JP2003224482A - 無線送信器 - Google Patents
無線送信器Info
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Abstract
報を確実に伝達させることができる、警備システムに使
用される無線送信器を提供する。 【解決手段】トリガ信号に応じた信号を無線送信する無
線送信器であって、トリガ信号を検出するトリガ検出手
段と、トリガ信号を検出すると、該トリガ信号に応じた
送信フレームを設定するとともに、該トリガ信号に応じ
た第一の連送数を設定する設定手段と、前記第一の連送
数だけ前記送信フレームを連続的に無線送信させた所定
時間後に前記第一の連送数より少ない第二の連送数だけ
前記送信フレームを連続的に無線送信させる送信手段と
を有する無線送信器を提供する。
Description
号を送信する無線送信器に関し、特に同一内容の信号フ
レームを複数回送信することにより、信号を確実に受信
器に伝達させる無線送信器に関する。
とする警備システムでは、1回の信号送信を3秒以内に
て完了させ、次の信号送信は2秒以上休止した後でなけ
ればならない小電力セキュリティシステムを使用する場
合がある。このシステムにおいては、建物内に適宜設置
した火災/侵入等のセンサを無線送信器に接続し、セン
サの検知信号など所要の信号を受信器であるコントロー
ラに無線送信している。コントローラでは、受信した信
号に基づき警備対象の状況を判断し、外部の警備センタ
ー等に通報をする。小電力セキュリティシステムに使用
される簡便で安価な無線送信器にあっては、送信フレー
ムが確実にコントローラに受信されたかを確認するため
の確認機能、所謂キャリアセンス機能を持たない場合が
ある。このため、複数の無線送信器が同時に送信をする
と、送信フレームが相互に衝突し、コントローラにて受
信できない可能性があった。これを解決するために、例
えば、公開特許公報(特開平10−334376号)に
は、警備対象に設置されている複数の無線送信器が同時
に信号をコントローラに送信しても、各信号の衝突が極
力回避されるようにした無線送信器が提案されている。
すなわち、無線送信器は、一連の送信処理において、同
一内容の送信フレームをランダムな時間間隔にて複数回
送信することにより、送信フレームが他の無線送信器の
送信フレームと全てが衝突し、コントローラにて受信で
きない事態を防止している。また、侵入検出信号や火災
信号など重要度の高い信号は送信フレームの送信数を増
やし、無線送信器の正常性確認信号など優先度の低い信
号は送信フレーム数を減らすことにより、優先度の高い
信号が優先的にコントローラにて受信できるようにして
いた。
信器では、優先度の高い信号は、多数の送信フレームを
送信するので、通信トラフィックが増大し、他の無線送
信器の送信フレームと衝突する確率が増加する。コント
ローラは、一つの送信フレームが受信できれば、無線送
信器からの送信内容を把握できるにもかかわらず、高優
先度信号の送信は、やみくもに多数の送信フレームを送
出するので、他の無線送信器にとって大きなノイズ源と
なる。このため、システム全体としては、通信効率が低
下していた。また、少ない送信数、例えば二つの送信フ
レームをランダムな時間間隔にて送信するようにすれ
ば、ノイズ源となることは減るが、送信する信号に優先
度を設定できる幅が少なくなる。特に、警備システムに
おいては、火災信号や侵入信号などの緊急性の高い信号
と、無線送信器が正常に動作していることの確認信号と
が混在するので、緊急性の高い信号が緊急性の低い信号
のために受信できない事態を回避する必要がある。した
がって、警備システムに使用する場合は、信号に優先度
を設ける必要があり、従来の無線送信器では、他の無線
送信器にとってのノイズ源となることを低減するのが困
難であるという問題があった。
きるとともに、他の無線送信器の送信に対する影響(ノ
イズ)を極力少なくした無線送信器の実現を目的とす
る。
めに、第一の発明は、トリガ信号に応じた信号を無線送
信する無線送信器であって、前記トリガ信号を検出する
トリガ検出手段と、前記トリガ信号を検出すると、該ト
リガ信号に応じた送信フレームを設定するとともに、該
トリガ信号に応じた第一の連送数を設定する設定手段
と、前記第一の連送数だけ前記送信フレームを連続的に
無線送信させ、所定時間後に前記第一の連送数より少な
い第二の連送数だけ前記送信フレームを連続的に無線送
信させる送信手段とを有する無線送信器を提供する。か
かる構成によれば、第一の連送数を調整することによ
り、送信信号の優先度を設定できるとともに、第二の連
送数を少なくして他の無線送信器の送信信号との衝突確
率を下げることができる。なお、第二の連送数は一回を
含む回数である。
信号を無線送信する無線送信器であって、前記トリガ信
号を検出するトリガ検出手段と、前記トリガ信号を検出
すると、該トリガ信号に応じた送信フレームを設定する
とともに、該トリガ信号に応じた第一の連送数を設定す
る設定手段と、前記第一の連送数より少ない第二の連送
数だけ前記送信フレームを連続的に無線送信させた所定
時間後に前記第一の連送数だけ前記送信フレームを連続
的に無線送信させる送信手段とを有する無線送信器を提
供する。かかる構成によれば、第一の連送数を調整する
ことにより、送信信号の優先度を設定できるとともに、
第二の連送数を少なくして他の無線送信器の送信信号と
の衝突確率を下げることができる。なお、第二の連送数
は1回を含む回数である。また、第一及び第二の発明の
好適な態様は、所定時間をランダムに選択された時間と
する。これにより、同一優先度の送信信号が、複数の無
線送信器から同時に送信されても、後送される信号フレ
ームが衝突する確率が極めて少なくなる。更に、第一及
び第二の発明の好適な態様は、第二の連送数を一回とす
る。これにより、他の無線送信器への影響を最小限に抑
えることが可能となる。
信フレームを複数含ませて無線送信する小電力セキュリ
ティシステムに使用する無線送信器であって、送信のト
リガとなるトリガ信号を検出するトリガ検出手段と、前
記トリガ信号を検出すると、該トリガ信号に応じた送信
フレームを設定するとともに、該トリガ信号に応じた第
一の連送数を設定する設定手段と、呼出フレームに続け
て前記第一の連送数分の前記送信フレームと、ランダム
時間間隔を空けて前記第一の連送数より少ない第二の連
送数分の前記送信フレームを連続的にセットした送信信
号を生成する生成手段と、前記送信信号を無線送信する
送信手段とを有する無線送信器を提供する。かかる構成
によれば、一回の信号送信に使用可能な時間的制限があ
る小電力セキュリティシステムであっても、信号フレー
ムの衝突する確率が少なく、他の無線送信器への影響が
少なく、更に送信する信号に優先度を設定できる。
面を参照して説明する。図1は、無線送信器が使用され
る小電力セキュリティシステムの概略構成図である。本
実施の形態に係る無線送信器1a,1bは、小電力セキ
ュリティシステムに使用されるもので、警備対象の監視
建物A内に複数台(同図では2台)が設置されており、
無線送信器1aにはセンサ(検出手段)2aが、また、
無線送信器1bにはセンサ(検出手段)2bがそれぞれ
接続されている。かかる建物A内には、無線送信器1
a,1bから無線送信された送信フレーム等を受信する
コントローラ(受信装置)3が設置され、コントローラ
3には、センサ4a,4bが有線で接続される。また、
コントローラ3は、電話回線である通信回線5を介して
警備センタ6に接続され、監視建物Aにて何らかの異常
を検出すると警備センタ6に通報する。なお、監視建物
B・・・監視建物Nもまた、監視建物Aと同様に無線送
信器1a,1b等が適宜配置されているが、同図では省
略している。
ック図である。なお、無線送信器1b等の構成も同様で
ある。無線送信器1aは、同図に示すように、マイコ
ン、ROM、RAM等の記憶手段などから構成され無線
送信器1aを制御する制御部7、この制御部7にセンサ
2aを接続するためのセンサI/F8、及び各種信号を
コントローラ3に無線送信する送信部9から構成されて
いる。更に、無線送信器1aには、制御部7に接続さ
れ、各種動作状態を表示するための表示部10、計時部
11、及び制御部7等に電源を供給する電源部12が備
えられている。センサ2aは、監視建物への侵入者や監
視建物Aでの火災発生等を検出するセンサであり、例え
ば人体が発する赤外線を検出する赤外線センサ、扉の開
閉を検出するマグネットセンサ、煙感知器や熱感知器等
の火災センサである。センサ2aが侵入者等を検出する
と、センサI/F8を介して制御部7に検出信号を出力
する。送信部9は、制御部7からの制御を受けて、送信
信号を所定周波数の無線信号に変換し、コントローラ3
へ空中線から送信する。制御部7は、センサI/F8を
介してセンサ2aの検知信号を監視し、センサ2aから
検出信号の出力を受けると、検出信号を送信部9からコ
ントローラ3に送信させる。更に、制御部7は、タイマ
ー12にて計時した所定時間(例えば、1時間)ごと
に、コントローラ3に対して、正常に動作していること
を示す確認信号を送信部9から送信させる。これは、無
線送信器1aが単方向通信機能しか持たないため、故障
によりコントローラ3への通報ができない状態をコント
ローラにて把握するためである。このように、制御部7
には、送信のためのトリガ信号として、センサ2aから
の検出信号、及び確認信号を送信するための計時部11
からの信号が入力される。また、これらのトリガ信号と
送信信号及び優先度との対応テーブルが制御部7の図示
しない記憶部に予め記憶されている。
ック図である。コントローラ3には、無線送信器1a等
からの異常情報を含む送信フレームの解読やその記憶等
の処理を行う制御部3aが配され、この制御部3aに送
信部3b及び受信部3c、並びに通報部3dが接続され
ている。送信部3bは、本実施の形態では示していない
双方向通信を行う無線送受信器へ空中線を介して無線信
号を送信する。受信部3cは、無線送信器1aの送信部
9からの送信フレーム(送信FM)を受信し、制御部3
aに出力する。また、通報部3dは、制御部3aからの
制御により、電話回線5を介して異常信号等を警備セン
タ6に通報する。更に、センサI/F3eは、センサ4
a,4bが接続されており、接続されているセンサ4
a、4bからの検出信号を制御部3aに出力する。ま
た、監視建物を監視状態又は監視解除状態に変更するた
めに、監視建物の利用者が主に操作するテンキーやカー
ドリーダ等からなる操作部3fが制御部3aに接続され
ている。また、監視建物が監視中か否か、コントローラ
3の操作方法のガイダンス、異常発生の有無などを表示
するLCDやLEDからなる表示部3gが制御部3aに
接続されている。更に、コントローラ3には、制御部3
a等に電源を供給する電源3hが備えられている。
ついて、図4及び図5を参照して説明する。図5は、無
線送信器1aの制御部7における送信処理プログラムの
概略フローを示す。なお、予め、制御部7の記憶領域に
は、呼出信号、送信信号の内容となる確認信号、火災信
号、侵入信号、及びそれらの優先度、無線送信器1aの
アドレス、トリガ信号と送信信号・優先度との対応テー
ブルが設定されている。ここで、呼出信号とは、小電力
セキュリティシステム無線規格によって、1回の送信に
おいて最初に付加するように義務づけられているもの
で、かかるデータはビット同期信号、フレーム同期信号
及び呼出メッセージ信号から構成され、所定時間幅を持
っている。無線送信器1aは、これらの初期設定がされ
た後に、電源が投入されると以下の処理を開始する(ス
タート)。先ず、ステップS1において、センサI/F
8または計時部11からトリガ信号を検出するまで待機
する。ここで、トリガ信号を検出すると、検出したトリ
ガ信号に対応した送信信号を選択するとともに、優先度
を判定する(ステップS2)。すなわち、計時部11か
らのトリガ信号を検出すると、対応テーブルにて優先度
「1」と設定されているので、優先度「1」と判定し、
ステップS3に進む。また、センサ2aが火災センサで
ある場合は、センサI/F8からのトリガを検出すれ
ば、対応テーブルにて優先度「3」と設定されているの
で、ステップS4に進む。また、センサ2aが侵入セン
サである場合は、センサI/F8からのトリガ信号を検
出すれば、対応テーブルにて優先度「2」が設定されて
いるので、ステップS5に進む。なお、本実施の形態で
は、センサI/F8に単一のセンサが接続されるので、
センサI/F8から入力されるトリガ信号には、予め優
先度「2」又は「3」が選択設定されている。センサI
/F8に複数のセンサを接続する場合は、センサからの
検出信号に種別コードを含ませておき、該種別コードに
応じて、優先度が設定されるようにしても良い。ステッ
プS3では、計時部11からの比較的優先度の低い確認
信号を送信するため、図4(D)に示す送信信号となる
ように信号を生成する。具体的には、呼出信号と確認信
号とが連続して送信されるように信号をセットする。ス
テップS7では、生成された信号に変調等の処理をし、
図4(D)に示す送信信号を送信部9から無線送信する
(ステップS7)。ここで、図4は、無線信号を示して
おり、呼出信号は呼出フレーム(呼出FM)13、確認
信号は送信フレーム(送信FM)16にそれぞれ変調さ
れて送信される。なお、全ての送信フレームには、無線
送信器1aのアドレスと確認信号を示すコード等が含ま
れている。送信すると、ステップS1に戻り、次のトリ
ガ信号の検出を待つ。ステップS2にて優先度3と判定
されると、連送数「5」とランダム時間間隔「R」を設
定する(ステップS4)。すなわち、火災センサの検出
信号の送信であるので、連送数を5回とし、確認信号や
侵入信号の場合より多くの送信フレームを確保するの
で、確認信号等よりコントローラ3に信号が到達する確
率を向上されることができる。また、送信フレーム(送
信FM)の連続送信後に次の送信フレームの送信までの
時間間隔をランダムにすることにより、同一の優先度の
信号を他の無線送信器1bが同時に送信しても、連続送
信後の送信フレームが衝突する確率が減少する。すなわ
ち、ランダム時間間隔「R」は、例えば図4(A)に示
すように、送信フレーム(送信FM)14eの送信完了時
点から1回の信号送信の最大時間幅である3秒を超えな
い範囲内にて送信フレーム(送信FM)14fの送信が
完了する時間内にてとり得る時間乱数であり、乱数発生
ソフトにて発生させる。また、送信フレーム(送信F
M)14a、b、c、d、eは、連続送信されるが、送
信フレーム(送信FM)14fは単送信とすることによ
り、送信フレーム(送信FM)14fが他の無線送信器
1bの送信に対するノイズ源となることを最小限にでき
る。なお、送信フレーム14fを単送信とせずに、優先
度に応じた連送数より少ない連送数とすれば、ノイズ源
となるのを軽減できる。また、最初に呼出フレーム(呼
出FM)13と送信フレーム14fを送信し、その後の
ランダム時間後に送信フレーム(送信FM)14a、
b、c、d、eを連送するようにしても良い。次に、ス
テップS6では、図4(A)又は(B)に示す送信信号
となるように信号を生成する。具体的には、呼出信号と
反復して火災信号が5回連続して送信し、その後にラン
ダム時間間隔「R」後に同一の火災信号が送信されるよ
うに信号をセットする。なお、火災信号には、火災検出
と火災センサのアドレスとを含むデータである。ステッ
プS7では、呼出信号は呼出フレーム(呼出FM)13
に、火災信号は送信フレーム(送信FM)14a、b、
c、d、e、fに変調等の処理をした図4(A)又は
(B)に示す送信信号を送信部9から無線送信する。送
信すると、ステップS1に戻り、次のトリガ検出を待
つ。また、ステップS2にて優先度2と判定されると、
連送数「2」とランダム時間間隔「R」を設定する(ス
テップS4)。すなわち、侵入センサの検出信号の送信
であるので、連送数を2回とすることにより、確認信号
より多くの送信フレームを確保しつつ、前述の火災信号
の送信を妨げないようにして、コントローラ3に信号を
到達させることができる。その他の処理は、ステップS
4と同様である。次に、ステップS6では、図4(C)
に示す送信信号を生成する。呼出信号と、侵入者検出と
侵入センサのアドレスとを含むデータである検出信号
と、ステップS3にて設定した連送数「2」と、ランダ
ム時間間隔「R」として送信信号を生成する。ステップ
S7では、呼出信号は呼出フレーム(呼出FM)13
に、侵入信号は送信フレーム(送信FM)15a、b、
cに変調等の処理をした送信信号を送信部9から無線送
信する。送信すると、ステップS1に戻り、次のトリガ
検出を待つ。
無線送信器1a、1bから送信される無線信号を横軸に
時間をとって模式的に説明する。同図(A)は、優先度
3の検出信号を送信する際の送信信号を示している。無
線送信器1aでは、センサI/Fに優先度3のトリガが
制御部7にて検出されると、呼出FM13が無線送信さ
れ、続いて同一内容の送信フレーム(送信FM)14a
〜14eを5回連続して送信する。その後、ランダムに
設定された時間間隔を待って送信フレーム(送信FM)
14fを無線送信する。この呼出FM13から最後の送
信フレーム(送信FM)14fまでが、一連の送信信号
を構成し、一通信時間である3秒以内に送信される。同
図(B)は、最後の送信フレーム14fの送信タイミン
グが(A)と異なって設定された場合の送信信号を示
す。(A)と(B)とを比較すると、複数の無線送信器
1が同時にトリガを受けた場合であっても、呼出FM1
3〜送信フレーム(送信FM)14eまでの信号は、コ
ントローラ3にて受信したときに衝突するが、送信フレ
ーム(送信FM)14fは衝突が回避される。すなわ
ち、送信フレーム(送信FM)14eと送信フレーム1
4fとの時間間隔がランダムに設定されるので、送信フ
レームFについての衝突する確率が減少し、コントロー
ラ3では両方の送信フレーム(送信FM)を受信でき
る。同図(C)は、優先度2の検出信号を送信する際の
送信信号を示す。無線送信器1aでは、センサI/Fに
優先度2のトリガが制御部7にて検出されると、呼出F
M13が無線送信され、続いて同一内容を2回、送信フ
レーム(送信FM)15a、bを連続して送信する。そ
の後、ランダムに設定された時間間隔を待って送信フレ
ーム(送信FM)15cを無線送信する。この呼出FM
13から最後の送信フレーム(送信FM)15cまで
が、送信信号を構成し、一通信時間である3秒以内に送
信される。(A)と(C)とを比較すると、送信フレー
ム(送信FM)を連続送信する回数が(A)が5回に対
し、(C)が2回であるので、トリガを同時に検出した
としても、優先度の高い火災検出信号は、コントローラ
にて確実に受信できる上、比較的優先度が低い侵入検出
信号も15cによって、コントローラ3にて受信可能と
なる。同図(D)は、優先度1の確認信号を送信する際
の送信信号を示す。無線送信器1aでは、計時部11か
らの優先度1のトリガが制御部7にて検出されると、呼
出FM13が無線送信され、続いて確認信号である送信
フレーム(送信FM)16を1回送信する。(A)と
(D)とを比較すると、送信フレーム(送信FM)を連
続送信する回数が(A)が5回に対し、(D)が1回で
あるので、トリガを同時に検出したとしても、優先度の
高い火災検出信号は、コントローラにて確実に受信でき
る。また、連続送信は、トリガから最初の5フレームま
でであるので、この間に確認信号の送信が重ならない限
り、送信フレーム(送信FM)14fと送信フレーム
(送信FM)16とが衝突し、コントローラ3にて送信
フレーム(送信FM)16を受信できない確率が軽減さ
れる。
ってから最初に送信フレームを連送し、その後ランダム
時間間隔を空けて送信フレームを単送しているが、トリ
ガ信号の入力があってから最初に送信フレームを単送
し、その後にランダム時間間隔を空けて送信フレームを
連送するようにしても良い。また、本実施の形態では、
ランダム時間間隔後の送信フレームを単送としている
が、衝突確率が増加するが最初の連送数より少ない連送
数としても良い。従来の方式に比べ、衝突確率が下がる
からである。本実施の形態では、一つのセンサ2aがセ
ンサI/F8を介して制御部7に接続している場合につ
いて説明したが、場合により、制御部7に複数のセンサ
が接続するようにしたものであってもよい。また、本実
施の形態では、センサ2aを無線送信器1aとは別体と
して構成されるものについて説明したが、これに限るも
のでなく、センサ2aと無線送信器1aとを一体に構成
してもよいことは言うまでもなく、例えば、異常を発見
した者の押釦によって動作するスイッチなどと無線送信
器1aとが一体に構成されているものでもよい。
送信器によれば、異常情報を同時に送信しても、その情
報を確実に伝達させることができる。また、本発明の警
備システムに使用される無線送信器によれば、上記効果
に加え、異常情報の優先度に従い、その情報を確実に伝
達させることができる。更に、ランダム時間間隔を空け
て送信される送信フレームは先に送信した送信フレーム
の連送数より少ないので、他の無線送信器の送信に対し
てノイズ源とることを減少させることができる。
される小電力セキュリティシステムの概略構成図であ
る。
る。
である。
フロー図である。
Claims (5)
- 【請求項1】トリガ信号に応じた信号を無線送信する無
線送信器であって、前記トリガ信号を検出するトリガ検
出手段と、前記トリガ信号を検出すると、該トリガ信号
に応じた送信フレームを設定するとともに、該トリガ信
号に応じた第一の連送数を設定する設定手段と、前記第
一の連送数の前記送信フレームを連続的に無線送信さ
せ、所定時間後に前記第一の連送数より少ない第二の連
送数の前記送信フレームを連続的に無線送信させる送信
手段とを有することを特徴とした無線送信器。 - 【請求項2】トリガ信号に応じた信号を無線送信する無
線送信器であって、前記トリガ信号を検出するトリガ検
出手段と、前記トリガ信号を検出すると、該トリガ信号
に応じた送信フレームを設定するとともに、該トリガ信
号に応じた第一の連送数を設定する設定手段と、前記第
一の連送数より少ない第二の連送数の前記送信フレーム
を連続的に無線送信させ、所定時間後に前記第一の連送
数の前記送信フレームを連続的に無線送信させる送信手
段とを有することを特徴とした無線送信器。 - 【請求項3】前記所定時間は、ランダムに選択された時
間である請求項1又は請求項2に記載の無線送信器。 - 【請求項4】前記第二の連送数は、一回である請求項1
乃至請求項3に記載の無線送信器。 - 【請求項5】一回の送信に同一内容の送信フレームを複
数含ませて無線送信する小電力セキュリティシステムに
使用する無線送信器であって、送信のトリガとなるトリ
ガ信号を検出するトリガ検出手段と、前記トリガ信号を
検出すると、該トリガ信号に応じた送信フレームを設定
するとともに、該トリガ信号に応じた第一の連送数を設
定する設定手段と、呼出フレームに続けて前記第一の連
送数分の前記送信フレームと、ランダム時間間隔を空け
て前記第一の連送数より少ない第二の連送数分の前記送
信フレームを連続的にセットした送信信号を生成する生
成手段と、前記送信信号を無線送信する送信手段とを有
することを特徴とした無線送信器。
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