JP2002166923A - 板紙製緩衝体 - Google Patents
板紙製緩衝体Info
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- JP2002166923A JP2002166923A JP2000361715A JP2000361715A JP2002166923A JP 2002166923 A JP2002166923 A JP 2002166923A JP 2000361715 A JP2000361715 A JP 2000361715A JP 2000361715 A JP2000361715 A JP 2000361715A JP 2002166923 A JP2002166923 A JP 2002166923A
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Abstract
周面が形成できるようにし、板紙に対して経済的な板取
りが行えるようにする。 【解決手段】主ブランクAの開口7に、底面板10側に
倒し込んで先端を底面板10に貼り付けた折り倒し側面
板8が折り部を介して連接され、折り倒し側面板8と前
記折り起こし側面板11とが前記収納凹部2の内周方向
に並んで収納凹部2の内周面を形成する。
Description
るものである。
梱包して輸送する場合などに発泡スチロール製の緩衝体
が使用されてきたが、ゴミとしての発泡スチロール材の
増加による環境破壊が問題視されるようになってきたこ
とから、緩衝体には素材を発泡スチロールから紙に代え
たものが多く用いられるようになってきており、紙を素
材とした緩衝体には短繊維化したり細片化した紙材を固
めたものや段ボールや厚紙などからなる板紙を組んでな
るものがある。
的な構造のものを例示すれば、図5に示されているよう
に、一枚のブランクaの四方を側面板bを脚として折り
曲げて外箱cに収める形状とし、収納物品dの出し入れ
側となる天面板eの所要箇所にクロス状に切り込みを入
れ、この切り込みにより形成される四枚の舌片fそれぞ
れを折り曲げることで、前記収納物品dの形状に対応し
た開口gを形成するとともに、それぞれ折り曲げられた
舌片fによって収納物品dの移動を抑えるようにしたも
のがある。
のの他に、複数枚のブランクからなる緩衝体もある。図
6に示すように、一枚のブランクaは組み起こしにより
緩衝体の基本骨格となるものであって、天面板eの四方
に連接された側面板bを折り倒して緩衝体外周面とし、
また、天面板eには上記開口gを設けている。そして、
もう一つのブランクiにあっては、収納物品dの移動を
抑える複数枚の折り起こし側面板jを底面板kの周辺か
ら折り起こして、このブランクiを前記開口gに対応さ
せ、折り起こし側面板jそれぞれの端部に位置する糊代
片lを開口gの周辺に貼り合わせることで前記開口gに
前記ブランクiを組み付け、これによって開口gに連続
する収納凹部hを形成していた。
緩衝体の内、短繊維化したり細片化した紙材を固めた緩
衝体は使用中などにおいて紙粉が生じ易く、電気製品や
精密機械などを収納物品とするときの緩衝体には適さな
いという欠点があるとともに、緩衝体自体の表面がザラ
付いて色合いも灰色となっているため、収納物品の見栄
えが低下するという問題がある。このような点から抄紙
された紙材からなる段ボールや厚紙などの板材にて組ま
れた緩衝体が利用され、特に複数枚のブランクを組み合
わせて収納凹部を備える構成の板紙製緩衝体にあって
は、収納物品の挿入方向に対して位置する面板が存在し
て収納物品に対する保持性が高いことから多く採用され
るようになってきている。
板紙製緩衝体にあっては、図7に示されているように、
板紙mからブランクa、iを打ち抜き、そのブランクを
重ね合わせた状態にして組み金型にて所要個所の折り込
みを行うとともに、予め接着剤が塗布されている糊代片
貼り合わせ個所に糊代片を前記組み金型にてプレスして
圧着して立体物としての緩衝体を組み起こしている。そ
して、一枚の板紙から、基本骨格となるブランクと収納
凹部を形成するためのブランクとを一緒に打ち抜き形成
して、組み金型に組となるブランクを連続的に供給し
て、ブランクの打ち抜きから緩衝体の組み起こしまでの
作業を連続させ、緩衝体の製造効率を高めるようにして
いる。しかしながら、上記収納凹部を形成するブランク
にあっては底面板の周辺それぞれに折り部を介して折り
起こし側面板が連接され、その折り起こし側面板で収納
凹部の内周面を形成するようにしているため、板紙から
ブランクを得るための面板取りに不経済な点が生じ易く
なっている。例えば、図8に示すように板紙mからブラ
ンクa,iを得るようにしているが、板紙mの大きさは
ある程度クラス分けされていて、いろいろな大きさの板
紙が用意されているわけではない。そのため、収納凹部
の奥行が大きい板紙製緩衝体を作成しようとした場合、
側面板の高さ寸法が大きくなることから収納凹部を形成
するブランクの形状が大きくなり、上記板紙mからはブ
ランクa,iを組として得ることができず、サイズのよ
り大きい板紙nを用いる必要が生じ、この板紙nを用い
てブランクa,iを打ち抜くと打ち抜きカスが大きくな
って不経済であるばかりか、処分しなければならない打
ち抜きカスの量が大幅に増大してしまうという問題が発
生している。そこで本発明は上記事情に鑑み、開口を有
するブランクも利用して収納凹部の内周面が形成できる
ようにすることを課題とし、板紙に対して経済的な板取
りが行えるようにすることを目的とする。
してなされたもので、緩衝体天面となる天面板に収納物
品に対応した開口を有するとともに前記天面板に折り部
を介して連接した側面板を折り倒して緩衝体外周面を形
成する主ブランクの前記開口に、底面板とこの底面板に
折り部を介して連接して折り上げられた折り起こし側面
板とからなる収納凹部を形成する副ブランクを組み付け
て、前記開口に、天面板裏面方向に凹陥している収納凹
部を位置させた板紙製緩衝体において、前記主ブランク
の開口に、前記底面板側に倒し込んで先端を底面板に貼
り付けた折り倒し側面板が折り部を介して連接され、前
記折り倒し側面板と前記折り起こし側面板とが前記収納
凹部の内周方向に並んで収納凹部の内周面を形成してい
ることを特徴とする板紙製緩衝体を提供して、上記課題
を解消するものである。
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は板紙
製緩衝体であって、天面側を開放して差し入れ口として
いる収納凹部2を有し、この収納凹部2に収納物品やそ
の収納物品の一部を嵌め入れ、その状態で外箱に収める
ことで、搬送時などでの前記収納物品の移動を抑えると
ともに、外箱に対して外部から衝撃が加わってもこの板
紙製緩衝体で衝撃を吸収して収納物品に伝わる衝撃を少
なくするものである。板紙製緩衝体1は、該板紙製緩衝
体1の基本的骨格を形成する主ブランクAと後述する収
納凹部となる副ブランクBとの二枚のブランクからなる
ものであり、重ね合わせ状態でプレス加工することで、
この二枚のブランクそれぞれの面板が曲げ起こされた状
態となって相互に組み合わされるとともに、後述するよ
うに所要位置でこの二枚のブランクが貼り合わされて一
体となっている。
状態において前記主ブランクAの下に副ブランクBが重
ねられ、この状態でプレス加工が行われる。図4に示さ
れているように、主ブランクAはこの板紙製緩衝体の天
面となる天面板3を中央に配し、天面板3の各側辺に折
り部4を介して側面板5が連接され、各側面板5が折り
部4から折り倒され、長辺側の側面板5の端部に位置す
る糊代片6を介して長辺側の側面板5と短辺側の側面板
5とが連続して板紙製緩衝体1の外周面を形成してい
る。天面板3には収納物品の形状に対応してその収納物
品全体や一部分を差し入れることができるように開口7
が位置している。この開口7にあっては図示されている
ように、対向する一組の開口辺それぞれに折り部4を介
して折り倒し側面板8が連接されており、折り倒し側面
板8の先端には折り部4を介して糊代片9が連続してい
る。
口7に組み付けられるもので、展開状態とした図4に示
すように、底面板10とこの底面板10において上記折
り倒し側面板8の対向方向とは異なる方向に対向してい
る辺に折り部4を介して連接されている折り起こし側面
板11とからなるものである。このように副ブランクB
では、上記折り倒し側面板8の対向方向とは異なる方向
に折り起こし側面板11を有していて、上記プレス加工
時に折り起こし側面板11が折り起こされながらその先
端に折り部4を介して連続する糊代片12が、上記開口
7の周辺裏面に対応位置するようにして圧着されてい
る。同様に上記主ブランクAの折り倒し側面板8にあっ
てもプレス加工時に折り倒されるものであって、底面板
10における折り倒し側面板11の対向方向にある辺そ
れぞれに、その折り倒し側面板8の先端に折り部4を介
して位置する糊代片9が圧着されている。
上面と底面板10における糊代片9の取付位置には予め
接着剤13が塗布されている。この接着剤13は、通常
の状態では接着することがなく、上述したプレス加工時
の圧や熱などの接着条件を加えることで接着力を呈する
ようにしたものであり、プレス加工時に上記糊代片9、
12を圧着することで貼り合わせが行われ、これによっ
て、組み起こされた状態の副ブランクBが主ブランクA
の開口7に裏面側から組み付けられて一体となってい
る。なお、上記側面板5相互を連結する糊代片6にも接
着剤13が予め塗布されていて、プレス加工時における
側面板5の組み起こしでその糊代片6が対応する側面板
5の内面に対応位置し、その状態で圧着されて接着され
る。
て、図3に示すように、開口7に四角い収納凹部2が連
続した状態で設けられており、二面の折り起こし側面板
11の対向方向と二面の折り倒し側面板8の対向方向と
を異ならせることで前記折り起こし側面板11と折り倒
し側面板8とが収納凹部2の内周方向に並んでこの収納
凹部2の内周面を形成している。このように収納凹部2
の内周面の内、対向する二面を上記開口7側から折り倒
した折り倒し側面板8によって形成しているので、図4
に示すように副ブランクB自体の形状が小さくなり、従
来例における板紙mと同じ大きさの板紙14からも十分
に主ブランクAと副ブランクBとを打ち抜いて得ること
ができ、このブランクA,Bから図6に示す従来の板紙
製緩衝体と同じ大きさの板紙製緩衝体を得ることができ
る。なお、上記実施の例では主ブランクAの下に副ブラ
ンクBを配置してプレス加工する形態として示したが、
副ブランクBを主ブランクAの上に配置した状態でプレ
ス加工して副ブランクBが主ブランクAの開口7に落と
し込まれるようにし、副ブランクB側の糊代片12を主
ブランクAの天面板3の上面に貼り合わせ、折り倒し側
面板8の糊代片9を副ブランクBの底面板10の下面に
貼り合わせるようにしてもよい。
緩衝体天面となる天面板に収納物品に対応した開口を有
するとともに前記天面板に折り部を介して連接した側面
板を折り倒して緩衝体外周面を形成する主ブランクの前
記開口に、底面板とこの底面板に折り部を介して連接し
て折り上げられた折り起こし側面板とからなる収納凹部
を形成する副ブランクを組み付けて、前記開口に、天面
板裏面方向に凹陥している収納凹部を位置させた板紙製
緩衝体において、前記主ブランクの開口に、前記底面板
側に倒し込んで先端を底面板に貼り付けた折り倒し側面
板が折り部を介して連接され、前記折り倒し側面板と前
記折り起こし側面板とが前記収納凹部の内周方向に並ん
で収納凹部の内周面を形成していることを特徴とするも
のである。このように開口の周辺に折り部を介して連続
している折り倒し側面板が、収納凹部の底面板側に向け
て折り倒され、開口から連続するこの折り倒し側面板と
底面板の周辺から折り上げられる折り起こし側面板とで
収納凹部の内周面を形成しており、底面板の周辺すべて
に折り起こし側面板を連接しておく必要が無くなり、よ
ってこの底面板と折り起こし側面板とを有する副ブラン
クの形状が小さくなり、一枚の板紙から主ブランクと副
ブランクとを経済的な板取りで得ることができるように
なるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
クの重ね合わせを示す説明図である。
図である。
る。
図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】緩衝体天面となる天面板に収納物品に対応
した開口を有するとともに前記天面板に折り部を介して
連接した側面板を折り倒して緩衝体外周面を形成する主
ブランクの前記開口に、底面板とこの底面板に折り部を
介して連接して折り上げられた折り起こし側面板とから
なる収納凹部を形成する副ブランクを組み付けて、前記
開口に、天面板裏面方向に凹陥している収納凹部を位置
させた板紙製緩衝体において、 前記主ブランクの開口に、前記底面板側に倒し込んで先
端を底面板に貼り付けた折り倒し側面板が折り部を介し
て連接され、 前記折り倒し側面板と前記折り起こし側面板とが前記収
納凹部の内周方向に並んで収納凹部の内周面を形成して
いることを特徴とする板紙製緩衝体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000361715A JP2002166923A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 板紙製緩衝体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000361715A JP2002166923A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 板紙製緩衝体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002166923A true JP2002166923A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18833110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000361715A Pending JP2002166923A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 板紙製緩衝体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002166923A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150114A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-07-03 | Ricoh Co Ltd | 紙製緩衝体 |
KR102220694B1 (ko) * | 2020-12-04 | 2021-02-25 | 김범준 | 친환경 코팅제가 구비된 포장용 종이 트레이 |
-
2000
- 2000-11-28 JP JP2000361715A patent/JP2002166923A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150114A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-07-03 | Ricoh Co Ltd | 紙製緩衝体 |
KR102220694B1 (ko) * | 2020-12-04 | 2021-02-25 | 김범준 | 친환경 코팅제가 구비된 포장용 종이 트레이 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040916 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060926 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061127 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070206 |