JP2002162402A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JP2002162402A
JP2002162402A JP2000356031A JP2000356031A JP2002162402A JP 2002162402 A JP2002162402 A JP 2002162402A JP 2000356031 A JP2000356031 A JP 2000356031A JP 2000356031 A JP2000356031 A JP 2000356031A JP 2002162402 A JP2002162402 A JP 2002162402A
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JP
Japan
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sampling nozzle
sample
nozzle
sampling
automatic analyzer
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JP2000356031A
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Eigo Hirose
栄吾 広瀬
Hironobu Isogawa
浩信 五十川
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急の検査に対応することができ、血清など
の液状の検体を均一化し得るサンプリングノズルを備
え、精度の高い測定結果を得ることができる自動分析装
置を提供する。 【解決手段】 検体容器4内の液状の検体4aを吸引し
サンプリングするサンプリングノズル2と、サンプリン
グノズルに設けられており液状の検体4aを撹拌する撹
拌部材2cとを備える自動分析装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば生化学検査
や免疫学検査用の自動分析装置に関し、より詳細には、
液状の検体を吸引し、サンプリングするサンプリングノ
ズルが備えられた自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、病院や臨床検査センターなどで用
いられている自動分析装置では、液面センサーを有する
分注ノズルが血清などの液状の検体に挿入され、所定量
の検体が吸引される。しかる後、分注ノズルが上昇さ
れ、所定の場所、例えば分析用容器が配置されている位
置まで移動され、分析用容器に検体が吐出される(例え
ば特開平8−15273号公報など)。
【0003】近年、緊急を要する検査に対応するため
に、患者から採血管により採血した後、遠心分離後の検
体を他の容器に移し替ることなく採血管から自動分析装
置のサンプリングノズルによりサンプリングする方法が
増加してきている。
【0004】しかしながら、例えば血清検体を得ようと
して採血管内の血液を遠心分離した場合、遠心分離後の
状態のままでは、上澄み層である血清は一様ではない。
すなわち、血清の上層部分と下層部分とを比べればわか
るように、遠心分離後の上澄みとしての血清は一様では
なかった。そのため、採血管内において遠心分離により
分離されている血清から、従来のサンプリングノズルを
用いた分析装置によりサンプリングした場合、検査デー
タに誤りが生じるおそれがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来技術の欠点を解消し、採血管などの検体容器内
の液状の検体が均一でない場合であっても、該液状の検
体の均一化を図ることができ、かつ均一な液状の検体を
サンプリングすることを可能とするサンプリングノズル
を備え、従って迅速にかつ高精度に分析を行い得る自動
分析装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動分析装
置は、検体容器内の液状の検体を吸引し、サンプリング
するサンプリングノズルと、前記サンプリングノズルに
設けられており、検体を撹拌する撹拌部材とを備えるこ
とを特徴とする。
【0007】本発明において、上記液状の検体は、特に
限定されないが、例えば血清や血漿などの血液試料から
分離された液状の検体、あるいは様々な体液を挙げるこ
とができる。特に、検体容器内において均一でない液状
の検体に対し、本発明に係る自動分析装置が好適に用い
られる。このような均一でない液状の検体とは、例えば
検体容器内において遠心分離された直後の血液試料にお
ける血清または血漿などが挙げられる。従って、上記検
体容器として、採血管を用い、該採血管に血液試料を収
納した後、遠心分離した直後の血清もしくは血漿に対し
て、本発明に係る自動分析装置を好適に用いることがで
きる。
【0008】本発明の特徴は、上記のように、サンプリ
ングノズルに撹拌部材が設けられていることにあり、そ
れによって液状の検体内に挿入されたサンプリングノズ
ルを移動させることにより、撹拌部材の作用により液状
の検体を均一化することができる。
【0009】上記撹拌部材としては、様々な形状のもの
を用いることができ、特に限定されないが、本発明の特
定の局面では、サンプリングノズルの外周面から側方に
突出しておりかつサンプリングノズルの外周面において
螺旋状に延ばされている螺旋翼により構成されており、
本発明の他の特定の局面では、サンプリングノズルの延
びる方向と交差する方向に延ばされており、かつ前記サ
ンプリングノズルの先端もしくはその近傍に配置された
平板状部材により構成される。この場合、平板状部材
は、円板状あるいは角板状などの様々な形状を有するよ
うに構成することができる。また、上記螺旋翼や平板状
部材を用いた場合には、サンプリングノズルをその長さ
方向に移動させるだけで、検体の撹拌を行うことができ
る。
【0010】また、本発明のさらに他の特定の局面で
は、上記サンプリングノズルをその軸方向周りに回転さ
せるために、サンプリングノズルに連結された回転駆動
源が備えられる。この場合には、回転駆動源によりサン
プリングノズルを軸方向周りに回転させることにより、
撹拌部材の作用によって検体を確実に撹拌することがで
きる。このように、回転駆動源をさらに備える場合の撹
拌部材の形状についても特に限定されるわけではない
が、本発明のより限定的な局面では、サンプリングノズ
ルの外周面から側方に延ばされた少なくとも1枚の撹拌
羽根により撹拌部材が構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係る自動分析装置の具体的な実施例を説明することに
より、本発明を明らかにする。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係る自動分析
装置の要部を説明するための概略構成図である。自動分
析装置1は、サンプリングノズル2を有する。図2に拡
大して示すように、サンプリングノズル2は、筒状のノ
ズル本体2aを有し、該ノズル本体2aの先端開口2b
から検体が吸引されるように構成されている。また、ノ
ズル本体2aの外周面には、撹拌部材として螺旋翼2c
が設けられている。螺旋翼2cは、ノズル本体2aの外
周面から側方に突出されており、かつノズル本体2aの
外周面において螺旋状に延ばされている。従って、サン
プリングノズル2をノズル本体2aの長さ方向に往復移
動させることにより、螺旋翼2cが検体容器4内の液状
の検体4aを撹拌するように作用する。
【0013】本実施例ではサンプリングノズル2は、ス
テンレスにより構成されているが、他の金属やプラスチ
ックなどの任意の材料で構成され得る。なお、サンプリ
ングノズル2には、略図的に示す流路5が接続されてお
り、流路5は、吸引された液状の検体4aを自動分析装
置1の分析機構(図示せず)に供給するために設けられ
ている。なお、分析機構としては、様々な免疫学的検査
機構や光学的検査機構などを挙げることができ、特に限
定されるものではない。
【0014】検体容器4としては、採血管などをそのま
ま用いることができるが、採血管に限定されるものでは
ない。しかしながら、自動分析装置1では、検体容器4
内から液状の検体4aを直ちにサンプリングすることが
できるので、すなわち検体容器4から他の分析用の容器
に液状の検体4aを移し替る必要はないため、緊急を要
する検査に速やかに対応することができる。よって、検
体容器4としては、採血管等をそのまま用いることが望
ましい。
【0015】検体容器4が採血管であり、血液試料が採
取された場合には、検体容器4内の血液試料が予め遠心
分離され、自動分析装置1に供給される。この場合、前
述したように、遠心分離後の液状の検体4aとしての血
清もしくは血漿は均一ではない。しかしながら、本実施
例の自動分析装置1では、上記サンプリングノズル2の
螺旋翼2cにより液状の検体4aが撹拌されて均一化さ
れるので、均一な検体、例えば血清や血漿を速やかにサ
ンプリングすることができる。従って、緊急を要する検
査において、採血管に採取された血液試料から速やかに
かつ高精度に検査結果を得ることができる。
【0016】上記実施例では、撹拌部材として螺旋翼2
cが形成されていたが、本発明における撹拌部材は螺旋
翼2cに限定されるものではない。例えば図3に示すよ
うに、サンプリングノズル2のノズル本体2aの先端も
しくは先端近傍に平板状部材2dからなる撹拌部材を設
けてもよい。図3に示す変形例では、上記平板状2dは
円板状の形状を有するが、角板状などの他の形状を有し
ていてもよい。また、図3では、円板状の平板状部材2
dが、サンプリングノズル2のノズル本体2aの軸方向
と直交する方向に配置されているが、必ずしもノズル本
体2aの軸方向と直交するように配置される必要はな
く、平板状部材2dはノズル本体2aの軸方向と交差す
る方向にさえ配置されていればよい。
【0017】前述した螺旋翼2c及び図3に示した平板
状部材2dを撹拌部材として用いた場合には、図1に示
した実施例と同様にサンプリングノズル2を上下動させ
るだけで、検体を撹拌することができる。このサンプリ
ングノズル2の上下動については、サンプリングノズル
2を上下方向に駆動するための駆動源を適宜サンプリン
グノズル2に連結すればよい。
【0018】また、図1において破線で示すように、自
動分析装置1には、回転駆動源3がさらに備えられてい
てもよい。回転駆動源3としては、サンプリングノズル
2をノズル本体2aの軸方向周りに回転し得る限り、モ
ーターなどの適宜の回転駆動装置を用いることができ
る。
【0019】回転駆動源3を用いた場合には、サンプリ
ングノズル2のノズル本体2aを軸方向周りに回転駆動
させることができるので、前述した螺旋翼2cや平板状
部材2dからなる部材のほか、ノズル本体2aの回転に
より、より一層良好な撹拌効果を発揮し得る撹拌部材を
用いることができる。
【0020】例えば、図4に示す変形例のように、ノズ
ル本体2aの先端近傍において、外周面から側方に延ば
されており、かつその主面がノズル本体2aの軸方向と
略平行である少なくとも1枚の撹拌羽根2e,2fが用
いられ得る。図4では、一対の撹拌羽根2e,2fが図
示されているが、撹拌羽根の枚数は特に限定されない。
【0021】また、撹拌羽根2e,2fの形状について
も、図示の形状に限らず、矩形、あるいはノズル本体2
aから遠ざかるにつれて幅が広がる台形等の適宜の形状
とすることができる。
【0022】好ましくは、図2に示した螺旋翼2c、図
3の平板状部材2d及び図4に示した撹拌羽根2e,2
fなどの撹拌部材は、ノズル本体2aの先端から5mm
以内の位置に存在することが望ましい。サンプリングノ
ズル2のノズル本体2aの液状検体への進入深さは、数
ミリ〜5mm程度であることが多いからである。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る自動分析装置では、検体容
器内の液状の検体がサンプリングノズルにより吸引さ
れ、サンプリングされる。従って、検体容器から別の分
析用容器に液状の検体を移し替る必要がないので、緊急
を要する検査に対応することができる。
【0024】しかも、サンプリングノズルに撹拌部材が
設けられているので、検体容器中の液状の検体を撹拌
し、液状の検体を均一化することができる。よって、例
えば遠心分離直後の血清や血漿のような不均一な液状の
検体の場合にも、上記撹拌部材による撹拌により均一化
することができ、直ちに均一な液状の検体を自動分析装
置でサンプリングすることができる。従って、緊急を要
する検査に対応することができるだけでなく、精度の高
い検査結果を得ることができる。
【0025】上記撹拌部材として、上記螺旋翼や平板状
部材が設けられている場合、サンプリングノズルを上下
動させるだけで、液状の検体が効率的に撹拌される。ま
た、サンプリングノズルに回転駆動源が連結されている
場合には、回転駆動源によりサンプリングノズルをその
軸方向周りに回転することができ、それによって検体を
より均一に撹拌することができる。
【0026】上記回転駆動源を備える場合、撹拌部材が
少なくとも1枚の撹拌羽根により構成されている場合に
は、サンプリングノズルの回転にともなって該撹拌羽根
により検体が効果的に撹拌される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動分析装置の概略構
成図。
【図2】図1に示した実施例の自動分析装置で用いられ
るサンプリングノズルの先端部分を示す部分切欠拡大斜
視図。
【図3】図1に示した実施例で用いられているサンプリ
ングノズルに設けられた撹拌部材の変形例を示す部分切
欠拡大斜視図。
【図4】本発明の自動分析装置で用いられるサンプリン
グノズルの変形例を説明するための部分切欠拡大斜視
図。
【符号の説明】
1…自動分析装置 2…サンプリングノズル 2c…撹拌部材としての螺旋翼 2d…撹拌部材としての平板状部材 2e,2f…撹拌部材としての撹拌羽根 3…回転駆動源 4…検体容器 4a…液状の検体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体容器内の液状の検体を吸引し、サン
    プリングするサンプリングノズルと、 前記サンプリングノズルに設けられており、検体を撹拌
    する撹拌部材とを備えることを特徴とする自動分析装
    置。
  2. 【請求項2】 前記撹拌部材が、サンプリングノズルの
    外周面から側方に突出しておりかつサンプリングノズル
    の外周面において螺旋状に延ばされている螺旋翼により
    構成されている請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 【請求項3】 前記撹拌部材が、前記サンプリングノズ
    ルの延びる方向と交差する方向に延ばされており、かつ
    サンプリングノズルの先端もしくはその近傍に配置され
    た平板状部材により構成されている請求項1に記載の自
    動分析装置。
  4. 【請求項4】 前記サンプリングノズルをその軸方向周
    りに回転させるためにサンプリングノズルに連結された
    回転駆動源をさらに備える請求項1に記載の自動分析装
    置。
  5. 【請求項5】 前記撹拌部材が、前記サンプリングノズ
    ルの外周面から側方に延ばされた少なくとも1枚の撹拌
    羽根である請求項4に記載の自動分析装置。
JP2000356031A 2000-11-22 2000-11-22 自動分析装置 Pending JP2002162402A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007303901A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Hitachi High-Technologies Corp 化学分析装置
JP2009025167A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置
JP2013217882A (ja) * 2012-04-12 2013-10-24 Hitachi High-Technologies Corp 試薬撹拌機構および自動分析装置

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