JP2002155935A - 直動案内軸受装置 - Google Patents

直動案内軸受装置

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JP2002155935A
JP2002155935A JP2000350950A JP2000350950A JP2002155935A JP 2002155935 A JP2002155935 A JP 2002155935A JP 2000350950 A JP2000350950 A JP 2000350950A JP 2000350950 A JP2000350950 A JP 2000350950A JP 2002155935 A JP2002155935 A JP 2002155935A
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JP
Japan
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rolling element
rolling
slider
groove
slider body
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JP2000350950A
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English (en)
Inventor
Naoki Igai
直樹 猪貝
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NSK Ltd
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NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライダ本体の端面にタップ穴や転動体通路
の貫通穴の穴加工を不要にしてスライダ本体の製作コス
トを低くすると共に、転動体の組み込み作業の容易化を
図る。 【解決手段】 スライダ本体20Aの軸方向長さより若
干短い複数本の長尺部材30の内の1本を該スライダ本
体20Aの上面に形成した溝部21の略中央部に配置し
て該溝部21に案内レール1の両側部の二列の両転動体
転動溝3,31間に対応する二列の転動体通路80を形
成し、残りの長尺部材30をスライダ本体20Aの外面
に沿って配置すると共に該スライダ本体20Aの両端部
の転動体循環部品50を全ての長尺部材30の両端部に
ねじを介して固定し、更に、溝部21をカバー70で覆
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業機械等に用い
られる直動案内軸受装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の直動案内軸受装置として
は、例えば図3に示すように、軸方向に延びる案内レー
ル1と、該案内レール1上に軸方向に移動可能に跨架さ
れたスライダ2とを備えたものが知られている。案内レ
ール1の両側面にはそれぞれ軸方向に延びる直線状の転
動体転動溝3が形成されており、スライダ2のスライダ
本体2Aには、その両袖部4の内側面に、それぞれ転動
体転動溝3に対向する直線状の転動体転動溝31が形成
されている。
【0003】そして、これらの向き合った両転動体転動
溝3,31の間には転動体としての多数のボールBが転
動自在に装填され、そのボールBの転動を介してスライ
ダ2が案内レール1上を軸方向に沿って移動できるよう
になっている。この移動につれて、案内レール1とスラ
イダ2との間に介在するボールBは転動してスライダ2
のスライダ本体2Aの端部に移動するが、スライダ2を
軸方向に継続して移動させていくためには、これらのボ
ールBを無限に循環させる必要がある。
【0004】そこで、スライダ本体2Aの袖部4内に軸
方向に貫通する直線状の転動体通路(貫通穴)8を形成
すると共に、スライダ本体2Aの前後両端にそれぞれ転
動体循環部品としてのエンドキャップ5を取り付け、こ
のエンドキャップ5に上記両転動体転動溝3,31間と
上記転動体通路8とを連通する半円弧状に湾曲した転動
体循環部6を形成することにより、転動体無限循環軌道
を構成している。
【0005】スライダ本体2Aの端面にエンドキャップ
5を取り付けるには、通常、スライダ本体2Aの端面に
複数のタップ穴10を形成すると共に、エンドキャップ
5及び該エンドキャップ5に取り付けられるサイドシー
ル11にタップ穴10に対応する貫通穴をそれぞれ形成
し、エンドキャップ5及びサイドシール11の各貫通穴
をスライダ本体2Aのタップ穴10に合わせた状態で該
貫通穴から挿入したねじ12をタップ穴10に締め付け
ることによりスライダ本体2Aの端面にエンドキャップ
5を固定するようにしている
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の直動案内軸受装置においては、スライダ本体2Aの
端面にタップ穴10と転動体通路8の貫通穴の穴加工を
しなければならないため、スライダ本体2Aの製作コス
トが高くつくという不都合がある。また、ボールBを組
み込む際には、案内レール1又は二個のエンドキャップ
5の内の一方を取り外した状態で行う必要があるため、
ボールBを組み込んだ後に案内レール1又はエンドキャ
ップ5を取り付ける際にボールBが落ちやすく、ボール
の組み込み作業が面倒であるという不都合がある。
【0007】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、スライダ本体の端面にタップ穴や転
動体通路の貫通穴の穴加工を不要にしてスライダ本体の
製作コストを低くすることができると共に、転動体の組
み込み作業の容易化を図ることができる直動案内軸受装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1に係る直動案内軸受装置は、両側部に軸
方向に延びる転動体転動溝を有して軸方向に延長された
案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向
する転動体転動溝を有し、これらの転動体転動溝間に挿
入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って移
動可能に前記案内レールに支持されたスライダとを具備
し、該スライダは、軸方向に延びる転動体通路を有する
スライダ本体と、該スライダ本体の両端部にそれぞれ固
定され、前記転動体通路と前記両転動体転動溝間とを連
通する転動体循環部を有する転動体循環部品とを備えた
直動案内軸受装置において、複数本の長尺部材の内の1
本を該スライダ本体の上面に形成した溝部の略中央部に
配置して該溝部に前記案内レールの両側部の二列の両転
動体転動溝間に対応する二列の前記転動体通路を形成
し、残りの長尺部材を前記スライダ本体の外部に配置す
ると共に該スライダ本体の両端部の転動体循環部品を長
尺部材の両端部にねじを介して固定したことを特徴とす
る。
【0009】請求項2に係る直動案内軸受装置は、請求
項1において、前記溝部に転動体の脱落を防止する脱落
防止部材を設けたことを特徴とする。ここで、各長尺部
材は、外周部に溝部の底面及びスライダ本体の外面に対
して密着した状態で面接触する平坦面を有しているもの
が好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例で
ある直動案内軸受装置の縦断面図、図2はスライダの分
解斜視図である。なお、この実施の形態の直動案内軸受
装置は図3で説明した従来例に対してスライダが相違す
るだけであるためスライダについてのみ説明し、重複す
る部分については図に同一符号を付してその説明を省略
する。
【0011】図1及び図2を参照して、スライダ20
は、スライダ本体20Aと、該スライダ本体20Aの両
端面にそれぞれ固定されるエンドキャップ(転動体循環
部品)50とを備えている。スライダ本体20Aの上面
には軸方向に貫通する溝部21が形成されており、該溝
部21の底面は平坦な水平面とされている。また、溝部
21の両側内面と底面との間は、ボールBの球面に対応
した断面R形状とされている。スライダ本体20Aの幅
方向の両側面の下部にはそれぞれ切欠部22が形成され
ており、該切欠部22には、スライダ本体20Aの両側
面(垂直面)に対して略60°の角度をなす斜面部23
が形成されている。溝部21の略中央部及びスライダ本
体20Aの斜面部23には、それぞれ棒部材(長尺部
材)30が配置されるようになっている。
【0012】棒部材30は断面六角形状をなして外周部
に6つの平坦面を有しており、軸方向の長さがスライダ
本体20Aより若干短く(この実施の形態では0.5m
m位)なっている。また、棒部材30の両端面には、そ
れぞれねじ穴32が同心に形成されている。そして、溝
部21の略中央部に配置される棒部材30は、外周部の
一の平坦面を溝部21の底面に面接触させた状態で載置
され、これにより、溝部21の棒部材30の両側に案内
レール1の両側部の二列の両転動体転動溝3,31間に
対応する二列の転動体通路80が形成されるようになっ
ている。また、スライダ本体20Aの斜面部23に配置
される棒部材30についても、外周部の一の平坦面を斜
面部23に面接触させた状態で配置されている。
【0013】エンドキャップ50は、溝部21の略中央
部及びスライダ本体20Aの斜面部23に配置される各
棒部材30のねじ穴32に対応する位置に、それぞれね
じ挿通穴51が形成されている。また、エンドキャップ
50内には、上記両転動体転動溝3,31間と上記転動
体通路80とを連通する転動体循環部60が上下方向に
湾曲して形成されている。
【0014】そして、スライダ本体20Aの両端部にそ
れぞれエンドキャップ50を配置し、該エンドキャップ
50の各ねじ挿通穴51を各棒部材30のねじ穴32に
合わせた状態で各ねじ挿通穴51から挿入したねじ52
をねじ穴32に締め付けることによりスライダ本体20
Aの両端面にそれぞれエンドキャップ5が固定されるよ
うになっている。
【0015】このとき、棒部材30の軸方向の長さはス
ライダ本体20Aより若干短くなっているため、エンド
キャップ50がスライダ本体20Aの端面に密着した状
態で固定され、該固定を確実なものとすることができ
る。また、スライダ本体20Aの端面にエンドキャップ
50を固定した状態においては、溝部21の底面に載置
された棒部材30は、外周部の一の平坦面が溝部21の
底面に密着した状態で面接触し、また、スライダ本体2
0Aの斜面部23に配置された棒部材30についても、
外周部の一の平坦面が斜面部23に密着した状態で面接
触する。これにより、エンドキャップ50に対してスラ
イダ本体20Aの端面に沿って該エンドキャップ50を
ずらすような力が働いたとしても、各棒部材30の密着
面の内の少なくとも一の密着面によってこの力を受け止
めることができ、エンドキャップ50のずれを良好に防
止することができる。
【0016】スライダ本体20Aの両端面にそれぞれエ
ンドキャップ50を固定した後、スライダ本体20Aの
溝部21(転動体通路80)はカバー(脱落防止部材)
70によって覆われるようになっている。カバー70は
略長方形状をなしてスライダ20の軸方向長さより若干
長く形成されており、両端部が略90°下方に折り曲げ
られて該折り曲げ部分に取付穴71が二か所ずつ形成さ
れている。そして、この取付穴71をエンドキャップ5
0の外面に該取付穴71に対応して形成された突起53
に嵌め込むことにより、カバー70がスライダ20の上
面に着脱自在に固定されるようになっている。
【0017】このようにこの実施の形態では、棒部材3
0の端面にエンドキャップ50をねじ止め固定し、しか
も、スライダ本体20Aの上面に転動体通路80を形成
しているため、スライダ本体20Aの端面にタップ穴や
転動体通路の貫通穴の穴加工を省略することができ、こ
の結果、スライダ本体20Aの製作コストの低減を図る
ことができる。
【0018】また、ボールBを組み込む際には、カバー
70を外してスライダ20の上面の転動体通路80から
ボールBを容易に組み込むことができ、しかも、スライ
ダ20の上面からボールBを組み込むため、ボールBの
組み込み後にカバー70を取り付ける際に従来のように
ボールBが落下するのを防止することができ、この結
果、ボールBの組み込み作業の容易化を図ることができ
る。
【0019】なお、上記実施の形態では、棒部材30は
両端面にねじ穴32を形成しねじ52を介してエンドキ
ャップ50を固定した場合を例示したが、両端にねじ穴
32ではなく、雄ねじ部を突設し、この雄ねじ部をエン
ドキャップ50の挿通穴51に挿通し、ナットを締め付
けてエンドキャップ50を固定するようにしてもよい。
この場合、棒部材30の両端に形成された雄ねじ部の根
元間の距離d(両端の雄ねじ部の長さを除いた棒部材の
長さ)をスライダ本体20Aより若干短くしておくとエ
ンドキャップ50の固定を確実なものとすることができ
る。
【0020】また、上記実施の形態では、転動体の脱落
防止部材として、溝部21の上面を覆うカバー70を例
に採ったが、これに代えて、溝部21の上面に応じた形
状のプレートを棒部材30にねじ止めして転動体の脱落
を防止するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、スライダ本体の端面にタップ穴や転動体通路
の貫通穴の穴加工を不要にしてスライダ本体の製作コス
トを低くすることができると共に、転動体の組み込み作
業の容易化を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である直動案内軸受
装置の縦断面図である。
【図2】スライダの分解斜視図である。
【図3】従来の直動案内軸受装置を説明するための説明
的斜視図である。
【符号の説明】
1…案内レール 3…転動体転動溝 20…スライダ 20A…スライダ本体 21…溝部 30…棒部材(長尺部材) 31…転動体転動溝 50…エンドキャップ(転動体循環部品) 52…ねじ 60…転動体循環部 70…カバー(脱落防止部材) 80…転動体通路 B…ボール(転動体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側部に軸方向に延びる転動体転動溝を
    有して軸方向に延長された案内レールと、該案内レール
    の前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、こ
    れらの転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動
    を介して軸方向に沿って移動可能に前記案内レールに支
    持されたスライダとを具備し、該スライダは、軸方向に
    延びる転動体通路を有するスライダ本体と、該スライダ
    本体の両端部にそれぞれ固定され、前記転動体通路と前
    記両転動体転動溝間とを連通する転動体循環部を有する
    転動体循環部品とを備えた直動案内軸受装置において、 複数本の長尺部材の内の1本を該スライダ本体の上面に
    形成した溝部の略中央部に配置して該溝部に前記案内レ
    ールの両側部の二列の両転動体転動溝間に対応する二列
    の前記転動体通路を形成し、残りの長尺部材を前記スラ
    イダ本体の外部に配置すると共に該スライダ本体の両端
    部の転動体循環部品を長尺部材の両端部にねじを介して
    固定したことを特徴とする直動案内軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記溝部に転動体の脱落を防止する脱落
    防止部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の直動
    案内軸受装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1319853A3 (en) * 2001-12-13 2005-06-01 NSK Ltd., Linear-Motion device and method of manufacturing the same

Cited By (2)

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