JP2002163694A - 入退出監視システム - Google Patents

入退出監視システム

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JP2002163694A
JP2002163694A JP2000361679A JP2000361679A JP2002163694A JP 2002163694 A JP2002163694 A JP 2002163694A JP 2000361679 A JP2000361679 A JP 2000361679A JP 2000361679 A JP2000361679 A JP 2000361679A JP 2002163694 A JP2002163694 A JP 2002163694A
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Application number
JP2000361679A
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English (en)
Inventor
Soichiro Makiyama
総一郎 槇山
Shinji Matsudaira
慎二 松平
Hiroji Sasaki
洋児 佐々木
浩 ▼吉▲田
Hiroshi Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denpa Kogyo KK
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denpa Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定のエリアへの立入り若しくは特定のエリ
アからの退出を監視することが可能な入退出監視システ
ムにおいて、構成の小規模化を図る。 【解決手段】 本発明に係る入退出監視システムは、複
数の入退出ゲートにそれぞれ配備された送信アンテナ1
と、入退出を監視すべき複数人にそれぞれ取り付けられ
送信アンテナ1からの電波を受けて識別信号を送信する
タグ2と、各入退出ゲートに配備されタグ2からの識別
信号を受信して該識別信号に含まれるIDコード及びゲ
ート番号を含む監視信号を出力する受信機3と、各受信
機3と接続され各受信機3から出力される監視信号に基
づいて、IDコード、ゲート番号及び時刻を表示する監
視装置5とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、徘徊者等、行動を
監視すべき複数の人物が保護施設等の所定のエリアから
退出し、或いは危険地域等の所定のエリアに立ち入るこ
とを防止するための入退出監視システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等の施設においては、精神障
害のある病人が無断で施設を外出することを防止するた
めに、重度の病人については部屋に閉じ込める等、病人
の行動を拘束することが行なわれているが、近年、病人
を必要以上に拘束することなく、病人の徘徊を監視する
ことが出来る入退出監視システムの開発が要望されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な入退出監視システムにおいては、多数の病人を対象と
して、各病人について、施設の複数箇所に設けられてい
るゲートからの退出を監視せねばならないため、システ
ムが大規模となって、システムを構成する機器が大型化
したり、導入コストが高いものとなる問題があった。そ
こで本発明の目的は、多数人を対象として、特定のエリ
アへの立入り若しくは特定のエリアからの退出を監視す
ることが可能であって、然も小規模な構成で実現可能な
入退出監視システムを提供することである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る入退出監視シ
ステムは、特定エリアの複数の入退出ゲートにそれぞれ
配備され、各ゲートに監視用の電波を放射する送信装置
と、入退出を監視すべき複数人にそれぞれ取り付けら
れ、送信装置からの電波を受けて、自己のIDコードを
含む識別信号を送信すべきタグと、各入退出ゲートに配
備され、タグからの識別信号を受信して、該識別信号に
含まれるIDコードと自己のゲート番号とを含む監視信
号を出力する受信装置と、各受信装置と接続され、各受
信装置から出力される監視信号に基づいて、前記特定エ
リアに対する入退出の発生を検知し、監視信号に含まれ
るIDコード及びゲート番号に入退出の発生した時刻を
付加して表示する監視装置とから構成される。
【0005】上記本発明の入退出監視システムにおいて
は、徘徊者の全員にタグが取り付けられる。又、監視装
置は、管理人室等に設置される。ある一人の徘徊者があ
る一つの入退出ゲートを通過すると、該入退出ゲートに
配備されている送信装置から放射されている電波が、該
徘徊者のタグによって受信され、該タグは、自己のID
コードを含む識別信号を生成して、受信装置へ向けて送
信する。受信装置は、識別信号を受信して、該識別信号
に含まれるIDコードと自己のゲート番号とを含む監視
信号を生成して、監視装置へ出力する。監視装置は、受
信装置から出力された監視信号に基づいて、前記特定エ
リアに対する入退出の発生を検知し、監視信号に含まれ
るIDコード及びゲート番号に入退出の発生した時刻を
付加して表示する。従って、管理人は、IDコードによ
って徘徊者を特定し、ゲート番号によって徘徊者の位置
を把握し、時刻によって徘徊者がゲートを通過した時刻
を認識することが出来る。
【0006】具体的構成において、監視装置は、複数人
についてのIDコード、ゲート番号及び時刻を切替え表
示することが可能な複数の表示部を具えている。又、監
視装置は、各表示部にIDコード及びゲート番号を表示
する動作と時刻を表示する動作を相互に切り替えるため
表示切替え手段と、表示動作の切替えを指令するための
切替えスイッチとを具えている。
【0007】該具体的構成においては、複数の表示部に
複数人についてのIDコード、ゲート番号及び時刻が切
替え表示されるので、全員のIDコード、ゲート番号及
び時刻を同時に表示する構成と比べて、表示部が小型と
なる。又、IDコード及びゲート番号を表示する動作と
時刻を表示する動作を相互に切り替える構成によって、
表示部は更に小型化される。
【0008】更に具体的な構成において、監視装置は、
任意の表示部に表示されているIDコード、ゲート番号
及び時刻を消去するためのデータ消去手段と、消去すべ
きデータを選択するための手動選択スイッチとを具えて
いる。該具体的構成によれば、手動選択スイッチの操作
によって、不要なデータを消去することが出来、これに
よって、メモリの節約と、新たなデータの表示が可能と
なる。
【0009】他の具体的な構成において、監視装置は、
複数の表示部に表示されているIDコード、ゲート番号
及び時刻の内、最も古いデータを自動的に選択するデー
タ選択手段と、選択された最も古いデータを所定の時刻
に自動的に消去するためのデータ消去手段とを具えてい
る。該具体的構成によれば、複数の表示部に表示されて
いるデータが最も古いものから順番に消去されていくの
で、特別な操作を行なうことなく、メモリの節約と、新
たなデータの表示が可能となる。
【0010】又、具体的構成において、受信装置は、受
信した識別信号に含まれるIDコードを格納するための
バッファと、該バッファに対するデータの書込み及び読
出しを制御する制御手段と、識別信号の受信によってリ
セットされるカウンタとを具え、制御手段は、バッファ
に格納されているIDコードとは異なるIDコードを含
む識別信号を受信したとき、該IDコードを含む監視信
号を作成して、監視装置へ出力し、バッファに格納され
ているIDコードと同一のIDコードを含む識別信号を
受信したときは、カウンタが所定のカウント値に至って
いるか否かに応じ、所定のカウント値に至っていないと
きは、監視信号を作成することなく、カウンタをクリア
し、所定のカウント値に至っているときは、該IDコー
ドを含む監視信号を作成して、監視装置へ出力する。
【0011】該具体的構成においては、徘徊者が同じ入
退出ゲートでたたずんだり、短い期間内に入退出を繰り
返した場合、その徘徊者のタグから同じ識別信号が受信
装置へ繰り返し送信されることになる。この場合、最初
の識別信号が受信装置へ送信されたとき、制御手段は、
受信した識別信号に含まれるIDコードをバッファに格
納すると同時に、カウンタをリセットする。そして、バ
ッファに格納されているIDコードを含む監視信号を作
成して、監視装置へ出力する。この結果、監視信号に含
まれるIDコード、ゲート番号及び時刻が表示される。
上述の如く同じ徘徊者のタグから同じ識別信号が繰り返
し送信される場合の送信周期は短いため、次の識別信号
は、カウンタが所定のカウント値に至るまでに送信され
ることになる。従って、新たな監視信号は作成されず、
監視装置の表示は変化しない。これに対し、異なる徘徊
者が前記ゲートを通過した場合は、バッファに格納され
ているIDコードとは異なるIDコードを含む識別信号
を受信することになるので、該IDコードを含む監視信
号が作成されて、監視装置へ出力される。この結果、当
該徘徊者のIDコード、ゲート番号及び時刻が追加表示
されて、当該徘徊者の入退出が報知されることになる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る入退出監視システムは、行
動を監視すべき複数人のそれぞれに小型のタグを装着す
ると共に、各入退出ゲートには送信装置及び受信装置を
配備し、管理人室等には、小型の表示部を具えた監視装
置を配備することによって実現され、各装置は小型化が
可能であるので、システムの規模は小さなものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る入退出監視シ
ステムの実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明
する。本発明に係る入退出監視システムは、図1に示す
如く、施設(6)に収容されている徘徊の虞のある複数の
病人(徘徊者)が複数のゲートG1〜G4から無断で外出
することを監視するためのものであって、各徘徊者には
タグ(2)が取り付けられている。ゲートG1〜G4には
それぞれ、送信アンテナ(1)と、該送信アンテナ(1)に
接続された送信機(11)と、受信機(3)とが配備されてい
る。又、管理人室には、データ表示器(56)を具えた監視
装置(5)が配備され、各受信機(3)と信号ケーブルで接
続されている。
【0014】一人の徘徊者が何れかのゲートを通過して
退出せんとしたとき、該ゲートに配備されている送信ア
ンテナ(1)から放射されている電波が、該徘徊者のタグ
(2)によって受信され、該タグ(2)は、自己のIDコー
ドを含む識別信号を生成して、最寄りの受信機(3)へ送
信する。該受信機(3)は、タグ(2)からの識別信号を受
信して、該識別信号に含まれるIDコードと自己のゲー
ト番号とを含む監視信号を生成して、監視装置(5)へ出
力する。監視装置(5)は、受信機(3)から出力された監
視信号に基づいて、入退出の発生を検知し、警報を発す
ると共に、監視信号に含まれるIDコード及びゲート番
号に入退出の発生した時刻(現在時刻)を付加してデータ
表示器(56)に表示する。
【0015】監視装置(5)のデータ表示器(56)は、図2
(a)(b)に示す如く4人分のデータを表示するための4
段の表示部を具え、各表示部は、4桁のデータを表示す
ることが可能となっている。例えば、同図(a)に示す如
く4桁中の2桁を用いてゲート番号(0〜3)を表示する
と共に、残りの2桁を用いてIDデータ(00〜63)を
表示する動作と、同図(b)に示す如く4桁を用いて時刻
(時、分)を表示する動作とを、交互に切り替えることが
可能である。
【0016】送信機(11)は、例えば単一周波数の信号を
送信アンテナ(1)から電波としてゲート付近に放射する
ものである。図3は、タグ(2)の具体的な構成を表わし
ており、衣服にコンパクトに装着可能なケーシング(図
示省略)の内部に、送信アンテナ(1)からの電波を受信
するためのアンテナコイル(21)を具えている。該アンテ
ナコイル(21)には受信・検波回路(22)を介して制御回路
(23)が接続され、制御回路(23)によって、当該タグ(2)
を装着した徘徊者がゲートを通過した事態が検知され
る。制御回路(23)には、変調回路(24)及び発振回路(25)
が接続されており、前記検知に基づいて、当該タグ(2)
に付与されたIDデータを変調回路(24)へ供給する。こ
れによって、IDデータを含む識別信号が発振回路(25)
から送信アンテナ(26)を経て送信される。尚、IDデー
タは8ビットで構成され、この中の2ビットによって受
信機番号(0〜3)が表わされ、残り6ビットによってタ
グ番号(0〜63)が表わされる。
【0017】受信機(3)は、図4に示す如く、タグ(2)
から送信されてくる識別信号を受信するための受信アン
テナ(31)を具え、該受信アンテナ(31)には、高周波増幅
回路(32)、バンドパスフィルター(33)及び高周波増幅回
路(34)を介して、混合回路(35)が接続され、該混合回路
(35)には局部発振回路(36)が接続されている。更に、混
合回路(35)の出力端には、中間周波増幅回路(37)及びバ
ンドパスフィルター(38)を介して、FSK復調回路(39)
が接続され、該FSK復調回路(39)から得られる復調信
号が、それぞれCPU1及びCPU2から構成されるコ
ード照合判定回路(41)及びコード送出制御回路(42)に供
給されている。コード照合判定回路(41)には読取コード
設定スイッチ(40)が接続されている。
【0018】図7は、コード照合判定回路(41)によるコ
ード照合判定手続きを表わしている。コード照合判定回
路(41)は、受信有効/無効の外部条件入力に応じて、受
信が有効であるか、無効であるかを判定し、読取コード
設定スイッチ(40)に設定されている読取コードと受信機
番号を表わす2ビットのコードとが一致しているかどう
かを判定し、更に、受信コードが規格に合致しているか
どうかを判定する(ステップS2〜S8)。そして、これ
らの判定結果に応じて、コード送出制御回路(42)に対し
て、コード読込許可の割込信号を送出すると共に(ステ
ップS9)、コード読込不許可の信号を送出する(ステッ
プS1)。尚、ステップS5及びS6で1回目の8ビッ
トのデータ取込みが行なわれ、ステップS9及びS10
で2回目の8ビットのデータ取込が行なわれる。又、ス
テップS10は6回のループを形成し、結果がF(不一
致)であれば、途中でループを抜け出す。
【0019】コード送出制御回路(42)は、コード照合判
定回路(41)からのコード読込許可信号に応じて、コード
の読込みを行なうものであって、コード読込中に不許可
になったとき、そのデータを廃棄する。尚、コード送出
制御回路(42)には、4ビット長のデータ格納部を64個
設けて、それぞれにアドレス0〜63を付与してなるバ
ッファが用意されており、データ受信時に、そのコード
のメモリ番地は“0001”として、1.3秒サイクル
でバッファの内容(0〜63番地)を参照して、“000
1”以外の内容であればインクリメントする。従って、
“1111”の状態でインクリメントされると、“00
00”となり、バッファはクリアされた状態となる。
【0020】図8は、コード送出制御回路(42)によるコ
ード送出制御手続きを表わしている。コード送出制御回
路(42)は、バッファに格納されていないコードを読み込
んだとき、割込処理によってそのデータを監視装置(5)
へ送出すると同時に、1.3秒の周期でカウントを開始
し、15サイクル(約20秒)が経過しても同じコードが
受信されないときは、そのコードのバッファはクリア
し、次回に同じコードを読み込んだときに、監視装置
(5)への送出を有効とする。ここで、図8のステップS
20の1秒タイマーにて、図9に表わす割込処理がかか
ることになる。又、コード送出制御回路(42)は、監視装
置(5)にデータを送出するのに同期して、外部機器制御
用のリレーを一定期間だけオンとするためのリレー信号
を出力する。
【0021】監視装置(5)は、図5に示す如く、4つの
ゲートに配備された4台の受信機(3)からの監視信号を
入力するための4チャンネルの信号入力端子(52)を具
え、該信号入力端子(52)は、前述のデータ表示器(56)の
動作を制御すべきマイクロコンピュータ(51)の入力ポー
トに接続されている。又、マイクロコンピュータ(51)の
入力ポートには、データ表示器(56)に図2の(a)と(b)
の何れの表示を行なうかを切り替えるための表示切替ス
イッチ(53)と、任意チャンネルについての表示データを
消去(リセット)するためのラインリセットスイッチ(54)
と、データの消去を自動的に行なうか、手動で行なうか
を切り替えるための自動/手動リセット切替スイッチ(5
5)とが接続されている。更に、マイクロコンピュータ(5
1)の出力ポートには、警報音発生器(57)を介してスピー
カ(58)が接続されている。
【0022】図6は、監視装置(5)のマイクロコンピュ
ータ(51)が実行する制御手続きを表わしている。先ずス
テップS41では、時刻、自動リセット時間などの各種
データを初期設定した後、ステップS42にて、データ
表示器(56)に現在時刻を表示し、ステップS43にて、
ゲートからの信号が有るかどうかを判断する。ここでイ
エスと判断されたときは、ステップS44にてIDコー
ドを受信した後、ステップS45にて、警報音発生器(5
7)を動作させて、警報音を発生させる。
【0023】次にステップS46では、データ(IDコ
ード、ゲート番号、退出時刻等)を格納するためのメモ
リがオーバフローしているかどうかを判断し、ここでイ
エスと判断されたときは、ステップS47にて、一番古
いデータを消去した後、ステップS48に移行して、受
信したゲート番号、IDコード、及び退出時刻をメモリ
に追加格納する。続いてステップS49では、表示切替
スイッチがオンであるかどうかを判断し、ここでイエス
と判断されたときはステップS50にて表示器に退出時
刻を表示し(図2(b))、ノーと判断されたときはステッ
プS51にて表示器にゲート番号及びIDコードを表示
する(図2(a))。
【0024】その後、ステップS52では、自動リセッ
トスイッチがオンであるかどうかを判断し、ここでイエ
スと判断されたときはステップS53にて、一番古いデ
ータが自動リセット時間になったかどうかを判断する。
ステップS53にてノーと判断されたときはステップS
54にて、何れかのラインリセットスイッチがオンであ
るどうかを判断し、ここでイエスと判断されたときは、
ステップS55にて、該当するライン番号(チャンネル)
のデータが有るかどうかを判断し、ここでノーと判断さ
れたときはステップS56に移行する。ステップS54
にてノーと判断されたときはステップS55を迂回して
ステップS56に移行する。
【0025】一方、ステップS53にてイエスと判断さ
れたときは、ステップS57にて一番古いデータを消去
して、ステップS59に移行する。又、ステップS55
にてイエスと判断されたときは、ステップS58にて該
当するライン番号(チャンネル)のデータを消去した後、
ステップS59に移行する。ステップS59では、メモ
リが空になったかどうかを判断し、ここでイエスと判断
されたときはステップS60にて警報音をオフとした
後、ステップS42に戻る。又、ステップS59でノー
と判断されたときはステップS56へ移行する。ステッ
プS56では、ゲートからの信号が有るかどうかを判断
し、ここでノーと判断されたときはステップS49に戻
り、イエスと判断されたときはステップS44に戻る。
【0026】上記手続きによれば、ステップS47の実
行によって、新たな表示データの発生に伴うメモリのオ
ーバフローが防止され、ステップS53及びS54bの
実行によって、自動的に古いデータを消去することが出
来、更にステップS55及びS58の実行によって、所
望のデータを消去することが出来るので、メモリ容量の
節減が可能である。又、ステップS50とステップS5
1の選択的実行によって、データ表示器(56)の小型化が
可能となる。
【0027】図10(a)は、タグ(2)が発生する識別信
号に含まれるIDコードの波形を表わし、図10(b)
は、該IDコードを搬送するための搬送波のタイミング
を表わしている。IDコードは、同図(a)の如く200
0μsecのヘッダCに続いて、500μsecのオフ
期間Eと、1ビットのデータを含む500μsecのデ
ータ部Dとを交互に8回繰り返して構成されている。そ
して、該IDコードが重畳されるべき搬送波は、IDコ
ードに対応する期間A(10msec)の前後に1mse
cの期間Bを付け加えた、12msecの期間Sに亘る
信号となる。
【0028】前記搬送波にIDコードを重畳してなる識
別信号は、図11に示す如く互いに異なる周期で各タグ
(2)から送信される。即ち、上述の如く監視可能な徘徊
者の人数が64人の場合、64種類の異なる周期が設定
されて、各タグ(2)に割り当てられる。例えば、第1の
タグについての周期が(T)の場合、第2のタグの周期は
(T+Δt)に設定され、第3のタグの周期は(T+2Δ
t)に設定され、第64のタグの周期は(T+63Δt)
に設定される。ここで、周期のずれΔtは、識別信号期
間Sよりも長いことが望ましい。
【0029】これによって、同じゲートを異なる徘徊者
が同時に通過した場合において、各タグから識別信号の
送信が同時に開始されて、最初の識別信号が図11の如
く同じタイミングで発生したとしても、次の識別信号
は、Δt時間だけずれて発生するので、識別信号どうし
が輻輳することはない。
【0030】ここで、最短の周期(T)は、タグ(2)に内
蔵されている電池(図示省略)の寿命を考慮して、400
msec程度に設定される。又、最長の周期(T+63
Δt)は、徘徊者がゲートを通過する期間内に少なくと
も2回に亘って識別信号を送信することが出来る様、8
00msec程度に設定される。この場合、第1〜第3
2のタグ(2)については、下記数1によって周期Ti
(i=1〜32)を設定し、第33〜第64のタグ(2)に
ついては、下記数2によって周期Ti(i=33〜64)
を設定することも可能である。これによって、連続して
発生する2つの識別信号を互いに12msecだけずら
すことが出来るので、識別信号どうしの輻輳が防止され
る。
【0031】
【数1】 Ti=(400+12×(i−1)) (msec)
【数2】 Ti=(400+12×(i−33)) (msec)
【0032】又、第1〜第64のタグの周期Ti(i=
1〜64)を下記数3によって設定することも可能であ
る。ここで、RANDOM(0〜31)は、0〜31の範
囲の乱数であって、識別信号を作成する際、タグ毎に乱
数を発生させて、下記数3から周期Tiを算出する。
【0033】
【数3】 Ti=(400+RANDOM(0〜31)) (msec)
【0034】これによって、連続して発生する2つの識
別信号を高い確率で互いに12msecだけずらすこと
が出来るので、識別信号どうしの輻輳が防止される。こ
の結果、監視装置(5)では、同じ時刻に同じゲートを通
過した複数の徘徊者を一人ずつ識別して表示することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入退出監視システムの機器配置を
示す図である。
【図2】監視装置のデータ表示の例を示す図である。
【図3】タグの構成を表わすブロック図である。
【図4】受信機の構成を表わすブロック図である。
【図5】監視装置の構成を表わすブロック図である。
【図6】監視装置の動作を表わすフローチャートであ
る。
【図7】受信機のコード照合判定手続きを表わすフロー
チャートである。
【図8】受信機のコード送出制御手続きを表わすフロー
チャートである。
【図9】受信機の割込処理手続きを表わすフローチャー
トである。
【図10】識別信号の構成を説明するタイムチャートで
ある。
【図11】複数のタグから発生する識別信号の周期のず
れを説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
(1) 送信アンテナ (11) 送信機 (2) タグ (3) 受信機 (5) 監視装置 (56) データ表示器 (6) 施設
フロントページの続き (72)発明者 松平 慎二 大阪府大東市三洋町1番1号 三洋電波工 業株式会社内 (72)発明者 佐々木 洋児 大阪府大東市三洋町1番1号 三洋電波工 業株式会社内 (72)発明者 ▼吉▲田 浩 兵庫県尼崎市西長洲町2丁目6番25号 新 生ハイテック株式会社内 Fターム(参考) 3E038 JA01 JA02 JB02 5C087 AA02 AA03 AA10 AA19 AA32 AA44 BB03 BB18 BB40 BB74 DD06 DD29 EE18 FF01 FF02 FF04 FF17 FF19 FF20 GG18 GG23 GG32 GG66

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定のエリアへの立入り若しくは特定の
    エリアからの退出を監視するためのシステムであって、 前記特定エリアの複数の入退出ゲートにそれぞれ配備さ
    れ、各ゲートに監視用の電波を放射する送信装置と、 入退出を監視すべき複数人にそれぞれ取り付けられ、送
    信装置からの電波を受けて、自己のIDコードを含む識
    別信号を送信すべきタグと、 各入退出ゲートに配備され、タグからの識別信号を受信
    して、該識別信号に含まれるIDコードと自己のゲート
    番号とを含む監視信号を出力する受信装置と、 各受信装置と接続され、各受信装置から出力される監視
    信号に基づいて、前記特定エリアに対する入退出の発生
    を検知し、監視信号に含まれるIDコード及びゲート番
    号に入退出の発生した時刻を付加して表示する監視装置
    とから構成されることを特徴とする入退出監視システ
    ム。
  2. 【請求項2】 監視装置は、複数人についてのIDコー
    ド、ゲート番号及び時刻を切替え表示することが可能な
    複数の表示部を具えている請求項1に記載の入退出監視
    システム。
  3. 【請求項3】 監視装置は、各表示部にIDコード及び
    ゲート番号を表示する動作と時刻を表示する動作を相互
    に切り替えるため表示切替え手段と、表示動作の切替え
    を指令するための切替えスイッチとを具えている請求項
    2に記載の入退出監視システム。
  4. 【請求項4】 監視装置は、任意の表示部に表示されて
    いるIDコード、ゲート番号及び時刻を消去するための
    データ消去手段と、消去すべきデータを選択するための
    手動選択スイッチとを具えている請求項2又は請求項3
    に記載の入退出監視システム。
  5. 【請求項5】 監視装置は、複数の表示部に表示されて
    いるIDコード、ゲート番号及び時刻の内、最も古いデ
    ータを自動的に選択するデータ選択手段と、選択された
    最も古いデータを所定の時刻に自動的に消去するための
    データ消去手段とを具えている請求項2乃至請求項4の
    何れかに記載の入退出監視システム。
  6. 【請求項6】 受信装置は、受信した識別信号に含まれ
    るIDコードを格納するためのバッファと、該バッファ
    に対するデータの書込み及び読出しを制御する制御手段
    と、識別信号の受信によってリセットされるカウンタと
    を具え、制御手段は、バッファに格納されているIDコ
    ードとは異なるIDコードを含む識別信号を受信したと
    き、該IDコードを含む監視信号を作成して、監視装置
    へ出力し、バッファに格納されているIDコードと同一
    のIDコードを含む識別信号を受信したときは、カウン
    タが所定のカウント値に至っているか否かに応じ、所定
    のカウント値に至っていないときは、監視信号を作成す
    ることなく、カウンタをクリアし、所定のカウント値に
    至っているときは、該IDコードを含む監視信号を作成
    して、監視装置へ出力する請求項1乃至請求項5の何れ
    かに記載の入退出監視システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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