JP2002166372A - 空気圧ネジ締め工具のピストン構造 - Google Patents

空気圧ネジ締め工具のピストン構造

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JP2002166372A
JP2002166372A JP2000363824A JP2000363824A JP2002166372A JP 2002166372 A JP2002166372 A JP 2002166372A JP 2000363824 A JP2000363824 A JP 2000363824A JP 2000363824 A JP2000363824 A JP 2000363824A JP 2002166372 A JP2002166372 A JP 2002166372A
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piston
driver bit
end surface
screw tightening
bit
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JP2000363824A
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Koji Tanaka
宏司 田中
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】締め込み時のドライバビット6の回転抵抗を小
さくすることができる空気圧ネジ締め工具におけるピス
トン3構造 【解決手段】エアモータにより回転駆動されるドライバ
ビット6をハウジング内に摺動可能に配置し、該ドライ
バビット6の長手方向に沿って配置されたシリンダ2内
に摺動自在に収容されたピストン3を前記ドライバビッ
ト6の上端と対峙して配置し、前記ドライバビット6の
上端面と前記ピストン3の下端面との間に、スチールボ
ール21等の摺動抵抗低減手段を介在せしめた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、打ち込みネジに係
合するドライバビットをエアモータにより回転駆動させ
るとともに、圧縮空気により摺動駆動されるピストンに
より前記ドライバビットをネジの締め付け方向に移動さ
せ、ドライバビットを介してネジを被締め付け材面に押
圧させながらねじ込むようにした空気圧ネジ締め工具に
関する。
【0002】
【従来技術】一般に、空気圧でピストンを駆動し、ピス
トンに連結したドライバビットで打ち込みネジを打撃し
てネジ頭部が浮く程度に打ち込んだ後、スプライン等の
摺動回転伝達手段を介してエアモータによりドライバビ
ットを回転して上記ネジを被ねじ締め部材に螺進させる
空気圧ネジ締め機は知られている。
【0003】このような空気圧ネジ締め機においては、
ピストンに対してドライバビットは独立に回転するよう
に連結されているが、ピストンとドライバビットとは面
接触状態になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
ネジの打ち込み後に締め込みを行なう場合、図6に示さ
れるように、締め込み時にもピストン31の上面にはシ
リンダ32内に供給された圧縮空気の空気圧が作用する
から、ピストン31には下向きに押し下げる力が働く。
これに対し、ドライバビット33には打ち込みネジが被
ねじ締め部材から受ける貫入抵抗が上向きに押し上げる
力として働く。このため、ドライバビット33の上面3
4とピストン31の下端面35とが面接触の状態で押し
付けられ、ドライバビット33はそのまま回転するか
ら、締め込み時にエアモータにより回転駆動されるドラ
イバビット33とピストン31との間で相対的な回転運
動が発生し、大きな回転抵抗が発生する。
【0005】したがって、上記回転抵抗により、エアモ
ータの回転トルクが相殺されてドライバビットに充分な
トルク伝達が行われない結果を生ずる。したがって、エ
アモータの回転トルクのロスによりねじ締めトルクが不
足したり、ピストンとドライバビットの接触面に摩擦熱
が発生し、この摩擦熱により工具各部の損傷が発生する
恐れがある。また、予めトルクのロスを考慮して大きい
エアモータを使用したりする必要があり、工具の大型化
や重量の増大が避けられず、さらにエア消費量も大きく
なり連続作業の作業性を損なうものであった。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点を解消し
て、ビットの回転時の抵抗を減少して回転駆動力を充分
伝達できるとともに、摩擦熱の発生を防止できるピスト
ン構造を提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るネジ締め機におけるピストン機構は、
エアーモータにより回転駆動されるドライバビットをハ
ウジング内に摺動可能に配置し、該ドライバビットの長
手方向に沿って配置されたシリンダ内に摺動自在に収容
されたピストンを前記ドライバビットの上端と対峙して
配置し、前記ドライバビットの上端面と前記ピストンの
下端面との間に、摺動抵抗低減手段を介在せしめたこと
を特徴とする。
【0008】なお、前記ピストンの下端面とドライバビ
ットの上端面に、それぞれほぼ半球状の凹部が形成さ
れ、該凹部内にスチールボールからなる摩擦抵抗低減手
段がピストンとドライバビットの軸心に収容配置される
ように構成するのが好ましい。
【0009】また、前記ピストンの下端面とドライバビ
ットの上端面との間に環状の凹部を形成し、該環状凹部
内に複数のスチールボールからなる摩擦抵抗低減手段
が、ピストンとドライバビットの軸を中心とする円周上
に収容配置するようにしてもよい。
【0010】
【発明の効果】ドライバビットとピストン間に摩擦抵抗
低減手段が配置されているので、回転するドライバビッ
トに対してピストンの押圧力が作用しても両者間の摺動
抵抗は充分に小さくなり、エアモータによる回転トルク
がドライバビットのネジ締め付け力として充分伝達で
き、ビットのトルク不足によるねじ締め不良の発生が解
消できる。また、ドライバビットを駆動するエアモータ
も小型化が可能となり、エア消費量の低減、工具の小型
・軽量化を達成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て本発明の実施の形態を説明する。
【0012】図1は基本的構造が公知のネジ締め工具を
示すもので、ネジ締め工具1のハウジング1a内部にシ
リンダ2が配置されており、該シリンダ2内にはピスト
ン3が摺動可能に収容され、圧縮空気を貯留するエアチ
ャンバ4からヘッドバルブ5の開き作動によりシリンダ
2の上部を経てシリンダ2内に導入される圧縮空気によ
り駆動されるようになっている。ピストン3にはドライ
バビット6が連結され、ドライバビット6はハウジング
1aの先端のノーズ部7内を摺動するように形成されて
いる。ヘッドバルブ5はトリガレバー8によって作動す
るトリガバルブ9と連動する。ノーズ部7にはマガジン
10から打ち込みネジ11が供給される。また、マガジ
ン10の上部には、エアモータ12と上記ドライバビッ
ト6を回転させる回転伝達手段13とが配置されてい
る。そして、トリガレバー8を引き操作してトリガバル
ブ9とヘッドバルブ5を作動させ、シリンダ2内に圧縮
空気を導入させてピストン3を駆動し、ドライバビット
6によりノーズ部7内の打ち込みネジ11を被ねじ締め
部材に一定の深さまで打ち込み、その後ドライバビット
6を回転させて上記打ち込みネジ11を所定の深さまで
ねじ込むことができるのである。
【0013】上記ピストン3をさらに詳しく説明する
と、図2及び図3に示されるように、上記ピストン3の
外周にはOリング14が嵌められており、シリンダ2の
内壁面と摺動密封を形成している。
【0014】ピストン3下面側には小径部15が形成さ
れ、筒状のドライバホルダ16が上記小径部15に形成
されているメネジ16に螺合して一体に形成される。ド
ライバビット6の上端部には稍大径のフランジ部17が
形成されており、その上面は上記ピストン3の小径部1
5の下端面と対峙するように配置される。ドライバホル
ダ16の下端部はさらに小径の筒状に形成されており、
前記ドライバビット6の上端大径フランジ部17がピス
トン3の小径部15の下端面とドライバホルダ16の肩
部18によってピストン3に保持されている。
【0015】ドライバビット6の下部は断面が角筒状に
形成され、エアモータ12により回転駆動される回転伝
達手段13と係合されており、この回転伝達手段13と
の間で摺動しつつ回転が伝達されるように構成されてい
る。
【0016】なお、ピストン3のOリング14から下方
向に離れたドライバホルダ16の外周面にもシリンダ2
内壁面と摺動接触されるOリング19が配置されてい
る。これにより、ピストン3とドライバビット6とがシ
リンダ2内で傾きを生じるのを抑制している。
【0017】前記ピストン3の小径部15の下端面と、
ドライバビット6の大径フランジ部17の上端面には、
ほぼ半球状の凹部20a、20bが形成されており、該
凹部20a、20bに摺動抵抗低減手段を構成するスチ
ールボール21が収容されている。スチールボール21
が両凹部20a、20b内での接触面積がほぼ点接触に
近くなるようにスチールボール21の半径は球状凹部2
0a、20bの半径より僅か小さく設定されている。ス
チールボール21を介して対峙しているピストン小径部
15の下端面とドライバビット6の上端面とは接触する
ことなく離れた状態に維持されている。
【0018】スチールボール21は表面を高硬度に熱処
理をされたものが使用され、またピストン3とドライバ
ビット6の凹部20a、20b内も熱処理がされること
により摩耗は防止できる。
【0019】次に、上記ネジ締め工具の作動態様につい
て説明すると、図1に示すトリガレバー8を引き操作す
ることに基づいてシリンダ2の上端をエアチャンバ4に
開いてシリンダ2の上端から供給された圧縮空気によっ
てピストン3を下方に駆動する。これにより、ノーズ部
7に供給された打ち込みネジ11を打撃し、被ねじ締め
部材18に対し打ち込みネジ11の頭部が浮き上がる程
度に打ち込む。図2はこの状態を示す断面図である。そ
の後、エアモータ12と回転伝達手段13を作動させて
ドライバビット6を回転し、上記打ち込みネジ11をさ
らに被ねじ締め部材22に螺進させて締め込む。これに
より、打ち込みネジ11は被ねじ締め部材22内にねじ
込まれる。図4は締め込み終了時の断面図である。
【0020】ところで、上述のように、ピストン3が打
撃作動をした後にエアモータ12と回転伝達手段13が
作動すると、ピストン3は回転しないが、ドライバビッ
ト67は回転する。ピストン3の下面とドライバビット
6のフランジ部17の上面との間には摺動抵抗低減手段
としてスチールボール21が介在しているので、スチー
ルボール21とピストン3下面とドライバビット6の上
面とは点接触になっている。
【0021】したがって、締め込み時にもピストン3の
上面にはシリンダ2内に供給された圧縮空気の空気圧が
作用し、ピストン3には下向きに押し下げる力が働き、
これに対し、ドライバビット6には打ち込みネジ11が
被ねじ締め部材22から受ける貫入抵抗が上向きに押し
上げる力として働くが、これに対し、回転しないピスト
ン3に対してドライバビット6を回転させたときにピス
トン3の下面とドライバビット6の上面との間に働く回
転時の摩擦抵抗は、点接触によるものであるから、非常
に小さい。よって、モータの出力や電力消費を大きくし
なくても確実にドライバビット6を回転させて打ち込み
ネジ11を締め込むことができる。
【0022】次に、図5は別の実施態様を示すもので、
ピストン3の下端面にはピストン3の中心軸を中心とし
た円形の凹部23が形成されており、ドライバビット6
の上面にはドライバビット6の軸を中心としてピストン
3の下端面に向けて上方に膨出された短円筒部24が形
成されている。摩擦抵抗低減手段は複数のスチールボー
ル25からなり、各スチールボール25は、前記円筒部
24の外周面と円形凹部23の内周面とによって形成さ
れた環状の凹部26内に、ピストン3とドライバビット
6の軸を中心とする円周上に配置されている。ピストン
3とドライバビット6間で相対回転が発生するときスチ
ールボールは上記凹部26内で転動するので、両者間の
摩擦抵抗を低減する。
【0023】なお、上記スチールボール21、25に代
えて、ピストン3の下端面とドライバビット6軸の上端
面との間に複数のコロ(図示せず)を放射状に配置する
構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気圧ねじ締め工具の一例の概要
【図2】上記空気圧ねじ締め工具のピストン構造を示す
断面図
【図3】上記ピストン構造の拡大図
【図4】上記ネジ締め工具の作動態様説明図
【図5】ピストン構造の他の例の説明図
【図6】従来のネジ締め工具のピストン構造の断面図
【符号の説明】
3 ピストン 6 ドライバビット 21 スチールボール(摩擦抵抗低減手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアーモータにより回転駆動されるドラ
    イバビットをハウジング内に摺動可能に配置し、該ドラ
    イバビットの長手方向に沿って配置されたシリンダ内に
    摺動自在に収容されたピストンを前記ドライバビットの
    上端と対峙して配置し、前記ドライバビットの上端面と
    前記ピストンの下端面との間に、摺動抵抗低減手段を介
    在せしめたことを特徴とするネジ締め機におけるピスト
    ン機構。
  2. 【請求項2】 前記ピストンの下端面とドライバビット
    の上端面に、それぞれほぼ半球状の凹部が形成され、該
    凹部内にスチールボールからなる摩擦抵抗低減手段がピ
    ストンとドライバビットの軸心に収容配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の空気圧ネジ締め工具の
    ピストン構造。
  3. 【請求項3】 前記ピストンの下端面とドライバビット
    の上端面との間に環状の凹部を形成し、該環状凹部内に
    複数のスチールボールからなる摩擦抵抗低減手段が、ピ
    ストンとドライバビットの軸を中心とする円周上に収容
    配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気
    圧ネジ締め工具のピストン構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093087A (ja) * 2009-09-30 2011-05-12 Hitachi Koki Co Ltd 打込機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000094361A (ja) * 1998-09-18 2000-04-04 Max Co Ltd 空気圧式ネジ打込み機における打ち込み深さ制御機構

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