JP2022506520A - 非同心状の塊を使用してピペットを振動させることによって流体またはメディアを混ぜる装置と方法 - Google Patents

非同心状の塊を使用してピペットを振動させることによって流体またはメディアを混ぜる装置と方法 Download PDF

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Abstract

分析のために流体/メディアを混ぜる方法と装置が、ここ開示される。実施例では、免疫化学システムのための混合装置が、流体および/または常磁性粒子をキュベットから吸引する、または、流体および/または常磁性粒子をキュベットに分配するように構成されたピペットと、ピペットを混合動作で動かすよう構成された少なくとも1つの非同心状の塊と、キュベットの中で流体および/または常磁性粒子を混ぜるためにピペットがキュベットの中にある間、少なくとも1つの非同心状の塊を作動させるように構成された制御装置とを含む。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に、分析のために流体/メディアを混ぜる方法と装置、とりわけ、ピペットまたは他の攪拌機に、流体/メディアを混ぜてキュベットの中で常磁性粒子のクラスターを分離させるために、片寄った非同心状の塊を利用するシステムに関する。
免疫化学分析システムには、患者の生体試料(たとえば血清または血漿)の中の分析物分子が常磁性粒子にくっつくことを要求するものもある。そのようなシステムは、常磁性粒子が局所化されうるように、そして、1以上の洗浄ステップが、サンプルに存在する潜在的汚染物質と妨害物質に関する背景信号を取り除くように実行されうるように、磁石が配置されることを必要とする。しかし、磁力が常磁性粒子に印加された場合、磁力が取り除かれた後であっても、磁力が原因で常磁性粒子がクラスターになり得る。常磁性粒子を用いた分析が実行されうるように、クラスターを分離するように常磁性粒子を混ぜることができる器材が適宜必要である。
本開示は、流体/メディアを混ぜ、および/または、キュベットの中で常磁性粒子のクラスターを分離するように構成された混合装置を目的とする。ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い1つの実施例では、免疫化学システムのための混合装置は、流体および/または常磁性粒子をキュベットから吸引する、または、流体および/または常磁性粒子をキュベットに分配するように構成されたピペットと、前記ピペットを混合動作で動かすよう構成された少なくとも1つの非同心状の塊と、前記キュベットの中で前記流体および/または常磁性粒子を混ぜるために前記ピペットが前記キュベットの中にある間、前記少なくとも1つの非同心状の塊を作動させるように構成された制御装置とを含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記ピペットを第1のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第1の非同心状の塊と、前記ピペットを第2のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第2の非同心状の塊と、を含み、前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより半径が小さく、前記制御装置は、前記ピペットを前記第1のサーキュラー・パターンと前記第2のサーキュラー・パターンとで同時に動かすために、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊を作動させるように構成されている。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊のうちの一方の回転は、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊のうち他方の回転を引き起こす。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊のうちの一方の回転は、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊のうち他方の回転を引き起こすために、少なくとも1つの中間ギアを回転させる。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊は、反対方向に回転する。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊は、同軸周りを回転する。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊は、共に、物理的に非同心状であり、回転時にアンバランスな重量を生み出す。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記少なくとも1つの非同心状の塊は、外周部にへこみを含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記少なくとも1つの非同心状の塊は、固形部分と開放部分とを含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記少なくとも1つの非同心状の塊は、非同心状に加重されて、回転時にアンバランスな重量を生み出す。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、少なくとも1つの非同心状の塊は、物理的に非同心状であり、回転時にアンバランスな重量を生み出す。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記混合装置は、前記ピペットが移動されたか否かを判定するように構成される移動検出サブアセンブリーを含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記移動検出サブアセンブリーは、前記ピペットを含むピペット・アセンブリから、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊とを含む混合アセンブリまで伸びる少なくとも1本のロッドを含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記制御装置は、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊とを回転させるために、モーターを制御することによって、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊とを作動させる。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、モーターによる前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊のうちの一方の回転は、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊のうちの他方の回転を引き起こす。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記ピペットは前記混合装置に取り外し可能に取り付け可能である。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記制御装置は、前記ピペットがキュベットの中にある間、前記ピペットがスピログラフ・パターンで動くように、少なくとも1つの前記非同心状の塊を作動させるように構成されている。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記制御装置は、前記ピペットがキュベットの中にある間、前記ピペットがルーレット・カーブ・パターンで動くように、少なくとも1つの前記非同心状の塊を作動させるように構成されている。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、免疫化学システムのための混合装置は、キュベット内に移動するように構成された攪拌機と、前記撹拌機を第1のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第1の非同心状の塊と、前記撹拌機を第2のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第2の非同心状の塊と、を含み、前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより半径が小さく、前記混合装置は、更に、前記攪拌機を前記キュベット内で前記第1のサーキュラー・パターンと前記第2のサーキュラー・パターンとで同時に動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊とを作動させるように構成された制御装置を含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記攪拌機はピペットを含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記制御装置は、前記攪拌機をスピログラフ・パターンで動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊を作動させるように構成されている。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記制御装置は、前記攪拌機をルーレット・カーブ・パターンで動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊を作動させるように構成されている。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、キュベットの中で常磁性粒子を混ぜる方法は、キュベットにピペットから常磁性粒子を注入することと、前記常磁性粒子を前記キュベットの壁に引きつけるように前記キュベットの外側に磁力を印加することと、前記キュベットの中で第1のサーキュラー・パターンと第2のサーキュラー・パターンで同時に前記ピペットを動かすこととを含み、前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより小さい半径を有する。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記ピペットを動かすことは、第1の非同心状の塊と第2の非同心状の塊を回転させることを含み、前記第1の非同心状の塊が前記ピペットを前記第1のサーキュラー・パターンで動かし、前記第2の非同心状の塊が前記ピペットを前記第2のサーキュラー・パターンで動かす。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記方法は、前記キュベットの中で前記第1のサーキュラー・パターンと前記第2のサーキュラー・パターンで同時に前記ピペットを動かす前に、前記磁力を除去することを含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記キュベットの中で前記第1のパターンと前記第2のパターンで同時に前記ピペットを動かすことにより、前記攪拌機がルーレット・カーブ・パターンで動く。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記キュベットの中で前記第1のパターンと前記第2のパターンで同時に前記ピペットを動かすことにより、前記攪拌機がスピログラフ・パターンで動く。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記キュベットの中で前記ピペットを動かすことは、前記第2のサーキュラー・パターンの反対に前記第1のサーキュラー・パターンで前記ピペットを動かすことを含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、免疫化学システムのための混合装置は、流体をキュベットから吸引する、または、流体をキュベットに分配するように構成されたピペットと、前記ピペットを第1のサーキュラー・パターンで動かすよう構成された第1の非同心状の塊と、前記ピペットを第2のサーキュラー・パターンで動かすよう構成された第2の非同心状の塊とを含み、前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより半径が小さく、前記混合装置は、前記ピペットを前記第1のサーキュラー・パターンと前記第2のサーキュラー・パターンで同時に動かすために、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊を作動させるように構成された制御装置を含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、免疫化学システムのための混合装置は、流体をキュベットから吸引する、または、流体をキュベットに分配するように構成されたピペットと、前記ピペットを移動させるように構成された混合アセンブリと、前記キュベットの中で流体を混ぜるため、または、前記キュベットの中で常磁性粒子のクラスターを分離するために、前記キュベットの中で、ルーレット・カーブ・パターンに従って、前記ピペットを動かすように前記混合アセンブリを制御するように構成された制御装置を含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記混合アセンブリは、前記ピペットを第1のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第1の非同心状の塊と、前記ピペットを第2のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第2の非同心状の塊とを含み、前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより半径が小さく、前記第1のサーキュラー・パターンと前記第2のサーキュラー・パターンでの同時の前記ピペットの動きは、前記ルーレット・カーブ・パターンを生じる。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、混合アセンブリはモーターを含み、前記制御装置は、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊の回転を起こすように前記モーターを制御する。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、免疫化学分析システムは、常磁性粒子の源と、流体の源と、前記常磁性粒子の源からの前記常磁性粒子と、前記流体の源からの前記流体とを受け取るように構成された少なくとも1つのキュベットと、を含み、少なくとも1つのピペットは、(1)前記少なくとも1つのピペットの少なくとも一部が前記少なくとも1つのキュベットの中に位置するように移動するように、および(2)前記常磁性粒子および/または前記流体が前記キュベットの中で混ぜられうるように前記常磁性粒子の源からの前記常磁性粒子と、前記流体の源からの前記流体とのうち少なくとも一方を前記少なくとも1つのキュベットに分配するように構成され、前記免疫化学分析システムは、前記少なくとも1つのピペットの少なくとも一部が前記少なくとも1つのキュベットの中に位置する間に、前記少なくとも1つのピペットを動かすように構成された混合アセンブリと、前記キュベットの中で流体を混ぜるため、または、前記キュベットの中で常磁性粒子のクラスターを分離するために、前記キュベットの中で、ルーレット・カーブ・パターンに従って前記ピペットを動かすように、前記混合アセンブリを制御するように構成された制御装置とを含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、免疫化学分析システムは、常磁性粒子の源と、流体の源と、前記常磁性粒子の源からの前記常磁性粒子と、前記流体の源からの前記流体とを受け取るように構成された少なくとも1つのキュベットと、を含み、少なくとも1つのピペットは、(1)前記少なくとも1つのピペットの少なくとも一部が前記少なくとも1つのキュベットの中に位置するように移動するように、および(2)前記常磁性粒子および/または前記流体が前記キュベットの中で混ぜられうるように前記常磁性粒子の源からの前記常磁性粒子と、前記流体の源からの前記流体とのうち少なくとも一方を前記少なくとも1つのキュベットに分配するように構成され、前記免疫化学分析システムは、前記少なくとも1つのピペットの少なくとも一部が前記少なくとも1つのキュベットの中に位置する間に、前記少なくとも1つのピペットを動かすように構成された混合アセンブリと、前記ピペットが第1のサーキュラー・パターンと第2のサーキュラー・パターンで同時に動くように、前記混合アセンブリを制御するように構成された制御装置とを含み、前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより半径が小さい。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、キュベットの中で常磁性粒子を混ぜる方法は、キュベットにピペットから常磁性粒子を注入することと、前記常磁性粒子を前記キュベットの壁に引きつけるために前記キュベットの外側に磁力を印加することと、前記ピペットが前記キュベットの中で第1のサーキュラー・パターンで動くように第1の非同心状の塊を回転させることと、前記ピペットが前記キュベットの中で第2のサーキュラー・パターンで動くように第2の非同心状の塊を回転させることと、を含み、前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより半径が小さい。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、前記方法は、前記キュベットの中で、ルーレット・カーブ・パターンで前記ピペットを動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊を同時に回転させることを含む。
ここに記述される他のどの実施例と組み合わせて使われても良い別の実施例では、免疫化学システムのための混合装置は、前記キュベットの中で常磁性粒子をかき回すように構成された攪拌機と、前記キュベットの中で、ルーレット・パターンで前記攪拌機を動かすように構成された制御装置とを含む。
実施例では、前記ピペットを含む動くアセンブリ全ての質量の中心は、水平方向のニードル移動で外力が印加されるのと同じ水平面にあり、水平方向のピペットの移動の加速による寄生的なピペットの先端の振動を最小にする。
実施例では、前記ピペットを含むアセンブリの共通の重心は、横方向の混合を速める外力と同じ平面にあり、器具全体の様々な場所の間での混合装置の要求された再配置による寄生的なピペットの振動を除去する。
本開示の実施例は、ここで、添えられた数字に関連して、例としてのみ更に詳細に説明される。
本開示による自動化された免疫化学分析及び試薬システムの実施例の平面図である。 図1中のピペッターとして使われうる、流体分配混合装置の実施例の斜視図である。 図2の流体分配混合装置の内部の構成要素の分解図である。 図2の流体分配混合装置の内部の構成要素の正面の斜視図である。 図2の流体分配混合装置の内部の構成要素の側面図である。 図2の流体分配混合装置の横断面図である。 図2の流体分配混合装置のギア・サブアセンブリーの実施例のアセンブリを示す。 図2の流体分配混合装置のギア・サブアセンブリーの実施例のアセンブリを示す。 図2の流体分配混合装置のギア・サブアセンブリーの実施例のアセンブリを示す。 図2の流体分配混合装置のギア・サブアセンブリーの実施例のアセンブリを示す。 図2の流体分配混合装置のギア・サブアセンブリーの実施例のアセンブリを示す。 図2の流体分配混合装置のギア・サブアセンブリーの実施例のアセンブリを示す。 図2の流体分配混合装置のピペット・アセンブリの実施例の配置を示す。 図2の流体分配混合装置のピペット・アセンブリの実施例の配置を示す。 図2の流体分配混合装置のピペットで作られる混合パターンの実施例の平面図を示す。; 図2の流体分配混合装置の移動探知機の実施例を示す。 図2の流体分配混合装置の移動探知機の実施例を示す。 図2の流体分配混合装置により実行されうる制御方法の実施例を示す。
本開示の実例となるシステムと方法を詳細に記述する前に、本開示が、様々な種類の対象の分析物分子の、特に免疫原と結合する分子の診断検査法を実行する方法と装置に関するものであることは、ここで理解され認識されなければならない。一般に、システムは、液体がキュベットから吸い込まれうるように、洗浄プロセスの間、磁石によって反応キュベットの壁の方へ引っ張られる普通の常磁性粒子、たとえば磁気ビーズまたは微粒子を利用する。常磁性粒子を混ぜるのに有利なシステムと方法が、ここに開示される。本開示が常磁性粒子を利用しない流体分配及び/または混合システムに適用されうることも期待される。
以下で更に詳細に説明されるように、本開示の実例となるシステムと方法を用いると、常磁性粒子は、やがては、患者の血液サンプル内の対象の分析物分子と結合する以上の捕獲試薬で被覆されても良い。実施例では、捕獲分子は、患者の血液サンプル内の抗体などの免疫原結合性分子(分析物)と結合する疫原である。捕獲試薬が常磁性粒子と結合し、キュベットが洗浄プロセスを経た後、患者のサンプルと、必要であれば任意に希釈剤とが、反応キュベット内の粒子に加えられ、インキュベートされても良い。これにより、患者の血液サンプル内の対象の分析物が、常磁性粒子の表面に既に結合した1以上の捕獲試薬と結合することが可能となる。患者サンプルのインキュベート期間の後、余剰な、または結合していないサンプルを取り除くために、ほかの洗浄プロセスが実行されても良い。次に、コンジュゲートと発光の標識がキュベットに加えられても良い。キュベットに加えられた際、コンジュゲートの若干の部分が、インキュベート期間後の常磁性粒子上で捕獲試薬/サンプル複合体と結合すると予想されても良い。それから、粒子は、結合していないコンジュゲートを取り除くために他の洗浄プロセスを経て、次に、発光標識が反応キュベットに加えられて化学発光グロー反応を平衡に達させるために短期間インキュベートされる。平衡に達したあと、サンプルの発光と蛍光の読取り値が、分析を実行するために取得されても良い。
図1は、本開示による自動化された免疫化学分析システム1の実施例の様々な構成要素を示す。自動化された免疫化学システム1は、分析物サンプルを取得しても良く、分析物サンプルが常磁性粒子と結合する環境をつくっても良く、いくつかの洗浄ステップを実行しても良く、そして分析物サンプルの発光信号を定量化および標準化しても良い。このことは、ボルテクサ2と、R1ピペッター4と、反応ローター6と、光学ピペッター8と、光学装置10と、マルチすすぎピペッター12と、試薬ローター14と、シングルすすぎピペッター16と、サンプル・ローター18と、サンプル・ピペッター20と、R2ピペッター22と、混合サブストレート容器24とを利用する自動化されたプロセスによって達成されても良い。
ここに開示される1つの実施例では、自動化された免疫化学システム1のような装置は、捕獲試薬との分析物の反応の前に、分析物サンプルの発光信号を定量化および標準化しても良い。実施例では、自動化された免疫化学システム1は、まず1以上の捕獲試薬、および/または、蛍光で標識化した常磁性粒子またはフルオ・ビーズを、反応ローター6の中にあるキュベット50に分配することから始める。フルオ・ビーズは、最初にボルテクサ2内に位置し、R1ピペッター4によって反応ローター6へ移されても良い。R1ピペッター4は望ましい量のフルオ・ビーズ混合物を吸引し、吸引したフルオ・ビーズ混合物を反応ローター6へ移し、反応ローター6では吸引したフルオ・ビーズ混合物は反応ローター6のキュベット50内に注入されても良い。光学ピペッター8は反応ローター6のキュベット50からテスト・サンプルを吸引し、テスト・サンプルを光学装置10へ移し、光学装置10では、蛍光と発光測定値が記録されても良い。蛍光と発光信号の最初の記録が、サンプルのフルオ・ビーズの初期濃度のベースライン測定値として使われても良い。測定値を記録した後に、複数すすぎピペッター12は、洗浄バッファを用いてキュベット50をすすいでも良い。
分析的サブストレートを準備するために、R1ピペッター4は試薬ローター14から1以上の捕獲試薬を吸引し、反応ローター6のキュベット50に1以上の捕獲試薬を注入しても良い。R1ピペッター4は、反応ローター6で、ボルテクサ2からキュベット50へフルオ・ビーズを移しても良い。インキュベート期間後、シングルすすぎピペッター16は、正確なタイミングで捕獲試薬の結合反応を止めるために、すすぎバッファを注入しても良い。それから、相当な量の懸濁されたフルオ・ビーズは、一定期間にわたって反応ローター6の中で磁石によって局所化されても良い。磁石がキュベット50の中のフルオ・ビーズを十分に局所化した後、マルチすすぎピペッター12は、キュベット50の中で局所化されたフルオ・ビーズの部分を残して、すすぎバッファの部分を吸引し、処分しても良い。マルチすすぎピペッター12は、反応ローター6のキュベット50中に洗浄バッファを注入し始め、フルオ・ビーズを再懸濁させても良い。フルオ・ビーズは、反応ローター6の中で磁石によって再び局所化され、続いてマルチすすぎピペッター12が、反応ローター6のキュベット50から局所化されなかったサンプルの部分を吸引し、捨てても良い。このように、結合していない捕獲試薬が、キュベット50から取り除かれる。
患者のサンプルは、サンプル・ローター18のサンプル・チューブ内に含まれても良い。患者のサンプルは、サンプル希釈剤でさらに部分的に薄められても良い。この時点で、サンプル・ピペッター20は、ここに記述される混合メカニズムを用いて、フルオ・ビーズを再懸濁するために、患者のサンプルの一部を吸引し、反応ローター6のキュベット50に、患者のサンプルを注入しても良い。次に、反応ローター6の患者のサンプルが入っているキュベット50は、患者のサンプルをインキュベートしても良い。ある実施例では、たとえば、インキュベート温度は、約37℃±約0.2℃であって、インキュベート時間は約37.75分±約2分であっても良い。インキュベート後、マルチすすぎピペッター12は、再びフルオ・ビーズを再懸濁するために、すすぎバッファを注入しても良い。他の局所化プロセスは、反応ローター6における磁石の近くにキュベット50内のフルオ・ビーズを十分に集めることによって、反応ローター6が実行する。フルオ・ビーズの局所化後、マルチすすぎピペッター12は、局所化プロセスの間に局所化されなかった反応ローター6のキュベット50の中の流体部分を吸引して、捨てても良い。
それから、多数のすすぎサイクルが、反応ローター6のキュベット50の中のサンプルに実行されても良い。すすぎサイクルは、フルオ・ビーズを再懸濁するためにキュベット50に洗浄バッファを注入するために、マルチすすぎピペッター12を用いて実行されても良い。別の局所化ステップでは、反応ローター6の中の磁石によって、キュベット50の中でフルオ・ビーズを集まらせても良い。約90秒のフルオ・ビーズ収集期間後、マルチすすぎピペッター12は洗浄バッファ部分を吸引して捨て、反応ローター6のキュベット50の中にフルオ・ビーズの相当な部分を残しても良い。それから、別のすすぎサイクルが、マルチすすぎピペッター12を用いてキュベット50に洗浄バッファを再び注入するために起こり、フルオ・ビーズを再懸濁させても良い。別のフルオ・ビーズ局所化プロセスは、残りのサンプルからフルオ・ビーズを局所化するために、反応ローター6の中で磁石を利用しても良い。最後に、マルチすすぎピペッター12は、局所化プロセスによって局所化されなかった一部のサンプルを吸引しても良い。
この時点で、R1ピペッター4は、試薬ローター14の中のコンジュゲート・キュベットに含まれるコンジュゲートを吸引しても良い。次に、R1ピペッター4は、ビーズを再懸濁するために、ここに記述される混合メカニズムを用いて、反応ローター6のキュベット50中に、先に吸引したコンジュゲートを注入しても良い。反応ローター6の時間と温度を制御してキュベット50をインキュベートした後に、マルチすすぎピペッター12は、反応ローター6のキュベット50にすすぎバッファを注入しても良い。別のフルオ・ビーズ局所化サイクルは、反応ローター6の中の磁石に、キュベット50の中のフルオ・ビーズを十分に局所化させることによって実行されても良い。マルチすすぎピペッター12は、局所化サイクル中に局所化されなかったキュベット50内のサンプルの部分を吸引して、捨てても良い。
複数のすすぎサイクルは、反応ローター6のキュベット50内のサンプルに実行されても良い。マルチすすぎピペッター12は、キュベット50内でフルオ・ビーズを再懸濁するために、洗浄バッファを注入しても良い。他のフルオ・ビーズ局所化サイクルは、十分な期間、反応ローター6の磁石の側近くにキュベット50を配置することによって、フルオ・ビーズを局所化しても良い。局所化サイクル後、マルチすすぎピペッター12は、局所化サイクル中に局所化されなかったサンプルの部分を吸引して、捨てても良い。次に、別の洗浄サイクルで、フルオ・ビーズを再懸濁するために、マルチすすぎピペッター12を用いて洗浄バッファを注入することが起きても良い。別の局所化サイクルは、キュベット50中のフルオ・ビーズを局所化するために、反応ローター6の中で磁石を利用しても良い。局所化プロセスの後、マルチすすぎピペッター12は、局所化サイクル中に、局所化されなかったサンプルの部分を吸引して、捨てても良い。
次に、R2ピペッター22は、混合サブストレート容器24からサブストレートまたは混合サブストレート・サンプルを吸引し、ここに記述される混合メカニズムを用いて、ビーズを再懸濁するために、反応ローター6のキュベット50にサブストレートまたは混合サブストレート・サンプルを注入し、混合サブストレート・サンプルでフルオ・ビーズを再懸濁しても良い。次に、サンプルはしばらくの間インキュベートされる。次に、反応ローター6のキュベット50中のサンプルは、光学ピペッター8によって吸引され、光学装置10に配置されても良い。光学装置10が蛍光と発光の光学観察を行った後で、サンプルは捨てられ、マルチすすぎピペッターは次のテストに備えて反応ローター6のキュベット50をすすぐ。
図1に示された自動化された免疫化学分析システム1のような装置で、常磁性粒子またはフルオ・ビーズを使う場合、起こりうる1つの問題は、磁力がキュベット50に印加されて除去された後に、常磁性粒子がキュベット50の側面でクラスターになりうることである。常磁性粒子を分離するために、図1の実施例に示されるR1ピペッター4とサンプル・ピペッター20とR2ピペッター22は、反応ローター6内の1以上のキュベット50内で常磁性粒子を混ぜる、本開示による流体分配混合装置100として構成される。図2~11は、本開示による流体分配混合装置100の実施例を示す。装置100のあらゆる要素が図1に示されているが、単純のために図1から省略されたものもあることを理解すべきである。
図2では、どのように装置100がシステム1のキュベット50にアクセスするように構成されているかの実施例を示すために、反応ローター6の隣に装置100が示される。図示した実施例では、装置100は、ベース106のまわりを回転するロッド104を含み、ピペット108がロッド104及び/または反応ローター6の回転により複数のキュベット50のいずれの上にでも配置されるのを可能にする。一旦望ましいキュベット50の上に配置されると、ロッド104はベース106まで降ろされ、それによりピペット108も、望ましいキュベット50まで降ろされる。次に、正または負の空気圧は、チューブ110(図4と図5)を用いて、流体をピペット108から吸引し、および/または、流体をピペット108に分配するのに用いられても良く、および/または、流体は、ピペット108と流体連通している流体リザーバに配置されている、チューブ110(図4および5)の反対端にある流体リザーバ(図示せず)からキュベット50に届けられても良い。実施例では、チューブ110は、空気および/または流体源に接続している複数のチューブまたは流れ経路を含んでも良い。他の実施例では、ピペット108は、流体を吸引しない、および/または、分配しない撹拌機であっても良い。
図3~図6は、更に詳細に装置100の実施例を示す。図3は装置100の内部の構成要素の分解図(ピペット・アセンブリ400を省略)を示し、図4と図5は部分的にカバー102を取り除いた装置100の組み立てられた構成要素を示し、図6は装置100を通る流れ経路を図示する部分的な断面図を示す。図示した実施例では、装置100は、ベース・アセンブリ200と、モーター・アセンブリ300と、ピペット・アセンブリ400とを含んでも良い。これらのアセンブリの各々と、それらの特定の構成要素は、以下で更に詳細に述べられる。
図示した実施例では、ベース・アセンブリ200は、メイン・ブラケット202と、スリーブ204と、оーリング206(たとえば、内径16mm)と、カバー208と、一対のシャフト210および対応するバネ212と、第2のブラケット214と、磁石216(たとえば、直径3mm、高さ2mm)と、多数のネジ218、220と、止め輪222とを含む。使用中、ベース・アセンブリは、モーター・アセンブリ300とピペット・アセンブリ400を保持するように構成され、流体が様々なキュベット50から吸引されるように、および/または、流体がピペット・アセンブリ400から様々なキュベット50に分配されるように、ロッド104を用いて装置100の回転を可能にするように構成される。ベース・アセンブリ200は、以下で更に詳細に述べられるが、たとえば、もし装置100が、ピペット108がキュベット50の底と接触するように降ろされたならばピペット108が移動されたか否かを決定するために、移動検出サブアセンブリー250も提供する。
図示した実施例では、メイン・ブラケット202は、第1のエンド230と第2のエンド232を含む。メイン・ブラケット202は、第1のエンド230でモーター・アセンブリ300とピペット・アセンブリ400を保持し、様々なキュベット50と一列に整列するためにモーター・アセンブリ300とピペット・アセンブリ400が回転することを可能にするために、第2のエンド232でロッド104に取り付ける。図示した実施例では、スリーブ204はメイン・ブラケット202の第1のエンド230で、第1の開口202aに挿入される。оーリング206はスリーブ204の上部で開口のまわりに配置され、カバー208の開口を通してスリーブ204の対応する開口に通るネジ220を使って、スリーブ204とカバー208との間に挟まれる。当業者は、メイン・ブラケット202、および/または、スリーブ204、および/または、оーリング206、および/または、カバー208を取り付ける他の方法を認識する。
スリーブ204が第1の開口202aに入れられる前に、第2のブラケット214と磁石216がネジ218でスリーブ204に取り付けられる。スリーブ204が第1の開口202aに入れられた際、第2のブラケット214がメイン・ブラケット202の第2の開口202bと一列に並び、メイン・ブラケット202の第3の開口202cに挿入される一対のシャフト210と対応するバネ212と組み合わせて移動検出サブアセンブリー250を作成する。移動検出サブアセンブリー250は、下で更に詳細に論じられる。
図示した実施例では、モーター・アセンブリ300は、混合アダプター302と、流体ラインアダプター304と、混合モーター306と、ガスケット308(たとえば、シリコン)とギア・アセンブリ350とを含む。使用中、モーター・アセンブリ300は、チューブ110を介し、空気圧および/または流体の源と、ピペット・アセンブリ400とを流体連通にし、および/または、キュベット50の中で流体を混ぜるため、および/または、常磁性粒子のクラスターを分離するために、ピペット・アセンブリ400がキュベット50の中で動くのを可能にする。
図示した実施例では、混合アダプター302は、スリーブ204と、оーリング206と、カバー208によってつくられる上部開口236に入れられる。次に、流体ラインアダプター304は、スリーブ204の横の開口238を通して、流体ラインアダプター304と混合アダプター302の間に挟まれるоーリング326(たとえば、シリコン、内径2.2mm、幅1.6mm)と共に、混合アダプター302にネジ330で取り付けられ、流体ラインアダプター304から混合アダプター302の中に伸び、ピペット108(たとえば、図8Bに示される)を通る流体経路340(たとえば、図6に示される)を作る。当業者は、混合アダプター302、および/または、流体ラインアダプター304、および/または、оーリング306を取り付ける他の適当な方法を認識する。混合モーター306は、混合アダプター302の開口302aに入れられて、次に、ガスケット308を受け入れた後で、混合アダプター302とギア・サブアセンブリー350のハウジング310を通してネジ332を締めることによって、混合モーター306は混合アダプター302とギア・アセンブリ350の間に挟まれる。
図4~図6に図示されるように、混合アダプター302への流体ラインアダプター304の取付けは流体経路340を作り、流体経路340は、図8Bおよび図10Bで示すように、ピペット・アセンブリ400が取り付けられた場合、ピペット・アセンブリ400のピペット108を通って伸びる。次に、チューブ110は、ロッド104の中心を通してあり、たとえばコネクタ114を介して、流体ラインアダプター304に取り付けられ、チューブ110を介して正または負の空気圧を起こすように空気源を制御することによって、流体がピペット108から吸引される、および/または、流体をピペット108に分配することを可能とするシステム1の空気源と、ピペット108を流体連通にしている。他の実施例では、流体リザーバからの流体を、ピペット108の外にチューブ110を通して送り込みうるように、および/または、流体リザーバにチューブ110を通してピペット108から吸引されうるように、チューブ110が、流体リザーバ(図示せず)と流体連通するように配置されていても良い。
図7A~図7Fは、モーター・アセンブリ300のギア・サブアセンブリー350の実施例のアセンブリを示す。図示した実施例では、ギア・サブアセンブリー350は、ハウジング310と、一対のフランジ・ボール・ベアリング312(たとえば、内径1.5mm)と、一対のギア314と、第1のボールベアリング316(たとえば、内径15mm、外径21mm)と、第1の非同心状の塊318と、第2の非同心状の塊320と、キャップ322と、第2のボールベアリング324(たとえば、内径17mm、外径23mm)とを含む。
図7Aでは、第1のボールベアリング316は、第1の非同心状の塊318の底318bから、第1の非同心状の塊318に入れられる。図示されるように、第1の非同心状の塊318は、その外周辺部にへこみ318aを含み、第1の非同心状の塊318が回転して、重量のアンバランスを生じさせる。当業者は、第1の非同心状の塊318の重量のアンバランスが、第1の非同心状の塊318の外周辺部をへこませる他に、たとえば、第1の非同心状の塊318が物理的に非同心状で、および/または、非対称的で、および/または、重さが非同心状的および/または非対称的であるように、第1の非同心状の塊318の他の部分を、へこませる、または突き出す、または、他の部分へ、または他の部分から、重さを加えるか引くといった、他の方法で作られうると認識する。言い換えると、第1の非同心状の塊318は、中心から様々に分散される物理的な構造/重量のために、回転中アンバランスを生じさせるという点で、非同心状である。図示した実施例では、へこみ318aは、第1の非同心状の塊318の周辺部の50%未満で作られる。実施例では、第1の非同心状の塊318は、およそ4グラム~8グラム、または、およそ5グラム~7グラム、または、およそ6グラム、または、およそ6.19グラムの質量で、中心軸までの半径が、およそ1mm~2mm、または、およそ1.5mm、または、およそ1.44mmであって、その質量中心は、全体的な混合装置の質量中心の上方、およそ25mm~30mm、または、およそ26mm~28mm、または、およそ27mm~28mm、または、およそ27.5mmに配置される。
図7Bの中で、第1の非同心状の塊318と第1のボールベアリング316は、ハウジング310の上突起310aの周囲に位置するように、ハウジング310上に挿入される。上突起310aの周囲に第1のボールベアリング316を設置することで、第1の非同心状の塊318が自由に上突起310aの周囲を回転することが可能になる。図示されるように、ハウジング310は、混合モーター306が、ハウジング310上に置かれたギア・サブアセンブリー350の構成要素と通じることができるように、ハウジング310を通った開口310bを含む。以下で更に詳細に説明する。
図7Cでは、ギア314の歯314aが第1の非同心状の塊318の対応する歯318aに接触するように、ギア314は突起310aの上面の上に置かれる。実施例では、ベアリング312も、ギア318の動きを容易にするために、ハウジング310とギア318の間に配置される。実施例では、ハウジング310の突起310aの上面は、ギア318の動きを容易にするためにギア318とハウジング310の間の接点を最小にするように、湾曲させても良い。
図7Dでは、混合モーター306が、ギア314と、第1の非同心状の塊318と、第2の非同心状の塊320とを駆動するのを可能にするために、モーター306のシャフト306aが、ハウジング310の開口310bを通って伸びるように、ハウジング310は混合モーター306の上に置かれる。図示した実施例では、ネジ338は、混合モーター306にハウジング310を固定するために、突起310aと、ガスケット308と、混合モーター306を通して配置される。
図7Eでは、第2の非同心状の塊320の下部のギア320aの歯が、ギア314の対応する歯314aに接触するように、第2の非同心状の塊320がシャフト306aの上に配置される。図示されるように、第2の非同心状の塊320は、固体部分320bと開口部分320cを含み、第2の非同心状の塊320が回転して、重量のアンバランスを生じさせる。当業者は、第2の非同心状の塊320の重量のアンバランスが、他の方法で、たとえば、第2の非同心状の塊320が物理的に非同心状で、および/または、非対称的で、および/または、重さが非同心状的および/または非対称的であるように、第2の非同心状の塊320の他の部分を、へこませる、または突き出す、または、他の部分へ、または他の部分から、重さを加えるか引くといった、他の方法で作られうると認識する。言い換えると、第2の非同心状の塊320は、中心から様々に分散される物理的な構造/重量のために、回転中アンバランスを生じさせるという点で、非同心状である。図示した実施例では、上から見た際、固体部分320bは、第2の非同心状の塊320の面積の50%未満を形成し、上から見た際、開口部分320cは、第2の非同心状の塊320の面積の50%超を形成する。実施例では、第2の非同心状の塊320は、およそ3グラム~6グラム、または、およそ4グラム~5グラム、または、およそ4.5グラム、または、およそ4.54グラムの質量で、中心軸までの半径が、およそ1mm~4mm、または、およそ2mm~3mm、または、およそ2.5mm、または、およそ2.52mmであって、その質量中心は、全体的な混合装置の質量中心の上方、およそ31mm~36mm、または、およそ32mm~35mm、または、およそ33mm~34mm、または、およそ33.5mm、または、およそ33.45mmに配置される。
図7Fでは、第2のボールベアリング324が第2の非同心状の塊320の周囲に配置され、次に、キャップ322が、キャップ322と第2の非同心状の塊320の間に第2のボールベアリング324が位置するようにハウジング310の上に置かれ、第2の非同心状の塊320がキャップ322に関して自由に回転するのを可能にする。そして、キャップ322は、たとえばネジ334を使って、ハウジング310に固定されても良い。キャップ322は上面なしで示されるが、キャップ322がその中のギア・サブアセンブリー350の構成要素を収容するために上面も含んでも良いことを理解すべきだ。実施例では、第2のボールベアリング324は、たとえば、ピペット静電容量変化を観測することによって、ピペットチップが空気-液体面を横切る瞬間を検出する目的で、キャップ322と第2の非同心状の塊320の間の電気的分離を提供するために、セラミック材料で形成されても良い。第2のボールベアリング324を電気的に絶縁することは、回転する塊による固有の静電容量変化が、液体の平面横切り探知器を混乱させるのを防止する。
図8Aはピペット・アセンブリ400の実施例を示す一方、図8Bはベース・アセンブリ200のスリーブ204内に位置するピペット・アセンブリ400を示す。図示した実施例では、ピペット・アセンブリ400は、止め404を有する細長ボディ402と、оーリング406と、係合機構408と、スレッド410とを含み、ピペット・アセンブリ400から伸びるピペット108も含む。使用中、ピペット・アセンブリ400は、流体の様々なキュベット50への分配、および/または、流体の様々なキュベット50からの吸引のために、および/または、一旦分配/吸引されたキュベットの中で流体を混ぜるために、ベース・アセンブリ200とモーター・アセンブリ300に取り外し可能に取り付けられる。
図示した実施例では、スレッド410がスリーブ204の中の対応するスレッドに装着された際のスナップフィットを可能にするために、細長ボディ402の係合機構408は、スリーブ204の対応する係合機構204aと一列に整列する。係合機構408および/またはスレッド410の使用は、必要に応じて、新しい、または異なるピペット・アセンブリ400とのピペット・アセンブリ400のシンプルな取り外しと交換を可能にする。図示した実施例では、係合機構408は係合機構204aの突起と一列に整列する、へこみを含む。しかし、当業者は係合機構408が突起を含み、係合機構204aが、へこみを含んでも良く、および/または、他の係合機構が使用されても良い、と理解するだろう。止め404は、ピペット・アセンブリ400が、あまりに深く、スリーブ204に装着されるか、さもなければ挿入されるのを防ぐのにも用いられても良い。
ピペット・アセンブリ400がベース・アセンブリ200とモーター・アセンブリ300に取り付けられた場合、ギア・サブアセンブリー350は、キュベット中の磁気粒子のクラスターを分離するように、ピペット108に、キュベット50の中で流体と磁気粒子を混ぜさせるのに用いられても良い。図示されるように、たとえば、図7A~7Eで、第1の非同心状の塊320を、モーター回転と同じ方向で回転させるために、シャフト306aは、混合モーター306によって回転させられても良い。塊320がモーター306で回転を引き起こされた場合、下部のギア320aの歯が対応するギア314の歯314aに接触して、ギア314の反対方向への回転を引き起こしている状態で、第2の非同心状の塊320の下部のギア320aは同様に、モーター305の回転方向と同じ方向で回転する。この動きは、第1の非同心状の塊318を、モーターおよび第2の非同心状の塊320の回転と反対方向に回転させる。なぜなら、ギア314の歯314aが、回転する塊318の内側から第2の非同心状の塊318の対応する歯318aに接触するからである。
第1の非同心状の塊318と第2の非同心状の塊320がアンバランスな塊なので、これらの非同心状の塊318、320の回転は、ピペット108をキュベット内の磁気粒子のクラスターを分離するようにキュベット50の中で動かす。特に、これらの非同心状の塊318、320の回転は、たとえば図9で示されるように、ピペット108をキュベット50の中で、2本の異なる円形軌道で同時に動かす(たとえば、上から見られるときスピログラフ・パターンまたはルーレット・カーブ・パターン60をつくる)。つまり、第1の非同心状の塊318がピペット108を第1のサーキュラー・パターンで動かし、第2非同心状の塊320がピペット108を第2のサーキュラー・パターンで動かし、図9に示されたスピログラフ・パターンまたはルーレット・カーブ・パターン60をつくる、第1のサーキュラー・パターンおよび第2のサーキュラー・パターンのうちの一方は、第1のサーキュラー・パターンおよび第2のサーキュラー・パターンのうちの他方より、小さい、または大きい半径である。図示した実施例では、第1の非同心状の塊318によって形成される第1のサーキュラー・パターンは、より大きい半径を有し、第2の非同心状の塊320によって形成される第2のサーキュラー・パターンはより小さい半径を有す。図示されるように、このパターンは、通常キュベット50内の中心におかれるピペット108に、壁に存在する常磁性粒子のクラスターを分離するために、キュベットの壁の方へ、外向きに掃除させる。より多い回数で回転している第2の非同心状の塊320からの反動は、第2のサーキュラー・パターンにピペット先端の動きを生じさせる。第2のサーキュラー・パターンの仮想的な中心は、第1の非同心状の塊318の回転からの慣性の反動のため、より大きい半径を有する第1のサーキュラー・パターンに沿って、より少ない回数で反対方向に回転している。両方のパターンの累積的な回転角度は、十分大きい相互に主要な分子と分母を有する有理数にマッチする、これらの角度の一定の比率を維持している歯付きギアに同期する。記述した比率の選択により、非同期する回転角度で起こる再生産不能運動軌道の代わりの軌道をもたらす、スピログラフ・パターンを生み出す第1のサーキュラー・パターンを通して、第2のサーキュラー・パターンで多く掃除することが確実となる。2つのサーキュラー・パターンに沿った逆方向の回転が、液体の各々新しい部分が、キュベット50の外壁へ向かうように、ピペット108(または他の撹拌機)によって掃除される。前述した液体部分の掃除は、前もってかき回されていない液体をピペット108の動きにさらしている第1のサーキュラー・パターン軌道上に、第2のサーキュラー・パターン上の次の軌道をシフトすることによって、引き起こされる。代わりに、同じ回転方向が使われるならば、新しい液体部分は、キュベット50の中心に向かって掃除され、粒子をキュベット50の外壁から移動させる効率を減らす。
図6にさらに図示されるように、たとえば、oーリング206はベース・アセンブリ200と混合アセンブリ300の間で弾性インターフェースを提供し、非同心状の塊318、320がピペット108の移動をするのを可能にする。つまり、oーリング206は、ベース・アセンブリ200と混合アセンブリ300の間で2つの自由度を許容する。これらの自由度は、互いに直交する2本の水平軸に対する、混合アセンブリ300の軸の傾きと一致する。ベース・アセンブリ200に対する混合アセンブリ300の垂直回転と、混合アセンブリ300に対するベース・アセンブリ200の線形運動は、完全に制限される。
実施例では、第1の非同心状の塊と第2の非同心状の塊のうち、より速い回転の塊と、第1の非同心状の塊と第2の非同心状の塊のうち、より遅い回転の塊との間の回転角度/回数比率は、およそ4:1と6:1の間に、または、およそ4.5:1から5:1まで、または、およそ34:7と4.86:1の間でなければならない。そのような比率を保つことは、互いから、ピペット108の先端の半径距離より短い距離で留まる軌道ループによって、キュベット50の水平横断面をおおう十分密度が高いスピログラフ・パターン/ルーレット・パターンを生み出すのに有利である。この特性は、ピペット108の先端が徐々に第1のサーキュラー・パターン動作および第2のサーキュラー・パターン動作で動く間に、液体を飛び散らすことなく、液体のかたまりから細いスライスを取ることによって、ピペット108の先端で液体をかき乱す際に有利である。
図10Aおよび図10Bは、第2のブラケット214と、磁石216と、シャフト210と、バネ212と、磁石探知器252とを含んでいる移動検出サブアセンブリー250の例を示す。使用中、モーター・アセンブリ300の起動前または起動中か起動後に、移動検出アセンブリ250は、ピペット108が移動される際、たとえば、もし装置100が、ピペット108がキュベット50の底に接触するように下げられたら、検出するように構成される。
図示した実施例では、各々のシャフト210は、先端210aがスリーブ204の対応する開口204c内に伸びるように、そして、先端210aがスリーブ204の表面に接するように、メイン・ブラケット202の第3の開口202cを通して、スリーブ204の対応する開口204c内に伸びるように配置される。バネ212はシャフト210のまわりに配置され、流体アセンブリ400の上へ、下向きの力を提供するように圧縮される。バネ212は、たとえば、リング222を保持しながら固定されても良い。同時に、第2のブラケット214は、対応する磁石探知器252に隣接して、磁石216を配置する。
不整列または動きの失敗が生じた場合に、ピペット108がキュベット50の底または他の水平面と接触するように装置100が降ろされたならば、ピペット108は上向きにスリーブ204に押しつけられる。アセンブリ全体(たとえば図3、230は除く)は、重力とバネ212の力に対し上向きに押しつけられる。スリーブ204aが上向きに動く場合、それに取り付けられた第2のブラケット214も上向きに動き、磁石探知器252に隣接している磁石を移動させ、それにより、磁石探知器252が移動を示す信号を起こすことになる。図示した実施例では、磁石216が使われるが、当業者は他のタイプの近接センサーが使用されても良いと認識すべきである。
実施例では、自動化された免疫化学システム1および/または装置100は、ピペット108に、流体を吸引/分配させ、キュベット50の中で流体と常磁性粒子を混ぜるために振動させる制御装置も含みうる。制御装置は、自動化された免疫化学システム1および/または装置100に添えてあっても良く、または自動化された免疫化学システム1および/または装置100の一部であっても良く、または制御装置は、離れて存在し、無線または有線のデータ接続を介して、自動化された免疫化学システム1および/または装置100と通信しても良い。制御装置はプロセッサーとメモリを含む回路112を含んでも良く、制御装置は非一時的なコンピュータで読取り可能な媒体を含んでも良い。
図11は、自動化された免疫化学システム1で装置100を使う制御方法500を示す。制御方法500は、制御装置で自動的に実行されても良く、制御装置は、制御方法500のステップ、および/または、ユーザーから入った指示に従って、装置100とその個々の要素の動きを制御しても良い。実施例では、制御装置は、自動化された免疫化学システム1のローターの中に保存されている流体と常磁性粒子との位置を有するデータベースを含んでも良く、制御装置は、装置100に、ユーザーによって行われている分析の種類に従い、その位置にピペット108を回転して移動させうる。制御装置は、ピペット108を振動させるために混合モーター306に供給される電圧をコントロールしても良く、流体サンプルを吸引/分配するためにチューブ110を通して送られる空気圧および/または流体を制御しても良い。
実施例では、制御方法500は、常磁性粒子がキュベットの中で既に分配された後、そして、常磁性粒子をクラスターにさせる磁力がキュベット50に印加されて、除去された後に始められる。たとえば、R1ピペッター4はキュベット50内に常磁性粒子を分配しても良い。次に磁力がキュベット50に印加され、それから除去されても良い。次に、制御方法500は、上述のR1ピペッター4または他のピペッターのどれででも、キュベット50に他の流体を分配することによって実行されうる。他の実施例では、ピペット108は制御方法500に従って、常磁性粒子を分配して混ぜても良い。たとえば、R1ピペッター4は、磁力がキュベット50に印可され、および/または、磁力がキュベット50から除去される前か後に、キュベット50に常磁性粒子を分配しても良く、次にR1ピペッター4が常磁性粒子を混ぜても良い。
制御方法500のステップ502で、反応ローター14の中のキュベット50が、流体/メディアを出すために選択される。選択はユーザーによってなされても良く、または、制御装置によって自動的になされても良い。実施例では、ユーザーは、単にユーザ・インタフェースを介して患者のサンプルに対して行われるべき望ましい分析を選んでも良く、そして、制御装置は、選ばれた分析に基づいて、および/または、利用できるキュベット50に基づいて、適切なキュベットを選んでも良い。
任意で、ステップ504で、制御装置は、たとえば、流体/メディアをピペット108内に引き入れるために負の空気圧をチューブ110に加えることによって、ピペット108に、自動化された免疫化学システム1のローターから、流体/メディアを吸引させても良い。流体は、たとえば、患者のサンプル、または、捕獲試薬、または、すすぎバッファであっても良い。メディアは、たとえば、常磁性粒子であっても良い。たとえば、サンプル・ピペッター20が装置100を含む実施例では、次に患者のサンプルがキュベット50に注入されうるように、ピペット108はサンプル・ローター18から患者のサンプルを吸引しても良い。
ステップ506で、ピペット108は選ばれたキュベット50の上に配置される。図示した実施例にみられるように、選ばれたキュベット50の上に配置されるように、ピペット108を回転および/または移動させることによって、または、ピペット108の下に配置されるように、キュベット50を回転および/または移動させることによって、または、ピペット108とキュベット50の両方とも回転および/または移動させることによって、位置決めが成し遂げられても良い。回転と移動は、制御装置で自動的に制御されても良い。図示した実施例では、反応ローター14がピペット108の近くにキュベット50を配置するために回転する一方、ロッド104は反応ローター14の上の様々な位置に配置されるべきピペット108を回転させるためにベース106のまわりを回転する。
ステップ508で、ピペット108の先端は、キュベット50内に配置される。キュベット50内へのピペット108の配置は、ピペット108を下げること、および/または、キュベット50を上げることによって成し遂げられても良い。図示した実施例では、キュベット50は一度ピペット108の下に配置されて動かないままで、ピペット108はキュベット50まで降ろされる。図示した実施例では、ロッド104は、ピペット108を上下に移動させるために、ベース106に関して上下に移動される。他の実施例では、装置100は、残りの装置100が動かないままの間、キュベット50までピペット108を降ろすモーターを備える移動アセンブリを含んでも良い。
ステップ510で、流体/メディアは、ピペット108からキュベット50内に分配される。流体/メディアは、たとえば、制御装置が正の空気圧をチューブ110によって加えさせることによって、または、制御装置が液体をチューブ110によって流体リザーバから運ばせることによって、分配されうる。実施例では、キュベット50には、この時点で常磁性粒子が既に入っていて、常磁性粒子は、常磁性粒子をキュベット50の中でクラスターにさせた磁力を既にかけられている。たとえば、サンプル・ピペッター20が装置100を含む実施例では、ピペット108は、サンプル・ローター18から患者のサンプルをキュベット50内に注入しても良い。サンプルR1ピペッター4および/またはR2ピペッター22が装置100を含む他の実施例では、ピペット108はキュベット50に捕獲試薬を注入しても良い。他の実施例では、ピペット108はキュベット50に常磁性粒子を注入して、次にキュベット50の中で常磁性粒子を混ぜ、または、ピペット108はキュベット50にすすぎバッファを注入し、または、ピペット108の外面とのサンプルの接触を最小にするために垂直に動いてピペット108は流体を注入して混ぜる。
ステップ512では、ピペット108の少なくとも一部がキュベット50内に位置する流体/メディアの表面下で水に入れられるように、ピペット108はキュベット50の中に残る。次に、制御装置は、混合モーター306を起動して、シャフト306aに、下のギア320aの歯がギア314の対応する歯314aと接触している状態で、第1の方向で第2の非同心状の塊320を回転させ、ギア314に第1の方向と反対の第2の方向で回転させる。ギア314の歯314aが第1の非同心状の塊318の対応する歯318aに接触しているので、それによって、第1の非同心状の塊318を第1の方向に回転させる。その際に、制御装置は、第1の非同心状の塊318と第2の非同心状の塊320の両方に、壁に寄りかかって存在する常磁性粒子の密集したクラスターを分離するために、キュベット50の壁の方へ外向きに掃除するように、キュベット50の中で2本の異なる円形軌道で同時にピペット108を動かす(たとえば、上から見た場合、スピログラフ・パターンまたはルーレット・カーブ・パターン60をつくる)。
ステップ514では、ピペット108はキュベット50から取り除かれる。キュベット50からのピペット108の取り除きは、ピペット108を引き上げること、および/または、キュベット50を降ろすことによって、成し遂げても良い。図示した実施例では、キュベット50が静止したままで、ピペット62はベース106に関して上へロッド104を移動させることによってキュベット50から上げても良い。他の実施例では、残りの装置100が静止したままの間に、移動アセンブリが、キュベット50からピペット108を上げても良い。
本開示はキュベットの中でのピペットの分配/吸引の移動に関するものであるが、本開示がピペットの他に撹拌機に適用されうることを理解すべきだ。たとえば、壁に寄りかかって存在する常磁性粒子のクラスターを分離するために、キュベットの壁の方へ外向きに掃除するように、キュベットの中で2本の異なる円形軌道で同時に動かす(たとえば、上から見た場合、スピログラフ・パターンまたはルーレット・カーブをつくる)ために、液体を吸引または分配しない撹拌機を動かすのに、混合アセンブリ300が代わりに使用されても良い。
ここに記述される現在のところ好ましい実施例への様々な変更および改良が当業者にとって明白だろうことを理解すべきだ。そのような変更および改良は、本主題の精神と範囲から逸脱することなく、そして、その意図された利点を減らすことなくなされうる。従って、このような変更および改良が、添付した請求項によりカバーされるように意図している。
特に明記しない限り、明細書と請求項で使用されている、構成要素の数と、分子量のような特質と、反応条件などを表現する全ての数は、「およそ」という語によって全ての例で修正されると理解されるべきである。したがって、特に明記しない限り、以下の明細書と添付の請求項で述べられる数のパラメータは、本開示によって得られようとする望ましい特質によって異なっても良い近似値である。最低限、請求項の範囲に等価の理論の出願を制限する試みではなく、各々の数のパラメータは、少なくとも、報告された意義深い数字の数を考慮して、そして、通常の丸め技術を適用することによって、解釈されなければならない。開示の幅広い範囲を述べている数の範囲とパラメータは近似値であるにもかかわらず、特定の例で述べられる数値はできるだけ正確に報告されている。しかし、どんな数値でも、必然的に、それらのそれぞれのテスト測定でたどり着いた標準偏差から生じている特定のエラーを本質的に含む。
開示の文脈(特に以下の請求項の文脈)で使われる言葉「a」と「an」と「the」と類似した指示物は、ここに示されるか、文脈によって明らかに否定されない限り、単数と複数の両方をカバーするものとされるべきである。ここでの値の範囲の説明は、単に、範囲の中に入る各々別々の値に、それぞれ言及する簡略な言い回しとして用いられることを目的とする。ここに示されない限り、まるでここで個々に列挙されたように、各々の個体値は明細書に取り込まれる。ここに示されない限り、または文脈によって明らかに否定されない限り、ここに記述されたすべての方法は、どんな適当な順序ででも実行されうる。すべての例、またはここに提供されている典型的な言葉(たとえば「たとえば」)の使用は、単に、よりよく開示を明らかにすることのみを目的として、開示さもなければ請求項の範囲に対する限定を示すわけではない。明細書のどの言葉も、開示の実行にクレームされていない要素が必要不可欠であることを示すものとして解釈されるべきでない。
開示は、選択肢だけと「および/または」に言及する定義をサポートするが、明白に、選択肢だけ、または選択肢が相互に排他的であるという言及が示されない限り、請求項の「または」という語の使用は、「および/または」を意味するのに用いられる。
選択要素のグループまたはここに開示される実施例は、限定として解釈されるべきではない。各々のグループの要素が言及されても良く、そして、各々のグループの要素が、個々に、または、グループの他の要素またはここで見られる他の要素とのどんな組合せででもクレームされても良い。グループの1以上の要素が、便宜上の理由および/または特許可能性の理由で、グループに含まれたり、または、削除されたりするかもしれないことが予想される。そのような包含または削除が起こる場合、明細書は、ここで、添付の請求項で使用された全てのマーカッシュ・グループの記載を実行する、このように修正されたグループを含むと考えられている。
本開示の望ましい実施例はここに記述され、本開示を実行するのに、発明者に知られているベストモードを含む。もちろん、それらの望ましい実施例に関するバリエーションは、前述の記載を読むと、即座に、当業者にとって明らかになる。発明者は、当業者がそのようなバリエーションを必要に応じて使用することを予期し、発明者は、特にここに記述されるより、開示が別な方法で実行されることを意図している。したがって、この開示は、適用法令によって許可されているように、添付の請求項で述べられている主題の全ての修正と等価物を含む。さらに、そのすべての可能性があるバリエーションで、上記要素のどんな組合せでも、ここに明記されない限り、または、文脈によって明らかに否定されない限り、開示に含まれている。
ここに開示される具体的な実施例は、言語の、で構成される、または、で基本的に構成される、を使用して、請求項においてさらに限定されても良い。補正ごとに提出されるか加えられるかにかかわらず、請求項で使われた場合、切り換えの言葉「で構成される」は、請求項で指定されていない、どんな要素も、または、ステップも、または成分も除外する。切り換えの言葉「基本的に構成される」は、指定された材料またはステップと、基本的で新しい特徴に物質的に影響を及ぼさないものに、請求項の範囲を限定する。クレームされる開示の実施例は、ここに、本質的に、または、はっきりと記述されて可能にされる。
さらに、ここに明らかにされた開示の実施例が、本開示の原則の実例となることを理解すべきである。使用されるかもしれない他の修正は、開示の範囲内である。このように、限定ではなく例として、本開示の他の構成は、この中の教えに従って利用されても良い。したがって、本開示は、示されて記述されたままのものに限定されない。
(付記1)
免疫化学システムのための混合装置であって、
流体および/または常磁性粒子をキュベットから吸引する、または、流体および/または常磁性粒子をキュベットに分配するように構成されたピペットと、
前記ピペットを混合動作で動かすよう構成された少なくとも1つの非同心状の塊と、
前記キュベットの中で前記流体および/または常磁性粒子を混ぜるために前記ピペットが前記キュベットの中にある間、前記少なくとも1つの非同心状の塊を作動させるように構成された制御装置と、
を含む混合装置。
(付記2)
前記少なくとも1つの非同心状の塊は、
前記ピペットを第1のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第1の非同心状の塊と、
前記ピペットを第2のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第2の非同心状の塊と、
を含み、
前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより半径が大きく、
前記制御装置は、前記ピペットを前記第1のサーキュラー・パターンと前記第2のサーキュラー・パターンとで同時に動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊とを作動させるように構成された、
付記1に記載の混合装置。
(付記3)
前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊のうちの一方の回転は、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊のうち他方の回転を引き起こす付記2に記載の混合装置。
(付記4)
前記第1の非同心状の塊と、前記第2の非同心状の塊は、反対方向に回転する付記2に記載の混合装置。
(付記5)
前記第1の非同心状の塊と、前記第2の非同心状の塊は、同軸周りを回転する付記2に記載の混合装置。
(付記6)
前記少なくとも1つの非同心状の塊は、物理的に非同心状であり、回転時にアンバランスな重量を生み出す付記1に記載の混合装置。
(付記7)
前記少なくとも1つの非同心状の塊は、外周部にへこみを含む付記1に記載の混合装置。
(付記8)
前記少なくとも1つの非同心状の塊は、固形部分と開放部分とを含む付記1に記載の混合装置。
(付記9)
前記少なくとも1つの非同心状の塊は、非同心状に加重されて、回転時にアンバランスな重量を生み出す付記1に記載の混合装置。
(付記10)
前記ピペットが移動されたか否かを判定するように構成された移動検出サブアセンブリーを含む付記1に記載の混合装置。
(付記11)
免疫化学システムのための混合装置であって、
キュベット内に移動するように構成された攪拌機と、
前記撹拌機を第1のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第1の非同心状の塊と、
前記撹拌機を第2のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第2の非同心状の塊と、
を含み、
前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより半径が小さく、
前記混合装置は、更に、
前記攪拌機を前記キュベット内で前記第1のサーキュラー・パターンと前記第2のサーキュラー・パターンとで同時に動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊とを作動させるように構成された制御装置、
を含む混合装置。
(付記12)
前記攪拌機はピペットを含む付記11に記載の混合装置。
(付記13)
前記制御装置は、前記攪拌機をスピログラフ・パターンで動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊を作動させるように構成された付記11に記載の混合装置。
(付記14)
前記制御装置は、前記攪拌機をルーレット・カーブ・パターンで動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊を作動させるように構成された付記11に記載の混合装置。
(付記15)
キュベットの中で常磁性粒子を混ぜる方法であって、
キュベットにピペットから常磁性粒子を注入することと、
前記常磁性粒子を前記キュベットの壁に引きつけるように前記キュベットの外側に磁力を印加することと、
前記キュベットの中で第1のサーキュラー・パターンと第2のサーキュラー・パターンで同時に前記ピペットを動かすことと、
含み、
前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより大きい半径を有する、
方法。
(付記16)
前記ピペットを動かすことは、第1の非同心状の塊と第2の非同心状の塊を回転させることを含み、
前記第1の非同心状の塊が前記ピペットを前記第1のサーキュラー・パターンで動かし、
前記第2の非同心状の塊が前記ピペットを前記第2のサーキュラー・パターンで動かす、
付記15に記載の方法。
(付記17)
前記キュベットの中で前記第1のサーキュラー・パターンと前記第2のサーキュラー・パターンで同時に前記ピペットを動かす前に、前記磁力を除去することを含む付記15に記載の方法。
(付記18)
前記キュベットの中で前記第1のパターンと前記第2のパターンで同時に前記ピペットを動かすことにより、前記攪拌機がルーレット・カーブ・パターンで動く付記15に記載の方法。
(付記19)
前記キュベットの中で前記第1のパターンと前記第2のパターンで同時に前記ピペットを動かすことにより、前記攪拌機がスピログラフ・パターンで動く付記15に記載の方法。
(付記20)
前記キュベットの中で前記ピペットを動かすことは、前記第2のサーキュラー・パターンの反対に前記第1のサーキュラー・パターンで前記ピペットを動かすことを含む付記15に記載の方法。

Claims (20)

  1. 免疫化学システムのための混合装置であって、
    流体および/または常磁性粒子をキュベットから吸引する、または、流体および/または常磁性粒子をキュベットに分配するように構成されたピペットと、
    前記ピペットを混合動作で動かすよう構成された少なくとも1つの非同心状の塊と、
    前記キュベットの中で前記流体および/または常磁性粒子を混ぜるために前記ピペットが前記キュベットの中にある間、前記少なくとも1つの非同心状の塊を作動させるように構成された制御装置と、
    を含む混合装置。
  2. 前記少なくとも1つの非同心状の塊は、
    前記ピペットを第1のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第1の非同心状の塊と、
    前記ピペットを第2のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第2の非同心状の塊と、
    を含み、
    前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより半径が大きく、
    前記制御装置は、前記ピペットを前記第1のサーキュラー・パターンと前記第2のサーキュラー・パターンとで同時に動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊とを作動させるように構成された、
    請求項1に記載の混合装置。
  3. 前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊のうちの一方の回転は、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊のうち他方の回転を引き起こす請求項2に記載の混合装置。
  4. 前記第1の非同心状の塊と、前記第2の非同心状の塊は、反対方向に回転する請求項2に記載の混合装置。
  5. 前記第1の非同心状の塊と、前記第2の非同心状の塊は、同軸周りを回転する請求項2に記載の混合装置。
  6. 前記少なくとも1つの非同心状の塊は、物理的に非同心状であり、回転時にアンバランスな重量を生み出す請求項1に記載の混合装置。
  7. 前記少なくとも1つの非同心状の塊は、外周部にへこみを含む請求項1に記載の混合装置。
  8. 前記少なくとも1つの非同心状の塊は、固形部分と開放部分とを含む請求項1に記載の混合装置。
  9. 前記少なくとも1つの非同心状の塊は、非同心状に加重されて、回転時にアンバランスな重量を生み出す請求項1に記載の混合装置。
  10. 前記ピペットが移動されたか否かを判定するように構成された移動検出サブアセンブリーを含む請求項1に記載の混合装置。
  11. 免疫化学システムのための混合装置であって、
    キュベット内に移動するように構成された攪拌機と、
    前記撹拌機を第1のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第1の非同心状の塊と、
    前記撹拌機を第2のサーキュラー・パターンで動かすように構成された第2の非同心状の塊と、
    を含み、
    前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより半径が小さく、
    前記混合装置は、更に、
    前記攪拌機を前記キュベット内で前記第1のサーキュラー・パターンと前記第2のサーキュラー・パターンとで同時に動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊とを作動させるように構成された制御装置、
    を含む混合装置。
  12. 前記攪拌機はピペットを含む請求項11に記載の混合装置。
  13. 前記制御装置は、前記攪拌機をスピログラフ・パターンで動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊を作動させるように構成された請求項11に記載の混合装置。
  14. 前記制御装置は、前記攪拌機をルーレット・カーブ・パターンで動かすように、前記第1の非同心状の塊と前記第2の非同心状の塊を作動させるように構成された請求項11に記載の混合装置。
  15. キュベットの中で常磁性粒子を混ぜる方法であって、
    キュベットにピペットから常磁性粒子を注入することと、
    前記常磁性粒子を前記キュベットの壁に引きつけるように前記キュベットの外側に磁力を印加することと、
    前記キュベットの中で第1のサーキュラー・パターンと第2のサーキュラー・パターンで同時に前記ピペットを動かすことと、
    含み、
    前記第2のサーキュラー・パターンは前記第1のサーキュラー・パターンより大きい半径を有する、
    方法。
  16. 前記ピペットを動かすことは、第1の非同心状の塊と第2の非同心状の塊を回転させることを含み、
    前記第1の非同心状の塊が前記ピペットを前記第1のサーキュラー・パターンで動かし、
    前記第2の非同心状の塊が前記ピペットを前記第2のサーキュラー・パターンで動かす、
    請求項15に記載の方法。
  17. 前記キュベットの中で前記第1のサーキュラー・パターンと前記第2のサーキュラー・パターンで同時に前記ピペットを動かす前に、前記磁力を除去することを含む請求項15に記載の方法。
  18. 前記キュベットの中で前記第1のパターンと前記第2のパターンで同時に前記ピペットを動かすことにより、前記攪拌機がルーレット・カーブ・パターンで動く請求項15に記載の方法。
  19. 前記キュベットの中で前記第1のパターンと前記第2のパターンで同時に前記ピペットを動かすことにより、前記攪拌機がスピログラフ・パターンで動く請求項15に記載の方法。
  20. 前記キュベットの中で前記ピペットを動かすことは、前記第2のサーキュラー・パターンの反対に前記第1のサーキュラー・パターンで前記ピペットを動かすことを含む請求項15に記載の方法。
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