポリマー等のアクリル酸等の合成高分子
等があるが、ゲル化性並びに溶剤等に対する溶解性を考
慮したとき、ゲル化剤としては、カルボキシビニルポリ
マー,ヒドロキシプロピルセルロースを夫々単独で、或
いは組み合わせて用いることが望ましい。
【0010】ゲル化剤として、カルボキシビニルポリマ
ー,ヒドロキシプロピルセルロースを夫々単独で或いは
組み合わせて用いることで、有効成分を含み且つ上記範
囲の粘性を持ったゲル状の原体とすることが出来る。
【0011】また噴射剤は、ジメチルエーテル,液化石
油ガスを含む液化ガス及び窒素ガス,炭酸ガスを含む圧
縮ガスを夫々単独で、又は選択的に組み合わせて用いる
ことが好ましい。
【0012】噴射剤としては、エアゾールの分野で通常
用いられる噴射剤を用いることが出来る。特に、ジメチ
ルエーテルは水や有機溶媒との相溶性が良いので、ゲル
状原体の粘度を低下させて噴射特性を改善する一方、噴
射後は速やかに揮散し、原体が本来の粘度に戻って良好
な付着性を発揮することが出来る。
【0013】このため、噴射剤としてジメチルエーテル
単独で、或いは液化石油ガス、炭酸ガス,窒素ガス等を
含む圧縮ガスからなる噴射剤を組み合わせて、更に、液
化石油ガス、炭酸ガス,窒素ガス等を含む圧縮ガスから
なる噴射剤を夫々単独で又は組み合わせて用いることが
望ましい。
【0014】原体と噴射剤との混合充填比率は一義的に
設定されるものではなく、これらの組成,種類や用途に
よって異なるが、一般的には、原体/噴射剤は重量比で
90/10〜10/90の範囲が適当である。
【0015】特に、噴射剤が炭酸ガスや窒素ガス等の圧
縮ガスである場合、製品の内圧,原体の性状や水素イオ
ン濃度指数(pH)に影響を与えることがあるため、混
合充填比率は5重量%以下であることが望ましい。
【0016】更に、不快害虫としては、黒蟻,羽蟻,ム
カデ,クモ,ヤスデ,ゲジゲジ,ワラジムシ,ゴミム
シ,キクイムシである。従って、原体に含まれる有効成
分としては、前記不快害虫を忌避し得る薬剤が選択され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、不快害虫用エアゾール組成
物の処方例について説明する。
【0018】 第1処方例 ゲル化剤 カルボキシビニルポリマー; 0.6重量% 溶媒 エタノール;55.7重量% 忌避成分 フタルスリン; 0.2重量% ディート; 2.0重量% ジ(2−エチルヘキシル)アミン; 1.5重量% 噴射剤 ジメチルエーテル;40.0重量% この不快害虫用エアゾール組成物では、原体の粘度は3
2000cp程度の比較的高い粘性を有しており、大気
に飛散することなく目的の部位に正確に噴射することが
可能であり、噴射された原体はゲル状で目的の部位に残
って不快害虫を忌避することが可能である。
【0019】 第2処方例 ゲル化剤 ヒドロキシプロピルセルロース; 2.0重量% 溶媒 エタノール;55.8重量% 忌避成分 フタルスリン; 0.2重量% ディート; 2.0重量% 噴射剤 ジメチルエーテル;40.0重量% この不快害虫用エアゾール組成物では、原体の粘度は6
400cp程度の比較的に低い粘性を有しており、大気
に飛散することなく目的の部位に正確に噴射することが
可能であり、噴射された原体はゲル状で目的の部位に残
って不快害虫を忌避することが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
不快害虫用エアゾール組成物では、ゲル化剤によりゲル
化した有効成分を含む原体と噴射剤とを混合して不快害
虫用エアゾール組成物とすることによって、大気への飛
散を少なくし、且つ目的の部位に集中的に噴射して有効
に付着させることが出来る。このため、皮膚に付着した
り衣服を汚すことがない。
【0021】特に、原体がゲル状であるため、噴射部位
に対する付着力が高く、滞留性が良好で簡単に流れ落ち
ることがなく、噴射された部位で原体が有する不快害虫
に対する忌避効果を発揮することが出来る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲル剤によりゲル化した有効成分を含む
    原体と噴射剤とを含有することを特徴とする不快害虫用
    エアゾール組成物。
  2. 【請求項2】 前記ゲル化剤は、カルボキシビニルポリ
    マー及びヒドロキシプロピルセルロースを夫々単独で、
    又は組み合わせて用いることを特徴とする請求項1に記
    載した不快害虫用エアゾール組成物。
  3. 【請求項3】 前記噴射剤は、ジメチルエーテル,液化
    石油ガスを含む液化ガス及び窒素ガス,炭酸ガスを含む
    圧縮ガスを夫々単独で、又は選択的に組み合わせて用い
    ることを特徴とする請求項1に記載した不快害虫用エア
    ゾール組成物。
  4. 【請求項4】 前記不快害虫は、黒蟻,羽蟻,ムカデ,
    クモ,ヤスデ,ゲジゲジ,ワラジムシ,ゴミムシ,キク
    イムシである請求項1に記載した不快害虫用エアゾール
    組成物。
JP2000366652A 2000-12-01 2000-12-01 不快害虫用エアゾール組成物 Pending JP2002167301A (ja)

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