JP2002162367A - 表面検査装置および方法 - Google Patents

表面検査装置および方法

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JP2002162367A JP2000369814A JP2000369814A JP2002162367A JP 2002162367 A JP2002162367 A JP 2002162367A JP 2000369814 A JP2000369814 A JP 2000369814A JP 2000369814 A JP2000369814 A JP 2000369814A JP 2002162367 A JP2002162367 A JP 2002162367A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路パターン層が多層形成されてなるウエハ
の表面検査に際して、検査対象がいずれのパターン層で
あるかを判断できるようにする。 【解決手段】 周期的繰り返しパターンを有するウエハ
1の表面に検査用照明光を照射する照明光学系10と、
ウエハ1からの回折光を集光する集光光学系20と、集
光光学系20により集光された回折光をCCD撮像素子
31に受けてウエハ1の像を検出するCCDカメラ30
と、CCDカメラの画像信号の検査を行う画像処理検査
装置35とを有する。画像処理検査装置35において
は、複数のパターン層が形成される度にウエハ1の表面
像を撮像して各パターンの形成段階毎の最適測定条件を
求め、撮像装置により撮像された任意のウエハの画像が
いずれのパターン層のものであるかをこの最適測定条件
に基づいて判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップ、液晶
表示パネル等の製造工程においてウエハ等の被検物体の
表面検査を行うための装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ICチップや液晶表示素子パネルは、ウ
エハ表面に種々の異なる回路パターンを何層にも積み重
ねて構成されている。このような回路パターンは、フォ
トリソグラフィー工程等を用いてウエハ上に一層ずつ積
み重ねるようにして形成される。
【0003】ICチップを例にとると、まず、ウエハ
(基板)の表面に形成された酸化膜の上にレジストを薄
い層状に塗布し、露光装置によりレチクルの回路パター
ンをこのレジスト層上に露光する。次に、現像処理を行
って露光されたレジストを除去し、レチクルの回路パタ
ーンと同一形状(もしくは縮小された相似形状)のレジ
スト層からなるパターンを形成する。その後、エッチン
グ処理を行って露出する酸化膜を除去した後、残りのレ
ジスト層を除去すると、ウエハの表面には酸化膜層の回
路パターンが形成される。この酸化膜層の回路パターン
に対してドーピング処理等を行い、ダイオード等の素子
を形成する。製造されるICの種類によっても異なる
が、通常は上記のような所定の回路パターン層を形成す
る工程が何度も繰り返され、その結果、ウエハの上に複
数の回路パターンが何層にも重ねられる。
【0004】このようにしてウエハ上に回路パターンを
多層に重ねるときに、各層毎に形成された回路パターン
に欠陥、異常等が発生していないか否かについての表面
検査が行われる。この検査は、例えば、レジスト層によ
る回路パターンが形成された時点で行われる。この検査
において欠陥、異常等が発見されたときには、レジスト
が剥離されて、再びレジスト層の塗布および露光が行わ
れ、この回路パターン層の再生処理が行われる。
【0005】以上のように、回路パターンをウエハ上に
多層に重ねてICチップ等が作られるときに、各回路パ
ターンに欠陥、異常等が発生したのではICチップ等が
不良品となってしまう。そのため、このような欠陥、異
常等の検査、すなわち、ウエハの表面検査が重要であ
る。
【0006】また、レジストの現像処理段階で見つかっ
た欠陥については、レジストを除去して再度レジスト塗
布工程からやり直して再生処理をすることが可能であ
る。しかしながら、エッチング処理が行われて酸化層等
に回路パターンが形成された段階では、欠陥、異常等が
発見されてもこの部分は再生処理不可能である。このよ
うに、レジストの現像処理段階での表面検査で見つかっ
た表面欠陥についてのみ、レジストパターン層を除去し
てパターンの再生処理が可能であり、レジストパターン
形成段階での表面検査が特に重要である。
【0007】この表面検査においては、回路パターンの
形状不良、レジスト層の膜厚ムラ、傷等といった表面欠
陥もしくは異常等が検査される。従来の表面検査とし
て、種々の検査用照明光を様々な角度から被検物(ウエ
ハ)表面に照射し、被検物を回転もしくは揺動させなが
ら被検物からの光を検査員が直接的に目視により観察し
て行うものがある。
【0008】このような検査方法は一般的にマクロ検査
と称される。このマクロ検査を検査員の目視により行っ
た場合に、検査員の判断の相違、技量の相違等により検
査結果にばらつきが出るおそれがある。また、検査員の
負担も大きい。そこで、マクロ検査を自動化することが
検討されていおり、種々の自動マクロ検査装置が提案さ
れている。例えば、被検物の表面に検査用照明光を照射
して、被検物の表面に形成された繰り返しパターンから
の回折光を撮像装置により受光して回折画像を取り込
み、画像処理を行って表面検査を自動で行うようにした
装置がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
表面検査装置では、被検物の表面上の回路パターン(繰
り返しパターン)からの回折光に基づいて回折像を撮像
する際の装置条件(照明光の入射角、被検物基板のチル
ト角、照明光の波長等)を最適条件に自動設定すること
ができなかった。最適条件とは、繰り返しパターンから
発生する回折光の進行方向と、回折光を受光する受光光
学系の光軸方向とがほぼ一致する条件であり、換言すれ
ば、表面検査を行うのに十分な回折像が得られる条件で
ある。
【0010】従来の表面検査装置では、被検物の回折画
像をモニタに表示し、検査員がモニタ上の回折画像を見
ながら装置条件を最適条件に設定することが行われてい
るが、最適な装置条件を検査員が判断することは難し
く、検査員の能力や熟練を要するという問題があった。
【0011】本出願人は、先に出願した特願2000-10254
6号において、被検物上に形成された繰り返しパターン
のピッチを検査員が知らなくても、装置条件を最適条件
に設定することができる表面検査装置を提案した。この
装置は、装置条件を設定または変更する手段を有し、装
置条件の変更時に回折画像を取り込み、その画像の画素
値に基づいて最適条件を決定するものである。
【0012】しかしながら、パターンは前述のように多
層形成されており、各パターン層の形成後に表面検査を
行うことが望ましいのであるが、検査工数や効率の問題
から、一般的には、パターン層形成後に全数のウエハの
表面検査をするわけではない。このため、ある層のパタ
ーン形成工程において欠陥が発生しても、これについて
表面検査が行われずに見逃され、その後この層より上層
のパターンの形成後の表面検査において上記欠陥が見つ
かるような場合がある。これは、下の層からの回折光に
基づいて検査を行ってしまう場合があるからである。こ
の場合、その欠陥が最上位の層にあると誤った判断をし
てしまうと、最上位のレジストパターン層を除去してパ
ターンの再生処理をすることになるが、実際には下層に
欠陥があるため、その作業は無駄になる。
【0013】このように、従来の表面検査では、欠陥を
見つけても、その欠陥が最上位の層のものか否かがわか
らないという問題があった。
【0014】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
パターンが多層形成されている被検物の表面検査におい
て欠陥等が見つかったときに、この欠陥等が最上層のパ
ターンにあるか否かを判断できる表面検査装置および方
法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係る表面検査装置は、複数のパターン層が
重ねられて形成された表面を有する被検物体の表面を検
査する装置であり、被検物体の表面に照明光を照射する
照明光学系と、被検物体からの回折光に基づく物体像を
撮像する撮像手段と、撮像手段により物体像を撮像する
際の装置条件を設定または変更する条件制御手段と、条
件制御手段による装置条件の変更時に撮像手段により撮
像される物体像の画像を取り込み、その画像に基づいて
パターン層を検査するための装置条件の最適条件を求め
る条件検出手段とを有する。そして、条件検出手段は、
最上位のパターン層形成前の画像から装置条件の最適条
件を求め、かつ最上位のパターン層形成後の画像からも
装置条件の最適条件を求め、このように求められた複数
の最適条件から撮像手段で撮像された画像が前記最上位
のパターンによるものであるか否かを判断するように構
成される。
【0016】このような構成の表面検査装置を用いれ
ば、任意の被検物体の表面に検査用照明光を照射して得
られる回折光に基づいて撮像手段により撮像して得られ
た被検物体の画像が、条件検出手段により求められた最
適測定条件に基づいて最上位のパターン層の画像である
か否かを簡単に判断できる。
【0017】なお、条件検出手段は、装置条件を変化さ
せながら撮像手段により撮像して得られる複数の画像に
基づいて、装置条件の最適条件を求めるようにするのが
好ましい。この場合に、条件検出手段は、これら複数の
画像におけるそれぞれの輝度を検出し、装置条件の変化
に対応するこのように検出された輝度の変化の関係に基
づいて最適条件を求めるようにするのが好ましい。ま
た、条件検出手段は、上記複数の画像におけるそれぞれ
の最大輝度を検出し、装置条件の変化に対応する最大輝
度の変化の関係を求め、この変化の関係を装置条件によ
り二次微分して求まる最大輝度のピーク値に対応する装
置条件を最適条件としても良い。
【0018】このように変化させる装置条件の種類とし
ては、照明光学系による被検物体への照明光の入射角
度、被検物体の載置角度(チルト角度)、照明光の波長
およびおよび結像手段に入射させる被検物体からの出射
光の受光位置があり、これらのうちの少なくとも1つが
用いられる。
【0019】本発明の表面検査装置においては、条件検
出手段によって最上位パターンによるものであると判断
された最適条件の下で撮像手段により撮像された画像に
基づいて被検物体に形成されたパターンの欠陥を検出す
る欠陥検出手段を備える。
【0020】本発明の表面検査装置を、条件検出手段に
よって最上位パターンによるものであると判断された最
適条件の下で撮像手段により撮像された画像を記憶する
記憶手段と、この記憶手段に記憶された画像を読み出
し、読み出した画像に基づいて被検物体に形成されたパ
ターンの欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えて構成し
ても良い。
【0021】本発明の表面検査装置を、条件検出手段に
よって最上位パターンによるものであると判断された最
適条件を記憶する記憶手段を有して構成し、被検物体と
は別の被検物体を検査する場合に、条件制御手段は記憶
手段から最適条件を読み出し、読み出した最適条件に基
づいた装置条件に設定するように構成しても良い。いず
れの構成でも、撮像手段により撮像されたパターン像が
いずれのパターン層であるか(特に、最上位のパターン
層であるか)を簡単に判断することができる。
【0022】本発明に係る表面検査方法は、複数のパタ
ーン層が重ねられて形成された表面を有する被検物体の
表面に照明光を照射し、被検物体からの回折光に基づく
物体像を撮像手段により撮像し、撮像手段により得られ
た画像に基づいて表面検査を行うように構成される。そ
して、最上位のパターン層形成前に、撮像手段により撮
像する際の装置条件を変更しながら撮像手段からの画像
を取り込み、その画像に基づいてパターン層を検査する
ための装置条件の最適条件を求め、さらに、最上位のパ
ターン層形成後に、撮像手段により撮像する際の装置条
件を変化させながら撮像手段からの画像を取り込み、そ
の画像に基づいてパターン層を検査するための装置条件
の最適条件を求め、このようにして求められた複数の最
適条件から撮像手段で撮像された画像が最上位のパター
ンによるものであるか否かを判断する。これにより、撮
像手段により撮像された画像が最上位のパターンのもの
であるか否かを簡単に判断できる。
【0023】なお、本発明の表面検査方法において、装
置条件を変化させながら、撮像手段により撮像して得ら
れた複数の画像から装置条件の最適条件を求めるのが好
ましい。この場合に、複数の画像におけるそれぞれの輝
度を検出し、装置条件の変化に対応する輝度の変化の関
係に基づいて最適条件を求めるのが好ましい。もしく
は、複数の画像におけるそれぞれの最大輝度を検出し、
装置条件の変化に対応する最大輝度の変化の関係を求
め、この関係を装置条件により二次微分して求まる最大
輝度のピーク値に対応する装置条件を最適条件としても
良い。なお、上記のように変化させる装置条件の種類と
しては、照明光学系による被検物体への照明光の入射角
度、被検物体の載置角度(チルト角度)、照明光の波
長、結像手段に入射させる被検物体からの出射光の受光
位置等がある。
【0024】本発明の表面検査方法においては、最上位
パターンによるものであると判断された最適条件時の下
で撮像手段により撮像された画像に基づいて被検物体に
形成されたパターンの欠陥を検出する。本発明の表面検
査方法において、最上位パターンによるものであると判
断された最適条件の下で撮像手段により撮像された画像
を記憶し、記憶された画像を読み出し、この読み出し画
像に基づいて被検物体に形成されたパターンの欠陥を検
出するようにしても良い。
【0025】本発明の表面検査方法において、条件検出
手段によって最上位パターンによるものであると判断さ
れた最適条件を記憶し、被検物体と別の被検物体を検査
する場合に、記憶された最適条件を読み出し、このよう
に読み出した最適条件に基づいた装置条件に設定しても
良い。
【0026】本発明の表面検査方法において、撮像手段
により撮像された画像から複数のパターン層における欠
陥の有無を判断し、複数のパターン層のうちの最上層の
パターン層に欠陥があることが検出されたときには、最
上層のパターン層の再生処理を行うのが好ましい。これ
により、無駄の無い且つ効率の良いパターン層の形成が
可能となる。
【0027】もう一つの本発明に係る表面検査装置は、
複数のパターン層が重ねられて形成された表面を有する
被検物体の表面に光を照射する照明光学系と、被検物体
からの回折光を検出してその光量に応じた回折光信号を
出力する信号出力手段と、出力手段により回折光を検出
する際の装置条件を設定または変更する条件制御手段
と、条件制御手段による装置条件の変更時に信号出力手
段から出力される回折光信号に基づいてパターン層を検
査するための装置条件の最適条件を求める条件検出手段
とを有して構成され、条件検出手段は、最上位のパター
ン層形成前の回折光信号から装置条件の最適条件を求
め、かつ最上位のパターン層形成後の回折光信号から装
置条件の最適条件を求め、求められた複数の最適条件か
ら信号出力手段からの回折光信号が最上位のパターンに
よるものであるか否かを判断するように構成される。
【0028】一方、もう一つの本発明に係る表面検査方
法は、複数のパターン層が重ねられて形成された表面を
有する被検物体の表面に光を照射し、回折光検出部によ
り前記被検物体からの回折光を検出し光量に応じた回折
光信号を生成し、その回折光信号に基づいて表面検査を
行う。そして、この表面検査方法において、最上位のパ
ターン層形成前に、回折光検出部により検出する際の装
置条件を変更しながら回折光検出部からの回折光信号を
取り込み、その回折光信号に基づいてパターン層を検査
するための装置条件の最適条件を求め、最上位のパター
ン層形成後に、回折光検出部により検出する際の装置条
件を変更しながら回折光検出部からの回折光信号を取り
込み、その回折光信号に基づいて装置条件の最適条件を
求め、このように求められた複数の最適条件から回折光
検出部からの回折光信号が最上位のパターンによるもの
であるか否かを判断する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。図1に本発明の実施
形態に係る表面検査装置の一例を示しており、この装置
により半導体ウエハ100の表面欠陥を検査する。この
装置は、ウエハ100を載置保持するホルダ5を有し、
不図示の搬送装置によって搬送されてくるウエハ100
を、ホルダ5の上に載置させるとともに真空吸着によっ
て固定保持する。ホルダ5は、このように固定保持した
ウエハ100の表面に垂直な軸Ax1を中心として回転
(ウエハの表面内での回転)可能で、且つ、ウエハ10
0の表面を通る軸Ax2を中心としてチルト(傾動)可能
に構成されている。
【0030】この表面検査装置はさらに、ホルダ5に固
定保持されたウエハ100の表面に検査用照明光を照射
する照明光学系10と、検査用照明光の照射を受けたと
きのウエハ100からの反射光、回折光等を集光する集
光光学系20と、集光光学系20により集光された光を
受けてウエハ100の表面の像を検出するCCDカメラ
30等(撮像装置)を有する。
【0031】照明光学系10は、メタルハライドランプ
等の放電光源11と、この放電光源11からの照明光束
を集光するコレクタレンズ12と、コレクタレンズ12
により集光された照明光束を透過させて波長選択を行う
波長選択フィルタ13と、調光を行うニュートラルデン
シティフィルタ14とを備える。さらに、これらフィル
タ13,14を透過した照明光束を集束させるインプッ
トレンズ15を有し、インプットレンズ15により集束
された照明光がファイバ16の一端16aに導入され
る。
【0032】ここで、波長選択フィルタ13は、切替駆
動機構13aを有した円盤(ターレット)13b内に設
けられており、いくつかの種類のフィルタを切換えて使
用することが可能となっている。例えばg線(波長43
6nm)、i線(波長365nm)等の特定の波長の光
だけを透過させる干渉フィルタ、あるいは特定の波長帯
域の光を透過させるバンドパスフィルタ、あるいは所定
の波長より長い波長の光だけを透過させるシャープカッ
トフィルタ等を必要に応じて選択して用いることができ
る。ニュートラルデンシティフィルタ14は、回転角に
応じて透過光量が順次変化する円盤状のフィルタからな
り、回転駆動機構14aにより回転制御されて透過光量
を制御できるように構成されている。
【0033】照明光学系10はさらに、ファイバ16の
他端16bから出射される発散光束を受ける照明系凹面
鏡17を有しており、この照明系凹面鏡17からほぼそ
の焦点距離だけ離れた位置にファイバ16の他端16b
が配設されている。このため、ファイバ16の一端16
aに導入されてファイバ16の他端16bから照明系凹
面鏡17に発散照射された照明光は、照明系凹面鏡17
によって平行光束となってホルダ5に保持されたウエハ
100の表面に照射される。このときウエハ100の表
面に照射される照明光束は、ウエハ100の表面と垂直
な軸Ax1(鉛直軸)に対して角度θiを有して照射され、
ウエハ100からの光が角度θrを有して出射される。
これら入射角θiと出射角θrとの関係が、軸Ax2を中心
としてホルダ5をチルト(傾動)させることにより調整
可能である。すなわち、ホルダ5のチルトによりウエハ
100の載置角度を変化させて、入射角θiと出射角θr
との関係を調整可能である。
【0034】ウエハ100の表面からの出射光(ここで
は回折光を用いる)は集光光学系20により集光され
る。この集光光学系20は、鉛直軸Ax1に対して角度θr
を有した方向に対向して配設された集光系凹面鏡21
と、この集光系凹面鏡21の集光位置に配設された絞り
22と、この絞り22の後側に配設された結像レンズ2
3とから構成される。この結像レンズ23の後側にCC
Dカメラ30が配設されている。集光系凹面鏡21によ
り集光されるとともに絞り22によって絞られた出射光
(n次の回折光)は、レンズ23によってCCDカメラ
30のCCD撮像素子(イメージデバイス)31に結像
される。この結果、ウエハ100の表面の回折像がCC
D撮像素子31に形成される。
【0035】CCD撮像素子31は、その受像面に形成
されたウエハ表面の像を光電変換して画像信号を生成
し、画像処理検査装置35に送る。画像処理検査装置3
5の内部には、制御部37と、ウエハ100の最適チル
ト角を決定する条件決定部38と、ウエハ100の欠陥
を検出する欠陥検出部39と、メモリ(記憶装置)36
が設けられている。
【0036】制御部37は、切替駆動機構13aによる
波長選択フィルタ13の切替作動制御、回転駆動機構1
4aによるニュートラルデンシティフィルタ14の回転
制御、鉛直軸Ax1を中心としたホルダ5の回転制御、チ
ルト中心軸Ax2を中心としたホルダ5のチルト制御等を
行う。さらに、制御部37は、CCD撮像素子30から
得られるウエハ100の画像を所定ビット(例えば8ビ
ット)のディジタル画像に変換する。
【0037】メモリ(記憶装置)36には、制御部37
からのディジタル画像とそのときの装置条件(チルト
角)が記憶される。記憶されたディジタル画像は、ウエ
ハ100の最適チルト角の決定時には条件決定部38
に、ウエハ100の欠陥検出時には欠陥検出部39に出
力される。このように構成された制御部37は、ウエハ
100の最適チルト角の決定時には、チルト角を変更さ
せながらウエハ100の画像を取り込み、チルト角が異
なるときのディジタル画像を順次メモリ36に記憶す
る。
【0038】条件決定部38は、ウエハ100の最適チ
ルト角φsを決定するにあたって、メモリ36に記憶さ
れた、ウエハ100のディジタル画像を順次に取り込
み、各ディジタル画像ごとに、最大輝度(あるいは平均
輝度でもよい)を求め、これに基づいて最適なチルト角
を決定する。
【0039】欠陥検出部39は、ウエハ100の欠陥検
出に当たって、メモリ36に記憶された、ウエハ100
のディジタル画像を取り込み、画像処理を行う他に、画
像の光量をモニタし、画像の明暗に基づいてウエハ10
0の膜厚むら、パターン形状の異常、きず等の欠陥箇所
を特定する。
【0040】ここで、被検物体であるウエハ100の表
面には周期的に繰り返される線配列形状の回路パターン
が形成されており、ウエハ100の表面においてはこれ
ら回路パターンを構成する線が周期的に繰り返して配列
されている。このため、回路パターンを構成する線の繰
り返しピッチがpであり、照明光の波長がλであるとき
に、ホルダ5をチルトさせてウエハ100の表面のチル
ト角Tを次式(1)が成立するように設定すれば、ウエ
ハ100から出射されるn次の回折光が集光光学系20
を介してCCDカメラ30に集光されるようになる。こ
のようにして、n次の回折光を受光してCCD撮像素子
31により得られたウエハ100の表面の像から表面欠
陥の有無の検査を行う。
【0041】
【数1】 sin(θi−T) − sin(θr+T) = n・λ/p ・・・(1)
【0042】式(1)において、θiおよびθrがチルト
角Tを変化させる前(チルト角T=0のとき)の入射角
および出射角の値、すなわち、初期値である。チルト角
Tを変化させた場合に、入射角(θi− T)およびn次
の回折光の出射角(θr + T)は、ウエハ100の表面
に対しての法線Ax1を基準として入射側に見込む角度方
向をプラス、その反対側に見込む角度方向をマイナスと
する。回折次数nは、n=0の0次光(正反射光)を基
準として入射側に見込む角度方向をプラス、その反対側
に見込む角度方向をマイナスとする。チルト角Tを変え
ると入射角(θi− T)、出射角(θr + T)が変化する
わけであるが、チルト角Tは、たとえば、ホルダ5が水
平状態にあるときを0度とし、入射側への角度方向をプ
ラス、出射側への角度方向をマイナスとする。ここで
は、チルト角が0度(基準状態)のときでの入射角初期
値をθi、出射角初期値をθrとしている。
【0043】この検査のため、CCD撮像素子31によ
り撮像されたウエハ100の表面の画像信号が画像処理
検査装置35に送られる。画像処理検査装置35におい
ては、CCD撮像素子31からの画像信号により得られ
るウエハ100の表面の画像と、予め記憶されている良
品ウエハの表面の画像(検査基準画像)とのパターンマ
ッチングを行ったり、予め学習させておいた検査基準画
像の特徴との相違点の有無検査を行う。検査対象となる
ウエハ100にデフォーカスによる膜厚むら、パターン
形状の異常、きず等の欠陥が存在する場合には、その部
分にはたとえば検査基準画像との明暗差や特徴の相違が
検出されるため、欠陥が存在することが検出される。
【0044】このように欠陥の有無は検査基準画像との
対比等により検出できるが、欠陥が見つかった場合にこ
の欠陥が、ウエハ100の表面に多層形成されたいずれ
のパターン層に存在するかを判断することはできない。
このようなことから、本実施形態の画像処理検査装置3
5は、最上位のパターン層に欠陥があるか否かの検出を
行うようになっている。これについて、図10〜図12
に示すフローチャートを参照しながら、以下に詳しく説
明する。
【0045】まず、被検対象となるウエハ100の表面
に形成されたパターン層を図2に模式的に示している。
図2は、ウエハ100の表面にフォトリソグラフィー工
程により形成された回路パターン5aからなる下層パタ
ーン5と、下層パターン5の上に形成された中間層7
と、中間層7の上に露光現像されて形成されたレジスト
層パターン6aからなる上層パターン6とを示してい
る。
【0046】下層パターン5は、フォトリソグラフィー
工程による回路パターン形成工程が完了し配線用の回路
パターンが形成された状態のものである。そして、下層
パターン5の上に次の回路パターンを形成するための材
料層(例えば酸化層)からなる中間層7が設けられてい
る。中間層7は、フォトリソグラフィー工程により所定
の回路パターンが形成される層である。そして、この回
路パターン形成のため、中間層7の上に回路パターンに
対応するレジスト層パターン6aからなる上層パターン
6が形成されている。レジスト層パターン6aは、中間
層7の上にレジスト層を設け、これにマスクパターンを
露光させて現像して形成されている。よって、この状態
では上層パターン6,すなわちレジスト層パターン6a
については、これを除去して再度レジスト層を塗布し、
レジスト層パターン6aを再生する処理が可能な状態で
ある。しかし、下層パターン5はこのような再生処理が
できない状態になっている。
【0047】図2においては、下層パターン5における
酸化層パターン5aのピッチがp2で、上層パターン6
におけるレジスト層パターン6aのピッチがp1であ
り、両ピッチp1,p2が相違する。このため、図1に
示す表面検査装置を用いて、図2に示すパターンが形成
された状態のウエハ100の表面検査を行う場合、上記
式(1)から以下のことがわかる。
【0048】ある波長λの照明光を入射角(θi−T)
でウエハ100の表面に照射した場合、上層パターン6
からの回折光の出射角(θr1+T)、下層パターン5か
らの回折光の出射角(θr2+T)はそれぞれ下記式
(2)および(3)で表される。ここで、p1>p2で
あるから、下記式(4)の関係となる。したがって、
(θr2+T)>(θr1+T)となり、同じ入射角で照明
光を入射させても、それぞれのパターン層からの回折光
の出射角は異なることがわかる。
【0049】
【数2】 sin(θr1+T)=sin(θi−T)−n・λ/p1 ・・・(2) sin(θr2+T)=sin(θi−T)−n・λ/p2 ・・・(3) sin(θr2+T)>sin(θr1+T) ・・・(4)
【0050】本実施形態では、このことに注目し、ウエ
ハの表面検査に際して、ウエハ表面からの回折光に基づ
いて得られたウエハ表面の画像が、いずれの層の画像で
あるかを判断できるようしている。これにより、欠陥が
見つかったときにこの欠陥がいずれの層の欠陥であるか
(最上位か否か)を判断できる。このため、本実施形態
においては、まず、図2に示すようなパターン構成の良
品ウエハについて以下のような表面検査を行い、条件決
定部38において、各パターン層毎の装置条件の最適条
件を求める。
【0051】まず、図5に示すような下層パターン5が
形成された状態の良品ウエハがホルダ5の上に載置さ
れ、固定された状態で、且つ照明光学系10から所定波
長λの検査用照明光がウエハ100の表面に照射された
状態で検査が行われる。この検査内容を図10のフロー
チャートに示している。制御部37は、ホルダ5の制御
を行い、ウエハ100のチルト角Tを変化させながら
(ステップS11)、CCDカメラ30によりウエハ表
面を撮像してその二次元画像を取り込む(ステップS1
2)。このとき、チルト角Tの変化毎に対応する複数の
撮像画像と、そのときの装置条件(チルト角)をメモリ
36に記憶する(ステップS13)。同時に、CCDカ
メラ30では、ウエハ100の表面全体の画像が撮像さ
れる。具体的には、照明光学系10からの検査用照明光
の入射角が20°〜75°の角度範囲で画像撮像を行う
ようにチルト角変動範囲が設定されており、このチルト
角範囲の全範囲についての画像取り込みが完了した時点
(ステップS14)でウエハ100の表面全体の画像の
撮像が完了する。
【0052】次に、条件決定部38は、図11のフロー
チャートにおけるステップS21〜S24に示すよう
に、メモリ36に記憶された複数の二次元画像(ウエハ
100の全体像)情報から、各チルト角Tに対応する画
像毎に最大輝度(もしくは平均輝度でも良い)を求め
る。具体的には、チルト角Ti(但し、i=1〜N)の
それぞれについて上記のようにして撮像記憶された画像
を読み出し、各画像毎に最大輝度を求める。
【0053】このように求めたチルト角Tに対応する最
大輝度変化の関係を図6に示している。図6から分かる
ように、T=t2の辺りにおいて最大輝度が大きくな
る。さらに、最大輝度変化のピーク位置を検出するた
め、図6の波形を二次微分する処理を行い、最大輝度の
変化点を求める(ステップS25)。この二次微分結果
を図7に示しており、チルト角t2において最大輝度の
ピーク値が発生することが分かる。つまり、チルト角度
t2において、下層パターン5からの回折光が集光光学
系20を介してCCDカメラ30に入射することが分か
る。したがって、下層パターン5の検査のための最適な
装置条件は、T=t2であると決定できる。条件決定部
38は、このときのチルト角度t2という装置条件を下
層パターン5に対しての最適な装置条件a2としてメモ
リ36に記憶する(ステップS26)。さらに、その最
適な装置条件a2のときに撮像された画像も同様にメモ
リ36に記憶する。
【0054】次に、図2に示すような下層パターン5上
に上層パターン6が形成された後の良品ウエハの検査を
行う。
【0055】前述の図5に示す下層パターン5が形成さ
れた後のウエハの検査のときと同様に、ホルダ5の上に
ウエハ100が載置され、固定された状態で、かつ照明
光学系10から所定波長λの検査用照明光がウエハ10
0の表面に照射された状態で検査は行われる。制御部3
7は、チルト角Tを変化させながらCCDカメラ30に
よりウエハ表面の全体像を撮像してその二次元画像を取
り込み、チルト角Tの変化毎に対応する複数の撮像画像
と、そのときの装置条件(チルト角)をメモリ36に記
憶する。これについても、図10に示すフローチャート
に沿った手順で行われる。
【0056】次に、条件決定部38は、メモリ36に記
憶された複数の二次元画像(ウエハ100の全体像)情
報から、各チルト角Tに対応する画像毎に最大輝度(も
しくは平均輝度でも良い)を求める。このように求めた
チルト角Tに対応する最大輝度変化の関係を図3に示し
ている。図3から分かるように、チルト角T=t1およ
びT=t2の辺りにおいて最大輝度が大きくなる。これ
については、図11に示すフローチャートに沿った手順
で行われる。
【0057】この検査においてはチルト角Tのみを変化
させており、照明光学系10および集光光学系20は固
定してCCDカメラ30による撮像を行っている。この
ため、チルト角Tの変化に対応してウエハ100の表面
に照射される照明光学系10からの照明光の入射角(θ
i−T)および出射角(θr−T)の関係が変化する。
そして、チルト角度t1において下層パターン5および
上層パターン6のいずれか一方からの回折光が集光光学
系20を介してCCDカメラ30に入射する。さらに、
チルト角度t2において下層パターン5および上層パタ
ーン6の他方からの回折光が集光光学系20を介してC
CDカメラ30に入射することが分かる。なお、条件決
定部38は、さらに、最大輝度変化のピーク位置を検出
するため、図3の波形を二次微分する処理を行い、最大
輝度の変化点を求める。この二次微分結果を図4に示し
ており、チルト角t1およびt2において最大輝度のピ
ーク値が発生することが分かる。
【0058】ここで、上層パターン6が形成される前の
段階、すなわち、図5に示すように下層パターン5のみ
が形成された状態での検査結果をメモリ36の内容を読
み込んで参照すれば、下層パターン5のみが形成された
状態で最適な装置条件は、チルト角T=t2であること
がわかる。したがって、上層パターン6が形成された後
の検査で検出された2つの最大輝度のピークのうち、チ
ルト角t2におけるピークは、下層パターン5からの回
折光によるものと考えられ、チルト角t1におけるピー
クが上層パターン6からの回折光によるものと判断でき
る。
【0059】以上のことから、チルト角度t1におい
て、上層パターン6からの回折光が集光光学系20を介
してCCDカメラ30に入射することが分かる。したが
って、上層パターン6の検査のための最適な装置条件
は、T=t1であると決定できる。条件決定部38は、
このときのチルト角度t1という装置条件を上層パター
ン6に対しての最適な装置条件a1としてメモリ36に
記憶する。さらに、その最適な装置条件a1のときに撮
像された画像もメモリ36に記憶する。
【0060】以上のような条件決定部における条件決定
手順を図12に示している。これを簡単にまとめれば、
まず、ステップS31において、最上位のパターン層
(上記実施形態では上層パターン6)が形成された後の
検査、すなわち、図2に示すように下層パターン5の上
に上層パターン6が形成された状態での検査において記
憶されたチルト角(t1,t2)を読み出す。次に、ス
テップS32において、最上位のパターン層(上記実施
形態では上層パターン6)が形成される前の検査、すな
わち、図5に示すように下層パターン5のみが形成され
た状態での検査において記憶されたチルト角(t2)を
読み出す。そして、このように読み出されたチルト角を
比較して、最上位のパターン層(上記実施形態では上層
パターン6)を検査するための最適チルト角(t1)を
決定する。
【0061】また、条件決定部38において、図3に示
したチルト角度Tに対する最大輝度の関係、すなわち、
下層パターン5および上層パターン6を有したウエハ1
00表面におけるチルト角度Tに対する最大輝度の関係
を示す波形と、図6に示した下層パターン5のみの場合
のチルト角度に対する最大輝度の関係を示す波形とをメ
モリ36に記憶してもよい。この場合、メモリ36から
2つの波形を読み出して、両者の相違点を抽出する。こ
の結果を図8に示しており、回折光の最大輝度はチルト
角度t1において大きくなる。
【0062】このことから、チルト角度t1において、
上層パターン6からの回折光が集光光学系20を介して
CCDカメラ30に入射することが分かる。条件決定部
36においてはさらに、図8の最大輝度を示す波形を二
次微分処理して波形の変化点を抽出する。この結果を図
9に示しており、チルト角度t1において輝度のピーク
値を示すことが分かる。そして、条件決定部38は、こ
のときのチルト角度t1を上層パターン6の最適な装置
条件a1として、メモリ36に記憶する。
【0063】以上のようにして、良品ウエハ100につ
いて、上層パターン6に対しての最適な装置条件a1と
下層パターン5の最適な装置条件a2とがメモリ36に
記憶される。その後、図2のパターン構成を有する任意
のウエハ100(被検対象となるウエハ)の検査を、図
1に示す表面検査装置により行う。
【0064】図2のパターン構成を有する任意のウエハ
100がホルダ5の上に載置され、固定され、照明光学
系10から所定波長λの検査用照明光がウエハ100の
表面に照射された状態で検査は行われる。制御部37
は、メモリ36に記憶されている最適な装置条件a1
(この場合、チルト角t1)を読み出す。そして、制御
部37は、ホルダ5の制御を行い、チルト角がt1とな
るように設定する。制御部37は、このときCCDカメ
ラ30で撮像されたウエハの全体像を取り込み、デジタ
ル画像に変換してメモリ36に記憶する。
【0065】次に、制御部37は、メモリ36に記憶さ
れている最適な装置条件a2(この場合、チルト角t
2)を読み出す。そして、制御部37は、ホルダ5の制
御を行い、チルト角がt2となるように設定する。制御
部37は、このときCCDカメラ30で撮像されたウエ
ハの全体像を取り込み、デジタル画像に変換してメモリ
36に記憶する。
【0066】欠陥検出部39は、メモリ36から、装置
条件a1、a2それぞれに対応するデジタル画像を読み
込む。そして、それぞれの画像の光量をモニタし、画像
の明暗に基づいてウエハ100の欠陥箇所を特定する。
【0067】欠陥検出部39は、装置条件a1に対応す
る画像で欠陥が見つかった場合には、上層パターン6に
この欠陥が存在すると判断する。この場合は、上層パタ
ーン6を構成するレジスト層パターン6aを除去し、再
度レジスト層を塗布して露光現像を行う再生処理を行
う。一方、欠陥検出部39は、装置条件a2に対応する
画像で欠陥が見つかった場合には、下層パターン5にこ
の欠陥が存在すると判断する。この場合は、再生不可能
であるため、この欠陥を含むICチップを廃却処理する
か、ウエハ全体を廃却する。
【0068】本実施形態では、上層および下層パターン
に対応して設定記憶された各最適な装置条件で表面検査
を行い、欠陥が見つかったときの最適な装置条件からそ
の欠陥がいずれの層にあるかを判断しているが、装置条
件の一つであるウエハのチルト角度を変化させながら表
面検査を行い、欠陥が見つかったときに、そのときの装
置条件を設定記憶されている装置条件と比較してその欠
陥がいずれの層にあるかを判断するようにしても良い。
【0069】なお、本実施形態では、ウエハの表面に下
層パターンおよび上層パターンが形成された場合につい
て説明したが、ウエハの表面の3層以上のパターンが形
成された場合についても、条件決定部38により各パタ
ーン毎での最適な装置条件を予め求めて記憶しておくこ
とにより、発見された欠陥がいずれの層に存在するかを
判断することができる。この場合にも、欠陥が最上層の
レジスト層パターンに存在するときには、レジスト層パ
ターンを除去してこのパターンの再生処理が行われる。
【0070】本実施形態ではまた、条件決定部38は、
他の装置条件は固定して一つの装置条件すなわちウエハ
のチルト角度Tのみを変更することにより、CCDカメ
ラにより撮像された複数の画像信号の輝度から、回折光
が最大となるチルト角度を求め、このチルト角度および
他の固定条件を最適な装置条件として設定している。し
かし、本発明において設定記憶される最適な装置条件は
これに限られるものではない。例えば、照明光の波長の
みを可変にし、その他の装置条件は固定でCCDカメラ
により撮像される画像信号の輝度が最大となる条件を最
適な装置条件と設定しても良い。
【0071】同様に、照明光学系の位置を移動可能とす
ることにより、凹面鏡17からウエハへの照明光の入射
角を可変させても良い。すなわち、この構成によりウエ
ハへの照明光の入射角を変更しながら他の条件を固定し
た状態で、CCDカメラにより撮像される画像信号の輝
度が最大となる条件を最適な装置条件としても良い。さ
らに、集光光学系20およびCCDカメラ30の位置を
移動可能とすることにより、ウエハ面からの出射光のう
ちの凹面鏡21からCCDカメラ30へ導く光の出射角
を可変させても良い。すなわち、この構成によりウエハ
からの出射光のうちのCCDカメラ30へ導く出射光の
出射角を変更しながら他の条件を固定した状態で、CC
Dカメラにより撮像される画像信号の輝度が最大となる
条件を最適な装置条件としても良い。無論、複数の可変
要素を組み合わせて最適な装置条件を求めても良い。
【0072】また、実施形態では、例えば、図3に示す
チルト角度に対する最大輝度の関係を二次微分して図4
のように最大輝度となるチルト角度を求めているが、二
次微分を行う前のもの、すなわち、図3の関係から最大
輝度となるチルト角度を求めても良い。但し、チルト角
度に対する最大輝度の関係は、実際には図3に示すよう
な滑らかなものとなることは少なく、乱れることが多い
ため、何らかの画像処理を施した波形を比較して装置条
件を求めるのが好ましい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
任意の被検物体の表面に照明光を照射して得られる回折
光から撮像装置により撮像して得られた被検物体の画像
が、最上位のパターン層の画像であるか否か判断でき
る。そして、検出された欠陥が、最上位のパターン層の
欠陥であるか否かを判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面検査装置の構成を示す概略図
である。
【図2】本発明に係る表面検査装置の被検対象物となる
ウエハ表面のパターン構成を示す断面図である。
【図3】図2のウエハ表面の検査を行ったときでのチル
ト角度と最大輝度との関係を示すグラフである。
【図4】図3のグラフに示す波形を二次微分した結果を
示すグラフである。
【図5】図2のウエハ表面における上層パターンが形成
される前の状態におけるパターン構成を示す断面図であ
る。
【図6】図5のウエハ表面の検査を行ったときでのチル
ト角度と最大輝度との関係を示すグラフである。
【図7】図6のグラフに示す波形を二次微分した結果を
示すグラフである。
【図8】図3の関係と図6の関係との相違を示すグラフ
である。
【図9】図8のグラフに示す波形を二次微分した結果を
示すグラフである。
【図10】制御部における画像撮像および取り込み手順
を示すフローチャートである。
【図11】画像検査のための最適条件を決定する手順を
示すフローチャートである。
【図12】最上位のパターン層を検査するための最適条
件を決定する手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ウエハ 5 ホルダ 10 照明光学系 16 ファイバ 17 照明系凹面鏡 20 集光光学系 21 集光系凹面鏡 23 結像レンズ 30 CCDカメラ 35 画像処理検査装置 36 メモリ 37 制御部 38 条件決定部 39 欠陥検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 健雄 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 2F065 AA49 AA51 BB02 BB03 BB17 BB18 CC19 CC31 FF42 FF48 FF61 FF65 GG03 GG22 HH03 HH12 JJ03 JJ08 JJ26 LL02 LL04 LL19 LL22 LL24 NN17 NN20 PP13 QQ03 QQ13 QQ23 QQ24 QQ38 RR09 TT03 TT08 2G051 AA51 AA61 AA73 AB02 AB07 BA20 BB17 CA03 CA04 CB01 CB06 DA08 EA08 EA12 EA14 EB01 EB02 EC03 4M106 AA01 BA04 CA39 DB04 DB12 DB15 DB16 DB19 DJ02 DJ06 DJ13 DJ18 DJ20 DJ21 DJ38 5B057 BA15 CH08 DA03 DA07 DB03 DC22

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパターン層が重ねられて形成され
    た表面を有する被検物体の前記表面に照明光を照射する
    照明光学系と、 前記被検物体からの回折光に基づく物体像を撮像する撮
    像手段と、 前記撮像手段により前記物体像を撮像する際の装置条件
    を設定または変更する条件制御手段と、 前記条件制御手段による前記装置条件の変更時に前記撮
    像手段により撮像される前記物体像の画像を取り込み、
    その画像に基づいて前記パターン層を検査するための前
    記装置条件の最適条件を求める条件検出手段とを有し、 前記条件検出手段は、最上位のパターン層形成前の画像
    から前記装置条件の最適条件を求め、かつ前記最上位の
    パターン層形成後の画像から前記装置条件の最適条件を
    求め、求められた複数の最適条件から前記撮像手段で撮
    像された画像が前記最上位のパターンによるものである
    か否かを判断することを特徴とする表面検査装置。
  2. 【請求項2】 前記条件検出手段は、装置条件を変化さ
    せながら前記撮像手段により撮像して得られる複数の画
    像に基づいて、前記装置条件の最適条件を求めることを
    特徴とする請求項1に記載の表面検査装置。
  3. 【請求項3】 前記条件検出手段は、前記複数の画像に
    おけるそれぞれの輝度を検出し、前記装置条件の変化に
    対応する前記輝度の変化の関係に基づいて前記最適条件
    を求めることを特徴とする請求項2に記載の表面検査装
    置。
  4. 【請求項4】 前記条件検出手段は、前記複数の画像に
    おけるそれぞれの最大輝度を検出し、前記装置条件の変
    化に対応する前記最大輝度の変化の関係を求め、前記関
    係を二次微分して求まる前記最大輝度のピーク値に対応
    する前記装置条件を前記最適条件とすることを特徴とす
    る請求項2に記載の表面検査装置。
  5. 【請求項5】 前記変化させる装置条件の種類が、前記
    照明光学系による前記被検物体への前記照明光の入射角
    度、前記被検物体の載置角度、前記照明光の波長および
    前記結像手段に入射させる前記被検物体からの出射光の
    受光位置のうちの少なくとも1つであることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の表面検査装置。
  6. 【請求項6】 前記条件検出手段によって前記最上位パ
    ターンによるものであると判断された最適条件の下で前
    記撮像手段により撮像された画像に基づいて前記被検物
    体に形成されたパターンの欠陥を検出する欠陥検出手段
    を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の表面検査装置。
  7. 【請求項7】 前記条件検出手段によって前記最上位パ
    ターンによるものであると判断された最適条件の下で前
    記撮像手段により撮像された画像を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された前記画像を読み出し、前記画
    像に基づいて前記被検物体に形成されたパターンの欠陥
    を検出する欠陥検出手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の表面検査装置。
  8. 【請求項8】 前記条件検出手段によって前記最上位パ
    ターンによるものであると判断された最適条件を記憶す
    る記憶手段を有し、 前記被検物体とは別の被検物体を検査する場合に、前記
    条件制御手段は前記記憶手段から前記最適条件を読み出
    し、前記最適条件に基づいた装置条件に設定することを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の表面検査装
    置。
  9. 【請求項9】 複数のパターン層が重ねられて形成され
    た表面を有する被検物体の前記表面に照明光を照射し、 前記被検物体からの回折光に基づく物体像を撮像手段に
    より撮像し、 前記撮像手段により得られた画像に基づいて表面検査を
    行う表面検査方法において、 最上位のパターン層形成前に、前記撮像手段により撮像
    する際の装置条件を変更しながら前記撮像手段からの画
    像を取り込み、その画像に基づいて前記パターン層を検
    査するための前記装置条件の最適条件を求め、 前記最上位のパターン層形成後に、前記撮像手段により
    撮像する際の装置条件を変化させながら前記撮像手段か
    らの画像を取り込み、その画像に基づいて前記パターン
    層を検査するための前記装置条件の最適条件を求め、 求められた複数の最適条件から前記撮像手段で撮像され
    た画像が前記最上位のパターンによるものであるか否か
    を判断することを特徴とする表面検査方法。
  10. 【請求項10】 前記装置条件を変化させながら、前記
    撮像手段により撮像して得られた複数の画像から前記装
    置条件の最適条件を求めることを特徴とする請求項9に
    記載の表面検査方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の画像におけるそれぞれの輝
    度を検出し、前記装置条件の変化に対応する前記輝度の
    変化の関係に基づいて前記最適条件を求めることを特徴
    とする請求項10に記載の表面検査方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の画像におけるそれぞれの最
    大輝度を検出し、前記装置条件の変化に対応する前記最
    大輝度の変化の関係を求め、前記関係を二次微分して求
    まる前記最大輝度のピーク値に対応する前記装置条件を
    前記最適条件とすることを特徴とする請求項10に記載
    の表面検査方法。
  13. 【請求項13】 前記変化させる装置条件の種類が、前
    記照明光学系による前記被検物体への前記照明光の入射
    角度、前記被検物体の載置角度、前記照明光の波長およ
    び前記結像手段に入射させる前記被検物体からの出射光
    の受光位置のうちの少なくとも1つであることを特徴と
    する請求項9〜12のいずれかに記載の表面検査方法。
  14. 【請求項14】 前記最上位パターンによるものである
    と判断された最適条件時の下で前記撮像手段により撮像
    された画像に基づいて前記被検物体に形成されたパター
    ンの欠陥を検出することを特徴とする請求項9〜13の
    いずれかに記載の表面検査方法。
  15. 【請求項15】 前記最上位パターンによるものである
    と判断された最適条件の下で前記撮像手段により撮像さ
    れた画像を記憶し、 記憶された前記画像を読み出し、前記画像に基づいて前
    記被検物体に形成されたパターンの欠陥を検出すること
    を特徴とする請求項9〜13のいずれかに記載の表面検
    査方法。
  16. 【請求項16】 前記条件検出手段によって前記最上位
    パターンによるものであると判断された最適条件を記憶
    し、 前記被検物体と別の被検物体を検査する場合に、前記記
    憶された前記最適条件を読み出し、前記最適条件に基づ
    いた装置条件に設定することを特徴とする請求項9〜1
    3のいずれかに記載の表面検査方法。
  17. 【請求項17】 前記撮像手段により撮像された画像か
    ら前記複数のパターン層における欠陥の有無を判断し、 前記複数のパターン層のうちの最上層のパターン層に欠
    陥があることが検出されたときに、前記最上層のパター
    ン層の再生処理を行うことを特徴とする請求項9〜16
    のいずれかに記載の表面検査方法。
  18. 【請求項18】 複数のパターン層が重ねられて形成さ
    れた表面を有する被検物体の前記表面に光を照射する照
    明光学系と、 前記被検物体からの回折光を検出し、光量に応じた回折
    光信号を出力する信号出力手段と、 前記出力手段により前記回折光を検出する際の装置条件
    を設定または変更する条件制御手段と、 前記条件制御手段による前記装置条件の変更時に前記信
    号出力手段から出力される回折光信号に基づいて前記パ
    ターン層を検査するための前記装置条件の最適条件を求
    める条件検出手段とを有し、 前記条件検出手段は、最上位のパターン層形成前の回折
    光信号から前記装置条件の最適条件を求め、かつ前記最
    上位のパターン層形成後の回折光信号から前記装置条件
    の最適条件を求め、求められた複数の最適条件から前記
    信号出力手段からの回折光信号が前記最上位のパターン
    によるものであるか否かを判断することを特徴とする表
    面検査装置。
  19. 【請求項19】 複数のパターン層が重ねられて形成さ
    れた表面を有する被検物体の前記表面に照明光学系によ
    り光を照射し、 回折光検出部により前記被検物体からの回折光を検出し
    て光量に応じた回折光信号を生成し、その回折光信号に
    基づいて表面検査を行う表面検査方法において、 最上位のパターン層形成前に、前記回折光検出部により
    検出する際の装置条件を変更しながら前記回折光検出部
    からの回折光信号を取り込み、その回折光信号に基づい
    て前記パターン層を検査するための前記装置条件の最適
    条件を求め、 前記最上位のパターン層形成後に、前記回折光検出部に
    より検出する際の装置条件を変更しながら前記回折光検
    出部からの回折光信号を取り込み、その回折光信号に基
    づいて前記装置条件の最適条件を求め、 求められた複数の最適条件から前記回折光検出部からの
    回折光信号が前記最上位のパターンによるものであるか
    否かを判断することを特徴とする表面検査方法。
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