JP2002162467A - 監視方法 - Google Patents
監視方法Info
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Abstract
線カメラなどが用いられていたが、電波レーダは遠距離
の大きな物体を監視するには適しているが小さな物体や
木製、或いはプラスチック製のものは認識できない。ま
た、赤外線カメラはパッシブ方式のため、対象物までの
距離の認識ができず、また、雨や霧の場合は視程以下の
ものしか観測できない。また温度差検知のため、夜間に
長時間海面上に存在した物体はこの温度差が小さくなっ
て検知が困難になり、障害物の発見ができなくなってい
た。 【解決手段】 電波レーダとレーザレーダを組み合わせ
て監視装置を構成し、電波レーダで広域を走査して、近
距離に物体を探知したらレーザレーダによる探知に切り
替えて監視するようにし、遠距離から近距離まで、また
夜間や木製、プラスチック製の船舶をも監視できるよう
にした。
Description
障害物などの監視を、電波レーダとレーザレーダを組み
合わせた装置で行うようにした監視方法に関するもので
ある。
電波レーダが使われ、また、水中、水底などの障害物探
知のため、ドップラーソナーなどが使われている。また
電波レーダは、遠距離に有る物体や大型の物体は監視可
能だが、小型物体や木製のもの、プラスチックの船舶な
どの認識や形状の認識ができないため、赤外線カメラな
どが併用されて監視が行われている。
メラはパッシブセンサのため、対象物までの距離の認識
ができず、また、雨や霧の場合は視程以下のものしか観
測できない。また温度差検知方式のため、夜間に長時間
海面上に存在した物体はこの温度差が小さくなって検知
が困難になり、障害物の発見ができなくなる。特に高速
船においては、流木などに衝突するとダメージが大きい
が、夜間に狭い水道を通過したり海難救助をするときな
どにおいては、対象物や障害物が発見できないというこ
とはこれらの監視装置が用をなさないということにな
る。
には、ソナーとレーザレーダを備え、水上、水中、水底
などの近距離における障害物の探知ができるようにした
装置が示されているが、これだけでは遠方の監視がおろ
そかになり、衝突の予防が困難になる。
も近距離の物体も監視でき、かつ、夜間や雨・霧などに
おいても障害物などを監視できる監視方法を提供するこ
とが課題である。
本発明においては、請求項1に記載したように、電波レ
ーダとレーザレーダと、該電波レーダとレーザレーダの
監視結果を切り替えて表示できるようにしたモニタ装置
とを有し、前記電波レーダにより広域走査を行い、近距
離に物体が認められたとき、レーザレーダによる走査に
切り替え、監視を行うことを特徴とする。
備え、遠距離、または広域の走査や大きな物体は電波レ
ーダで監視し、近距離に物体が認められたときにレーザ
レーダによる監視に切り替えることにより、遠距離のも
のも近距離のものも監視することができ、かつ、レーザ
レーダは、木製のもの、プラスチックの船舶なども形状
まで認識でき、また夜間においても高感度カメラを使う
ことで監視が可能となる。そのため、夜間に狭い水道を
通過したり海難救助をするときなどにおいても、対象物
や障害物を認識でき、船舶の安全航行に大きく貢献する
ことができる。
り替えは、請求項2に記載したように、前記電波レーダ
とレーザレーダの切り替えを、モニタを監視したオペレ
ータがおこなうことを特徴とする。
ダとレーザレーダの切り替えを行うことにより、電波レ
ーダで発見した障害物などを形状まで認識することがで
き、またレーザレーダは、例えば電波レーダでは認識で
きない流木やプラスチック船なども認識できるから、オ
ペレータがこういったものを発見した場合も切り替えて
監視を行うことができ、前記したように船舶の安全航行
に大きく貢献することができる。
施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの
発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる
説明例に過ぎない。
装置の概略ブロック図であり、図2は本発明を用いた物
体監視方法のフロー図、図3はレーザレーダの原理の説
明図、図4はレーザレーダの構成の説明図である。
レーダ、3は電波レーダの制御装置、4はレーザレーダ
の制御装置、5は全体の制御装置、6は電波レーダ1と
レーザレーダ2の探査結果を切り替えて表示するモニタ
装置、7は電波レーダ1とレーザレーダ2の表示を切り
替えるための切り替え操作部、8はレーザレーダ2の旋
回装置である。
ーザレーダの制御ユニット、41はレーザレーダの探査
結果を録画するためのデジタルビデオデッキ、42は図
1に6で示したモニタ装置で、タッチパネル式になって
いる。43はモニタ装置上に映し出された目標物を指示
するためのジョイスティック等の指示装置、44はレー
ザレーダの送受光部で、45は780〜800nmの波
長帯の不可視極短パルスレーザ光を発する半導体レーザ
などで構成したレーザヘッド、46は送光光学系、47
は受光用のズームレンズ、48は反射してきたレーザ光
を受光するための高速ゲート付きICCD(イメージイ
ンテンシファイアCCD)カメラなどの高感度、底残像
カメラヘッド、49はレーザレーダの旋回台部、50は
旋回台49の旋回量などをセットするプリセットコント
ローラ、51はカメラゲインを変化させたり、画像の白
・黒を反転させたりする画像処理ユニット、52はレー
ザの電源、53はレーザ光の送光と受光の同期をとるた
めの同期回路、54はICCDカメラヘッド48のコン
トローラ、55は、一定距離で反射してきたレーザ光の
みを受光できるようICCDカメラヘッド48に設けた
高速シャッターなどのゲートをコントロールする高速ゲ
ート装置コントローラ、56はレーザレーダ制御ユニッ
ト40から送られてきた制御信号を各ユニットの制御用
に変換する制御信号変換ユニットである。
ついて説明すると、図3において30はレーザ、31は
カメラ、32はコントローラ、33はシャッター、34
は対象物35の前に存在する雨・霧等の浮遊粒子であ
る。まず図3(A)のように、レーザ光がレーザ30か
ら目標に向けて送光されたとき、カメラ31のシャッタ
ー33は閉じている。そのため、対象物35の前に存在
する雨・霧等の浮遊粒子34で反射された光はシャッタ
ー33に遮られ、カメラ31には到達しない。そして図
3(B)のように光が対象物35に達して反射され、
(C)のようにその反射光がカメラ31に達した瞬間だ
けシャッター33を開くことにより、特定の距離にある
対象物35からの反射光のみを受光することができる。
距離はこのシャッターを開けるタイミングの調節で設定
することができ、また高感度のICCDカメラを使うこ
とで、昼夜を問わず、さらに雨・霧といった悪天候や高
波の時でも、これらの影響を大幅に削減して対象物のみ
を観測することが可能となる。また、前記したように非
鉄製の対象、例えば木造やプラスチック製の小型船舶な
どや海面浮遊物も形状まではっきりと視認することがで
きる。
い、遠距離で大型の物体は電波レーダで、近距離の物体
はレーザレーダで監視するようにしたものである。
ートのステップ20に示したように、図1における電波
レーダ制御装置3で電波レーダ1を動かし、探査結果を
制御装置5を介してモニタ装置6に表示し、他の船、障
害物などを監視する。そして、ステップ21において海
面上に物体が探知されると、オペレータが次のステップ
22で、その物体がレーザレーダで監視できる距離にあ
るかどうか判断し、レーザレーダの監視範囲内にある場
合は、切り替え操作部7を操作して処理をステップ23
に進め、電波レーダ1による走査をレーザレーダによる
近距離走査に切り替える。そして同時に、モニタ装置6
の表示も電波レーダ1の表示からレーザレーダの信号の
表示に切り替える。
ダ制御装置4に送られ、図4におけるレーザレーダの制
御ユニット40が制御信号変換ユニット56に信号を送
ってレーザレーダを動作させ、モニタ装置6にレーザレ
ーダからの映像を表示させる。
タ42により、対象物の方向、距離などを指示すると、
レーザレーダ制御装置4はこれらの信号を制御信号変換
ユニット56に送り、旋回台用プリセットコントローラ
50にレーザレーダの送受光部44が対象物の方向を向
くための旋回量を指示すると共に、同期回路53、IC
CDカメラコントローラ54、高速ゲート装置コントロ
ーラ55に信号を送り、指定された距離でレーザレーダ
の走査が行われるようにする。
の送受光部44が対象物の方向を向き、レーザヘッド4
5からの光が送光光学系46を通して対象物の方向に送
光される。そして対象物で反射し、ズームレンズ47を
通して入射してくる光を、前記図3で説明したように、
高速ゲート付きICCDカメラなどのカメラヘッド48
の高速ゲートを高速ゲート装置コントローラ55により
制御し、指定された距離の物体から反射した光のみがカ
メラヘッド48に到達するようなタイミングで開閉す
る。
がカメラヘッド48に達するから、その信号を画像処理
ユニット51で処理し、制御信号変換ユニット56を通
してレーザレーダ制御ユニット40に送り、タッチパネ
ル付きモニタ42に表示する。こうして近距離の障害物
やプラスチック船など、電波レーダで観測できないもの
も観測が可能となる。また前記したように、レーザレー
ダは雨や霧などがあってもそれらを除いた対象物からの
反射光のみを観測することができ、また同様に波などで
見えにくい対象物があってもそれに影響されることなく
観測が可能であるから、船舶の安全航行に大きく貢献す
ることができる。
は、前記したように不可視光の波長帯の光を使うため、
相手に気づかれずに観測するなどの用途にも使用可能で
ある。
ば、電波レーダとレーザレーダとを備え、遠距離、また
は広域の走査や大きな物体は電波レーダで監視し、近距
離に物体が認められたときにレーザレーダによる監視に
切り替えることにより、遠距離のものも近距離のものも
監視することができる。またレーザレーダは、木製のも
の、プラスチックの船舶なども形状まで認識でき、また
夜間においても高感度カメラを使うことで監視が可能と
なる。そのため、夜間に狭い水道を通過したり海難救助
をするときなどにおいても、対象物や障害物を認識で
き、船舶の安全航行に大きく貢献することができる。
オペレータが介在して電波レーダとレーザレーダの切り
替えを行うことにより、電波レーダで発見した障害物な
どを形状まで認識することができ、またレーザレーダ
は、例えば電波レーダでは認識できない流木やプラスチ
ック船なども認識できるから、オペレータがこういった
ものを発見した場合も切り替えて監視を行うことがで
き、前記したように船舶の安全航行に大きく貢献するこ
とができる。
ック図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 電波レーダとレーザレーダと、該電波レ
ーダとレーザレーダの監視結果を切り替えて表示できる
ようにしたモニタ装置とを有し、前記電波レーダにより
広域走査を行い、近距離に物体が認められたとき、レー
ザレーダによる走査に切り替え、監視を行うことを特徴
とする監視方法。 - 【請求項2】 前記電波レーダとレーザレーダの切り替
えを、モニタを監視したオペレータがおこなうことを特
徴とする請求項1に記載した監視方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360570A JP2002162467A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 監視方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360570A JP2002162467A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 監視方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002162467A true JP2002162467A (ja) | 2002-06-07 |
Family
ID=18832147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000360570A Pending JP2002162467A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 監視方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002162467A (ja) |
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- 2000-11-28 JP JP2000360570A patent/JP2002162467A/ja active Pending
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Borghgraef | MRN 06, WP 2: Survey of Applicable Technologies |
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