JP2002162258A - 光学式エンコーダ - Google Patents

光学式エンコーダ

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JP2002162258A
JP2002162258A JP2000359546A JP2000359546A JP2002162258A JP 2002162258 A JP2002162258 A JP 2002162258A JP 2000359546 A JP2000359546 A JP 2000359546A JP 2000359546 A JP2000359546 A JP 2000359546A JP 2002162258 A JP2002162258 A JP 2002162258A
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photodetector
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light beam
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Yoshiki Kuroda
吉己 黒田
Eiji Yamamoto
英二 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学式エンコーダにおいて、スケールの基準点
又は絶対位置を精度良く検出できるようにすること。 【解決手段】第3の光検出器24を、スケール18の基
準点又は絶対位置を検出する第2の光検出器22に近接
した領域に、且つ、第2の可干渉光源12から出射され
た光ビーム16の周辺部が入射するように形成する。そ
して、光ビーム強度制御手段により、該第3の光検出器
24で検出した第2の可干渉光源12からの光ビームの
強度に基づいて、その第3の光検出器24への入射強度
が一定となるように、第2の可干渉光源12に印加する
電圧もしくは電流値を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密メカニズムの
変位量を検出する光学式エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】特開2000−205819号公報に
は、図16にその構成を示すような光学式エンコーダが
開示されている。
【0003】即ち、この光学式エンコーダは、可干渉光
源100である半導体レーザ(又は面発光レーザ)から
出射したレーザビームを回折パターンを生成する所定周
期の光学パターン(図では透過型又は反射型の回折格
子)が形成されたスケール102,102’に照射し、
これにより生成される回折パターンの特定部分が光検出
器104又は光検出器104’の何れかにより検出され
るように構成されている。
【0004】ここで、可干渉光源100と光検出器10
4がスケール102に対して同じ側に配置される場合に
は、可干渉光源100である半導体レーザ(又は面発光
レーザ)は、該可干渉光源100から出射した光ビーム
の主軸106,108が、スケール102面の垂線に対
して角度φだけ傾斜するように傾斜台110上に配置さ
れる。
【0005】次に、この光学式エンコーダによるセンシ
ング動作を説明する。
【0006】今、各構成パラメータを以下のように定義
する。
【0007】z1:可干渉光源100からスケール10
2上の光学パターンを形成した面に至る距離を光ビーム
の主軸上で測った長さ、 z2:スケール102上の光学パターン(光変調領域)
を形成した面から光検出器104の受光面に至る距離を
光ビームの主軸上で測った長さ、 Ps:スケール102上の光変調領域における光学パタ
ーンのピッチ、 Pdif:光検出器104の受光面上の回折パターンのピ
ッチ、 θx:スケール102上の回折格子のピッチ方向に対す
る可干渉光源100からの光ビームの拡がり角、 θy:上記θxに対して垂直方向の可干渉光源100から
の光ビームの拡がり角。
【0008】但し、光ビームの拡がり角は、光ビーム強
度がピークとなる方向に対して1/2となる一対の境界
線112,112’のなす角を示す。
【0009】なおここで、「スケール上の光変調領域に
おける光学パターンのピッチ」とは、スケール上に形成
された光学特性が変調されたパターンの空間的な周期を
意味する。
【0010】また、「光検出器の受光面上の回折パター
ンのピッチ」とは、受光面上に生成された回折パターン
の強度分布の空間的な周期を意味する。
【0011】光の回折理論によると、z1,z2が以下の
(1)式に示す関係を満たすような特定の関係にあると
きには、スケール102の回折格子パターンと略相似な
強度パターン114,116が光検出器104の受光領
域(面)4上に生成される。
【0012】 (1/z1)+(1/z2)=(λ/nPs 2) …(1) ここで、λは可干渉光源100の波長、nは整数であ
る。
【0013】このときには、光検出器104の受光面4
上の回折パターンのピッチPdifは他の構成パラメータ
を用いて以下のように表すことができる。
【0014】 Pdif=Ps(z1+z2)/z1 …(2) 上記可干渉光源100に対して上記スケール102が回
折格子のピッチ方向に変位すると、同じ空間周期を保っ
た状態で回折パターンの強度分布がスケール102の変
位する方向に移動する。
【0015】従って、光検出器104の受光領域4の空
間周期P2をPdifと同じ値に設定すれば、スケール10
2がピッチ方向にPsだけ移動するごとに光検出器10
4から周期的な強度を有する振幅曲線(強度パターン1
14,116)が得られるので、スケール102のピッ
チ方向の変位量を検出することができる。
【0016】ここで、振幅曲線(強度パターン114,
116)は、光軸を特定方向に傾斜させた反射型の構成
において、スケールと可干渉光源及び光検出器のギヤッ
プ距離が変化した場合の受光面上の光の振幅曲線を示し
ており、このような構成では、ギャップ距離が変化して
も、光の振幅曲線の位相(又はピーク位置)が変化しな
いことを示している。
【0017】なお、上記の説明は可干渉光源100から
スケール102に至る光ビームが一定の拡がり角を持つ
場合(以下これを「拡がりビームの場合」と記す)を想
定して記載したが、可干渉光源100からの出射ビーム
がレンズ(図示せず)により平行光にコリメートされて
スケール102に照射される場合(以下これを「平行ビ
ームの場合」と記す)は、上記の(1)式及び(2)式
において、z1→∞として考えれば良い。
【0018】この場合、上記(2)式は、 Pdif=Ps …(2)’ になる。
【0019】さらに、実用においては、光検出器104
の空間周期Pdifの受光素子群をPd if/4の間隔でずら
せて、交互に配置した4群の受光素子群を形成し、これ
ら各群の受光素子からの出力を各々、Va +,Vb +
a -,Vb -とし、Va +−Va -とV b +−Vb -をエンコーダ
のいわゆるA相(正弦波)、B相(余弦波)出力として
利用する。
【0020】スケール102と可干渉光源100の相対
的な変位xは、例えば、A相、B相の信号によりリサー
ジュ図形をプロットし、このリサージュ図形のプロット
点が1回転するとスケール102上の周期的な反射又は
透過率の光学パターンの1ピッチ分の移動として検出さ
れ、さらに、リサージュ図形のプロット点の位相角によ
り、上記周期的光学パターンの1ピッチより細かな変位
を検出することができる。
【0021】また、上記公報に開示された光学式エンコ
ーダでは、Va +,Vb +,Va -,Vb -の各出力の演算和を
とることによりレーザビームの強度をモニタすることが
できるため、環境変化や経時変化などによるレーザビー
ムの強度変化を一定にするようにフィードバックした
り、あるいは、A相、B相出力信号とVa +,Vb +
a -,Vb -の各出力の演算和の信号との適当な演算によ
り、環境変化や経時変化などによるレーザビームの強度
変化の影響を或程度、補正することが可能である。
【0022】従って、このような光学式エンコーダにお
いては、スケールとヘッドとのギャップ変動の影響を殆
ど受けないで、スケールのX方向の相対変位を正確に検
出できる。
【0023】しかしながら、上記構成の光学式エンコー
ダでは、そのエンコーダ出力はいわゆるA相、B相が得
られるのみであるため、相対的な変位量の検出は可能で
あるが、絶対的な位置検出ができない。
【0024】そこで、上記公報では、更に、図17に示
すような構成の光学式エンコーダを開示している。
【0025】即ち、この光学式エンコーダでは、スケー
ル102上の回折格子トラック(光学パターン118)
のピッチ方向と平行して、第2のトラックが形成されて
おり、そこに、基準点(基準位置)検出用のパターン1
20を配している。そして、各トラックのパターン11
8,120に対して、傾斜台110上に配置された可干
渉光源100としての面発光レーザのビーム出射窓12
2,124から光ビームが照射され、その反射又は回折
パターンが光検出器104,104’にて検出されるよ
うに構成している。
【0026】ここで、回折格子トラック(光学パターン
118)による回折パターン126は、受光素子アレイ
群として構成された光検出器104により検出され、上
述と同様にA相、B相の信号が出力される。
【0027】一方、基準点検出用のパターン120によ
る反射光128は、光強度検出用の受光素子として構成
された光検出器104’により検出される。
【0028】このような構成によれば、例えば、基準点
検出用のパターン120で示した領域が周辺部より反射
率が大きい場合には、ビーム出射窓124からの光ビー
ムがその基準点検出用のパターン120に照射されたと
きだけ、光検出器104’の出力が所定値を上回るため
に、基準点を検出することができる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、図17
に示したような構成の光学式エンコーダでは、スケール
パターンの異なる複数のトラックに各々レーザビームを
照射する構成により、基準点の検出や、絶対位置の検出
が可能になる。
【0030】しかしながら、可干渉光源100からの光
ビーム(ビーム出射窓124からの光ビーム)の強度
は、周辺温度や自己発熱によって変動する。また、可干
渉光源100とスケール102間の距離が変動すると、
光検出器104’へ入射する光ビームの強度が変動す
る。
【0031】従って、おおよその基準点を検出すること
はできるが、その基準点を精度良く検出したり、再現性
良く検出することはできなかった。
【0032】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、スケールの基準点又は絶対位置を精度良く検出する
ことの可能な光学式エンコーダを提供することを目的と
する。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による光学式エンコーダは、第1及び第2
の可干渉光源と、上記第1及び第2の可干渉光源から出
射された光ビームを横切るように移動し、且つ、上記光
ビームを照射する所定周期の光学パターンを形成したス
ケールと、上記第1の可干渉光源から上記スケールの光
学パターンを経由し回折干渉パターンを形成する光ビー
ムを受光し、上記スケールの移動量を検出する複数の受
光エリアを有する第1の光検出器と、上記第2の可干渉
光源から上記スケールの光学パターンを経由し回折干渉
パターンを形成する光ビームを受光し、上記スケールの
基準点又は絶対位置を検出する第2の光検出器と、上記
第2の光検出器に近接して配置され、上記第2の可干渉
光源から上記スケールの光学パターンを経由した光ビー
ムの強度を検出する第3の光検出器と、上記第3の光検
出器で検出した光ビームの強度により、上記第2の可干
渉光源から出射される光ビームの強度を制御する光ビー
ム強度制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0034】即ち、本発明の光学式エンコーダによれ
ば、可干渉光源からの光ビームの強度は、周辺温度や自
己発熱によって変動し、また、可干渉光源とスケール間
の距離が変動すると、光検出器へ入射する光ビームの強
度が変動するが、第3の光検出器によって光ビームの強
度を検出し、第2の可干渉光源の出射強度を制御するよ
うにしているので、入射ビームの強度の変動を防止する
ことができる。従って、スケールの光学パターンのみに
依存した入射光が第2の光検出器に入射するため、スケ
ールの基準点又は絶対位置を精度良く検出することがで
きる。
【0035】また、本発明による光学式エンコーダは、
第1及び第2の可干渉光源と、上記第1及び第2の可干
渉光源から出射された光ビームを横切るように移動し、
且つ、上記光ビームを照射する所定周期の光学パターン
を形成したスケールと、上記第1の可干渉光源から上記
スケールの光学パターンを経由し回折干渉パターンを形
成する光ビームを受光し、上記スケールの移動量を検出
する複数の受光エリアを有する第1の光検出器と、上記
第2の可干渉光源から上記スケールの光学パターンを経
由し回折干渉パターンを形成する光ビームを受光し、上
記スケールの基準点又は絶対位置を検出する、上記スケ
ールの移動方向と平行に互いに隣接した複数の受光エリ
アを設けた第2の光検出器と、上記第2の可干渉光源か
ら上記スケールの光学パターンを経由した光ビームの強
度を検出する、上記第2の光検出器を挟むように上記ス
ケールの移動方向に垂直に配置された複数の受光エリア
を有する第3の光検出器と、上記第3の光検出器で検出
した光ビームの強度、又は、上記第2の検出器と上記第
3の光検出器により検出した光ビーム強度の合計によ
り、上記第2の可干渉光源から出射される光ビームの強
度を制御する光ビーム強度制御手段と、を具備すること
を特徴とする。
【0036】即ち、本発明の光学式エンコーダによれ
ば、光ビーム強度制御手段により、第3の光検出器で検
出した光ビームの強度、又は、第2の検出器と上記第3
の光検出器により検出した光ビーム強度の合計により、
第2の可干渉光源から出射される光ビームの強度を制御
するようにしているので、入射ビームの強度の変動を防
止することができる。従って、スケールの光学パターン
のみに依存した入射光が第2の光検出器に入射するた
め、スケールの基準点又は絶対位置を精度良く検出する
ことができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0038】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る光学式エンコーダの構成を示す斜
視図である。
【0039】即ち、本第1の実施の形態に係る光学式エ
ンコーダは、第1及び第2の可干渉光源10,12と、
上記第1及び第2の可干渉光源10,12から出射され
た光ビーム14,16を横切るように移動し、且つ、上
記光ビーム14,16を照射する所定周期の光学パター
ンを形成したスケール18と、上記第1の可干渉光源1
0から上記スケール18の光学パターンを経由し回折干
渉パターンを形成する光ビーム14を受光し、スケール
18の移動量を検出する複数の受光エリアを有する第1
の光検出器20と、上記第2の可干渉光源12から上記
スケール18の光学パターンを経由し回折干渉パターン
を形成する光ビーム16を受光し、スケール18の基準
点又は絶対位置を検出する第2の光検出器22と、上記
第2の光検出器22に近接して配置され、上記第2の可
干渉光源12から光学パターンを経由した光ビーム16
の強度を検出する第3の光検出器24と、から構成され
ている。
【0040】ここで、上記第1及び第2の可干渉光源1
0,12は基板26上に実装され、また、上記第1乃至
第3の光検出器20,22,24は基板28上に実装さ
れている。そして、基板26、基板28、及び上記スケ
ール18は、互いに平行になるように組み立てられてい
る。
【0041】このような構成において、上記第1の可干
渉光源10から出射された光ビーム14は、上記スケー
ル18上に形成された光学パターンにより回折又は透過
し、第1の光検出器20の受光エリア面に拡がり領域3
0を持って照射され、該拡がり領域30内に回折干渉パ
ターンを形成する。第1の光検出器20は、複数の受光
エリアを有しており、上記形成された回折干渉パターン
を検出し、従来技術において説明したようにして、スケ
ール18の移動量を検出する。
【0042】また、上記第2の可干渉光源12から出射
された光ビーム16は、上記スケール18上に形成され
た光学パターンにより回折又は透過し、第2の光検出器
22の受光エリア面に拡がり領域32を持って照射さ
れ、該拡がり領域32内に回折干渉パターンを形成す
る。ここで、上記スケール18の光学パターンは、当該
スケール18が初期位置等の基準位置に移動されたとき
に、上記第2の可干渉光源12から出射された光ビーム
16の拡がり領域38が照射される位置に、基準点検出
のための、上記所定周期とは異なる集光回折格子パター
ン形成部36を備えている。而して、そのような基準位
置にスケール18が移動されたときには、この集光回折
格子パターン形成部36により回折又は透過した光ビー
ム16は集光境界曲線34を持って集光されて、第2の
光検出器24の受光エリア面に集光領域40として照射
され、回折干渉パターンを形成することになる。第2の
光検出器22は、この回折干渉パターンを検出して、ス
ケール18の基準点又は絶対位置を検出する。
【0043】また、上記第3の光検出器24は、上記第
2の光検出器22に近接した領域に設けられており、上
記第2の可干渉光源12から出射された光ビーム16の
周辺部が入射するようになっている。ここで、該第3の
光検出器24は、複数の受光エリア24A,24Bを有
しており、それら受光エリア24A,24Bは、スケー
ル移動方向と垂直方向に上記第2の光検出器22を挟み
両側に配置されている。この第3の光検出器24は、第
2の可干渉光源12からの光ビーム16の強度を検出す
る。
【0044】そして、図2の(A)に示すように、この
第3の光検出器24で検出した光ビーム16の強度によ
り、上記第2の可干渉光源12から出射される光ビーム
16の強度を、光ビーム強度制御手段42により制御す
る。即ち、この光ビーム強度制御手段42は、上記第3
の光検出器24からの光ビーム16の強度によって、上
記第2の可干渉光源12から上記第3の光検出器24へ
の入射強度が一定となるように、上記第2の可干渉光源
12に印加する電圧もしくは電流値を制御する。
【0045】即ち、可干渉光源12からの光ビーム16
の強度は、周辺温度や自己発熱によって変動する。ま
た、可干渉光源12とスケール18間の距離が変動する
と光検出器22へ入射する光ビーム16の強度が変動す
る。そこで、本第1の実施の形態では、第3の光検出器
24によって光ビーム16の強度を検出し、第2の可干
渉光源12の出射強度を制御することにより、入射ビー
ムの強度の変動を防止できる。これにより、スケール1
8の光学パターンのみに依存した入射光が第2の光検出
器22に入射するため、スケール18の基準点又は絶対
位置を精度良く検出することができるようになる。
【0046】なお、図1に示すような透過型の光学式エ
ンコーダに限らず、本第1の実施の形態は、反射型の光
学式エンコーダにも適用可能である。
【0047】即ち、可干渉光源10,12と光検出器2
0,22,24を同じ側に構成する場合には、図3に示
すように、第1可干渉光源10を上記第1の光検出器2
0の受光エリアの中央部に設け、また、第2の可干渉光
源12を上記第2の光検出器22の受光エリアの中央部
に設ければ良い。
【0048】或いは、図4に示すように、第1の可干渉
光源10から出射された光ビーム14が、スケール18
上に形成された光学パターンにより反射し、第1の光検
出器20の受光エリア面に回折干渉パターンを形成し、
また、第2の可干渉光源12から出射された光ビーム1
6が、スケール18上に形成された光学パターンにより
反射し、第2の光検出器22の受光エリア面に回折干渉
パターンを形成するように、可干渉光源10,12から
出射した光ビーム14,16の主軸が、スケール面の垂
線に対して所定角度だけ傾斜するよう、基板26を傾斜
台として構成すれば良い。
【0049】このような反射型の光学式エンコーダにお
いても、透過型の場合と同様に、第3の光検出器24に
よって光ビーム16の強度を検出し、第2の可干渉光源
12の出射強度を制御することにより、入射ビームの強
度の変動を防止でき、これにより、スケール18の光学
パターンのみに依存した入射光が第2の光検出器22に
入射するため、スケール18の基準点又は絶対位置を精
度良く検出することができるようになる。
【0050】また、図1における変位方向とは90度異
なる方向への変位量を検出する場合には、図5に示すよ
うな構成となる。
【0051】即ちこの場合は、スケール18に移動量検
出用と基準点検出用の2つのトラックを設け、それぞれ
に光学パターンを形成する。そして、基準点検出用のト
ラックの光学パターンの一部に、前述したような集光回
折格子パターン形成部36を配する。なお、各光学パタ
ーンの向きは、図1のそれと90度異なっている。同様
に、各検出器20,22,24の向きも、それぞれ、図
1のそれらを90度回転させた方向とされる。
【0052】また、図3及び図4における変位方向とは
90度異なる方向への変位量を検出する反射型の光学式
エンコーダを構成する場合も、これと同様に、スケール
18及び検出器20,22,24を変更すれば良い。
【0053】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。
【0054】本第2の実施の形態に係る光学式エンコー
ダは、図6に示すように、第3の光検出器24の受光エ
リア24A,24Bが、スケール18の移動方向と平行
方向に上記第2の光検出器22を挟み両側に隣接して配
置されるよう、構成したものである。そして、図2の
(B)に示すように、上記第3の光検出器24により検
出された光ビームの入射強度と上記第2の光検出器22
により検出された光ビームの入射強度との合計に基づい
て、上記光ビーム強度制御手段42は、上記第2の可干
渉光源12から出射される光ビーム16の強度を制御す
るようにしている。
【0055】このように構成しても、上記第1の実施の
形態と同様の効果を奏することができる。
【0056】また、反射型の光学式エンコーダを構成す
る場合には、図7に示すように、上記第3の光検出器2
4の受光エリアを配置すれば良い。
【0057】勿論、図4に示したような傾斜方式の反射
型の光学式エンコーダにも同様に適用可能である。
【0058】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。
【0059】本第3の実施の形態に係る光学式エンコー
ダは、図8に示すように、上記第3の光検出器24の受
光エリア24A,24Bが、スケール18の移動方向と
垂直方向に上記第2の光検出器22を挟み両側に隣接し
て配置されるよう、また、受光エリア24C,24D
が、スケール18の移動方向と平行方向に上記第2の光
検出器22を挟み両側に隣接して配置されるよう、構成
したものである。
【0060】そして、上記第2の実施の形態と同様に、
上記光ビーム強度制御手段42が、上記第2の光検出器
22と上記第3の光検出器24のすべての受光エリアに
より検出された光ビームの強度の合計に基づいて、上記
第2の可干渉光源12から出射される光ビーム16の強
度を制御する。
【0061】このように構成しても、上記第1の実施の
形態と同様の効果を奏することができる。
【0062】また、反射型の光学式エンコーダを構成す
る場合には、図9に示すように、上記第3の光検出器2
4の受光エリア24A,24B,24C,24Dを配置
すれば良い。
【0063】勿論、図4に示したような傾斜方式の反射
型の光学式エンコーダにも同様に適用可能である。
【0064】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態を説明する。
【0065】本第4の実施の形態に係る光学式エンコー
ダは、図10に示すように、第2の光検出器22を複数
の受光エリア22A,22Bを有するように構成し、そ
れら受光エリア22A,22Bを、上記スケール18の
移動方向と平行に互いに隣接して配置している。
【0066】そして、光ビーム強度制御手段42は、上
記第3の光検出器24で検出した光ビームの強度に基づ
いて、上記第2の可干渉光源12から出射される光ビー
ム16の強度を制御する。
【0067】あるいは、光ビーム強度制御手段42は、
上記第2の検出器22と上記第3の光検出器24により
検出した光ビーム強度の合計によって、上記第2の可干
渉光源12から出射される光ビーム16の強度を制御す
るものでも良い。なおこの場合、第2の光検出器22で
検出した光ビームの強度とは、上記受光エリア22Aで
検出した光ビームの強度と、受光エリア22Bで検出し
た光ビームの強度との差分である。
【0068】なお、基準点は、上記第2の光検出器22
の受光エリア22A,22Bの出力の差により検出され
る。
【0069】このように構成しても、上記第1の実施の
形態と同様の効果を奏することができる。
【0070】また、反射型の光学式エンコーダを構成す
る場合には、図11に示すように、上記第2の光検出器
22の受光エリア22A,22Bを配置すれば良い。
【0071】勿論、図4に示したような傾斜方式の反射
型の光学式エンコーダにも同様に適用可能である。
【0072】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施の形態を説明する。
【0073】本第5の実施の形態に係る光学式エンコー
ダは、前述した第1乃至第4の実施の形態に係る光学式
エンコーダにおいて、図12に示すように、更に、スケ
ール調整信号手段44を設けたものである。このスケー
ル調整信号手段44は、上記第3の光検出器24の複数
の受光エリア間の光入射強度の差分を取り、スケール1
8の傾き調整信号を出力する。
【0074】このスケール調整信号手段44から出力さ
れる傾き調整信号をモニタすることで、上記スケール1
8の傾き調整が可能となる。
【0075】即ち、スケール18、可干渉光源10,1
2、及び光検出器20,22,24の組み込み作業が容
易となる。また、スケール18の傾きが無いので、安定
した信号が得られる。
【0076】[第6の実施の形態]次に、本発明の第6
の実施の形態を説明する。
【0077】本第6の実施の形態は、特に、図3に示し
たような反射型の光学式エンコーダに関するものであ
る。
【0078】即ち、本第6の実施の形態に係る光学式エ
ンコーダは、図13に示すように、上記第1の光検出器
20の受光エリアの中央部に上記第1の可干渉光源10
を設けている。また、上記第2及び第3の光検出器2
2,24はスケール18の移動方向と垂直に配置された
複数の受光エリアを有しており、これら複数の受光エリ
アは、上記第2の可干渉光源12を挟むように対向して
基板28上に配置されている。そして、上記スケール1
8は、上記第1及び第2の可干渉光源10,12からの
光ビーム14,16を反射して回折干渉パターンを形成
するものであるが、本第6の実施の形態においては、ス
ケール18の移動方向に光ビームを透過する透過領域4
6(もしくは光ビームを吸収する領域)が設けられてい
る。これにより、上記第1及び第2の可干渉光源10,
12の光出射部48,50には、上記スケール18から
の反射光が入射しないようになっている。
【0079】このように、本第6の実施の形態において
は、スケール18の移動方向に光ビームを透過する透過
領域46(もしくは光ビームを吸収する領域)が設けら
れており、この部分に入射した光ビームは反射しないた
め、基板28上に形成されるパターンの一部には反射光
が入射しない。よって、この反射光が入射しない領域
に、上記第1及び第2の可干渉光源10,12の光出射
部48,50を設けることで、可干渉光源10,12か
らの出射光の強度が、反射光により影響されることがな
く、安定した出射光強度が得られる。
【0080】なお、図13において、参照番号52は電
極パット、54はワイヤである。
【0081】また、図13における変位方向とは90度
異なる方向への変位量を検出する場合には、図14に示
すような構成となる。
【0082】即ちこの場合は、スケール18上に、上記
第1の可干渉光源10からの光ビーム14を反射する第
1の光学パターン56と、上記第2の可干渉光源12か
らの光ビーム16を反射する第2の光学パターン58と
を設ける。なお、各光学パターン56,58の向きは、
図13のスケールの光学パターンの向きと90度異なっ
ている。同様に、各検出器20,22,24の向きも、
それぞれ、図13のそれらを90度回転させた方向とさ
れる。
【0083】ここで、上記第2の光学パターン58に
は、上記第2の可干渉光源12の光出射部にスケール1
8からの反射光が入射しないように、上記スケール18
の移動方向に光ビームの透過領域46が設けられてお
り、これにより、2つの領域に分割されている。そこ
で、各領域の互いに異なる一方の端部にそれぞれ集光回
折格子パターン形成部36を配するようにしている。こ
れにより、スケール18の基準位置として2つ取ること
が可能となる。
【0084】なお、上記各実施の形態においては、基準
点検出用の第2の光検出器22と、これと近接して配置
された第3の光検出器22とがあり、それら各々の光検
出器の有効受光エリアが接触するように配置されてい
る。
【0085】これら第2及び第3の光検出器22,24
は、実際には、図15の(A)に示すような素子構造に
なっており、空乏層の範囲が有効受光エリアになる(図
15の(A)中の上から見た図における縦線は、有効受
光エリアの境界を示す)。
【0086】そして、第2の光検出器22の受光エリア
(有効受光エリアz)の出力により基準点を検出し、ま
た、第3の光検出器24の受光エリア24A,24B
(有効受光エリアm1,m2)の出力を、第2の可干渉
光源12の駆動回路を含む光ビーム強度制御手段42に
フィードバックして、これら出力の和を一定にするよう
に制御するようにしている。勿論、上記第3の光検出器
24の受光エリア24A,24B(有効受光エリアm
1,m2)の出力と上記第2の光検出器22の受光エリ
ア(有効受光エリアz)の出力との和を光ビーム強度制
御手段42にフィードバックするようにしても良い。
【0087】また、前述の第4の実施の形態におけるよ
うに、第2の光検出器22を複数の受光エリア22A,
22Bを有するように構成し、それら受光エリア22
A,22Bを、上記スケール18の移動方向と平行に互
いに隣接して配置する場合には、図15の(B)に示す
ような素子構造となる。
【0088】この場合は、第2の光検出器22の受光エ
リア22A,22B(有効受光エリアz1,z2)の出
力の差により基準点を検出する。また、これら第2の光
検出器22の受光エリア22A,22B(有効受光エリ
アz1,z2)の出力を、上記光ビーム強度制御手段4
2にフィードバックして、第2の可干渉光源12を制御
することも可能となる。
【0089】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能なことは勿論である。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
第3の光検出器によって光ビームの強度を検出し、第2
の可干渉光源の出射強度を制御するようにしているの
で、入射ビームの強度の変動を防止することができ、従
って、スケールの光学パターンのみに依存した入射光が
第2の光検出器に入射するため、スケールの基準点又は
絶対位置を精度良く検出することの可能な光学式エンコ
ーダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る透過型の光学
式エンコーダの構成を示す斜視図である。
【図2】(A)は本発明の第1の実施の形態に係る光学
式エンコーダの要部ブロック図であり、(B)は本発明
の第2の実施の形態に係る光学式エンコーダの要部ブロ
ック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る反射型の光学
式エンコーダの構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る反射型の光学
式エンコーダの別の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る透過型の光学
式エンコーダの別の構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る透過型の光学
式エンコーダの構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る反射型の光学
式エンコーダの構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る透過型の光学
式エンコーダの構成を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る反射型の光学
式エンコーダの構成を示す斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る透過型の光
学式エンコーダの構成を示す斜視図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る反射型の光
学式エンコーダの構成を示す斜視図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態に係る光学式エン
コーダの要部ブロック図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態に係る反射型の光
学式エンコーダの構成を示す図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態に係る反射型の光
学式エンコーダの別の構成を示す図である。
【図15】(A)及び(B)はそれぞれ光検出器の素子
構造を示す図である。
【図16】従来の光学式エンコーダの例を示す図であ
る。
【図17】従来の光学式エンコーダの別の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10,12 可干渉光源 14,16 光ビーム 18 スケール 20 第1の光検出器 22 第2の光検出器 22A,22B 受光エリア 24 第3の光検出器 24A,24B,24C,24D 受光エリア 26 基板 26、28 基板 30,32、38 拡がり領域 34 集光境界曲線 36 集光回折格子パターン形成部 40 集光領域 42 光ビーム強度制御手段 44 スケール調整信号手段 46 透過領域 48,50 光出射部 56 第1の光学パターン 58 第2の光学パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA02 AA07 AA09 BB02 BB15 DD04 EE03 FF19 FF48 FF51 GG06 HH13 JJ03 JJ05 JJ15 MM02 NN02 UU05 UU07 2F103 BA28 CA01 CA02 CA04 CA08 DA04 EA06 EA15 EB02 EB08 EB15 EB16 EB32 EB33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の可干渉光源と、 前記第1及び第2の可干渉光源から出射された光ビーム
    を横切るように移動し、且つ、前記光ビームを照射する
    所定周期の光学パターンを形成したスケールと、 前記第1の可干渉光源から前記スケールの光学パターン
    を経由し回折干渉パターンを形成する光ビームを受光
    し、前記スケールの移動量を検出する複数の受光エリア
    を有する第1の光検出器と、 前記第2の可干渉光源から前記スケールの光学パターン
    を経由し回折干渉パターンを形成する光ビームを受光
    し、前記スケールの基準点又は絶対位置を検出する第2
    の光検出器と、 前記第2の光検出器に近接して配置され、前記第2の可
    干渉光源から前記スケールの光学パターンを経由した光
    ビームの強度を検出する第3の光検出器と、 前記第3の光検出器で検出した光ビームの強度により、
    前記第2の可干渉光源から出射される光ビームの強度を
    制御する光ビーム強度制御手段と、 を具備することを特徴とする光学式エンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記第3の光検出器の受光エリアは、前
    記スケールの移動方向と垂直方向に前記第2の光検出器
    を挟み両側に配置されていることを特徴とする請求項1
    に記載の光学式エンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記第3の光検出器の受光エリアは、前
    記スケールの移動方向と平行方向に前記第2の光検出器
    を挟み両側に隣接して配置されており、 前記光ビーム強度制御手段は、前記第3の光検出器と前
    記第2の光検出器により検出された光ビームの入射強度
    の合計により、前記第2の可干渉光源から出射される光
    ビームの強度を制御する、 ことを特徴とする請求項1に記載の光学式エンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記第3の光検出器の受光エリアは、前
    記スケールの移動方向と垂直方向及び平行方向に前記第
    2の光検出器を挟み両側に隣接して配置されており、 前記光ビーム強度制御手段は、前記第2の光検出器と前
    記第3の光検出器のすべての受光エリアにより検出され
    た光ビームの強度の合計により、前記第2の可干渉光源
    から出射される光ビームの強度を制御する、 ことを特徴とする請求項1に記載の光学式エンコーダ。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の可干渉光源と、 前記第1及び第2の可干渉光源から出射された光ビーム
    を横切るように移動し、且つ、前記光ビームを照射する
    所定周期の光学パターンを形成したスケールと、 前記第1の可干渉光源から前記スケールの光学パターン
    を経由し回折干渉パターンを形成する光ビームを受光
    し、前記スケールの移動量を検出する複数の受光エリア
    を有する第1の光検出器と、 前記第2の可干渉光源から前記スケールの光学パターン
    を経由し回折干渉パターンを形成する光ビームを受光
    し、前記スケールの基準点又は絶対位置を検出する、前
    記スケールの移動方向と平行に互いに隣接した複数の受
    光エリアを設けた第2の光検出器と、 前記第2の可干渉光源から前記スケールの光学パターン
    を経由した光ビームの強度を検出する、前記第2の光検
    出器を挟むように前記スケールの移動方向に垂直に配置
    された複数の受光エリアを有する第3の光検出器と、 前記第3の光検出器で検出した光ビームの強度、又は、
    前記第2の検出器と前記第3の光検出器により検出した
    光ビーム強度の合計により、前記第2の可干渉光源から
    出射される光ビームの強度を制御する光ビーム強度制御
    手段と、 を具備することを特徴とする光学式エンコーダ。
  6. 【請求項6】 前記第3の光検出器の複数の受光エリア
    間の光入射強度の差分を取り、スケールの傾き調整信号
    を出力するスケール調整信号手段を更に具備することを
    特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の光学式エン
    コーダ。
  7. 【請求項7】 前記第1の可干渉光源は、前記第1の光
    検出器の受光エリアの中央部に設けられており、 前記第2及び第3の光検出器は、スケールの移動方向と
    垂直に配置された複数の受光エリアを有しており、この
    複数の受光エリアは、前記第2の可干渉光源を挟むよう
    に対向して基板上に配置されており、 前記スケールは、前記第1及び第2の可干渉光源からの
    光ビームを反射して回折干渉パターンを形成すると共
    に、前記スケールの移動方向に光ビームを透過もしくは
    吸収する領域が設けられており、前記第1及び第2の可
    干渉光源の光出射部に前記スケールからの反射光が入射
    しないことを特徴とする請求項1に記載の光学式エンコ
    ーダ。
  8. 【請求項8】 前記第1の可干渉光源は、前記第1の光
    検出器の受光エリアの中央部に設けられており、 前記第2及び第3の光検出器は、前記スケールの移動方
    向と垂直に配置された複数の受光エリアを有しており、
    この複数の受光エリアは、前記第2の可干渉光源を挟む
    ように対向して前記基板上に配置されており、 前記スケール上には、前記第1の可干渉光源からの光ビ
    ームを反射する第1の光学パターンと、前記第2の可干
    渉光源からの光ビームを反射する第2の光学パターンと
    が設けられており、 前記第2の光学パターンには、前記スケールの移動方向
    に光ビームの透過領域が設けられており、前記第2の可
    干渉光源の光出射部に前記スケールからの反射光が入射
    しないことを特徴とする請求項1に記載の光学式エンコ
    ーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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