JP2019002794A - 近接覚センサの制御方法 - Google Patents

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Seiichi Teshigawara
誠一 勅使河原
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和輝 飛田
圭 近藤
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圭 近藤
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Noboru Sato
昇 佐藤
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Abstract

【課題】複数の反射型光センサと、この光センサからの反射光の受光強度に基づいて被検知物の位置情報を取得する位置情報取得部と、を有する近接覚センサの、誤検出を防止することと消費電力を抑制する。【解決手段】近接覚センサは、複数の光センサ231〜23nと位置情報取得部27と発光制御部28を有する。複数の光センサ231〜23nは、発光素子と、発光素子から放射された光の被検知物による反射光を受光する受光素子と、を備えている。位置情報取得部27は、複数の光センサ231〜23nからの反射光の受光強度に基づいて被検知物の位置情報を取得する。発光制御部28により、複数の光センサ231〜23nが有する複数の発光素子の発光状態を個別に、同じタイミングで、二つの隣り合う発光素子のうちの一方が点灯し、他方が消灯した状態となるように制御する。【選択図】図3

Description

この発明は、近接覚センサ(相対的に接近する物体を検知するセンサ)の制御方法に関する。
ロボットの脚周りや腕周辺に接近して来る障害物は、視覚センサでは死角になって検出できないが、近接覚センサであればこのような障害物を検出できる。そのため、近接覚センサの研究、開発が盛んになされている。
近接覚センサの一例として、発光素子から放射された光の被検知物(相対的に接近する物体)による反射光を受光素子が受光する光センサ(反射型光センサ)と、この光センサからの反射光の受光強度に基づいて被検知物の位置情報を取得する位置情報取得部と、を有するもの(例えば、特許文献1を参照)が挙げられる。発光素子としては、通常、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)が使用されている。
このタイプの近接覚センサでは、内部で発光、受光、および電圧値のA/D変換と距離変換、外部機器への送信変換を行う。また、受光量取得から外部機器への受光量送信までの間は発光素子(LED)からの光放射が不要である。そのため、この間にLEDを消灯させることで、消費電力を抑えることができる。
また、このタイプの近接覚センサは、通常、一つの近接覚センサが複数の光センサを備えている。その場合、複数の光センサの設置間隔が狭いと、隣合う光センサによる検出領域が重なって、一方の光センサからの発光が他方の光センサによる受光に影響を及ぼす(つまり、隣り合う光センサが干渉する)恐れがある。これに伴い、正しい検出ができない可能性がある。
また、遠くから近づいてくる物体を検出するためには、光センサの発光強度を強くするか発光時間を長くする必要があるが、これに伴い消費電力が高くなる。発光時間を長くすることで、A/D変換時間が長くなり、変換更新周期が遅くなる。
なお、特許文献1に記載された近接覚センサは、複数の光センサと被検知物との距離情報を取得する距離情報取得部が取得した距離情報に応じて、発光素子を発光または消灯させる発光制御装置を備えている。この発光制御装置により、予め設定したタイミングで発光素子を発光または消灯させている。
特開2016−218063号公報
この発明の課題は、複数の反射型光センサと、この光センサからの反射光の受光強度に基づいて被検知物の位置情報を取得する位置情報取得部と、を有する近接覚センサの、誤検出を防止することと消費電力を抑制することである。
上記課題を解決するために、この発明の第一態様は、下記の構成要件(1)(2)を有する近接覚センサの制御方法を提供する。
(1) 複数の光センサと位置情報取得部と発光制御部とを有する近接覚センサの発光素子の発光状態を制御する方法である。光センサは、発光素子と、発光素子から放射された光の被検知物による反射光を受光する受光素子と、を備えている。位置情報取得部は、複数の光センサからの反射光の受光強度に基づいて、被検知物の位置情報を取得する。発光制御部は、複数の光センサが有する複数の発光素子の発光状態を個別に制御する。
(2) 発光制御部により、同じタイミングで、二つの隣り合う発光素子のうちの一方が点灯し、他方が消灯した状態となるように制御する。
この発明の第二態様は、上記構成要件(1) と下記の構成要件(3) を有する近接覚センサの制御方法を提供する。
(3) 発光制御部により、複数の光センサの取り付け面に応じて、同じタイミングで、複数の前記発光素子の一部を点灯させ、残りを消灯させることにより、発光素子から放出される光が重ならないように制御する。
この発明の第三態様は、上記構成要件(1) と下記の構成要件(4) を有する近接覚センサの制御方法を提供する。
(4) 近接覚センサの複数の発光素子が一方向に沿う配列で配置されている。発光制御部により、複数の発光素子が配列順に点灯した後に消灯するように制御する。
この発明の第四態様は、上記構成要件(1) と下記の構成要件(5)(6)を有する近接覚センサの制御方法を提供する。
(5) 近接覚センサは、位置情報取得部が取得した被検知物の位置情報に基づいて、被検知物が長距離位置から近づいてきたことを検出する接近検出部をさらに有する。近接覚センサの複数の発光素子が一方向に沿う配列で配置されている。
(6) 発光制御部により、複数の発光素子を、長距離物体検出用の第一発光素子と、中距離物体検出用の第二発光素子と、近距離物体検出用の第三発光素子と、に分けて、接近検出部が前記被検知物の接近を検出するまでは第一発光素子のみを発光させ、接近検出部が被検知物の接近を検出した後は第二発光素子および第三発光素子を発光させる制御を行う。
この発明の各態様の近接覚センサの制御方法によれば、発光制御部により複数の発光素子の発光状態を個別に制御することで、誤検出の防止と消費電力の抑制が期待できる。
実施形態の近接覚センサの全体構成を説明する図である。 複数の光センサを有する光検出基板を説明する図であって、(a)は概略斜視図、(b)は概略平面図、(c)は(b)のC−C断面に対応する図である。 実施形態の近接覚センサの各光検出基板が有する駆動信号生成部および位置情報取得部の機能を説明する図である。 第一実施形態の近接覚センサで発光制御部が行う、複数の発光素子の発光状態の制御方法を説明する図である。 第一実施形態の近接覚センサで発光制御部が行う、複数の発光素子の発光状態の制御方法の変形例を説明する図である。 第二実施形態の近接覚センサで発光制御部が行う、複数の発光素子の発光状態の制御方法を説明する図である。 第三実施形態の近接覚センサで発光制御部が行う、複数の発光素子の発光状態の制御方法を説明する図である。 第四実施形態の近接覚センサで発光制御部が行う、複数の発光素子の発光状態の制御方法を説明する図である。 第五実施形態の発光制御部と接近検出部との関係を示すブロック図である。 光センサによる検出時間と検出範囲(検出感度)との関係を説明する図である。 第五実施形態の近接覚センサで発光制御部が行う、複数の発光素子の発光状態の制御方法を説明する図である。
以下、この発明の実施形態について説明するが、この発明は以下に示す実施形態に限定されない。以下に示す実施形態では、この発明を実施するために技術的に好ましい限定がなされているが、この限定はこの発明の必須要件ではない。
〔第一実施形態〕
[近接覚センサの構成]
図1に示すように、この実施形態の近接覚センサ1は、n個の同じ光検出基板111〜11nと、統括基板12と、配線ケーブル13を有する。図1には、五個の光検出基板111〜113,11(n−1),11nが表示され、他は省略されている。以下においては、光検出基板111〜11nを光検出基板111として説明する。
<光検出基板>
光検出基板111は、短冊状のプリント配線板21と、プリント配線板21に実装されたn個(複数)の光センサ23、マイクロコントロールユニット(Micro Control Unit: 以下、「MCU」と略称する。)24、およびコネクタ25を有する。
光センサ23は、図2(a)および図2(b)に示すように、LED23aとフォトトランジスタ23bとからなる反射型の光センサであり、LED23aの発光面およびフォトトランジスタ23bの受光面が上向きに実装されている。LED23aは赤外線を放射する発光素子である。フォトトランジスタ23bは赤外線を受光する受光素子である。
n個の光センサ23のうちの一番目の光センサ231は、プリント配線板21の長手方向一端部に配置され、さらに二番目の光センサ232からn番目の光センサ23nまでがプリント配線板21の長手方向に沿って配置されている。つまり、n個の光センサ23(231〜23n)がプリント配線板21上に一列に配置されている。プリント配線板21の長手方向他端部側には、MCU24とコネクタ25が配置されている。コネクタ25は、プリント配線板21の長手方向他端部に最も近い位置に形成されている。
図2(c)に示すように、複数の光センサ23、MCU24、およびコネクタ25は、プリント配線板21の配線22によって、電気的に接続されている。また、光検出基板111の上面(光センサ23等が実装された面)は、コンタクト窓291を有する保護フィルム29で保護されている。コネクタ25は、コンタクト窓291から露出した配線22上に配置されている。
MCU24は、図3に示す駆動信号生成部26および位置情報取得部27を有する。駆動信号生成部26は、光センサ231〜23n毎のMOSトランジスタを備え、各MOSトランジスタで増幅された各駆動信号S1〜Snを、各光センサ231〜23nに独立に出力する。
駆動信号生成部26は、各光センサ231〜23nの発光状態を個別に制御する発光制御部28を備えている。
図3に示すように、各光センサ231〜23nは、駆動信号生成部26からの各駆動信号S1〜Snによって駆動する。つまり、各光センサ231〜23nのLED23aは発光制御部28で制御された発光状態で発光し、フォトトランジスタ23bは反射光を受光して、受光強度を示す信号Sr1〜Srnを位置情報取得部27に出力する。
第一実施形態の発光制御部28は、図4(a)に示すように、同じタイミングで、二つの隣り合うLED23aのうちの一方が点灯し、他方が消灯した状態となるように、各光センサ231〜23nが有するLED23aの発光状態を制御する。つまり、駆動信号生成部26は、同じタイミングで、二つの隣り合うLED23aのうちの一方が点灯し、他方が消灯した状態となるように、各光センサ231〜23nへの各駆動信号S1〜Snを生成する。
位置情報取得部27は、各光センサ231〜23nのフォトトランジスタ23bから入力された受光強度を示す信号Sr1〜Srnに基づいて、予めプログラムされている演算を行い、被検知物の位置情報(光検出基板111と被検知物との距離を示す情報)を取得する。
LED23aが放射する赤外線は、被検知物が存在しない場合にはフォトトランジスタ23bに受光されないように設定されている。
MCU24は、演算機能の他、クロック信号を発生する機能と、ネットワークインターフェースとを備えている。MCU24は、電力の供給を受けるだけで動作することができる。
コネクタ25は、位置情報取得部27で取得された位置情報を示す信号を外部に出力するための接続部品である。
<統括基板>
統括基板12は、各光検出基板111〜11nが取得した位置情報を統括する基板である。統括基板12は、プリント配線板30と、プリント配線板30に実装されたマイクロプロセッサ31、素子32,33,34、およびコネクタ37を有する。
統括基板12のコネクタ37は、可撓性を有する配線ケーブル13によって、光検出基板111のコネクタ25と接続されている。これにより、光検出基板111〜11nが有する各MCU24の位置情報取得部27で取得された位置情報が、配線ケーブル13を介して統括基板12のマイクロプロセッサ31に入力される。
マイクロプロセッサ31は、全ての光検出基板111〜11nが取得した位置情報を演算して、被検知物に関する総合的な位置情報(例えば、被検知物がどの方向からどの程度光検出基板に接近しているのかを特定する情報、つまり、被検知物の接近方向と接近距離)を取得する。なお、被検知物の接近方向は、様々な向きで設置された光検出基板111〜11nで検出された被検知物の各位置情報から判断できる。
素子32,33,34は、マイクロプロセッサ31が取得した総合的な位置情報に基づいて、近接覚センサ1が取り付けられている物体等を駆動する装置等に信号を送信する素子である。つまり、マイクロプロセッサ31は、被検知物の位置に係る位置情報を素子32,33,34に入力するように構成されている。素子32,33,34としては、例えば、CAN(Controller Area Network) インターフェイスIC、RS−422インターフェイスIC、I/Oポートが挙げられる。
[動作]
この実施形態の近接覚センサ1は、例えばロボットアームに取り付けて使用される。そして、光検出基板111の取り付け面5は平面である。
近接覚センサ1を構成する光検出基板111〜11nの各MCU24に電源を供給すると、発光制御部28の作用により駆動信号生成部26から各光センサの各LEDに、図4(a)に対応する波形の駆動信号が供給される。これに伴い、図4(b)に示すように、時間t1では、一番目の光センサ231のLED23a(第一LED、図4では「LED1」)は点灯し、二番目の光センサ232のLED23a(第二LED、図4では「LED2」)は消灯し、三番目の光センサ233のLED23a(第三LED、図4では「LED3」)は点灯し、・・・というように隣り合う二つのLEDのうちの一方が点灯し、他方が消灯した状態になる。
次の時間t2では、第一LEDは消灯し、第二LEDは点灯し、第三LEDは消灯し、・・・というように隣り合う二つのLEDのうちの一方(t1では消灯していたもの)が点灯し、他方が消灯した状態になる。次の時間t3では、第一LEDは点灯し、第二LEDは消灯し、第三LEDは点灯し、・・・というように隣り合う二つのLEDのうちの一方(t1で点灯していたもの)が点灯し、他方が消灯した状態になる。
なお、図5に示すように、第一LEDが消灯してから隣の第二LEDが点灯するまでの間に少し時間(1μs〜10μs)が開くように制御してもよい。
被検知物とロボットアームとが相対的に近づいたとき、各LED23aから放射された赤外線は、被検知物で反射される。反射された赤外線は、各フォトトランジスタ23bによって受光される。各フォトトランジスタ23bが受光する赤外線の強度は、各フォトトランジスタ23bと被検知物との距離に応じて変化する。各フォトトランジスタ23bの受光に伴い、各フォトトランジスタ23bからの受光強度を示す信号Sr1〜Srnが、位置情報取得部27に入力されて、被検知物の位置情報が取得される。
このようにして各MCU24で取得された位置情報信号が、コネクタ25、配線ケーブル13、統括基板12のコネクタ37を介して、マイクロプロセッサ31に送信される。そして、マイクロプロセッサ31により、全ての光検出基板111〜11nが取得した位置情報が演算されて、被検知物に関する総合的な位置情報が取得される。また、マイクロプロセッサ31から、被検知物の位置に係る位置情報が素子32,33,34に入力される。
以上のようにして、近接覚センサ1で、ロボットアームと被検知物との距離が検出されるとともに、被検知物に関する総合的な位置情報が検出(例えば、ロボットアームに対して被検知物がどの方向から接近しているのかと、ロボットアームに対して被検知物が長距離の位置にあるのか、中距離の位置にあるのか、近距離まで近づいてきているのかが特定)される。
また、素子32,33,34の少なくともいずれかにより、マイクロプロセッサ31が取得した総合的な位置情報に基づいて、ロボットアームの駆動装置に信号が送信されて、ロボットアームの駆動が制御される。例えば、ロボットアームが被検知物の接近方向と異なる方向に移動し、ロボットアームと被検知物との衝突を避けるように制御される。
[作用、効果]
この実施形態の近接覚センサ1では、n個のLEDが上述のような発光状態に制御される(第一態様の実施形態に相当する制御方法が実施される)ことによって、全てのLEDを点灯させる図4(c)の場合と比較して、隣り合うLEDから放射された光の重なり部分が少なくなる。つまり、隣合う光センサによる検出領域が重なる部分が少なくなる。つまり、一方の光センサからの発光が他方の光センサによる受光に影響を及ぼす(つまり、隣り合う光センサが干渉する)ことが防止されるため、近接覚センサ1による検出精度が向上する。
〔第二実施形態〕
第二実施形態の近接覚センサ1は、各光センサ231〜23nが有するLED23aの発光状態の制御方法が第一実施形態の近接覚センサ1とは異なる。それ以外は第一実施形態と同じである。第二実施形態の近接覚センサ1も、光検出基板111の取り付け面5が平面である場合の例である。
第二実施形態の発光制御部28は、図6(a)に示すように、同じタイミングで点灯させるLED23aを二つ置きとしている。つまり、駆動信号生成部26は、図6(a)に示す発光状態となるように、各光センサ231〜23nへの各駆動信号S1〜Snを生成する。
これにより、図6(b)に示すように、時間t1では、第一LED(図6では「LED1」)と第四LED(図6では「LED4」)は点灯し、第二LED(図6では「LED2」)、第三LED(図6では「LED3」)、第五LED(図6では「LED5」)は消灯した状態になる。
次の時間t2では、第一LED、第三LED、および第四LEDは消灯し、第二LEDと第五LEDは点灯した状態になる。次の時間t3では、第三LEDは点灯し、第一LED、第二LED、第四LED、 および第五LEDは消灯した状態になる。
第二実施形態の近接覚センサ1では、n個のLEDが上述のような発光状態に制御される(第一態様の実施形態に相当する制御方法が実施される)ことによって、全てのLEDを点灯させる図6(c)の場合のような、隣り合うLEDから放射された光の重なり部分がなくなる。つまり、一方の光センサからの発光が他方の光センサによる受光に影響を及ぼす(つまり、隣り合う光センサが干渉する)ことが防止されるため、近接覚センサ1による検出精度が向上する。
〔第三実施形態〕
第三実施形態の近接覚センサ1は、各光センサ231〜23nが有するLED23aの発光状態の制御方法が第一実施形態の近接覚センサ1とは異なる。第三実施形態の近接覚センサ1は、光検出基板111の取り付け面5が凸円弧面である場合の例である。それ以外は第一実施形態と同じである。
第三実施形態の発光制御部28は、図7(a)に示すように、同じタイミングで点灯させるLED23aを一つ置きとしている。つまり、駆動信号生成部26は、図7(a)に示す発光状態となるように、各光センサ231〜23nへの各駆動信号S1〜Snを生成する。
これにより、図7(b)に示すように、時間t1では、第一LED(図7では「LED1」)と第三LED(図7では「LED3」)は点灯し、第二LED(図7では「LED2」)と第四LED(図7では「LED4」)は消灯し、・・・というように隣り合う二つのLEDのうちの一方が点灯し、他方が消灯した状態になる。次の時間t2では、時間t1で消灯していたLEDが点灯し、時間t1で点灯していたLEDが消灯した状態になる。
第三実施形態の近接覚センサ1では、n個のLEDが上述のような発光状態に制御される(第一態様の実施形態に相当する制御方法が実施される)ことによって、全てのLEDを点灯させる図7(c)の場合のような、隣り合うLEDから放射された光の重なり部分がなくなる。つまり、一方の光センサからの発光が他方の光センサによる受光に影響を及ぼす(つまり、隣り合う光センサが干渉する)ことが防止されるため、近接覚センサ1による検出精度が向上する。
このように、光検出基板111の取り付け面5が凸円弧面の場合は、同じタイミングで点灯させるLED23aを一つ置きとするだけで、隣り合うLEDから放射された光の重なり部分がなくなる。これに対して、光検出基板111の取り付け面5が平面の場合は、同じタイミングで点灯させるLED23aが第一実施形態のように一つ置きでは、隣り合うLEDから放射された光の重なり部分が少し残り、第二実施形態のように二つ置きにすることで、隣り合うLEDから放射された光の重なり部分がなくなる。
つまり、第二実施形態および第三実施形態の発光制御部28は、複数の光センサの取り付け面に応じて、同じタイミングで、複数の発光素子の一部を点灯させ、残りを消灯させることにより、発光素子から放出される光が重ならないように制御している。つまり、第二実施形態および第三実施形態の発光制御部28により、第二態様の実施形態に相当する制御方法が実施されている。
〔第四実施形態〕
第四実施形態の近接覚センサ1は、各光センサ231〜23nが有するLED23aの発光状態の制御方法が第一実施形態の近接覚センサ1とは異なる。それ以外は第一実施形態と同じである。
第四実施形態の発光制御部28は、図8(a)に示すように、複数のLED23aが配列順に点灯した後に消灯するように制御する。つまり、駆動信号生成部26は、図8(a)に示す発光状態となるように、各光センサ231〜23nへの各駆動信号S1〜Snを生成する。
これにより、図8(b)に示すように、時間t1では、第一LED(図8では「LED1」)は点灯し、これ以外のLEDは消灯した状態になる。次の時間t2では、第二LED(図8では「LED2」)は点灯し、これ以外のLEDは消灯した状態になる。次の時間t3では、第三LED(図8では「LED3」)は点灯し、これ以外のLEDは消灯した状態になる。次の時間では、第四LED(図8では「LED4」)は点灯し、これ以外のLEDは消灯した状態になる。
第四実施形態の近接覚センサ1では、n個のLEDが上述のような発光状態に制御される(第三態様の実施形態に相当する制御方法が実施される)ことによって、全てのLEDを点灯させる図6(c)の場合のような、隣り合うLEDから放射された光の重なり部分がなくなる。つまり、一方の光センサからの発光が他方の光センサによる受光に影響を及ぼす(つまり、隣り合う光センサが干渉する)ことが防止されるため、近接覚センサ1による検出精度が向上する。
なお、複数のLED23aが配列順に点灯した後に消灯するように制御する別の例としては、第一LEDのみが点灯して消灯した後に第三LEDのみが点灯して消灯し、その後に図示されない第五LEDのみが点灯して消灯する例(一つ置きに点灯、消灯させる例)が挙げられる。また、二以上置きにLEDを点灯、消灯させる例も挙げられる。
また、同時に発光させるLED23aは二個以上であってもよい。つまり、複数のLED23aを配列順に複数のグループに分けて、各グループ内で配列順に点灯した後に消灯するように制御してもよい。その場合は、放出される光が互いに重ならない間隔で配置されたLED23a同士を同時に発光させる。
〔第五実施形態〕
第五実施形態の近接覚センサ1は、各光センサ231〜23nが有するLED23aの発光状態の制御方法が第一実施形態の近接覚センサ1とは異なる。また、図9に示すように、統括基板12のマイクロプロセッサ31が接近検出部38を有している。これらの点以外は第一実施形態と同じである。
接近検出部38は、全ての光検出基板111〜11nが取得した位置情報を演算して、被検知物が光検出基板に対して長距離の位置にあるのか、中距離の位置にあるのか、近距離まで近づいてきているのかを判定する。また、長距離判定から中距離判定になった時点で、被検知物が近づいてきたことを示す接近検出信号Skを、各駆動信号生成部26の発光制御部28に出力する。
図10(a)に示すように、一方向に沿って、第一LED(図10では「LED1」と表示)、第二LED(図10では「LED2」と表示)、および第三LED(図10では「LED3」と表示)が配列されている場合を考える。発光強度は第一LED>第二LED>第三LEDとする。この場合、これらのLEDを図10(b)に示すように発光させると、第一LEDで長距離に存在する物体を検出でき、第二LEDで中距離に存在する物体が検出でき、第三LEDで近距離に存在する物体を検出できる。つまり、LEDの発光時間(検出時間)が長く発光強度が強いほど被検知物の検出範囲が広くなる。
そこで、第五実施形態の発光制御部28では、一方向に沿って八個(または八個の倍数)の光センサ(LED23aとフォトトランジスタ23b)が配列されている光検出基板111について、第三LEDおよび第六LED(「LED6」)を長距離物体検出用の発光素子(第一発光素子)とし、第一LEDおよび第八LED(「LED8」)を中距離物体検出用の発光素子(第二発光素子)とし、第二LED、第四LED、第五LED、および第七LED(「LED7」)を近距離物体検出用の発光素子(第三発光素子)とする。つまり、複数の発光素子を、長距離物体検出用、中距離物体検出用、および近距離物体検出用に分ける。
そして、第五実施形態の発光制御部28は、図11(a)に示すように、時刻Tkまで(接近検出部38から接近検出信号Skが入力されるまで)は、第三LEDおよび第六LEDのみを発光させ、時刻Tk以降は、これに加えて、第一LEDおよび第八LEDと、第二LED、第四LED、第五LED、および第七LEDも発光させる制御を行う。また、第一LEDおよび第八LEDは第三LEDおよび第六LEDと同時に二パルス分発光した後に、一パルス分発光を中止している。第二LED、第四LED、第五LED、および第七LEDは、第三LEDおよび第六LEDと同時に一パルス分発光した後に、二パルス分発光を中止している。
つまり、駆動信号生成部26は、図11(a)に示す発光状態となるように、各光センサ231〜23nへの各駆動信号S1〜Snを生成する。
これにより、各光検出基板111の第三LEDおよび第六LEDの発光に基づいて統括基板12が物体の近接を検出するまで(時刻Tkまで)は、図11(b)に示すように、第一LEDと第六LEDは点灯し、これ以外のLEDは消灯した状態になる。時刻Tk以降は、図11(c)に示す発光状態と図11(d)に示す発光状態を繰り返す。
第五実施形態の近接覚センサ1では、複数のLEDが上述のような発光状態に制御される(第四態様の実施形態に相当する制御方法が実施される)ことによって、最初から全てのLEDを長距離物体が検出できる強度で発光させる場合と比較して、LEDの消費電力を低減しながら、長距離にある被検知物が近づいてくることを検出できる。
なお、時刻Tk以降は、第一発光素子である第三LEDおよび第六LEDは消灯させ、第二発光素子である第一LEDおよび第八LEDと、第三発光素子である第二LED、第四LED、第五LED、および第七LEDのみを発光させてもよい。
また、時刻Tk以降に、全てのLEDを長距離物体が検出できる強度(高強度)で発光させてもよい。ただし、その場合は、予め全てのLEDを、隣り合うLEDから高強度で放出された光が重ならないように配置する必要がある。
1 近接覚センサ
111〜11n 光検出基板
12 統括基板
21 プリント配線板
23,231〜23n 光センサ
23a LED(発光素子)
23b フォトトランジスタ
24 マイクロコントロールユニット
25 コネクタ
26 駆動信号生成部
27 位置情報取得部
28 発光制御部
30 プリント配線板
31 マイクロプロセッサ
32,33,34 素子
37 コネクタ
38 接近検出部
5 光検出基板の取り付け面

Claims (4)

  1. 発光素子と、前記発光素子から放射された光の被検知物による反射光を受光する受光素子と、を備えた、複数の光センサと、
    前記複数の光センサからの前記反射光の受光強度に基づいて前記被検知物の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記複数の光センサが有する複数の前記発光素子の発光状態を個別に制御する発光制御部と、を有する近接覚センサの前記発光素子の発光状態を制御する方法であって、
    前記発光制御部により、同じタイミングで、二つの隣り合う前記発光素子のうちの一方が点灯し、他方が消灯した状態となるように制御する近接覚センサの制御方法。
  2. 発光素子と、前記発光素子から放射された光の被検知物による反射光を受光する受光素子と、を備えた、複数の光センサと、
    前記複数の光センサからの前記反射光の受光強度に基づいて前記被検知物の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記複数の光センサが有する複数の前記発光素子の発光状態を個別に制御する発光制御部と、を有する近接覚センサの前記発光素子の発光状態を制御する方法であって、
    前記発光制御部により、前記複数の光センサの取り付け面に応じて、同じタイミングで、複数の前記発光素子の一部を点灯させ、残りを消灯させることにより、前記発光素子から放出される光が重ならないように制御する近接覚センサの制御方法。
  3. 発光素子と、前記発光素子から放射された光の被検知物による反射光を受光する受光素子と、を備えた、複数の光センサと、
    前記複数の光センサからの前記反射光の受光強度に基づいて前記被検知物の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記複数の光センサが有する複数の前記発光素子の発光状態を個別に制御する発光制御部と、を有し、
    複数の前記発光素子は一方向に沿う配列で配置されている近接覚センサの前記発光素子の発光状態を制御する方法であって、
    前記発光制御部により、複数の前記発光素子が前記配列順に点灯した後に消灯するように制御する近接覚センサの制御方法。
  4. 発光素子と、前記発光素子から放射された光の被検知物による反射光を受光する受光素子と、を備えた、複数の光センサと、
    前記複数の光センサからの前記反射光の受光強度に基づいて前記被検知物の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記複数の光センサが有する複数の前記発光素子の発光状態を個別に制御する発光制御部と、
    前記位置情報取得部が取得した前記被検知物の位置情報に基づいて、前記被検知物が長距離位置から近づいてきたことを検出する接近検出部と、
    を有し、
    複数の前記発光素子は一方向に沿う配列で配置されている近接覚センサの前記発光素子の発光状態を制御する方法であって、
    前記発光制御部により、
    複数の前記発光素子を、長距離物体検出用の第一発光素子と、中距離物体検出用の第二発光素子と、近距離物体検出用の第三発光素子と、に分けて、
    前記接近検出部が前記被検知物の接近を検出するまでは前記第一発光素子のみを発光させ、前記接近検出部が前記被検知物の接近を検出した後は前記第二発光素子および前記第三発光素子を発光させる制御を行う近接覚センサの制御方法。
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