JP2002167145A - エレベータかごの吊り天井部 - Google Patents

エレベータかごの吊り天井部

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JP2002167145A
JP2002167145A JP2000358719A JP2000358719A JP2002167145A JP 2002167145 A JP2002167145 A JP 2002167145A JP 2000358719 A JP2000358719 A JP 2000358719A JP 2000358719 A JP2000358719 A JP 2000358719A JP 2002167145 A JP2002167145 A JP 2002167145A
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ceiling
elevator car
car
suspended
suspended ceiling
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JP2000358719A
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Satoru Watanabe
哲 渡邉
Etsuro Saito
悦朗 斉藤
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Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータかごの吊り天井部の開動作を緩慢
にして急激に開かないようにして、保守・点検作業員の
身の安全性を確保する。 【解決手段】 照明灯等の保守・点検を要する機器10
を、エレベータかご1のかご天井部2との間に位置させ
るべく吊支した吊り天井部3が、その一側をエレベータ
かご内にヒンジ部4で連結され、他側がそのヒンジ部4
を中心に下方へ回動して垂下できるようにしたエレベー
タかご1の二重天井構造において、かご天井部2に一端
部を回動可能に連結したダンパー19の他端部を、吊り
天井部3に回動可能に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエレベータかごの
二重天井構造における吊り天井部に関し、特にその開動
作を制動し緩慢にすることで、その急激な開きを防止し
て保守・点検要員の安全を図るものに関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータかごには、照明器具等の保守
・点検を要する機器をエレベータかごのかご天井部との
間に位置させるべく吊支した吊り天井部が二重構造とし
て設けられる。吊り天井部は方形板の一側をエレベータ
かご内にヒンジ結合され、他側がそのヒンジ部を中心に
下方へ回動して垂下できるようになっている。
【0003】図3は従来のエレベータかご1の二重天井
構造を示し、かご天井部2(トップシーリング)の下に
吊り天井部3,3(セカンドシーリング)が所定の間隔
を有して平行に配設されている。吊り天井部3は一般的
には方形の板状体で、その一側がヒンジ部4を介しかご
室5内をほぼ二分する位置に配設されたフレーム6の一
側に回動可能に支持され、その下面はかご室5内に面し
て化粧仕上げされている。そして上面には保守・点検を
要する機器10として、例えばグランドライト16、ト
ランス17及び照明器具としての蛍光灯を脱着可能に保
持する照明灯保持枠18などが配設されている。
【0004】かご天井部2と吊り天井部3の照明灯保持
枠18とには、それぞれアイボルト等の支持具8,8が
取付け固定され、これらの支持具8,8間をチェーン9
で結んである。チェーン9は、吊り天井部3がかご天井
部2に対して垂直になる状態で緊張する程度の長さであ
る。また、他側のフレーム7には、ボルト11を回動可
能に軸着したブラケット12が固定され、そのボルト1
1には蝶ナット13が螺合している。このボルト11が
係脱するブラケット14が、かご天井部2に上端部が支
持された支持棒15の下端部に取り付けられている。
【0005】したがって、機器10を保守・点検すると
きは、蝶ナット13をボルト11から螺脱させ、又は緩
め戻してブラケット14からフリーになるように所定の
作業を行い、天井部3がヒンジ部4を中心として、急激
な開動作をしないように作業員は適宜手や手持ちした支
持棒などで支えながら下方へ回動させ、チェーン9が緊
張して天井部3が垂下し静止した状態で照明灯などを交
換することとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、天井部
3,3の開動作は、作業員が適宜手や手持ちした支持棒
などで天井部3を支えることができない等の場合には、
機器10の重量の関係で急激に落下して開き、作業員が
危険な状態を生じることがある。すなわち、チェーン
9,9は天井部3,3が天井部2と垂直状態になるまで
は緊張することができないために、天井部3,3が急激
に落下するのを阻止又は抑制することができないためで
ある。
【0007】そこで、この発明は機器10の保守・点検
等のために天井部3を開くとき、天井部3が急激に下方
へ回動して作業員等が危険を生じる事態を生じないよう
にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるエレベ
ータかごの吊り天井部は、請求項1記載のように、エレ
ベータかごのかご天井部とそれから吊支した吊り天井部
との間に照明器具等の保守・点検を要する機器を配置す
べく、吊り天井部がその一側をエレベータかご内にヒン
ジ部で連結され、他側がそのヒンジ部を中心に下方へ回
動して垂下できるようにしたエレベータかごの二重天井
構造において、前記かご天井部に一端部を回動可能に連
結したダンパーの他端部を、前記吊り天井部に回動可能
に連結して、その緩慢な開閉動作を可能にしたことを特
徴とする。
【0009】したがって、吊り天井部を開くと、吊り天
井部はダンパーを介してかご天井部と連結されているの
で、急激に下降回動することなく、緩慢に下降回動して
作業員の安全が確保できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づき説明する。図1は前記図3に対応する図であ
り、したがって、同一構成部分には同一符号を付して説
明する。図1はエレベータかご1の二重天井構造を示
し、天井部2(トップシーリング)の下に吊り天井部
3,3(セカンドシーリング)が所定の間隔を有して平
行に配設されている。吊り天井部3はその一側がヒンジ
部4を介しかご室5内をほぼ二分する位置に配設された
フレーム6の一側に回動可能に支持され、その下面はか
ご室5内に面して化粧仕上げされている。そして上面に
は保守・点検を要する機器10が配設されている。
【0011】また、吊り天井部3の他側のフレーム7に
は、ボルト11を回動可能に軸着したブラケット12が
固定され、そのボルト11には蝶ナット13が螺合して
いる。このボルト11が係脱するブラケット14が、か
ご天井部2に上端部が支持された支持棒15の下端部に
取り付けられている。
【0012】そして、吊り天井部3とかご天井部2に
は、それぞれブラケット20,21が取付け固定されて
いる。ブラケット20はトランス17付近で、吊り天井
部3と強固に連結した適宜の支持金具を介して固定され
る。これらのブラケット20,21間をダンパー19で
結んである。なお、ブラケット20,21の形態につい
ては皆同じではないが、それらは配設位置の特殊事情に
合わせて作成したからであって、本質的な機能について
は変わりは無いものである。
【0013】ダンパー19は、その一例としてのオイル
ダンパー22を図2に示すように、一端部をブラケット
21に軸23で回動可能に軸支されたシリンダー24
に、透孔(オリフィス)25を有するピストン26を一
端部に保持したピストンロッド27が嵌合し、そのピス
トンロッド27の他端部はブラケット20に軸28で回
動可能に軸着されている。そして、シリンダー24は両
端部が閉じられて内部にはオイル29が密封されてい
る。なお、ダンパー19は図示のオイルダンパー22に
限定されるものではなく、制動されて緩慢な動きを提供
するためコイルスプリング等を用いたその他のダンパー
としてもよい。
【0014】したがって、蛍光灯等の機器10を保守・
点検するときは、蝶ナット13をボルト11から螺脱さ
せ、又は緩め戻してブラケット14からフリーになるよ
うに所定の作業を行い、天井部3がヒンジ部4を中心と
して下方へ回動する際、ダンパー22の軸23,28間
の距離が拡大されるので、ピストン26がシリンダー2
4内を移動しようとし、その透孔25からオイル29が
一端部側から他端部側へ移動して抜けるときの抵抗によ
りピストン26の動きが緩慢となり、したがって、ピス
トンロッド27は制動されながらシリンダー24から伸
び出る。
【0015】そのため、吊り天井部3は急激に下方へ回
動することなく、制動された緩慢な動きで下方へほぼ垂
直に垂れ下がる。また、この逆に吊り天井部3を閉める
ときは、同じくピストン26の透孔25からオイル29
が他端部から一端部側へ抜け出ることにより、ピストン
26及びピストンロッド27は制動されながらシリンダ
ー24内に収納される。
【0016】かくして、吊り天井部3がチェーン9でか
ご天井部2と連結されていても、吊り天井部3を下方へ
開くときは吊り天井3が下がるのを押さえながら作業を
する従来の吊り天井部に比べ、緩慢に開く本発明の吊り
天井部3は、作業員にとってきわめて安全であって楽に
作業ができ、作業能率を大幅に向上させる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、保守・
点検に際し、作業員が吊り天井部を開くと、吊り天井部
が急激に下方へ回動して開こうとするのを、ダンパーが
制動しながら緩慢に開くようにしたので、作業員の安全
性が確保され、それによって、作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるエレベータかご
の上部断面概要図。
【図2】ダンパーの一例を示す断面図。
【図3】従来のエレベータかごの上部断面概要図。
【符号の説明】
1…エレベータかご 2…かご天井部 3…吊り天井部 4…ヒンジ部 5…かご室 6,7…フレーム 8,12,14…ブラケット 10…機器 11…ボルト 13…蝶ナット 15…支持棒 16…グランドドライト 17…トランス 18…照明灯保持枠 19…ダンパー 20,21…ブラケット 22…オイルダンパー 23,28…軸 24…シリンダー 25…透孔(オリフィス) 26…ピストン 27…ピストンロッド 29…オイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 悦朗 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿 NSビル 日本オーチス・エレベータ株式 会社内 Fターム(参考) 3F306 AA02 CA22 CB02 CB09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータかごのかご天井部とそれから
    吊支した吊り天井部との間に照明器具等の保守・点検を
    要する機器を配置すべく、吊り天井部がその一側をエレ
    ベータかご内にヒンジ部で連結され、他側がそのヒンジ
    部を中心に下方へ回動して垂下できるようにしたエレベ
    ータかごの二重天井構造において、前記かご天井部に一
    端部を回動可能に連結したダンパーの他端部を、前記吊
    り天井部に回動可能に連結して、その緩慢な開閉動作を
    可能にしたことを特徴とするエレベータかごの吊り天井
    部。
JP2000358719A 2000-11-27 2000-11-27 エレベータかごの吊り天井部 Withdrawn JP2002167145A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807951B1 (ko) 2006-12-15 2008-02-28 윤일식 엘리베이터 천정의 디스플레이 시스템
JP2009155031A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの天井照明装置および天井ケース搬送台車
CN104401857A (zh) * 2014-11-21 2015-03-11 江南嘉捷电梯股份有限公司 一种电梯吊顶结构
CN110329880A (zh) * 2019-07-16 2019-10-15 中山市鑫海精密制造科技有限公司 轿厢吊顶安装机构及一种电梯轿厢

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