JP2002157755A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

Info

Publication number
JP2002157755A
JP2002157755A JP2000350368A JP2000350368A JP2002157755A JP 2002157755 A JP2002157755 A JP 2002157755A JP 2000350368 A JP2000350368 A JP 2000350368A JP 2000350368 A JP2000350368 A JP 2000350368A JP 2002157755 A JP2002157755 A JP 2002157755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
signal
amplitude
offset
error signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000350368A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tada
浩一 多田
Shiyuumei Yano
秀盟 矢野
Tadashi Okajima
正 岡島
Shunei Hamaguchi
俊英 浜口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000350368A priority Critical patent/JP2002157755A/ja
Publication of JP2002157755A publication Critical patent/JP2002157755A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 レーザ光は、光学レンズ14を含む光学系を
通して光磁気ディスク56の記録面に照射される。TE
信号およびRF信号はそれぞれ、記録面から反射された
レーザ光に基づいてTE信号検出回路38およびRF信
号検出回路40によって検出される。シーク処理を行な
うとき、DSP48は、TE信号の振幅が最大となるよ
うに光学レンズ14のフォーカスを制御し、RF信号の
デコード処理を行なうとき、DSP48は、RF信号の
振幅が最大となるように光学レンズ14のフォーカスを
制御する。 【効果】 レジスタにセットするオフセット値を動作状
態に応じて変更するようにしたため、シーク処理時はT
E信号を適切に検出でき、デコード処理時はRF信号を
適切に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディスク装置に関
し、特にたとえば、レンズを含む光学系によってレーザ
光をディスク記録媒体の記録面に照射する、ディスク装
置に関する。
【0002】
【背景技術】この種のディスク装置では、レーザダイオ
ードから出射されたレーザ光は、光学系を経てディスク
記録媒体の記録面に照射され、記録面から反射されたレ
ーザ光は、光学系を経て光検出器によって検出される。
そして、光検出器の出力に基づいて、フォーカスやトラ
ッキングが制御され、再生信号が生成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光学系に位置
ずれがあると、レーザ光の光路が本来の光路からずれて
しまい、フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスを
設定しても、各々の動作状態において信号を適切に検出
できないおそれがある。たとえば、シーク制御時はレー
ザ光が跨いだトラック数をトラッキングエラー信号に基
づいてカウントする必要があるが、フォーカスが正確に
設定されないためにトラッキングエラー信号が適切に検
出されないと、目的のトラックを正確にシークできない
おそれがある。また、再生時はRF信号をデコードして
再生信号を生成する必要あるが、フォーカスが正確に設
定されないためにRF信号が適切に検出されないと、再
生信号の誤り率が高くなるおそれがある。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、い
ずれの動作状態においてもレーザ光に基づく信号を適切
に検出することができる、ディスク装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ディスク記
録媒体の記録面に形成されたトラックにレンズを含む光
学系によってレーザ光を照射するディスク装置におい
て、記録面から反射されたレーザ光に基づいてトラッキ
ングエラー信号を検出する第1検出手段、記録面から反
射されたレーザ光に基づいてRF信号を検出する第2検
出手段、トラッキングエラー信号に基づくシーク処理を
行なうときトラッキングエラー信号の振幅が最大となる
ようにレンズのフォーカスを制御する第1フォーカス制
御手段、およびRF信号のデコード処理を行なうときR
F信号の振幅が最大となるようにフォーカスを制御する
第2フォーカス制御手段を備えることを特徴とする、デ
ィスク装置である。
【0006】
【作用】レーザ光は、レンズを含む光学系を通して、デ
ィスク記録媒体の記録面に照射される。トラッキングエ
ラー信号およびRF信号はそれぞれ、記録面から反射さ
れたレーザ光に基づいて第1検出手段および第2検出手
段によって検出される。トラッキングエラー信号に基づ
くシーク処理を行なうとき、第1フォーカス制御手段
は、トラッキングエラー信号の振幅が最大となるように
レンズのフォーカスを制御する。一方、RF信号のデコ
ード処理を行なうときは、第2フォーカス制御手段が、
RF信号の振幅が最大となるようにレンズのフォーカス
を制御する。
【0007】好ましくは、光学系は、記録面から反射さ
れたレーザ光を分光してRF信号に関連する複数のビー
ムを生成するウォラストンプリズムを含む。
【0008】また、光学系が、レーザ光を出射する半導
体レーザと半導体レーザから出射されたレーザ光を分光
してメインビームおよびサブビームを生成するグレーテ
ィングとを含むとき、第1検出手段は、メインビームお
よびサブビームに基づいてトラッキングエラー信号を検
出する。
【0009】記録面から反射されたレーザ光に基づいて
第3検出手段によってフォーカスエラー信号を検出する
とき、フォーカスサーボは、第3検出手段によって検出
されたフォーカスエラー信号と保持手段によって保持さ
れたフォーカスオフセットとに基づいて、フォーカスサ
ーボ手段によって実行される。第1特定手段は、フォー
カスサーボが実行されている状態でトラッキングエラー
信号の振幅が最大となる第1フォーカスオフセットを特
定し、第2特定手段は、フォーカスサーボが実行されて
いる状態でRF信号の振幅が最大となる第2フォーカス
オフセットを特定する。このとき、第1フォーカス制御
手段は第1フォーカスオフセットを保持手段に設定し、
第2フォーカス制御手段は第2フォーカスオフセットを
保持手段に設定する。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、トラッキングエラー
信号に基づくシーク処理を行なうときトラッキングエラ
ー信号の振幅が最大となるようにレンズのフォーカスを
制御し、RF信号のデコード処理を行なうときRF信号
の振幅が最大となるようにレンズのフォーカスを制御す
るようにしたため、シーク処理およびデコード処理のい
ずれも適切に行なうことができる。
【0011】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】図1を参照して、この実施例の光ディスク装
置10は、光学レンズ14が設けられた光ピックアップ
(光学系)12を含む。光学レンズ14は、トラッキン
グアクチュエータ16およびフォーカスアクチュエータ
18によって支持される。レーザダイオード20から放
出されたレーザ光は、図2に示す光学系部品を経てAS
MO(Advanced Storage Magneto Optical disc)のよ
うな光磁気ディスク56の記録面に照射される。なお、
光磁気ディスク54はスピンドル56の上に搭載され、
スピンドルモータ58によって回転する。光磁気ディス
ク54はZCLV(Zone Constant Linear Velocity)
方式のディスクであり、回転数は光ピックアップ12が
内周から外周へ移動するにつれて低下する。
【0013】図2を参照して、レーザダイオード20か
ら放出されたレーザ光は、グレーティング22によって
分光される。これによって、1つのメインビームMと2
つのサブビームS1およびS2とが生成される。これら
のビームは、ビームスプリッタ24およびコリメータレ
ンズ26を経て、立ち上げミラー28に照射される。立
ち上げミラー28で反射されたビームは、光学レンズ1
4で収束された後、図3に示す要領で光磁気ディスク5
6の記録面に照射される。つまり、メインビームMは所
望のトラックに照射され、サブビームS1およびS2は
所望のトラックの両側に隣接するトラックに照射され
る。なお、光磁気ディスク56の記録面には、凸状のラ
ンドトラックおよび凹状のグルーブトラックが1トラッ
ク毎に交互に形成される。図3に示す“L”および
“G”はそれぞれ、ランドトラックおよびグルーブトラ
ックを意味する。
【0014】記録面で反射されたメインビームM,サブ
ビームS1およびS2は、光学レンズ14,立ち上げミ
ラー28およびコリメータレンズ26を経て、つまり上
述と逆の経路でビームスプリッタ24まで戻される。ビ
ームスプリッタ24に入射されたメインビームM,サブ
ビームS1およびS2は、3ビーム方式のウォラストン
プリズム30と平凹レンズ32とを経て光検出器34に
照射される。
【0015】ウォラストンプリズム30から出射される
とき、メインビームM,サブビームS1およびS2はい
ずれも3つに分光される。つまり、メインビームMはビ
ームMa,MbおよびMcに分光され、サブビームS1
はS1a,S1bおよびS1cに分光され、サブビーム
S2はS2a,S2bおよびS2cに分光される。ビー
ムMaはメインビームMと同じ成分を有するが、ビーム
MbおよびMcはそれぞれメインビームMの垂直偏向成
分および水平偏向成分のみを有する。サブビームS1お
よびS2についても同様であり、ビームS1a(S2
a)はサブビームS1(S2)と同じ成分を有するが、
ビームS1b(S2b)およびS1c(S2c)はそれ
ぞれサブビームS1(S2)の垂直偏向成分および水平
偏向成分のみを有する。
【0016】光検出器34は、図4に示すように構成さ
れる。ビームMaは検出素子34a〜34dによって検
出され、ビームMbおよびMcはそれぞれ検出素子34
iおよび34jによって検出される。一方、ビームS1
aは検出素子34eおよび34fによって検出され、ビ
ームS2aは検出素子34gおよび34hによって検出
される。他方、ビーム1b,1c,2bおよび2cは、
いずれの検出素子によっても検出されない。
【0017】図1に戻って、FE信号検出回路36は、
検出素子34a〜34dの出力に数1に従う演算を施
し、FE(Focus Error)信号を検出する。また、TE
信号検出回路38は、検出素子24a〜24hの出力に
数2に従う演算を施し、DPP(Differential Push Pu
ll)方式でTE(Tracking Error)信号を生成する。さ
らに、RF信号検出回路40は、検出素子34iおよび
34jの出力に数3に従う演算を施し、RF(Radio Fr
equency)信号を検出する。なお、数1〜数3における
“A”〜“J”はそれぞれ検出素子22a〜22jの出
力に対応する。
【0018】
【数1】FE=(A+C)−(B+D)
【0019】
【数2】TE={(A+B)−(C+D)}−α{(E
+H)−(F+G)}
【0020】
【数3】RF=I−J FE信号検出回路36から出力されたFE信号は、A/
D変換器34aを介して加算器44に与えられる。加算
器44は、FE信号のレベル値からレジスタ46に設定
されたオフセット値を加算し、加算値(加算信号)をD
SP(DigitalSignal Processor)48に与える。DS
P48は、与えられた加算信号に基づいてフォーカスサ
ーボを実行し、フォーカス制御電圧を生成する。生成さ
れたフォーカス制御電圧はPWM変調回路50aに入力
され、PWM変調回路50aは、入力されたフォーカス
制御電圧に対応するパルス幅を持つPWM信号をフォー
カスアクチュエータ18に与える。これによって、フォ
ーカスつまり光学レンズ14の光軸上の位置が調整され
る。
【0021】TE信号検出回路38から出力されたTE
信号は、A/D変換器42bを介してDSP48に与え
られる。DSP48は、与えられたTE信号に基づい
て、シーク処理またはトラッキング制御処理を実行し、
トラッキングアクチュエータ制御電圧およびスレッド制
御電圧を生成する。PWM変調回路50bおよび50c
はそれぞれ、トラッキングアクチュエータ制御電圧およ
びスレッド制御電圧に対応するパルス幅のPWM信号を
生成し、トラッキングアクチュエータ16およびスレッ
ドモータ52に与える。これによって、光学レンズ14
の径方向の位置と、スレッドモータ52の回転速度およ
び回転方向とが制御される。
【0022】DSP48はまた、フォーカスサーボが実
行されている状態でTE信号の振幅が最大となるフォー
カスオフセットを検出する。具体的には、互いに異なる
フォーカスオフセットをレジスタ44に設定してフォー
カスサーボを実行し、各々のフォーカスオフセットで調
整されたフォーカスに対応するTE信号の振幅を検出す
る。そして、TE振幅が最大となるフォーカスオフセッ
トOFFSET_TEを決定する。
【0023】RF信号検出回路40から出力されたRF
信号は、ECCデコーダ54によってデコード処理を施
され、これによって再生信号が生成される。RF信号は
また、A/D変換器42cを介してDSP48に与えら
れる。DSP48は、RF信号についても、上述と同じ
要領でフォーカスオフセット決定処理を施す。つまり、
互いに異なるフォーカスオフセットをレジスタ44に設
定してフォーカスサーボを実行し、各々のフォーカスオ
フセットで調整されたフォーカスに対応するRF信号の
振幅を検出する。そして、RF振幅が最大となるフォー
カスオフセットOFFSET_RFを決定する。
【0024】シーク処理時は、フォーカスオフセットO
FFSET_TEがレジスタ44に設定され、デコード
処理時(トラッキング制御時)は、フォーカスオフセッ
トOFFSET_RFがレジスタ44に設定される。こ
のため、シーク処理時のフォーカスサーボはFE信号お
よびフォーカスオフセットOFFSET_TEに基づい
て実行され、デコード処理時のフォーカスサーボはFE
信号およびフォーカスオフセットOFFSET_RFに
基づいて実行される。この結果、シーク処理時は、TE
信号の振幅が最大となるようにフォーカスが制御され、
デコード処理時は、RF信号の振幅が最大となるように
フォーカスが制御される。
【0025】なお、DSP48は、以上のフォーカスサ
ーボ,トラッキングサーボおよびスレッドサーボに加え
て、スピンドルサーボも実行する。このサーボ処理によ
って、スピンドルモータ58から出力されたFGパルス
の周期が所定値を示すように、スピンドルモータ58の
回転が制御される。
【0026】DSP48は、オフセットを算出するとき
図5〜図9に示すフロー図に従って動作し、再生処理を
行なうとき図10に示すフロー図に従って動作する。D
SP48は、実際には論理回路によって形成されるが、
説明の便宜上、フロー図を用いる。
【0027】オフセットの算出については、まず図5の
ステップS1でスピンドルサーボを開始し、ステップS
3で磁気ヘッド(図示せず)を光磁気ディスク56上の
所定位置にセットする。続いて、ステップS5でレーザ
ダイオード20をオンし、ステップS7でフォーカスサ
ーボを開始する。なお、磁気ヘッドは、光磁気ディスク
にテスト信号を記録するために用いられる。
【0028】ステップS9では、図6および図7に示す
サブルーチンに従ってTE信号を用いたフォーカスバラ
ンス調整を行ない、フォーカスオフセットOFFSET
_TEを決定する。この時点では、トラッキングサーボ
およびスレッドサーボのいずれも開始されていないた
め、レーザ光の照射位置は、光磁気ディスク56の偏芯
の影響を受けて複数のトラックを跨ぐように周期的に移
動する。このため、TE信号検出回路38によって検出
されるTE信号は、正極側および負極側に正弦波状に変
化する信号となる。
【0029】ステップS9の処理が完了すると、ステッ
プS11およびS13の各々でトラッキングサーボおよ
びスレッドサーボを開始し、ステップS15でテストラ
イトを行なう。つまり、磁気ヘッドによって光磁気ディ
スク56に磁界をかけて所定のテスト信号を所定のトラ
ックに記録する。続くステップS17では、図8および
図9に示すサブルーチンに従ってRF信号を用いたフォ
ーカスバランス調整を行ない、フォーカスオフセットO
FFSET_RFを決定する。この時点では、トラッキ
ングサーボおよびスレッドサーボが開始されており、レ
ーザ光は、テスト信号が記録されたトラックを正確にト
レースする。このため、記録されたテスト信号に対応す
るRF信号が、RF信号検出回路40から出力される。
【0030】図6を参照して、TE信号を用いたフォー
カスバランス調整について説明する。まず、ステップS
21でTE信号の最大振幅TE_MAXを初期化し、ス
テップS23でフォーカスオフセット=0をレジスタ4
6にセットする。続いて、ステップS25でフォーカス
オフセットを1ステップ減少し(レジスタ46の設定値
から“1”を減算し)、ステップS27でTE振幅を検
出する。ステップS29では検出されたTE振幅を最大
振幅TE_MAXと比較する。そして、TE振幅≦TE
_MAXであればそのままステップS35に進むが、T
E振幅>TE_MAXであれば、ステップS31で現T
E振幅を最大振幅TE_MAXと決定し、ステップS3
3で現フォーカスオフセットをOFFSET_TEと決
定してからステップS35に進む。
【0031】ステップS35では、現フォーカスオフセ
ットがマイナス側リミット値であるかどうか判断し、N
OであればステップS25〜S33の処理を繰り返す。
これによって、マイナス側の各々のフォーカスオフセッ
トに対応するTE振幅が検出され、マイナス側で最大と
なるTE振幅およびこのTE振幅が得られたときのフォ
ーカスオフセットがTE_MAXおよびOFFSET_
TEとして決定される。
【0032】ステップS35でYESと判断されると、
ステップS37でフォーカスオフセットを“0”に戻し
(レジスタ46の設定値を“0”に戻し)、ステップS
39でフォーカスオフセットを1ステップ増加させる
(レジスタ46の設定値に“1”を加算する)。ステッ
プS41ではTE振幅を検出し、続くステップS43で
は検出されたTE振幅を最大振幅TE_MAXと比較す
る。ここでTE振幅≦TE_MAXであればそのままス
テップS49に進むが、TE振幅>TE_MAXであれ
ば、ステップS45で現TE振幅を最大振幅TE_MA
Xと決定し、ステップS47で現フォーカスオフセット
をOFFSET_TEと決定してからステップS49に
進む。
【0033】ステップS49では、現フォーカスオフセ
ットがプラス側リミット値であるかどうか判断し、NO
であればステップS39〜S47の処理を繰り返す。こ
れによって、全てのフォーカスオフセットに対応するT
E振幅が検出され、検出された全てのTE振幅の中で最
大となるTE振幅がTE_MAXとして決定されるとと
もに、このTE_MAXが得られたときのフォーカスオ
フセットがOFFSET_TEとして決定される。
【0034】RF信号を用いたフォーカスバランス調整
は、図8および図9に示すサブルーチンに従う。ただ
し、このサブルーチンは、ステップS51でRF信号の
最大振幅RF_MAXを初期化し、ステップS57およ
びS71の各々でRF振幅を検出し、ステップS59お
よびS73で現RF振幅とRF_MAXとを比較し、ス
テップS61およびS75の各々で現RF振幅をRF_
MAXとして決定し、ステップS63およびS77の各
々で現フォーカスオフセットをOFFSET_RFとし
て決定する点を除き、図6および図7に示すサブルーチ
ンと同じである。
【0035】このようなサブルーチンを処理することに
よって、全てのフォーカスオフセットに対応するRF振
幅が検出され、検出された全てのRF振幅の中で最大と
なるRF振幅がRF_MAXとして決定されるととも
に、このRF_MAXが得られたときのフォーカスオフ
セットがOFFSET_RFとして決定される。
【0036】再生処理については、まず図10のステッ
プS81で再生命令が与えられたかどうか判断し、YE
SであればステップS83でOFFSET_TEをレジ
スタにセットする。フォーカスサーボは既に開始されて
おり、DSP48は、FE信号とOFFSET_TEと
の加算信号に基づいてフォーカスを調整する。このよう
なOFFSET_TEを考慮したフォーカス調整によっ
て、TE信号検出回路38から出力されるTE信号の振
幅は最大となる。
【0037】ステップS85では、最大振幅を有するT
E信号に基づいて再生先トラックをシークする。メイン
ビームMの照射先が再生先トラックの1トラック手前に
到達すると、ステップS87でYESと判断し、ステッ
プS89およびS91の各々でトラッキングサーボおよ
びスレッドサーボを開始するとともに、ステップS93
でOFFSET_RFをレジスタ46にセットする。D
SP48は、FE信号とOFFSET_RFとの加算信
号に基づいてフォーカスを調整し、これによってRF信
号検出回路40から出力されるRF信号の振幅は最大と
なる。
【0038】メインビームMの照射先が目的アドレスに
到達すると、ステップS95からステップS97に進
み、ECCデコーダ54を起動して再生処理を行なう。
再生処理が完了すると、リターンする。FAT方式やU
DF方式によって信号が離散的に記録されている場合、
以上のような再生処理が何回も繰り返され、信号は所定
量ずつ間欠的に再生される。
【0039】以上の説明から分かるように、レーザ光
は、光学レンズ14を含む光学系を通して光磁気ディス
ク56の記録面に照射される。TE信号およびRF信号
はそれぞれ、記録面から反射されたレーザ光に基づいて
TE信号検出回路38およびRF信号検出回路40によ
って検出される。シーク処理を行なうとき、DSP48
は、TE信号の振幅が最大となるように光学レンズ14
のフォーカスを制御し、RF信号のデコード処理を行な
うとき、DSP48は、RF信号の振幅が最大となるよ
うに光学レンズ14のフォーカスを制御する。
【0040】具体的には、フォーカスサーボは、FE信
号検出回路36によって検出されたFE信号とレジスタ
46に設定されたフォーカスオフセットとに基づいて実
行される。このため、DSP48は、まずTE信号の振
幅が最大となるフォーカスオフセットOFFSET_T
Eと、RF信号の振幅が最大となるフォーカスオフセッ
トOFFSET_RFとを特定する。再生命令が与えら
れると、DSP48は、所望のトラックをシークすると
きフォーカスオフセットOFFSET_TEをレジスタ
46にセットし、所望のトラックからRF信号を検出す
るとき、フォーカスオフセットOFFSET_RFをレ
ジスタ46にセットする。
【0041】このように、レジスタ46にセットするオ
フセット値を動作状態に応じて変更するようにしたた
め、シーク処理時はTE信号を適切に検出でき、デコー
ド処理時はRF信号を適切に検出することができる。つ
まり、光ピックアップ12に含まれるグレーティング2
2やウォラストンプリズム30などの光学部品に位置ず
れがあると、FE信号がゼロレベルとなるようにフォー
カスを調整しても、TE信号やRF信号について最大振
幅が得られない可能性があるが、この実施例では、シー
ク処理を行なうときTE信号の振幅が最大となるように
フォーカスを制御し、RF信号のデコード処理を行なう
ときRF信号の振幅が最大となるようにフォーカスを制
御するようにしているため、シーク処理およびデコード
処理が適切に行なわれる。
【0042】なお、この実施例では、DPP方式によっ
てトラッキングエラー信号を検出しているが、DPP方
式に代えてMPP(Main Push Pull)方式でトラッキン
グエラー信号を検出するようにしてもよい。この場合、
光ピックアップにグレーティングを設ける必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】光ピックアップの構成の一部を示す図解図であ
る。
【図3】メインビームおよびサブビームが記録面に照射
されている状態を示す図解図である。
【図4】光検出器の構成を示す図解図である。
【図5】フォーカスオフセットを算出するときのDSP
の動作の一部を示すフロー図である。
【図6】フォーカスオフセットを算出するときのDSP
の動作の他の一部を示すフロー図である。
【図7】フォーカスオフセットを算出するときのDSP
の動作のその他の一部を示すフロー図である。
【図8】フォーカスオフセットを算出するときのDSP
の動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。
【図9】フォーカスオフセットを算出するときのDSP
の動作の他の一部を示すフロー図である。
【図10】再生処理を行なうときのDSPの動作の一部
を示すフロー図である。
【符号の説明】
10…ディスク装置 12…光ピックアップ 36…FE信号検出回路 38…TE信号検出回路 40…RF信号検出回路 44…レジスタ 48…DSP 54…ECCデコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡島 正 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 浜口 俊英 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA18 BA01 BB06 CA11 CA23 CB01 CB03 CC12 CD02 CD03 CD08 CD11 CF03 CF06 CG04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク記録媒体の記録面に形成されたト
    ラックにレンズを含む光学系によってレーザ光を照射す
    るディスク装置において、 前記記録面から反射された前記レーザ光に基づいてトラ
    ッキングエラー信号を検出する第1検出手段、 前記記録面から反射された前記レーザ光に基づいてRF
    信号を検出する第2検出手段、 前記トラッキングエラー信号に基づくシーク処理を行な
    うとき前記トラッキングエラー信号の振幅が最大となる
    ように前記レンズのフォーカスを制御する第1フォーカ
    ス制御手段、および前記RF信号のデコード処理を行な
    うとき前記RF信号の振幅が最大となるように前記フォ
    ーカスを制御する第2フォーカス制御手段を備えること
    を特徴とする、ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記光学系は前記記録面から反射されたレ
    ーザ光を分光して前記RF信号に関連するビームを生成
    するウォラストンプリズムを含む、請求項1記載のディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】前記光学系は、前記レーザ光を出射する半
    導体レーザ、および前記半導体レーザから出射された前
    記レーザ光を分光してメインビームおよびサブビームを
    生成するグレーティングを含み、 第1検出手段は前記メインビームおよび前記サブビーム
    に基づいて前記トラッキングエラー信号を検出する、請
    求項1または2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】前記記録面から反射された前記レーザ光に
    基づいてフォーカスエラー信号を検出する第3検出手
    段、 フォーカスオフセットを保持する保持手段、 前記フォーカスエラー信号と前記保持手段によって保持
    された前記フォーカスオフセットとに基づいてフォーカ
    スサーボを実行するフォーカスサーボ手段、 前記フォーカスサーボが実行されている状態で前記トラ
    ッキングエラー信号の振幅が最大となる第1フォーカス
    オフセットを特定する第1特定手段、および前記フォー
    カスサーボが実行されている状態で前記RF信号の振幅
    が最大となる第2フォーカスオフセットを特定する第2
    特定手段をさらに備え、 前記第1フォーカス制御手段は前記第1フォーカスオフ
    セットを前記保持手段に設定し、 前記第2フォーカス制御手段は前記第2フォーカスオフ
    セットを前記保持手段に設定する、請求項1ないし3の
    いずれかに記載のディスク装置。
JP2000350368A 2000-11-17 2000-11-17 ディスク装置 Pending JP2002157755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000350368A JP2002157755A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000350368A JP2002157755A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002157755A true JP2002157755A (ja) 2002-05-31

Family

ID=18823603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000350368A Pending JP2002157755A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002157755A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009064486A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009064486A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6246646B1 (en) Focus control apparatus for multilayer optical recording medium
JP2793698B2 (ja) フオーカスオフセット補正方法
JPH0476829A (ja) 光学式ディスクプレーヤ
JPH06243496A (ja) ディスク再生装置及びそのフォーカスバランス自動調整方法及び信号処理装置
US6952387B2 (en) Optical disk playing apparatus and method for discriminating optical disk
US20020024898A1 (en) Track-jump controlling apparatus and method
US6134196A (en) Carriage controller for multi-layer disc
JPS59157854A (ja) 光学式デイスク・プレ−ヤ−の制御装置
EP1248255A2 (en) Focusing controller for jump control between recording layers
JPH09204674A (ja) 光学的情報記録再生装置
KR20030005380A (ko) 디스크드라이브장치와 정보독출방법
US6760285B2 (en) Disk device and method for adjusting servo mechanism
JP2000187860A (ja) 光ディスク装置
KR100477501B1 (ko) 디스크드라이브장치
JP3608737B2 (ja) ディスク再生装置及びディスク種類判別方法
JP2002157755A (ja) ディスク装置
JP3473656B2 (ja) 記録媒体記録再生装置および記録媒体記録再生方法
JP2004022097A (ja) ディスク装置
JP3833372B2 (ja) ミラー信号生成装置及び情報再生装置
JP2000011404A (ja) ディスクドライブ装置
JPS6353617B2 (ja)
JPH0386935A (ja) 光ディスクの記録読取方法
JP3639525B2 (ja) ディスク装置
JPH11126356A (ja) 光記録再生装置
JPH0877582A (ja) 光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050614