JP2002098887A - 撮影レンズ - Google Patents

撮影レンズ

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JP2002098887A JP2000290080A JP2000290080A JP2002098887A JP 2002098887 A JP2002098887 A JP 2002098887A JP 2000290080 A JP2000290080 A JP 2000290080A JP 2000290080 A JP2000290080 A JP 2000290080A JP 2002098887 A JP2002098887 A JP 2002098887A
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Etsuro Kawakami
悦郎 川上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像でかつ歪曲収差が小さく、バックフォ
ーカスが長く、またテレセントリック性も良好なコンパ
クトで構成枚数の少ない撮影レンズを得る。 【解決手段】 物体側より順に、第1レンズ群、第2レ
ンズ群からなり、第1レンズ群は負の屈折力を有し、第
2レンズ群は正の屈折力を有する。第1レンズ群は、物
体側に凸形状の負の屈折力を有するメニスカスレンズで
ある第1レンズで構成され、第2レンズ群は物体側に開
口絞りを有し、物体側より順に正の屈折力を有する(以
下正レンズ)第2レンズ、負の屈折力を有する(以下負
レンズ)第3レンズ、正レンズである第4レンズ、正レ
ンズである第5レンズを配して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にデジタルスチ
ルカメラのようなCCD(charged coupled device)等
の撮像素子を使用した小型の撮像装置に用いられる高性
能な撮影レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の銀塩フィルムを使用するカ
メラ、例えば35mm判カメラ等に加え、新しいジャン
ルの撮像装置としてデジタルスチルカメラが急速に普及
してきた。デジタルスチルカメラは、付属する液晶モニ
ターをファインダーとして使用することで容易に撮影で
き、またその場で撮影した画像を再生して楽しむ事も可
能である。加えて一般家庭に普及が進んできたパーソナ
ルコンピュータ等に静止画像を入力するツールとして、
また、カラープリンタ等の高解像度化に伴って従来のカ
メラ同様プリント目的にも活用されるようになってき
た。デジタルスチルカメラは、構造的には、撮影レンズ
によって結像された静止画像をCCD他の撮像素子(以
下CCD)により電気的に取り込み、内蔵メモリやメモ
リカードなどに記録する撮像装置であるが、普及当初
は、液晶モニターを撮影の際のファインダーとして、ま
た撮影した画像の再生用モニターとして使用出来るた
め、銀塩カメラに較べて即時性、利便性をアピールして
普及してきたが、一方では銀塩カメラに較べて撮影画像
の解像度が低く、欠点と指摘されてきた。しかし、最近
では、急速な普及と共にCCDの画素数が多いものが安
価に供給されるなどしてデジタルスチルカメラは、解像
力の点でも普及判のプリントサイズなどの制限の範囲で
は銀塩カメラの解像力に迫る勢いで改良され製品化され
ている。
【0003】CCDの画素数を上げるには画素ピッチを
そのままに、画面寸法を大きくする方法と、画面寸法を
そのままに画素ピッチを小さくする方法とが考えられる
が、画面寸法を大きくする方法では、単位ウエハあたり
の取り数が小さくなりコストアップに繋がるため、一般
的には、画面寸法をそのままに画素ピッチを小さくする
方法で画素数を上げる方法が優先される。例えば、デジ
タルスチルカメラ用として最近発表されている、有効画
素数が300万画素クラスのCCDでは画素ピッチは
3.5μm程度となっている。従って、最小錯乱円径を
画素ピッチの2倍と仮定しても7.0μmであり、35
mm判銀塩カメラの最小錯乱円径が約33μmと考えら
れるので、デジタルスチルカメラの撮影レンズに要求さ
れる解像力は銀塩カメラの約5倍ということが言える。
またこのことは、各画素の光を取り込む為の面積が低下
することであって、結果としてセンサーの出力感度の低
下をまねく。対策として各画素の直前にマイクロレンズ
アレーを配置することによって改善の試みはされている
が、画素ピッチ3μm台では実効的に見てフィルム感度
のISO100よりも低くなり、撮影レンズの開放F値
を小さくして明るいレンズとしないと使いにくいものと
なってしまう。
【0004】一方、CCDを使用した光学系としてVT
Rカメラの撮影レンズがあって、デジタルスチルカメラ
とVTRカメラの撮影レンズの特徴を比較して見ると、
イメージサークルの大きさの程度がほぼ等しいと考えて
よく、また詳しくは後述するように像側のテレセントリ
ック性を要求されるなどの点で、これらの必要がない銀
塩カメラよりもVTRカメラ用の撮影レンズのほうがデ
ジタルスチルカメラの撮影レンズに類似している。従っ
て、VTRカメラ用の撮影レンズをデジタルスチルカメ
ラに利用することは、普及の当初では行われていた。V
TRカメラも開発が進められ最近ではデジタル処理をし
て高画質を特徴とするものも製品化されているが、再生
画像をテレビジョンあるいはモニターで見るという性質
上要求される解像度についてはデジタルスチルカメラで
使用されるCCDより1桁小さい35万画素クラスで十
分とされている。このクラスのCCDの画素ピッチは約
5.6μm程度である。従って、このようなVTRカメ
ラ用の撮影レンズを100万画素を越えるCCDさらに
は300万画素クラスのCCDを使用しているデジタル
スチルカメラに利用するには解像力不足が決定的とな
り、使用に耐えない。また撮影レンズに対しての歪曲収
差の量についても動画と静止画の違いから要求されるレ
ベルが異なり、デジタルスチルカメラでは歪曲収差を含
めて、さらに厳しい収差補正の必要が生じてくる。
【0005】前述のように、CCD等のイメージセンサ
を用いた光学系では像側のテレセントリック性を良好に
設計しなければならない。像側のテレセントリック性と
は、各像点に対する光線束の主光線が、光学系の最終面
を射出した後、光軸とほぼ平行になる、すなわち、像面
とはほぼ垂直に交わることを言う。言い換えると、光学
系の射出瞳位置が像面から十分離れることが要求される
のである。これは、CCD上の色フィルターが撮像面か
らやや離れた位置にあるために、光線が、斜めから入射
した場合、実質的な開口効率が減少する(シェーディン
グという)ためであり、特に最近の高感度型のCCDで
は、撮像面の直前にマイクロレンズアレーを配している
ものが多いが、この場合も同様に、射出瞳が十分離れて
いないと、周辺で開口効率がで低下してしまう。また、
CCDの周期構造に起因して発生するモアレ現象等を防
止するために光学系とCCDの間に挿入される水晶光学
フィルター(オプチカルローパスフィルター)やCCD
の赤外波長域での感度を低下させて人の目の比視感度に
近づける目的で、やはり光学系とCCDの間に挿入され
る赤外吸収フィルターの実効厚さが、光軸上と周辺であ
まり変動しないことが求められ、この点でもデジタルス
チルカメラ用の撮影レンズにおいては像側のテレセント
リック性を良好に設計する必要が生じてくる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、デジタル
スチルカメラ用の撮影レンズは、銀塩カメラの約5倍の
解像力が求められていると同時に像側のテレセントッリ
ック性を良好にし、光学系と像面の間に水晶光学フィル
ターや赤外吸収フィルター等を挿入しなければならず、
十分なバックフォーカスを得ることを要求される。ま
た、CCDの感度低下などの状況から要求される開放F
値も小さく、さらなるコンパクト化も要求されるため、
これらの要求を満たす撮影レンズを供給するためには非
球面レンズの効果的な導入など、高度な光学設計技術を
必要としている。また、民生品である以上、製作コスト
を無視する事は出来ず、可能な限り樹脂素材によるレン
ズの導入も必要となって来ている。
【0007】本発明は、前述した事情に鑑み高解像でか
つ歪曲収差が小さく、バックフォーカスが長く、また像
側のテレセントリック性も良好な性能を満足しつつ、コ
ンパクトでレンズエレメントの構成枚数が少なく、全画
角が62°程度の使いやすい撮影レンズを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の撮影レンズは、
物体側より順に、第1レンズ群、第2レンズ群からな
り、第1レンズ群は負の屈折力を有し、第2レンズ群は
正の屈折力を有する。第1レンズ群は、物体側に凸形状
の負の屈折力を有するメニスカスレンズである第1レン
ズで構成され、第2レンズ群は物体側に開口絞りを有
し、物体側より順に正の屈折力を有する(以下正レン
ズ)第2レンズ、負の屈折力を有する(以下負レンズ)
第3レンズ、正レンズである第4レンズ、正レンズであ
る第5レンズを配して構成される撮影レンズにおいて、
光学系の全長に関して下記条件式(1)を満足してお
り、バックフォーカスに関して下記条件式(2)を満足
していることを特徴とする。(請求項1) (1) T/f<3.5 (2) 0.7<b/f ただし、 T:第1レンズ物体側面から像面までの距離 (ただし、平行平面ガラス部分は空気換算距離) b:無限遠物点のときのバックフォーカス (ただし、平行平面ガラス部分は空気換算距離) f :レンズ全系の合成焦点距離
【0009】条件式(1)は、全長に関する条件であ
る。上限を越えると、光学系が大型化することとなりコ
ンパクトなデジタルスチルカメラの用途に適さない。条
件式(2)は、バックフォーカスに関する条件である。
前述のようにデジタルスチルカメラの光学系では水晶フ
ィルターや赤外吸収フィルター等を挿入しなければなら
ないが、条件式(2)の下限値を越えると水晶フィルタ
ーや赤外吸収フィルター等を挿入することが困難とな
る。
【0010】さらに、前記第1レンズの焦点距離に関し
て下記条件式(3)を満足しており、また前記第3レン
ズの焦点距離に関して下記条件式(4)を満足してお
り、前記第1レンズの像側の曲率半径に関して下記条件
式(5)を満足しており、前記第4レンズと前記第5レ
ンズのパワー配分に関して下記条件式(6)を満足して
おり、前記第4レンズの像側の曲率半径に関して下記条
件式(7)を満足しており、前記第2レンズと前記第3
レンズのd線に対する屈折力に関して下記条件式(8)
を満足しており、さらに前記第3レンズと前記第4レン
ズと前記第5レンズのアッベ数に関して下記条件式
(9)を満足していることが好ましい。(請求項2) (3) 1.2<|f|/f<3.0
(絶対値はf<0のため) (4) 0.7<|f|/f<1.2
(絶対値はf<0のため) (5) 0.6<r/f<1.2 (6) 1.0<f/f<3.5 (7) 0.6<|r|/f<0.9
(絶対値はr<0のため) (8) 1.75<(n+n)/2 (9) 20<(ν+ν)/2−ν ただし、 f:第1レンズの焦点距離 f:第3レンズの焦点距離 f:第4レンズの焦点距離 f:第5レンズの焦点距離 r:第1レンズの像側の曲率半径 r:第4レンズの像側の曲率半径 n:第2レンズのd線に対する屈折率 n:第3レンズのd線に対する屈折率 ν:第4レンズのアッベ数 ν:第5レンズのアッベ数 ν:第3レンズのアッベ数
【0011】条件式(3)は、前記第1レンズ、すなわ
ち前記第1レンズ群のパワーに関するものである。条件
式(3)の下限を越えると、対応するように前記第2レ
ンズのパワーが大きくなり、バックフォーカスが小さく
なる。逆に上限を越えると、前記第2レンズのパワーが
小さくなり、これにより前記第2レンズ群の正レンズの
パワーが大きくなり、色収差や像面のバランスが悪化し
てしまう。また、製作コストを考慮すると、前記第1レ
ンズを樹脂素材によるレンズで製作することとも可能で
ある。しかし樹脂素材は温度や湿度の変化による素材の
屈折率の変化等の問題もあるため、樹脂素材で製作され
るレンズでは、パワーは少ない程良い。従ってこの意味
からも条件式(3)の下限を越えてはいけない。
【0012】条件式(4)は、前記第3レンズのパワー
に関するものである。ペッツバール和すなわち像面湾曲
及び色収差に対して重要な意味を持っている。下限を越
えると、すなわち前記第3レンズのパワーが大きいと像
面湾曲及び色収差に対しては有利な条件となるが、球面
収差及びコマ収差に対しては不利な条件となる。逆に上
限をこえると、すなわち前記第3レンズのパワーが小さ
いと球面収差やコマ収差に対しては有利となるが、像面
湾曲及び色収差に対しては不利な条件となる。条件式
(5)は、前記第1レンズの像側の面の形状に関する条
件である。前記第1レンズの形状の特徴は、像側の面の
曲率半径が小さく、強い凹面をもった負のメニスカス形
状をしている。この像側の面の曲率半径は加工コストを
考慮しなければ、例えば実施例に示している値より小さ
い方が諸収差の補正には有利となるが、デジタルスチル
カメラのような工業生産物では、加工コストを考えた範
囲で決定される事が多い。従って、条件式(5)の範囲
内でレンズ形状を定めることにより加工コストも考慮し
て諸収差を良好に補正することが可能となる。条件式
(5)の下限を越えると加工が困難あるいは加工できた
としてもコストがかかり過ぎてしまうこととなり、上限
を越えると前記第1レンズの物体側の面での歪曲収差の
発生が大きくなりすぎてしまい、これを良好に補正する
ことが困難となる。
【0013】条件式(6)は、前記第4レンズと前記第
5レンズの前記第2レンズ群の像側に配置される2枚の
正レンズに与えられる正のパワー配分に関しての条件で
あるが、この条件式で示される適切なパワーを与えるこ
とによって球面収差、コマ収差及び歪曲収差を良好に補
正する事ができる。条件式(6)の場合上限を越えて
も、逆に下限を越えても歪曲収差を良好に補正すると、
球面収差やコマ収差を良好に補正することは困難とな
る。条件式(7)は、前記第4レンズの像側の面の形状
に関するものである。軸上光束、軸外光束の両方に影響
する位置にある屈折面で、開口絞りにややコンセントリ
ックになるように配置されている。このように配置され
ることによって、球面収差、コマ収差及び歪曲収差に関
して、他のレンズ面で発生する各収差とのバランスが保
たれており、条件式(7)の上限、下限のどちらを越え
ても球面収差やコマ収差を良好に補正しようとすると歪
曲収差を良好に維持することが困難となってしまう。
【0014】条件式(8)は、前記第2レンズ群を構成
するレンズで、最も物体側に配置されていて正レンズで
ある前記第2レンズと負レンズである前記第3レンズの
屈折率に関しての条件である。前記第2レンズ及び前記
第3レンズは絞りの直後に位置されているため、選択さ
れた屈折率はペッツバール和の大きさに深く影響を及ぼ
し、像面湾曲、非点収差を良好に補正するための条件と
なる。すなわち下限を越えた場合には、ペッツバール和
の値が大きくなってしまい、像面湾曲の補正が困難とな
る。条件式(9)は、前記第2レンズ群に配置される負
レンズである前記第3レンズと、前記第2レンズ群の中
で像側に配置されている正レンズである前記第4レンズ
及び前記第5レンズのアッベ数に関する条件である。集
光を担うこれらのレンズにおいて条件式(9)の下限を
越えることは、すなわち2枚の正レンズのアッベ数が小
さい場合で、色収差の補正のため各レンズのパワーが大
きくなり、球面収差およびコマ収差の補正に不利とな
る。
【0015】加えて、前記第4レンズの像側の面を非球
面形状とすることが好ましく(請求項3)、さらに、製
作コストなどの要求が厳しい場合には前記第1レンズを
樹脂素材によるレンズで製作し、かつ前記第1レンズの
屈折面の1面以上を非球面形状とすることが好ましい。
(請求項4)
【0016】
【発明の実施の形態】以下、具体的な数値実施例につい
て、本発明を説明する。以下の実施例1から実施例4で
は、いずれも物体側より順に、第1レンズ群LG1及び
第2レンズ群LG2から構成され、前記第1レンズ群L
G1は物体側に凸形状の負の屈折力を有するメニスカス
レンズである第1レンズL1で構成されている。第2レ
ンズ群LG2は物体側に開口絞りSを有し、物体側より
順に正レンズである第2レンズL2、負レンズである第
3レンズL3、正レンズである第4レンズL4、正レン
ズである第5レンズL5を配して構成されており、前記
第2レンズ群と像面との間には空気間隔をおいて平行平
面ガラスLPが配されている。前記平行平面ガラスLP
は、実際にはCCDのカバーガラス、水晶光学フィルタ
ー、及び赤外吸収フィルターから構成されるのである
が、本発明の光学的説明には何ら問題はないのでこれら
の総厚に等しい1枚の平行平面ガラスで表現している。
【0017】各実施例において使用している非球面につ
いては、周知のごとく、光軸方向にZ軸、光軸と直交す
る方向にY軸をとるとき、非球面式: Z=(Y/r)〔1+√{1−(1+K)(Y/r)
}〕+A・Y+B・Y+C・Y+D・Y16
‥‥ で与えられる曲線を光軸の回りに回転して得られる曲面
で、近軸曲率半径:r、円錐定数:K、高次の非球面係
数:A、B、C、Dを与えて形状を定義する。尚表中の
円錐定数及び高次の非球面係数の表記において「Eとそ
れに続く数字」は「10の累乗」を表している。例え
ば、「E−4」は10−4を意味し、この数値が直前の
数値に掛かるのある。
【0018】[実施例1] 本発明の撮影レンズの第1
実施例について数値例を表1に示す。また図1は、その
レンズ構成図、図2はその諸収差図である。表及び図面
中、fはレンズ全系の焦点距離、FnoはFナンバー、2
ωはレンズの全画角、bはバックフォーカスを表す。
バックフォーカスbは第5レンズ像側面(10面)か
ら像面までの空気換算距離である。また、Rは曲率半
径、Dはレンズ厚またはレンズ間隔、Nはd線の屈折
率、νはd線のアッベ数を示し、面No.の中でSとして
いるのは開口絞りの位置を示している。球面収差図にお
けるd、g、Cはそれぞれの波長における収差曲線であ
り、S.C.は正弦条件である。また非点収差図におけ
るSはサジタル、Mはメリディオナルを示している。
【0019】
【表 1】
【0020】[実施例2] 第2実施例について数値例
を表2に示す。また、図3はそのレンズ構成図、図4は
その諸収差図である。
【表 2】
【0021】[実施例3] 第3実施例について数値例
を表3に示す。また、図5はそのレンズ構成図、図6は
その諸収差図である。
【表 3】
【0022】[実施例4] 第4実施例について数値例
を表4に示す。また、図7はそのレンズ構成図、図8は
その諸収差図である。
【表 4】
【0023】次に実施例1、実施例2、実施例3及び実
施例4に関して条件式(1)から条件式(9)に対応す
る値をまとめて表5に示す。
【表 5】
【0024】表5から明らかなように、実施例1から実
施例4の各実施例に関する数値は条件式(1)から
(9)を満足しているとともに、各実施例における収差
図からも明らかなように、各収差とも良好に補正されて
いる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、高解像でかつ歪曲収差
が小さく、バックフォーカスが長く、また像側のテレセ
ントリック性も良好な性能を満足しつつ、コンパクトで
レンズエレメントの構成枚数が少なく、全画角が62°
程度の使いやすい撮影レンズを提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮影レンズの第1実施例のレンズ
構成図
【図2】第1実施例の撮影レンズの諸収差図
【図3】本発明による撮影レンズの第2実施例のレンズ
構成図
【図4】第2実施例の撮影レンズの諸収差図
【図5】本発明による撮影レンズの第3実施例のレンズ
構成図
【図6】第3実施例の撮影レンズの諸収差図
【図7】本発明による撮影レンズの第4実施例のレンズ
構成図
【図8】第4実施例の撮影レンズの諸収差図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、第1レンズ群、第2レ
    ンズ群からなり、第1レンズ群は負の屈折力を有し、第
    2レンズ群は正の屈折力を有する。第1レンズ群は、物
    体側に凸形状の負の屈折力を有するメニスカスレンズで
    ある第1レンズで構成され、第2レンズ群は物体側に開
    口絞りを有し、物体側より順に正の屈折力を有する(以
    下正レンズ)第2レンズ、負の屈折力を有する(以下負
    レンズ)第3レンズ、正レンズである第4レンズ、正レ
    ンズである第5レンズを配して構成される撮影レンズに
    おいて、光学系の全長に関して下記条件式(1)を満足
    しており、バックフォーカスに関して下記条件式(2)
    を満足していることを特徴とした撮影レンズ。 (1) T/f<3.5 (2) 0.7<b/f ただし、 T:第1レンズ物体側面から像面までの距離 (ただし、平行平面ガラス部分は空気換算距離) b:無限遠物点のときのバックフォーカス (ただし、平行平面ガラス部分は空気換算距離) f :レンズ全系の合成焦点距離
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮影レンズにおいてさら
    に、前記第1レンズの焦点距離に関して下記条件式
    (3)を満足しており、また前記第3レンズの焦点距離
    に関して下記条件式(4)を満足しており、前記第1レ
    ンズの像側の曲率半径に関して下記条件式(5)を満足
    しており、前記第4レンズと前記第5レンズのパワー配
    分に関して下記条件式(6)を満足しており、前記第4
    レンズの像側の曲率半径に関して下記条件式(7)を満
    足しており、前記第2レンズと前記第3レンズのd線に
    対する屈折力に関して下記条件式(8)を満足してお
    り、さらに前記第3レンズと前記第4レンズと前記第5
    レンズのアッベ数に関して下記条件式(9)を満足して
    いる前記請求項1記載の撮影レンズ。 (3) 1.2<|f|/f<3.0
    (絶対値はf<0のため) (4) 0.7<|f|/f<1.2
    (絶対値はf<0のため) (5) 0.6<r/f<1.2 (6) 1.0<f/f<3.5 (7) 0.6<|r8|/f<0.9
    (絶対値はr<0のため) (8) 1.75<(n+n)/2 (9) 20<(ν+ν)/2−ν ただし、 f:第1レンズの焦点距離 f:第3レンズの焦点距離 f:第4レンズの焦点距離 f:第5レンズの焦点距離 r:第1レンズの像側の曲率半径 r:第4レンズの像側の曲率半径 n:第2レンズのd線に対する屈折率 n:第3レンズのd線に対する屈折率 ν:第4レンズのアッベ数 ν:第5レンズのアッベ数 ν:第3レンズのアッベ数
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2記載の撮影レンズ
    においてさらに、前記第4レンズの像側の面を非球面形
    状としたことを特徴とする撮影レンズ。
  4. 【請求項4】 請求項1及び請求項2記載の撮影レンズ
    においてさらに、前記第1レンズが樹脂素材によるレン
    ズで製作されており、かつ前記第1レンズの屈折面の1
    面以上を非球面形状としたことを特徴とする撮影レン
    ズ。
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