JP2002157674A - 車両運行情報収集装置 - Google Patents

車両運行情報収集装置

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JP2002157674A
JP2002157674A JP2000351831A JP2000351831A JP2002157674A JP 2002157674 A JP2002157674 A JP 2002157674A JP 2000351831 A JP2000351831 A JP 2000351831A JP 2000351831 A JP2000351831 A JP 2000351831A JP 2002157674 A JP2002157674 A JP 2002157674A
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JP2000351831A
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Atsushi Sakano
淳 坂野
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 似たような表示体系を用いても所望の表示項
目を選択するのが容易な表示装置を備えた車両運行情報
収集装置を提供する。 【解決手段】 表示部14は予め決められた複数種の表
示項目の表示内容を表示する。また、切替スイッチ19
は手動操作をする毎に、表示項目を選択的に表示させる
ための切替指令を出力する。また、可変項目表示制御手
段12aは切替指令を受ける毎に、表示内容が可変であ
る複数種の内容可変項目の表示内容を1つづつ循環的に
表示部14に表示させる。さらに、基準情報表示制御手
段12bは切替指令を特定回数だけ受ける毎に、内容可
変項目の表示内容を循環的に表示する過程のうちの特定
タイミングに割り込んで、表示内容が不変である基準情
報を表示部14に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示部を備えた車
両運行情報収集装置に関し、特に、所望の表示項目を容
易に選択できる表示部を備えた車両運行情報収集装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両運行情報収集装置
は、時刻情報、月日情報、走行距離等を表示するための
表示部を備えている。この車両運行情報収集装置は、車
両運行情報を収集するため車載されるが、車両内では実
装スペース等の制限があるため、上記時刻情報、月日情
報、走行距離等は、スイッチ操作により共通の表示部上
に順次切り替え表示される。また、表示内容は基本的に
7セグメントで構成される英数字、コロン及びピリオド
等の組み合わせと、付加的なシンボルマークによって表
現される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来装置の表示部では、時刻情報、月日情報、走
行距離等の表示内容は7セグメントの英数字で構成され
る似たような表示体系が用いられるので、現在表示され
ている内容が何を表しているのか判別しずらくなる。表
示項目を判別するためシンボルマークを付加的に表示す
ることもあるが、表示部に割り当てられたスペース上の
制約により、このシンボルマークもあまり大きくはでき
ない。特に運転中の場合等は、時間をかけて表示部を凝
視できないため、上記のように似たような表示体系や小
さなシンボルマークでは、所望の表示項目を選択するの
が容易ではなかった。
【0004】よって本発明は、上述した現状に鑑み、似
たような表示体系を用いても所望の表示項目を選択する
のが容易な表示装置を備えた車両運行情報収集装置を提
供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の車両運行情報収集装置は、図
1の基本構成図に示すように、車載され、車両の運行状
態を示す車両運行情報を収集する車両運行情報収集装置
において、予め決められた複数種の表示項目の表示内容
を表示する表示部14と、手動操作をする毎に、前記表
示項目を選択的に表示させるための切替指令を出力する
切替スイッチ19と、前記切替指令を受ける毎に、表示
内容が可変である複数種の内容可変項目の表示内容を1
つづつ循環的に前記表示部14に表示させる可変項目表
示制御手段12aと、前記切替指令を特定回数だけ受け
る毎に、前記内容可変項目の表示内容を循環的に表示す
る過程のうちの特定タイミングに割り込んで、表示内容
が不変である基準情報を前記表示部14に表示させる基
準情報表示制御手段12bとを有することを特徴とす
る。
【0006】請求項1記載の発明によれば、表示部14
は予め決められた複数種の表示項目の表示内容を表示す
る。また、切替スイッチ19は手動操作をする毎に、表
示項目を選択的に表示させるための切替指令を出力す
る。また、可変項目表示制御手段12aは切替指令を受
ける毎に、表示内容が可変である複数種の内容可変項目
の表示内容を1つづつ循環的に表示部14に表示させ
る。さらに、基準情報表示制御手段12bは切替指令を
特定回数だけ受ける毎に、内容可変項目の表示内容を循
環的に表示する過程のうちの特定タイミングに割り込ん
で、表示内容が不変である基準情報を表示部14に表示
させる。このように基準情報表示制御手段12bが、切
替スイッチ19による切替指令を特定回数だけ受ける毎
に、複数種の内容可変項目を循環的に表示する過程のう
ちの特定タイミングに割り込んで、表示内容が不変であ
る基準情報を表示部14に表示させるので、これを基準
として容易に所望の内容可変項目を選択して表示させる
ことができるようになる。すなわち、基準情報は表示内
容が不変であるので認知しやすく、一旦これを認知する
と切替スイッチ19を決まった回数だけ手動操作をする
ことにより、容易に所望の内容可変項目に到達できるよ
うになる。
【0007】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の車両運行情報収集装置は、図5に示すように、
請求項1記載の車両運行情報収集装置において、前記基
準情報はブランク表示D1であることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、上記基準情
報はブランク表示であるであるので、他の内容可変項目
との差異が明確になり、切替操作の基準点がより簡単に
発見できるようになる。
【0009】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の車両運行情報収集装置は、請求項1〜2いずれ
か記載の車両運行情報収集装置において、前記特定回数
は、前記内容可変項目の種類より、1だけ大きいことを
特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、上記ブラン
ク表示をするための切替スイッチ19を操作する回数は
内容可変項目の種類より1だけ大きいので、ブランク表
示の割り込み回数は必要最低限になる。すなわち、切替
スイッチ19操作により内容可変項目を1つづつ循環的
に表示する過程で、基準点となるブランク表示は1箇所
だけとなる。したがって、より速くこのブランク表示に
到達できるようになるうえ、ブランク表示は1箇所だけ
なので混乱も少なくなる。
【0011】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の車両運行情報収集装置は、図5に示すように、
請求項1〜3いずれか記載の車両運行情報収集装置にお
いて、前記複数種の内容可変項目の表示内容は共に、数
字、コロン及びピリオドによって表現されることを特徴
とする。
【0012】請求項4記載の発明によれば、上記の内容
表現に、数字、コロン及びピリオドを使うことによるメ
リットが全面的に得られるようになる。すなわち、内容
可変項目の表示内容は、数字、コロン及びピリオドを使
うとほとんどの数字に関わる内容を表現されるので非常
に汎用性が高くなるというメリットがあるが、その反
面、類似しているので項目判別がしづらいときがある。
そこで、上述のようにブランク表示を割り込ませると、
上記高い汎用性のメリットを享受しつつも、所望の項目
検索が容易になる。
【0013】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の車両運行情報収集装置は、図2及び図5に示す
ように、請求項4記載の車両運行情報収集装置におい
て、前記数字は、7セグメントの表示素子により表現さ
れることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明によれば、上記7セグ
メントの表示素子を使うことによるメリットが全面的に
得られるようになる。すなわち、数字を7セグメントの
表示素子により表現する表示素子は汎用の製品を利用す
ることができるので、素子が手に入り易い、汎用性が高
い等のメリットがある反面、内容表現の仕方が類似して
いるので項目判別がしづらいときがある。そこで、上述
のようにブランク表示を割り込ませると、上記高い汎用
性のメリットを享受しつつも、所望の項目検索が容易に
なる。
【0015】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載の車両運行情報収集装置は、図1の基本構成図に
示すように、請求項5記載の車両運行情報収集装置にお
いて、前記切替指令を受ける毎に、前記内容可変項目に
対応したシンボルマークを表示させるシンボルマーク表
示制御手段12cを更に有し、前記表示部14は、前記
内容可変項目を表示すると共に前記シンボルマークも更
に表示することを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明によれば、表示部14
に、内容可変項目を表示すると共にそのシンボルマーク
も表示するようにしているので、選択した項目が直感的
に認識できるようになる。これは運転中に表示切替操作
した際に非常に有効となる。
【0017】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載の車両運行情報収集装置は、図5に示すように、
請求項6記載の車両運行情報収集装置において、前記内
容可変項目は、時間情報D2〜D3、車両走行情報D4
〜D9、作業情報D10〜D11、及び環境情報D12
〜D13の全て、或いはこれらのうちの複数のいずれか
の情報であることを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明によれば、内容可変項
目は、時間情報、車両走行情報、作業情報、及び環境情
報の全て、或いはこれらのうちの複数のいずれかの情報
であるので、上記のように7セグメントの表示素子、コ
ロン及びピリオドによって内容が表現できる。このた
め、表示制御が簡単になる等の効果が得られるうえ、上
述のようにブランクの挿入により項目の選択も容易にな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は、本発明の車両運行情報収
集装置の概観を示す斜視図である。図2に示すように、
本車両運行情報収集装置10は箱形の外形を有してい
る。この中には、図3で後述するような各構成要素が収
納されている。装置10の前面には、切替スイッチ1
9、終了スイッチ19a、LCD14b、電源スイッチ
PW、及びカード挿入口SLT等が配設されている。
【0020】切替スイッチ19は、LCD14b上の表
示項目の切り替えや時計設定をするときに押下される。
終了スイッチ19aは、車両の帰庫後、カード挿入口S
LTに挿入されているデータカード20を抜くときに押
下される。LCD14bには、予め決められた複数種の
表示項目、例えば、後述する時計、年月日、及び走行距
離等の表示内容NUMが表示される。この表示内容NU
Mは、6桁分の7セグメントの表示素子、コロン及びピ
リオドによって構成される。
【0021】このように、汎用性の高い7セグメントの
表示素子、コロン及びピリオドを使うことにより、ほと
んどの数字による内容表示が可能になる。すなわち、こ
れだけで多種の項目を表示できるようになる。そして、
その反面で異種項目でも内容表示が類似し項目判別がし
づらくなるときがあるが、これは後述するブランク表示
を割り込ませることにより解決される。すなわち、汎用
性の高い7セグメントの表示素子等を利用しつつ本車両
運行情報収集装置によると容易に所望の表示項目に到達
できるようになる。
【0022】カード挿入口SLTには、運行データが記
録されるデータカード20が挿入される。運行データが
記録されたデータカード20は、例えば自社に持ち帰り
運行データ解析装置にかけられてデータ解析するために
利用される。ランプLMPは、機器が正常に動作してい
る時に点灯するOKランプ(図中OKで示す)、データ
カード20の残量不足時に点灯、点滅するアラームラン
プ(図中ALMで示す)及びカード20のデータ処理中
に点灯するカードランプ(図中CARDで示す)から構
成される。
【0023】なお、この車両運行情報収集装置10は標
準仕様の1DINサイズであり、場所を取らずに容易に
車両内に取り付けることができるようになっている。
【0024】次に、車両運行情報収集装置の構成につい
て図3を参照して説明する。図3は、本発明の車両運行
情報収集装置の一実施形態を示すブロック図である。
【0025】図3において、11は読み出し専用のメモ
リ(ROM)を示し、ROM11には所定のプログラム
や固定データ、例えば、車両コードや機能設定情報等の
車両個別の設定情報等が予め格納されると共に、後述す
る図4で示す処理を行うプログラムも格納されている。
12は中央演算処理装置(CPU)を示し、CPU12
はROM11に予め格納された制御プログラムに従って
動作する。13は読み出し書き込み自在のメモリ(RA
M)を示し、RAM13はCPU12の処理の過程で発
生する各種のデータを格納するデータエリアと処理の際
に使用するワークエリア等を有する。
【0026】14aは、CPU12の制御のもとにLC
D14bを駆動するLCDドライバである。LCD14
bは、LCDドライバ14aに駆動されて図1で示した
ような表示内容NUM及びシンボルマークSBLを表示
する。これらLCDドライバ14a及びLCD14b
は、請求項の表示部14に対応する。
【0027】15はカレンダ機能付きの時計ICを示
し、時計IC15はこれに接続された電源15aからの
給電を受けて、「年」、「月」、「日」、「時」、
「分」、「秒」からなる時刻情報をCPU12に出力す
る。16は電源部を示し、電源部16は車両のバッテリ
(図示せず)から供給される電力を、ハンディターミナ
ル20、リーダライタ30、並びに、CPU12に分配
して供給するもので、この電源部16には、前記バッテ
リからの電力供給が断たれた場合に、所定時間に亘りC
PU12に電力を供給するバックアップ電池16aが接
続されている。
【0028】17はインタフェース部を示し、インタフ
ェース部17は、3系統のシリアルI/Oインタフェー
ス(以下、S−I/Oと略記する)17a〜cと、1系
統のパラレルI/Oインタフェース(以下、P−I/O
と略記する)17dを備えている。このうち、前記各S
−I/O17a〜cには、ハンディターミナル(図示せ
ず)、及びリーダライタR/Wが、それぞれのインタフ
ェース18a、18bを介して接続され、S−I/O1
7cには、RS−232C対応の予備インタフェース1
8cが接続されている。また、P−I/O17dには、
走行センサ及びエンジン回転センサ(いずれも図示せ
ず)が、それぞれのインタフェース18d,18eを介
して接続されており、さらに、例えば車両の荷物室(図
示せず)内の温度が閾値を越えたか否かを検出する温度
センサ(図示せず)等が接続される、外部入力用の10
チャンネル分の外部入力I/F18fが接続されてい
る。上記走行センサからは、少なくとも走行距離距離情
報が供給される。上記リーダライタR/Wは図1で示す
カード挿入口SLTを介してデータカード20が装入さ
れる。19は、図1で説明した通り、押下される毎に上
記表示項目NUMを選択的に表示させるための切替指令
を出力する切替スイッチである。
【0029】更に、図4及び図5を用いて本発明に関わ
る処理フロー及びこれによる表示例について説明する。
図4は、図3のCPUが行う本発明に関わる処理フロー
を示すフローチャートである。図5は、本発明の車両運
行情報収集装置の一実施形態による表示例を示す説明図
である。なお、図5における表示内容欄の「_」はブラ
ンク表示を表している。
【0030】上述の電源スイッチPWが押下されてCP
U12が起動したすると、処理はステップS1に移行し
CPU12はブランク表示指令をLCDドライバ14a
に出力する。これにより、LCD14b上には図5のD
1行に示すようにシンボルマークなしのブランク表示
「______」がされる。そして、切替スイッチ19
が押下される毎に処理はステップS2〜ステップS13
迄順移行し、再度ステップS1に戻る。
【0031】各ステップについて説明を加えると、ステ
ップS2においては、CPU12はLCDドライバ14
aに時計表示指令を出力する。すると、LCD14b上
には図5のD2行に示すように、現時刻を示すため、シ
ンボルマークなし、表示内容「__hh:mm」が表示
がされる。ここで、hhは01〜24の時間を示す数
字、mmは00〜59の分を表す数字である。そして、
切替スイッチ19が押下されると、処理はステップS3
に移行する。
【0032】ステップS3においては、CPU12はL
CDドライバ14aに年月日表示指令を出力する。する
と、LCD14b上には図5のD3行に示すように、現
年月日を示すため、シンボルマークなし、表示内容「Y
YMMDD」が表示がされる。ここで、YYは00〜9
9の年を示す数字、MMは01〜12の月を表す数字、
そしてDDは01〜31の日を示す数字である。そし
て、切替スイッチ19が押下されると、処理はステップ
S4に移行する。
【0033】ステップS4においては、CPU12はL
CDドライバ14aに累積走行距離表示指令を出力す
る。すると、LCD14b上には図5のD4行に示すよ
うに、累積走行距離(ODO)を示すため、シンボルマ
ーク「K」、表示内容「XXXXXX」が表示がされ
る。ここで、XXXXXXは1km単位の累積走行距離
を示す数字である。そして、切替スイッチ19が押下さ
れると、処理はステップS4に移行する。
【0034】ステップS5においては、CPU12はL
CDドライバ14aに走行距離表示指令を出力する。す
ると、LCD14b上には図5のD5行に示すように、
現走行距離(TRIP)を示すため、シンボルマーク
「K」、表示内容「XXXX.X」が表示がされる。こ
こで、XXXX.Xは100m単位の走行距離を示す数
字である。そして、切替スイッチ19が押下されると、
処理はステップS6に移行する。
【0035】ステップS6においては、CPU12はL
CDドライバ14aに連続走行時間表示指令を出力す
る。すると、LCD14b上には図5のD6行に示すよ
うに、連続走行時間を示すため、シンボルマーク
「H」、表示内容「_hhh:mm」が表示がされる。
ここで、hhhは000〜999の時間を示す数字、m
mは00〜59の分を表す数字である。そして、切替ス
イッチ19が押下されると、処理はステップS7に移行
する。
【0036】ステップS7においては、CPU12はL
CDドライバ14aに累積エンジン回転数表示指令を出
力する。すると、LCD14b上には図5のD7行に示
すように、累積エンジン回転数を示すため、シンボルマ
ーク「R」、表示内容「XXXXXX」が表示がされ
る。ここで、XXXXXXは1000r単位の累積走行
回転数を示す数字である。そして、切替スイッチ19が
押下されると、処理はステップS8に移行する。
【0037】ステップS8においては、CPU12はL
CDドライバ14aに走行時間表示指令を出力する。す
ると、LCD14b上には図5のD8行に示すように、
走行時間を示すため、シンボルマーク「ハンドルマー
ク」、表示内容「_hhh:mm」が表示がされる。こ
こで、hhhは000〜999の時間を示す数字、mm
は00〜59の分を表す数字である。そして、切替スイ
ッチ19が押下されると、処理はステップS9に移行す
る。
【0038】ステップS9においては、CPU12はL
CDドライバ14aにアイドリング時間表示指令を出力
する。すると、LCD14b上には図5のD9行に示す
ように、アイドリング時間時間を示すため、シンボルマ
ーク「H(2Hz点滅)」、表示内容「_hhh:m
m」が表示がされる。ここで、hhhは000〜999
の時間を示す数字、mmは00〜59の分を表す数字で
ある。そして、切替スイッチ19が押下されると、処理
はステップS10に移行する。
【0039】ステップS10においては、CPU12は
LCDドライバ14aに作業時間表示指令を出力する。
すると、LCD14b上には図5のD10行に示すよう
に、作業時間時間を示すため、シンボルマーク「つるは
しマーク」、表示内容「_hhh:mm」が表示がされ
る。ここで、hhhは000〜999の時間を示す数
字、mmは00〜59の分を表す数字である。そして、
切替スイッチ19が押下されると、処理はステップS1
1に移行する。
【0040】ステップS11においては、CPU12は
LCDドライバ14aに休憩時間表示指令を出力する。
すると、LCD14b上には図5のD11行に示すよう
に、休憩時間時間を示すため、シンボルマーク「椅子マ
ーク」、表示内容「_hhh:mm」が表示がされる。
ここで、hhhは000〜999の時間を示す数字、m
mは00〜59の分を表す数字である。そして、切替ス
イッチ19が押下されると、処理はステップS12に移
行する。
【0041】ステップS12においては、CPU12は
LCDドライバ14aに温度表示指令を出力する。する
と、LCD14b上には図5のD12行に示すように、
温度を示すため、シンボルマーク「℃」、表示内容「_
_XXX.X」が表示がされる。ここで、XXX.Xは
摂氏温度を示す数字である。そして、切替スイッチ19
が押下されると、処理はステップS13に移行する。
【0042】ステップS13においては、CPU12は
LCDドライバ14aに湿度表示指令を出力する。する
と、LCD14b上には図5のD13行に示すように、
湿度を示すため、シンボルマーク「R」、表示内容「_
_XXX.X」が表示がされる。ここで、XXX.Xは
湿度を示す数字である。そして、切替スイッチ19が押
下されると、ブランク表示をすべく処理はステップS1
に戻る。
【0043】このように、切替スイッチ19が押下され
る毎にステップS1〜ステップS13の処理、すなわち
図5に示すようにD1行〜D13行の表示が順次切り替
わる。なお、上記ステップS1は請求項の基準情報表示
制御手段に相当する。また上記ステップS2〜ステップ
S13は請求項の可変項目表示制御手段及びシンボルマ
ーク表示制御手段に相当する。
【0044】上述のように本実施形態によれば、ステッ
プS1のブランク表示を基準として容易に所望の項目を
選択して表示させることができるようになる。すなわ
ち、ブランク表示は認知しやすく、一旦これを認知する
と切替スイッチ19を決まった回数だけ手動操作をする
ことにより、容易に所望の内容可変項目に到達できる。
特に、表示部14を長時間凝視できない運転中には、上
記ブランク表示は有効となる。特にブランク表示は、他
の数字表現を基本とする表示内容が可変の項目との差異
が明確であり、切替操作の基準点がより簡単に発見でき
るようになる。従って、本実施形態によれば、確実に短
時間で所望の内容が確認でき、操作性が向上した車両運
行情報収集装置が得られる。また、切替スイッチ19操
作により項目を1つづつ循環的に表示する過程で、基準
点となるブランク表示はステップS1の1箇所だけなの
で、より速くこのブランク表示に到達できるようになる
ため、所望の項目を速く選択できるようになるうえ、混
乱も少なくなり操作性がさらに向上する。
【0045】なお、電源スイッチPWが押下されてCP
U12が起動した直後の表示は、上述のようなステップ
S1のブランク表示でなくてもよく、例えば、ステップ
S2の時計表示でもよい。また、ステップS2〜ステッ
プS13の処理の順序、すなわち図5に示すようにD2
行〜D13行の切り替わりの順序は、図3及び図4の順
序に限定するのでなく、適宜変更してもよい。また、ス
テップS2〜ステップS13の処理は全て行う必要はな
く必要な処理ステップだけを選択できるようにしてもよ
し、逆に他の種類の表示項目に対応する処理ステップを
新たに付加してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、基準情報表示制御手段12bが、切替スイ
ッチ19による切替指令を特定回数だけ受ける毎に、複
数種の内容可変項目を循環的に表示する過程のうちの特
定タイミングに割り込んで、表示内容が不変である基準
情報を表示部14に表示させるので、これを基準として
容易に所望の内容可変項目を選択して表示させることが
できるようになる。すなわち、基準情報は表示内容が不
変であるので認知しやすく、一旦これを認知すると切替
スイッチ19を決まった回数だけ手動操作をすることに
より、容易に所望の内容可変項目に到達できる。特に、
表示部14を長時間凝視できない運転中には、上記基準
情報の表示は有効となる。これらの結果、請求項1記載
の発明によれば、確実に短時間で所望の内容が確認で
き、操作性が向上した車両運行情報収集装置が得られ
る。
【0047】請求項2記載の発明によれば、上記基準情
報はブランク表示であるであるので、他の内容可変項目
との差異が明確になり、切替操作の基準点がより簡単に
発見できるようになる。この結果、請求項2記載の発明
によれば、より操作性が向上した車両運行情報収集装置
が得られる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、上記ブラン
ク表示をするための切替スイッチ19を操作する回数は
内容可変項目の種類より1だけ大きいので、ブランク表
示の割り込み回数は必要最低限になる。すなわち、切替
スイッチ19操作により内容可変項目を1つづつ循環的
に表示する過程で、基準点となるブランク表示は1箇所
だけとなる。したがって、より速くこのブランク表示に
到達できるようになるため、所望の項目を速く選択でき
るようになるうえ、ブランク表示は1箇所だけなので混
乱も少なくなり操作性も向上する。
【0049】請求項4記載の発明によれば、上記の内容
表現に、数字、コロン及びピリオドを使うことによるメ
リットが全面的に得られるようになる。すなわち、内容
可変項目の表示内容は、数字、コロン及びピリオドを使
うとほとんどの数字に関わる内容を表現されるので非常
に汎用性が高くなるというメリットがあるが、その反
面、類似しているので項目判別がしづらいときがある。
そこで、上述のようにブランク表示を割り込ませること
により、上記高い汎用性のメリットを享受しつつも、所
望の項目検索が容易になるという効果が得られる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、上記7セグ
メントの表示素子を使うことによるメリットが全面的に
得られるようになる。すなわち、数字を7セグメントの
表示素子により表現する表示素子は汎用の製品を利用す
ることができるので、素子が手に入り易い、汎用性が高
い等のメリットがある反面、内容表現の仕方が類似して
いるので項目判別がしづらいときがある。そこで、上述
のようにブランク表示を割り込ませることにより、上記
高い汎用性のメリットを享受しつつも、所望の項目検索
が容易になるという効果が得られる。
【0051】請求項6記載の発明によれば、表示部14
に、内容可変項目を表示すると共にそのシンボルマーク
も表示するようにしているので、選択した項目が直感的
に認識できるようになる。これは運転中に表示切替操作
した際に非常に有効となる。
【0052】請求項7記載の発明によれば、内容可変項
目は、時間情報、車両走行情報、作業情報、及び環境情
報の全て、或いはこれらのうちの複数のいずれかの情報
であるので、上記のように7セグメントの表示素子、コ
ロン及びピリオドによって内容が表現できる。このた
め、表示制御が簡単になる等の効果が得られるうえ、上
述のようにブランクの挿入により項目の選択も容易にな
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両運行情報収集装置の基本構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の車両運行情報収集装置の概観を示す斜
視図である。
【図3】本発明の車両運行情報収集装置の一実施形態を
示すブロック図である。
【図4】図3のCPUが行う本発明に関わる処理フロー
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の車両運行情報収集装置の一実施形態に
よる表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 車両運行情報収集装置 12a 可変項目表示制御手段 12b 基準情報表示制御手段 12c シンボルマーク表示制御手段 14 表示部 14b LCD 19 切替スイッチ 19a 終了スイッチ 20 データカード SLT カード挿入口 SBL シンボルマーク NUM 表示内容 PW 電源スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載され、車両の運行状態を示す車両運
    行情報を収集する車両運行情報収集装置において、 予め決められた複数種の表示項目の表示内容を表示する
    表示部と、 手動操作をする毎に、前記表示項目を選択的に表示させ
    るための切替指令を出力する切替スイッチと、 前記切替指令を受ける毎に、表示内容が可変である複数
    種の内容可変項目の表示内容を1つづつ循環的に前記表
    示部に表示させる可変項目表示制御手段と、 前記切替指令を特定回数だけ受ける毎に、前記内容可変
    項目の表示内容を循環的に表示する過程のうちの特定タ
    イミングに割り込んで、表示内容が不変である基準情報
    を前記表示部に表示させる基準情報表示制御手段と、 を有することを特徴とする車両運行情報収集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両運行情報収集装置に
    おいて、 前記基準情報はブランク表示であることを特徴とする車
    両運行情報収集装置。
  3. 【請求項3】 請求項1〜2いずれか記載の車両運行情
    報収集装置において、 前記特定回数は、前記内容可変項目の種類より、1だけ
    大きい ことを特徴とする車両運行情報収集装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の車両運行情
    報収集装置において、 前記複数種の内容可変項目の表示内容は共に、数字、コ
    ロン及びピリオドによって表現されることを特徴とする
    車両運行情報収集装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両運行情報収集装置に
    おいて、 前記数字は、7セグメントの表示素子により表現される
    ことを特徴とする車両運行情報収集装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両運行情報収集装置に
    おいて、 前記切替指令を受ける毎に、前記内容可変項目に対応し
    たシンボルマークを表示させるシンボルマーク表示制御
    手段を更に有し、 前記表示部は、前記内容可変項目を表示すると共に前記
    シンボルマークも更に表示することを特徴とする車両運
    行情報収集装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の車両運行情報収集装置に
    おいて、 前記内容可変項目は、時間情報、車両走行情報、作業情
    報、及び環境情報の全て、或いはこれらのうちの複数の
    いずれかの情報であることを特徴とする車両運行情報収
    集装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008247391A (ja) * 2008-07-11 2008-10-16 Toyota Motor Corp 車両用の表示装置
JP2010146360A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Ud Trucks Corp 連続運転管理システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008247391A (ja) * 2008-07-11 2008-10-16 Toyota Motor Corp 車両用の表示装置
JP2010146360A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Ud Trucks Corp 連続運転管理システム

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