JP2002158757A - 携帯電話 - Google Patents

携帯電話

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JP2002158757A
JP2002158757A JP2000355691A JP2000355691A JP2002158757A JP 2002158757 A JP2002158757 A JP 2002158757A JP 2000355691 A JP2000355691 A JP 2000355691A JP 2000355691 A JP2000355691 A JP 2000355691A JP 2002158757 A JP2002158757 A JP 2002158757A
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liquid crystal
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organic
mobile phone
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JP2000355691A
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English (en)
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Shuji Iwata
修司 岩田
Hidehiko Nakatani
英彦 中谷
Masaki Yamakawa
正樹 山川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 周囲の明るさに応じて高画質に表示すること
ができ、しかも消費電力が小さい携帯電話を提供する。 【解決手段】 有機ELパネル51と液晶パネル3の両
方を表示パネルとして用いる。液晶パネル3は反射モー
ドにより画像表示を行う。バックライトが不要であるの
で液晶パネルだけの動作では消費電力が小さくて済み、
電池消耗が少なくなる。有機ELパネル51の使用は、
周囲環境が暗くて発光輝度が低くてもよい場合に適し、
消費電力が少なくてよいので電池の消耗が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示パネルに有機
ELパネルなどの自発光タイプの表示パネルと液晶パネ
ルなどの非発光タイプの表示パネルを用いた携帯電話に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近の携帯電話に用いられている表示パ
ネルとして、有機ELパネルなどの自発光タイプの表示
パネルがある。有機ELパネルは、自発光、高効率発
光、高速応答、フルカラー、広視野角に表示ができるな
ど高画質表示の期待がもたれている。また、自発光であ
ることから液晶パネルのようにバックライトやフロント
ライトが不要となり、液晶パネルより薄型化が可能であ
る。
【0003】しかし、液晶パネルのように反射モードに
よる画像表示ができないために、周囲が明るいところで
は外部の光(以下、外光という)による有機ELパネル
の表面反射の影響で画質が大きく損なわれる。
【0004】以下、表示パネルとして有機ELパネルを
用いた従来の携帯電話について説明する。
【0005】図12と図13は、有機ELパネルを用い
た従来の携帯電話の説明図である。図12において、図
12(a)は携帯電話の正面図、図12(b)は携帯電
話の中央断面図である。50は携帯電話、51は有機E
Lパネル、52は押しボタン、53はスピーカー、54
は回路基板、55はEL用フレキシブルシート、56は
ボタンスイッチである。
【0006】図13には有機ELパネル51の分解斜視
図が示されており、61は透明基板、62はクッション
材、63はフロントガラス、64は有機EL層、65は
リアガラスである。
【0007】回路基板54には各種の信号処理を行なう
電子回路群と、押しボタン52によりスイッチ機能とし
て動作するボタンスイッチ56などが搭載されている。
有機ELパネル51はその回路基板54上に取り付けら
れている。有機ELパネル51の表示に関する情報は回
路基板54からフレキシブルシート55を介して与えら
れる。有機ELパネル51の透明基板61は、携帯電話
50の筐体に取り付けられている。クッション材62
は、携帯電話50が落下したり、機械的な衝撃が加わっ
た場合に、フロントガラス63やリアガラス65への衝
撃を緩和するために取り付けられる。透明基板61は、
外部から機械的圧力が加わっても破損、割れが生じない
ポリマー基板のようなものが用いられる。
【0008】つぎに動作について説明する。
【0009】有機ELパネル51の発光は、フロントガ
ラス63とリアガラス65にはさまれた有機EL層64
の部分で生じる。有機EL層64は、低分子系または高
分子系の有機発光材料で作製される。フロントガラス6
3とリアガラス65の有機EL層64側には、それぞれ
直交する形で透明電極(図示せず)が蒸着されている。
それぞれの透明電極間に所定の大きさの電圧を印加する
と、有機EL層64が発光し、その光はフロントガラス
63を通過して前方に出射される。それぞれの透明電極
はマトリクス構造を形成し、対応する電極には走査信号
および画像信号が印加される。同時に電圧が印加される
交点の有機EL層64が発光し、画像情報が表示され
る。
【0010】このように有機ELパネル51は、有機E
L層64で高効率に発光するので、高輝度な画像表示が
可能となり、また有機EL層64は高速応答することが
できるので動画像の表示に適している。さらに、有機E
L層64の発光は、完全拡散光であるので、広視野角特
性を有する。
【0011】しかし、周囲の環境が明るい場合、その明
るい外光が透明基板61を通過してフロントガラス63
の表面にあたると、その反射光が有機EL層64で発光
する明るさより明るくなるので、コントラストのわるい
ぼけた不鮮明な表示画像になる。透明基板61とフロン
トガラス63による外光の反射光以上に、有機EL層6
4を明るく発光させれば表示画像が鮮明になるが消費電
力がどんどん大きくなるため、電池の消耗が激しくな
り、携帯電話としての使用時間が短くなるという大きな
問題があった。
【0012】本発明は、かかる問題を解決したものであ
り、周囲の明るさに応じて高画質に表示することがで
き、しかも消費電力が小さい携帯電話を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯電話は、自
発光タイプの表示パネルおよび非発光タイプの表示パネ
ルをそれぞれ少なくとも1枚搭載してなることを特徴と
する。
【0014】前記複数の表示パネルを同一平面上に搭載
してなるのが好ましい。
【0015】前記複数の表示パネルのうち、少なくとも
1枚を異なる平面上に搭載してなるのが好ましい。
【0016】前記自発光タイプの表示パネルが、有機E
Lパネルからなるのが好ましい。
【0017】前記非発光タイプの表示パネルが、液晶パ
ネルからなるのが好ましい。
【0018】表示画像を異なるタイプの前記表示パネル
に切り替えて表示するための切替スイッチを備えてなる
のが好ましい。
【0019】周囲環境の明るさを検出するための光セン
サと、該光センサが光の変化を検出するときに表示画像
を異なるタイプの前記表示パネルに切り替える制御手段
とを備えてなるのが好ましい。
【0020】本体の中央部から折り畳みができるのが好
ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の携帯電話を詳細に説明する。
【0022】以下、本発明の携帯電話の一実施の形態を
図1〜3を用いて説明する。
【0023】図1において、1は携帯電話、3は液晶パ
ネル、4は液晶用フレキシブルシート、5はEL用フレ
キシブルシートである。有機ELパネル51は、図13
に示す携帯電話と同じものを採用することができる。
【0024】図2には、液晶パネル3の分解斜視図が示
されており、22は透明基板、23はクッション材、2
4はフロント偏光板、25はフロントガラス、26は液
晶、27はリアガラス、28はリア偏光板、29は反射
板である。
【0025】図3は図1の機能を説明するための基本的
な電気ブロック図である。
【0026】図1に示されるように、本発明の携帯電話
は有機ELパネル51と液晶パネル3の両方を表示パネ
ルとして用いる。液晶パネル3は反射モードにより画像
表示を行なう。バックライトが不要であるので液晶パネ
ル3だけの動作では消費電力が小さくて済み、電池消耗
が少なくなるので携帯電話の長時間使用が可能となる。
有機ELパネル51の使用は、周囲環境が暗くて発光輝
度が低くてよい場合に適する。この場合、とくに消費電
力が少なくてよいので電池の消耗が少ない。液晶パネル
3の反射モードでは、周囲環境が暗い場合は画質がわる
く使用できない。
【0027】また、有機ELパネル51の使用におい
て、周囲環境が明るく外光が強くなってくると、電池の
消耗を極力小さくするために短時間だけ高輝度に発光さ
せて鮮明な表示を行なうことが考えられる。この場合
は、携帯電話の使用時間は短時間なので電池消耗の短縮
は気にならない。このように周囲環境が明るい場合は、
通常、液晶パネル3の反射モードにより画像表示を行な
い、周囲環境が暗いときや、周囲環境が明るい場合でも
短時間表示する場合は有機ELパネル51で画像表示を
行なう。これにより、鮮明な画像表示が提供できるとと
もに、電池消耗が少なくてよいので長時間使用可能な携
帯電話が実現できる。
【0028】つぎに液晶パネル3の反射モードにおける
画面が明るくなる動作モードについて説明する。液晶2
6はTN液晶であり、フロントガラス25およびリアガ
ラス27の内面には透明電極(図示せず)が液晶26を
介して、互いに直交して蒸着されている。透明基板22
側から入ってくる外光は、フロント偏光板21を通過す
ることによって液晶26に到達する時点で、たとえば一
方の偏波光のP光となっている。透明電極間に電圧を印
加しない状態(表示情報がない場合)では、液晶26の
液晶分子は90度のねじれが生じているので、フロント
偏光板24を通過してきた偏波光のP光は液晶26を通
過することによって90度ねじれることになる。したが
って、液晶26を通過した後の偏波光はS光となり、偏
波面がフロント偏光板24と直交しておかれたリア偏光
板28を通過する。反射板29に到達したS光の偏波光
は、反射板29によって反射され同じ偏波光のままでリ
ア偏光板28を通過する。その通過した光は液晶26で
再度90度ねじれて、フロント偏光板24の到達時点で
はP光に偏光された状態となる。したがって、そのP光
の偏波光はフロント偏光板24を通過する。その光は透
明基板22を通して人間の目に到達する。すなわち、画
面が明るい状態となる。
【0029】反射モードにおける液晶パネル3が暗くな
る動作モードについて説明する。透明基板22側から入
ってくる外光は、フロント偏光板24を通過することに
よって液晶26に到達する時点で、たとえば一方のP光
の偏波光となっている。透明電極間に表示したい情報に
対応する電圧を印加すると、液晶26はその両端に電圧
が印加された部分だけが90度のねじれを解消し、フロ
ント偏光板24を通過してきた偏波光Pは液晶26の中
を直進することになる。したがって、液晶26を通過し
たP光の偏波光は、偏波面がフロント偏光板24と直交
に置かれているリア偏光板28を通過することができ
ず、その結果、反射板29からの反射光が人間の目に到
達することがなくなるので画面が暗い状態となる。この
ようにして、液晶の反射モードにおける画像表示が行な
われる。
【0030】ここでは、液晶をTNモードのものを用い
て説明したが、強誘電性液晶、半強誘電性液晶などを用
いてもかまわない。
【0031】なお、有機ELパネル51における画像表
示を行なう動作モードは、従来の携帯電話に用いられて
いる動作モードと同一である。
【0032】つぎに有機ELパネル51と液晶パネル3
に表示する画像表示の切り替えについて図3を用いて説
明する。通常、周囲環境が明るいときには、液晶パネル
3の反射モードで画像表示する。周囲環境が暗くなると
自発光タイプの有機ELパネル51で画像表示するモー
ドに移る。この方が圧倒的に画質がよくなるためであ
る。画像情報を映し出す表示パネルの切り替えは、あら
かじめ決められた押しボタン52aを操作者が押すこと
によって実現できる。今、周囲環境が明るいところから
暗いところに変わったとする。すなわち、液晶パネル3
から有機ELパネル51に表示する画像を映し変える。
まず、押しボタン52aを押すことによって、対応する
ボタンスイッチ56aを通して回路基板54上にあるコ
ントローラー62に、パルス信号が伝達される。コント
ローラー62はその信号により、今まで液晶用フレキシ
ブルシート4を通して液晶パネル3に送っていた画像情
報を遮断し、EL用フレキシブルシート5に送り変え
る。すなわち、EL用フレキシブルシート5には、有機
ELパネル51に画像表示するための所定の同期信号、
画像信号が伝送されるようになる。有機ELパネル51
はこの信号を受け取ることによって、正常な画像情報を
表示する。一方、周囲環境が暗い状態から明るい状態に
変わったときには、同様に押しボタン52aを押すこと
によって画像表示すべき表示パネルに切り替えることが
できる。すなわち、押しボタン52aを押すと対応する
ボタンスイッチ56aを通して回路基板54上のコント
ローラー62に先ほどと同様にパルス信号が加えられ
る。コントローラー62はこのパルス信号を切り変え信
号と判断し、今までEL用フレキシブルシート5を通し
て有機ELパネル51に送っていた画像情報を遮断し、
その情報を液晶用フレキシブルシート4に送る。これに
よって、液晶パネル3に画像情報が表示される。このよ
うに、周囲の明るさによって押しボタン52aを押すこ
とによって、表示パネルを選定することができる。図1
に示すように、2つの表示パネル、すなわち液晶パネル
3および有機ELパネル51が近くにあると目の移動も
少なく見やすい表示画像が提供できる。
【0033】図4および図5は本発明の他の実施の形態
を示す図である。本実施の形態は液晶パネル3と有機E
Lパネル51との画面の切り替えを光センサを用いて自
動的に行なうものである。図4は光センサ11を携帯電
話1の表面に取り付けた例である。図5は図4の機能を
説明するための基本的な電気ブロック図である。今、周
囲環境が明るいところから暗いところに変わったとする
と、前記押しボタン52aを押したことによって発生す
る同様の指示が光センサ11から出力される。すなわ
ち、周囲の明るさが明るい状態から暗い状態に変わる
と、光センサ11からは信号S1(=1)がコントロー
ラー62に出力される。コントローラー62はその信号
により、今まで液晶用フレキシブルシート4を通して液
晶パネル3に送っていた画像情報を遮断し、EL用フレ
キシブルシート5に送る。EL用フレキシブルシート5
には、有機ELパネル51に画像表示するための所定の
同期信号、画像信号が伝送されるようになるので、有機
ELパネル51は正常な画像情報を表示することが可能
となる。一方、周囲環境が暗い状態から明るい状態に変
わったときは、光センサ11からは信号S0(=0)が
コントローラー62に出力される。コントローラー62
はこのパルス信号を切り変え信号と判断し、今までEL
用フレキシブルシート5を通して有機ELパネル51に
送っていた画像情報を遮断し、その情報を液晶用フレキ
シブルシート4に送る。これによって、液晶パネル3に
画像情報が表示される。このように、光センサ11を用
いることによって自動的に周囲の明るさに応じて表示パ
ネルを切り変えることができる。
【0034】また、本発明によれば鮮明な動画表示が可
能となる。有機ELは液晶に比べてはるかに高速応答が
できるので、動画表示については有機ELパネル51の
ほうが液晶パネル3より鮮明となる。しかし、周囲が明
るいとコントラストが低下し見にくいという弊害も生じ
る。すなわち、表示画質の善し悪しは液晶の応答性と有
機ELの周囲が明るいことによる低コントラスト化との
兼ね合いの問題となる。このような場合、本発明では周
囲の明るさによって表示パネルを切り変えることができ
る押しボタン52aの機能を用いて表示パネルを切り変
えることができるので、表示品質のよい方の表示パネル
を選ぶことが可能となる。
【0035】図6は本発明の他の実施の形態を示す図で
ある。
【0036】今までの説明は、周囲の明るさに応じてど
ちらか一方の表示パネルに情報を映し出す例についての
ものであったが、本発明では両方の表示パネルに同時に
画像を映し出すことも可能である。同時表示について図
4および図6を用いて説明する。図6は図4の機能を説
明するための基本的な電気ブロック図である。押しボタ
ン52bが押されることによって一方に表示されていた
情報が他方の表示パネルに同時に表示できる。すなわ
ち、押しボタン52bを押すことによって、対応するボ
タンスイッチ56bを通して回路基板54上にあるコン
トローラー62に、両方の表示を示す信号S2が伝達さ
れる。コントローラー62はその信号により、たとえ
ば、今まで液晶用フレキシブルシート4を通して液晶パ
ネル3に送っていた画像情報を同時にEL用フレキシブ
ルシート5にも送る。これによってEL用フレキシブル
シート5に画像表示するための所定の同期信号、画像信
号が伝送されるようになり、有機ELパネル51にも液
晶パネル3と同一の画像が映し出せることが可能とな
る。これによって、静止画から動画へ、または動画から
静止画に画面の内容が頻繁に変わっても、本発明のよう
に同時表示が可能であればその都度表示パネルを変える
ことなく、画質のよい画面を提供することができる。
【0037】図7は本発明のさらに他の実施の形態を示
す図であり、図4の機能を説明するための基本的な電気
ブロック図である。図8、図9(a)、図9(b)は図7を
説明するための図である。有機ELパネル51および液
晶パネル3の画面サイズ、解像度、表示画素数などの表
示性能は同一である方が望ましいが、かならずしも同一
でなくても画質劣化のない表示が可能となる。たとえ
ば、図8に示すように画面サイズが異なる場合、水平と
垂直の表示画素数が同一であれば表示画面が相似形で映
し出され、画像情報の欠落がない表示ができる。
【0038】また、図9(a)、図9(b)に示すように、
一方の表示パネルが他方の表示パネルの表示ライン数よ
り少ない場合についても情報の欠落のない表示が可能と
なる。この場合について図4を用いて説明する。まず、
押しボタン52cを押すことによって、対応するボタン
スイッチ56cを通して回路基板54上にあるコントロ
ーラー62にパルス信号が伝達される。コントローラー
62はその信号により、表示されている表示ライン数の
少ない表示パネル側の表示画像が、画面上部にスクロー
ルするように同期信号と画像信号を与える。これにより
図9(a)、図9(b)に示すような垂直ライン数が不足し
ている表示パネル側はスクロール画像が順次上方(矢印
Aの方向)にせり出すように画像表示されてくる。スク
ロール機能を停止するには、もう一度押しボタン52c
を押すことによって、対応するボタンスイッチ56cを
通して回路基板54上のコントローラー62に先ほどと
同様なパルス信号が加えられる。コントローラー62は
このパルス信号を停止信号と判断し、スクロール表示を
停止するように表示パネル側に信号を与える。
【0039】さらに、一方がフルカラー表示、他方がモ
ノカラー表示の特性のものでも、情報の欠落がなく表示
することも可能である。すなわち、コントローラー62
でフルカラー表示用の赤、緑、青情報を加算した情報を
濃淡情報として、モノカラー表示の表示パネルに伝送す
ることで実現できる。
【0040】図10および図11は本発明の他の実施例
を示す図である。図10および図11はいずれか一方の
表示パネルを、本体の異なる面に取り付けた例である。
図10において、57は押しボタン、58は曲げ部、5
9は接続線、60は第1回路基板、61は第2回路基板
である。図10と図11との関係は、図10が携帯電話
1が開かれたもので、有機ELパネル51が見える状態
である。図11は図10の携帯電話1の曲げ部58を利
用して、二つ折りにしたものである。図11(a)が液
晶パネル3側から見た正面図、図11(b)が断面図で
ある。接続線59は第1回路基板60と第2回路基板6
1を電気的に接続する線である。押しボタン57は液晶
パネル3の表示をコントロールするボタンである。有機
ELパネル51で表示するか、液晶パネル3で表示する
かは、図1の説明ではボタン52aで行なうが、図10
では押しボタン57が同等の機能を有する。第1回路基
板60は液晶パネル3の画像情報の制御を行ない、第2
回路基板61は有機ELパネル51の画像情報の制御を
行なう。第1回路基板と第2回路基板の電気的なやりと
りは接続線59を介して行なわれる。周囲環境の明暗に
応じて、表示パネルの使い分けは図1で説明したものと
同一である。このような構成にすることによってコンパ
クトな形状になるとともに、折り畳んだ状態においても
表示パネルが見え、操作性に優れるものとなる。
【0041】なお、自発光タイプとして、ここでは有機
ELパネルを用いて説明したが、プラズマディスプレイ
パネル、フィールドエミッションパネル、無機ELパネ
ルなどのフラットディスプレイパネルを用いても、その
効果は変わらない。
【0042】
【発明の効果】本発明は、前述したように構成されるの
で、以下のような効果を奏する。
【0043】請求項1記載の携帯電話は、複数の表示パ
ネルを搭載する携帯電話であって、表示パネルが自発光
タイプと非発光タイプの表示パネルで構成しているの
で、周囲の明るさに応じた表示パネルの選択が可能とな
り、高画質に表示できる携帯電話が提供できる。しか
も、明るい所では、非発光タイプの表示パネルを用いて
表示するため、少ない消費電力で高画質の表示を行なう
ことができる。
【0044】請求項2記載の携帯電話は、同一平面上に
表示パネルを搭載するので、表示画面の切り替え時の目
の移動が少なく、見やすい携帯電話が提供できる。
【0045】請求項3記載の携帯電話は、異なる平面上
に少なくとも一つの表示パネルを搭載するので、簡単に
画像情報を見ることができる携帯電話が提供できる。
【0046】請求項4記載の携帯電話は、自発光タイプ
の表示パネルが有機ELパネルからなるので、高効率発
光、高速応答、フルカラーおよび広視野角を達成するこ
とができる。
【0047】請求項5記載の携帯電話は、非発光タイプ
の表示パネルが液晶パネルからなるので、明るい所で高
画質の表示を得ることができ、しかも省電力である。
【0048】請求項6記載の携帯電話は、切替えスイッ
チにより、表示パネルの切り替えが簡単にできるので、
即応性ある画像表示ができる携帯電話の提供が可能とな
る。
【0049】請求項7記載の携帯電話は、光センサおよ
び制御手段により、周囲の光の変化に応じて表示パネル
の切替えを行なうことができるので、即応性ある画像表
示ができる携帯電話の提供が可能となる。
【0050】請求項8記載の携帯電話は、本体の中央部
から折り畳みができるのでコンパクトな携帯電話が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の携帯電話の一実施の形態を示す断面
図である。
【図2】 図1の液晶パネルの分解斜視図である。
【図3】 図1の携帯電話の表示パネルを切り替えるた
めの基本的な電気ブロック図である。
【図4】 本発明の携帯電話の他の実施の形態を説明す
るための図である。
【図5】 図4の液晶パネルの分解斜視図である。
【図6】 本発明のさらに他の実施の形態を説明するた
めの図である。
【図7】 本発明のさらに他の実施の形態を説明するた
めの図である。
【図8】 本発明のさらに他の実施の形態を説明するた
めの図である。
【図9】 本発明のさらに他の実施の形態を説明するた
めの図である。
【図10】 本発明のさらに他の実施の形態を説明する
ための図である。
【図11】 図10の携帯電話を折り畳んだ状態を示す
説明図である。
【図12】 従来の有機ELパネルを用いた従来の携帯
電話の説明図である。
【図13】 図12の有機ELパネルの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 携帯電話、3 液晶パネル、4 液晶用フレキシブ
ルシート、5 EL用フレキシブルシート、52,52
a,52b,52c,57 押しボタン、58 曲げ
部、59 接続線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 366 G09F 9/00 366G 5K067 9/40 301 9/40 301 H04Q 7/38 H04M 1/00 W H04M 1/00 1/725 1/725 H05B 33/14 A H05B 33/14 H04B 7/26 109T (72)発明者 山川 正樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB03 AB04 AB05 CA01 CB01 DA00 DB03 EB00 FA01 5C094 AA01 AA02 AA08 AA12 AA22 AA60 BA27 BA43 BA44 ED11 ED14 HA10 5G435 AA01 AA04 AA16 BB05 BB12 BB16 CC12 CC13 EE16 KK05 LL07 5K023 AA07 DD06 DD08 EE02 HH01 HH04 HH06 HH07 LL04 LL06 5K027 AA11 BB17 CC08 FF01 FF02 FF22 GG03 MM04 MM15 MM17 5K067 AA34 AA43 BB04 EE02 FF23 FF24 FF32 KK17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自発光タイプの表示パネルおよび非発光
    タイプの表示パネルをそれぞれ少なくとも1枚搭載して
    なる携帯電話。
  2. 【請求項2】 前記複数の表示パネルを同一平面上に搭
    載してなる請求項1記載の携帯電話。
  3. 【請求項3】 前記複数の表示パネルのうち、少なくと
    も1枚を異なる平面上に搭載してなる請求項1記載の携
    帯電話。
  4. 【請求項4】 前記自発光タイプの表示パネルが、有機
    ELパネルからなる請求項1記載の携帯電話。
  5. 【請求項5】 前記非発光タイプの表示パネルが、液晶
    パネルからなる請求項1記載の携帯電話。
  6. 【請求項6】 表示画像を異なるタイプの前記表示パネ
    ルに切り替えて表示するための切替スイッチを備えてな
    る請求項1記載の携帯電話。
  7. 【請求項7】 周囲環境の明るさを検出するための光セ
    ンサと、該光センサが光の変化を検出するときに表示画
    像を異なるタイプの前記表示パネルに切り替える制御手
    段とを備えてなる請求項1記載の携帯電話。
  8. 【請求項8】 本体の中央部から折り畳みができる請求
    項1記載の携帯電話。
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