JP2002159366A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2002159366A
JP2002159366A JP2000361541A JP2000361541A JP2002159366A JP 2002159366 A JP2002159366 A JP 2002159366A JP 2000361541 A JP2000361541 A JP 2000361541A JP 2000361541 A JP2000361541 A JP 2000361541A JP 2002159366 A JP2002159366 A JP 2002159366A
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Masami Yoshida
正美 吉田
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嘉明 森田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 座席フレームの軽量化、剛性の向上。 【構成】 座席骨格フレーム1は車体に移動自在または
固定した取付フレーム11に対して前側上下リンク機構
Fと後側上下機構Rからなる上下機構により上下自在に
取付けたものにおいて、座席骨格フレーム1は、左右一
対の側部フレーム6と、該左右の側部フレーム6の前側
を連結する左右に長い板状に形成した前側フレーム2
と、前記側部フレーム6に前後に並設した左右方向の複
数のバネ体40とを有して構成し、前記側部フレーム6
の前側内面部分にL型形状に形成した取付用台座7の縦
板部8を固定し、該取付用台座7の横板部9上に前記前
側フレーム2の底板3を載せて固定した車両用シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下調節機構を有する
車両用シートに係るものであり、特に、座席フレームの
構成について工夫したものである。
【0002】
【従来技術】従来、公知の実開平5−1345号公報に
は、座席骨格フレームを、左右一対の側部フレームの前
後側を軸棒による枠体により連結し、該前後枠体を前後
方向の板状枠体で連結した構成について記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、シート
の上下機構がないため、該上下機構を設けるスペースに
ついて何ら考慮されていないという課題がある。シート
の前後側の何れか一方または両方を上下させる上下機構
を設けるに当たって、合理的なフレーム構成に付いて工
夫したものである。
【0004】
【発明の目的】座席フレームの軽量化、剛性の向上、上
下機構の作動スペースの確保、可動部分とクッション材
との干渉の防止。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、座席骨格フレ
ーム1は車体に移動自在または固定した取付フレーム1
1に対して前側上下リンク機構Fと後側上下機構Rから
なる上下機構により上下自在に取付けたものにおいて、
座席骨格フレーム1は、左右一対の側部フレーム6と、
該左右の側部フレーム6の前側を連結する左右に長い板
状に形成した前側フレーム2と、前記側部フレーム6に
前後に並設した左右方向の複数のバネ体40とを有して
構成し、前記側部フレーム6の前側内面部分にL型形状
に形成した取付用台座7の縦板部8を固定し、該取付用
台座7の横板部9上に前記前側フレーム2の底板3を載
せて固定した車両用シートとしたものである。本発明
は、前記取付用台座7の横板部9と側部フレーム6との
間の一部には所定の間隙を設け、該間隙内に、前記前側
上下リンク機構Fの前記座席骨格フレーム1に一端を夫
々回動自在に軸着した左右一対の前側アーム25と、該
前側アーム25の他端を回動自在に軸着する前記取付フ
レーム11に一端を軸着した前側リンク杆26とを配置
した車両用シートとしたものである。本発明は、前記取
付用台座7の横板部9と側部フレーム6の間の一部の間
隙内に、前記前側アーム25に形成した前側セクタギヤ
部30と、該前側セクタギヤ部30に噛合う前側用モー
タ32の前側モータ出力ギヤ31とを配置した車両用シ
ートとしたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1
は車両用シートの座席シートの座席骨格フレームであ
り、座席骨格フレーム1の前側部分は前側フレーム2に
より構成する。前側フレーム2は底板3と該底板3の左
右側に設けた左右側板4と前後側に設けた前後板5によ
り左右に長い四角形状の皿状に形成する。前記前側フレ
ーム2の左右両側には左右一対の側部フレーム6を設け
る。側部フレーム6は縦の板状部材を前後に長くして形
成し、側部フレーム6の前側フレーム2の取付部分には
取付用台座7を設ける。取付用台座7はL型形状に形成
し、取付用台座7の縦板部8を側部フレーム6の内面側
に固定し、取付用台座7の横板部9の上面に前記前側フ
レーム2の底板3の下面を載せて溶接またはボルト締結
等の任意手段により互いに固定する。したがって、前側
フレーム2は取付用台座7に載せて取付けるので取付作
業が容易になる。左右の側部フレーム6の後部には、後
側回転軸(後側フレーム)10の両端を軸受8を介して
回転のみ自在に軸装し、後側回転軸10は左右の側部フ
レーム6の後部を連結して座席骨格フレーム1を構成す
るフレーム部材と、後述する後側上下機構Rの作動軸と
を兼用する。
【0007】しかして、座席骨格フレーム1は車体側に
移動自在または固定した取付フレーム11に対して上下
自在に取付け、前記後側回転軸10の側部フレーム6の
内側には前記後側上下機構Rの一部を構成する後側アー
ム12の基部を溶接固定し、後側アーム12の先端は取
付フレーム11に設けた支持ブラケット13に軸14に
より回動自在に取付ける。前記後側回転軸10の一端側
は前記側部フレーム6の外側に突出させて、該後側回転
軸10の突出部には前記後側上下機構Rの一部を構成す
る後側セクタギヤ15の基部を溶接固定し、後側セクタ
ギヤ15のギヤ部16には後側モータ出力ギヤ17を噛
み合わせ、後側モータ出力ギヤ17は後側用リフタモー
タ18の出力軸19に固定する。また、後側セクタギヤ
15のギヤ部16より後側回転軸10側には後側回転軸
10を中心とする円弧状のガイド孔20を形成し、該ガ
イド孔20に後側ガイド体21を係合させ、後側ガイド
体21は前記側部フレーム6に固定する。
【0008】しかして、左右の側部フレーム6の前側部
分には前側上下リンク機構Fの一部を構成する前側回転
軸24を回転のみ自在に軸装し、側部フレーム6の内側
の前側回転軸24には前側アーム25の基部を溶接固定
し、前側アーム25の先端には前側リンク杆26の一端
を軸27により軸着し、前側リンク杆26の他端は取付
フレーム11側に軸28により回動自在に軸着する。前
記左右の前側アーム25の内の一方は、前側回転軸24
を挟んで前記前側リンク杆26と反対側に前側セクタギ
ヤ部30を形成し、前側セクタギヤ部30には前側モー
タ出力ギヤ31を噛み合わせ、前側モータ出力ギヤ31
は前側用モータ32の出力軸33に固定する。即ち、左
右の前側アーム25の内の一方は、その中間部を前側回
転軸24に溶接固定し、前側アーム25の前側は前記前
側リンク杆26に取付け、前側アーム25の後側には前
側セクタギヤ部30を一体的に形成し、前側セクタギヤ
部30より前側回転軸24側の前側アーム25には円弧
状の前側ガイド孔34を形成し、該前側ガイド孔34に
前側ガイド体35を係合させ、前側ガイド体35は前記
側部フレーム6に固定する。
【0009】この場合、前記取付用台座7の横板部9の
一部には側部フレーム6の内面から離れた離隔部36と
該離隔部36と横板部9との間に窓孔37とを形成し、
前記前側アーム25(特に前側セクタギヤ部30)と前
側リンク杆26とを側部フレーム6の内面と横板部9と
の間の間隙に位置させて、取付用台座7との干渉を防止
している。また、前記前側上下リンク機構Fを構成する
前側回転軸24は、前側フレーム2の下方に位置させ、
かつ、その両端を軸受(図示省略)を介して回転のみ自
在に軸装して、左右の側部フレーム6を連結するフレー
ム構成部材としても兼用し、剛性を向上させている。し
かして、前記前側フレーム2と後側回転軸10との間の
左右の側部フレーム6には前後に所定間隔を置いて複数
のバネ体40の両端を取付ける。バネ体40はジグザグ
バネにより構成し、その両端を側部フレーム6のバネ取
付孔41に係止する。この場合、前記バネ体40は、側
部フレーム6の上縁から所定間隔下方に位置させる。し
たがって、実施例では、バネ体40を取付けるバネ取付
孔41を、側部フレーム6の上縁から所定間隔下方に位
置させているが、他の取付方法でもよい。
【0010】バネ体40は側部フレーム6の上面に取付
けずに、側部フレーム6の上下中間部に取付けることに
より、その分クッション材の上面高さを低くする。即
ち、前側上下リンク機構Fと後側上下機構Rは、前後に
連動連結する必要がないのでロッドが不要であり、後側
用リフタモータ18と前側用モータ32を側部フレーム
6の外側に位置させ、側部フレーム6の内側には駆動機
構がないので、バネ体40およびクッション材との干渉
がないことから、側部フレーム6は剛性を確保するた
め、所定の高さ(厚み)を必要とし、クッション材も所
定の厚み(高さ)を必要とし、クッション材の上面高さ
はバネ体40の位置を基準にするが、クッション材の上
面高さを低くする。しかして、側部フレーム6の後側上
部にはリクライニング装置を取付けるリクライニング用
ブラケット43を取付け、リクライニング用ブラケット
43にはリクライニング用モータ44を設け、該リクラ
イニング用モータ44と前記後側用リフタモータ18と
前記前側用モータ32とは、夫々共通アッシー部品とし
て構成する。
【0011】即ち、リクライニング用モータ44と前記
後側用リフタモータ18と前記前側用モータ32は、モ
ータ部45とギヤ部46とにより構成し、モータ部45
のケーシング47内のケース内回転出力軸48にウォー
ムギヤ49を設け、ウォームギヤ49にはギヤ部46に
設けた2個の中間歯車50、51を噛み合わせ、中間歯
車50、51には夫々同一軸心で小径の中間歯車52、
53を設け、中間歯車52、53は夫々軸心方向が平行
の一つの大径中間歯車54に噛み合わせ、大径中間歯車
54は各モータ18、32、44の出力軸19、33
(リクライニング用モータ44の出力軸は図示省略)に
取付け、夫々共通アッシー部品として構成している。こ
の場合、該リクライニング用モータ44と前記後側用リ
フタモータ18と前記前側用モータ32の何れもは、平
面視、前記側部フレーム6の外側に位置させている。な
お、図1と図3では、前側用モータ32の取付位置が左
右相違しているが、何れのモータも側部フレーム6の外
側にあればよい。図中、55は背凭シートの背凭骨格フ
レーム、56は取付フレーム11を構成するスライドレ
ール、57は左右のリクライニング装置を作動させる連
動軸であり、フレームの一部を構成している。
【0012】
【作用】次に作用を述べる。車両用シートの座席シート
の座席骨格フレーム1は、左右に長い四角皿形状の前側
フレーム2と、前側フレーム2の左右両側の側部フレー
ム6と、前側フレーム2の後方のバネ体40と、バネ体
40の後方の後側回転軸(フレーム)10とにより構成
しているから、充分な剛性(ねじりや種々の方向からの
荷重に対する剛性を含む)を有しながら、軽量化でき
る。即ち、全体を皿状のフレームにより構成すると剛性
は高いが、重量が嵩むので、ヒップポイントの下方は左
右方向のバネ体40を前後に並設してクッション性を確
保し、前側フレーム2を最小限にすることにより全体を
軽量にし、前側フレーム2と左右両側の側部フレーム6
と後側回転軸10とにより剛性を確保し、特に、後側の
荷重はバネ体40と側部フレーム6により支持できるの
で、座席骨格フレーム1の後側は後側上下機構Rの後側
回転軸10を兼用できる。
【0013】したがって、前側フレーム2と左右の側部
フレーム6と後側回転軸(フレーム)10とバネ体40
により、剛性の確保と、クッション性の確保を両立させ
て、適材適所の合理的配置となって、部品点数を減少し
て、軽量化できる。また、特に、バネ体40は、左右方
向のバネ材を前後に並設し、しかも、後側フレームを兼
用する後側回転軸10が軸棒形状であって取付スペース
を小にするので、バネ体40を後側回転軸10に接近さ
せて可及的に後側に配置できるから、クッション性も向
上させる。また、前記前側上下リンク機構Fを構成する
前側回転軸24は、前側フレーム2の下方に位置させ、
かつ、その両端を軸受(図示省略)を介して回転のみ自
在に軸装しているから、前側フレーム2の他に前側回転
軸24によっても左右の側部フレーム6を連結し、剛性
を向上させ、また、前側回転軸24はフレーム構成部材
としても兼用して部品点数を削減し、コストを低くし、
軽量化する。
【0014】しかして、側部フレーム6の前側部分に
は、縦板部8と横板部9とによりL型形状に形成した取
付用台座7を設け、横板部9の上面に前側フレーム2の
底板3を載せて溶接またはボルト締結等の任意手段によ
り互いに固定するから、前側フレーム2の取付作業が容
易になる。前側フレーム2は取付用台座7を介して側部
フレーム6に取付けているので、前側フレーム2と側部
フレーム6による衝突時等の着座者が沈み込む(サブマ
リン現象)荷重に対する剛性を向上させている。しかし
て、座席骨格フレーム1は取付フレーム11に対して後
側上下機構Rと前側上下リンク機構Fにより独立して上
下自在であるが、後側上下機構Rは、左右の側部フレー
ム6に左右方向の軸棒形状の後側回転軸10の両端を回
転のみ自在に軸装し、後側回転軸10の側部フレーム6
の内側には後側アーム12の基部を溶接固定し、後側ア
ーム12の先端は取付フレーム11側に軸14により回
動自在に取付け、後側回転軸10の一端側の側部フレー
ム6の外側には後側セクタギヤ15の基部を溶接固定
し、後側セクタギヤ15のギヤ部16には後側モータ出
力ギヤ17を噛み合わせ、後側モータ出力ギヤ17は後
側用モータ18の出力軸19に固定しているから、後側
用モータ18に通電すると、出力軸19が回転し、出力
軸19の回転により後側モータ出力ギヤ17が回転し、
後側モータ出力ギヤ17の回転により後側セクタギヤ1
5が後側回転軸10中心に回動して後側回転軸10を回
転させ、後側回転軸10の回転により後側アーム12が
回動し、座席骨格フレーム1の後部は後側上下機構Rに
より上下する。
【0015】この場合、後側上下機構Rは、後側回転軸
10の左右両側に夫々後側アーム12の基部を溶接固定
しているから、左右の後側アーム12の取付精度が向上
し、それゆえ、作動精度も向上して、座席骨格フレーム
1の左右側がばらついて上下することを減少させる。ま
た、後側回転軸10に後側セクタギヤ15の基部を直接
溶接固定またはセレーション嵌合等により固定している
から、部品点数を減少させることができ、また、この点
でも、後側用モータ18の回転に対して後側回転軸10
は正確に所定量回転し、作動精度を向上させる。また、
後側上下機構Rは、後側回転軸10と後側アーム12と
後側セクタギヤ15により構成しているので、部品点数
を減少して、軽量化できる。また、後側セクタギヤ15
のギヤ部16より後側回転軸10側には円弧状のガイド
孔20を形成し、該ガイド孔20に側部フレーム6に固
定の後側ガイド体21を係合させているから、後側セク
タギヤ15が反転することを防止して、メカロックを防
止する。
【0016】この場合、後側セクタギヤ15にガイド孔
20を一体成形しているので、製造が容易であり、ま
た、製作精度および案内精度も向上して、作動を円滑に
して異音の発生を防止する。しかして、左右の側部フレ
ーム6の前側部分には左右方向の軸棒形状の前側回転軸
24の両端を回転のみ自在に軸装し、側部フレーム6の
内側の前側回転軸24には前側アーム25の基部を溶接
固定し、前側アーム25の先端には前側リンク杆26の
一端を軸27により軸着し、前側リンク杆26の他端は
取付フレーム11側に軸28により回動自在に軸着し、
左右の前側アーム25の内の一方は、前側回転軸24を
挟んで前側リンク杆26と反対側に前側セクタギヤ部3
0を形成し、前側セクタギヤ部30には前側モータ出力
ギヤ31を噛み合わせ、前側モータ出力ギヤ31は前側
用モータ32の出力軸33に固定しているから、前側用
モータ32に通電すると、出力軸33が回転し、出力軸
33の回転により前側モータ出力ギヤ31が回転し、前
側モータ出力ギヤ31の回転により前側セクタギヤ部3
0が前側回転軸24中心に回動して前側回転軸24を回
転させ、前側回転軸24の回転により前側アーム25が
回動し、前側アーム25の回動により前側リンク杆26
が回動して、座席骨格フレーム1の前部は前側上下リン
ク機構Fにより上下する。
【0017】この場合、前側上下リンク機構Fは、前側
回転軸24の左右両側に夫々前側アーム25の基部を溶
接固定しているから、左右の前側アーム25の取付精度
が向上し、それゆえ、作動精度も向上して、座席骨格フ
レーム1の左右側がばらついて上下することを減少させ
る。また、左右両側の前側アーム25のうち一方の前側
アーム25に前側セクタギヤ部30を形成しているか
ら、前側セクタギヤ部30はその基部を前側回転軸24
に直接溶接固定したことになり、部品点数を減少させる
ことができ、また、この点でも、前側セクタギヤ部30
の回動に対して前側回転軸24は正確に所定量回転し、
作動精度を向上させる。また、前側上下リンク機構F
は、前側回転軸24と前側アーム25と前側リンク杆2
6により構成しているので、後側上下機構Rに対して独
立して上下させることができ、また、前側上下リンク機
構Fと後側上下機構Rを同時に作動させると、座席骨格
フレーム1全体を上下させるリフターとしても作用し、
部品点数を減少して、軽量化できる。この場合、前側ア
ーム25の中間部は座席骨格フレーム1に回動自在に軸
着し、前側アーム25の一端を前側リンク杆26に回動
自在に軸着し、前側アーム25の他端に前側用モータ3
2の前側モータ出力ギヤ31を噛み合う前側セクタギヤ
部30を一体形成したので、前側モータ出力ギヤ31と
前側リンク杆26との取付部分が離れて、操作荷重を軽
減し、前側アーム25の中間部を中心に両端が回動する
ので、作動スペースも小さくする。即ち、前側アーム2
5の中間部に対して、前側リンク杆26と前側セクタギ
ヤ部30は、夫々反対に一方が上動すると、他方は下動
し、これにより、作動スペースも小さくする。特に、座
席骨格フレーム1が低位置のとき、前側アーム25と前
側リンク杆26と軸着部分が、前側リンク杆26の固定
側軸着部分より高く、一方、前側セクタギヤ部30は低
い位置で前側モータ出力ギヤ31と噛み合うので、作動
スペースが小さくなって、合理的である。
【0018】また、前側セクタギヤ部30より前側回転
軸24側の前側アーム25には円弧状の前側ガイド孔3
4を形成し、該前側ガイド孔34に側部フレーム6に固
定の前側ガイド体35を係合させているから、前側アー
ム25の回動を案内して、メカロックを防止する。この
場合、後側セクタギヤ15および前側アーム25の夫々
にガイド孔20、34を一体成形しているので、製造が
容易であり、また、製作精度および案内精度も向上し
て、作動を円滑にして異音の発生を防止する。しかし
て、取付用台座7の横板部9の一部には、側部フレーム
6の内面から離れた離隔部36と該離隔部36と横板部
9との間に窓孔37とを形成しているから、前記前側ア
ーム25(特に前側セクタギヤ部30)と前側リンク杆
26が側部フレーム6の内面と横板部9との間に位置さ
せて作動スペースを確保しつつ、取付用台座7との干渉
を防止する。また、前側上下リンク機構Fの前側アーム
25と前側リンク杆26は、前側フレーム2と側部フレ
ーム6の間に位置することになるから、前側上下リンク
機構Fの可動部分とクッション材との干渉も防止する。
【0019】しかして、側部フレーム6の後側上部には
リクライニング装置を取付けるリクライニング用ブラケ
ット43を取付け、リクライニング用ブラケット43に
はリクライニング用モータ44を設け、該リクライニン
グ用モータ44と前記後側用モータ18と前記前側用モ
ータ32とは、夫々共通アッシー部品として構成してい
るから、コストを低くする。また、前記後側用モータ1
8と前記前側用モータ32は、側部フレーム6の外側に
設けているから、左右の側部フレーム6の間に設けたバ
ネ体40がこれらと干渉せず、異音の発生を防止して、
バネ体40の耐久性も向上させる。即ち、各モータとバ
ネ体40との干渉がないので、着座フィーリング上最適
な位置にバネ体40を配置でき、着座感を向上させる。
また、バネ体40の下方に各モータがないので、座席骨
格フレーム1の下方空間を大きくし、各種部材の設置ス
ペースとして利用できる。また、シートアンダーボック
スなどと呼ばれるケースなども挿入できる。また、前記
後側用モータ18と前記前側用モータ32は、側部フレ
ーム6の外側に設けているから、これらに替えて、手動
操作部材を取付けることも簡単にでき、他の設定の車両
シートと部品を共用でき、また、組立工程も同一にする
ことが可能で設備費も削減でき、この点でもコストを低
くできる。
【0020】
【効果】本発明は、座席骨格フレーム1は車体に移動自
在または固定した取付フレーム11に対して前側上下リ
ンク機構Fと後側上下機構Rからなる上下機構により上
下自在に取付けたものにおいて、座席骨格フレーム1
は、左右一対の側部フレーム6と、該左右の側部フレー
ム6の前側を連結する左右に長い板状に形成した前側フ
レーム2と、前記側部フレーム6に前後に並設した左右
方向の複数のバネ体40とを有して構成し、前記側部フ
レーム6の前側内面部分にL型形状に形成した取付用台
座7の縦板部8を固定し、該取付用台座7の横板部9上
に前記前側フレーム2の底板3を載せて固定した車両用
シートとしたものであるから、前側フレーム2の取付作
業が容易になる。本発明は、前記取付用台座7の横板部
9と側部フレーム6との間の一部には所定の間隙を設
け、該間隙内に、前記前側上下リンク機構Fの前記座席
骨格フレーム1に一端を夫々回動自在に軸着した左右一
対の前側アーム25と、該前側アーム25の他端を回動
自在に軸着する前記取付フレーム11に一端を軸着した
前側リンク杆26とを配置した車両用シートとしたもの
であるから、作動スペースを確保しつつ、取付用台座7
との干渉を防止する。本発明は、前記取付用台座7の横
板部9と側部フレーム6の間の一部の間隙内に、前記前
側アーム25に形成した前側セクタギヤ部30と、該前
側セクタギヤ部30に噛合う前側用モータ32の前側モ
ータ出力ギヤ31とを配置した車両用シートとしたもの
であるから、前側上下リンク機構Fの可動部分とクッシ
ョン材との干渉も防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シートフレームの斜視図。
【図2】 座席シートフレームの斜視図。
【図3】 同分解状態概略斜視図。
【図4】 座席シートフレームの側面図。
【図5】 後側上下機構のアーム取付位置の斜視図。
【図6】 同外側から見た斜視図。
【図7】 前側上下機構の一方側の分解状態斜視図。
【図8】 前側上下機構の一部斜視図。
【図9】 前側上下機構の他方側の分解状態斜視図。
【図10】 モータの分解図。
【図11】 歯車の噛み合い状態を示す斜視図。
【図12】 同正面図。
【符号の説明】
1…座席骨格フレーム、2…前側フレーム、3…底板、
6…側部フレーム、7…取付用台座、8…縦板部、9…
横板部、10…後側回転軸、11…取付フレーム、12
…後側アーム、13…支持ブラケット、14…軸、15
…後側セクタギヤ、16…ギヤ部、17…後側モータ出
力ギヤ、18…後側用モータ、19…出力軸、20…ガ
イド孔、21…後側ガイド体、24…前側回転軸、25
…前側アーム、26…前側リンク杆、27…軸、28…
軸、30…前側セクタギヤ部、31…前側モータ出力ギ
ヤ、32…前側用モータ、33…出力軸、34…前側ガ
イド孔、35…前側ガイド体、36…離隔部、37…窓
孔、40…バネ体、41…バネ取付孔、43…リクライ
ニング用ブラケット、44…リクライニング用モータ、
47…ケーシング、48…ケース内回転出力軸、54…
大径中間歯車、55…背凭骨格フレーム、56…スライ
ドレール、57…連動軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 嘉明 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台77−5 株式会 社今仙電機製作所内 Fターム(参考) 3B087 BA16 BB25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席骨格フレーム1は車体に移動自在ま
    たは固定した取付フレーム11に対して前側上下リンク
    機構Fと後側上下機構Rからなる上下機構により上下自
    在に取付けたものにおいて、座席骨格フレーム1は、左
    右一対の側部フレーム6と、該左右の側部フレーム6の
    前側を連結する左右に長い板状に形成した前側フレーム
    2と、前記側部フレーム6に前後に並設した左右方向の
    複数のバネ体40とを有して構成し、前記側部フレーム
    6の前側内面部分にL型形状に形成した取付用台座7の
    縦板部8を固定し、該取付用台座7の横板部9上に前記
    前側フレーム2の底板3を載せて固定した車両用シー
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記取付用台座7の
    横板部9と側部フレーム6との間の一部には所定の間隙
    を設け、該間隙内に、前記前側上下リンク機構Fの前記
    座席骨格フレーム1に一端を夫々回動自在に軸着した左
    右一対の前側アーム25と、該前側アーム25の他端を
    回動自在に軸着する前記取付フレーム11に一端を軸着
    した前側リンク杆26とを配置した車両用シート。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記取付用台座7の
    横板部9と側部フレーム6の間の一部の間隙内に、前記
    前側アーム25に形成した前側セクタギヤ部30と、該
    前側セクタギヤ部30に噛合う前側用モータ32の前側
    モータ出力ギヤ31とを配置した車両用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110316029A (zh) * 2018-03-29 2019-10-11 日本发条株式会社 车辆座椅

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