JP2002163208A - データ取得装置、記録媒体およびデータ配信システム - Google Patents

データ取得装置、記録媒体およびデータ配信システム

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JP2002163208A
JP2002163208A JP2000363652A JP2000363652A JP2002163208A JP 2002163208 A JP2002163208 A JP 2002163208A JP 2000363652 A JP2000363652 A JP 2000363652A JP 2000363652 A JP2000363652 A JP 2000363652A JP 2002163208 A JP2002163208 A JP 2002163208A
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unprinted
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JP2000363652A
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Koujiro Omoto
洪次郎 大元
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機で受信した長文の電子メールなど
の大容量となるデータを簡単に確認することができるよ
うにすること。 【解決手段】 携帯電話機101が、データ取得装置の
携帯電話機挿入口32に挿入されると、データ取得装置
は、自動的に、携帯電話機101から電子メールを取得
して、取得した電子メールのうち未印刷であるものをプ
リンタ102に印刷させる。また、データ取得装置は、
携帯電話機101を起動させ、自動的に電子メール、コ
ンテンツをダウンロードしたり、新聞などのデータの配
信を受けるようにし、未印刷のデータをプリンタ102
に印刷可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、PH
S(Personal Handyphone System)通話機などの移動体
電話機が接続され、その移動体電話機内のデータを取得
するデータ取得装置、そのような機能を実現するプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、
およびそのデータ取得装置を使用したデータ配信システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機、PHS通話機などの
移動体電話機が普及し、多機能化している。例えば、電
子メールの送受信、インターネットへのアクセスなどが
可能になっている。
【0003】移動体電話機宛の電子メールは、その移動
体電話機の属するメールサーバに蓄積され、メールサー
バに蓄積された電子メールが、自動的にまたはユーザの
操作に応じて、移動体電話機に送信される。移動体電話
機は、メールサーバから送信されてくる電子メールを受
信し、移動体電話機に設けられている小型の液晶ディス
プレイに表示したり、ユーザの操作に応じて、接続され
たコンピュータに転送したりする。
【0004】また、ユーザの操作に応じて、移動体電話
機は、インターネットにおける各種サーバにアクセス
し、そのサーバが蓄積するテキストや画像などのコンテ
ンツをダウンロードし、ダウンロードしたコンテンツを
小型の液晶ディスプレイに表示したり、コンピュータに
転送する。
【0005】また、ユーザがパーソナルコンピュータな
どを操作して当該コンピュータに転送されたこれらの電
子メールやコンテンツなどをプリンタで印刷することも
考えられる。
【0006】他方、新聞、雑誌、書籍、広告などの出版
物は、記事の材料収集に始まり、編集および印刷を経て
作成され、その後、各種交通および人手を介して、売
店、家庭、職場などに配送される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、長文の
電子メールや大きな画像のコンテンツなどのデータを携
帯電話機の液晶ディスプレイで表示させる場合、表示画
面が小さいために、データの内容全体を見ようとする際
には、スクロールなどの操作が必要になり、操作が煩雑
であるなどの課題がある。また、複数の電子メールを受
信した場合には、受信メールメニューに従って、電子メ
ールを1つずつ表示させていく必要がある。
【0008】また、インターネット上で提供されるニュ
ースやメールサーバに蓄積された電子メールは、メニュ
ーなどにより階層的に蓄積されているため、これらのニ
ュースや電子メールを読む場合、目的のニュースや電子
メールに辿り着くまでに、各階層において選択操作を行
う必要がある。
【0009】さらに、時間が十分にある夜間に、受信さ
れた電子メールなどを読むことを前提として、朝はダウ
ンロードのみを行うようにしても、多忙な朝の出勤前の
場合、サーバに接続して受信する時間さえもないことが
多い。
【0010】さらに、いわゆるパーソナルコンピュータ
などのコンピュータを操作して、移動体電話機から電子
メールなどのデータを取得させ、プリンタに印刷させる
ことも考えられる。しかしながら、移動体電話機の普及
率はコンピュータの普及率より高い。このため、コンピ
ュータを有しない移動体電話機ユーザが多数存在する。
さらに、操作容易な移動体電話機の操作は可能でも、複
雑な設定などが必要となるコンピュータの設定、操作な
どを行うことが困難な人も多数存在する。この結果、多
くの人にとってコンピュータに移動体電話機およびプリ
ンタを接続し、コンピュータを操作して、移動体電話機
における電子メールなどのデータをコンピュータに一旦
取り込み、プリンタで印刷させるという一連の設定およ
び操作は困難な場合が多い。
【0011】さらに、移動体端末装置の液晶ディスプレ
イやメモリ容量の小ささに起因して、配信されるデータ
の種類、量などが比較的単純な小容量のものに限定され
てしまい、移動体電話機を利用した新聞、雑誌、書籍、
広告などの配信の普及が抑制されてしまっているという
問題が存在している。また、従来の新聞、雑誌、書籍、
広告などの配信では配送、在庫、返品などにコストがか
かり、新聞、雑誌、書籍、広告などが、本来の価格また
は費用より高価になってしまっているという問題があ
る。
【0012】さらに、新聞の朝刊については、締め切り
が通常前日の午後11時前後であり、朝刊の配達される
午前7時頃までに重要な事件があっても、朝刊に掲載さ
れない場合があり、速報性が低いという問題がある。同
様に、雑誌や書籍などについても、印刷、配本などに時
間が長くかかるという問題がある。
【0013】本発明は、移動体電話機が接続されると、
ユーザが煩雑な操作を行わなくても、印刷などされた電
子メールやコンテンツなどを見て簡単に移動体電話機が
取得したデータ内容を確認することができるデータ取得
装置、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体を得
ることを目的とする。
【0014】また、本発明は、移動体電話機を接続する
だけで、特にユーザの操作を必要とせずに、データの配
信の速報性を確保することができるとともに、データ量
に制約されずに良質な新聞、雑誌、書籍、広告などの配
信を移動体電話を利用して実行することができるデータ
取得装置、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、およ
びデータ配信システムを得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明のデータ取得装置は、移動体電話機が接続
されたことを検知する検知手段と、移動体電話機により
受信されたデータを移動体電話機から取得するデータ取
得手段と、データ取得手段により取得されたデータを所
定の印刷手段に転送するデータ転送手段と、移動体電話
機が接続されたことを検知手段が検知すると、データ取
得手段、データ転送手段および印刷手段を自動的に動作
させる制御手段とを備えている。
【0016】このデータ取得装置を利用すると、移動体
電話機をデータ取得装置に接続しておくだけで、受信し
た電子メールなどのデータを自動的に印刷するため、ユ
ーザが逐次操作しなくても、印刷されたデータを都合の
良いときに読むことができる。したがって、例えば予め
前夜に移動体電話機をデータ取得装置に接続しておけ
ば、夜間に受信された電子メール、デジタルコンテン
ツ、新聞などのデータが印刷されているため、朝の出勤
前などの多忙な場合でも、受信したデータをすぐに読む
ことができる。
【0017】さらに、実際に使用するときには、移動体
電話機をデータ取得装置に接続しておくだけでよいた
め、パーソナルコンピュータを所有していない人やコン
ピュータの複雑な設定や操作を行うことが困難な人でも
簡単に、印刷された電子メールを読むことができる。
【0018】本発明の他のデータ取得装置は、移動体電
話機が接続されたことを検知する検知手段と、移動体電
話機により受信された電子メールを移動体電話機から取
得する電子メール取得手段と、電子メール取得手段によ
り取得された電子メールが未印刷の電子メールであるか
否かを判断する未印刷メール判断手段と、未印刷メール
判断手段により未印刷メールであると判断された電子メ
ールを所定の印刷手段に転送し、印刷させるメール転送
手段と、移動体電話機が接続されたことを検知手段が検
知すると、少なくとも、電子メール取得手段および未印
刷メール判断手段を動作させる制御手段とを備えてい
る。
【0019】このデータ取得装置を利用すると、ユーザ
は、移動体電話機をデータ取得装置に接続しておくだけ
で、特に操作をすることなく、未印刷の電子メールを印
刷されたハードコピーとして電子メールを読むことが可
能となり、利便性が向上する。
【0020】さらに、本発明のデータ取得装置は、上述
の発明のデータ取得装置に加え、電子メール取得手段
が、移動体電話機が接続されると、移動体電話機を制御
して所定のメールサーバから電子メールを受信させ、そ
の受信した電子メールを移動体電話機から取得するよう
にしたものである。
【0021】このデータ取得装置を利用すると、移動体
電話機に電子メールの受信が通知された場合に、ユーザ
が移動体電話機をデータ取得装置に接続するだけで、特
にユーザが操作することなく電子メールが印刷されるの
で、より利便性が向上する。
【0022】本発明のさらに他のデータ取得装置は、上
述の各発明のデータ取得装置に加え、未印刷メール判断
手段が、印刷済みの電子メールの受信日および時刻を登
録しておき、登録された受信日および時刻と、電子メー
ル取得手段により取得された電子メールの受信日および
時刻とを比較して、電子メール取得手段により取得され
た電子メールが未印刷の電子メールであるか否かを判断
するようにしたものである。
【0023】このデータ取得装置を利用すると、同一時
刻に複数のメールが受信されることはないため、未印刷
の電子メールのみを印刷することができる。
【0024】さらに、本発明のデータ取得装置は、移動
体電話機が接続されたことを検知する検知手段と、移動
体電話機を制御して所定のネットワークに接続させ、こ
のネットワークにおける所定のコンテンツをダウンロー
ドさせ、コンテンツを移動体電話機から取得するコンテ
ンツ取得手段と、このコンテンツ取得手段により取得さ
れたコンテンツが未印刷のコンテンツであるか否かを判
断する未印刷コンテンツ判断手段と、未印刷コンテンツ
判断手段により未印刷のコンテンツであると判断された
コンテンツを所定の印刷手段に転送し、印刷させるコン
テンツ転送手段と、移動体電話機が接続されたことを検
知手段が検知すると、少なくとも、コンテンツ取得手段
および未印刷コンテンツ判断手段を動作させる制御手段
とを備えている。
【0025】このデータ取得装置を利用すると、ユーザ
は、移動体電話機をデータ取得装置に接続しておくだけ
で、特に操作をすることなく、コンテンツをダウンロー
ドし、未印刷のコンテンツをプリンタなどの印刷手段に
転送可能にすることができる。この結果、印刷されたハ
ードコピーとして、ダウンロードしたコンテンツのうち
未印刷のもののみを読むことが可能となり、利便性が向
上する。
【0026】また、移動体電話機をデータ取得装置に接
続しておくだけで、受信したコンテンツを自動的に印刷
させることも可能となるため、その場合、ユーザが逐次
操作しなくても、印刷されたコンテンツを都合の良いと
きに読むことができる。
【0027】さらに、実際に使用するときには、プリン
タなどの印刷手段をデータ取得装置に予め接続するだけ
で準備が整う。しかも、移動体電話機をデータ取得装置
に接続するだけでよいため、パーソナルコンピュータを
所有していない人やコンピュータの複雑な設定や操作を
行うことが困難な人でも簡単に、特定のコンテンツを、
印刷されたハードコピーとして読むことが可能となる。
【0028】さらに、本発明の他のデータ取得装置は、
上述の発明のデータ取得装置に加え、未印刷コンテンツ
判断手段が、印刷済みのコンテンツを、サーバで受信し
た日および時刻を登録しておき、登録されたサーバ受信
日および時刻と、コンテンツ取得手段により取得された
コンテンツのサーバ受信日および時刻とを比較して、コ
ンテンツ取得手段により取得されたコンテンツが未印刷
のコンテンツであるか否かを判断するようにしたもので
ある。
【0029】このデータ取得装置を利用すると、登録さ
れたコンテンツのうち、更新されてサーバ受信日などが
変化したものだけが印刷され、ユーザは、同一のコンテ
ンツを読まずに済み、特に操作をすることなく、更新さ
れた新しいコンテンツを読むことができる。
【0030】さらに他の本発明のデータ取得装置は、移
動体電話機が接続されたことを検知する検知手段と、移
動体電話機を制御して、移動体電話機宛に所定の種類の
データが配信されたか否かを監視し、所定の種類のデー
タが配信された場合に、所定の種類のデータを移動体電
話機から取得するデータ取得手段と、このデータ取得手
段により取得されたデータを所定の印刷手段に転送し、
印刷させるデータ転送手段と、移動体電話機が接続され
たことを検知手段が検知すると、データ取得手段および
データ転送手段を動作させる制御手段とを備えている。
【0031】このデータ取得装置を利用すると、新聞、
雑誌、書籍、広告などを配信すればハードコピーとして
印刷されるため、配送、在庫、返品などのコストがほと
んど必要なくなるとともに、印刷、配本なども情報提供
者側で行う必要がなくなるため速報性が向上する。
【0032】本発明の記録媒体は、コンピュータを、移
動体電話機が接続されたことを検知する検知手段、移動
体電話機により受信された電子メールを移動体電話機か
ら取得する電子メール取得手段、電子メール取得手段に
より取得された電子メールが未印刷の電子メールである
か否かを判断する未印刷メール判断手段、未印刷メール
判断手段により未印刷メールであると判断された電子メ
ールを所定の印刷手段に転送し、印刷させるメール転送
手段、および、移動体電話機が接続されたことを検知手
段が検知すると、少なくとも、電子メール取得手段およ
び未印刷メール判断手段を動作させる制御手段として機
能させるためのプログラムを記録したものである。
【0033】この記録媒体に記録されたプログラムをコ
ンピュータに読み取らせ、コンピュータを動作させる
と、ユーザは、移動体電話機をデータ取得装置に接続し
ておくだけで、特に操作をすることなく、長文の電子メ
ールの場合でも、印刷されたハードコピーとして電子メ
ールを読むことができるようになり、利便性が向上す
る。
【0034】また、移動体電話機をデータ取得装置に接
続しておくだけで、受信した電子メールを自動的に印刷
可能となるため、ユーザが逐次操作しなくても、印刷さ
れた電子メールを都合の良いときに読むことができる。
【0035】さらに、プリンタをデータ取得装置に接続
するだけで準備が済み、実際に使用するときには、移動
体電話機をデータ取得装置に接続するだけでよいため、
パーソナルコンピュータを所有していない人やコンピュ
ータの複雑な設定や操作を行うことが困難な人でも簡単
に、印刷された電子メールを読むことができる。
【0036】さらに、本発明の記録媒体は、上述の発明
の記録媒体に加え、電子メール取得手段が、移動体電話
機が接続されると、移動体電話機を制御して所定のメー
ルサーバから電子メールを受信させ、その受信した電子
メールを移動体電話機から取得するようにしたプログラ
ムをさらに記録したものである。
【0037】この記録媒体に記録されたプログラムをコ
ンピュータに読み取らせ、コンピュータを動作させる
と、移動体電話機に電子メールの受信が通知された場合
に、ユーザが移動体電話機をデータ取得装置に接続する
だけで、特にユーザが操作することなく電子メールが印
刷されるので、より利便性が向上する。
【0038】さらに、本発明の記録媒体は、上述の各発
明の記録媒体に加え、未印刷メール判断手段が、印刷済
みの電子メールの受信日および時刻を登録しておき、登
録された受信日および時刻と、電子メール取得手段によ
り取得された電子メールの受信日および時刻とを比較し
て、電子メール取得手段により取得された電子メールが
未印刷の電子メールであるか否かを判断するようにした
プログラムをさらに記録したものである。
【0039】この記録媒体に記録されたプログラムをコ
ンピュータに読み取らせ、コンピュータを動作させる
と、同一時刻に複数のメールが受信されることはないた
め、未印刷の電子メールのみを印刷することができる。
【0040】本発明の記録媒体は、コンピュータを、移
動体電話機が接続されたことを検知する検知手段、移動
体電話機を制御して所定のネットワークに接続させ、ネ
ットワークにおける所定のコンテンツをダウンロードさ
せ、コンテンツを移動体電話機から取得するコンテンツ
取得手段、コンテンツ取得手段により取得されたコンテ
ンツが未印刷のコンテンツであるか否かを判断する未印
刷コンテンツ判断手段、未印刷コンテンツ判断手段によ
り未印刷のコンテンツであると判断されたコンテンツを
所定の印刷手段に転送し、印刷させるコンテンツ転送手
段、および、移動体電話機が接続されたことを検知手段
が検知すると、コンテンツ取得手段および未印刷コンテ
ンツ判断手段を動作させる制御手段として機能させるた
めのプログラムを記録したものである。
【0041】この記録媒体に記録されたプログラムをコ
ンピュータに読み取らせ、コンピュータを動作させる
と、ユーザは、移動体電話機をデータ取得装置に接続し
ておくだけで、特に操作をすることなく、コンテンツを
ダウンロードし、未印刷のコンテンツをプリンタなどの
印刷手段に転送可能にすることができる。この結果、印
刷されたハードコピーとして、ダウンロードしたコンテ
ンツのうち未印刷のもののみを読むことが可能となり、
利便性が向上する。
【0042】また、移動体電話機をデータ取得装置に接
続しておくだけで、受信したコンテンツを自動的に印刷
させることも可能となるため、その場合、ユーザが逐次
操作しなくても、印刷されたコンテンツを都合の良いと
きに読むことができる。
【0043】さらに、実際に使用するときには、プリン
タなどの印刷手段をデータ取得装置に予め接続するだけ
で準備が整う。しかも、移動体電話機をデータ取得装置
に接続するだけでよいため、パーソナルコンピュータを
所有していない人やコンピュータの複雑な設定や操作を
行うことが困難な人でも簡単に、特定のコンテンツを、
印刷されたハードコピーとして読むことが可能となる。
【0044】本発明の記録媒体は、上述の発明の記録媒
体に加え、未印刷コンテンツ判断手段が、印刷済みのコ
ンテンツをサーバで受信した日および時刻を登録してお
き、登録されたサーバ受信日および時刻と、コンテンツ
取得手段により取得されたコンテンツのサーバ受信日お
よび時刻とを比較して、コンテンツ取得手段により取得
されたコンテンツが未印刷のコンテンツであるか否かを
判断するようにしたプログラムをさらに記録したもので
ある。
【0045】この記録媒体に記録されたプログラムをコ
ンピュータに読み取らせ、コンピュータを動作させる
と、登録されたコンテンツのうち、更新されてサーバ受
信日などが変化したものだけが印刷され、ユーザは、同
一のコンテンツを読まずに済み、特に操作をすることな
く、更新された新しいコンテンツを読むことができる。
【0046】本発明の記録媒体は、コンピュータを、移
動体電話機が接続されたことを検知する検知手段、移動
体電話機を制御して、移動体電話機宛に所定の種類のデ
ータが配信されたか否かを監視し、所定の種類のデータ
が配信された場合に、所定の種類のデータを移動体電話
機から取得するデータ取得手段、データ取得手段により
取得されたデータを所定の印刷手段に転送し、印刷させ
るデータ転送手段、および、移動体電話機が接続された
ことを検知手段が検知すると、データ取得手段およびデ
ータ転送手段を動作させる制御手段として機能させるた
めのプログラムを記録したものである。
【0047】この記録媒体に記録されたプログラムをコ
ンピュータに読み取らせ、コンピュータを動作させる
と、新聞、雑誌、書籍、広告などを配信すればハードコ
ピーとして印刷されるため、配送、在庫、返品などのコ
ストがほとんど必要なくなるとともに、印刷、配本など
も情報提供者側で行う必要がなくなるため速報性が向上
する。
【0048】本発明のデータ配信システムは、加入者の
有する1または複数の移動体電話機と、所定の種類のデ
ータを移動体電話機に配信する配信装置と、受信側にお
いて所定の種類のデータを印刷するプリンタと、移動体
電話機が接続されたことを検知する検知手段、移動体電
話機を制御して、移動体電話機宛に所定の種類のデータ
が配信されたか否かを監視し、所定の種類のデータが配
信された場合に、所定の種類のデータを移動体電話機か
ら取得するデータ取得手段、データ取得手段により取得
されたデータをプリンタに転送し印刷させるデータ転送
手段、および、移動体電話機が接続されたことを検知手
段が検知すると、データ取得手段を動作させデータを取
得し、そのデータをデータ転送手段によってプリンタに
転送させ印刷させる制御手段を有するデータ取得装置と
を備えている。
【0049】このデータ配信システムを利用すると、新
聞、雑誌、書籍、広告などのデータを配信すればハード
コピーとして印刷されるため、配送、在庫、返品などの
コストがほとんど必要なくなるとともに、印刷、配本な
ども情報提供者側で行う必要がなくなるため速報性が向
上する。また、新聞、雑誌、書籍、広告などのデータを
夜間、早朝などの通信料金の低い時間帯に配信すること
により、よりコストを低減することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。
【0051】図1は、本発明の実施の形態に係るデータ
取得装置の内部構成を示すブロック図である。図1にお
いて、CPU1は、ROM2、ハードディスク装置3お
よびRAM4のそれぞれに記憶されたプログラムを実行
するものである。ROM2は、このデータ取得装置の各
部を制御するための制御プログラム21を予め記憶する
ものである。
【0052】ハードディスク装置(以下、HDDとい
う)3は、移動体電話機となる携帯電話機101(図5
参照)を制御するための携帯電話機制御プログラム2
2、印刷手段となるプリンタ102(図5参照)を制御
するためのプリンタドライバ23、通信事業者やプロバ
イダなどにより指定されたサーバやネットワークに接続
するための通信プログラム24などを記憶するととも
に、携帯電話機101から取得した電子メールなどのデ
ータ25を蓄積し、既に印刷済みの電子メールの受信日
および時刻(時、分、秒)を記録したテーブル26を保
持するものである。RAM4は、CPU1が各種プログ
ラムを実行する際に、プログラムやデータなどを一時的
に記憶するものである。
【0053】また、接続端子5は、携帯電話機101に
通常設けられている充電用接続端子に接触されるもので
ある。
【0054】また、電源ケーブル6は、家庭用電源に接
続され、家庭用電源から受電するものであり、電源スイ
ッチ7は、電源ケーブル6に接続され、ユーザの操作に
応じて、装置を電源に接続するか否かを設定するもので
ある。電源部8は、電源ケーブル6および電源スイッチ
7を介して家庭用電源から電力を受け、所定の電圧の直
流電圧を生成し、データ取得装置の各部に電力を供給す
るとともに、携帯電話機101がデータ取得装置に接続
されたことを検知し、接続端子5を介して携帯電話機1
01に電力を供給するものである。
【0055】また、バッファ9は、このデータ取得装置
から携帯電話機101への通信速度を調整するための送
信用バッファ10、および携帯電話機101からデータ
取得装置への通信速度を調整するための受信用バッファ
11を有するものである。
【0056】また、液晶表示器12は、このデータ取得
装置の動作状態などのメッセージを表示するものであ
り、電源インジケータ13は、電源スイッチ7がオンで
あるか否かを示すものである。作動インジケータ14
は、データ取得装置が作動中であるか否かを示すもので
ある。
【0057】また、パラレルインタフェース15および
USB(Universal Serial Bus)インタフェース16
は、印刷するデータをプリンタ102へ転送するもので
ある。
【0058】また、コンパクトフラッシュ(登録商標)
インタフェース17は、コンパクトフラッシュメモリカ
ードが接続され、データの授受を実行するものである。
フロッピーディスクドライブ(FDD)18は、フロッ
ピーディスク(商標)が挿入され、データの読み書きを
実行するものであり、PCカードインタフェース19
は、PCカードが接続され、データの授受を実行するも
のである。
【0059】なお、本実施の形態では、ROM2、HD
D3などの記録媒体に記録されたプログラムをCPU1
が実行することにより、検知手段、電子メール取得手
段、未印刷メール判断手段、メール転送手段、制御手
段、コンテンツ取得手段、未印刷コンテンツ判断手段、
コンテンツ転送手段、データ取得手段、データ転送手
段、および制御手段が実現される。このため、これらの
機能を実現させるための所定のプログラムを記録した記
録媒体をコンピュータ、すなわちCPU1に読み取らせ
ることで、本発明が実現したとする機能が得られる。
【0060】図2は、本発明の実施の形態に係るデータ
取得装置の外観を示す斜視図であり、図3は、図2に示
すデータ取得装置の上面図であり、図4は、図2に示す
データ取得装置の背面図である。
【0061】図2に示すように、本実施の形態の場合、
液晶表示器12、電源インジケータ13および作動イン
ジケータ14は筐体33の上面に配置され、電源スイッ
チ7は筐体33の側面に配置される。さらに、PCカー
ドスロット31が筐体33の前面に形成され、携帯電話
機挿入口32が筐体33上面に形成される。なお、PC
カードスロット31にPCカードが挿入されると、PC
カードインタフェース19に接続される。また、図3に
示すように、接続端子5が携帯電話機挿入口32の底部
に配置される。
【0062】また、図4に示すように、本実施の形態の
場合、電源ケーブル6は、筐体33の背面を貫通して筐
体33内部で電源スイッチ7に接続される。接続用ケー
ブル41は、その一端がバッファ9に接続され、他端が
所定のコネクタにより携帯電話機101に接続されるも
のであり、筐体33の背面を貫通して配置される。
【0063】さらに、コネクタ42は、筐体33の背面
に配置され、パラレルインタフェース15に接続される
ものであり、コネクタ43は、筐体33の背面に配置さ
れ、USBインタフェース16に接続されるものであ
る。さらに、コンパクトフラッシュスロット44とフロ
ッピーディスク挿入口45が筐体33の背面にそれぞれ
形成されている。
【0064】なお、コンパクトフラッシュスロット44
にコンパクトフラッシュメモリカードが挿入されると、
コンパクトフラッシュインタフェース17に接続され、
フロッピーディスク挿入口45にフロッピーディスクが
挿入されると、FDD18に装着される。
【0065】図5は、本実施の形態に係るデータ取得装
置と携帯電話機およびプリンタとの接続の一例を示す図
である。図5に示すように、移動体電話機となる携帯電
話機101は、データ取得装置の携帯電話機挿入口32
に挿入され、接続ケーブル41を介してデータ取得装置
に接続される。また、プリンタ102は、ケーブル10
3を介してデータ取得装置のコネクタ42またはコネク
タ43に接続される。
【0066】次に、本実施の形態に係るデータ取得装置
が携帯電話機101で受信された電子メールを取得し、
印刷させる際の動作について説明する。図6は、携帯電
話機101で受信された電子メールを取得し、印刷させ
る際の動作について説明するフローチャートである。
【0067】まず、電源スイッチ7をオンにすると、電
源部8によりデータ取得装置の各部に電力が供給され、
電源インジケータ13が点灯するとともに、CPU1
は、ROM2から制御用プログラム21を読み出し、H
DD3に記憶されたプリンタドライバ23を起動させ、
その制御用プログラム21に従って以下の処理を実行す
る。
【0068】最初に、CPU1は、データ取得装置に携
帯電話機101が接続されるまで待機する(ステップS
1)。すなわち、データ取得装置に携帯電話機101が
接続されているか否かを監視し続ける。
【0069】次に、図5に示す状態になると、すなわ
ち、携帯電話機101に接続ケーブル41が接続され、
携帯電話機挿入口32に携帯電話機101が挿入される
と、携帯電話機101の底部に設置された図示せぬ充電
用接続端子とデータ取得装置の接続端子5とが接触し、
電源部8から充電用接続端子および接続端子5を介して
携帯電話機101へ電力が供給され、携帯電話機101
が接続された旨の信号が電源部8からCPU1へ供給さ
れる。
【0070】CPU1は、これにより、携帯電話機10
1が接続されたことを検知し、待機状態から作動状態に
移行し、作動インジケータ14を点灯させる。この点灯
とともに、CPU1は、HDD3に記憶されている携帯
電話機制御プログラム22を実行して、バッファ9およ
び接続ケーブル41を介して携帯電話機101に制御コ
マンドを供給して携帯電話機101を起動させる(ステ
ップS2)。このとき、プリンタ102も自動的に起動
され、データの待ち受け状態となる。
【0071】なお、接続ケーブル41が接続されていな
いときは、携帯電話機101からの制御コマンドがデー
タ取得装置に返信されないことになるため、データ取得
装置は、接続ケーブル41が接続されていないこと(正
しく接続されていないことを含む)を認識する。この結
果、データ取得装置は、その液晶表示器12に接続ケー
ブル41が接続されていない旨を表示してユーザに接続
を促す。
【0072】次に、CPU1は、携帯電話機101に他
の制御コマンドを供給して携帯電話機101におけるメ
ニューなどを操作して、受信済みの電子メールにアクセ
スし(ステップS3)、受信済みの電子メールの最初の
ものをデータ取得装置へ接続ケーブル41を介して出力
させる。CPU1は、接続ケーブル41およびバッファ
9を介しての電子メールを受け取り、HDD3に蓄積さ
せる(ステップS4)。
【0073】そして、CPU1は、受け取った電子メー
ルの受信日および時刻を電子メールのヘッダ部分から読
み出し(ステップS5)、HDD3に保持されたテーブ
ル26を参照して、その受け取った電子メールが未印刷
の新規な電子メールであるか否かを判断する(ステップ
S6)。
【0074】受け取った電子メールが未印刷の新規な電
子メールである場合、CPU1は、プリンタドライバ2
3によりその電子メールをプリンタ102に転送し(ス
テップS7)、プリンタ102は、その電子メールを印
刷する(ステップS8)。そして、CPU1は、印刷し
た電子メールの受信日および時刻をHDD3のテーブル
26に追加登録する。
【0075】一方、受け取った電子メールが印刷済みの
ものである場合、ステップS7およびステップS8はス
キップされ、その電子メールは印刷されない。
【0076】次に、CPU1は、携帯電話機101に制
御コマンドを供給して、受信した次の電子メールがある
か否かを確認し(ステップS9)、次の電子メールがあ
る場合にはその電子メールをステップS4と同様にして
取得し、その電子メールが未印刷の電子メールである場
合に同様にして印刷させる。
【0077】電子メールを携帯電話機101から順番に
取得していき、取得していない電子メールがなくなる
と、CPU1は、携帯電話機101の動作を停止させて
所定の時間だけ待機し、その後、携帯電話機101を再
度起動させ(ステップS2)、同様の処理を実行する。
【0078】このようにして、データ取得装置のCPU
1は、各種プログラムに従って動作し、携帯電話機10
1が接続されると、自動的に、その携帯電話機101か
ら受信済みの電子メールを取得するととともにプリンタ
102を起動させ、そのうちの未印刷であるものだけを
プリンタ102に転送して自動的に印刷させる。
【0079】これにより、ユーザは、携帯電話機101
をデータ取得装置に接続しておくだけで、特に操作をす
ることなく、長文の電子メールの場合でも、印刷された
ハードコピーとして電子メールを読むことができ、利便
性が向上する。
【0080】また、携帯電話機101をデータ取得装置
に接続しておくだけで、受信した電子メールを自動的に
印刷するため、ユーザが逐次操作しなくても、印刷され
た電子メールを都合の良いときに読むことができる。し
たがって、例えば予め前夜に携帯電話機101をデータ
取得装置に接続しておけば、夜間に受信された電子メー
ルが印刷されているため、朝の出勤前などの多忙な場合
でも、受信した電子メールをすぐに読むことができる。
【0081】さらに、プリンタ102をデータ取得装置
に接続するだけで初期設定が済み、実際に使用するとき
には、携帯電話機101をデータ取得装置に接続してお
くだけでよいため、パーソナルコンピュータを所有して
いない人やコンピュータの複雑な設定や操作を行うこと
が困難な人でも簡単に、印刷された電子メールを読むこ
とができる。なお、携帯電話機101がデータ取得装置
に接続されると同時にプリンタ102を起動させるので
はなく、未印刷の電子メールを受信したときにプリンタ
102を起動させるようにしてもよい。
【0082】さらに、受信した電子メールが未印刷であ
るか否かを受信した電子メールのヘッダ部分に付される
受信日および時刻に基づいて判断することにより、未印
刷の電子メールのみを印刷することができる。すなわ
ち、同一時刻に複数のメールが受信されることはほとん
どないため、HDD3に蓄積されている印刷済みの電子
メールと比較することで、未印刷の電子メールであるか
否かを確実に判断できることとなる。
【0083】次に、本実施の形態に係るデータ取得装置
が、単に受信済みの電子メールを印刷するだけではな
く、携帯電話機101を制御してメールサーバから電子
メールを受信させ、その電子メールを携帯電話機101
から取得し、印刷させる際の動作について説明する。図
7は、メールサーバから電子メールを受信させ、その電
子メールを携帯電話機101から取得し、印刷させる際
の動作について説明するフローチャートである。
【0084】まず、電源スイッチ7をオンにすると、電
源部8によりデータ取得装置の各部に電力が供給され、
電源インジケータ13が点灯するとともに、CPU1
は、ROM2から制御用プログラム21を読み出し、H
DD3に記憶されたプリンタドライバ23を起動させ、
その制御用プログラム21に従って以下の処理を実行す
る。
【0085】最初に、CPU1は、図6のフローチャー
トのステップS1と同様に、データ取得装置に携帯電話
機101が接続されるまで待機する(ステップS2
1)。
【0086】その後、CPU1は、携帯電話機101が
接続されたことを検知する(ステップS21でYes)
と、待機状態から作動状態に移行し、作動インジケータ
14を点灯させるとともに、HDD3に記憶されている
携帯電話機制御プログラム22を実行して、バッファ9
および接続ケーブル41を介して携帯電話機101に制
御コマンドを供給して携帯電話機101を起動させる
(ステップS22)。これと同時にプリンタ102も起
動される。
【0087】次に、CPU1は、HDD3に記憶されて
いる通信プログラム24を起動し(ステップS23)、
携帯電話機101に所定の制御コマンドを供給して自動
ダイアルを実行させて、予め登録されているメールサー
バを携帯電話機101に呼び出させる(ステップS2
4)。そして、メールサーバに蓄積されているこの携帯
電話機101宛の電子メールをメールサーバから受信さ
せる(ステップS25)。
【0088】以下、ステップS26からステップS33
では、図6におけるステップS3からステップS10と
同様に、携帯電話機101が受信した電子メールのう
ち、未印刷のものだけが自動的に印刷される。そして、
携帯電話機101におけるすべての電子メールについて
の処理が終了すると、所定の時間だけ待機状態になる
(ステップS34)。
【0089】このようにして、データ取得装置のCPU
1は、各種プログラムに従って動作し、携帯電話機10
1が接続されると、自動的に、その携帯電話機101を
制御して、メールサーバから電子メールを受信させ、そ
の受信させた電子メールを取得し、そのうちの未印刷で
あるものだけをプリンタ102に転送して印刷させる。
【0090】これにより、携帯電話機101に電子メー
ルの受信が通知された場合に、携帯電話機101をデー
タ取得装置に接続するだけで、特にユーザが操作するこ
となく電子メールが印刷されるので、より利便性が向上
する。なお、携帯電話機101がデータ取得装置に接続
されると同時にプリンタ102を起動させるのではな
く、未印刷の電子メールを受信したときにプリンタ10
2を起動させるようにしてもよい。
【0091】次に、本実施の形態に係るデータ取得装置
が、携帯電話機101を制御してインターネットなどの
ネットワークに接続させ、予め所定の場所に登録されて
いるテキスト、画像などのコンテンツをネットワークか
らダウンロードさせ、そのコンテンツを携帯電話機10
1から取得し、印刷させる際の動作について説明する。
図8は、予め登録されているコンテンツをネットワーク
からダウンロードさせ、そのコンテンツを携帯電話機1
01から取得し、印刷させる際の動作について説明する
フローチャートである。
【0092】まず、電源スイッチ7をオンにすると、電
源部8によりデータ取得装置の各部に電力が供給され、
電源インジケータ13が点灯するとともに、CPU1
は、ROM2から制御用プログラム21を読み出し、H
DD3に記憶されたプリンタドライバ23を起動させ、
その制御用プログラム21に従って以下の処理を実行す
る。
【0093】最初に、CPU1は、データ取得装置に携
帯電話機101が接続されるまで待機する(ステップS
41)。このステップS41は、先のフローチャートの
ステップS1またはステップS21に相当する。
【0094】その後、CPU1は、携帯電話機101が
接続されたことを検知する(ステップS41でYes)
と、待機状態から作動状態に移行し、作動インジケータ
14を点灯させるとともに、HDD3に記憶されている
携帯電話機制御プログラム22を実行して、バッファ9
および接続ケーブル41を介して携帯電話機101に制
御コマンドを供給して携帯電話機101を起動させる
(ステップS42)。この起動とともに、プリンタ10
2も起動される。
【0095】次に、CPU1は、HDD3に記憶されて
いる通信プログラム24を起動して(ステップS4
3)、予め登録されているユーザ名およびパスワードを
所定のサーバに送信する(ステップS44)。そして、
CPU1は、携帯電話機101がそのサーバにより認証
され、ネットワークに接続したか否かを判断し(ステッ
プS45)、接続に失敗した場合には、接続に失敗した
回数が所定の回数(例えば3回)であるか否かを判断し
(ステップS46)、所定の回数だけ失敗するまで再試
行する(ステップS44)。
【0096】この結果、ネットワークへの接続に失敗し
た場合には処理を終了し、ネットワークへの接続に成功
した場合には、CPU1は、携帯電話機101に制御コ
マンドを供給して、予め登録されているコンテンツをネ
ットワークからダウンロードさせる(ステップS4
7)。
【0097】このとき、例えば、所定のテキストや画像
などの登録コンテンツのURL(Uniform Resource Loc
ator)をHDD3の所定のファイルに予め保存してお
き、WWW(World Wide Web)におけるそのURLの示
すコンテンツをダウンロードさせるようにする。
【0098】次に、CPU1は、携帯電話機101に所
定の制御コマンドを供給して、ダウンロードしたコンテ
ンツをデータ取得装置へ接続ケーブル41を介して出力
させる。CPU1は、接続ケーブル41およびバッファ
9を介してそのコンテンツを受け取り、HDD3に蓄積
させる(ステップS48)。
【0099】そして、CPU1は、そのコンテンツをサ
ーバで受信した日および時刻(すなわち、サーバにコン
テンツをアップロードしそのサーバに登録された日およ
び時刻)を読み出し(ステップS49)、HDD3に保
持されたテーブル26を参照して、そのコンテンツが未
印刷の新規なコンテンツであるか否かを判断する(ステ
ップS50)。
【0100】そのダウンロードしたコンテンツが未印刷
の新規なコンテンツである場合、CPU1は、プリンタ
ドライバ23によりそのコンテンツをプリンタ102に
転送し(ステップS51)、プリンタ102は、そのコ
ンテンツを印刷する(ステップS52)。そして、CP
U1は、印刷したコンテンツがサーバに受信された日お
よび時刻をHDD3のテーブル26に追加登録する。
【0101】一方、そのダウンロードしたコンテンツが
印刷済みのものである場合、ステップS51およびステ
ップS52はスキップされ、そのコンテンツは印刷され
ない。
【0102】次に、CPU1は、登録された次のコンテ
ンツがあるか否かを判断し(ステップS53)、次のコ
ンテンツがある場合にはそのコンテンツをステップS4
8と同様にして取得する。その後、ステップS49から
ステップS52までの処理を実行し、そのコンテンツが
未印刷のものである場合には同様にして印刷させる。
【0103】CPU1は、登録されたコンテンツを携帯
電話機101にダウンロードさせ、ダウンロードしたコ
ンテンツを携帯電話機101から順番に取得していく。
そして、ダウンロードしていない登録コンテンツがなく
なると、CPU1は、携帯電話機101の動作を停止さ
せて所定の時間だけ待機し、その後、携帯電話機101
を再度起動させ(ステップS42)、同様の処理を実行
する。
【0104】このようにして、データ取得装置のCPU
1は、各種プログラムに従って動作し、携帯電話機10
1が接続されると、自動的に、予め所定の場所に登録さ
れたコンテンツをその携帯電話機101にダウンロード
させ、そのダウンロードしたコンテンツを携帯電話機1
01から取得し、そのうちの未印刷であるものだけをプ
リンタ102に転送して印刷させる。
【0105】これにより、ユーザは、携帯電話機101
をデータ取得装置に接続しておくだけで、特に操作をす
ることなく、印刷されたハードコピーとして、予め所定
の場所に登録されているコンテンツのうち未印刷のもの
のみを読むことができ、利便性が向上する。
【0106】また、携帯電話機101をデータ取得装置
に接続しておくだけで、受信したコンテンツを自動的に
印刷するため、ユーザが逐次操作しなくても、印刷され
たコンテンツをユーザの都合の良いときに読むことがで
きる。
【0107】さらに、プリンタ102をデータ取得装置
に接続するだけで初期設定が済み、実際に使用するとき
には、携帯電話機101をデータ取得装置に接続してお
くだけでよいため、パーソナルコンピュータを所有して
いない人やコンピュータの複雑な設定や操作を行うこと
が困難な人でも簡単に、特定の登録されたコンテンツ
を、印刷されたハードコピーとして読むことができる。
【0108】また、受信したコンテンツが未印刷である
か否かを、そのコンテンツがサーバで受信された日およ
び時刻に基づいて判断することにより、登録されたコン
テンツのうち、更新されてサーバ受信日などが変化した
ものだけが印刷される。このため、ユーザは、同一のコ
ンテンツを読まずに済み、特に操作をすることなく、更
新された新しいコンテンツを読むことができる。なお、
携帯電話機101がデータ取得装置に接続されると同時
にプリンタ102を起動させるのではなく、未印刷のコ
ンテンツを受信したときにプリンタ102を起動させる
ようにしてもよい。
【0109】次に、本実施の形態に係るデータ取得装置
が、携帯電話機101宛に新聞、雑誌などの所定の種類
のデータが配信される毎に、そのデータを携帯電話機1
01から取得し、印刷させる際の動作について説明す
る。図9は、携帯電話機101宛に新聞、雑誌などの所
定の種類のデータが配信される毎に、そのデータを携帯
電話機101から取得し、印刷させる際の動作について
説明するフローチャートである。なお、このデータの配
信に係るデータ配信システムは、このフローチャートの
説明に併せて説明することとする。
【0110】まず、電源スイッチ7をオンにすると、電
源部8によりデータ取得装置の各部に電力が供給され、
電源インジケータ13が点灯するとともに、CPU1
は、ROM2から制御用プログラム21を読み出し、H
DD3に記憶されたプリンタドライバ23を起動させ、
その制御用プログラム21に従って以下の処理を実行す
る。
【0111】最初に、CPU1は、データ取得装置に携
帯電話機101が接続されるまで待機する(ステップS
61)。
【0112】その後、CPU1は、携帯電話機101が
接続されたことを検知すると、待機状態から作動状態に
移行し、作動インジケータ14を点灯させる。このとと
もに、CPU1は、HDD3に記憶されている携帯電話
機制御プログラム22を実行して、バッファ9および接
続ケーブル41を介して携帯電話機101に制御コマン
ドを供給して携帯電話機101を起動させ(ステップS
62)、携帯電話機101宛に所定の種類のデータが配
信されたか否かを監視する(ステップS63)。すなわ
ち、このとき、データ取得装置は待ち受け状態になる。
なお、携帯電話機101の起動とともにプリンタ102
も動作状態となる。
【0113】そして、携帯電話機101宛に所定の種類
のデータがウェブサーバなどの配信装置から配信された
場合、CPU1は、携帯電話機101に制御コマンドを
供給して、その所定の種類のデータをデータ取得装置へ
接続ケーブル41を介して出力させる。CPU1は、接
続ケーブル41およびバッファ9を介してその所定の種
類のデータを受け取り、HDD3に蓄積させる(ステッ
プS64)。CPU1は、プリンタドライバ23により
そのデータをプリンタ102に転送し(ステップS6
5)、プリンタ102は、新聞などのデータを自動的に
印刷する(ステップS66)。
【0114】印刷が終了すると、配信の監視に戻り(ス
テップS63)、次に配信があると同様にして配信され
たデータを印刷させる。
【0115】このようにして、データ取得装置のCPU
1は、各種プログラムに従って動作し、携帯電話機10
1が接続されると、自動的に、所定の種類のデータの配
信を監視し、所定の種類のデータが配信されてくると、
その所定の種類のデータを携帯電話機101から取得
し、プリンタ102に転送して印刷させる。
【0116】なお、データ配信サービスを提供する場
合、1または複数の加入者のそれぞれが携帯電話機10
1、データ取得装置およびプリンタ102を有し、サー
ビス提供者が配信装置で新聞や雑誌などの所定の種類の
データを各加入者の携帯電話機101に配信すると、上
述のようにして自動的に、加入者の有するデータ取得装
置が、携帯電話機101からそのデータを取得し、プリ
ンタ102に印刷させる。
【0117】これにより、新聞、雑誌、書籍、広告など
のデータを配信すればハードコピーとして印刷されるた
め、配送、在庫、返品などのコストがほとんど必要なく
なるとともに、印刷、配本なども情報提供者側で行う必
要がなくなるため速報性が向上する。また、新聞、雑
誌、書籍、広告などのデータを、夜間、早朝などの通信
料金の低い時間帯に配信することにより、よりコストを
低減することができる。なお、携帯電話機101がデー
タ取得装置に接続されると同時にプリンタ102を起動
させるのではなく、未印刷の新聞などのデータを受信し
たときにプリンタ102を起動させるようにしてもよ
い。
【0118】なお、各処理を実行している期間、CPU
1は、その処理を表すメッセージを液晶表示器12に表
示させる。例えば、待機中の期間には「待機中です」、
携帯電話機101を起動中の期間には「携帯電話を起動
中です」、サーバにアクセスしている期間には「サーバ
アクセス中です」、コンテンツをダウンロードしている
期間には「コンテンツをダウンロード中です」、データ
をプリンタに転送している期間には「プリンタへ転送中
です」、データ印刷中の期間には「印刷中です」などと
いうメッセージが表示される。
【0119】また、HDD3に記憶された各種プログラ
ムをインストールまたは更新する場合、それらのプログ
ラムが記憶されたフロッピーディスクやコンパクトフラ
ッシュメモリカードを、FDD18またはコンパクトフ
ラッシュインタフェース17から読み取り、HDD3に
格納する。さらに、フロッピーディスクやコンパクトフ
ラッシュメモリカードに記憶されたデータを読み取り、
印刷させるようにしてもよい。
【0120】さらに、本実施の形態では、バッファ9お
よび接続ケーブル41を介して携帯電話機101がデー
タ取得装置に接続されるが、その代わりに、PCカード
インタフェース19を介してPCカードおよび専用の接
続ケーブルで携帯電話機101とデータ取得装置とを接
続するようにしてもよい。また、携帯電話機の外部通信
用のコネクタが充電用接続端子と同一面上に配置されて
いる場合には、接続ケーブル41の代わりに、携帯電話
機挿入口32の底部に通信用のコネクタを併設するよう
にしてもよい。
【0121】なお、本実施の形態では、電源部8から携
帯電話機101へ電力が供給された際に、携帯電話機1
01が接続されたことを検知しているが、接続ケーブル
41が携帯電話機101に接続された際に、CPU1に
より、携帯電話機101が接続されたことを検知するよ
うにしてもよい。また、携帯電話機101とデータ取得
装置との接続は、ケーブルではなく、赤外線などの光や
電波などの無線を使用してもよい。
【0122】また、本実施の形態では、各種プログラム
の記憶にROM2や磁気記録方式のHDD3を使用して
いるが、その代わりに、光磁気記録方式、光記録方式な
どの記憶部や不揮発性のメモリを使用するようにしても
よい。
【0123】また、データ取得装置とプリンタ102と
を一体化してもよい。この場合、例えば携帯電話機10
1をプリンタ一体型のデータ取得装置に接続すると、携
帯電話機101とプリンタとが同時に起動されるように
したり、携帯電話機101からデータがプリンタ一体型
のデータ取得装置に送信される直前にプリンタを起動さ
せるようにする。また、携帯電話機101が受信した電
子メールの印刷、メールサーバへのアクセスと電子メー
ルの受信およびその電子メールの印刷、所定のコンテン
ツの自動受信と印刷、新聞、書籍、雑誌、広告などのデ
ータの受信とその印刷などを行うようにしてもよい。
【0124】また、プリンタ102は、ハードコピーと
してデータを印刷するものとしているが、そのようなプ
リンタ102の代わりに、電子ブック、電子新聞などの
ように、受信したデータを薄型のデジタルデータ表示器
に転送するようにしてもよい。さらに、データ取得装置
でデータを一旦保存し、データ取得装置からプリンタ1
02へのデータ装置をその後の所定時刻、例えば携帯電
話機101の所有者が睡眠している時刻である例えば午
前1時に開始するようにしてもよい。これにより、プリ
ンタ102がファクシミリ兼用機などの場合にも、空い
た時間を有効活用できることとなる。
【0125】さらに、本実施の形態では、移動体電話機
として携帯電話機を使用しているが、その代わりにPH
S通話機を使用するようにしてもよい。また、電話機や
通話機ではなく、単にデータの受信や送受信を行うデー
タ通信機を使用してもよい。
【0126】
【発明の効果】本発明では、煩雑な操作を行わなくて
も、印刷された電子メールやコンテンツなどを見ること
で簡単に内容を確認することができるデータ取得装置、
コンピュータ読み取り可能な記録媒体、およびデータ配
信システムを得ることができる。
【0127】また、本発明では、速報性を確保すること
ができるとともに、データ量に制約されずに良質な新
聞、雑誌、書籍、広告などのデータの配信を移動体電話
機を利用して実行することができるデータ取得装置、コ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体、およびデータ配信
システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るデータ取得装置の
内部構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るデータ取得装置の
外観を示す斜視図である。
【図3】 図2に示すデータ取得装置の上面図である。
【図4】 図2に示すデータ取得装置の背面図である。
【図5】 図1および図2に示すデータ取得装置と携帯
電話機およびプリンタとの接続の一例を示す図である。
【図6】 図1および図2に示すデータ取得装置を利用
して、携帯電話機で受信された電子メールを取得し、印
刷させる際の動作について説明するフローチャートであ
る。
【図7】 図1および図2に示すデータ取得装置を利用
して、メールサーバから電子メールを受信させ、その電
子メールを携帯電話機から取得し、印刷させる際の動作
について説明するフローチャートである。
【図8】 図1および図2に示すデータ取得装置を利用
して、予め登録されているコンテンツをネットワークか
らダウンロードさせ、そのコンテンツを携帯電話機から
取得し、印刷させる際の動作について説明するフローチ
ャートである。
【図9】 図1および図2に示すデータ取得装置を利用
して、携帯電話機宛に新聞、雑誌などの所定の種類のデ
ータが配信される毎に、そのデータを携帯電話機から取
得し、印刷させる際の動作について説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 CPU(検知手段、電子メール取得手段、未印刷メ
ール判断手段、メール転送手段、制御手段、コンテンツ
取得手段、未印刷コンテンツ判断手段、コンテンツ転送
手段、データ取得手段、データ転送手段、制御手段) 2 ROM 3 ハードディスク装置(HDD) 4 RAM 5 接続端子 6 電源ケーブル 7 電源スイッチ 8 電源部 9 バッファ 10 送信用バッファ 11 受信用バッファ 12 液晶表示器 13 電源インジケータ 14 作動インジケータ 15 パラレルインタフェース 16 USBインタフェース 17 コンパクトフラッシュインタフェース 18 フロッピーディスクドライブ(FDD) 19 PCカードインタフェース 21 制御用プログラム 22 携帯電話機制御用プログラム 23 プリンタドライバ 24 通信プログラム 25 データ 26 テーブル 31 PCカードスロット 32 携帯電話機挿入口 33 筐体 41 接続ケーブル 42,43 コネクタ 44 コンパクトフラッシュスロット 45 フロッピーディスク挿入口 101 携帯電話機(移動体電話機) 102 プリンタ(印刷手段) 103 ケーブル

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体電話機が接続され、この移動体電
    話機により受信されたデータを取得するデータ取得装置
    において、 上記移動体電話機が接続されたことを検知する検知手段
    と、 上記移動体電話機により受信された上記データを上記移
    動体電話機から取得するデータ取得手段と、 上記データ取得手段により取得されたデータを所定の印
    刷手段に転送するデータ転送手段と、 上記移動体電話機が接続されたことを上記検知手段が検
    知すると、上記データ取得手段、上記データ転送手段お
    よび上記印刷手段を自動的に動作させる制御手段と、 を備えることを特徴とするデータ取得装置。
  2. 【請求項2】 移動体電話機が接続され、この移動体電
    話機により受信されたデータを取得するデータ取得装置
    において、 上記移動体電話機が接続されたことを検知する検知手段
    と、 上記移動体電話機により受信された電子メールを上記移
    動体電話機から取得する電子メール取得手段と、 上記電子メール取得手段により取得された上記電子メー
    ルが未印刷の電子メールであるか否かを判断する未印刷
    メール判断手段と、 上記未印刷メール判断手段により未印刷メールであると
    判断された上記電子メールを所定の印刷手段に転送し、
    印刷させるメール転送手段と、 上記移動体電話機が接続されたことを上記検知手段が検
    知すると、少なくとも、上記電子メール取得手段および
    上記未印刷メール判断手段を動作させる制御手段と、 を備えることを特徴とするデータ取得装置。
  3. 【請求項3】 前記電子メール取得手段は、前記移動体
    電話機が接続されると、前記移動体電話機を制御して所
    定のメールサーバから電子メールを受信させ、その受信
    した電子メールを前記移動体電話機から取得することを
    特徴とする請求項2記載のデータ取得装置。
  4. 【請求項4】 前記未印刷メール判断手段は、印刷済み
    の前記電子メールの受信日および時刻を登録しておき、
    登録された受信日および時刻と、前記電子メール取得手
    段により取得された電子メールの受信日および時刻とを
    比較して、前記電子メール取得手段により取得された電
    子メールが未印刷の電子メールであるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載のデータ
    取得装置。
  5. 【請求項5】 移動体電話機が接続され、この移動体電
    話機により受信されたデータを取得するデータ取得装置
    において、 上記移動体電話機が接続されたことを検知する検知手段
    と、 上記移動体電話機を制御して所定のネットワークに接続
    させ、このネットワークにおける所定のコンテンツをダ
    ウンロードさせ、上記コンテンツを上記移動体電話機か
    ら取得するコンテンツ取得手段と、 このコンテンツ取得手段により取得された上記コンテン
    ツが未印刷のコンテンツであるか否かを判断する未印刷
    コンテンツ判断手段と、 上記未印刷コンテンツ判断手段により未印刷のコンテン
    ツであると判断された上記コンテンツを所定の印刷手段
    に転送し、印刷させるコンテンツ転送手段と、 上記移動体電話機が接続されたことを上記検知手段が検
    知すると、少なくとも、上記コンテンツ取得手段および
    上記未印刷コンテンツ判断手段を動作させる制御手段
    と、 を備えることを特徴とするデータ取得装置。
  6. 【請求項6】 前記未印刷コンテンツ判断手段は、印刷
    済みの前記コンテンツをサーバで受信した日および時刻
    を登録しておき、登録されたサーバ受信日および時刻
    と、前記コンテンツ取得手段により取得されたコンテン
    ツのサーバ受信日および時刻とを比較して、前記コンテ
    ンツ取得手段により取得されたコンテンツが未印刷のコ
    ンテンツであるか否かを判断することを特徴とする請求
    項5記載のデータ取得装置。
  7. 【請求項7】 移動体電話機が接続され、この移動体電
    話機により受信されたデータを取得するデータ取得装置
    において、 上記移動体電話機が接続されたことを検知する検知手段
    と、 上記移動体電話機を制御して、上記移動体電話機宛に所
    定の種類のデータが配信されたか否かを監視し、上記所
    定の種類のデータが配信された場合に、上記所定の種類
    のデータを上記移動体電話機から取得するデータ取得手
    段と、 このデータ取得手段により取得されたデータを所定の印
    刷手段に転送し、印刷させるデータ転送手段と、 上記移動体電話機が接続されたことを上記検知手段が検
    知すると、上記データ取得手段および上記データ転送手
    段を動作させる制御手段と、 を備えることを特徴とするデータ取得装置。
  8. 【請求項8】 移動体電話機により受信されたデータを
    取得するデータ取得装置としてコンピュータを機能させ
    るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体において、 コンピュータを、 上記移動体電話機が接続されたことを検知する検知手
    段、 上記移動体電話機により受信された電子メールを上記移
    動体電話機から取得する電子メール取得手段、 上記電子メール取得手段により取得された上記電子メー
    ルが未印刷の電子メールであるか否かを判断する未印刷
    メール判断手段、 上記未印刷メール判断手段により未印刷メールであると
    判断された上記電子メールを所定の印刷手段に転送し、
    印刷させるメール転送手段、および、 上記移動体電話機が接続されたことを上記検知手段が検
    知すると、少なくとも、上記電子メール取得手段および
    上記未印刷メール判断手段を動作させる制御手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記電子メール取得手段が、前記移動体
    電話機が接続されると、前記移動体電話機を制御して所
    定のメールサーバから電子メールを受信させ、その受信
    した電子メールを前記移動体電話機から取得するように
    動作するプログラムをさらに記録したことを特徴とする
    請求項8記載の記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記未印刷メール判断手段が、印刷済
    みの前記電子メールの受信日および時刻を登録してお
    き、登録された受信日および時刻と、前記電子メール取
    得手段により取得された電子メールの受信日および時刻
    とを比較して、前記電子メール取得手段により取得され
    た電子メールが未印刷の電子メールであるか否かを判断
    するプログラムをさらに記録したことを特徴とする請求
    項8または請求項9記載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 移動体電話機により受信されたデータ
    を取得するデータ取得装置としてコンピュータを機能さ
    せるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体において、 コンピュータを、 上記移動体電話機が接続されたことを検知する検知手
    段、 上記移動体電話機を制御して所定のネットワークに接続
    させ、上記ネットワークにおける所定のコンテンツをダ
    ウンロードさせ、上記コンテンツを上記移動体電話機か
    ら取得するコンテンツ取得手段、 上記コンテンツ取得手段により取得された上記コンテン
    ツが未印刷のコンテンツであるか否かを判断する未印刷
    コンテンツ判断手段、 上記未印刷コンテンツ判断手段により未印刷のコンテン
    ツであると判断された上記コンテンツを所定の印刷手段
    に転送し、印刷させるコンテンツ転送手段、および、 上記移動体電話機が接続されたことを上記検知手段が検
    知すると、少なくとも、上記コンテンツ取得手段および
    上記未印刷コンテンツ判断手段を動作させる制御手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記未印刷コンテンツ判断手段が、印
    刷済みの前記コンテンツをサーバで受信した日および時
    刻を登録しておき、登録されたサーバ受信日および時刻
    と、前記コンテンツ取得手段により取得されたコンテン
    ツのサーバ受信日および時刻とを比較して、前記コンテ
    ンツ取得手段により取得されたコンテンツが未印刷のコ
    ンテンツであるか否かを判断するプログラムをさらに記
    録したことを特徴とする請求項11記載の記録媒体。
  13. 【請求項13】 移動体電話機により受信されたデータ
    を取得するデータ取得装置としてコンピュータを機能さ
    せるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体において、 コンピュータを、 上記移動体電話機が接続されたことを検知する検知手
    段、 上記移動体電話機を制御して、上記移動体電話機宛に所
    定の種類のデータが配信されたか否かを監視し、上記所
    定の種類のデータが配信された場合に、上記所定の種類
    のデータを上記移動体電話機から取得するデータ取得手
    段、 上記データ取得手段により取得されたデータを所定の印
    刷手段に転送し、印刷させるデータ転送手段、および、 上記移動体電話機が接続されたことを上記検知手段が検
    知すると、上記データ取得手段および上記データ転送手
    段を動作させる制御手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 加入者の有する1または複数の移動体
    電話機と、 所定の種類のデータを上記移動体電話機に配信する配信
    装置と、 受信側において上記所定の種類のデータを印刷するプリ
    ンタと、 上記移動体電話機が接続されたことを検知する検知手段
    と、上記移動体電話機を制御して、上記移動体電話機宛
    に所定の種類のデータが配信されたか否かを監視し、上
    記所定の種類のデータが配信された場合に、上記所定の
    種類のデータを上記移動体電話機から取得するデータ取
    得手段と、上記データ取得手段により取得されたデータ
    を上記プリンタに転送し印刷させるデータ転送手段と、
    上記移動体電話機が接続されたことを上記検知手段が検
    知すると、上記データ取得手段を動作させ上記データを
    取得し、そのデータを上記データ転送手段によって上記
    プリンタに転送させ印刷させる制御手段とを有するデー
    タ取得装置と、 を備えることを特徴とするデータ配信システム。
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