JP2002156051A - 流量コントロール弁 - Google Patents

流量コントロール弁

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JP2002156051A
JP2002156051A JP2000355137A JP2000355137A JP2002156051A JP 2002156051 A JP2002156051 A JP 2002156051A JP 2000355137 A JP2000355137 A JP 2000355137A JP 2000355137 A JP2000355137 A JP 2000355137A JP 2002156051 A JP2002156051 A JP 2002156051A
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gas outlet
outlet
control valve
opening
flow control
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JP2000355137A
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English (en)
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Ryoichi Fukui
了一 福井
Katsushi Kurabayashi
克至 倉林
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/021Measuring pressure in heart or blood vessels
    • A61B5/022Measuring pressure in heart or blood vessels by applying pressure to close blood vessels, e.g. against the skin; Ophthalmodynamometers
    • A61B5/0235Valves specially adapted therefor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に排気流量の少ないところでのより一層の
微細且つ連続的な排気流量制御を可能とする流量コント
ロール弁を提供する。 【解決手段】 フレームケース2は気体流出口1a及び
外部流通口2aを有し、作動軸4は流出口1aに対して
進退可能に配置され、作動軸先端に取付けられたオリフ
ィスパッキン3が流出口1aを開閉する。流出口1aの
開口面は平坦面であるが、オリフィスパッキン3の端面
31は、流出口1aに対して後退する方向へ曲がる曲面
(例えば円弧が描く曲面)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば血圧計にお
いて空気の排気手段等として使用される流量コントロー
ル弁に関し、特に空気圧を連続的且つ徐々に減圧制御す
ることのできる流量コントロール弁に関する。
【0002】
【従来の技術】血圧計には各種のものが提案されている
が、カフ内の圧力を所定値まで上昇させた後、その圧力
を徐々に低下させていき、この減圧過程において各人の
血圧値を測定する血圧計がある。そのような血圧計にお
いて、カフ内の圧力を徐々に下げるために使用される流
量コントロール弁として、特開平6−47007号公
報:「流量コントロール弁」がある。この公報記載の流
量コントロール弁は、圧縮空気を大気に流出させる圧力
流出口と、この圧力流出口を開閉するオリフィスパッキ
ンとを備え、圧力流出口及びオリフィスパッキンの互い
に圧接される各端面を平坦面に形成すると共に、オリフ
ィスパッキンの端面を駆動軸(オリフィスパッキンを移
動させる軸)の移動方向に直交する面からやや傾斜させ
て形成したものである。
【0003】このような構成を採用した流量コントロー
ル弁は、例えば図11〔断面図(a)、(a)の左側面
図(b)〕及び図12〔図11の(a)の円形Bの拡大
図〕に示すような構造である。
【0004】この流量コントロール弁では、フレームケ
ース2及びボビン7の後部でハウジングが構成され、こ
のハウジングのフレームケース2は、ノズル状の内管1
が内部に開口する気体流出口1aと、この気体流出口1
aに内部空間により連通する外部流通口2aを有する。
ハウジング内には、内部に固定軸12が挿通された作動
軸4が流出口1aに対して進退可能に配置され、作動軸
4の移動により流出口1aを開閉するように流出口1a
に相対する作動軸4の先端にオリフィスパッキン3′が
取付けられている。作動軸4は、2個の永久磁石5a,
5b及び3個の電磁コイル6a,6b,6cで発生する
電磁力により図面の左方向に移動するように構成されて
いる。
【0005】また、作動軸4はダンパ9によりフレーム
ケース2に連結され、ダンパ9により図面の右方向に付
勢されている。オリフィスパッキン3′の端面31′と
流出口1aの開口面は共に平坦面であるが、オリフィス
パッキン3′の端面31′は、流出口1aの開口面に対
して斜めに(非平行)になっており、例えば2.6°程
度傾斜している。オリフィスパッキン3′は、図13に
示すように、作動軸4の先端を嵌め込む溝30を有す
る。
【0006】この平坦な傾斜端面31′を有するオリフ
ィスパッキン3′の開閉動作は、図14に示すとおりで
ある。まず図14の(a)では、流出口1aがオリフィ
スパッキン3′で完全に塞がれた状態であり、この状態
からオリフィスパッキン3′が距離yだけ後退すると、
流出口1aとオリフィスパッキン3′との間に間隙X1
が形成され、微速排気状態になる〔図14の(b)〕。
オリフィスパッキン3′が更に後退すると、流出口1a
が完全な開放状態になる〔図14の(c)〕。そして、
オリフィスパッキン3′が更に後退すると、流出口1a
とオリフィスパッキン3′との間に大きな隙間が生じ、
急速排気状態になる〔図14の(d)〕。従って、図1
4の(a)〜(c)に示す状態が排気流量を制御するこ
とが可能な範囲となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】オリフィスパッキン
3′の端面31′を傾斜面とすることで、排気流量のう
ち、特に微速排気を制御し易くなったが、より微細且つ
連続的に排気流量を制御するには、流量が少ないところ
での流量特性を電圧変化に対して緩やかな曲線にするこ
とが望まれる。例えば図10において、傾斜端面31′
を有するオリフィスパッキン3′では、流出口1aの全
開から完全な閉塞までに電磁コイルに印加される電圧の
コントロール範囲bを、より大きくするのが好ましい。
特に、排気流量が少ないところでの電圧のコントロール
範囲を大きくすれば、より微細で連続的な排気流量の制
御が可能となる。
【0008】これを実現するためには、2.6°程度の
傾斜端面31′を持つオリフィスパッキン3′では、電
圧制御範囲をこれ以上広くすることは困難である。電圧
制御範囲を更に広くするには、端面31′の傾斜角度を
2.6°から4°程度にしなければならない。しかし、
傾斜角度を大きくすると、流出口1aを完全に閉塞する
ためにはオリフィスパッキン3′の流出口1a側への移
動量をより多くする必要があるが、そのための推力(電
磁力)も大きくしなければならず、構造的に限界があ
る。
【0009】一方、オリフィスパッキン3′の材質の硬
度を下げて、オリフィスパッキン3′を柔らかくした上
で、端面31′の傾斜角度を大きくすることも試みた
が、少しの改善だけであり、大きな成果は得られなかっ
た。これは、オリフィスパッキン3′が柔軟になったこ
とで、推力に対して移動量が増えてしまい、結果的に電
圧変化に対して排気流量は殆ど変化しなかったからであ
る。
【0010】本発明は、そのような実状に鑑みてなされ
たもので、特に排気流量の少ないところでのより一層の
微細且つ連続的な排気流量制御を可能とする流量コント
ロール弁を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の流量コントロール弁は、気体流出口及びこ
の気体流出口に内部空間により連通する外部流通口を有
するハウジングと、このハウジング内に前記気体流出口
に対して進退可能に配置された可動部材と、この可動部
材の移動により前記気体流出口を開閉するように気体流
出口に相対する可動部材部分に設けた開閉部材と、可動
部材を移動させるための移動手段とを備えるものにおい
て、前記気体流出口に圧接される前記開閉部材の端面の
うち、気体流出口のほぼ中心線に相対する部分を境界と
する少なくとも一方面は、気体流出口に対して後退する
方向へ曲がる曲面であることを特徴とする。
【0012】この流量コントロール弁では、開閉部材の
端面の少なくとも一方面が曲面であるため、平坦な傾斜
面の場合に比べて、排気流量の少ないところ(気体流出
口の完全閉塞から開放初期のところ)での開閉部材の移
動量に対する流出口の開口面積が少なくなり、しかも開
口面積がより連続して変化する。この結果、排気流量の
少ないところでの電圧制御範囲が広くなり、より一層の
微細且つ連続的な排気流量制御が可能となる。
【0013】ところで、本発明における曲面は、連続し
て変化する曲面(曲率半径を持つ面)の全てを含み、例
えば円弧、楕円、インボリュート曲線、球がそれぞれ描
く曲面である。このうち、円弧が描く曲面を採用する場
合、当該円弧を形成する円の円周上に開閉部材の端面を
位置させると共に、当該円の半径と前記気体流出口の中
心線とをずらせたときに、開閉部材の端面が位置する円
弧が描く曲面とする。その理由は、気体流出口と開閉部
材の互いの中心線が多少ずれても、気体流出口が片側か
ら開放されるようにするためと、気体流出口の開口が連
続的に変化するようにするためである。また、排気流量
の少ないところで開閉部材の移動量に対する流出口の開
口面積が少なくなるだけでなく、開口面積を連続して変
化させることができるからである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。
【0015】その一実施形態に係る流量コントロール弁
を図1〔断面図(a)、左側面図(b)〕、及び図2
〔図1の(a)の円形Aの拡大図〕に示す。但し、図1
1に示すものと同じ要素には同一符号を付してある。
【0016】この実施形態の流量コントロール弁は、可
動部材(作動軸4)を移動させるための移動手段として
2個の永久磁石5a,5bと、3個の電磁コイル6a,
6b,6cを使用するもので、フレームケース2及びボ
ビン7の後部でハウジングが構成され、このハウジング
(フレームケース2)は、ノズル状の内管1が内部に開
口する気体流出口1aと、この気体流出口1aに内部空
間により連通する複数(ここでは3つ)の外部流通口2
aを有する。
【0017】このハウジング内において、中空の作動軸
4が流出口1aに対して進退可能に配置され、当該作動
軸4の移動により流出口1aを開閉するように流出口1
aに相対する作動軸先端にオリフィスパッキン(開閉部
材)3が取付けられている。図2に示すように、流出口
1aの開口面は平坦面であるが、オリフィスパッキン3
の端面31は、流出口1aに対して後退する方向へ曲が
る曲面(例えば円弧が描く曲面)である。また、オリフ
ィスパッキン3は、図3に示すように作動軸4の先端を
嵌め込む溝30を有する。
【0018】作動軸4は、その中空部に非磁性体の固定
軸12が挿通され、固定軸12はボビン7に一体に固定
されている。作動軸4の外周には、永久磁石5a,5
b、ヨーク22a及び弾性体21a,22aが止め輪2
4で固定されている。従って、作動軸4は、永久磁石5
a,5bとヨーク22a等と一体に移動し、オリフィス
パッキン3が流出口1aに当たって流出口1aを完全に
閉塞するまでと、作動軸4の後端部がボビン7に当たる
までの範囲で移動可能であり、固定軸12に沿って直線
的に移動する。
【0019】永久磁石5a,5bは、同極(例えばN
極)同士が対向するように間にヨーク22aを挟んで隣
接配置されている。この永久磁石5a,5bの間に位置
するヨーク22aは、永久磁石5a,5bの各々のN極
により励磁されている。永久磁石5a,5bをヨーク2
2aを挟んで隣接配置することで、永久磁石5a,5b
の磁力を最も有効に利用することができる。
【0020】永久磁石5aの端面に対向して配置された
弾性体21aは、ここでは作動軸4と永久磁石5aとで
挟持され、永久磁石5bの端面に対向して配置された弾
性体22aは、ここでは止め輪24と永久磁石5bとで
挟持されている。
【0021】永久磁石5a,5bの周囲にはボビン7が
配置され、ボビン7には3個の電磁コイル6a,6b,
6cが設けられている。ここでは、電磁コイル6bがや
や長めに設定されている。各電磁コイル6a,6b,6
cにおいては、作動軸4が各電磁コイル6a,6b,6
cと各永久磁石5a,5bとによる電磁力の合成力を移
動方向に受けるように、巻回方向が設定されている。具
体的には、ここでは真中の電磁コイル6bの巻回方向は
右回転で、両側の電磁コイル6a,6cの巻回方向は左
回転で、それぞれボビン7に設けられ、巻回方向が交互
に逆向きになっている。つまり、電磁コイル6bに隣接
する電磁コイル6a,6cには、電磁コイル6bとは電
流が逆向きに流れる。なお、電磁コイル6a,6b,6
cは外部ターミナル11に接続されている。
【0022】また、真中の電磁コイル6bの中央線(一
点鎖線)に対して、永久磁石5a,5bはほぼ左右均等
に配置されている。3個の電磁コイル6a,6b,6c
の周囲にはヨーク23が設けられ、円筒状のヨーク23
の内側に電磁コイル6a,6b,6c、永久磁石5a,
5b、作動軸4及び固定軸12が位置する様態である。
更に作動軸4はダンパ9によりフレームケース2に連結
され、ダンパ9のバネ作用により図1の(a)の右方向
に付勢されている。
【0023】このように構成された流量コントロール弁
では、固定軸12が丸棒状で、作動軸4が円筒状で、永
久磁石5a,5b、ヨーク22a、弾性体21a,22
a及び電磁コイル6a,6b,6cが環状であり、それ
らの部品が同心円上に位置しているため、永久磁石5
a,5bと電磁コイル6a,6b,6cによる電磁力を
より効率良く利用でき、作動軸4の推力を最大限に引き
出すことができる。勿論、固定軸12は非磁性体である
から、電磁力に影響を与えることはない。
【0024】次に、上記のように構成された流量コント
ロール弁の動作について説明する。まず、外部ターミナ
ル11より電磁コイル6a,6b,6cに所定値の電流
を流すことによって、各電磁コイル6a,6b,6cと
各永久磁石5a,5bとにより電磁力を発生させ、左方
向の推力を永久磁石5a,5bに作用させる。つまり、
永久磁石5aは、電磁コイル6a,6bにより作用する
電磁力による推力を受け、永久磁石5bは、電磁コイル
6b,6cにより作用する電磁力による推力を受ける。
これにより、永久磁石5a,5bに共に左方向の推力を
作用させる。これらの各推力が合成されて1つの大きな
推力となることで、永久磁石5a,5bが取付けられた
作動軸4は、ダンパ9の反発力に打ち勝って左方向に力
強く移動し、オリフィスパッキン3が気体流出口1aに
当接し、内管1が完全な閉塞状態になる〔図4の
(a)〕。
【0025】内管1の閉塞状態後に、電磁コイル6a,
6b,6cへの供給電流を少しずつ減少させると、この
電流に応じて電磁力が漸次弱まるので、永久磁石5a,
5bが受ける推力が低下し、作動軸4は、ダンパ9の弾
性力とオリフィスパッキン3の曲面反発作用によって徐
々に右方向に移動し、オリフィスパッキン3が流出口1
aからゆっくりと離れる。
【0026】図4の(b)に示すように、オリフィスパ
ッキン3が距離yだけ移動したときは、流出口1aとオ
リフィスパッキン3との間に間隙X2が生じ、微速排気
状態となる。更に、オリフィスパッキン3が移動する
と、流出口1aが完全に開放され〔図4の(c)〕、や
がて流出口1aとオリフィスパッキン3との間に大きな
間隙が生じ、急速排気状態となる〔図4の(d)〕。
【0027】図4に示す動作状態では、(a)〜(c)
に示す状態が排気流量の制御可能な範囲となるが、この
オリフィスパッキン3の端面31は曲面であるため、排
気流量の少ないところでの電圧制御範囲が広くなる。こ
れについて説明すると、図4の(b)で、オリフィスパ
ッキン3が距離yだけ移動すると、間隙X2が生じる
が、同じ移動距離yであっても、間隙X2は図14の
(b)で示した間隙X1とは異なる。この間隙の状態を
図5に示す。
【0028】図5において、X1=X2+X3+X4で
あれば、X2=X1−X3−X4となり、曲面の場合は
間隙が小さくなり、それだけ微細な流量制御が可能とな
る。しかも、曲面は滑らかに変化するので、流量を連続
的に制御できる。この結果、排気流量の少ないところで
より微細で連続的な排気流量の制御が可能となる。な
お、図5において、X2+X3は、傾斜平坦面を更に傾
斜させた場合であるが、曲面の方がX3分だけ有利であ
り、傾斜度合を大きくすると、大きな推力も必要とな
る。
【0029】次に、上記実施形態では、オリフィスパッ
キン3の端面31は曲面であるが、別の形態例について
説明する。図6〔縦断面図(a)、横断面図(b)〕に
示すオリフィスパッキン3の端面31aは球面である。
この球面と円弧が描く曲面の場合は、端面31aを次の
ように設定する。図7において、球面又は円弧が描く曲
面は、当該円弧を形成する円の円周上にオリフィスパッ
キン3の端面31aを位置させると共に、当該円の半径
Dと気体流出口1aの中心線とをずらせたときに、オリ
フィスパッキン3の端面31aが位置する円弧が描く曲
面である。
【0030】より詳細には、当該円の半径Dと気体流出
口1aの中心線とを平行関係にした状態で、円の半径D
側の気体流出口1aの縁部(“流出口穴上面”と記した
線)を円の半径D上からずらしたときにオリフィスパッ
キン3の端面31aが位置する円弧が描く曲面である。
勿論、図7に示す円弧位置だけでなく、他の円弧位置で
も上記条件が満たされる限り同様である。
【0031】図7のように設定する理由は、前記したと
おり、気体流出口1aとオリフィスパッキン3の互いの
中心線が多少ずれても、気体流出口1aが片側から開放
されるようにするためと、気体流出口1aの開口が連続
的に変化するようにするためである。また、排気流量の
少ないところでオリフィスパッキン3の移動量に対する
流出口1aの開口面積が少なくなるだけでなく、開口面
積を連続して変化させることができるからである。
【0032】この他の形態例として、図8〔縦断面図
(a)、横断面図(b)〕に示すオリフィスパッキン3
では、その中心線より一方面が傾斜平坦面32aで、他
方面が曲面31cである。また、図9〔縦断面図
(a)、横断面図(b)〕に示すオリフィスパッキン3
では、その中心線より一方面は円の中心が流出口1a側
に在る円弧が描く曲面31dで、他方面は円の中心がオ
リフィスパッキン3側に在る円弧が描く曲面31eであ
る。両曲面31d,31eの変曲点がオリフィスパッキ
ン3の中心線上にある。
【0033】いずれの場合も、オリフィスパッキン3の
端面31(a〜e)を曲面とすることで、図10に示す
ように、電圧制御範囲aが従来の傾斜平坦面での範囲b
よりも広くなる。即ち、特に排気流量の少ないところ
(気体流出口1aの完全閉塞から開放初期のところ)で
は、曲線が緩やかになるので、より一層、少ない排気流
量のときに微細且つ連続的な制御が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流量コン
トロール弁によれば、排気流量の少ないところ(気体流
出口の完全閉塞から開放初期のところ)での開閉部材の
移動量に対する流出口の開口面積が少なくなり、しかも
開口面積がより連続して変化する結果、排気流量の少な
いところでの電圧制御範囲が広くなり、より一層の微細
且つ連続的な排気流量制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る流量コントロール弁の断面図
(a)、及びその左側面図(b)である。
【図2】図1の(a)における円形Aの拡大図である。
【図3】同流量コントロール弁におけるオリフィスパッ
キンの縦断面図である。
【図4】同流量コントロール弁において、気体流出口に
対するオリフィスパッキンの開閉動作を説明するための
図である。
【図5】気体流出口とオリフィスパッキンとの間に形成
される間隙を説明する図である。
【図6】同流量コントロール弁におけるオリフィスパッ
キンの端面の別形態を示す縦断面図(a)、及びその横
断面図(b)である。
【図7】オリフィスパッキンの端面を円弧が描く曲面と
する場合で、端面の設定の仕方を説明する図である。
【図8】同流量コントロール弁におけるオリフィスパッ
キンの端面の更に別形態を示す縦断面図(a)、及びそ
の横断面図(b)である。
【図9】同流量コントロール弁におけるオリフィスパッ
キンの端面の更に別形態を示す縦断面図(a)、及びそ
の横断面図(b)である。
【図10】オリフィスパッキンの端面を曲面とした場合
と傾斜平坦面とした場合のそれぞれの印加電圧と排気流
量との関係を示すグラフである。
【図11】従来例に係る流量コントロール弁の断面図
(a)、及びその左側面図(b)である。
【図12】図11の(a)における円形Bの拡大図であ
る。
【図13】図11の流量コントロール弁におけるオリフ
ィスパッキンの縦断面図である。
【図14】図11の流量コントロール弁において、気体
流出口に対するオリフィスパッキンの開閉動作を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 内管 1a 気体流出口 2a 外部流通口 2 フレームケース 3 オリフィスパッキン(開閉部材) 4 作動軸(可動部材) 5(a,b) 永久磁石 6(a〜c) 電磁コイル 7 ボビン 31(a〜e) 端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H052 AA01 BA35 CA01 DA02 EA16 3H106 DA05 DA26 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DD03 EE07 GA08 GA15 GB06 GB10 HH02 KK04 4C017 AA08 DE01 DE06 FF05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体流出口及びこの気体流出口に内部空間
    により連通する外部流通口を有するハウジングと、この
    ハウジング内に前記気体流出口に対して進退可能に配置
    された可動部材と、この可動部材の移動により前記気体
    流出口を開閉するように気体流出口に相対する可動部材
    部分に設けた開閉部材と、可動部材を移動させるための
    移動手段とを備える流量コントロール弁において、 前記気体流出口に圧接される前記開閉部材の端面のう
    ち、気体流出口のほぼ中心線に相対する部分を境界とす
    る少なくとも一方面は、気体流出口に対して後退する方
    向へ曲がる曲面であることを特徴とする流量コントロー
    ル弁。
  2. 【請求項2】前記開閉部材の端面は、円弧が描く曲面で
    あることを特徴とする請求項1記載の流量コントロール
    弁。
  3. 【請求項3】前記円弧が描く曲面は、当該円弧を形成す
    る円の円周上に開閉部材の端面を位置させると共に、当
    該円の半径と前記気体流出口の中心線とをずらせたとき
    に、前記開閉部材の端面が位置する円弧が描く曲面であ
    ることを特徴とする請求項2記載の流量コントロール
    弁。
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