JP2002162562A - 撮影レンズ - Google Patents

撮影レンズ

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JP2002162562A
JP2002162562A JP2000358661A JP2000358661A JP2002162562A JP 2002162562 A JP2002162562 A JP 2002162562A JP 2000358661 A JP2000358661 A JP 2000358661A JP 2000358661 A JP2000358661 A JP 2000358661A JP 2002162562 A JP2002162562 A JP 2002162562A
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JP2000358661A
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Etsuro Kawakami
悦郎 川上
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/04Reversed telephoto objectives
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/22Telecentric objectives or lens systems

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像でかつ歪曲収差が小さく、バックフォ
ーカスが長く、またテレセントリック性も良好でコンパ
クトな撮影レンズを得る。 【解決手段】 物体側より順に、第1レンズ群、第2レ
ンズ群からなり、第1レンズ群は負の屈折力を有し、第
2レンズ群は正の屈折力を有する。第1レンズ群は、物
体側に凸形状の負の屈折力を有する(以下負レンズ)メ
ニスカスレンズである第1レンズ及び正の屈折力を有す
る(以下正レンズ)第2レンズで構成され、第2レンズ
群は物体側に開口絞りを有し、物体側より順に正レンズ
である第3レンズ、負レンズである第4レンズ、正レン
ズである第5レンズ、正レンズである第6レンズを配し
て構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にデジタルスチ
ルカメラのようなCCD(charged coupled device)等
の撮像素子を使用した小型の撮像装置に用いられる高性
能な撮影レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の銀塩フィルムを使用するカ
メラ、例えば35mm判カメラ等に加え、新しいジャン
ルの撮像装置としてデジタルスチルカメラが急速に普及
してきた。デジタルスチルカメラは、付属する液晶モニ
ターをファインダーとして使用することで容易に撮影で
き、またその場で撮影した画像を再生して楽しむ事も可
能である。加えて一般家庭に普及が進んできたパーソナ
ルコンピュータ等に静止画像を入力するツールとして、
また、カラープリンタ等の高解像度化に伴って従来のカ
メラ同様プリント目的にも活用されるようになってき
た。デジタルスチルカメラは、構造的には、撮影レンズ
によって結像された静止画像をCCD他の撮像素子(以
下CCD)により電気的に取り込み、内蔵メモリやメモ
リカードなどに記録する撮像装置であるが、普及当初
は、液晶モニターを撮影の際のファインダーとして、ま
た撮影した画像の再生用モニターとして使用出来るた
め、銀塩カメラに較べて即時性、利便性をアピールして
普及してきたが、一方では銀塩カメラに較べて撮影画像
の解像度が低く、欠点と指摘されてきた。しかし、最近
では、急速な普及と共にCCDの画素数が多いものが安
価に供給されるなどしてデジタルスチルカメラは、解像
力の点でも普及判のプリントサイズなどの制限の範囲で
は銀塩カメラの解像力に迫る勢いで改良され製品化され
ている。
【0003】CCDの画素数を上げるには画素ピッチを
そのままに、画面寸法を大きくする方法と、画面寸法を
そのままに画素ピッチを小さくする方法とが考えられる
が、画面寸法を大きくする方法では、単位ウエハあたり
の取り数が小さくなりコストアップに繋がるため、一般
的には、画面寸法をそのままに画素ピッチを小さくする
方法で画素数を上げる方法が優先される。例えば、デジ
タルスチルカメラ用として最近発表されている、有効画
素数が300万画素クラスのCCDでは画素ピッチは
3.5μm程度となっている。従って、最小錯乱円径を
画素ピッチの2倍と仮定しても7.0μmであり、35
mm判銀塩カメラの最小錯乱円径が約33μmと考えら
れるので、デジタルスチルカメラの撮影レンズに要求さ
れる解像力は銀塩カメラの約5倍ということが言える。
またこのことは、各画素の光を取り込む為の面積が低下
することであって、結果としてセンサーの出力感度の低
下をまねく。対策として各画素の直前にマイクロレンズ
アレーを配置することによって改善の試みはされている
が、画素ピッチ3μm台では実効的に見てフィルム感度
のISO100よりも低くなり、撮影レンズの開放F値
を小さくして明るいレンズとしないと使いにくいものと
なってしまう。
【0004】一方、CCDを使用した光学系としてVT
Rカメラの撮影レンズがあって、デジタルスチルカメラ
とVTRカメラの撮影レンズの特徴を比較して見ると、
イメージサークルの大きさの程度がほぼ等しいと考えて
よく、また詳しくは後述するように像側のテレセントリ
ック性を要求されるなどの点で、これらの必要がない銀
塩カメラよりもVTRカメラ用の撮影レンズのほうがデ
ジタルスチルカメラの撮影レンズに類似している。従っ
て、VTRカメラ用の撮影レンズをデジタルスチルカメ
ラに利用することは、普及の当初では行われていた。V
TRカメラも開発が進められ最近ではデジタル処理をし
て高画質を特徴とするものも製品化されているが、再生
画像をテレビジョンあるいはモニターで見るという性質
上要求される解像度についてはデジタルスチルカメラで
使用されるCCDより1桁小さい35万画素クラスで十
分とされている。このクラスのCCDの画素ピッチは約
5.6μm程度である。従って、このようなVTRカメ
ラ用の撮影レンズを100万画素を越えるCCDさらに
は300万画素クラスのCCDを使用しているデジタル
スチルカメラに利用するには解像力不足が決定的とな
り、使用に耐えない。また撮影レンズに対しての歪曲収
差の量についても動画と静止画の違いから要求されるレ
ベルが異なり、デジタルスチルカメラでは歪曲収差を含
めて、さらに厳しい収差補正の必要が生じてくる。
【0005】前述のように、CCD等のイメージセンサ
を用いた光学系では像側のテレセントリック性を良好に
設計しなければならない。像側のテレセントリック性と
は、各像点に対する光線束の主光線が、光学系の最終面
を射出した後、光軸とほぼ平行になる、すなわち、像面
とはほぼ垂直に交わることを言う。言い換えると、光学
系の射出瞳位置が像面から十分離れることが要求される
のである。これは、CCD上の色フィルターが撮像面か
らやや離れた位置にあるために、光線が、斜めから入射
した場合、実質的な開口効率が減少する(シェーディン
グという)ためであり、特に最近の高感度型のCCDで
は、撮像面の直前にマイクロレンズアレーを配している
ものが多いが、この場合も同様に、射出瞳が十分離れて
いないと、周辺で開口効率がで低下してしまう。また、
CCDの周期構造に起因して発生するモアレ現象等を防
止するために光学系とCCDの間に挿入される水晶光学
フィルター(オプチカルローパスフィルター)やCCD
の赤外波長域での感度を低下させて人の目の比視感度に
近づける目的で、やはり光学系とCCDの間に挿入され
る赤外吸収フィルターの実効厚さが、光軸上と周辺であ
まり変動しないことが求められ、この点でもデジタルス
チルカメラ用の撮影レンズにおいては像側のテレセント
リック性を良好に設計する必要が生じてくる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、デジタル
スチルカメラ用の撮影レンズは、銀塩カメラの約5倍の
解像力が求められていると同時に像側のテレセントッリ
ック性を良好にし、光学系と像面の間に水晶光学フィル
ターや赤外吸収フィルター等を挿入しなければならず、
十分なバックフォーカスを得ることを要求される。ま
た、CCDの感度低下などの状況から開放F値も小さ
く、さらなるコンパクト化も要求されるため、これらの
要求を満たす撮影レンズを供給するためには非球面レン
ズの効果的な導入など、高度な光学設計技術を必要とし
ている。
【0007】一方では、民生品である以上、製作コスト
を無視する事は出来ず、可能な限り樹脂素材によるレン
ズの導入も必要となって来ている。デジタルスチルカメ
ラのように、高解像を要求される撮影レンズにおいて、
レンズエレメントに樹脂素材を使用する場合、幾つかの
問題点が考えられるが、撮影レンズとして考えた場合一
番に問題となるのが、使用環境、すなわち温度変化や、
湿度変化による樹脂素材の屈折率の変化によるフォーカ
ス位置の変動である。これを承知で製造コストを下げた
いなどの理由から樹脂材料を使用することもあるが、フ
ォーカス位置の変動が問題となるシステムの場合以下の
設計的な対処をする必要がある。
【0008】(1)フォーカス位置の変動の量が問題に
ならないレベルに押さえるために、樹脂レンズにはなる
べく少ないパワーを与える設計とする。 (2)2つ以上のレンズエレメントに樹脂素材を使用す
る場合、可能であれば負のパワーと正のパワーをもた
せ、互いに打ち消すことにより、樹脂レンズの合成パワ
ーを小さくすることによって、フォーカス位置変動の量
を問題ないレベルに押さえる。このように、製造コスト
の面では魅力のある樹脂材料ではあるが、現時点では、
大きな設計的制約となることが多い。
【0009】本発明は、前述した事情に鑑み高解像でか
つ歪曲収差が小さく、バックフォーカスが長く、またテ
レセントリック性も良好でコンパクトな全画角が62°
程度の使いやすい撮影レンズを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の撮影レンズは、
物体側より順に、第1レンズ群、第2レンズ群からな
り、第1レンズ群は負の屈折力を有し、第2レンズ群は
正の屈折力を有する。第1レンズ群は、物体側に凸形状
の負の屈折力を有する(以下負レンズ)メニスカスレン
ズである第1レンズ及び正の屈折力を有する(以下正レ
ンズ)第2レンズで構成され、第2レンズ群は物体側に
開口絞りを有し、物体側より順に正レンズである第3レ
ンズ、負レンズである第4レンズ、正レンズである第5
レンズ、正レンズである第6レンズを配して構成される
撮影レンズにおいて、光学系の全長に関して下記条件式
(1)を満足しており、バックフォーカスに関して下記
条件式(2)を満足していることを特徴とする。(請求
項1) (1) T/f<3.5 (2) 0.7<b/f ただし、 T:第1レンズ物体側面から像面までの距離 (ただし、平行平面ガラス部分は空気換算距離) b:無限遠物点のときのバックフォーカス (ただし、平行平面ガラス部分は空気換算距離) f :レンズ全系の合成焦点距離
【0011】条件式(1)は、全長に関する条件であ
る。上限を越えると、光学系が大型化することとなりコ
ンパクトなデジタルスチルカメラの用途に適さない。条
件式(2)は、バックフォーカスに関する条件である。
前述のようにデジタルスチルカメラの光学系では水晶フ
ィルターや赤外吸収フィルター等を挿入しなければなら
ないが、条件式(2)の下限値を越えると水晶フィルタ
ーや赤外吸収フィルター等を挿入することが困難とな
る。
【0012】さらに、前記第1レンズ群の合成焦点距離
に関して下記条件式(3)を満足しており、また前記第
3レンズの焦点距離に関して下記条件式(4)を満足し
ており、前記第4レンズの物体側の曲率半径と像側の曲
率半径に関して下記条件式(5)を満足しており、前記
第2レンズ群の配置される前記第4レンズ、前記第5レ
ンズ及び前記第6レンズのアッベ数に関して下記条件式
(6)を満足しており、前記第2レンズ群に配置される
前記第3レンズ及び前記第4レンズの屈折力に関して下
記条件式(7)を満足していることが好ましい。(請求
項2)
【0013】 (3) 1.5<|f|/f (絶対値はf<0のため) (4) 0.5<f/f<1.0 (5) 0.7<|r/r|<1.4 (絶対値はr<0のため) (6) 20<(ν+ν)/2−ν (7) 1.72<(n+n)/2 ただし、 f:第1レンズ群の合成焦点距離 f:第3レンズの焦点距離 r:第4レンズの像側の曲率半径 r:第5レンズの物体側の曲率半径 ν:第4レンズのアッベ数 ν:第5レンズのアッベ数 ν:第6レンズのアッベ数 n:第3レンズのd線に対する屈折率 n:第4レンズのd線に対する屈折率
【0014】条件式(3)は、第1レンズ群のパワーに
関するものである。条件式(3)の下限をこえると、第
2レンズのパワーが大きくなり、バックフォーカスが小
さくなる。逆に上限を越えると、第2レンズのパワーが
小さくなり、これにより第2レンズ群の正レンズのパワ
ーが大きくなり、色収差や像面のバランスが悪化するこ
ととなる。条件式(4)は、前記第3レンズのパワーに
関するものである。前記第3レンズは、前記第1レンズ
群により発散した光束を実質的に集光する作用を持ち、
これ以降のレンズ構成に重要な意味を持つ。従って、下
限を越えると、パワーが過大となり、小型化には有利と
なるが、前記第4レンズ以降のレンズ群による収差補正
が困難となる。逆に上限を越えると、小さなパワーにて
以降のレンズ構成は可能となり、収差補正には有利とな
るが大型化してしまう。
【0015】条件式(5)は、前記第4レンズの像側面
と前記第5レンズの物体側面の形状に関しての条件であ
る。前記第4レンズの像側面は前記第3レンズにより発
生する強い負の球面収差を補正するための形状が必要で
あり、また前記第5レンズの物体側面では軸外光束に対
するコンセントリック性が必要とされる。これら軸上、
軸外の性能を両立するために条件式(5)で定められる
形状である必要がある。従って、下限を越えると、軸上
球面収差補正には有利だが、軸外性能が劣化し、上限を
越えるとその逆の効果となり、性能のバランスが崩れ
る。条件式(6)は、前記第2レンズ群の像側に配置さ
れ、正レンズである前記第5レンズ及び前記第6レンズ
と前記第5レンズの物体側に配置されて、負レンズであ
る前記第4レンズとのアッベ数に関する条件式である。
条件式の下限をこえることは、正レンズのアッベ数が小
さい場合であり、それ故色収差の補正のため各レンズの
パワーが大きくなり、球面収差およびコマ収差の補正に
不利となる。
【0016】条件式(7)は、前記第2レンズ群を構成
するレンズのうち、最も物体側に配置されていて、正レ
ンズである前記第3レンズと負レンズでる前記第4レン
ズの屈折率に関しての条件式である。前記第3レンズと
前記第4レンズは絞りの直後に位置されているため、選
択された屈折率はペッツバール和の大きさに深く影響を
及ぼし、像面湾曲、非点収差を良好に補正するための条
件となる。すなわち下限を越えた場合ペッツバール和の
値が大きくなり、像面湾曲を良好に補正することが困難
となる。さらに、前記第1レンズは樹脂素材によって製
作されるものとし、少なくとも1面以上の屈折面を非球
面とし、当該レンズの有するパワーに関して下記条件式
(8)を満足していることが好ましい。(請求項3)
【0017】 (8) f/|fP1|<1.0 (絶対値はfP1<0のため) ただし fP1:樹脂素材により製作された場合の第1レンズの
焦点距離 条件式(8)は、前記第1レンズが樹脂材料を使用した
場合の、前記第1レンズのパワーに関しての条件式であ
り、前述のように、樹脂材料の屈折率変化によるフォー
カス位置の変動への影響を考えると、条件式(8)の値
は小さい程よいが、実際には各収差補正とのバランスで
決まる。条件式(8)の範囲であれば、フォーカス位置
変動への影響は小さく問題ない。
【0018】加えて、前記第2レンズから前記第5レン
ズの中に少なくとも1枚以上の樹脂素材によって製作さ
れたレンズを含むものとし、当該レンズの少なくとも1
面以上の屈折面を非球面とし、前記第1レンズから前記
第5レンズまでのすべての樹脂素材によって製作される
各レンズに関して下記条件式(9)を満足していること
が好ましい。(請求項4)(9) ただし fPi:樹脂素材により製作される各レンズの焦点距離
【0019】条件式(9)は全系を構成するレンズのう
ち、樹脂素材によって製作されるレンズのパワーの合計
である。前述したように、樹脂材料を使用した負レン
ズ、正レンズのパワーの打ち消しあいにより上記範囲で
あれば、フォーカス位置の変動量に関しては問題なく、
上限を越えれば、環境によってフォーカスがずれてしま
うことが問題となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、具体的な数値実施例につい
て、本発明を説明する。以下の実施例1から実施例3で
は、いずれも物体側より順に、第1レンズ群LG1及び
第2レンズ群LG2から構成され、前記第1レンズ群L
G1は物体側に凸形状の負の屈折力を有するメニスカス
レンズである第1レンズL1及び正レンズである第2レ
ンズL2とで構成されている。第2レンズ群LG2は物
体側に開口絞りSを有し、物体側より順に正レンズであ
る第3レンズL3、負レンズである第4レンズL4、正
レンズである第5レンズL5、正レンズである第6レン
ズL6を配して構成されており、前記第3レンズL3と
前記第4レンズL4は実施例1では接合されており、実
施例2及び実施例3では空気間隔をおいて配置されてい
る。前記第2レンズ群LG2と像面との間には空気間隔
をおいて平行平面ガラスLPが配されている。前記平行
平面ガラスLPは、実際にはCCDのカバーガラス、水
晶光学フィルター、及び赤外吸収フィルターから構成さ
れるのであるが、本発明の光学的説明には何ら問題はな
いのでこれらの総厚に等しい1枚の平行平面ガラスで表
現している。各実施例において使用している非球面につ
いては、周知のごとく、光軸方向にZ軸、光軸と直交す
る方向にY軸をとるとき、非球面式: Z=(Y/r)〔1+√{1−(1+K)(Y/r)
}〕+A・Y+B・Y+C・Y+D・Y10
‥‥ で与えられる曲線を光軸の回りに回転して得られる曲面
で、近軸曲率半径:r、円錐定数:K、高次の非球面係
数:A、B、C、Dを与えて形状を定義する。尚表中の
円錐定数及び高次の非球面係数の表記において「Eとそ
れに続く数字」は「10の累乗」を表している。例え
ば、「E−4」は10−4を意味し、この数値が直前の
数値に掛かるのある。
【0021】[実施例1] 本発明の撮影レンズの第1
実施例について数値例を表1に示す。また図1は、その
レンズ構成図、図2はその諸収差図である。第1実施例
において、第1レンズ及び第5レンズは、樹脂素材によ
り製作されるレンズである。諸収差図中d線、g線、C
線はそれぞれの波長における収差曲線である。またSは
サジタル、Mはメリディオナルを示している。表及び図
面中、fはレンズ全系の焦点距離、FnoはFナンバー、
2ωはレンズの全画角、bはバックフォーカスを表
す。バックフォーカスbは第6レンズ像側面から像面
までの空気換算距離である。また、Rは曲率半径、Dは
レンズ厚またはレンズ間隔、Nはd線の屈折率、ν
はd線のアッベ数を示す。
【0022】
【表 1】
【0023】[実施例2] 第2実施例について数値例
を表2に示す。また、図3はそのレンズ構成図、図4は
その諸収差図である。第2実施例では、第1レンズ及び
第2レンズは、樹脂素材により製作されるレンズであ
る。
【表 2】
【0024】[実施例3] 第3実施例について数値例
を表3に示す。また、図5はそのレンズ構成図、図6は
その諸収差図である。第3実施例では、第1レンズ、第
2レンズ及び第5レンズは、樹脂素材により製作される
レンズである。
【表 3】
【0025】次に実施例1、実施例2、及び実施例3に
関して条件式(1)から条件式(7)に対応する値をま
とめて表4に示す。
【表 4】 表4から明らかなように、実施例1から実施例3の各実
施例に関する数値は条件式(1)から(9)を満足して
いるとともに、各実施例における収差図からも明らかな
ように、各収差とも良好に補正されている。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、高解像でかつ歪曲収差
が小さく、バックフォーカスが長く、また像側のテレセ
ントリック性も良好で、コンパクトな使い易い撮影レン
ズを提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮影レンズの第1実施例のレンズ
構成図
【図2】第1実施例の撮影レンズの諸収差図
【図3】本発明による撮影レンズの第2実施例のレンズ
構成図
【図4】第2実施例の撮影レンズの諸収差図
【図5】本発明による撮影レンズの第3実施例のレンズ
構成図
【図6】第3実施例の撮影レンズの諸収差図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、第1レンズ群、第2レ
    ンズ群からなり、第1レンズ群は負の屈折力を有し、第
    2レンズ群は正の屈折力を有する。第1レンズ群は、物
    体側に凸形状の負の屈折力を有する(以下負レンズ)メ
    ニスカスレンズである第1レンズ及び正の屈折力を有す
    る(以下正レンズ)第2レンズで構成され、第2レンズ
    群は物体側に開口絞りを有し、物体側より順に正レンズ
    である第3レンズ、負レンズである第4レンズ、正レン
    ズである第5レンズ、正レンズである第6レンズを配し
    て構成される撮影レンズにおいて、光学系の全長に関し
    て下記条件式(1)を満足しており、バックフォーカス
    に関して下記条件式(2)を満足していることを特徴と
    した撮影レンズ。 (1) T/f<3.5 (2) 0.7<b/f ただし、 T:第1レンズ物体側面から像面までの距離 (ただし、平行平面ガラス部分は空気換算距離) b:無限遠物点のときのバックフォーカス (ただし、平行平面ガラス部分は空気換算距離) f :レンズ全系の合成焦点距離
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮影レンズにおいてさら
    に、前記第1レンズ群の合成焦点距離に関して下記条件
    式(3)を満足しており、また前記第3レンズの焦点距
    離に関して下記条件式(4)を満足しており、前記第4
    レンズの物体側の曲率半径と像側の曲率半径に関して下
    記条件式(5)を満足しており、前記第2レンズ群の配
    置される前記第4レンズ、前記第5レンズ及び前記第6
    レンズのアッベ数に関して下記条件式(6)を満足して
    おり、前記第2レンズ群に配置される前記第3レンズ及
    び前記第4レンズの屈折力に関して下記条件式(7)を
    満足している前記請求項1記載の撮影レンズ。 (3) 1.5<|f|/f (絶対値はf<0のため) (4) 0.5<f/f<1.0 (5) 0.7<|r/r|<1.4 (絶対値はr<0のため) (6) 20<(ν+ν)/2−ν (7) 1.72<(n+n)/2 ただし、 f:第1レンズ群の合成焦点距離 f:第3レンズの焦点距離 r:第4レンズの像側の曲率半径 r:第5レンズの物体側の曲率半径 ν:第4レンズのアッベ数 ν:第5レンズのアッベ数 ν:第6レンズのアッベ数 n:第3レンズのd線に対する屈折率 n:第4レンズのd線に対する屈折率
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2記載の撮影レンズ
    においてさらに、前記第1レンズは樹脂素材によって製
    作されるものとし、少なくとも1面以上の屈折面を非球
    面とし、当該レンズの有するパワーに関して下記条件式
    (8)を満足していることを特徴とする撮影レンズ。 (8) f/|fP1|<1.0 (絶対値はfP1<0のため) ただし fP1:樹脂素材による第1レンズの焦点距離
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までに記載の撮影
    レンズにおいてさらに、前記第2レンズから前記第5レ
    ンズの中に少なくとも1枚以上の樹脂素材によって製作
    されたレンズを含むものとし、当該レンズの少なくとも
    1面以上の屈折面を非球面とし、前記第1レンズから前
    記第5レンズまでのすべての樹脂素材によって製作され
    る各レンズに関して下記条件式(9)を満足しているこ
    とを特徴とする撮影レンズ。 (9) ただし fPi:樹脂素材により製作される各レンズの焦点距離
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Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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