JP2002163008A - プログラマブルコントローラ暴走検出回路およびその方法 - Google Patents

プログラマブルコントローラ暴走検出回路およびその方法

Info

Publication number
JP2002163008A
JP2002163008A JP2000359268A JP2000359268A JP2002163008A JP 2002163008 A JP2002163008 A JP 2002163008A JP 2000359268 A JP2000359268 A JP 2000359268A JP 2000359268 A JP2000359268 A JP 2000359268A JP 2002163008 A JP2002163008 A JP 2002163008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
runaway
timer
time
signal
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000359268A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sakai
宏史 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000359268A priority Critical patent/JP2002163008A/ja
Publication of JP2002163008A publication Critical patent/JP2002163008A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暴走の原因を探ることができるようにする。 【解決手段】 タイマリフレッシュ信号を受信すると計
時を開始し、計時結果がしきい時間を超えるとタイムア
ップ信号を出力するタイマ1,2と、OR回路3と、メ
モリ4と、PLCのマイコン5により構成されるタイマ
リフレッシュ処理部51および割込入力処理部52とを
備えた。タイマリフレッシュ処理部51は、マイコン5
によりプログラムに従って実行される各スキャン中の演
算の処理前に、タイマ1,2にタイマリフレッシュ信号
を出力する。割込入力処理部52は、上記各スキャン中
の各処理の終了毎に完了フラグをセットし、割込みによ
りタイマ1,2からタイムアップ信号を受信すると、完
了フラグのセット状態に応じて、プログラムに起因して
暴走が起きたことを示す情報またはどの処理の実行時に
暴走が起きたかを示す情報をメモリ4に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラマブルコ
ントローラのマイクロプロセッサの暴走を検出して割込
処理をするプログラマブルコントローラ暴走検出回路お
よびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5にPLC(プログラマブルコントロ
ーラ)の一般的な演算処理のフロー図を示す。まず、ス
テップS1の入力リフレッシュの処理として、演算に必
要な情報が更新され、続いてステップS2の演算の処理
として、更新された情報でユーザにより予め記述された
プログラムが実行される。この後、ステップS3の処理
として、ツールサービス等を含めた周辺タスクの処理が
実行され、続いてステップS4の出力リフレッシュの処
理として、演算結果を出力に反映する処理が実行され
る。これらステップS1〜S4は、一般的に繰り返し実
行されることから1サイクルまたは1スキャンと呼ば
れ、PC(パーソナルコンピュータ)のファームウエア
で管理されるのが通常である。
【0003】図6に上記演算処理で発生し得る暴走を検
出するための従来の暴走検出回路の構成例を示し、図7
に図6の暴走検出回路を含めたPLCの処理のフロー図
を示す。図7にも示してある上述のステップS1〜S4
の演算処理において、ハードウエアまたはユーザにより
予め記述されたプログラムに何らかの問題があると、フ
ァームウエアに従って動作するPLCの暴走または正常
復帰不能などにより、正常な動作ができなくなるので、
PLCには図6に示すような暴走検出回路が設けられ
る。
【0004】この暴走検出回路は、タイマPA1と、マイ
コン(マイクロプロセッサ)PA5の処理機能としてのタ
イマリフレッシュ処理部PA51および割込入力処理部PA
52とにより構成される。タイマPA1は、一般にウオッ
チドクタイマ(WDT)と呼ばれ、マイコンPA5からの
タイマリフレッシュ信号に応じて常時実行している計時
の結果を初期化する一方、計時の結果が予め設定された
しきい時間を越えるとタイムアップ信号を出力するもの
である。タイマリフレッシュ処理部PA51は、図7に示
すように、上述の演算処理でステップS4の出力リフレ
ッシュの処理が終了する毎に、タイマPA1にタイマリフ
レッシュ信号を出力するものである。割込入力処理部PA
52は、タイマPA1から出力されるタイムアップ信号を
入力するものである。
【0005】この構成では、図7のステップS5のWD
Tリフレッシュの処理として、タイマリフレッシュ信号
が出力される毎にタイマPA1の計時結果が初期化され
る。ここで、上記しきい時間は、ユーザにより予め記述
されたプログラムの演算実行に必要な時間よりも長い時
間、つまり通常スキャン後の計時結果が越えることのな
い値に設定されるので、計時結果がしきい時間を越える
か否かを見ることで、演算処理で暴走が発生したか否か
を検出することができる。
【0006】計時結果がしきい時間を越えると、タイマ
PA1から演算処理で暴走が発生したことを示すタイムア
ップ信号が、マイコンPA5に出力されるほか、出力オフ
信号などとして図外の負荷機器に出力される。これによ
り、負荷機器の出力が出力オフ信号に従ってオフになる
から、PLCの暴走による負荷機器の誤動作を防止する
ことができるのである。なお、タイムアップ信号は、割
込入力処理部PA52に取り込まれるとマイコンPA5に対
する割込信号となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記暴
走検出回路では、PLCの暴走による負荷機器の誤動作
を防止することができるものの、ユーザがその暴走の原
因を探ることができないという課題があった。
【0008】すなわち、上記暴走検出回路では、タイム
アップ信号が発生しても、図8に示すステップS6の割
込処理発生およびステップS7の無処理のように、割込
処理がスタートするだけで、その割込処理では何も処理
されていなかった。また、PLCを再起動した後にツー
ルを接続したとしても、暴走時のデータが残されていな
いので、暴走の原因を探ることができない。これ故、暴
走後、例えばツールを接続してもPLCが何も応答しな
いため、暴走の原因を探ることができないのである。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、暴走の原因を探ることができるプログラマブル
コントローラ暴走検出回路およびその方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明のプログラマブルコントローラ暴
走検出回路は、プログラマブルコントローラのマイクロ
プロセッサの暴走を検出して割込処理をする回路であっ
て、タイマリフレッシュ信号を受信すると計時を開始
し、この計時結果が所定のしきい時間を超えるとタイム
アップ信号を出力する演算監視用タイマと、記憶手段
と、前記マイクロプロセッサによりプログラムに従って
実行される各スキャン中の演算の処理前に、前記演算監
視用タイマに前記タイマリフレッシュ信号を出力するタ
イマリフレッシュ処理手段と、少なくとも前記各スキャ
ン中の演算の処理前に所定フラグをセットする前処理手
段と、割込みにより前記演算監視用タイマからタイムア
ップ信号を受信すると、前記所定フラグがセットされて
いれば、前記プログラムに起因して暴走状態にあると判
断し、前記プログラムに起因して暴走が起きたことを示
す情報を前記記憶手段に記憶する割込処理手段とを備え
たことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のプ
ログラマブルコントローラ暴走検出回路において、タイ
マリフレッシュ信号を受信すると計時を開始し、この計
時結果が前記所定のしきい時間よりも長いしきい時間を
超えるとタイムアップ信号を出力する全体監視用タイマ
をさらに備え、前記タイマリフレッシュ処理手段は、前
記マイクロプロセッサによりプログラムに従って実行さ
れる各スキャン中の演算の処理前に、前記全体監視用タ
イマおよび演算監視用タイマに前記タイマリフレッシュ
信号を出力し、前記前処理手段は、前記各スキャン中の
各処理の終了毎に前記所定フラグとして完了フラグをセ
ットし、前記割込処理手段は、割込みにより前記全体監
視用タイマからタイムアップ信号を受信すると、各完了
フラグのセット状態に応じて、どの処理の実行時に暴走
が起きたかを示す情報を前記記憶手段に記憶することを
特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のプログラマブルコントローラ暴走検出回路におい
て、前記プログラムに起因して暴走が起きたことを示す
情報は、暴走が起きる直前に実行しようとしたプログラ
ムのアドレスであることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載のプログラマブルコントローラ暴走検出
回路において、ツール接続が可能になっていることを特
徴とする。
【0014】請求項5記載の発明のプログラマブルコン
トローラ暴走検出方法は、タイマリフレッシュ信号を受
信すると計時を開始し、この計時結果が所定のしきい時
間を超えるとタイムアップ信号を出力する演算監視用タ
イマと、記憶手段とを使用して、プログラマブルコント
ローラのマイクロプロセッサの暴走を検出して割込処理
をする方法であって、前記マイクロプロセッサによりプ
ログラムに従って実行される各スキャン中の演算の処理
前に、前記演算監視用タイマに前記タイマリフレッシュ
信号を出力するステップと、少なくとも前記各スキャン
中の演算の処理前に所定フラグをセットするステップ
と、割込みにより前記演算監視用タイマからタイムアッ
プ信号を受信すると、前記所定フラグがセットされてい
れば、前記プログラムに起因して暴走状態にあると判断
し、前記プログラムに起因して暴走が起きたことを示す
情報を前記記憶手段に記憶するステップとを有すること
を特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項5記載のプ
ログラマブルコントローラ暴走検出方法において、タイ
マリフレッシュ信号を受信すると計時を開始し、この計
時結果が前記所定のしきい時間よりも長いしきい時間を
超えるとタイムアップ信号を出力する全体監視用タイマ
をさらに使用し、前記マイクロプロセッサによりプログ
ラムに従って実行される各スキャン中の演算の処理前
に、前記全体監視用タイマおよび演算監視用タイマに前
記タイマリフレッシュ信号を出力するステップと、前記
各スキャン中の各処理の終了毎に前記所定フラグとして
完了フラグをステップと、割込みにより前記全体監視用
タイマからタイムアップ信号を受信すると、各完了フラ
グのセット状態に応じて、どの処理の実行時に暴走が起
きたかを示す情報を前記記憶手段に記憶するステップと
を有することを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項5または6
記載のプログラマブルコントローラ暴走検出方法におい
て、前記プログラムに起因して暴走が起きたことを示す
情報は、暴走が起きる直前に実行しようとしたプログラ
ムのアドレスであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1はプログラマブルコントロー
ラの暴走検出回路の構成図、図2はプログラマブルコン
トローラの暴走検出方法を示すフロー図、図3,図4は
割込処理のフロー図である。
【0018】図1に示す暴走検出回路は、演算処理監視
用のタイマ1と、全体処理監視用のタイマ2と、OR回
路3と、暴走情報格納用のメモリ4と、マイコン(マイ
クロプロセッサ)5の処理機能とにより構成され、特
に、ユーザによるプログラムの演算処理実行時に発生し
得るPLCのマイコン5の暴走を検出して、所定の割込
処理を実行するものである。
【0019】タイマ1は、マイコン5からのタイマリフ
レッシュ信号に応じて計時を開始する一方、計時の結果
が当該タイマ1に対して予め設定されたしきい時間を越
えるとHighレベルのタイムアップ信号を出力するほ
か、マイコン5からの停止信号に応じて実行中の計時を
停止するものである。しきい時間は、ユーザにより設定
されたプログラムの演算実行に必要な時間よりも長い時
間に設定される。
【0020】タイマ2は、マイコン5からのタイマリフ
レッシュ信号に応じて常時実行している計時の結果を初
期化する一方、計時の結果が当該タイマ2に対して予め
設定されたしきい時間を越えるとHighレベルのタイ
ムアップ信号を出力するものである。タイマ2のしきい
時間は、演算処理の時間にこれ以外の処理の時間を加え
て得た時間よりも長い時間に設定される。
【0021】なお、タイマ1,2はマイコン5の割込機
能端子に接続される。また、タイマ1,2は、プログラ
マブルである必要がないため、汎用のタイマICなどに
よるハードウエア構成でもよいが、プログラマブル構成
である場合には、マイコン5は、タイマ1,2に対し
て、初期設定としてそれぞれのしきい時間を可変設定す
ることができる。
【0022】OR回路3は、タイマ1,2の少なくとも
一方からタイムアップ信号を入力すると、出力オフ信号
を外部機器に出力するものである。メモリ4は、暴走情
報格納用の不揮発性のメモリである。
【0023】マイコン5は、PLCとしての処理を実行
するものであり、本暴走検出回路の一部を構成するタイ
マリフレッシュ処理部51および割込入力処理部52な
どの処理機能を有している。
【0024】タイマリフレッシュ処理部51は、ユーザ
により設定されたプログラムによる各スキャン中の演算
の処理前に、タイマ2にタイマリフレッシュ信号を出力
し、続いてタイマ1にタイマリフレッシュ信号を出力す
るものである。
【0025】割込入力処理部52は、前処理として、ユ
ーザにより設定されたプログラムによる各スキャン中の
各処理の終了毎に、処理が正常に終了したことを示す完
了フラグを内部メモリにセットするほか、割込みにより
タイマ1,2からタイムアップ信号を受信すると、完了
フラグのセット状態に応じて、プログラムに起因して暴
走が起きたことを示す情報またはどの処理の実行時に暴
走が起きたかを示す情報をメモリ4に記憶する。本実施
形態では、タイマ1からタイムアップ信号を入力する
と、後述する第1割込処理が実行される一方、タイマ2
からタイムアップ信号を入力すると、後述する第2割込
処理が実行される。
【0026】次に、本実施形態の動作を説明する。ま
ず、図2を用いて1スキャン分のフローを説明すると、
マイコン5において、後で順次セットされる完了フラグ
(図2では処理完了フラグ)が初期化され(S10)、
タイマリフレッシュ信号がタイマ2に出力される(S1
1)。この後、タイマ2において、計時結果が初期化さ
れて新たな計時がスタートする一方、マイコン5におい
て、ここまでの処理が正常に終了したことを示す完了フ
ラグがセットされる(S12)。続いて、マイコン5に
おいて、タイマリフレッシュ信号がタイマ1に出力され
(S13)、これにより、タイマ1は計時を開始する。
【0027】この後、マイコン5において、ユーザによ
り設定されたプログラムの演算処理が実行され(S1
4)、この演算処理が終了すると、タイマ1に停止信号
が出力される(S15)。これにより、タイマ1は計時
を停止する。
【0028】この後、マイコン5において、ツールサー
ビス等のデータ処理が実行されるとともに、完了フラグ
がセットされる(S16)。続いて、図5,図7と同様
の出力リフレッシュの処理および完了フラグのセット処
理が行われる(S17)。これにより、1スキャン分の
処理が終了し、この後、ステップS10に戻る。
【0029】この図2のフローにおいて、例えばユーザ
によるプログラムに不具合があって無限ループに入り込
むようなことなどが起きると、ステップS14のとき
に、タイマ1において、計時結果がしきい時間を越え、
Highレベルのタイムアップ信号が出力される。これ
により、OR回路3から出力オフ信号が外部機器に出力
され、また、タイムアップ信号がマイコン5に取り込ま
れて、第1割込処理が実行されることになる。
【0030】これに対し、ユーザによるプログラムの不
具合ではなく、例えばハードの不具合またはノイズなど
で暴走が起きると、タイマ2において、計時結果がしき
い時間を越え、Highレベルのタイムアップ信号が出
力される。これにより、OR回路3から出力オフ信号が
外部機器に出力され、また、タイムアップ信号がマイコ
ン5に取り込まれて、第2割込処理が実行されることに
なる。
【0031】次に、図3を用いて第1割込処理のフロー
を説明する。第1割込処理が開始すると(S20)、運
転モードを停止モード(PROGモード)に切り替える
処理が実行される(S21)。この後、図2のステップ
S12でセットされ、ステップS14の演算の開始前の
人力リフレッシュ作業が正常に完了したことを示す完了
フラグに問題がないことを確認して(S22)、ユーザ
によるプログラムに問題が生じたと判断し、この後、第
1割込処理を開始する原因となったプログラムの異常エ
ラーおよびアドレス(図2のS14の実行対象のアドレ
ス)をメモリ4に格納する処理が実行される(S23,
S24)。この後、ツール処理のみのタスクが実行され
(S25)、入出力リフレッシュ等の演算作業が停止す
る。これにより、演算中の無限ループ等による暴走を後
から、ユーザがツールを用いて内容を確認できる。ま
た、割込みがかかったプログラムも確認できるので、問
題箇所の特定とその修正を容易に行える。なお、外部出
力はタイムアップ出力によりハード的にオフする構成と
してある。
【0032】次に、図4を用いて第2割込処理のフロー
を説明する。第2割込処理が開始すると(S30)、運
転モードを停止モード(PROGモード)に切り替える
処理が実行される(S31)。この後、各処理の完了フ
ラグを確認し(S32)、どの処理が終了していないか
を判断して、その情報(異常が発生した処理項目)をメ
モリ4に格納する処理が実行される(S33)。この
後、ツール処理のみのタスクが実行され(S33)、入
出力リフレッシュ等の演算作業が停止する。これによ
り、ユーザはどの処理で問題が発生したかを、ツールを
接続して確認でき、暴走の原因を推定することができ
る。なお、外部出力はタイムアップ出力によりハード的
にオフする構成としてある。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、プログラマブル
コントローラのマイクロプロセッサの暴走を検出して割
込処理をする回路であって、タイマリフレッシュ信号を
受信すると計時を開始し、この計時結果が所定のしきい
時間を超えるとタイムアップ信号を出力する演算監視用
タイマと、記憶手段と、前記マイクロプロセッサにより
プログラムに従って実行される各スキャン中の演算の処
理前に、前記演算監視用タイマに前記タイマリフレッシ
ュ信号を出力するタイマリフレッシュ処理手段と、少な
くとも前記各スキャン中の演算の処理前に所定フラグを
セットする前処理手段と、割込みにより前記演算監視用
タイマからタイムアップ信号を受信すると、前記所定フ
ラグがセットされていれば、前記プログラムに起因して
暴走状態にあると判断し、前記プログラムに起因して暴
走が起きたことを示す情報を前記記憶手段に記憶する割
込処理手段とを備えたので、プログラムに起因して暴走
が起きると、プログラムに起因して暴走が起きたことを
示す情報が記憶手段に記憶されているから、暴走の原因
を探ることができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のプログラマブルコントローラ暴走検出回路におい
て、タイマリフレッシュ信号を受信すると計時を開始
し、この計時結果が前記所定のしきい時間よりも長いし
きい時間を超えるとタイムアップ信号を出力する全体監
視用タイマをさらに備え、前記タイマリフレッシュ処理
手段は、前記マイクロプロセッサによりプログラムに従
って実行される各スキャン中の演算の処理前に、前記全
体監視用タイマおよび演算監視用タイマに前記タイマリ
フレッシュ信号を出力し、前記前処理手段は、前記各ス
キャン中の各処理の終了毎に前記所定フラグとして完了
フラグをセットし、前記割込処理手段は、割込みにより
前記全体監視用タイマからタイムアップ信号を受信する
と、各完了フラグのセット状態に応じて、どの処理の実
行時に暴走が起きたかを示す情報を前記記憶手段に記憶
するので、記憶手段の情報を調べることで、どの処理の
実行時に暴走が起きたかを知ることができ、暴走の原因
を推定することができるほか、プログラムによる暴走
(演算渋滞)なのか、他の要因による暴走なのかを判別
することができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載のプログラマブルコントローラ暴走検出回路
において、前記プログラムに起因して暴走が起きたこと
を示す情報は、暴走が起きる直前に実行しようとしたプ
ログラムのアドレスであるので、記憶手段の情報を調べ
ることで、暴走時のプログラムのアドレスを知ることが
できる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、請求項1か
ら3のいずれかに記載のプログラマブルコントローラ暴
走検出回路において、ツール接続が可能になっているの
で、暴走の原因を、ツールを接続して確認できる。例え
ば、暴走時に割込処理を行うことによりツールサービス
処理を復旧すれば、ユーザがツールを用いて記憶手段の
情報を確認でき、原因を特定し易くなる。割込みがかか
ったプログラムも確認できるから、問題箇所の特定とそ
の修正を容易に行える。同様に、ユーザは、例えばハー
ドウエアの不具合またはノイズなどで暴走が起きたとき
にも、どの処理で問題が発生したかをツールを接続して
確認でき、暴走の原因を推定することができる。
【0037】請求項5記載の発明は、タイマリフレッシ
ュ信号を受信すると計時を開始し、この計時結果が所定
のしきい時間を超えるとタイムアップ信号を出力する演
算監視用タイマと、記憶手段とを使用して、プログラマ
ブルコントローラのマイクロプロセッサの暴走を検出し
て割込処理をする方法であって、前記マイクロプロセッ
サによりプログラムに従って実行される各スキャン中の
演算の処理前に、前記演算監視用タイマに前記タイマリ
フレッシュ信号を出力するステップと、少なくとも前記
各スキャン中の演算の処理前に所定フラグをセットする
ステップと、割込みにより前記演算監視用タイマからタ
イムアップ信号を受信すると、前記所定フラグがセット
されていれば、前記プログラムに起因して暴走状態にあ
ると判断し、前記プログラムに起因して暴走が起きたこ
とを示す情報を前記記憶手段に記憶するステップとを有
するので、プログラムに起因して暴走が起きると、プロ
グラムに起因して暴走が起きたことを示す情報が記憶手
段に記憶されているから、暴走の原因を探ることができ
る。
【0038】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載のプログラマブルコントローラ暴走検出方法におい
て、タイマリフレッシュ信号を受信すると計時を開始
し、この計時結果が前記所定のしきい時間よりも長いし
きい時間を超えるとタイムアップ信号を出力する全体監
視用タイマをさらに使用し、前記マイクロプロセッサに
よりプログラムに従って実行される各スキャン中の演算
の処理前に、前記全体監視用タイマおよび演算監視用タ
イマに前記タイマリフレッシュ信号を出力するステップ
と、前記各スキャン中の各処理の終了毎に前記所定フラ
グとして完了フラグをステップと、割込みにより前記全
体監視用タイマからタイムアップ信号を受信すると、各
完了フラグのセット状態に応じて、どの処理の実行時に
暴走が起きたかを示す情報を前記記憶手段に記憶するス
テップとを有するので、記憶手段の情報を調べること
で、どの処理の実行時に暴走が起きたかを知ることがで
き、暴走の原因を推定することができる。
【0039】請求項7記載の発明によれば、請求項5ま
たは6記載のプログラマブルコントローラ暴走検出方法
によれば、前記プログラムに起因して暴走が起きたこと
を示す情報は、暴走が起きる直前に実行しようとしたプ
ログラムのアドレスであるので、記憶手段の情報を調べ
ることで、暴走時のプログラムのアドレスを知ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プログラマブルコントローラの暴走検出回路の
構成図である。
【図2】プログラマブルコントローラの暴走検出方法を
示すフロー図である。
【図3】割込処理のフロー図である。
【図4】割込処理のフロー図である。
【図5】プログラマブルコントローラの一般的な演算処
理のフロー図である。
【図6】演算処理で発生し得る暴走を検出するための従
来の暴走検出回路の構成例を示す図である。
【図7】図6の暴走検出回路を含めたPLCの処理のフ
ロー図である。
【図8】タイムアップ時における図6の暴走検出回路の
処理のフロー図である。
【符号の説明】
1,2 タイマ 3 OR回路 4 メモリ 5 マイコン 51 タイマリフレッシュ処理部 52 割込入力処理部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラマブルコントローラのマイクロ
    プロセッサの暴走を検出して割込処理をする回路であっ
    て、 タイマリフレッシュ信号を受信すると計時を開始し、こ
    の計時結果が所定のしきい時間を超えるとタイムアップ
    信号を出力する演算監視用タイマと、 記憶手段と、 前記マイクロプロセッサによりプログラムに従って実行
    される各スキャン中の演算の処理前に、前記演算監視用
    タイマに前記タイマリフレッシュ信号を出力するタイマ
    リフレッシュ処理手段と、 少なくとも前記各スキャン中の演算の処理前に所定フラ
    グをセットする前処理手段と、 割込みにより前記演算監視用タイマからタイムアップ信
    号を受信すると、前記所定フラグがセットされていれ
    ば、前記プログラムに起因して暴走状態にあると判断
    し、前記プログラムに起因して暴走が起きたことを示す
    情報を前記記憶手段に記憶する割込処理手段とを備えた
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラ暴走検出
    回路。
  2. 【請求項2】 タイマリフレッシュ信号を受信すると計
    時を開始し、この計時結果が前記所定のしきい時間より
    も長いしきい時間を超えるとタイムアップ信号を出力す
    る全体監視用タイマをさらに備え、 前記タイマリフレッシュ処理手段は、前記マイクロプロ
    セッサによりプログラムに従って実行される各スキャン
    中の演算の処理前に、前記全体監視用タイマおよび演算
    監視用タイマに前記タイマリフレッシュ信号を出力し、
    前記前処理手段は、前記各スキャン中の各処理の終了毎
    に前記所定フラグとして完了フラグをセットし、 前記割込処理手段は、割込みにより前記全体監視用タイ
    マからタイムアップ信号を受信すると、各完了フラグの
    セット状態に応じて、どの処理の実行時に暴走が起きた
    かを示す情報を前記記憶手段に記憶することを特徴とす
    る請求項1記載のプログラマブルコントローラ暴走検出
    回路。
  3. 【請求項3】 前記プログラムに起因して暴走が起きた
    ことを示す情報は、暴走が起きる直前に実行しようとし
    たプログラムのアドレスであることを特徴とする請求項
    1または2記載のプログラマブルコントローラ暴走検出
    回路。
  4. 【請求項4】 ツール接続が可能になっていることを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプログラマ
    ブルコントローラ暴走検出回路。
  5. 【請求項5】 タイマリフレッシュ信号を受信すると計
    時を開始し、この計時結果が所定のしきい時間を超える
    とタイムアップ信号を出力する演算監視用タイマと、記
    憶手段とを使用して、プログラマブルコントローラのマ
    イクロプロセッサの暴走を検出して割込処理をする方法
    であって、 前記マイクロプロセッサによりプログラムに従って実行
    される各スキャン中の演算の処理前に、前記演算監視用
    タイマに前記タイマリフレッシュ信号を出力するステッ
    プと、 少なくとも前記各スキャン中の演算の処理前に所定フラ
    グをセットするステップと、 割込みにより前記演算監視用タイマからタイムアップ信
    号を受信すると、前記所定フラグがセットされていれ
    ば、前記プログラムに起因して暴走状態にあると判断
    し、前記プログラムに起因して暴走が起きたことを示す
    情報を前記記憶手段に記憶するステップとを有すること
    を特徴とするプログラマブルコントローラ暴走検出方
    法。
  6. 【請求項6】 タイマリフレッシュ信号を受信すると計
    時を開始し、この計時結果が前記所定のしきい時間より
    も長いしきい時間を超えるとタイムアップ信号を出力す
    る全体監視用タイマをさらに使用し、 前記マイクロプロセッサによりプログラムに従って実行
    される各スキャン中の演算の処理前に、前記全体監視用
    タイマおよび演算監視用タイマに前記タイマリフレッシ
    ュ信号を出力するステップと、 前記各スキャン中の各処理の終了毎に前記所定フラグと
    して完了フラグをステップと、 割込みにより前記全体監視用タイマからタイムアップ信
    号を受信すると、各完了フラグのセット状態に応じて、
    どの処理の実行時に暴走が起きたかを示す情報を前記記
    憶手段に記憶するステップとを有することを特徴とする
    請求項5記載のプログラマブルコントローラ暴走検出方
    法。
  7. 【請求項7】 前記プログラムに起因して暴走が起きた
    ことを示す情報は、暴走が起きる直前に実行しようとし
    たプログラムのアドレスであることを特徴とする請求項
    5または6記載のプログラマブルコントローラ暴走検出
    方法。
JP2000359268A 2000-11-27 2000-11-27 プログラマブルコントローラ暴走検出回路およびその方法 Withdrawn JP2002163008A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000359268A JP2002163008A (ja) 2000-11-27 2000-11-27 プログラマブルコントローラ暴走検出回路およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000359268A JP2002163008A (ja) 2000-11-27 2000-11-27 プログラマブルコントローラ暴走検出回路およびその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002163008A true JP2002163008A (ja) 2002-06-07

Family

ID=18831052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000359268A Withdrawn JP2002163008A (ja) 2000-11-27 2000-11-27 プログラマブルコントローラ暴走検出回路およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002163008A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040698A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Meidensha Corp プログラマブルコントローラの異常監視方式
US10110236B2 (en) 2016-10-14 2018-10-23 Lsis Co., Ltd. Apparatus for recognizing pulse signal

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040698A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Meidensha Corp プログラマブルコントローラの異常監視方式
US10110236B2 (en) 2016-10-14 2018-10-23 Lsis Co., Ltd. Apparatus for recognizing pulse signal

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170254325A1 (en) Drive control apparatus
JP2002163008A (ja) プログラマブルコントローラ暴走検出回路およびその方法
JP2007026028A (ja) マイクロコンピュータの異常検出装置
WO2022037332A1 (zh) 虚拟机的故障报警方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
JP4313858B2 (ja) 計算機
JP4571462B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP2005293164A (ja) タスク監視方式
JP2000259444A (ja) データ処理装置及びその試験方法
JP4647276B2 (ja) 半導体回路装置
JP5527518B2 (ja) 情報処理システム及びその評価方法
JP2870202B2 (ja) プロセッサ間相互監視方法及びその装置
JP2002116926A (ja) プログラム処理装置およびプログラム処理方法
TW200846901A (en) Method for diagnosing system abnormality
JP2003044324A (ja) 異常検出確認方法及び異常検出確認装置並びに異常検出確認プログラム
JP4454566B2 (ja) プログラム暴走監視回路および方法
JP4842036B2 (ja) 半導体装置と、タイミング制御回路の異常検出方法
JPH08123704A (ja) 制御装置
JP5768434B2 (ja) 相互監視システム
JP2020140592A (ja) 情報処理システム
JPS60198649A (ja) ル−プ検出制御方式
KR0125945B1 (ko) 중앙처리장치의 동작 상태 감시장치 및 그 방법
JPH1139032A (ja) マルチcpu型集中監視装置
JPH05282175A (ja) プログラムディバッガ
JP2000089969A (ja) データ処理装置
JPH0916434A (ja) Cpu暴走時の障害情報検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080205