JP2002163737A - 異状検知装置およびこれに用いる異状検知方法。 - Google Patents

異状検知装置およびこれに用いる異状検知方法。

Info

Publication number
JP2002163737A
JP2002163737A JP2000356691A JP2000356691A JP2002163737A JP 2002163737 A JP2002163737 A JP 2002163737A JP 2000356691 A JP2000356691 A JP 2000356691A JP 2000356691 A JP2000356691 A JP 2000356691A JP 2002163737 A JP2002163737 A JP 2002163737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
detection
area
range
smoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000356691A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Iijima
宏一 飯島
Yasuo Imashiro
康雄 今城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000356691A priority Critical patent/JP2002163737A/ja
Publication of JP2002163737A publication Critical patent/JP2002163737A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災や侵入を高精度に検知する異状検知装置
を得ること。 【解決手段】 空気調和装置1は、温度検出部5が検知
範囲Aを検知領域A1〜Anに分割して各検知領域の温
度を検知し、温度情報保持部7が温度分布を保持し、煙
検出部3が室内における煙の有無を検知し、判定処理部
6が温度分布の変化と各検知領域の温度および温度変化
と煙の有無とをもとに室内における火災発生を検知し、
火災発生時には警報器2が室内に警報を発し、警報を発
した後、応答が無い場合に通信部8によって外部に連絡
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被監視範囲内に
おける火災や侵入者などの異状を検知する空気調和装
置、これに用いる火災検知方法および侵入者検知方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内の空調を行う空気調和装置
は、室内の温度を検出する温度計測手段を備えていた。
一方で、留守中の火災を検知する防災装置や侵入者を検
知する防犯装置が普及しており、これらのホームセキュ
リティーシステムにおいても、温度計測手段が用いられ
ていた。そこで、空気調和装置が備える温度計測手段を
利用し、防災機能および防犯機能を付加した空気調和装
置が考案されてきた。
【0003】図11は、従来の空気調和装置の構成を示
すブロック図である。従来の空気調和装置20は、温度
測定部21、判定部22および通信部23を有してい
る。
【0004】温度測定部21は、室内の平均温度を測定
する。判定部22は、温度測定部21が測定した温度
が、所定の値以上ならば「火災発生」と判定する。通信
部23は、判定部22が「火災発生」と判定した場合
に、電話回線などを利用し、例えば消防署に連絡を行
う。
【0005】また、温度測定部21に赤外線センサーを
利用し、窓や扉など侵入の可能性のある場所に設置する
ことで、赤外線センサーが設置された特定箇所を通過す
る人体を検知する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の空気調和装置は、検出範囲全体の平均温度を検
出するので、相当の温度変化が生じなければ検出ができ
ず、特に検出範囲が広い場合などに検出の精度が低下す
るという問題点があった。また、火災などの異常事態が
発生した場合に、検知するまでに時間がかかり、対応が
遅れるという問題点があった。
【0007】しかも、温度変化のみを検知するため、検
出範囲内であっても煙や温度変化の位置および範囲、物
体の動きが検知できないという問題点があった。
【0008】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
って、温度変化の位置や範囲を特定し、物体の動きを検
出し、煙の発生を検知し、高精度に火災の発生および人
体の侵入を検知可能な空気調和装置を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる異状検知装置は、被監視範囲内を
複数の領域に分割し、分割された各領域の温度を計測す
る温度計測手段と、前記温度計測手段の計測結果をもと
に前記被監視範囲内の温度分布を検知する温度分布検知
手段と、前記温度計測手段の計測結果と前記温度分布検
知手段の検知結果とをもとに前記被監視範囲内における
異状の有無を判定する判定手段とを備えることを特徴と
する。
【0010】この発明によれば、異状検知装置は、被監
視範囲内を複数の領域に分割し、分割した各領域の温度
を計測し、被監視範囲内の温度分布を検出し、分割した
各領域の温度と被監視範囲内の温度分布とをもとに被監
視範囲内の異状を検知する。
【0011】つぎの発明にかかる異状検知装置は、上記
の発明において、前記被監視範囲内の煙を検出する煙検
出手段をさらに備え、前記判定手段は、前記温度計測手
段の計測結果と前記温度分布検知手段の検知結果と前記
煙検出手段の検出結果とをもとに前記被監視範囲内にお
ける異状の有無を判定することを特徴とする。
【0012】この発明によれば、異状検知装置は、被監
視範囲内を複数の領域に分割し、分割した各領域の温度
と被監視範囲内の温度分布と煙の有無とをもとに被監視
範囲内における異状の有無を判定する。
【0013】つぎの発明にかかる異状検知装置は、上記
の発明において、前記判定手段は、前記被監視範囲内に
温度の上昇を示す領域が存在し、該領域の近傍の領域に
温度の上昇を示す領域が拡大し、かつ前記被監視範囲内
に煙が検出された場合に、前記被監視範囲内に火災が発
生したと判定することを特徴とする。
【0014】この発明によれば、異状検知装置は、被監
視範囲内に温度の上昇を示す領域が存在し、温度の上昇
を示す領域が拡大し、かつ被監視範囲内に煙が検出され
た場合に、監視範囲内に火災が発生したと判定する。
【0015】つぎの発明にかかる異状検知装置は、上記
の発明において、前記判定手段は、前記被監視範囲内に
温度の変化を示す温度変化領域が存在し、所定時間後に
前記温度変化領域がさらに温度の変化を示し、かつ前記
温度変化領域と異なる領域において温度の変化を検知し
た場合に、被監視範囲内に侵入者ありと判定することを
特徴とする。
【0016】この発明によれば、異状検知装置は、被監
視範囲内に温度変化を示す領域が存在し、温度変化を示
す領域が時間の経過と共に移動する場合に、監視範囲内
に侵入者が存在すると判定する。
【0017】つぎの発明にかかる異状検知装置は、上記
の発明において、前記判定手段の動作を開始および終了
させる指示を入力する入力手段をさらに備えることを特
徴とする。
【0018】この発明によれば、異状検知装置は、監視
範囲内の監視の開始および終了を、入力手段によって切
り換える。
【0019】つぎの発明にかかる異状検知装置は、上記
の発明において、前記判定手段の判定結果をもとに、所
定の連絡先に連絡を行う通信手段をさらに備えることを
特徴とする。
【0020】この発明によれば、異状検知装置は、監視
範囲内に火災や侵入者などの異状を検知した場合に、通
信手段を用いて消防署や警備保障会社、携帯電話などに
連絡を行う。
【0021】つぎの発明にかかる異状検知装置は、上記
の発明において、前記被監視範囲内を空気調和する空気
調和手段をさらに備えることを特徴とする。
【0022】この発明によれば、異状検知装置は、監視
範囲を空気調和し、監視範囲の温度を調節する。
【0023】つぎの発明にかかる異状検知方法は、被監
視範囲内を複数の領域に分割し、各領域の温度および温
度変化を計測する温度計測工程と、前記温度計測工程の
計測結果をもとに、温度の上昇を示す領域を検出する温
度上昇領域検出工程と、前記温度上昇領域検出工程で検
出された領域の近傍に存在する領域の温度が、上昇して
いるか否かを判定する温度上昇範囲判定工程と、前記監
視すべき範囲内における煙の有無を判定する煙検出工程
と、前記温度計測工程の計測結果と前記温度上昇範囲判
定工程の判定結果と前記煙検出工程の検出結果とをもと
に火災発生の有無を判定する火災判定工程とを含むこと
を特徴とする。
【0024】この発明によれば、異状検知方法は、被監
視範囲内に、温度の上昇を示す領域が存在し、温度の上
昇を示す領域が拡大し、かつ被監視範囲内に煙が検出さ
れた場合に、火災が発生したと判定する。
【0025】つぎの発明にかかる異状検知方法は、監視
すべき範囲を複数の領域に分割し、各領域の温度および
温度変化を計測する温度計測工程と、前記温度計測工程
の計測結果をもとに、温度の被監視範囲内を複数の領域
に分割し、各領域の温度および温度変化を計測する温度
計測工程と、前記温度計測工程の計測結果をもとに、温
度の上昇を示す温度上昇領域を検出する温度上昇領域検
出工程と、前記温度上昇領域検出工程で検出された温度
上昇領域が、所定時間経過後に温度の下降を示し、かつ
前記温度上昇領域と異なる領域において温度の上昇があ
る場合に侵入者が存在すると判定する侵入者判定工程
と、を含むことを特徴とする。
【0026】この発明によれば、異状検知方法は、被監
視範囲内に温度の上昇を示す領域が存在し、温度の上昇
を示す領域が時間の経過と共に移動する場合に、被監視
範囲内に侵入者が存在すると判定する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る空気調和装置の好適な実施の形態を詳細に説
明する。
【0028】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である空気調和装置1を設置した室内を示す斜視
図である。図1において、空気調和装置1は、警報器
2、煙検出部3、入力部4、温度検出部5、判定処理部
6、温度情報保持部7、通信部8を有している。また、
空気調和装置1は壁面10に設置され、温度検出部5
は、床上の検知範囲Aを監視する。さらに、温度検出部
5は、検知範囲Aをn個の検知領域A1〜Anに分割
し、各検知領域について温度を測定する。また、通信部
8は、通信装置9を介して外部と接続する。
【0029】図2は、空気調和装置1の構成を示すブロ
ック図である。温度検出部5は、赤外線撮像素子5aを
有し、所定の時間をおいて定期的に検知領域A1〜An
の赤外線強度を検知する。赤外線撮像素子5aは、例え
ばCCD撮像デバイスなどを用いればよい。このとき、
CCD撮像デバイスの各撮像領域が各検知領域に対応す
る。また、温度検出部5は、検知した検知領域A1〜A
nの赤外線強度を各検知領域の温度情報として温度情報
保持部7に送出する。温度情報保持部7は、温度検出部
5から検知領域A1〜Anの温度情報を受け取り、検知
範囲Aの温度分布として保持する。
【0030】煙検出部3は、室内における煙の有無を検
知し、判定処理部6に煙検出結果を送出する。また、入
力部4は、ワイヤレスリモートコントロール装置(リモ
コン)11が出力した信号を受信し、判定処理部6に監
視の開始または終了を指示する信号を送出する。
【0031】判定処理部6は、入力部4から監視の開始
を指示する信号を受信した場合に、検知範囲Aにおける
火災の有無の判定を開始する。また、判定処理部6は、
入力部4から監視の終了を指示する信号を受信した場合
に、検知範囲Aにおける火災の有無の判定を終了する。
【0032】検知範囲Aにおける火災の有無の判定を開
始した判定処理部6は、所定の時間をおいて定期的に温
度情報保持部7から検知範囲Aの温度分布を読み出し、
検知領域A1〜Anにおける温度変化および検知範囲A
における温度分布の変化を算出する。さらに、判定処理
部6は、検知領域A1〜Anにおける温度変化と検知範
囲Aにおける温度分布の変化と煙検出部の検出結果とを
もとに、火災発生の有無を判定する。
【0033】判定処理部6は、「火災発生」と判定した
場合、警報器2によって室内にブザーなどの警報を発す
る。警報を発した後、所定の時間内に入力部4がリモコ
ン11から監視の終了を指示する信号を受信した場合、
判定処理部6は処理を終了する。警報を発した後、所定
の時間が経過した場合、判定処理部6は、室内が無人で
あると判断し、通信部8に外部への連絡を指示する信号
を送信する。
【0034】通信部8は、判定処理部6からの信号をも
とに、通信装置9を介して所定の連絡先に連絡する。通
信部8からの連絡は、例えば、消防局への通報や、携帯
電話への連絡、メールの送信など既存の通信回線を用い
て行うことができる。
【0035】ここで、図3および図4を用いて判定処理
部6の判定基準について説明する。図3は、火災が発生
した場合の検知範囲Aにおける温度分布の変化を示す図
である。図3(a)は、検知領域Aαで火災が発生した
場合の温度分布である。検知領域Aαにおける時刻tの
温度T(Aα,t)は、火災発生前の検知領域Aαにお
ける温度T(Aα,t0)と比して大きくなっている。
さらに、火災が発生した場合、検知領域Aαの周辺に火
は燃え広がる。図3(b)は、時刻t+Δtにおける温
度分布である。検知領域Aαの周辺の検知領域において
も温度の上昇が確認されるので、火災が発生し、時間Δ
tの間に炎が燃え広がっていることが示される。
【0036】図4は、火災が発生した検知領域における
温度変化を示す図である。火災が発生した場合、火災の
発生した場所の温度は、急激に上昇する。ある検知領域
において、所定の時間間隔Δtの間に急激に温度が上昇
した場合、火災が発生している可能性がある。判定処理
部6は、各検知領域における温度から温度勾配ΔTを算
出する。「i」を「n」以下の自然数として、検知領域
Aiの時刻t+Δtにおける温度勾配ΔTは、ΔT=T
(Ai,t+Δt)−T(Ai+t)で求めることができ
る。判定処理部6は、算出した各領域における温度勾配
が、所定の温度勾配ΔTa以上である場合、その検知領
域において火災が発生した可能性があると判断する。
【0037】また、温度勾配ΔTaより小さい温度勾配
であって、緩慢に温度が上昇した場合であっても、火災
が発生する可能性はある。判定処理部6は、温度が上昇
している検知領域の温度が、所定の温度以上となった場
合、火災が発生する可能性があると判断する。
【0038】さらに、火災が発生した場合には、温度の
上昇に加えて煙が発生する。したがって、判定処理部6
は、上述した温度分布の変化、検知領域A1〜Anの温
度および温度勾配の変化に加えて、室内における煙の有
無をもとに火災発生の有無を判定する。
【0039】ここで、図5に示すフローチャートを参照
して、空気調和装置1の動作手順を説明する。まず、空
気調和装置1は、リモコン11から監視の開始を指示す
る信号を受信した場合に、監視を開始する(ステップS
101)。温度検出部5は、検知領域A1〜Anの温度
を検出する(ステップS102)。温度情報保持部7
は、温度検出部5が検出した各検知領域の温度を温度分
布として保持する(ステップS103)。つぎに、所定
の時間が経過した後(ステップS104、Yes)。温
度検出部5は、再び検知領域A1〜Anの温度を検出す
る(ステップS105)。また、温度情報保持部7は、
温度検出部5が検出した各検知領域の温度を温度分布と
して保持する(ステップS106)。つぎに、判定処理
部6は、温度情報保持部7が保持する温度分布をもとに
各検知領域の温度勾配ΔTiを算出し(ステップS10
7)、温度変化のある検知領域が存在するか否かを判定
する(ステップS108)。
【0040】温度変化のある検知領域が存在し(ステッ
プS108,Yes)、温度勾配ΔTiが、所定の温度
勾配ΔTa以上である検知領域が存在する場合(ステッ
プS109,Yes)、判定処理部6は、温度が上昇し
た検知領域が拡大したかを判定する(ステップS11
0)。温度上昇の範囲が拡大している場合(ステップS
110,Yes)、判定処理部6は、温度が上昇した検
知領域の温度が所定の温度以上であるかを判定する(ス
テップS111)。温度が上昇した検知領域の温度が所
定の値以上である場合(ステップS111,Yes)、
判定処理部6は、煙の有無を判定する(ステップS11
2)。煙が検出された場合(ステップS112,Ye
s)、判定処理部6は、「火災発生」と判断する(ステ
ップS113)。
【0041】判定処理部6は、「火災発生」と判断した
後、警報器2で室内に警報を発する(ステップS11
4)。警報を発した後、所定の時間内にリモコン11か
ら監視終了の信号を受信した場合(ステップS115,
Yes)、空気調和装置1は、監視を解除し、処理を終
了する。一方、警報を発した後、所定の時間が経過した
場合(ステップS115,No)、通信部8は、通信装
置9を介して、火災が発生したことを、消防局や携帯電
話など、所定の連絡先に連絡し(ステップS116)、
処理を終了する。
【0042】また、温度上昇の範囲が一定または減少し
ている場合(ステップS110,No)、温度が上昇し
ている検知領域の温度が所定の値に比して小さい場合
(ステップS111,No)、煙が無いと判定された場
合(ステップS112,No)、空気調和装置1は、リ
モコン11から監視終了の信号を受信したか否かを判定
する(ステップS117)。リモコン11から監視終了
の信号を受信した場合(ステップS117,Yes)、
空気調和装置1は、監視を解除し処理を終了する。一
方、監視終了の信号を受信していない場合(ステップS
117,No)、空気調和装置1は、所定時間の経過後
(ステップS104,Yes)、再び検知領域A1〜A
nの温度の検出を行う(ステップS105)。
【0043】一方、全ての検知領域の温度勾配が、所定
の温度勾配ΔTaに比して小さい場合(ステップS10
9,No)、判定処理部6は、温度勾配ΔTが0より大
きい検知領域が存在するか否かを判定する(ステップS
118)。温度勾配ΔTが0より大きい検知領域が存在
する場合(ステップS118,Yes)、判定処理部6
は、温度が上昇した検知領域が拡大したかを判定する
(ステップS119)。温度上昇の範囲が拡大している
場合(ステップS119,Yes)、判定処理部6は、
温度が上昇した検知領域の温度が所定の温度以上である
かを判定する(ステップS120)。温度が上昇した検
知領域の温度が所定の値以上である場合(ステップS1
20,Yes)、判定処理部6は、煙の有無を判定する
(ステップS121)。煙が検出された場合(ステップ
S121,Yes)、判定処理部6は、「火災発生」と
判断する(ステップS122)。
【0044】判定処理部6は、「火災発生」と判断した
後、警報器2で室内に警報を発する(ステップS12
3)。警報を発した後、リモコン11から監視終了の信
号を受信した場合、空気調和装置1は、監視を解除し
(ステップS124,Yes)、処理を終了する。一
方、監視終了の信号を受信していない場合(ステップS
124,No)、通信部8は、通信装置9を介して、火
災が発生したことを携帯電話などの所定の連絡先に連絡
し(ステップS125)、処理を終了する。
【0045】また、温度変化のある検知領域が存在しな
い場合(ステップS108,No)、全ての検知領域の
温度勾配が0以下の場合(ステップS118,No)、
温度上昇の範囲が一定または減少している場合(ステッ
プS119,No)、温度が上昇している検知領域の温
度が所定の値に比して小さい場合(ステップS120,
No)、煙が無いと判定された場合(ステップS12
1,No)、空気調和装置1は、リモコン11から監視
終了の信号を受信したか否かを判定する(ステップS1
26)。リモコン11から監視終了の信号を受信した場
合(ステップS126,Yes)、空気調和装置1は、
監視を解除し処理を終了する。一方、監視終了の信号を
受信していない場合(ステップS126,No)、空気
調和装置1は、所定時間の経過後(ステップS104,
Yes)、再び検知領域A1〜Anの温度の検出を行う
(ステップS105)。
【0046】この実施の形態1では、空気調和装置1
は、温度検出部5が検知範囲Aを検知領域A1〜Anに
分割して各検知領域の温度を検知し、温度情報保持部7
が温度分布を保持し、煙検出部3が室内における煙の有
無を検知し、判定処理部6が温度分布の変化と各検知領
域の温度および温度変化と煙の有無とをもとに室内にお
ける火災発生を検知し、火災発生時には警報器2が室内
に警報を発し、警報を発した後、応答が無い場合に通信
部8によって外部に連絡を行う。
【0047】この実施の形態1における空気調和装置1
は、検知範囲Aを検知領域A1〜Anに分割して各検知
領域の温度を検知するので、温度変化を迅速に検出する
ことができ、また、温度が上昇した検知領域の広がりを
把握し、炎が燃え広がっているか否かを検出することが
できる。さらに、煙の有無を検知し、温度分布の変化と
各検知領域の温度変化と煙の有無とをもとに火災発生の
判断を行うので、迅速かつ精度の高い判断を行うことが
できる。
【0048】また、この実施の形態1における空気調和
装置1は、警報器2を備え、火災発生時に室内に警報ブ
ザーを鳴らし、応答が無い場合に所定の連絡先に連絡を
行うので、室内に人が居る場合にも外出中の場合にも適
切に対応することができる。
【0049】さらに、検知領域の温度勾配を判断基準と
しているので、急激に温度が上昇した場合と緩慢に温度
が上昇した場合とに各々対応した連絡を行うことができ
る。例えば、急激な温度上昇の場合に「火災発生」と判
断して消防署と携帯電話に連絡し、緩慢に温度が上昇し
た場合には「火災の危険あり」と判断して携帯電話に連
絡する、など連絡先を状況に応じて変化させることがで
きる。
【0050】なお、実施の形態1では、所定の温度勾配
ΔTaを判断基準として用い、対応の細分化を図ってい
るが、所定の温度勾配ΔTaを「0」と設定し、対応を
統一することで、構成および処理手順を簡易化してもよ
い。
【0051】また、実施の形態1では、監視の開始およ
び終了の指示にリモコン11を用いているが、空気調和
装置に直接入力するようにしてもよいし、外出先から電
話回線などを用いて監視の開始および終了の指示を行う
ことができるようにしてもよい。
【0052】さらに、監視の開始および終了の指示を行
う場合に暗証コードを入力し、監視の開始を指示したリ
モコン以外からの操作を拒絶するようにしてもよい。暗
証コードを用いることで、誤った指示の入力や第3者か
らの不正な入力を防ぐことができる。
【0053】また、実施の形態1では、温度検出部5
は、CCD撮像デバイスである赤外線撮像素子5aを有
していたが、本発明はこれに限られることなく、温度情
報と位置情報とを取得する任意の手段を温度検知部とし
て用いることができる。たとえば、赤外線受光装置によ
って検知範囲をスキャンする手段であってもよいし、赤
外線受光装置を、各検知領域に対応させて複数設けても
よい。
【0054】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。図6は、この発明の実施の形
態2である空気調和装置の構成を示すブロック図であ
る。空気調和装置12は、検知範囲Aにおける侵入者の
存在を判定する判定処理部13を有している。その他の
構成は、実施の形態1と同様であり、同一の構成要素に
は同一の符号を付している。
【0055】温度検出部5は、赤外線撮像素子5aを有
し、所定の時間をおいて定期的に検知領域A1〜Anの
赤外線強度を検知する。また、温度検出部5は、検知し
た検知領域A1〜Anの赤外線強度を各検知領域の温度
情報として温度情報保持部7に送出する。温度情報保持
部7は、温度検出部5から検知領域A1〜Anの温度情
報を受け取り、検知範囲Aの温度分布として保持する。
【0056】入力部4は、ワイヤレスリモートコントロ
ール装置(リモコン)11が出力した信号を受信し、判
定処理部13に監視の開始または終了を指示する信号を
送出する。
【0057】判定処理部13は、入力部4から監視の開
始を指示する信号を受信した場合に、侵入者の有無の判
定を開始する。また、判定処理部6は、入力部4から監
視の終了を指示する信号を受信した場合に、侵入者の有
無の判定を終了する。
【0058】判定を開始した判定処理部6は、所定の時
間をおいて定期的に温度情報保持部7から検知範囲Aの
温度分布を読み出し、検知領域A1〜Anの温度変化お
よび検知範囲Aの温度分布の変化を算出する。さらに、
判定処理部6は、検知領域A1〜Anの温度変化と検知
範囲Aの温度分布の変化とをもとに、侵入者の有無を判
定する。
【0059】判定処理部13は、「侵入者あり」と判定
した場合、警報器2によって室内にブザーなどの警報を
発する。警報を発した後、所定の時間内に入力部4がリ
モコン11から監視の終了を指示する信号を受信した場
合、判定処理部12は処理を終了する。警報を発した
後、所定の時間が経過した場合、判定処理部13は、通
信部8に外部への連絡を指示する信号を送信する。
【0060】通信部8は、判定処理部13からの信号を
もとに、通信装置9を介して所定の連絡先に連絡する。
通信部8からの連絡は、例えば、警備保障会社への通報
や、携帯電話への連絡、メールの送信など既存の通信回
線を用いて行うことができる。
【0061】ここで、図7を用いて判定処理部13の判
定基準について説明する。図7は、侵入者が存在する場
合の検知範囲Aにおける温度分布の変化を示す図であ
る。図7(a)は、検知領域Aβに人が侵入した場合の
温度分布である。検知領域Aβにおける時刻tの温度T
(Aβ,t)は、侵入以前の検知領域Aβにおける温度
T(Aβ,t0)と比して大きくなっている。さらに、
人が侵入した場合、侵入者は移動を行う。図7(b)は
所定時間Δtの経過後における検知範囲Aの温度分布で
ある。検知領域Aβの温度T(Aβ,t+Δt)は温度
T(Aβ,t)に比して小さくなる。また、β≠γであ
る検知領域Aγにおける温度T(Aγ,t+Δt)は、
温度T(Aγ,t)に比して大きくなる。判定処理部1
3は、温度が高い検知領域が移動していることから、侵
入者が存在すると判定する。
【0062】つぎに、図8に示すフローチャートを参照
して空気調和装置12の動作手順を説明する。まず、空
気調和装置12は、リモコン11から監視の開始を指示
する信号を受信した場合に、監視を開始する(ステップ
S201)。温度検出部5は、検知領域A1〜Anの温
度を検出する(ステップS202)。温度情報保持部7
は、温度検出部5が検出した各検知領域の温度を温度分
布として保持する(ステップS203)。つぎに、所定
の時間が経過した後(ステップS204、Yes)。温
度検出部5は、再び検知領域A1〜Anの温度を検出す
る(ステップS205)。また、温度情報保持部7は、
温度検出部5が検出した各検知領域の温度を温度分布と
して保持する(ステップS206)。つぎに、判定処理
部13は、温度情報保持部7が保持する温度分布をもと
に各検知領域の温度変化を算出する(ステップS20
7)。
【0063】温度変化のある検知領域Aβが存在する場
合(ステップS208,Yes)、温度検出部5は、所
定時間経過後(ステップS209,Yes)、再び検知
領域A1〜Anの温度を検出する(ステップS21
0)。また、温度情報保持部7は、温度検出部5が検出
した各検知領域の温度を温度分布として保持する(ステ
ップS211)。つぎに、判定処理部13は、温度情報
保持部7が保持する温度分布をもとに、各検知領域の温
度変化を算出する(ステップS212)。検知領域Aβ
の温度がさらに変化している場合(ステップS213,
Yes)、判定処理部13は、検知領域Aβ以外の検知
領域において温度変化のあった検知領域Aγ(γ≠β)
が存在するか否かを判定する(ステップS214)。
【0064】温度変化のある検知領域Aγが存在する場
合(ステップS214,Yes)、判定処理部13は、
「侵入者あり」と判定する(ステップS215)。判定
処理部13は、「侵入者あり」と判定した後、警報器2
で室内に警報を発する(ステップS216)。警報を発
した後、リモコン11から監視終了の信号を受信した場
合(ステップS217,Yes)、空気調和装置12は
監視を解除し、処理を終了する。一方、監視終了の信号
を受信していない場合、(ステップS217,No)、
通信部8は、通信装置9を介して侵入者が存在すること
を警備保障会社や携帯電話など、所定の連絡先に連絡し
(ステップS218)、処理を終了する。
【0065】また、検知領域A1〜Anの温度が一定で
ある場合(ステップS208,No)、検知領域Aβの
温度が同一の場合(ステップS213,No)、検知領
域Aβ以外の検知領域で温度が一定である場合(ステッ
プS214,No)、空気調和装置12は、リモコン1
1から監視終了の信号を受信したか否かを判定する(ス
テップS219)。リモコン11から監視終了の信号を
受信した場合、(ステップS219,Yes)、空気調
和装置12は、監視を解除し処理を終了する。一方、監
視終了の信号を受信していない場合(ステップS21
9,No)、空気調和装置12は、所定時間経過後(ス
テップS204,Yes)、再び検知領域A1〜Anに
おける温度の検出を行う(ステップS205)。
【0066】この実施の形態2では、空気調和装置12
は、温度検出部5が検知範囲Aを検知領域A1〜Anに
分割して各検知領域の温度を検知し、温度情報保持部7
が温度分布を保持し、判定処理部13が温度分布の変化
をもとに室内における侵入者の存在を検知し、侵入者が
存在する場合には警報器2が室内に警報を発し、警報を
発した後、応答が無い場合に通信部8によって外部に連
絡を行う。
【0067】この実施の形態2における空気調和装置1
2は、検知範囲Aを検知領域A1〜Anに分割して各検
知領域の温度を検知するので、侵入者による温度変化と
侵入者の動きを検出することができる。
【0068】また、この実施の形態2における空気調和
装置12は、警報器2を備え、侵入者存在時に室内に警
報ブザーを鳴らし、応答が無い場合に所定の連絡先に連
絡を行うので、居住者が帰宅時などに監視の解除を失念
した場合においても、外部に連絡を行う前に監視を終了
でき、外部への誤報を防ぐことができる。
【0069】また、実施の形態2では、監視の開始およ
び終了の指示にリモコン11を用いているが、空気調和
装置に直接入力するようにしてもよいし、外出先から電
話回線などを用いて監視の開始および終了の指示を行う
ことができるようにしてもよい。
【0070】さらに、監視の開始および終了の指示を行
う場合に暗証コードを入力し、監視の開始を指示したリ
モコン以外からの操作を拒絶するようにしてもよい。暗
証コードを用いることで、誤った指示の入力や侵入者に
よる監視の解除を防止することができる。
【0071】実施の形態3.つぎに、この発明の実施の
形態3について説明する。図9は、この発明の実施の形
態3である空気調和装置の構成を示すブロック図であ
る。空気調和装置14は、検知範囲Aにおける火災の発
生および侵入者の存在を判定する判定処理部15を有し
ている。その他の構成は、実施の形態1と同様であり、
同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0072】温度検出部5は、赤外線撮像素子5aを有
し、所定の時間をおいて定期的に検知領域A1〜Anの
赤外線強度を検知する。また、温度検出部5は、検知し
た検知領域A1〜Anの赤外線強度を各検知領域の温度
情報として温度情報保持部7に送出する。温度情報保持
部7は、温度検出部5から検知領域A1〜Anの温度情
報を受け取り、検知範囲Aの温度分布として保持する。
【0073】煙検出部3は、室内における煙の有無を検
知し、判定処理部15に送出する。また、入力部4は、
ワイヤレスリモートコントロール装置(リモコン)11
が出力した信号を受信し、判定処理部15に監視の開始
または終了を指示する信号を送出する。
【0074】判定処理部15は、入力部4から監視の開
始を指示する信号を受信した場合に、異状の有無の判定
を開始する。また、判定処理部15は、入力部4から監
視の終了を指示する信号を受信した場合に、異状の有無
の判定を終了する。
【0075】判定を開始した判定処理部15は、所定の
時間をおいて定期的に温度情報保持部7から検知範囲A
の温度分布を読み出し、検知領域A1〜Anにおける温
度変化および検知範囲Aにおける温度分布の変化を算出
する。さらに、判定処理部15は、検知領域A1〜An
における温度変化と検知範囲Aにおける温度分布の変化
と煙検出部3の検出結果とをもとに、火災発生の有無を
判定する。また、判定処理部15は、検知範囲Aにおけ
る温度分布の変化をもとに侵入者の有無を判定する。
【0076】判定処理部15は、「火災発生」または
「侵入者あり」と判定した場合、警報器2によって室内
にブザーなどの警報を発する。警報を発した後、入力部
4がリモコン11から所定の時間内に監視の終了を指示
する信号を受信した場合、判定処理部15は処理を終了
する。警報を発した後、所定の時間が経過した場合、判
定処理部15は、通信部8に外部への連絡を指示する信
号を送信する。
【0077】通信部8は、判定処理部15からの信号を
もとに、通信装置9を介して所定の連絡先に連絡する。
通信部8からの連絡は、例えば、消防局または警備保障
会社への通報や、携帯電話への連絡、メールの送信など
既存の通信回線を用いて行うことができる。
【0078】ここで、図10に示すフローチャートを参
照して、空気調和装置14の動作手順を説明する。ま
ず、空気調和装置14は、リモコン11から監視の開始
を指示する信号を受信した場合に、監視を開始する(ス
テップS301)。温度検出部5は、検知領域A1〜A
nの温度を検出する(ステップS302)。温度情報保
持部7は、温度検出部5が検出した各検知領域の温度を
温度分布として保持する(ステップS303)。つぎ
に、所定の時間が経過した後(ステップS304、Ye
s)。温度検出部5は、再び検知領域A1〜Anの温度
を検出する(ステップS305)。また、温度情報保持
部7は、温度検出部5が検出した各検知領域の温度を温
度分布として保持する(ステップS306)。つぎに、
判定処理部15は、温度情報保持部7が保持する温度分
布をもとに各検知領域の温度変化を算出する(ステップ
S307)。
【0079】温度変化のある検知領域が存在する場合
(ステップS308,Yes)、空気調和装置14は、
検知範囲Aにおける温度分布の変化と各検知領域A1〜
Anの温度および温度変化と煙の有無とをもとに室内に
おける火災発生の有無を判定する(ステップS30
9)。なお、火災発生の有無の判定には、実施の形態1
で用いた動作手順を用いる。
【0080】判定処理部15は、「火災発生」と判定し
た場合(ステップS309,Yes)、警報器2で室内
に警報を発する(ステップS310)。警報を発した
後、リモコン11から監視終了の信号を受信した場合
(ステップS311,Yes)、空気調和装置14は、
監視を解除し、処理を終了する。一方、監視終了の信号
を受信していない場合(ステップS311,No)、通
信部8は、通信装置9を介して、火災が発生したこと
を、消防局や携帯電話など、所定の連絡先に連絡し(ス
テップS312)、処理を終了する。
【0081】判定処理部15は、「火災なし」と判定し
た場合(ステップS309,No)、検知範囲Aの温度
分布の変化をもとに侵入者の有無を判定する(ステップ
S313)。なお、侵入者の有無の判定には、実施の形
態2で用いた動作手順を用いる。判定処理部15は、
「侵入者あり」と判定した場合(ステップS313,Y
es)、警報器2で室内に警報を発する(ステップS3
14)。警報を発した後、リモコン11から監視終了の
信号を受信した場合(ステップS315,Yes)、空
気調和装置14は、監視を解除し、処理を終了する。一
方、監視終了の信号を受信していない場合(ステップS
315,No)、通信部8は、通信装置9を介して、侵
入者が存在することを、警備保障会社や携帯電話など、
所定の連絡先に連絡し(ステップS316)、処理を終
了する。
【0082】また、空気調和装置14は、検知領域A1
〜Anの温度が一定である場合(ステップS308,N
o)および「侵入者なし」と判定した場合(ステップS
313,No)、リモコン11から監視終了の信号を受
信したか否かを判定する(ステップS317)。リモコ
ン11から監視終了の信号を受信した場合、(ステップ
S317,Yes)、空気調和装置14は、監視を解除
し処理を終了する。一方、監視終了の信号を受信してい
ない場合(ステップS317,No)、空気調和装置1
4は、所定時間経過後(ステップS304,Yes)、
再び検知領域A1〜Anにおける温度の検出を行う(ス
テップS305)。
【0083】この実施の形態3では、空気調和装置14
は、温度検出部5が検知範囲Aを検知領域A1〜Anに
分割して各検知領域の温度を検知し、温度情報保持部7
が温度分布を保持し、煙検出部3が室内における煙の有
無を検知し、判定処理部15が温度分布の変化と各検知
領域の温度および温度変化と煙の有無とをもとに室内に
おける火災や侵入者などの異状を検知し、室内に異状が
ある時には警報器2が室内に警報を発し、警報を発した
後に入力部4が監視の終了を受信しない場合に通信部8
によって外部に連絡を行う。
【0084】この実施の形態3における空気調和装置1
4は、検知範囲Aを検知領域A1〜Anに分割して各検
知領域の温度を検知するので、温度変化を迅速に検出す
ることができ、また、温度が上昇した検知領域の広がり
を把握し、炎が燃え広がっているか否かを検出すること
ができる。また、侵入者による温度変化と侵入者の動き
を検出することができる。さらに、煙の有無を検知し、
温度分布の変化と各検知領域の温度変化と煙の有無とを
もとに火災や侵入者の有無を判断するので、迅速かつ精
度の高い判断を行うことができる。
【0085】また、この実施の形態3における空気調和
装置14は、警報器2を備え、火災や侵入者の発生時に
室内に警報ブザーを鳴らし、応答が無い場合に所定の連
絡先に連絡を行うので、室内に人が居る場合にも外出中
の場合にも適切に対応でき、外部への誤報を防止するこ
とができる。
【0086】なお、所定の温度勾配ΔTaを判断基準と
し、対応の細分化を図ってもよい。所定の温度勾配ΔT
aと、検知領域A1〜An温度変化を比較することで、
「火災発生」の場合と「火災の危険あり」の場合と、に
各々対応する連絡先を切り換えることができる。
【0087】また、実施の形態3では、監視の開始およ
び終了の指示にリモコン11を用いているが、空気調和
装置に直接入力するようにしてもよいし、外出先から電
話回線などを用いて監視の開始および終了の指示を行う
ことができるようにしてもよい。
【0088】さらに、監視の開始および終了の指示を行
う場合に暗証コードを入力し、監視の開始を指示したリ
モコン以外からの操作を拒絶するようにしてもよい。暗
証コードを用いることで、誤った指示の入力や第3者か
らの不正な入力を防ぐことができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、異状検知装置は、被監視範囲内を複数の領域に分割
し、分割した各領域の温度を計測し、被監視範囲内の温
度分布を検出し、分割した各領域の温度と被監視範囲内
の温度分布とをもとに被監視範囲内の異状を検知するの
で、温度変化を迅速に検出することができ、また、温度
が上昇した検知領域の広がりや動きを把握し、被監視範
囲内における異状を迅速かつ精度よく検知することがで
きるという効果を奏する。
【0090】つぎの発明によれば、異状検知装置は、被
監視範囲内を複数の領域に分割し、分割した各領域の温
度と被監視範囲内の温度分布と煙の有無とをもとに被監
視範囲内における異状の有無を判定するので、被監視範
囲内における温度分布の変化に加え、煙の発生を判断基
準とし、被監視範囲内における異状をさらに高精度に検
知することができるという効果を奏する。
【0091】つぎの発明によれば、異状検知装置は、被
監視範囲内に温度を上昇を示す領域が存在し、温度の上
昇を示す領域が拡大し、かつ被監視範囲内に煙が検出さ
れた場合に、監視範囲内に火災が発生したと判定するの
で、温度の上昇に加えて、温度が上昇した領域の広がり
から炎が燃え広がっていることを判別し、かつ煙の発生
を加味した、高精度な火災検知を行うことができるとい
う効果を奏する。
【0092】つぎの発明によれば、異状検知装置は、被
監視範囲内に温度変化を示す領域が存在し、温度変化を
示す領域が時間の経過と共に移動する場合に、監視範囲
内に侵入者が存在すると判定するので、被監視範囲内へ
の侵入者を迅速かつ精度よく検知することができるとい
う効果を奏する。
【0093】つぎの発明によれば、異状検知装置は、監
視範囲内の監視の開始および終了を、入力手段によって
切り換えるので、監視範囲内が無人の場合に監視を行
い、必要に応じて監視を解除する、効率的な監視を行う
ことができるという効果を奏する。
【0094】つぎの発明によれば、異状検知装置は、監
視範囲内に火災や侵入者などの異状を検知した場合に、
通信手段を用いて消防署や警備保障会社、携帯電話など
に連絡を行うので、火災や侵入者が発生した場合に、自
動的に適切な連絡をおこなうことがきるという効果を奏
する。
【0095】つぎの発明によれば、異状検知装置は、監
視範囲を空気調和し、監視範囲の温度を調節するので、
空気調和と異状検知とを同一の装置で行うことができる
という効果を奏する。
【0096】つぎの発明によれば、異状検知方法は、被
監視範囲内に、温度の上昇を示す領域が存在し、温度の
上昇を示す領域が拡大し、かつ被監視範囲内に煙が検出
された場合に、火災が発生したと判定するので、温度が
上昇した領域の広がりから炎が燃え広がっていることを
判別し、かつ煙の発生を加味した、高精度な火災検知を
行うことができるという効果を奏する。
【0097】この発明によれば、異状検知方法は、被監
視範囲内に温度の上昇を示す領域が存在し、温度の上昇
を示す領域が時間の経過と共に移動する場合に、被監視
範囲内に侵入者が存在すると判定するので、室内への侵
入者を迅速かつ精度よく検知することができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である空気調和装置
を設置した室内を示す斜視図である。
【図2】 図1に示した空気調和装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 火災が発生した場合の温度分布の変化を示す
図である。
【図4】 火災発生時の温度変化を示す図である。
【図5】 図2に示した空気調和装置の動作手順を説明
するフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2である空気調和装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】 侵入者が存在する場合の温度分布の変化を示
す図である。
【図8】 図6に示した空気調和装置の動作手順を示す
フローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3である空気調和装置
の構成を示すブロック図である。
【図10】 図9に示した空気調和装置の動作手順を示
すフローチャートである。
【図11】 従来の空気調和装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1,12,14 空気調和装置、2 警報器、3 煙検
出部、4 入力部、5温度検出部、5a CCD撮像デ
バイス、6,13,15 判定処理部、7温度情報保持
部、8 通信部、9 通信装置、10 壁面、11 ワ
イヤレスリモートコントロール装置、A 検知範囲、A
1〜An 検知領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 13/18 G08B 13/18 Fターム(参考) 3L060 AA02 CC02 CC08 CC11 CC13 CC19 DD06 DD08 EE45 3L061 BC05 BD03 5C084 AA02 AA07 BB40 CC19 DD12 DD41 DD43 5C085 AA01 AA03 AA13 AB09 AC03 BA14 CA30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被監視範囲内を複数の領域に分割し、分
    割された各領域の温度を計測する温度計測手段と、 前記温度計測手段の計測結果をもとに、前記被監視範囲
    内の温度分布を検知する温度分布検知手段と、 前記温度計測手段の計測結果と前記温度分布検知手段の
    検知結果とをもとに、前記被監視範囲内における異状の
    有無を判定する判定手段と、 を備えることを特徴とする異状検知装置。
  2. 【請求項2】 前記被監視範囲内の煙を検出する煙検出
    手段をさらに備え、 前記判定手段は、前記温度計測手段の計測結果と前記温
    度分布検知手段の検知結果と前記煙検出手段の検出結果
    とをもとに前記被監視範囲内における異状の有無を判定
    することを特徴とする請求項1に記載の異状検知装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記被監視範囲内に温
    度の上昇を示す領域が存在し、該領域の近傍の領域に温
    度の上昇を示す領域が拡大し、かつ前記被監視範囲内に
    煙が検出された場合に、前記被監視範囲内に火災が発生
    したと判定することを特徴とする請求項2に記載の異状
    検知装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記被監視範囲内に温
    度の変化を示す温度変化領域が存在し、所定時間後に前
    記温度変化領域がさらに温度の変化を示し、かつ前記温
    度変化領域と異なる領域において温度の変化を検知した
    場合に、被監視範囲内に侵入者ありと判定することを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の異状検知
    装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段の動作を開始および終了さ
    せる指示を入力する入力手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の異状検知装
    置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段の判定結果をもとに、所定
    の連絡先に連絡を行う通信手段をさらに備えることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の異状検知
    装置。
  7. 【請求項7】 前記被監視範囲内を空気調和する空気調
    和手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか一つに記載の異状検知装置。
  8. 【請求項8】 被監視範囲内を複数の領域に分割し、各
    領域の温度および温度変化を計測する温度計測工程と、 前記温度計測工程の計測結果をもとに、温度の上昇を示
    す領域を検出する温度上昇領域検出工程と、 前記温度上昇領域検出工程で検出された領域の近傍に存
    在する領域の温度が、上昇しているか否かを判定する温
    度上昇範囲判定工程と、 前記監視すべき範囲内における煙の有無を判定する煙検
    出工程と、 前記温度計測工程の計測結果と前記温度上昇範囲判定工
    程の判定結果と前記煙検出工程の検出結果とをもとに火
    災発生の有無を判定する火災判定工程と、 を含むことを特徴とする異状検知方法。
  9. 【請求項9】 被監視範囲内を複数の領域に分割し、各
    領域の温度および温度変化を計測する温度計測工程と、 前記温度計測工程の計測結果をもとに、温度の上昇を示
    す温度上昇領域を検出する温度上昇領域検出工程と、 前記温度上昇領域検出工程で検出された温度上昇領域
    が、所定時間経過後に温度の下降を示し、かつ前記温度
    上昇領域と異なる領域において温度の上昇がある場合に
    侵入者が存在すると判定する侵入者判定工程と、 を含むことを特徴とする異状検知方法。
JP2000356691A 2000-11-22 2000-11-22 異状検知装置およびこれに用いる異状検知方法。 Pending JP2002163737A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000356691A JP2002163737A (ja) 2000-11-22 2000-11-22 異状検知装置およびこれに用いる異状検知方法。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000356691A JP2002163737A (ja) 2000-11-22 2000-11-22 異状検知装置およびこれに用いる異状検知方法。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002163737A true JP2002163737A (ja) 2002-06-07

Family

ID=18828880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000356691A Pending JP2002163737A (ja) 2000-11-22 2000-11-22 異状検知装置およびこれに用いる異状検知方法。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002163737A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007183820A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Chuo Electronics Co Ltd 異常温度検知装置
JP2010159887A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
KR101028096B1 (ko) * 2009-02-20 2011-04-08 엘지전자 주식회사 공기조화기 및 그 비상제어방법
JP2011094965A (ja) * 2007-06-13 2011-05-12 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機およびこの空気調和機を備えた空気調和システム
CN103839358A (zh) * 2014-03-05 2014-06-04 广东美的制冷设备有限公司 智能空调及其防盗监控方法和装置
CN104501363A (zh) * 2014-11-25 2015-04-08 珠海格力电器股份有限公司 空调器及其控制系统
CN106152433A (zh) * 2016-09-05 2016-11-23 珠海格力电器股份有限公司 一种具有家庭防盗功能的空调器及其防盗方法
JP2016197307A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 モリタ宮田工業株式会社 検知装置
JPWO2017149709A1 (ja) * 2016-03-02 2018-06-28 三菱電機株式会社 空気調和機および空気調和機における異状監視方法
JP2019143822A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 シャープ株式会社 空気調和機および防犯システム
CN113654181A (zh) * 2021-07-30 2021-11-16 青岛海尔空调器有限总公司 用于防火控制的方法及装置、空调器、可读存储介质

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04205299A (ja) * 1990-11-30 1992-07-27 Nohmi Bosai Ltd 火災検出装置
JPH0510561A (ja) * 1991-07-05 1993-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱画像検出手段を有する台所用換気扇
JPH0896278A (ja) * 1994-09-22 1996-04-12 Anima Denshi Kk 熱等の自動検出装置及びその使用方法
JPH11173640A (ja) * 1997-12-09 1999-07-02 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JP2000040194A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Kyowa Keibi Hosho Kk 簡易式警備装置
JP2000172962A (ja) * 1998-12-09 2000-06-23 Uchida Seihon Kako:Kk 無人空間の監視及び防災を行う装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04205299A (ja) * 1990-11-30 1992-07-27 Nohmi Bosai Ltd 火災検出装置
JPH0510561A (ja) * 1991-07-05 1993-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱画像検出手段を有する台所用換気扇
JPH0896278A (ja) * 1994-09-22 1996-04-12 Anima Denshi Kk 熱等の自動検出装置及びその使用方法
JPH11173640A (ja) * 1997-12-09 1999-07-02 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JP2000040194A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Kyowa Keibi Hosho Kk 簡易式警備装置
JP2000172962A (ja) * 1998-12-09 2000-06-23 Uchida Seihon Kako:Kk 無人空間の監視及び防災を行う装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007183820A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Chuo Electronics Co Ltd 異常温度検知装置
JP4704917B2 (ja) * 2006-01-06 2011-06-22 中央電子株式会社 異常温度検知装置
JP2011094965A (ja) * 2007-06-13 2011-05-12 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機およびこの空気調和機を備えた空気調和システム
JP2010159887A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
KR101028096B1 (ko) * 2009-02-20 2011-04-08 엘지전자 주식회사 공기조화기 및 그 비상제어방법
CN103839358A (zh) * 2014-03-05 2014-06-04 广东美的制冷设备有限公司 智能空调及其防盗监控方法和装置
CN104501363A (zh) * 2014-11-25 2015-04-08 珠海格力电器股份有限公司 空调器及其控制系统
JP2016197307A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 モリタ宮田工業株式会社 検知装置
JPWO2017149709A1 (ja) * 2016-03-02 2018-06-28 三菱電機株式会社 空気調和機および空気調和機における異状監視方法
CN106152433A (zh) * 2016-09-05 2016-11-23 珠海格力电器股份有限公司 一种具有家庭防盗功能的空调器及其防盗方法
CN106152433B (zh) * 2016-09-05 2018-10-19 珠海格力电器股份有限公司 一种具有家庭防盗功能的空调器及其防盗方法
JP2019143822A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 シャープ株式会社 空気調和機および防犯システム
CN113654181A (zh) * 2021-07-30 2021-11-16 青岛海尔空调器有限总公司 用于防火控制的方法及装置、空调器、可读存储介质
CN113654181B (zh) * 2021-07-30 2022-09-06 青岛海尔空调器有限总公司 用于防火控制的方法及装置、空调器、可读存储介质
WO2023005236A1 (zh) * 2021-07-30 2023-02-02 青岛海尔空调器有限总公司 用于防火控制的方法及装置、空调器、可读存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101794733B1 (ko) 음장 변화 패턴 분석을 통한 보안 시스템 및 그 방법
KR100901784B1 (ko) 화재 발생 감지시스템 및 그 방법
US10794606B2 (en) Systems and methods of detection with active infrared sensors
JP2002163737A (ja) 異状検知装置およびこれに用いる異状検知方法。
US8890696B2 (en) Fire detector
EP2407944A1 (en) Method and apparatus for activating and deactivating video cameras in a security system
EP3226220B1 (en) Automatic notify mode for security system
EP1687787A2 (en) Multi-sensor fire detectors with audio sensors and systems thereof
JP2007280167A (ja) 空気調和機
KR101817940B1 (ko) 듀얼 영상 카메라를 이용한 이상징후 모니터링 시스템 및 방법
JP2020098574A (ja) 緊急事態通知システム
KR20070087314A (ko) 경비 로봇 시스템, 이를 이용한 방범 시스템 및 방법
KR101447528B1 (ko) Cctv를 이용한 화재 경보 제어 장치 및 시스템
WO2017149709A1 (ja) 空気調和機および空気調和機における異状監視方法
KR20190014936A (ko) 화재 감시 시스템 및 화재 감시 방법
KR102072985B1 (ko) 재난감지 및 재난방재 장치와 이의 동작 방법
EP4002317B1 (en) Fire detection system and method for identifying a source of smoke in a monitored environment
KR100596204B1 (ko) 랙용 화재징후 복합 감지 시스템
JP2001028086A (ja) 室内監視システム
KR100632445B1 (ko) 무선 통신을 이용한 화재 지점 및 대피 경로 모니터링시스템
EP3813032A1 (en) Adaptive fire detection
JPH11283157A (ja) 警備装置
KR20080056540A (ko) 공조기기 및 그 방범운전 제어방법
TWI642020B (zh) 人流管制保全系統
US6480109B1 (en) Alarm lockout apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070724

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071002