JP2002158084A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び画像形成装置

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JP2002158084A JP2000351477A JP2000351477A JP2002158084A JP 2002158084 A JP2002158084 A JP 2002158084A JP 2000351477 A JP2000351477 A JP 2000351477A JP 2000351477 A JP2000351477 A JP 2000351477A JP 2002158084 A JP2002158084 A JP 2002158084A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、画像形成装置の定着装置等に用いら
れる加熱装置において、ウォームアップタイムが短く、
コストが比較的安く、回転体の長手方向の温度ムラが少
ない、誘導加熱方式の加熱装置を実現する。 【解決手段】本発明は、磁束生成手段2による磁束の作
用によって発熱する誘導発熱体を有する回転体1と、該
回転体1と相互に圧接される加圧部材3とを有し、前記
回転体1と前記加圧部材3との間に被加熱体6を通過さ
せて被加熱体6を加熱する加熱装置において、前記回転
体1の長手方向における誘導発熱体の発熱位置を時間的
に変化させる構成としたので、回転体の長手方向の温度
ムラを減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁誘導により渦
電流を発生させて被加熱体を加熱する加熱装置に関し、
特に、複写機、ファクシミリ、電子写真プリンタ、プロ
ッタ等の電子写真方式の画像形成装置において、紙等の
記録材面上に形成された加熱溶融性のトナーからなる画
像を加熱・加圧して永久固着画像として記録材面上に定
着する加熱定着装置に用いられる加熱装置、及びその加
熱装置を像加熱手段として備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置においては、電子写真方式等の作像プロセス
機構により、シート状の記録媒体上に未定着トナー像を
転写方式または直接方式で形成担持させる。この未定着
トナー像のトナーは簡単に剥がれ落ちるので、トナーに
熱もしくは圧力あるいは熱と圧力の両方を加えることに
よりシート状の記録媒体表面に永久的に固着させること
が必要となる。そして、シート状の記録媒体表面にトナ
ー像を永久的に固着させる工程は定着プロセスと呼ばれ
ている。シート状の記録媒体の例としては、A4サイズ
やA3サイズなどにカットされた普通紙やOHPシート
が一般的である。定着には色々な方法があるが、熱と圧
力の両方を加える方法が最も普及しており、その際の加
熱方式として、従来から、熱ローラ定着方式、フィルム
(またはベルト)加熱定着方式などの接触加熱定着方式
が一般に用いられている。
【0003】熱ローラ定着方式及びフィルム加熱定着方
式の定着装置は、中空円筒形の回転体と該回転体に圧接
してシート状の記録媒体を挟持する加圧体(ローラ形状
の場合は加圧ローラと呼ぶ)とを有している。シート状
の記録媒体は前記回転体あるいは前記加圧体の回転運動
に従動して回転体と加圧体の間のニップ部を搬送され
る。前記回転体は発熱体に接して加熱されるか、あるい
は回転体の近傍に配置した発熱体により加熱されるか、
あるいは自己発熱により加熱される。熱ローラ定着方式
では、ハロゲンランプやニクロム線ヒータ等の棒管状発
熱ヒータを、前記回転体である定着ローラ本体(ヒータ
を含めて定着ローラと称する場合があるため、定着ロー
ラからヒータを除いた部分を定着ローラ本体と呼ぶこと
にする)の中心軸上に配設し、定着ローラ本体を加熱す
るのが一般的である。また、フィルム加熱定着方式で
は、前記回転体であるフィルムの回転方向に直交する方
向に延ばした細長い板状の発熱体をフィルムに当接させ
て加熱するのが一般的である。
【0004】従来、上記熱ローラ定着方式の定着装置で
は、定着ローラ本体の加熱に時間を要し、電源を投入し
てから定着ローラ表面の温度が定着に適した温度に達す
るまでの時間(以下、ウォームアップタイムと言う)が
比較的長かった。このため、ウォームアップタイムの
間、使用者は複写機を使用することができず、長時間の
待機を強いられるという問題があった。また、待機時か
ら使用可能状態に至るまでの待ち時間を短くするために
は、待機中も定着ローラを比較的高温に保つために発熱
体に通電する必要があり、無駄な電力を消費していた。
すなわち、多量の電力を定着ローラに投入すればウォー
ムアップタイムは短縮できるが、定着装置における消費
電力が増大し、省エネルギーという観点から望ましくな
い。つまり消費電力を増やさずにウォームアップタイム
を短縮することが、定着装置の省エネルギー化(低消費
電力化)と、ユーザーの操作性(クイックプリント)と
の両立を図るために望まれていた。また、フィルム加熱
定着方式の定着装置はウォームアップタイムが短いが、
トナーへの熱供給能力において高速な定着には対応でき
ず、またフィルムが蛇行したり破損したりし易いため、
記録媒体の搬送の安定性および耐久性の点で熱ローラ定
着方式に劣っていた。
【0005】そこで、定着ローラ本体あるいはフィルム
(本節では以降、回転体と総称する)の加熱源として電
磁誘導作用による発熱現象を利用した誘導加熱方式の定
着装置が提案されている。これは、交番磁界中に導電体
を置くと電磁誘導により導電体中に渦電流が流れ、その
渦電流により発生するジュール熱により導電体が発熱す
る現象を利用して回転体を加熱するものである。すなわ
ち、誘導加熱定着装置では、回転体の一部または全部を
導電体で構成し、回転体の内部または外部に磁束生成コ
イルを配置し、この磁束生成コイルに交流電流を流して
生じた交番磁界により回転体内の導電体に誘導渦電流を
発生させ、その渦電流と回転体内の導電体自体の抵抗に
よって回転体内の導電体をジュール発熱させる。この誘
導加熱定着装置は、電気−熱変換効率が大きく向上する
ため、また定着ローラにおいてはその表面近傍の薄い層
のみを発熱させることができるため、ウォームアップタ
イムの短縮が可能となる。
【0006】しかし、誘導加熱方式では、上記回転体を
その回転軸方向(以後、回転軸方向を長手方向と称す
る)に均一に加熱することが難しい場合があった。すな
わち、図29あるいは図30に示すような上記回転体の
長手方向の幅と同程度に長い磁束生成コイル201(ま
たは202)により上記回転体に発熱させる場合、回転
体にその長手方向に均一に発熱させるには、磁束生成コ
イルの形状を長手方向に均一なものにする必要がある
が、低い製造コストで長手方向の寸法精度の高いコイル
を作るのは困難であった。また、発熱量は上記回転体と
磁束生成コイル201との距離、あるいは図30のよう
にコイル202にコア(磁性体の芯材)203を付加し
ている場合はそのコアとの距離に鋭敏に依存するが、そ
の距離を上記回転体の長手方向に均一にするのは困難で
あった。また、図31に示すように回転体204の長手
方向に複数個のコイル205〜209を並べて加熱する
場合は、複数個のコイル205〜209による回転体の
発熱量が、複数個のコイル205〜209の巻線部に対
向した位置で高く、コイル205〜209の周辺部に対
向した位置で低くなるため、必然的に回転体の長手方向
の発熱量が不均一になる。そして、上記のような発熱量
の不均一は回転体に温度ムラを引き起こす。特に、回転
体の熱容量を減らしてウォームアップタイムを短くする
ために、回転体を薄肉化している場合は、回転体の熱伝
導率が低くなっているために、発熱量の不均一が温度ム
ラに直結する。そして、回転体の温度ムラは、その回転
体によって加熱される被加熱体に加熱ムラを引き起こし
てしまう。
【0007】このような回転体の温度ムラを避けるため
に、従来、以下のような方法が提案されている。 (1)誘導発熱体を有する回転体に高熱伝導性部材から
なる層を設け、長手方向に熱が伝わり易くして温度分布
を均一化する(特開平10−207269号公報、特開
平9−127810号公報)。 (2)ヒートパイプ等の高熱伝導性部材を回転体の長手
方向に亘って付加することにより、長手方向に熱が伝わ
り易くして温度分布を均一化する(特開平10−207
271号公報、特開平9−197855号公報、特開平
9−319243号公報)。 (3)磁束生成コイルのコアを長手方向に多数個に分割
し、その材質、大きさや誘導発熱体との距離を変えて均
一化を図る(特開平8−16005号j公報)。 (4)回転体の長手方向に並べた複数個のコイルからな
るコイル列を磁束生成手段として使用して加熱する場合
に、コイル列を誘導発熱体の長手方向に複数個並置し、
各コイル列のコイルが互いに千鳥状の位置関係になるよ
うにする(特開平10−63126号公報)。
【0008】上記の従来技術のうち、(1)および
(2)の方法は、投入したエネルギーのうちの一部が高
熱伝導性部材を加熱するのに消費され、そのため回転体
の温度上昇速度が低下し、定着装置の省エネルギー化と
ウォームアップタイムの短縮という点からは好ましくな
い。また、熱運搬能力が桁違いに高いヒートパイプ以外
では、温度を均一化する効果が限られる。特に、回転体
の表面近傍のみに発熱させて表面を急速に高温にするこ
とによりウォームアップタイムを短くしようとする場合
は、熱伝導に頼ったのでは温度の均一化の速度が遅すぎ
て温度を十分に均一化できない。また、ヒートパイプは
高価である。上記(3)の方法は、コアの材質や大きさ
や誘導発熱体との距離を調整する作業が必要となり、ま
た調整した値どおりに製造する必要上、製造コストがア
ップする。上記(4)の方法は、コイルの千鳥状の位置
関係を上手く調整して発熱分布を長手方向に均一にする
のが非常に難しい。一般に円盤状のコイルによる発熱量
の分布は中央が窪んだ山形になる。回転体の長手方向に
複数個のコイルを持つコイル列を2つ用意してコイルが
互いに千鳥状の位置関係になるように配置して発熱させ
た場合を例にとると、1つのコイル列による発熱分布
は、図32に実線で示した分布211,212,21
3,214のようになり、もう1つのコイル列による発
熱分布は、図32に破線で示した分布215,216,
217のようになる。この図32から想像されるよう
に、これらの各発熱部分の大きさや間隔を調整して、長
手方向に均一な分布にするのは難しい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、誘導加
熱方式の定着装置あるいは一般の誘導加熱方式の加熱装
置における回転体の長手方向の発熱量の不均一を、省エ
ネルギー化と両立させながら、長手方向への熱の移動に
より低減することは困難である。したがって、回転体に
長手方向の温度ムラを生じさせないためには、回転体の
発熱量自体を長手方向に均一にする必要がある。しかし
ながら、上述のように、回転体の長手方向で回転体を均
一に発熱させるには、磁束生成コイルの形状および磁束
生成コイルと回転体との距離を長手方向で高精度に均一
にしなければならず、コストアップにつながる。また、
複数個の磁束生成コイルを組み合わせて発熱分布を均一
化することも、上述したように困難である。
【0010】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、ウォームアップタイムが短く、コストが比較的安
く、回転体の長手方向の温度ムラが少ない、誘導加熱方
式の加熱装置を提供すること、及びその加熱装置を備え
た画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、磁束生成手段による磁束の
作用によって発熱する誘導発熱体を有する回転体と、該
回転体と相互に圧接される加圧部材とを有し、前記回転
体と前記加圧部材との間に被加熱体を通過させて被加熱
体を加熱する加熱装置において、前記回転体の長手方向
における誘導発熱体の発熱位置を時間的に変化させるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項2に係る発明は、加熱装置におい
て、磁束生成手段による磁束の作用によって発熱する誘
導発熱体を有する回転体と、前記磁束生成手段を前記回
転体の長手方向に時間的に移動させる手段と、前記回転
体と相互に圧接される加圧部材とを有し、前記回転体と
前記加圧部材との間に被加熱体を通過させて被加熱体を
加熱することを特徴とする。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項2記載の加
熱装置において、前記回転体の長手方向への磁束生成手
段の移動が周期的な往復移動であって、その周期が前記
回転体の回転の周期と異なることを特徴とする。また、
請求項4に係る発明は、請求項2記載の加熱装置におい
て、前記回転体の長手方向への磁束生成手段の移動が周
期的な往復移動であって、その周期が回転体の回転の周
期の正の整数倍でないことを特徴とする。また、請求項
5に係る発明は、請求項2記載の加熱装置において、前
記回転体の長手方向への磁束生成手段の移動が周期的な
往復移動であって、その周期が回転体の回転の周期より
も短いことを特徴とする。
【0014】請求項6に係る発明は、磁束生成手段によ
る磁束の作用によって発熱する誘導発熱体を有する回転
体と、該回転体と相互に圧接される加圧部材とを有し、
前記回転体と前記加圧部材との間に被加熱体を通過させ
て被加熱体を加熱する加熱装置において、前記磁束生成
手段が前記回転体の長手方向に複数個の磁束生成部を並
べた磁束生成部列を複数列並置した構成であり、前記回
転体の長手方向における磁束生成部の位置が磁束生成部
列間で同一ではなく、各磁束生成部列への投入電力の列
間比率を時間的に変動させることを特徴とする。
【0015】請求項7に係る発明は、請求項6記載の加
熱装置において、投入電力の列間比率の時間変動の周期
が、前記回転体の回転の周期の正の整数分の1でないこ
とを特徴とする。また、請求項8に係る発明は、請求項
6記載の加熱装置において、投入電力の列間比率の時間
変動の周期が、前記回転体の回転の周期の2倍より短い
ことを特徴とする。
【0016】請求項9に係る発明は、シート状の記録媒
体上にトナー像を形成し担持させる像形成手段と、前記
トナー像を担持した前記記録媒体を加熱処理する像加熱
手段とを有する画像形成装置において、前記像加熱手段
として請求項1乃至8のうちのいずれか一つに記載の加
熱装置を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成、動作及び作
用について図面を参照して詳細に説明する。本発明の加
熱装置は、例えば図1に示すように、シート状の被加熱
体6に対して熱を加えるための加熱用回転体1と、この
加熱用回転体1との間で被加熱体6を挟持しつつ加熱用
回転体1の回転により被加熱体6を搬送するための加圧
部材3と、前記加熱用回転体1に磁束を侵入させて電磁
誘導作用により回転体に渦電流を生ぜしめることにより
前記加熱用回転体1にジュール熱を発生させるための磁
束生成手段2とを備え、さらに前記加熱用回転体1のジ
ュール熱発生位置をその長手方向に時間的に変化させる
手段を設けたことを特徴とする。尚、ここで言う磁束生
成手段とは、磁束生成コイルとその形状保持部材を合せ
たものであり、また磁束生成コイルにコアを付加してい
る場合は、そのコアも含めて磁束生成手段と称する。
【0018】本発明の加熱装置では、加熱用回転体1の
ジュール熱発生位置をその長手方向に時間的に変化させ
る手段を設けたことにより、磁束生成手段2が生成する
磁束が前記加熱用回転体1の長手方向に不均一である場
合でも、前記加熱用回転体1の発熱量の時間平均値をそ
の長手方向に均一化することができる。したがって、本
発明の加熱装置を電子写真方式の画像形成装置の定着装
置として使用した場合、加熱ムラによる定着ムラを防ぐ
ことができ、被加熱体であるシート状の記録媒体(例え
ば、記録用紙、OHPシート等)の全面にわたって良好
な定着が可能となる。また、本発明の加熱装置は、シー
ト状の物体の乾燥用、シート状の物体のラミネート処理
用、画像を担持したシート状の物体におけるつや等の表
面性の改質用、等の用途に用いることができるが、その
ような用途に用いた場合、シート状の物体の全面にわた
って均一な処理が可能となり、処理ムラの発生を防止で
きる。
【0019】次に、加熱用回転体のジュール熱発生位置
をその長手方向に時間的に変化させる手段について説明
する。第1の手段としては、加熱用回転体1の長手方向
(回転軸方向)に加熱用回転体1に対して磁束生成手段
2を相対的に移動させる。そうすると、ある時刻におい
て磁束生成手段が生成した磁束密度が、加熱用回転体1
の表面において、図2の符号21で示すような分布をし
ていた場合、別の時刻では、図2の符号22で示すよう
な分布になり、時間平均すると磁束密度は長手方向にほ
ぼ均一な分布となる。この移動は、周期的な往復移動で
あってもよいし、図1に示すように加熱用回転体1に設
置した温度センサー5により加熱用回転体表面の相対的
に温度が低い位置を検出し、その位置に磁束密度の高い
部分が来るように移動させるのであってもよい。
【0020】第2の手段としては、加熱用回転体1の長
手方向(回転軸方向)に磁束生成分布の異なる複数個の
磁束生成手段2を並設し、磁束生成手段間の磁束生成比
率を時間的に変化させる。一例として磁束生成手段が2
つの場合を考えると、ある時刻において1つの磁束生成
手段が生成した磁束密度が、加熱用回転体1の表面にお
いて、図3の符号31で示すような分布をし、別の磁束
生成手段が生成した磁束密度が図3の符号32で示すよ
うな分布をしていたとき、別の時刻では、前者の磁束生
成手段が生成した磁束密度が図3の符号33で示すよう
な分布になり、後者の磁束生成手段が生成した磁束密度
が図3の符号34で示すような分布になり、時間平均す
ると2つの磁束生成手段が生成した磁束密度の和は長手
方向にほぼ均一な分布となる。また、磁束生成比率を時
間的に変化させるには、磁束生成手段への投入電力を時
間的に変化させる。尚、以後はこれら複数個の磁束生成
手段からなる磁束生成手段の全体を単に磁束生成手段と
呼び、その構成要素である複数個の磁束生成手段の各々
は磁束生成部列と呼ぶことにする。また、磁束生成部列
が複数個のコイルを並べて構成されている場合は、磁束
生成部列をコイル・アッセンブリーとも呼ぶことにす
る。
【0021】次に、加熱用回転体に対して該加熱用回転
体の長手方向に磁束生成手段を相対的に移動させる場合
の効果を加熱用回転体表面の温度分布の面から説明す
る。図4は、加熱用回転体に仮想的に長手方向に切れ目
を入れて切り開いて見た図である。図4の符号41は仮
想的に切り開いた加熱用回転体である。図4の横方向が
回転軸の方向であり、図4の矢印42は加熱用回転体の
回転方向を示すものである。いま図4中に円43で示し
た領域だけが磁束密度が低く残りの部分は均一な高い磁
束密度になっている場合を考える。そうすると、低磁束
密度領域43では渦電流が少ないため発熱量が少なく、
そのためその周囲に比べて温度が上がらない。そして、
磁束生成手段を移動させなかった場合は、加熱用回転体
41の回転に連れて、低磁束密度領域43は図4に矢印
44で示したように移動する。加熱用回転体41が1回
転する間にこの領域43が移動する距離は、図4の矢印
44の長さに等しい。
【0022】一方、磁束生成手段を図4に両端矢印45
で示した範囲で往復運動させた場合は、低磁束密度領域
43は図4の折れ線矢印46,47,48のように移動
する。この移動距離は磁束生成手段を移動させなかった
場合に比べて長い。このことは低磁束密度領域43がそ
の通過路中の任意の位置の近傍に留まっている時間は、
磁束生成手段を移動させた方が、移動させなかった場合
よりも短いことを示している。また、低磁束密度領域4
3が一個所に留まっている時間が短いほどその位置の磁
束密度の回復が早く、それだけその位置の発熱量の回復
も早い。また、低磁束密度領域43にはその周りから熱
が伝導してくるため、時間が経つにつれて温度が上昇す
るが、低磁束密度領域43が一個所に留まっている時間
が短いほどこの熱伝導による温度の回復も速い。
【0023】次に図5は図4と同様に加熱用回転体に仮
想的に長手方向に切れ目を入れて切り開いて見た図であ
り、符号51は仮想的に切り開いた加熱用回転体であ
り、符号52は加熱用回転体の回転の向きを示す矢印で
ある。図5に示すように、加熱用回転体51の回転方向
における磁束生成手段の幅が狭い場合は、図5に斜線を
付けて示した高磁束密度領域55を分断する形で低磁束
密度領域53が存在するが、加熱用回転体51の長手方
向(図5の横方向)に磁束生成手段を移動させない場合
は、それ以前に低磁束密度領域53が存在していた領域
(図5の54)に高磁束密度領域55が移動してくるこ
とがないので、領域54の磁束密度は回復しない。
【0024】一方、磁束生成手段を長手方向に移動させ
れば、図5に示されているように領域54の一部に高磁
束密度領域55が移動してくるので、領域54の磁束密
度がある程度回復し、したがって領域54の発熱量もあ
る程度回復する。このようにして磁束生成手段を移動さ
せた方が、移動させなかった場合よりも低磁束密度領域
53の温度とその回りの温度との差が小さくなる。この
ため、加熱用回転体51をこのような磁束密度にムラの
ある磁束生成手段により発熱させて、室温と同温度から
所定の温度にまで達せしめると、そのときの加熱用回転
体の温度分布は、磁束生成手段を移動させた場合の方
が、移動させなかった場合より均一に近くなる。
【0025】次に図6は、磁束生成手段の長手方向の往
復移動の周期が加熱用回転体の回転周期と一致している
場合について、加熱用回転体に仮想的に長手方向に切れ
目を入れて切り開いて見た図である。図6の符号61は
仮想的に切り開いた加熱用回転体である。図6の横方向
が回転軸の方向であり、図6の矢印62は加熱用回転体
61の回転方向を示している。いま図6中に円63で示
した領域だけが磁束密度が小さく残りの部分は均一な磁
束密度であるとする。磁束生成手段は図6の符号64に
示した範囲で加熱用回転体61の長手方向に往復移動を
繰り返すものとする。このときの低磁束密度領域63の
移動の経路は、図6の65,66,67のようになる。
磁束生成手段の長手方向の往復移動の周期が加熱用回転
体61の回転周期と一致していた場合は、図6から明ら
かなように、低磁束密度領域63は加熱用回転体61が
1回転した後、前と全く同じ位置に戻り、2回転めも1
回転めと全く同じ経路上を動く。このため、この低磁束
密度領域63の軌跡上では常に発熱量が低い。したがっ
て、熱伝導等による加熱用回転体の温度回復力が弱い場
合には、この軌跡上の温度はいつまでも周囲より低いま
まになる。
【0026】一方、磁束生成手段の長手方向の往復移動
の周期が加熱用回転体61の回転周期と異なっていた場
合は、磁束生成手段の長手方向の往復移動の周期が加熱
用回転体の回転周期の正の整数倍(例えば、1倍、2
倍、3倍など)でない限り、低磁束密度領域63は2回
転めに1回転めと異なる経路上を動く。したがって、1
回転めに発熱量が少なかった部分も2回転めは強く発熱
し、温度がある程度回復する。
【0027】磁束生成手段の長手方向の往復移動の周期
が加熱用回転体61の回転周期の2倍であれば、低磁束
密度領域63は2回転毎に同じ経路上を動き、磁束生成
手段の長手方向の往復移動の周期が加熱用回転体61の
回転周期の3倍であれば、低磁束密度領域63は3回転
毎に同じ経路上を動く。同様に磁束生成手段の長手方向
の往復移動の周期が加熱用回転体61の回転周期のN倍
であれば(但し、Nは正の整数)、低磁束密度領域63
はN回転毎に同じ経路上を動く。上記図6での説明は、
Nが1の場合に対応している。熱伝導等による加熱用回
転体61の温度回復力が弱い場合には、低磁束密度領域
63の軌跡上の温度を回復させるうえで、上記図6の場
合と同様にNが2あるいは3の場合も好ましくない。ま
た、熱伝導等による加熱用回転体の温度回復力が大きい
場合は、Nが1の場合だけを避ければよい。
【0028】磁束生成手段の長手方向の往復移動の周期
が加熱用回転体61の回転周期の正の整数分の1であれ
ば、低磁束密度領域63は2回転めも1回転めと全く同
じ経路上を動く。しかしながら、この場合は、磁束生成
手段の長手方向の移動により高磁束密度領域が長手方向
に移動することによる発熱量の回復効果が大きいので、
回転毎に経路が異ならなくても、温度が均一化する傾向
が強くなる。このことを、図7を使って説明する。
【0029】図7の符号71は仮想的に切り開いた加熱
用回転体であり、矢印72は加熱用回転体の回転方向を
示すものであり、符号73はある時刻における低磁束密
度領域であり、符号74はそれより少し後の時刻におけ
る低磁束密度領域であり、符号75は後者の時刻におけ
る高磁束密度領域であり、符号76〜80は、磁束生成
手段の長手方向の往復移動の周期が加熱用回転体の回転
周期の2分の1である場合の磁束生成手段の移動の経路
である。この場合は、ある時刻に符号73の位置にあっ
た低磁束密度領域の大部分が新たに移動してきた高磁束
密度領域75に覆われて、その領域の発熱量が回復す
る。
【0030】次に、加熱用回転体のジュール熱発生位置
をその長手方向に時間的に変化させる前記第2の手段を
使用した場合、すなわち、加熱用回転体の長手方向に磁
束生成分布の異なる複数の磁束生成部列を並設し、磁束
生成部列間の磁束生成比率を時間的に変化させた場合
の、加熱用回転体の表面での磁束密度分布について説明
する。
【0031】図8は加熱用回転体に仮想的に長手方向に
切れ目を入れて切り開いて見た図であり、符号81は仮
想的に切り開いた加熱用回転体であり、符号82は加熱
用回転体の回転の向きを示す矢印である。図8に示すよ
うに、第1の磁束生成部列83が図中のAで示した位置
にあるとする。この磁束生成部列83は加熱用回転体8
1の長手方向に並んだ6個のコイル部分からなり、この
磁束生成部列83が生成する磁束密度は、各コイル部分
に対応する図8の84から89の領域で高く、それ以外
の領域では低い。この磁束生成部列83の磁束密度分布
のムラを低減させるために、図8のBの位置に第2の磁
束生成部列90を設ける。この磁束生成部列90は磁束
生成部列83が生成する磁束密度が弱くなっている長手
方向の位置に設けた5個のコイル部分からなる。この磁
束生成部列90が生成する磁束密度は、その各コイル部
分に対応する図8の91から95の領域で高く、それ以
外の領域では低い。ここで、磁束生成部列83に電流を
流し始めた時刻を0とすると、加熱用回転体81が回転
しているため、電流を流し始めてT秒後には、その間に
強い磁束密度がかかった領域は、図9に符号84から8
9で示したようになる。
【0032】ここで、図9の符号81は、仮想的に切り
開いた加熱用回転体であり、82は加熱用回転体の回転
の向きを示す矢印であり、83は第1の磁束生成部列で
あり、83’は電流を流す直前に磁束生成部列83が存
在していた領域である(磁束生成部列は、加熱用回転体
から見ると、回転方向と逆向きに移動する)。また、L
はT秒間に加熱用回転体が回転した距離である。時刻T
で磁束生成部列83の電流を切り、それからt秒経った
時刻T+tでは、第1の磁束生成部列は図10の83の
位置にあり、第2の磁束生成部列は図10の90の位置
にあり、T+t秒間に強い磁束密度がかかった領域は、
図10に符号84から89で示したようになっている。
尚、図10において、符号81は、仮想的に切り開いた
加熱用回転体であり、82は加熱用回転体の回転の向き
を示す矢印である。この時刻T+tで第2の磁束生成部
列90に電流を流しはじめ、それからs秒経った時刻T
+t+sでは、第2の磁束生成部列は図11の90の位
置まで移動し、その間に第2の磁束生成部列により強い
磁束密度がかかった加熱用回転体の領域は、図11に符
号91から95で示したようになる。
【0033】ここで、図11の符号90’は第2の磁束
生成部列に電流を流しはじめたときの第2の磁束生成部
列の位置である。また、図11の符号84から89は第
1の磁束生成部列により強い磁束密度がかかった上記領
域である。また、符号81は、仮想的に切り開いた加熱
用回転体であり、82は加熱用回転体の回転の向きを示
す矢印である。その後、さらにある程度時間が経過した
後で、再び第1の磁束生成部列に電流を流し、その少し
後に第2の磁束生成部列の電流を切ると、その時点でそ
れまでに強い磁束密度がかかった加熱用回転体の領域は
図12に楕円で示したようになる。ここで、加熱用回転
体を仮想的に切り開く位置を回転方向の後方にずらして
示した。図12の符号81は、仮想的に切り開いた加熱
用回転体であり、82は加熱用回転体の回転の向きを示
す矢印であり、93は第1の磁束生成部列であり、90
は第2の磁束生成部列である。また、符号84〜89と
96〜101は、第1の磁束生成部列により強い磁束密
度がかけられた領域であり、符号91〜95は、第2の
磁束生成部列により強い磁束密度がかけられた領域であ
る。
【0034】以上のサイクルを繰り返すと、加熱用回転
体に強い磁束密度がかかった領域は、図13に楕円で示
したようになる。図13の符号81は、仮想的に切り開
いた加熱用回転体であり、82は加熱用回転体の回転の
向きを示す矢印である。これらの領域では強い渦電流が
流れるため、残りの領域に比べて発熱量が大きい。ま
た、図13に楕円で示した領域で発生した熱量は周りの
領域に拡散し、これらの領域自身と周りの領域とを加熱
する。このように、加熱用回転体の長手方向に磁束生成
分布の異なる複数の磁束生成部列を並設し、磁束生成部
列間の磁束生成比率を時間的に変化させると、発熱量が
大きい領域が空間的に分散して均等に近い形でうろこ状
に分布するので、加熱用回転体の長手方向の温度分布が
均一に近くなる。尚、加熱用回転体の回転方向における
磁束生成部列の幅が広い場合は、図17のように、各磁
束生成部列による発熱量が大きい領域が加熱用回転体の
回転方向に重なるが、加熱用回転体の長手方向の温度分
布を均一にするうえで支障はない。
【0035】尚、この投入電力の時間変動の周期が加熱
用回転体の回転の周期の正の整数分の1であると、加熱
用回転体の常に同じ位置が加熱されることになり、好ま
しくない。図14に投入電力の時間変動の周期が加熱用
回転体の回転周期の2分の1である場合の高磁束密度領
域を示す。図14の符号81は、仮想的に切り開いた加
熱用回転体であり、82は加熱用回転体の回転の向きを
示す矢印であり、楕円が前記高磁束密度領域である。こ
の場合、加熱用回転体が何回転してもこれらの領域の位
置は変らない。しかし、投入電力の時間変動の周期が加
熱用回転体の回転の周期より短くかつ加熱用回転体の回
転の周期の正の整数分の1でなければ、加熱用回転体の
n回転めとn+1回転めとでは、高磁束密度領域は加熱
用回転体の回転方向にずれるので、この方が、加熱用回
転体が周方向により均等に加熱されることになり好まし
い。
【0036】尚、投入電力の時間変動の周期が加熱用回
転体の回転周期の2倍以上であると、加熱用回転体が1
回転する間、加熱用回転体の長手方向の磁束密度の強度
分布はほとんど変化しない。図15と図16に投入電力
の時間変動の周期が加熱用回転体の回転周期の2倍の場
合を示す。図15と図16の符号81は、仮想的に切り
開いた加熱用回転体であり、82は加熱用回転体の回転
の向きを示す矢印であり、図15の楕円102〜107
と図16の楕円102〜106は高密度の磁束がかかっ
た領域である。この場合、1回転ごとに図15の磁束密
度分布と図16の磁束密度分布とが繰り返されるので、
長手方向の温度分布が不均一になる。このことから、複
数の磁束生成部列に常に一定の電流を流す場合に比べて
長手方向の温度分布をより均一にする効果を強く出すた
めには、加熱用回転体が少なくとも1回転する間に長手
方向に磁束密度分布が変化することが望ましい。したが
って、投入電力の時間変動の周期が加熱用回転体の回転
周期の2倍より短いことが望ましい。
【0037】
【実施例】以下、本発明に係る加熱装置及びその加熱装
置を備えた画像形成装置の具体的な実施例について説明
する。 (実施例1)図1は本発明に係る加熱装置の一実施例を
示す図であり、加熱装置の長手方向に垂直な断面を示す
概略断面図である。図1の符号1は誘導発熱体を有する
加熱用回転体、2は磁束生成手段、3は加圧用回転体、
4は加熱用回転体の回転の向きを示す矢印、5は温度セ
ンサ、6はシート状の被加熱体である。加圧用回転体3
は図示しないバネ等により加熱用回転体1に圧接されて
いる。また、加熱用回転体1は図示しない駆動機構によ
り回転し、摩擦力によりその回転に従動して加圧用回転
体3も回転する。
【0038】図1に示す構成の加熱装置は、磁束生成手
段2により生成された磁束により誘導発熱して高温にな
った加熱用回転体1と、加圧用回転体3との間のニップ
部にシート状の被加熱体(例えば、記録用紙、OHPシ
ート、その他のシート状物体)6を挟持搬送することに
よって該被加熱体6を加熱するものである。磁束生成手
段2は加熱用回転体1の回転軸方向(図1の紙面に垂直
な方向)の胴部の長さ全体にわたって加熱用回転体1の
外側表面の周方向の半分近くを覆うように、加熱用回転
体1の外側表面に面して設置してある。加熱用回転体1
にはサーミスタや熱電対等の温度センサ5が取り付けて
あり、その温度に基づいて、図示しない制御機構により
加熱用回転体1の温度を所定の温度に制御する。尚、磁
束生成手段2および温度センサ5の設置位置は、この図
1に示した位置に限るものではない。
【0039】加熱用回転体1は、図18に示すように、
内側から、基体層1−1、断熱層1−2、磁性体からな
る誘導発熱体層1−3、離型層1−4の4層で構成して
ある。基体層1−1は厚さ0.6mmのアルミニウム円
管であり、断熱層1−2は厚さ0.5mmのシリコーン
ゴムからなる層であり、磁性体(ここで言う磁性体とは
強磁性体のことである)からなる誘導発熱体層1−3は
厚さ0.1mmの軟鋼からなる層であり、離型層1−4
は厚さ15μmのテフロン(登録商標)からなる層であ
る。加熱用回転体1の外径は約40mmである。また、
加熱用回転体1の胴部の長さは300mmである。尚、
図18の各層は、分かり易いように実際の厚さとは異な
った厚さで描いてある。
【0040】加圧用回転体3は、直径30mmのアルミ
ニウム製の芯金の回りに厚さ5mmのシリコーンゴム層
を設け、さらにその外側を厚さ50μmのテフロンキャ
ップで覆ったものである。加熱用回転体1と加圧用回転
体3の接触部分(ニップ部)の回転体周方向の幅は4m
mである。ただし、本発明の適用対象はこの大きさと層
構成の加熱用回転体1および加圧用回転体3に限るもの
ではなく、任意の層構成と径と厚さと長さの加熱用回転
体および加圧用回転体に適用可能である。またニップ部
の幅も4mmに限るものではない。
【0041】また、各回転体を構成する材料も上述の通
りでなくても良く、例えば、加熱用回転体1の基体層1
−1には、アルミニウム、銅、ステンレススチール(S
US)などの金属、あるいはセラミックス、ガラスなど
の固体を使用してもよく、加熱用回転体1の断熱層1−
2には、発泡ガラス、低熱伝導性セラミックス、発泡シ
リコーンゴムなどの非磁性体でかつ熱伝導率の小さい材
料を使用してもよく、加熱用回転体1の誘導発熱体層1
−3には、磁性金属等の強磁性体であれば何でも用いる
ことができ、例えば、鉄、ニッケル、コバルト、あるい
はそれらの合金が使え、加熱用回転体1の離型層1−4
にはフッ素樹脂、シリコーン樹脂、PTFE、PFA等
の耐熱性と離型性の良い材料を使用できる。尚、加熱用
回転体1の断熱層1−2は無くてもよく、また、加熱用
回転体1の離型層1−4も無くてもよく、また、加熱用
回転体1の基体層1−1が誘導発熱体層を兼ねていても
よく、さらには加熱用回転体1に弾性層等の層を追加し
ても構わない。
【0042】加圧用回転体3の芯金は、鉄、鋼、銅、S
USなどの金属あるいはセラミックス、ガラスなどの固
体を使用してもよく、加圧用回転体3のシリコーンゴム
層に代えてフッ素ゴム層やフルオロシリコンゴム層を用
いてもよく、加圧用回転体3のテフロンキャップに代え
て各種のフッ素樹脂、シリコーン樹脂、PTFE、PF
A等の耐熱性と離型性の良い材料からなる層を用いても
よい。また、加圧用回転体3は、芯金とその回りの弾性
層だけにしてもよく、また、加圧用回転体3に断熱層等
の層を追加して設けても良い。
【0043】加熱用回転体1はその両端において、図1
9に示すように、直径を小さくしてあり、この部分(ジ
ャーナル部と呼ぶ)に加熱用回転体の保持機構と駆動用
ギアが取り付けてある。尚、図19において、符号11
は加熱用回転体の胴部、12と13は加熱用回転体のジ
ャーナル部、14と15は加熱用回転体の保持機構、1
6は加熱用回転体の駆動用ギアである。
【0044】磁束生成手段2は、加熱用回転体1の外周
面から約0.5mmの隙間を置いて、ニップ部以外の加
熱用回転体外周面のうちのニップ部入口に近い側のほぼ
半分を取り囲むようにして配置してある。磁束生成手段
2は磁束生成コイルとコイル形状保持部材とからなる。
磁束生成コイルの一例としては図20及び図21に示す
ように、コイル状に引き回した直径約2mmのリッツ線
112を、加熱用回転体1の曲率に合わせて湾曲させた
300mm×40mmの長方形状のセラミックス製のコ
イル形状保持部材111に接着させて形成してある。図
21は、図20に破線113で示した位置での断面図で
ある。磁束生成コイルは例えばリッツ線112を10巻
き巻いて形成してある。コイル形状保持部材111は合
成樹脂製でも良く、あるいはフェライトのような高透磁
率の磁性体であっても良い。この磁束生成手段2は、リ
ッツ線112が有る側の面を加熱用回転体1に向けて配
置する。ただし、コイル形状保持部材111が磁性体で
ない場合は、図22に示すように、コイル形状保持部材
111を図21に示したものとは逆向きに湾曲させたう
えで、リッツ線112が無い側の面を加熱用回転体1に
向けて配置しても良い。
【0045】コイル形状保持部材111の両端は図20
の符号114で示すように長手方向に延びており、その
端で湾曲の内側方向に折れ曲がり、図23に示すよう
に、加熱用回転体1のジャーナル部13に嵌め込んだ磁
束生成手段保持リング117に接続している。この磁束
生成手段保持リング117はジャーナル部13の長手方
向にほとんど摩擦を生じることなく移動可能となってい
る。尚、図23において、符号13は図19に示した加
熱用回転体1のジャーナル部であり、111は図20に
示したコイル形状保持部材であり、114はコイル形状
保持部材の一端から長手方向に延びた部分であり、11
7は磁束生成手段保持リングである。
【0046】図24に図23の縦断面の一部を示す。図
24において、符号11は加熱用回転体1の胴部であ
り、13は加熱用回転体1のジャーナル部であり、11
1はコイル形状保持部材であり、114はコイル形状保
持部材の1端から長手方向に延びた部分であり、117
は磁束生成手段保持リングである。コイル形状保持部材
111の一端は、図20の符号115で示すクランク棒
に接続してあり、このクランク棒115をその長手方向
に往復運動させることが可能なようにクランク駆動機構
116を設けてある。クランク駆動機構116によりク
ランク棒115が往復すると、それに連れて磁束生成手
段2も加熱用回転体1の長手方向に往復運動する。ま
た、磁束生成コイル(リッツ線)112には、図示しな
い電力供給手段により電力が供給される。
【0047】以上のような構成からなる図1の加熱装置
において、加熱用回転体1を線速190mm/secで回
転させながら磁束生成コイルに周波数30kHzの交流
電流を流した。このとき消費電力を1200Wに保つよ
うに投入電力を制御した。また、磁束生成手段2は静止
させた。加熱用回転体1の表面温度は表面のいたるとこ
ろで初期に25℃であったが、上記電流の供給を開始し
て15秒後に加熱用回転体1の胴部の1端から長手方向
に50mm入った位置から20mm間隔で10個所、加
熱用回転体1の表面の温度を測定したところ、最高温度
が182℃であり、最低温度が174℃であった。次
に、加熱用回転体1の表面温度がいたるところ25℃に
なるまで冷却した後、磁束生成手段2を振幅100mm
で毎秒20回往復させたこと以外は前と同じ条件で加熱
用回転体1を加熱し、電流の供給を開始して15秒後の
同じ位置の温度を測定したところ、最高温度が180℃
であり、最低温度が177℃であった。このように、磁
束生成手段2を加熱用回転体1の長手方向に往復移動さ
せ、加熱用回転体1の長手方向における誘導発熱層の発
熱位置を時間的に変化させることにより、加熱用回転体
1の長手方向の温度ムラを減少させることができた。
【0048】(実施例2)次に本発明の第2の実施例につ
いて説明する。図25は本発明に係る加熱装置の第2の
実施例を示す図であり、加熱装置の長手方向に垂直な断
面を示す概略断面図である。図25の符号1は誘導発熱
体を有する加熱用回転体であり、2Aは磁束生成手段の
第1のコイル・アセンブリー、2Bは磁束生成手段の第
2のコイル・アセンブリーであり、3は加圧用回転体、
4は加熱用回転体の回転の向きを示す矢印、5は温度セ
ンサ、6はシート状の被加熱体である。本実施例では、
加熱装置の構成は、磁束生成手段とクランク駆動機構以
外は実施例1と同じである。
【0049】図25に示す加熱装置では、磁束生成手段
は2個のコイル・アセンブリー2A,2Bからなる。第
1のコイル・アセンブリー2Aを図26に示す。図26
において、符号121はコイル形状保持部材であり、長
手方向の幅が300mmでそれに直角な方向の幅が40
mmの長方形で厚さ1mmのセラミックス製の板であ
る。符号122〜126はそのコイル形状保持部材12
1上に接着された直径40mmの円盤状のコイルであ
る。これらのコイル122〜126は全て同じ形状と大
きさであり、いずれも直径2mmのリッツ線を渦巻状に
9回巻いて形成してある。また、これらのコイル122
〜126は導線により電気的に直列に連結してある。ま
た、これらのコイル122〜126は、その中心点がコ
イル形状保持部材121の長手方向の端からそれぞれ3
0mm、90mm、150mm、210mm、270m
mの位置にあるように配置してある。さらに、各コイル
122〜126の中心点は、コイル形状保持部材121
の短手方向の端から20mmの位置にある。また、コイ
ル形状保持部材121とコイル122〜126は、コイ
ル形状保持部材121の短手方向に加熱用回転体1の外
側表面とほぼ同じ曲率で湾曲させてある。
【0050】第2のコイル・アセンブリー2Bを図27
に示す。図27において、符号131はコイル形状保持
部材であり、その大きさと形状は第1のコイル・アセン
ブリー2Aのコイル形状保持部材121に等しい。図2
7の符号132〜135は、第1のコイル・アセンブリ
ー2Aを構成しているコイル122〜126と同様のコ
イルである。これらのコイル132〜135は、その中
心点がコイル形状保持部材131の長手方向の端からそ
れぞれ60mm、120mm、180mm、240mm
の位置にあるように配置してある。また、各コイル13
2〜135の中心点は、コイル形状保持部材131の短
手方向の端から20mmの位置にある。本実施例では、
これら2つのコイル・アセンブリー2A,2Bを磁束生
成手段として加熱用回転体1の長手方向に並列に並べ、
長手方向に垂直な断面での形状が図25のようになるよ
うに設置した。
【0051】以上のような構成からなる図25の加熱装
置において、加熱用回転体1を線速190mm/secで
回転させながら2つのコイル・アセンブリー2A,2B
に周波数30kHzの交流電流を流した。このとき消費
電力を1200Wに保つように投入電力を制御した。加
熱用回転体1の表面温度は表面のいたるところで初期に
25℃であったが、上記電流の供給を開始して15秒後
に加熱用回転体1の胴部の一端から長手方向に50mm
入った位置から20mm間隔で10個所加熱用回転体の
表面の温度を測定したところ、最高温度が187℃であ
り、最低温度が172℃であった。
【0052】次に、加熱用回転体1の表面温度がいたる
ところ25℃になるまで冷却した後、第1のコイル・ア
センブリー2Aに周波数30kHzの交流電流を流し始
めて0.2秒後に第2のコイル・アセンブリー2Bに周
波数30kHzの交流電流を流し始め、その0.1秒後
に第1のコイル・アセンブリー2Aに電流を流すことを
止め、さらに0.2秒後に第2のコイル・アセンブリー
2Bに電流を流すことを止めると同時に第1のコイル・
アセンブリー2Aに電流を流し始めるというサイクルを
繰り返したこと以外は前と同じ条件で平均の消費電力を
1200Wに保つようにして加熱用回転体1を加熱し、
電流の供給を開始して15秒後の同じ位置の温度を測定
したところ、最高温度が183℃であり、最低温度が1
77℃であった。このように、加熱用回転体1の長手方
向における磁束生成部の位置が互いに異なっている2つ
のコイル・アセンブリー2A,2Bを並置して、各コイ
ル・アセンブリー2A,2Bへの投入電力の列間比率を
時間的に変動させることにより、加熱用回転体1の長手
方向における発熱位置が時間的に変動し、加熱用回転体
1の発熱ムラが長手方向にならされ、そのため加熱用回
転体1の長手方向の温度ムラを減少させることができ
た。
【0053】(実施例3(画像形成装置の実施例))次
に、図28は本発明に係る画像形成装置の一実施例を示
す概略構成図であり、実施例1または実施例2に記載の
加熱装置を用いた画像形成装置の一例を示すものであ
る。この画像形成装置は、像担持体として円筒状に形成
された光導電性の感光体141を有している。感光体1
41の周囲には、感光体を均一に帯電する帯電手段とし
ての帯電ローラ142、感光体上の潜像をトナーで現像
する現像装置144、感光体上に形成・担持されたトナ
ー像を記録媒体149に転写する転写手段としての転写
ローラ145、転写後の感光体表面をクリーニングする
クリーニング装置147、クリーニング後の感光体表面
を除電する除電装置148が配備されている。また、そ
れらの他に、帯電ローラ142と現像装置144との間
の感光体面で光走査による露光を行い静電潜像を形成す
る光走査装置2と、記録媒体149に転写された未定着
トナー像を定着するための定着装置6を備えている。
尚、帯電手段としては、コロナチャージャ、帯電ブラシ
等を用いることができ、転写手段としては、転写チャー
ジャ、転写ベルト等を用いることができる。また、定着
装置146には、実施例1または実施例2に記載の加熱
装置が用いられる。
【0054】画像形成を実行する際は、像担持体である
感光体141が図28の時計回りに回転され、その表面
が帯電ローラ142により均一に帯電された後、光走査
装置143の露光により感光体141の表面に静電潜像
が形成される。この静電潜像は現像装置144により反
転現像され、感光体141の表面にトナー像が形成され
る。このトナー像は、感光体141のトナー像が転写位
置へ移動するのとタイミングを合わせて図示しない給紙
機構により転写部へ送り込まれた記録媒体(例えば、記
録用紙)149と重ね合わされて、転写ローラ145の
作用により、記録媒体149へ静電転写される。トナー
像を転写された記録媒体149は、定着装置146でト
ナー像を定着された後、装置外部へ排出される。ここ
で、定着装置146としては、実施例1または実施例2
で説明した加熱装置を用いているので、温度ムラが殆ど
無い良好な定着を行うことができる。トナー像が転写さ
れた後、感光体141の表面はクリーニング装置147
によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉などが除去
され、さらに除電装置148により除電される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の加
熱装置においては、回転体の長手方向における誘導発熱
体の発熱位置を時間的に変化させる構成としたので、回
転体の長手方向の温度ムラを減少させることができる。
請求項2記載の加熱装置においては、磁束生成手段によ
る磁束の作用によって発熱する誘導発熱体を有する回転
体と、該磁束生成手段を該回転体の長手方向に時間的に
移動させる手段と、前記回転体と相互に圧接される加圧
部材とを有するので、回転体の発熱位置が長手方向に時
間的に移動し、したがって発熱量の高い所と低い所の長
手方向の位置が時間的に変化する。それにより前記回転
体の長手方向の温度ムラを減少させることができる。
【0056】請求項3記載の加熱装置においては、請求
項2の構成に加えて、回転体の長手方向への磁束生成手
段の往復移動の周期を、回転体の回転の周期と異ならせ
たので、回転体の1回転毎に回転体の長手方向の発熱分
布が異なり、そのため回転体の長手方向の温度ムラを減
少させる効果が高まる。請求項4記載の加熱装置におい
ては、請求項2の構成に加えて、回転体の長手方向への
磁束生成手段の往復移動の周期を、回転体の回転の周期
の正の整数倍でなくしたので、回転体の発熱分布が周期
的に元の分布に戻るということがなくなり、そのため回
転体の長手方向の温度ムラを減少させる効果がさらに高
まる。請求項5記載の加熱装置においては、請求項2の
構成に加えて、回転体の長手方向への磁束生成手段の往
復移動の周期を、回転体の回転の周期よりも短くしたの
で、回転体が1回転する間に、回転体の長手方向の発熱
ムラの位置が1往復以上移動して発熱ムラが平均化さ
れ、そのため回転体の長手方向の温度ムラを減少させる
効果が高まる。
【0057】請求項6記載の加熱装置においては、回転
体の長手方向における磁束生成部の位置が互いに異なっ
ている複数個の磁束生成部列を並置して、各磁束生成部
列への投入電力の列間比率を時間的に変動させたので、
回転体の長手方向における発熱位置が時間的に変動し、
回転体の発熱ムラが長手方向にならされ、そのため回転
体の長手方向の温度ムラを減少させることができる。請
求項7記載の加熱装置においては、回転体の長手方向に
おける磁束生成部の位置が互いに異なっている複数個の
磁束生成部列を並置して、各磁束生成部列への投入電力
の列間比率を時間的に変動させ、その際に、投入電力の
列間比率の時間変動の周期を、回転体の回転の周期の正
の整数分の1にならないようにしたので、回転体の1回
転毎に回転体の発熱位置が異なり、そのため回転体の長
手方向の温度ムラを減少させる効果が高まる。請求項8
記載の加熱装置においては、回転体の長手方向における
磁束生成部の位置が互いに異なっている複数個の磁束生
成部列を並置して、各磁束生成部列への投入電力の列間
比率を時間的に変動させ、その際に、投入電力の列間比
率の時間変動の周期を回転体の回転の周期の2倍より短
くしたので、回転体が1回転する間に回転体の長手方向
の発熱位置が変化し、そのため回転体の長手方向の温度
ムラを減少させる効果が高まる。
【0058】請求項9記載の画像形成装置においては、
シート状の記録媒体上にトナー像を形成し担持させる像
形成手段と、前記トナー像を担持した前記記録媒体を加
熱処理する像加熱手段とを有する画像形成装置におい
て、前記像加熱手段として請求項1乃至8のうちのいず
れか一つに記載の構成及び効果を有する加熱装置を備え
ているので、定着能力の高い高品質な画像形成を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加熱装置の一実施例を示す図であ
り、加熱装置の長手方向に垂直な断面を示す概略断面図
である。
【図2】図1に示す加熱装置において加熱用回転体の長
手方向(回転軸方向)に加熱用回転体に対して磁束生成
手段を相対的に移動させた場合の加熱用回転体表面にお
ける磁束密度の分布を示す図である。
【図3】図1に示す加熱装置において加熱用回転体の長
手方向(回転軸方向)に磁束生成分布の異なる複数個の
磁束生成手段を並設し、磁束生成手段間の磁束生成比率
を時間的に変化させた場合の加熱用回転体表面における
磁束密度の分布を示す図である。
【図4】加熱用回転体の長手方向に磁束生成手段を相対
的に移動させた場合の加熱用回転体表面の温度分布の説
明図である。
【図5】加熱用回転体の長手方向に磁束生成手段を相対
的に移動させた場合の加熱用回転体表面の温度分布の説
明図である。
【図6】加熱用回転体の長手方向に磁束生成手段を相対
的に移動させた場合の加熱用回転体表面の温度分布の説
明図である。
【図7】加熱用回転体の長手方向に磁束生成手段を相対
的に移動させた場合の加熱用回転体表面の温度分布の説
明図である。
【図8】加熱用回転体の長手方向に磁束生成分布の異な
る複数の磁束生成部列を並設し、磁束生成部列間の磁束
生成比率を時間的に変化させた場合の、加熱用回転体の
表面での磁束密度分布の説明図である。
【図9】加熱用回転体の長手方向に磁束生成分布の異な
る複数の磁束生成部列を並設し、磁束生成部列間の磁束
生成比率を時間的に変化させた場合の、加熱用回転体の
表面での磁束密度分布の説明図である。
【図10】加熱用回転体の長手方向に磁束生成分布の異
なる複数の磁束生成部列を並設し、磁束生成部列間の磁
束生成比率を時間的に変化させた場合の、加熱用回転体
の表面での磁束密度分布の説明図である。
【図11】加熱用回転体の長手方向に磁束生成分布の異
なる複数の磁束生成部列を並設し、磁束生成部列間の磁
束生成比率を時間的に変化させた場合の、加熱用回転体
の表面での磁束密度分布の説明図である。
【図12】加熱用回転体の長手方向に磁束生成分布の異
なる複数の磁束生成部列を並設し、磁束生成部列間の磁
束生成比率を時間的に変化させた場合の、加熱用回転体
の表面での磁束密度分布の説明図である。
【図13】加熱用回転体に強い磁束密度をかけて発熱さ
せる領域の説明図である。
【図14】加熱用回転体に強い磁束密度をかけて発熱さ
せる領域の説明図である。
【図15】加熱用回転体に強い磁束密度をかけて発熱さ
せる領域の説明図である。
【図16】加熱用回転体に強い磁束密度をかけて発熱さ
せる領域の説明図である。
【図17】加熱用回転体に強い磁束密度をかけて発熱さ
せる領域の説明図である。
【図18】図1に示す構成の加熱装置に用いられる加熱
用回転体の一例を示す断面図である。
【図19】図1に示す構成の加熱装置に用いられる加熱
用回転体の一例を示す概略構成図である。
【図20】磁束生成手段の一例を示す平面図である。
【図21】図20に示す磁束生成手段の断面図である。
【図22】図20に示す磁束生成手段の別の断面図であ
る。
【図23】磁束生成手段の加熱用回転体への取り付け部
の構造の一例を示す要部斜視図である。
【図24】磁束生成手段の加熱用回転体への取り付け部
の構造の一例を示す要部断面図である。
【図25】本発明に係る加熱装置の別の実施例を示す図
であり、加熱装置の長手方向に垂直な断面を示す概略断
面図である。
【図26】図25に示す加熱装置の磁界生成手段を構成
する第1のコイル・アセンブリーの平面図である。
【図27】図25に示す加熱装置の磁界生成手段を構成
する第2のコイル・アセンブリーの平面図である。
【図28】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す
概略構成図である。
【図29】従来の誘導加熱方式の加熱装置に用いられる
磁束生成コイルの一例を示す平面図である。
【図30】従来の誘導加熱方式の加熱装置に用いられる
磁束生成コイルの別の一例を示す斜視図である。
【図31】従来の誘導加熱方式の加熱装置において回転
体の長手方向に複数個のコイルを並べて加熱する構成の
説明図である。
【図32】回転体の長手方向に複数個のコイルを持つコ
イル列を2つ用意してコイルが互いに千鳥状の位置関係
になるようにして発熱させた場合の発熱分布を示す図で
ある。
【符号の説明】
1:加熱用回転体 1−1:基体層 1−2:断熱層 1−3:誘導発熱体層 1−4:離型層 2:磁束生成手段 2A:第1のコイル・アセンブリー(磁束生成手段) 2B:第2のコイル・アセンブリー(磁束生成手段) 3は加圧用回転体 4:加熱用回転体の回転方向 5:温度センサ 6:シート状の被加熱体 141:感光体(像担持体) 142:帯電ローラ 143:光走査装置 144:現像装置 145:転写ローラ 146:定着装置(加熱装置) 147:クリーニング装置 148:除電装置 149:記録媒体(被加熱体)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁束生成手段による磁束の作用によって発
    熱する誘導発熱体を有する回転体と、該回転体と相互に
    圧接される加圧部材とを有し、前記回転体と前記加圧部
    材との間に被加熱体を通過させて被加熱体を加熱する加
    熱装置において、 前記回転体の長手方向における誘導発熱体の発熱位置を
    時間的に変化させることを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】磁束生成手段による磁束の作用によって発
    熱する誘導発熱体を有する回転体と、前記磁束生成手段
    を前記回転体の長手方向に時間的に移動させる手段と、
    前記回転体と相互に圧接される加圧部材とを有し、前記
    回転体と前記加圧部材との間に被加熱体を通過させて被
    加熱体を加熱することを特徴とする加熱装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の加熱装置において、 前記回転体の長手方向への磁束生成手段の移動が周期的
    な往復移動であって、その周期が前記回転体の回転の周
    期と異なることを特徴とする加熱装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の加熱装置において、 前記回転体の長手方向への磁束生成手段の移動が周期的
    な往復移動であって、その周期が回転体の回転の周期の
    正の整数倍でないことを特徴とする加熱装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の加熱装置において、 前記回転体の長手方向への磁束生成手段の移動が周期的
    な往復移動であって、その周期が回転体の回転の周期よ
    りも短いことを特徴とする加熱装置。
  6. 【請求項6】磁束生成手段による磁束の作用によって発
    熱する誘導発熱体を有する回転体と、該回転体と相互に
    圧接される加圧部材とを有し、前記回転体と前記加圧部
    材との間に被加熱体を通過させて被加熱体を加熱する加
    熱装置において、 前記磁束生成手段が前記回転体の長手方向に複数個の磁
    束生成部を並べた磁束生成部列を複数列並置した構成で
    あり、前記回転体の長手方向における磁束生成部の位置
    が磁束生成部列間で同一ではなく、各磁束生成部列への
    投入電力の列間比率を時間的に変動させることを特徴と
    する加熱装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の加熱装置において、 投入電力の列間比率の時間変動の周期が、前記回転体の
    回転の周期の正の整数分の1でないことを特徴とする加
    熱装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載の加熱装置において、 投入電力の列間比率の時間変動の周期が、前記回転体の
    回転の周期の2倍より短いことを特徴とする加熱装置。
  9. 【請求項9】シート状の記録媒体上にトナー像を形成し
    担持させる像形成手段と、前記トナー像を担持した前記
    記録媒体を加熱処理する像加熱手段とを有する画像形成
    装置において、 前記像加熱手段として請求項1乃至8のうちのいずれか
    一つに記載の加熱装置を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007226132A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Kyocera Mita Corp 定着装置および画像形成装置
JP2011053403A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Canon Inc 定着装置

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