JP2002163621A - 非接触icカード及びその製造方法 - Google Patents

非接触icカード及びその製造方法

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JP2002163621A
JP2002163621A JP2000363297A JP2000363297A JP2002163621A JP 2002163621 A JP2002163621 A JP 2002163621A JP 2000363297 A JP2000363297 A JP 2000363297A JP 2000363297 A JP2000363297 A JP 2000363297A JP 2002163621 A JP2002163621 A JP 2002163621A
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JP
Japan
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card
contact
paper
antenna coil
molding material
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Application number
JP2000363297A
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English (en)
Inventor
Takamitsu Nakabayashi
貴光 中林
Masahiro Nagai
雅大 永井
Toshiyuki Horikoshi
稔之 堀越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境に調和し、耐熱性が高く、内蔵された電
子部品が静電破壊されにくい非接触ICカード及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 非接触ICカード10のアンテナコイル
1及び電子部品2の封止を行うため、紙原料、水溶性結
合剤及び水を混練したの成型材料11を用いるので、生
分解性がある環境調和型のカードとすることができる。
また、ホットメルト等の耐熱性の低い材料を用いずに紙
原料を主成分とする成型材料11のみを用いるため、紙
の持つ耐熱性を十分に活かせる耐熱カードとすることが
できる。さらに、成型材料11は帯電のおそれの無い紙
材料のみからなるので、内蔵された電子部品2が静電破
壊されにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触ICカード
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の非接触ICカードの拡散分
解図であり、図4は従来の非接触ICカードの断面図で
ある。
【0003】図3に示すようにアンテナコイル1及び電
子部品(ICモジュール)2を一方(図では下側)の外
層被覆用の紙シート3と他方(図では上側)の外層被覆
用の紙シート4との間に配置し、これらアンテナコイル
1及び電子部品2をホットメルト接着剤5で封止すると
共に、両紙シート3、4を貼合わせて一体化することに
より、図4に示す非接触ICカード6が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3、4に
示した従来の非接触ICカード6は、外層被覆となる紙
シート3、4を貼合わせ、内蔵される電子部品2を封止
する中間層としてホットメルト接着剤5が用いられる。
そのため、成型材料として紙のみを用いていることには
ならないので、厳密には紙製カードとはいえず、使用後
の廃棄処理等の環境調和の点で問題がある。
【0005】また、非接触ICカード6の構造では、カ
ード成型材料の一部にホットメルト接着剤5を用いるた
め、カードの耐熱性はホットメルト接着剤5の耐熱性に
依存することになり、耐熱性の高い紙を用いてもホット
メルト接着剤5の融点以上の耐熱性は望めない。
【0006】さらに、従来の非接触ICカード6の構造
では、ホットメルト接着剤5の誘電率が紙より大きいの
で帯電しやすくなり、内蔵された電子部品2が静電破壊
されるおそれがあるという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、環境に調和し、耐熱性が高く、内蔵された電子部品
が静電破壊されにくい非接触ICカード及びその製造方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の非接触ICカードは、アンテナコイルと、ア
ンテナコイルに電気的に接続された電子部品とが2枚の
外層被覆用の紙シート間に封止された非接触ICカード
において、アンテナコイル及び電子部品が紙原料、水溶
性結合剤及び水を混練した成型材料で封止されているも
のである。
【0009】上記構成に加え本発明の非接触ICカード
のアンテナコイル及び電子部品の封止は、成型材料の射
出成型によりなされたものであるのが好ましい。
【0010】上記構成に加え本発明の非接触ICカード
の成型材料は、射出成型に用いられた金型内で乾燥して
固化したものであるのが好ましい。
【0011】本発明の非接触ICカードの製造方法は、
アンテナコイルと、アンテナコイルに電気的に接続され
た電子部品とを2枚の外層被覆用の紙シート間に封止す
る非接触ICカードの製造方法において、アンテナコイ
ル及び電子部品を2枚の紙シートで挟むように金型内に
配置し、紙原料、水溶性結合剤及び水を混練した成型材
料を用いて金型内に射出注入し、金型内で成型材料を乾
燥、固化させるものである。
【0012】本発明によれば、非接触ICカードのアン
テナコイル及び電子部品の封止を行うため、紙原料、水
溶性結合剤及び水を混練した成型材料を用いるので、生
分解性がある環境調和型のカードとすることができる。
また、ホットメルト等の耐熱性の低い材料を用いずに紙
原料を主成分とする成型材料のみを用いるため、紙の持
つ耐熱性を十分に活かせる耐熱カードとすることができ
る。さらに、成型材料は、帯電のおそれの無い紙材料の
みからなるので、内蔵された電子部品が静電破壊されに
くい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0014】図1は本発明の非接触ICカードの一実施
の形態を示す断面図である。尚、従来例と同様の部材に
は共通の符号を用いた。
【0015】この非接触ICカード10は、アンテナコ
イル1と、アンテナコイル1に電気的に接続された電子
部品(ICモジュール)2とが、外層被覆用の紙シート
3、4の間に挟まれ、紙を主成分とした成型材料11で
封止されたものである。
【0016】この非接触ICカード10は、成型材料と
して、全て生分解性のあるものが用いられているので、
廃棄処理上で問題のない環境調和型のカードである。
【0017】図2(a)〜(d)は図1に示した非接触
ICカードの製造方法を示す工程図である。
【0018】まず、一対の金型12、13の対向する両
内面に印刷済み(もしくは印刷無し)の紙シート3、4
を配置しておく。
【0019】ここで、紙シート3、4のいずれか一方
(例えば左側)の紙シート3内面には、予めアンテナコ
イル1と、アンテナコイル1に電気的に接続された電子
部品2とが配置固定されているものとする(図2
(a))。
【0020】次に、両金型12、13を合わせ、注入口
14から両紙シート3、4の間に、紙原料を主成分とし
て水溶性結合剤と水とを加えて混練した成型材料11a
を矢印15方向に射出成型する(図2(b))。
【0021】射出後、成型材料11aに含まれる水分を
金型12、13内で乾燥させ、成型材料11aを固化さ
せ、金型12、13から取り出すことにより(図2
(c))、非接触ICカード10が得られる。尚、成型
材料11aの乾燥は自然乾燥でも、図示しないヒータに
よる強制乾燥でもよい(図2(d))。
【0022】従来の、ホットメルト接着剤を用いた非接
触ICカード6(図4参照)は、土中での生分解を試み
た場合、外層被覆としての紙シート3、4のみ分解が進
み、ホットメルト接着剤5からなる中間層は分解されな
いが、本発明の紙製の非接触ICカード10は、土中で
1〜3週間で分解された。また、従来の非接触ICカー
ドの耐熱性は、ホットメルト接着剤5によるため、約1
20℃でカード形状を維持できなくなったが、本発明の
非接触ICカード10は、約200℃までカード形状を
維持しつつ、カードとしての通信が可能であった。
【0023】以上において、本発明によれば、アンテナ
コイル及び電子部品の封止を行うため、紙原料、水溶性
結合剤及び水を混練したの成型材料を用いるので、生分
解性がある環境調和型のカードとすることができる。ま
た、ホットメルト等を用いず紙原料を主成分とする成型
材料のみを用いるため、紙の持つ耐熱性を十分に活かせ
る耐熱カードとすることができる。さらに、本発明の非
接触ICカードは、帯電のおそれがあるホットメルト等
がなく、無帯電性を示す紙材料のみからなるので、内蔵
された電子部品が静電破壊されにくい。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0025】環境に調和し、耐熱性が高く、内蔵された
電子部品が静電破壊されにくい非接触ICカード及びそ
の製造方法の提供を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触ICカードの一実施の形態を示
す断面図である。
【図2】(a)〜(d)は図1に示した非接触ICカー
ドの製造方法を示す工程図である。
【図3】従来の非接触ICカードの拡散分解図である。
【図4】従来の非接触ICカードの断面図である。
【符号の説明】
1 アンテナコイル 2 電子部品(ICモジュール) 3、4 紙シート 11 成型材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:16 B29L 31:34 105:22 G06K 19/00 H B29L 31:34 K (72)発明者 堀越 稔之 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社総合技術研究所内 Fターム(参考) 2C005 MA06 MA11 MA28 PA04 RA07 4F206 AA01 AB07 AD02 AD08 AD35 AH37 JA07 JB17 JL02 JM05 JW05 5B035 AA07 BA05 BB09 CA02 CA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナコイルと、該アンテナコイルに
    電気的に接続された電子部品とが2枚の外層被覆用の紙
    シート間に封止された非接触ICカードにおいて、上記
    アンテナコイル及び上記電子部品が紙原料、水溶性結合
    剤及び水を混練した成型材料で封止されていることを特
    徴とする非接触ICカード。
  2. 【請求項2】 上記アンテナコイル及び上記電子部品の
    封止は、上記成型材料の射出成型によりなされたもので
    ある請求項1に記載の非接触ICカード。
  3. 【請求項3】 上記成型材料は、射出成型に用いられた
    金型内で乾燥して固化したものである請求項1に記載の
    非接触ICカード。
  4. 【請求項4】 アンテナコイルと、該アンテナコイルに
    電気的に接続された電子部品とを2枚の外層被覆用の紙
    シート間に封止する非接触ICカードの製造方法におい
    て、上記アンテナコイル及び上記電子部品を上記2枚の
    紙シートで挟むように金型内に配置し、紙原料、水溶性
    結合剤及び水を混練した成型材料を用いて上記金型内に
    射出注入し、上記金型内で上記成型材料を乾燥、固化さ
    せることを特徴とする非接触ICカードの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009543179A (ja) * 2006-06-30 2009-12-03 ケービーシーテック カンパニー リミテッド 韓国紙を用いたrfidカード及びその製造方法

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