JP2002166345A - 研削研磨方法及び研削研磨装置 - Google Patents

研削研磨方法及び研削研磨装置

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JP2002166345A
JP2002166345A JP2000362666A JP2000362666A JP2002166345A JP 2002166345 A JP2002166345 A JP 2002166345A JP 2000362666 A JP2000362666 A JP 2000362666A JP 2000362666 A JP2000362666 A JP 2000362666A JP 2002166345 A JP2002166345 A JP 2002166345A
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grinding
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ等のワークを砥石に良好に追従させる
ことにより、ワークの表面粗さおよび面精度の悪化を防
止する。 【解決手段】 砥石2と、ワーク1に砥石2を当接させ
ながら砥石2を回転させる砥石回転手段と、砥石2とワ
ーク1とを相対的に揺動させる揺動手段と、駆動源から
の回転力をワークに伝達させる回転力伝達手段とを有す
る。ワーク1を保持するワ一ク保持体3と、ワーク保持
体3の回転中心軸を中心とする円周上に配設された第1
の磁石16と、駆動源に連結されると共にワ一ク保持体
3の回転中心軸を支持する支持軸4と、第1の磁石16
に非接触で対向するように支持軸4上に配設された第2
の磁石15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス、結晶材
料、セラミック等からなるレンズ、プリズム、ミラー等
の光学素子あるいは成形を行う型材などのワークを研削
研磨する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は特開平7−1311号公報に記
載された従来の研削研磨装置の正面図、図16はその左
側面図である。この研削研磨装置は、レンズを加工する
ものである。
【0003】研削研磨装置の研磨軸の上軸211は加圧
機構(図示省略)を有して上下動可能であり、ネジ21
2により取付具213を介してステー214が固定され
ている。ステー214の下端部には、横コ字状の第1揺
動部材215が、その中心軸線を揺動中心として図15
の矢印a方向に揺動できるように軸受216を介して支
軸217により支承されている。支軸217はステー2
14に嵌着された受け部材218に嵌合すると共に、ス
テー214に対して第1揺動部材215の反対側からナ
ット219によって締め付けされることによってステー
214に取り付けられている。
【0004】第1揺動部材215の両先端側には、縦コ
字状の第2揺動部材220の両先端部がそれぞれ支軸2
21により取り付けられている。この第2揺動部材22
0は支軸221を揺動中心として図16の矢印b方向に
揺動するようになっている。以上の支軸217、221
の各軸線はO点で交わっており、従って第1揺動部材2
15および第2揺動部材220はO点を揺動中心として
矢印aおよびb方向に揺動するようになっている。
【0005】第2揺動部材220の中央には、軸受22
4を介して被加工物であるレンズ201の保持体202
が回転可能に支持されている。保持体202は軸受22
4に支持される軸部202aと、その下部に一体的に形
成され、その内部でレンズ201を吸引保持する逆カッ
プ状部202bとから構成されている。軸部202aの
中心には、逆カップ状部202bの中心に連通し、且つ
底面に開口した中空部204が貫通している。逆カップ
状部202bの底面に設けられた溝部には、Oリング2
03が取り付けられ、レンズ201の裏面を支持すると
共に、中空部204を介してレンズ201を吸引保持す
る際の気密性を確保している。
【0006】上記取付具213にはプーリ軸230が螺
合しており、このプーリ軸230と上軸211とが連結
している。取付具213とプーリ軸230との間にはシ
ール231が設けられている。プーリ軸230には、軸
受232を介してプーリ233が回転可能に取り付けら
れている。また、プーリ軸230とプーリ233の間に
はシール234が配置されている。
【0007】プーリ233の下端部と保持体202の軸
部202aの上端部は、継手235によって連結され、
プーリ233の回転を保持体202に伝達するようにな
っている。プーリ233は、ベルト236、プーリ23
7を介してモータ238と連結されており、モータ23
8を駆動することにより保持体202が回転する。
【0008】一方、保持体202に保持されているレン
ズ201に対向して、図示しないモータおよび揺動機構
によって回転運動およびレンズ201の曲率中心を支点
として球心揺動運動する砥石229が配設されている。
【0009】このような構造による研磨加工は、まず、
レンズ201を中空孔204により吸引し、保持体20
2の下端の逆カップ状部202b内でレンズ201の裏
面をOリング203に当接させて保持する。次に、上軸
211を下降させてレンズ201の加工面を砥石229
に当接させる。
【0010】そして、レンズ201の吸引を解除した
後、レンズ201と砥石229との間に加工液を供給し
ながら、モータ238により、プーリ237、ベルト2
36、プーリ233、継手235および保持体202を
介してレンズ201を回転させると共に、砥石229を
回転させながら揺動運動を与えてレンズ201の加工を
開始する。この加工では、レンズ201は砥石229よ
り充分小さい回転数で回転させる。加工を終了する際に
は、中空孔204によりレンズ201を吸引し、上軸2
11を上昇させてレンズ201を砥石229から離反さ
せる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の研削研磨
装置では、砥石229の加工面の回転軸に対する偏心お
よび砥石229を研磨機に固定するときに発生する球心
位置のズレ、砥石229の摩耗による球心位置のズレな
どにレンズ201が追従するために、第1揺動部材21
5および第2揺動部材220がそれぞれ支軸217、支
軸221を支点として傾斜しようとする。しかしなが
ら、モータ238の回転をレンズ201に伝達するため
の継手235が第2揺動部材220に配設されているた
め、第1揺動部材215および第2揺動部材220は継
手235の自由度以上の傾斜ができない。また継手23
5の自由度内の傾斜に対しては、継手235を変形させ
るための力量が必要であり、このためレンズ201の砥
石229への追従性が低下している。
【0012】従って、レンズ201が砥石229に追従
することができなくなり、レンズ201と砥石229と
の間に非接触部分が存在して加工荷重が不均一になった
り、振動が発生している。このため、レンズ201の表
面粗さおよび面精度が悪化する問題点がある。
【0013】さらに第1揺動部材215あるいは第2揺
動部材220が砥石229に追従するために傾斜する
が、このとき、第2揺動部材220の重量により慣性モ
ーメントが作用し、傾斜する方向よりも戻る方向に移動
することが困難となり、レンズ201の砥石229への
追従性が悪くなり、面精度が悪化する問題点がある。
【0014】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたものであり、砥石の加工面の振れに
ワークが追従してワーク保持体の揺動の自由度を確保で
き、しかもワーク保持体の重量をキャンセルしてワーク
の砥石への追従性を良好にでき、これにより、良好な表
面粗さおよび面精度でワークを加工することが可能な研
削研磨方法および研削研磨装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光学
素子あるいは型材からなるワークを当接させながら砥石
を回転させ、砥石とワークとを相対的に揺動させると共
に駆動源からの回転力をワ一クに伝達させてワークを回
転させながら研削研磨する方法において、前記駆動源か
らの回転力を磁力によって、ワ一クを保持するワーク保
持体に非接触で伝達し、ワーク保持体の回転中心軸を支
持軸で支持しながらワーク保持体を回転させることを特
徴とする。
【0016】この発明では、ワークを砥石に当接させ、
砥石を回転させると共にワークと砥石を相対的に揺動さ
せ、駆動源により砥石を回転させる。このとき、ワーク
を保持するワーク保持体の回転中心軸を支持軸が支持
し、さらに、ワーク保持体が磁石に非接触状態で近接
し、磁石の磁力により駆動源の回転力が伝達され、磁石
の回転に連動してワーク保持体が回転し、ワークが回転
する。
【0017】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、研削研磨加工の後、前記ワークを砥石から離間
させる際に、ワークを回転させながら行うことを特徴と
する。
【0018】この発明では、請求項1と同様な作用を得
られるのに加えて、加工を終了した後、ワークを砥石か
ら離間するとき、駆動源の回転は停止せずにワークを回
転させながら砥石からワークを離脱してから駆動源の回
転を停止する。これにより、離脱する瞬間に発生する傷
および切り屑、研磨剤、砥石のボンド剤、砥粒等のワー
クへの付着を防止する。
【0019】請求項3の発明の研削研磨装置は、砥石
と、光学素子あるいは型材からなるワークに砥石を当接
させながら砥石を回転させる砥石回転手段と、砥石とワ
ークとを相対的に揺動させる揺動手段と、駆動源からの
回転力をワークに伝達させる回転力伝達手段と、を有す
る研削研磨装置において、前記ワークを保持するワ一ク
保持体と、ワーク保持体の回転中心軸を中心とする円周
上に配設された第1の磁石と、前記駆動源に連結される
と共に前記ワ一ク保持体の回転中心軸を支持する支持軸
と、前記第1の磁石に非接触で対向するように前記支持
軸上に配設された第2の磁石と、を具備したことを特徴
とする。
【0020】この発明では、ワークを砥石に当接させて
砥石を回転させると共に、ワークと砥石を相対的に揺動
させ、駆動源に連結された支持軸を介して第2の磁石を
回転させる。このとき、ワークを保持するワーク保持体
の回転中心軸を支持軸が支持すると共に、第2の磁石と
第2の磁石に対して非接触状態で近接したワーク保持体
の第1の磁石との間の磁力によって、駆動源の回転力が
ワーク保持体に伝達されるため、ワーク保持体が磁石の
回転に連動して回転し、これによりワークも回転する。
【0021】請求項4の発明は、砥石と、光学素子ある
いは型材からなるワークに砥石を当接させながら砥石を
回転させる砥石回転手段と、砥石とワークとを相対的に
揺動させる揺動手段と、駆動源からの回転力をワークに
伝達させる回転力伝達手段と、を有する研削研磨装置に
おいて、前記ワ一クを保持するワーク保持体と、ワーク
保持体の上面で且つワーク保持体の回転中心軸を中心と
する円周上に配設された第1の磁石と、前記駆動源に連
結されると共に前記ワーク保持体の回転中心軸を支持す
る支持軸と、支持軸に固定された磁石保持部材と、前記
第1の磁石に非接触で対向するように磁石保持部材に配
設された第2の磁石と、を具備したことを特徴とする。
【0022】この発明では、ワークを砥石に当接させて
砥石を回転させると共に、ワークと砥石を相対的に揺動
させ、駆動源に連結された支持軸を回転させ、さらに支
持軸に固定された磁石保持部材を介して第2の磁石を回
転させる。このとき、ワークを保持するワーク保持体の
回転中心軸を支持軸が支持すると共に、第2の磁石と第
2の磁石に対して非接触状態で近接したワーク保持体の
第1の磁石との間の磁力によって駆動源の回転力がワー
ク保持体に伝達されるため、ワーク保持体が磁石の回転
に連動して回転し、ワークも回転する。
【0023】請求項5の発明は、砥石と、光学素子ある
いは型材からなるワークに砥石を当接させながら砥石を
回転させる砥石回転手段と、砥石とワークとを相対的に
揺動させる揺動手段と、駆動源からの回転力をワークに
伝達させる回転力伝達手段と、を有する研削研磨装置に
おいて、前記ワ一クを保持するワーク保持体と、ワ一ク
保持体の外周面に配設された第1の磁石と、前記駆動源
に連結されると共に前記ワ一ク保持体の回転中心軸を、
先端に設けた球形部で支持する支持軸と、支持軸に固定
された磁石保持部材と、前記第1の磁石に非接触で対向
するよう磁石保持部材に配設された第2の磁石と、を具
備し、前記第1の磁石および第2の磁石は、それぞれ前
記支持軸の先端の球形部を中心とした球面上に配設され
ていることを特徴とする。
【0024】この発明では、ワークを砥石に当接させて
磁石を回転させると共に、ワークと砥石を相対的に揺動
させ、駆動源に連結された支持軸を回転させ、さらに支
持軸に固定された磁石保持部材を介して第2の磁石を回
転させる。このとき、ワークを保持するワーク保持体の
回転中心軸を支持軸が支持すると共に、第2の磁石と第
2の磁石に対して非接触状態で近接したワーク保持体の
第1の磁石との間の磁力によって駆動源の回転力がワー
ク保持体に伝達されるため、ワーク保持体が磁石の回転
に連動して回転し、ワークも回転する。また、この発明
では、第1の磁石及び第2の磁石は、支持軸の先端部の
球形部の曲率中心を同一の支点として傾斜するため、第
1の磁石及び第2の磁石が干渉することがない。
【0025】請求項6の発明は、請求項5記載の発明で
あって、前記支持軸の内部に設けた中空部と、前記ワー
ク保持体に固定され、その先端が前記磁石保持部材に接
触した密閉部材と、前記ワ一ク保持体に設けた貫通孔
と、を有し、前記支持軸、磁石保持部材、密閉部材、ワ
ーク保持体およびワークによって密閉空間を形成したこ
とを特徴とする。
【0026】この発明では、請求項5と同様な作用が得
られると共に、密閉空間、中空部を通じてエアーを吸引
することにより、ワークをワーク保持体に保持したまま
でワークを砥石に当接させる。加工中は、ワーク保持体
が傾斜しても密閉部材が磁石保持部材の球形部と常に接
触して密閉状態を確保する。
【0027】請求項7の発明は、砥石と、光学素子ある
いは型材からなるワークに砥石を当接させながら砥石を
回転させる砥石回転手段と、砥石とワークとを相対的に
揺動させる揺動手段と、駆動源からの回転力をワークに
伝達させる回転力伝達手段と、を有する研削研磨装置に
おいて、前記ワ一クが貼り付けられる貼付皿と、貼付皿
の開口部に挿入された略カップ形状のワーク保持体と、
ワーク保持体の外周面に配設された第1の磁石と、前記
駆動源に連結されると共にワーク保持体の回転中心軸
を、先端に設けた球形部で支持する支持軸と、前記支持
軸に国定された磁石保持部材と、前記第1の磁石に非接
触で対向するように磁石保持部材に配設された第2の磁
石と、を具備し、前記第1の磁石および第2の磁石は、
それぞれ前記支持軸の先端の球形部を中心とした球面上
に配設されていることを特徴とする。
【0028】この発明では、貼付皿に貼り付けられたワ
ークを砥石に当接させて砥石を回転させると共に、ワー
クと砥石とを相対的に揺動させ、駆動源に連結された支
持軸を回転させ、さらに支持軸に固定された磁石保持部
材を介して第2の磁石を回転させる。このとき、貼付皿
を保持する略カップ形状のワーク保持体の回転中心軸を
支持軸が支持すると共に、第2の磁石と、第2の磁石に
対して非接触状態で近接したワーク保持体の第1の磁石
との間の磁力によって駆動源の回転力がワーク保持体に
伝達されるため、ワーク保持体が磁石の回転に連動して
回転し、ワークも回転する。
【0029】請求項8の発明は、砥石と、光学素子ある
いは型材からなるワークに砥石を当接させながら砥石を
回転させる砥石回転手段と、砥石とワークとを相対的に
揺動させる揺動手段と、駆動源からの回転力をワークに
伝達させる回転力伝達手段と、を有する研削研磨装置に
おいて、前記ワ一クが貼り付けられる貼付皿と、貼付皿
の開口部に挿入された略カップ形状のワーク保持体と、
ワーク保持体の内周面に配設された第1の磁石と、前記
駆動源に連結されると共に、前記ワーク保持体の回転中
心軸を支持する支持軸と、前記第1の磁石に非接触で対
向するように前記支持軸の外周面に配設された第2の磁
石と、を具備したことを特徴とする。
【0030】この発明では、貼付皿に貼り付けられたワ
ークを磁石に当接させて磁石を回転させると共に、ワー
クと砥石とを相対的に揺動させ、駆動源に連結された支
持軸を介して支持軸の外周面に取り付けられた第2の磁
石を回転する。このとき、貼付皿を保持する略カップ形
状のワーク保持体の回転中心軸を支持軸が支持すると共
に、第2の磁石と第2の磁石に対して非接触状態で近接
したワーク保持体の内周面の第1の磁石との間の磁力に
よって駆動源の回転力がワーク保持体に伝達されるた
め、ワーク保持体が磁石の回転に連動して回転し、ワー
クも回転する。
【0031】請求項9の発明は、請求項3〜8のいずれ
かに記載の発明であって、前記第1の磁石および前記第
2の磁石の対向するそれぞれの磁極が同極または異極と
なるように配設されていることを特徴とする。
【0032】この発明では、請求項3〜8の発明と同様
な作用を得ることができるのに加えて、第1の磁石と第
2の磁石とが反発し、あるいは相互に引き合って駆動源
からの回転力をワーク保持体に伝達する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施の形
態により具体的に説明する。なお、各実施の形態におい
て、同一の要素は同一の符号を付して対応させてある。
【0034】(実施の形態1)図1は実施の形態1の研
削研磨装置の一部を断面にした正面図、図2は図1のX
−X線断面図、図3は要部を示す図2のY−Y線断面図
である。
【0035】図1に示すように、加工面1aが平面形状
となっているワーク1に対向して、研削研磨用の砥石2
が配設されている。ワーク1はガラス、結晶材料、セラ
ミック等の光学素子あるいは成形型材などからなってい
る。砥石2は図示省略した回転自在な砥石軸に固定され
ている。ワーク1の加工面1aと反対側の保持面1bは
Oリング17(あるいは、保持面1bの全面を受けるた
めのシリコン、ポリウレタン等のシート)を介して、ワ
ーク保持体3の開口部3aの内周面により保持されてい
る。また、ワーク保持体3の上面3bの回転中心軸上に
設けた凹部には、支持軸4の先端部に設けた球形部4a
が嵌合している。
【0036】支持軸4はベアリング6を介してアーム部
材5に回転自在に保持されている。なお、2個のベアリ
ング6の間には、スペーサ7、8が配設されている。支
持軸4の上端部は軸継手9を介して、回転のための駆動
源であるモータ10に連結されている。モータ10はア
ーム部材5に固定されている。
【0037】アーム部材5はテーブル13に固定されて
おり、テーブル13は研削研磨装置本体のワーク軸部1
1に固定されたレールガイド12に上下動自在に保持さ
れている。また、アーム部材5の上端部は図示省略した
エアーシリンダーに連結されることにより加圧機構を有
している。
【0038】ワーク保持体3の上面3bに対向し、且つ
非接触状態で磁石保持部材14が配設されている。磁石
保持部材14には支持軸4が挿入されており、側面から
の止めネジ18により支持軸4に固定されている。図2
に示すように、磁石保持部材14の下面14aには、第
2の磁石としての磁石15が円周上に等間隔に4個埋設
されている。さらに、図3に示すように、ワーク保持体
3の上面3bには、第1の磁石としての磁石16が円周
上に等間隔に4個埋設されている。
【0039】この実施の形態では、磁石保持部材14に
埋設された磁石15とワーク保持体3に埋設された磁石
16とは、互いに反発する同極同士が対向している。こ
のため、図2に示すように、それぞれの磁石16は隣接
する2個の磁石15の中間に、非接触状態で位置するよ
うになる。
【0040】加工に際しては、図示省略した砥石軸部が
回転運動を行うと共に、左右に直進揺動または遊星揺動
する。また、ワーク1と砥石2には、図示省略した研削
液、あるいは研磨液が供給される。
【0041】上記構成による精研削、研磨加工では、ま
ずワーク1をワーク保持体3の開口部3aに挿入し、加
工面1aを砥石2に当接させる。そして、図示省略した
アーム部材5の加圧機構を駆動することにより、支持軸
4の先端部の球形部4aがワーク保持体3の上面3bの
回転中心軸上に設けた凹部に嵌合し、ワーク保持体3及
びOリング17を介してワーク1が砥石2に対し加圧さ
れる。
【0042】ワーク1と砥石2との間に図示省略した研
削液または研磨液を供給しながら、砥石2を回転させる
と共に、直進揺動または遊星揺動させる。これと同時
に、モータ10を回転させることにより、軸継手9を介
して支持軸4および磁石保持部材14が回転する。磁石
保持部材14の円周上に埋設された磁石15は、ワーク
保持体3に埋設された磁石16と反発しているので、磁
石15が回転すると、それに連動して磁石16が埋設さ
れているワーク保持体3、さらにワーク1が回転する。
【0043】加工中におけるワーク保持体3の回転数の
設定について説明する。通常加工では砥石2の回転によ
り、砥石2とワーク1との摩擦力によってワーク1が従
属回転する。このワーク1の従属回転の回転数は砥石2
の回転数の0.7〜0.98倍であるため、ワーク保持
体3の回転数は砥石2の回転と同一方向に砥石2の回転
数の0.7〜0.98倍に設定することが好ましい。た
だし、加工速度を向上させるときは、砥石2の回転数の
0.1〜0.7倍に設定する。また、さらに加工速度を
向上させるときは、砥石2と逆方向に回転させる。
【0044】加工中は、砥石2の加工面2aの回転およ
び揺動で発生する振れに、ワーク1が追従するためにワ
ーク保持体3が傾斜しようとする。このとき、本実施の
形態によれば、モータ10からの回転力はワーク保持体
3に対して非接触で磁石15、16により伝達されてお
り、ワーク保持体3は支持軸4先端の球形部4aで支持
されているため、ワーク保持体3の傾斜が規制されるこ
とはない。このため、ワーク1は砥石の振れに対して良
好に追従することができる。
【0045】このような実施の形態によれば、強制的に
ワーク1を回転させるため、通常加工で発生するような
従属回転不良による面精度の悪化などの問題はない。ま
た、ワーク保持体3が揺動する自由度を維持したまま、
ワーク1を回転させることができるため、ワーク1の砥
石2への追従性が良好となり、表面粗さおよび面精度を
良好に維持することができる。
【0046】図4はこの実施の形態の変形々態であり、
磁石保持部材14の部分上面図を示す。この形態では、
磁石保持部材14に埋設された磁石15が磁石保持部材
14の半径方向に長い略長円形状となっている。これに
より、加工中において、ワーク保持体3の傾斜が大きい
ときでも、ワーク保持体3に埋設された磁石16との反
発力を損なうことなく、モータ10の回転をワーク保持
体3に伝えることができる。
【0047】図5は別の変形々態における磁石保持部材
14の部分上面図である。この形態では、磁石保持部材
14に埋設された小径の円柱形状の磁石15が磁石保持
部材14の半径方向に複数個配設されている。これによ
り、加工中において、ワーク保持体3の傾斜が大きいと
きでも、ワーク保持体3に埋設された磁石16との反発
力を損なうことなく、モータ10の回転をワーク保持体
3に伝えることができる。
【0048】さらに、図4及び図5に示した磁石保持部
材14の磁石15の変形々態においては、磁石15では
なく、ワーク保持体3に埋設された磁石16に対して行
っても同様な効果が得られる。
【0049】また、この実施の形態では、磁石15と磁
石16とを反発状態で対向させているが、磁石保持部材
14に固着された各形状の磁石15とワーク保持体3に
埋設された磁石16を引き合う同極になるように対向さ
せても良い。この場合には、反発する場合より回転伝達
力は若干低下するが、その分だけ、磁石を大きくするこ
とにより同様な効果が得られる。
【0050】(実施の形態2)図6〜図8は実施の形態
2を示し、図6は研削研磨装置の一部を断面にした正面
図、図7は図6のX−X線断面図、図8は図6の要部で
ある図7のY−Y線断面図である。
【0051】図6に示すように、加工面1aが球面の凹
形状を有するワーク1に対向して、研削研磨用の球面形
状の砥石2が配設されている。砥石2は図示省略した回
転自在な砥石軸に固定されている。ワーク1の加工面1
aと反対側の保持面1bはOリング17を介してワーク
保持体3の開口部3aの内周面により保持されている。
ワーク保持体3の上面3bの回転中心軸上に設けた凹部
は、支持軸4の先端部に設けた球形部4aに嵌合されて
いる。また、ワーク保持体3の外周面3cは支持軸4の
球形部4aの中心を中心とした球面形状に形成されてい
る。
【0052】支持軸4はベアリング6を介してアーム部
材5に回転自在に保持されている。なお、2個のベアリ
ング6の間には、スペーサ7、8が配設されている。支
持軸4の上端部は軸継手9を介して、回転のための駆動
源であるモータ10に連結されている。モータ10はア
ーム部材5に固定されている。
【0053】アーム部材5はテーブル13に固定されて
おり、テーブル13は研削研磨装置本体のワーク軸部1
1に固定されたレールガイド12に上下動自在に保持さ
れている。また、アーム部材5の上端部は図示省略した
エアーシリンダーに連結されており、これにより加圧機
構を有している。
【0054】ワーク保持体3の上側には、非接触状態で
磁石保持部材14が配設されている。磁石保持部材14
には支持軸4が挿入されており、側面からの止めネジ1
8により支持軸4に固定されている。磁石保持部材14
の開口部14aの先端内側面には、第2の磁石としての
平板状の磁石19が円周上に等間隔に複数個埋設されて
いる。各々の磁石19はその中心における法線が支持軸
4の先端部に設けた球形部4aの中心を通るように配設
面3bに対向し、且つ非接触状態で磁石保持部材14が
配設されている。
【0055】図7および図8に示すように、ワーク保持
体3の外周面3cには、第1の磁石としての磁石20が
円周上に等間隔に埋設されている。磁石20は上述した
磁石19と同数となっている。この実施の形態では、磁
石保持部材14に埋設された磁石19とワーク保持体3
に埋設された磁石20とは、互いに反発する同極同士が
対向している。このため、図7に示すように、それぞれ
の磁石19は隣接する2個の磁石20の中間に非接触で
位置するようになる。
【0056】加工に際しては、図6に示すように図示省
略した砥石軸部が回転運動を行うと共に、ワーク1の加
工面1aの曲率中心Oを支点として、傾斜した角度αを
中心角として、左右に角度βで揺動する球心揺動運動を
行う。また、ワーク1と砥石2には、図示省略した研削
液または研磨液が供給される。
【0057】この構成による精研削、研磨加工では、ま
ずワーク1をワーク保持体3の開口部3aに挿入し、加
工面1aを砥石2に当接させる。図示省略したアーム部
材5の加圧機構を駆動することにより、支持軸4の先端
部の球形部4aがワーク保持体3の上面3bの回転中心
軸上に設けた凹部に嵌合し、ワーク保持体3、Oリング
17を介してワーク1が砥石2に対し加圧される。
【0058】ワーク1と砥石2との間に研削液または研
磨液を供給しながら、砥石2を回転させると共に球心揺
動運動させる。それと同時に、モータ10を回転させる
ことにより、軸継手9を介して支持軸4および磁石保持
部材14が回転する。磁石保持部材14の開口部14a
の先端側内側面に埋設された磁石19は、ワーク保持体
3の外周面に埋設された磁石20とは反発しあっている
ため、磁石19が回転すると、それに連動して磁石20
が埋設されているワーク保持体3さらにはワーク1が回
転する。
【0059】加工中は、砥石2の偏心および砥石2を研
削研磨装置に固定するときに発生する球心位置のズレ、
砥石2の摩耗による球心位置のズレなどにワーク1が追
従するためにワーク保持体3が傾斜しようとする。この
とき、本実施の形態によれば、モータ10からの回転力
はワーク保持体3に対して非接触で磁石19、20によ
り伝達されており、ワーク保持体3は支持軸4先端の球
形部4aで支持されているため、ワーク保持体3の傾斜
が規制されることはない。また、磁石19、20は、そ
れぞれ磁石保持部材14およびワーク保持体3に保持さ
れながら、支持軸4の先端部の球形部4aの曲率中心を
支点として傾斜するため、磁石19、20が干渉するこ
とはない。このため、ワーク1は砥石2の偏心やズレに
対して良好に追従することができる。
【0060】このような実施の形態によれば、球面形状
のワーク1に対しても実施の形態1と同様な効果が得ら
れる。また、ワーク保持体3の外周面3cと磁石保持部
材14の開口部14aとが干渉する限界位置まで、ワー
ク保持体3が大きく傾斜することができるため、球心揺
動運動以外のワーク軸部の直進揺動運動および遊星揺動
運動を行う研削研磨装置にも対応することができる。
【0061】(実施の形態3)図9〜図11は本発明の
実施の形態3を示し、図9は研削研磨装置の一部を断面
にした正面図、図10は図9のX−X線断面図、図11
は要部である図10のY−Y線断面図である。
【0062】図9に示すように、加工面1aが球面の凸
形状を有するワーク1に対向して、研削研磨用の球面形
状の砥石2が配設されている。砥石2は図示省略した回
転自在な砥石軸に固定されている。ワーク1における加
工面1aと反対側の保持面1bはOリング17を介して
ワーク保持体3の開口部3aの内周面により保持されて
いる。ワーク保持体3の上面3bの回転中心軸上に設け
た凹部には、支持軸4の先端部に設けた球形部4aが嵌
合している。
【0063】ワーク保持体3の外周面3cは、支持軸4
の先端部の球形部4aを中心とする球面の一部を形成し
ている。また、ワーク保持体3の上面3bの中輪帯に設
けられた突起部3dには、Vリング、Oリング、シリコ
ンチューブ、ウレタンチューブ等からなる密閉部材23
が固定されている。さらに、ワーク保持体3の突起部3
dより中央寄りには開口部3aに連通した連通孔3eが
設けられている。
【0064】支持軸4はベアリング6を介してアーム部
材5に回転自在に保持されている。なお、2個のベアリ
ング6の間には、スペーサ7、8が配設されている。支
持軸4の中心部には軸方向の中空部4bが形成されてお
り、支持軸4の先端部には中空部4bと連通した横孔4
cが穿設されている。
【0065】また、支持軸4の上端部には図示省略した
ロータリジョイントが配設され、図示しないエアーの吸
引排出ユニットに連結されている。さらに、支持軸4の
上方にはプーリ24が固定され、ベルト26を介して回
転のための駆動源であるモータ10のプーリ25に連結
されている。モータ10はアーム部材5に固定されてい
る。
【0066】アーム部材5はテーブル13に固定されて
おり、テーブル13は研削研磨装置本体のワーク軸部1
1に固定されたレールガイド12に上下動自在に保持さ
れている。また、アーム部材5の上端部は図示省略した
エアーシリンダーに連結されることにより、加圧機構を
有している。
【0067】ワーク保持体3の上側には、磁石保持部材
14が配設されている。磁石保持部材14には支持軸4
が挿入されており、側面からの止めネジ18により支持
軸4に固定されている。磁石保持部材14の開口部14
aの内側面には、第2の磁石としての磁石21が円周上
に等間隔に複数個埋設されている。磁石21における開
口部14a側の表面は、支持軸4の先端部の球形部4a
の曲率中心を中心とした球面形状に形成されている。
【0068】さらに、磁石保持部材14の開口部14a
の内側面のうち磁石21が埋設された部分よりも上側部
分は、支持軸4の先端部の球形部4aの曲率中心を中心
とした球面形状に形成された球面部14bを有してい
る。この球面部14bには、密閉部材23の先端が接触
し、磁石保持部材14の開口部14aから外にエアーが
漏れないように密閉されている。また、磁石保持部材1
4の先端には、ワーク保持体3の外周面3cより小径の
内径を有するリング形状の押さえピース27が固定され
ており、ワーク保持体3が落下するのを防止するための
ストッパーとなっている。
【0069】図10および図11に示すように、ワーク
保持体3の外周面3cには、第1の磁石としての磁石2
2が円周上に等間隔に埋設されている。この磁石22は
磁石21と同数となっている。この実施の形態では、磁
石保持部材14に埋設された磁石21とワーク保持体3
に埋設された磁石22とは互いに反発する同極同士が対
向するように配置されている。このため、図10に示す
ように、それぞれの磁石21は隣接する2個の磁石22
の中間に非接触で位置するようになる。
【0070】加工に際しては、図9に示すように図示省
略した砥石軸部が回転運動を行うと共に、ワーク1の加
工面1aの曲率中心Oを支点として、傾斜した角度αを
中心角として左右に角度βで揺動する球心揺動運動を行
う。また、ワーク1と砥石2には、図示省略した研削液
または研磨液が供給される。
【0071】この構成による精研削、研磨加工では、ま
ずワーク1をワーク保持体3の開口部3aに挿入し、図
示省略したエアーの吸引排出ユニットによりエアーを吸
引する。支持軸4の中空部4b、横孔4cおよび磁石保
持部材14の開口部14aからなる空間は密閉部材23
により密閉されているので、ワーク保持体3の連通孔3
eを通じてワーク保持体3の開口部3aのワーク1より
上部空間は負の圧力となり、ワーク1が吸引されてワー
ク保持体3に保持される。
【0072】次に、ワーク軸部11を降下させると共
に、図示省略したアーム部材5の加圧機構を駆動するこ
とにより、ワーク保持体3およびワーク1が加圧され、
ワーク1が砥石2に当接される。この時点で図示省略し
たエアー供給排出ユニットの吸引を停止する。
【0073】ワーク1と砥石2との間に図示省略した研
削液または研磨液を供給しながら砥石2を回転させると
共に球心揺動運動させる。それと同時に、モータ10を
回転させることにより、プーリ25、ベルト26、プー
リ24を介して支持軸4および磁石保持部材14が回転
する。磁石保持部材14に埋設された磁石21は、ワー
ク保持体3に埋設された磁石22とは反発しているた
め、磁石21が回転すると、それに連動して磁石22が
埋設されているワーク保持体3さらにはワーク1が回転
する。
【0074】加工中は、砥石2の偏心および砥石2を研
削研磨装置に固定するときに発生する球心位置のズレ、
砥石2の摩耗による球心位置のズレなどにワーク1が追
従するためにワーク保持体3が傾斜しようとする。この
とき、本実施の形態によれば、モータ10からの回転力
がワーク保持体3に対して非接触で磁石21、22によ
り伝達されていると共に、ワーク保持体3に固定された
密閉部材23は、磁石保持部材14の球形部14bと常
に弱い力で接触している。このため、ワーク保持体3の
傾斜が規制されることはない。また、磁石21、22は
それぞれ磁石保持部材14およびワーク保持体3に保持
されながら支持軸4の先端部の球形部4aの曲率中心を
支点として傾斜する。このため、磁石21、22が干渉
することはない。これらによって、ワーク1は砥石2の
偏心やズレに対して良好に追従することができる。
【0075】加工を終了するときは、図示しないエアー
供給排出ユニットを作動させ、ワーク1を吸引する。砥
石2を回転させたまま、あるいは停止した状態で、ワー
ク1を砥石2から離脱させるためにワーク軸部11を上
昇させ、あるいは図示省略したアーム部材5の加圧機構
を停止し、支持軸4を上昇させる。そして、ワーク1が
砥石2から完全に離脱した時点で、モータ10の回転を
停止する。これにより、ワーク1が砥石2から離脱する
瞬間に、ワーク1への傷の発生および切り屑、研磨剤、
砥石2のボンド剤、砥粒等のワーク1に対する付着を防
止することができる。
【0076】このような実施の形態によれば、ワーク1
の吸引機構を有する研削研磨装置においても実施の形態
2と同様な効果が得られる。
【0077】(実施の形態4)図12は本発明の実施の
形態4を示し、研削研磨装置の一部を断面にした正面図
である。
【0078】図12において、加工面1aが球面の凹形
状を有するワーク1に対向して、研削研磨用の球面形状
の砥石2が配設されている。砥石2は図示省略した回転
自在な砥石軸に固定されている。ワーク1における加工
面1aの反対面は、熱可塑性樹脂等により貼付皿30に
貼り付けられている。貼付皿30の材質は磁性体であ
る。
【0079】貼付皿30の上部の開口部30aには、略
カップ形状のワーク保持体31がその開口部31aを上
に向けて挿入されている。ワーク保持体31の底部に
は、貼付皿30を磁力により保持するための磁石33が
埋設されている。また、ワーク保持体31の開口部31
aの回転中心軸上には凹部があり、支持軸4の先端部に
設けた球形部に当接されている。
【0080】ワーク保持体31の内側面上部にはネジが
切られており、保持体押さえ部材32が螺合によって取
り付けられている。保持体押さえ部材32の上面32a
には第1の磁石として磁石29が埋設されている。この
上面32aは支持軸4の先端部に設けた球形部の曲率中
心を中心とした球面形状に形成されている。
【0081】支持軸4には、先端部に設けた球形部の上
部位置にOリング34が固定されている。このOリング
34はワーク保持体31が降下したときに、保持体押さ
え部材32の下端と当接してワーク保持体31が落下す
るのを防止している。また、支持軸4はベアリング6を
介してアーム部材5に回転自在に保持されている。な
お、2個のベアリング6の間には、スペーサ7、8が配
設されている。支持軸4の上端部は軸継手9を介して、
回転のための駆動源であるモータ10に連結されてい
る。モータ10はアーム部材5に固定されている。
【0082】アーム部材5はテーブル13に固定されて
おり、テーブル13は研削研磨装置本体のワーク軸部1
1に固定されたレールガイド12に上下動自在に保持さ
れている。また、アーム部材5の上端部は図示省略した
エアーシリンダーに連結されることにより、加圧機構を
有している。
【0083】保持体押さえ部材32の上側には非接触状
態で、磁石保持部材14が配設されている。磁石保持部
材14には支持軸4が挿入されており、側面からの止め
ネジ18により支持軸4に固定されている。磁石保持部
材14の下面14cには、第2の磁石として磁石28が
埋設されている。この磁石28の磁石29に対向する面
は、支持軸4の先端部に設けた球形部の曲率中心を中心
とした球面形状に形成されている。
【0084】この実施の形態では、磁石保持部材14に
埋設された磁石28と保持体押さえ部材32に埋設され
た磁石29とは、互いに引き合う異極同士が対向するよ
うに配置されている。
【0085】加工に際しては、図示省略した砥石軸部が
回転運動を行うと共に、ワーク1の加工面1aの曲率中
心Oを支点として、傾斜した角度αを中心角として、左
右に角度βで揺動する球心揺動運動を行う。また、ワー
ク1と砥石2には、図示省略した研削液または研磨液が
供給される。
【0086】上記構成による精研削・研磨加工では、ま
ずワーク1を貼り付けた貼付皿30の開口部30aにワ
ーク保持体31を挿入する。このとき、貼付皿30が磁
性体のためワーク保持体31に埋設された磁石33の磁
力により保持される。
【0087】次に、ワーク軸部11を降下させると共
に、図示省略したアーム部材5の加圧機構を駆動するこ
とにより支持軸4の先端部の球形部、ワーク保持体3
1、貼付皿30を介してワーク1が加圧されワーク1が
砥石2に当接される。その後、ワーク1と砥石2との間
に研削液または研磨液を供給しながら砥石2を回転させ
ると共に、球心揺動運動させる。それと同時にモータ1
0を回転させることにより、軸継手9を介して支持軸4
および磁石保持部材14が回転する。
【0088】磁石保持部材14の下面14cに埋設され
た磁石28は、保持体押さえ部材32に埋設された磁石
29と引き合うようになっているため、磁石28が回転
すると、それに連動して磁石29が埋設されている保持
体押さえ部材32、ワーク保持体31および貼付皿30
に貼り付けられたワーク1が回転する。
【0089】加工中は、砥石2の偏心および砥石2を研
削研磨装置に固定するときに発生する球心位置のズレ、
砥石2の摩耗による球心位置のズレなどにワーク1が追
従するためにワーク保持体31が傾斜しようとする。こ
のとき、本実施の形態によれば、モータ10からの回転
力がワーク保持体31に対して非接触で磁石28、29
により伝達されているため、ワーク保持体31および貼
付皿30の傾斜が規制されることはない。また磁石2
8、29は、それぞれ磁石保持部材14および保持体押
さえ部材32に保持されながら、支持軸4の先端部の球
形部の曲率中心を支点として傾斜するため、磁石28、
29が干渉することはない。これらにより、ワーク1は
砥石2の偏心やズレに対して良好に追従することができ
る。
【0090】また、従来技術では傾斜する部材(第2揺
動部材220)の重量により慣性モーメントが働き、傾
斜する方向よりも戻る方向に移動することが困難であっ
たが、この実施の形態では回転力を伝達するための磁石
28、29が引き合っているため、ワーク1、貼付皿3
0、ワーク保持体31、保持体押さえ部材32、磁石2
9等の重量が見かけ上減り、慣性モーメントを軽減する
ことができる。このためワーク1の砥石2への追従性が
さらに良好になる。
【0091】このような実施の形態によれば、ワーク1
を貼付皿30に貼り付ける研削研磨装置に関しても実施
の形態1と同様な効果が得られる。また、磁石28と磁
石29を互いに引き合う構成とすることにより、ワーク
1の砥石2への追従性をさらに高めることができる。
【0092】なお、磁石保持部材14に埋設された磁石
28と保持体押さえ部材32に埋設された磁石29を互
いに反発しあう同極同士が対向するように配置すること
も可能であり、この場合でも、磁石保持部材14を磁性
体とすることにより、保持体押さえ部材32に埋設され
た磁石29と引き合うため、ワーク1等の重量をキャン
セルすることができ、上述した実施の形態と同様な効果
が得られる。
【0093】(実施の形態5)図13及び図14は本発
明の実施の形態5を示し、図13は研削研磨装置の一部
を断面にした正面図、図14は図13のX−X線面図で
ある。
【0094】この実施の形態では、図13に示すよう
に、実施の形態4における磁石保持部材14、磁石2
8、29を廃止している。また、保持体押さえ部材32
の内側面に第1の磁石としての円弧形状の磁石35を埋
設し、且つ支持軸4における磁石35と対向する位置に
第2の磁石としての円弧形状の磁石36を設けている。
その他の構成は実施の形態4と同様である。
【0095】この実施の形態による精研削・研磨加工で
は、まずワーク1を貼り付けた貼付皿30の開口部30
aにワーク保持体31を挿入する。このとき、貼付皿3
0が磁性体のため、ワーク保持体31に埋設された磁石
33により保持される。次に、ワーク軸部11を降下さ
せると共に、図示省略したアーム部材5の加圧機構を駆
動することにより支持軸4の先端部の球形部、ワーク保
持体31、貼付皿30を介してワーク1が加圧されワー
ク1が砥石2に当接される。その後、ワーク1と砥石2
との間に図示省略した研削液または研磨液を供給しなが
ら砥石2を回転させると共に、球心揺動運動させる。そ
れと同時にモータ10を回転させることにより、軸継手
9を介して支持軸4を回転する。
【0096】この実施の形態では、図14に示すよう
に、支持軸4に埋設された磁石36と保持体押さえ部材
32に埋設された磁石35とは、共に円周方向に4分割
された円弧形状をなして交互に配設されており、それぞ
れN極とS極に着磁されているため、互いに引き合うよ
うになっている。このため、磁石36が回転すると、そ
れに連動して磁石35が埋設されている保持体押さえ部
材32、ワーク保持体31および貼付皿30に貼り付け
られたワーク1が回転する。
【0097】加工中は、砥石2の偏心および砥石2を研
削研磨装置に固定するときに発生する球心位置のズレ、
砥石2の摩耗による球心位置のズレなどにワーク1が追
従するためにワーク保持体31が傾斜しようとする。こ
のとき、本実施の形態によれば、モータ10からの回転
力がワーク保持体31に対して非接触で磁石35、36
により伝達されているので、ワーク保持体31および貼
付皿30の傾斜が規制されることはない。このため、ワ
ーク1は砥石2の偏心やズレに対して良好に追従するこ
とができる。
【0098】このような実施の形態によれば、実施の形
態4と同様な効果が得られると共に、磁石保持部材14
を廃止したことにより、ワーク1の回転伝達に要する機
構の軽量化が可能となり、ワーク1の砥石2に対する追
従性が向上する。
【0099】なお、砥石2の回転に対して、ワーク1の
回転数の比率を大きくする場合にはワーク保持体31に
よる貼付皿30の保持を磁石33の磁力によらずネジに
よる螺着としても良い。また、貼付皿30の上端部に設
けた切り欠き部にワーク保持体31あるいは保持体押さ
え部材32に設けた突起部を嵌合させても良い。
【0100】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、駆動源からの
回転力をワーク保持体に磁力により非接触状態で伝達す
るため、加工中の砥石の偏心や、球心位置のズレなどに
ワークが追従する際のワーク保持体の傾斜が規制される
ことがなく、ワークの砥石への追従性が良好な状態とな
り、ワークの表面粗さおよび面精度を良好に維持するこ
とができる。
【0101】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様な効果を有すると共に、加工が終了するときに、
砥石からワークを離脱してからワークの回転を停止する
ため、離脱する瞬間に発生する傷および切りくず、研磨
剤、砥石のボンド剤、砥粒等のワークへの付着を防止す
ることができる。
【0102】請求項3の発明によれば、駆動源からの回
転力をワークを保持するワーク保持体に磁力により非接
触状態で伝達するため、加工中の砥石の偏心や、球心位
置のズレなどにワークが追従する際のワーク保持体の傾
斜が規制されることがなく、ワークの砥石への追従性が
良好な状態となり、ワークの表面粗さおよび面精度を良
好に維持することができる。
【0103】請求項4の発明によれば、駆動源からの回
転力をワークを保持するワーク保持体に磁力により非接
触状態で伝達するため、加工中の砥石の偏心や、球心位
置のズレなどにワークが追従する際のワーク保持体の傾
斜が規制されることがなくワークの砥石への追従性が良
好な状態となり、ワークの表面粗さおよび面精度を良好
に維持することができる。
【0104】請求項5の発明によれば、駆動源からの回
転力をワークを保持するワーク保持体に磁力により非接
触状態で伝達するため、加工中の砥石の偏心や、球心位
置のズレなどにワークが追従する際のワーク保持体の傾
斜が規制されることがなくワークの砥石への追従性が良
好な状態となり、ワークの表面粗さおよび面精度を良好
に維持することができる。また、第1の磁石、第2の磁
石が支持軸の先端部の球形部の曲率中心を同一の支点と
して傾斜するため、第1の磁石と第2の磁石とが干渉す
ることがない。
【0105】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
と同様な効果を有すると共に、ワークを吸引するための
密閉部材がワーク保持体の傾斜の妨げにならないように
磁石保持部材の球形部と接触しているため、ワーク保持
体の揺動の自由度を維持することができる。
【0106】請求項7の発明によれば、駆動源からの回
転力を貼付皿に貼り付けられたワークを保持するワーク
保持体に磁力により非接触状態で伝達するため、加工中
の砥石の偏心や、球心位置のズレなどにワークが追従す
る際のワーク保持体の傾斜が規制されることがなく、ワ
ークの砥石への追従性が良好な状態となり、ワークの表
面粗さおよび面精度を良好に維持することができる。
【0107】請求項8の発明によれば、駆動源からの回
転力を貼付皿に貼り付けられたワークを保持するワーク
保持体に磁力により非接触状態で伝達するため、加工中
の砥石の偏心や、球心位置のズレなどにワークが追従す
る際のワーク保持体の傾斜が規制されることがなく、ワ
ークの砥石への追従性が良好な状態となり、ワークの表
面粗さおよび面精度を良好に維持することができる。ま
た、磁石保持部材を有していないため、回転伝達機構を
軽量化でき、ワークの砥石への追従性がさらに良好にな
る。
【0108】請求項9の発明によれば、請求項3〜8の
発明と同様な効果を有すると共に、対向する磁極を同極
とすることにより、ワーク保持体等の重量をキャンセル
することができ、ワークの砥石への追従性がさらに良好
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の研削研磨装置の一部を
断面にした正面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】図2のY−Y線断面図である。
【図4】実施の形態1の変形々態の断面図である。
【図5】実施の形態1の別の変形々態の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2の研削研磨装置の一部を
断面にした正面図である。
【図7】図6のX−X線断面図である。
【図8】図7のY−Y線断面図である。
【図9】本発明の実施の形態3の研削研磨装置の一部を
断面にした正面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】図10Y−Y線断面図である。
【図12】本発明の実施の形態4の研削研磨装置の一部
を断面にした正面図である。
【図13】本発明の実施の形態5の研削研磨装置の一部
を断面にした正面図である。
【図14】図13のX−X線断面図である。
【図15】従来のレンズ研削研磨加工装置の部分破断正
面図である。
【図16】従来技術のレンズ研削研磨加工装置の部分破
断左側面図である。
【符号の説明】
1 ワーク 2 砥石 3 ワーク保持体 4 支持軸 5 アーム部材 10 モータ 11 ワーク軸部 14 磁石保持部材 15、16 磁石 19,20,21,22 磁石 23 密閉部材 28,29 磁石 30 貼付皿 31 ワーク保持体 32 保持体押さえ部材 33 磁石 35,36 磁石

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子あるいは型材からなるワークを
    当接させながら砥石を回転させ、砥石とワークとを相対
    的に揺動させると共に駆動源からの回転力をワ一クに伝
    達させてワークを回転させながら研削研磨する方法にお
    いて、 前記駆動源からの回転力を磁力によって、ワ一クを保持
    するワーク保持体に非接触で伝達し、ワーク保持体の回
    転中心軸を支持軸で支持しながらワーク保持体を回転さ
    せることを特徴とする研削研磨方法。
  2. 【請求項2】 研削研磨加工の後、前記ワークを砥石か
    ら離間させる際に、ワークを回転させながら行うことを
    特徴とする請求項1記載の研削研磨方法。
  3. 【請求項3】 砥石と、光学素子あるいは型材からなる
    ワークに砥石を当接させながら砥石を回転させる砥石回
    転手段と、砥石とワークとを相対的に揺動させる揺動手
    段と、駆動源からの回転力をワークに伝達させる回転力
    伝達手段と、を有する研削研磨装置において、 前記ワークを保持するワ一ク保持体と、 ワーク保持体の回転中心軸を中心とする円周上に配設さ
    れた第1の磁石と、 前記駆動源に連結されると共に前記ワ一ク保持体の回転
    中心軸を支持する支持軸と、 前記第1の磁石に非接触で対向するように前記支持軸上
    に配設された第2の磁石と、を具備したことを特徴とす
    る研削研磨装置。
  4. 【請求項4】 砥石と、光学素子あるいは型材からなる
    ワークに砥石を当接させながら砥石を回転させる砥石回
    転手段と、砥石とワークとを相対的に揺動させる揺動手
    段と、駆動源からの回転力をワークに伝達させる回転力
    伝達手段と、を有する研削研磨装置において、 前記ワ一クを保持するワーク保持体と、 ワーク保持体の上面で且つワーク保持体の回転中心軸を
    中心とする円周上に配設された第1の磁石と、 前記駆動源に連結されると共に前記ワーク保持体の回転
    中心軸を支持する支持軸と、 支持軸に固定された磁石保持部材と、 前記第1の磁石に非接触で対向するように磁石保持部材
    に配設された第2の磁石と、を具備したことを特徴とす
    る研削研磨装置。
  5. 【請求項5】 砥石と、光学素子あるいは型材からなる
    ワークに砥石を当接させながら砥石を回転させる砥石回
    転手段と、砥石とワークとを相対的に揺動させる揺動手
    段と、駆動源からの回転力をワークに伝達させる回転力
    伝達手段と、を有する研削研磨装置において、 前記ワ一クを保持するワーク保持体と、 ワ一ク保持体の外周面に配設された第1の磁石と、 前記駆動源に連結されると共に前記ワ一ク保持体の回転
    中心軸を、先端に設けた球形部で支持する支持軸と、 支持軸に固定された磁石保持部材と、 前記第1の磁石に非接触で対向するよう磁石保持部材に
    配設された第2の磁石と、を具備し、 前記第1の磁石および第2の磁石は、それぞれ前記支持
    軸の先端の球形部を中心とした球面上に配設されている
    ことを特徴とする研削研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記支持軸の内部に設けた中空部と、 前記ワーク保持体に固定され、その先端が前記磁石保持
    部材に接触した密閉部材と、 前記ワ一ク保持体に設けた貫通孔と、を有し、 前記支持軸、磁石保持部材、密閉部材、ワーク保持体お
    よびワークによって密閉空間を形成したことを特徴とす
    る請求項5記載の研削研磨装置。
  7. 【請求項7】 砥石と、光学素子あるいは型材からなる
    ワークに砥石を当接させながら砥石を回転させる砥石回
    転手段と、砥石とワークとを相対的に揺動させる揺動手
    段と、駆動源からの回転力をワークに伝達させる回転力
    伝達手段と、を有する研削研磨装置において、 前記ワ一クが貼り付けられる貼付皿と、 貼付皿の開口部に挿入された略カップ形状のワーク保持
    体と、 ワーク保持体の外周面に配設された第1の磁石と、 前記駆動源に連結されると共にワーク保持体の回転中心
    軸を、先端に設けた球形部で支持する支持軸と、 前記支持軸に国定された磁石保持部材と、 前記第1の磁石に非接触で対向するように磁石保持部材
    に配設された第2の磁石と、を具備し、 前記第1の磁石および第2の磁石は、それぞれ前記支持
    軸の先端の球形部を中心とした球面上に配設されている
    ことを特徴とする研削研磨装置。
  8. 【請求項8】 砥石と、光学素子あるいは型材からなる
    ワークに砥石を当接させながら砥石を回転させる砥石回
    転手段と、砥石とワークとを相対的に揺動させる揺動手
    段と、駆動源からの回転力をワークに伝達させる回転力
    伝達手段と、を有する研削研磨装置において、 前記ワ一クが貼り付けられる貼付皿と、 貼付皿の開口部に挿入された略カップ形状のワーク保持
    体と、 ワーク保持体の内周面に配設された第1の磁石と、 前記駆動源に連結されると共に、前記ワーク保持体の回
    転中心軸を支持する支持軸と、 前記第1の磁石に非接触で対向するように前記支持軸の
    外周面に配設された第2の磁石と、を具備したことを特
    徴とする研削研磨装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の磁石および前記第2の磁石の
    対向するそれぞれの磁極が同極または異極となるように
    配設されていることを特徴とする請求項3〜8のいずれ
    かに記載の研削研磨装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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