JP2002155727A - パーティキュレート・フィルタ - Google Patents

パーティキュレート・フィルタ

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JP2002155727A
JP2002155727A JP2000353922A JP2000353922A JP2002155727A JP 2002155727 A JP2002155727 A JP 2002155727A JP 2000353922 A JP2000353922 A JP 2000353922A JP 2000353922 A JP2000353922 A JP 2000353922A JP 2002155727 A JP2002155727 A JP 2002155727A
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JP
Japan
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oxidation reaction
cylindrical portion
exhaust gas
downstream
particles
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Application number
JP2000353922A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Sakurai
櫻井眞一郎
Tomohiro Shinoda
篠田智博
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S & S Engineering Kk
S&S Engineering Corp
Original Assignee
S & S Engineering Kk
S&S Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンエンジンから排出されるパーティキ
ュレートを捕捉燃焼させる酸化反応用粒群が、この収納
室の熱膨張で相対移動して衝突、こすれ合いで破損、早
期摩滅するのを防ぐことを目的とする。 【構成】パーティキュレート・フィルタは、入口2から
流入した排気ガスが導かれる酸化反応室3とこの下流の
灰分蓄積室4を有する。酸化反応室3は、外周筒部17
と内周筒部18との間にパーティキュレートを付着して
捕捉し酸化する酸化反応用粒群23が収納され、ヒータ
ー27で加熱可能とされている。酸化反応用粒群23
は、この端部からスプリング21で付勢されたピストン
20、22により押圧されている。これにより、熱膨張
等で粒間の間隙が過大になろうとしてもピストン20、
22が間隙を詰め、粒23同士の衝突、こすれ合いを防
ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジン等
の燃焼装置から排出された排気ガス中に含まれるススな
どの粒子状物質を捕捉して燃焼することで、これらがそ
のまま排気系から外への排出されるのを低減するように
したパーティキュレート・フィルタに関する。
【0002】
【従来技術】ディゼルエンジンから排出される排気ガス
中には、スス(黒煙)を主成分とする有害な粒子状物質
(パーティキュレート・マター、以下「PM」という)
が含まれている。このPMを後処理で低減するものとし
て、パーティキュレート・フィルタが知られている。こ
のパーティキュレート・フィルタは、フィルタでPMを
捕捉し、ヒーター等で燃焼するようにしたもの(たとえ
ば、1997年7月10日 株式会社 朝倉書店 発
行、(社)自動車技術会 編集の「自動車技術シリーズ
1 自動車原動機の環境対応技術」における第139頁
〜第149頁の記載)が知られている。上記フィルタと
しては、一体押し出し成形したセラミック製のハニカム
構造のもの、セラミックファイバを布状に編んでステン
レス多孔管に巻き付けたもの、また直径約2mmの球状
アルミナなどの高温強度の高いセラミック粒体が多数充
填したペレット構造のものなどがある。このうち、セラ
ミック製ハニカム構造やセラミック編み物構造のもの
は、ペレット構造のものに比べて強度的に優れるもの
の、PMの吸着面積が小さく、また製造コストが高くな
る。そこで、本出願人は、特願平11−101955号
等にて、上記ハニカム構造、編み物構造のものに比べ
て、PMの吸着面積が広く製造コストも安くできるもの
として、発泡石骨粒からなる粒群を酸化反応室内に詰め
たパーティキュレート・フィルタを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ぺレット構造のもの
は、ハニカム構造に比べ、PMの吸着面積を大きくとれ
コストも低いというメリットがあるものの、粒の破損、
摩耗が著しいという問題点があった。そこで、この粒の
破損、摩耗の原因を本発明者らが調査したところ、下記
のように熱膨張に起因したものが多いことが分かった。
すなわち、パーティキュレート・フィルタは、排気ガス
やヒーターによる高熱にさらされることから、各部の熱
膨張が避けられない。熱膨張は、粒を収納する収納ケー
スやこの内部に収納した酸化反応用粒群の両方に生じる
ものの、金属製のケースの方が粒群より熱膨張率が大き
い。したがって、酸化反応用の粒を多数個収納したパー
ティキュレート・フィルタでは、エンジン非作動時に粒
が相対移動しないように粒同士をあらかじめ密着させて
いても、エンジン稼働時にあっては排気ガスやパーティ
キュレート・フィルタに設けたヒーター加熱による高温
に晒されて酸化反応室自体が粒より大きく熱膨張する結
果、この室内に入っている粒間に間隙が生じて粒同士間
で相対移動が生じやすくなる。この結果、粒同士が衝突
したり、過度にこすれあったりして、粒が破損あるいは
早期に摩耗し、耐久性が劣化する。この粒の耐久性劣化
は、エンジンや車体の振動によりパーティキュレート・
フィルタが振動されることで、さらに促進される。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、酸化反応用の粒群を利
用してPMを捕捉、燃焼するパーティキュレート・フィ
ルタにおいて、パーティキュレート・フィルタが熱膨張
しても、粒同士が相対移動をしにくくなるようにするこ
とにより、粒同士の衝突、過度のこすれ合いに起因した
破損、早期摩耗を防止し粒の耐久性を向上させるように
したパーティキュレート・フィルタを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパーティキ
ュレート・フィルタは、エンジンから排出された排気ガ
スが導入される入口部及びこの排気ガスを排出する出口
部を有する筒状のケーシングと、このケーシング内にこ
の入口部から導かれた排気ガスを通過させてPMを捕
捉、酸化させる酸化反応用の粒群を収納した酸化反応室
と、酸化反応室を通過した排気ガス中に含まれる灰分を
捕集する灰分蓄圧室と、を備えている。上記酸化反応室
には、ヒーターを設け、酸化反応用の粒群で捕捉された
PMを加熱燃焼して灰にするようにしてある。そして、
酸化反応室の酸化反応用粒群は、弾性体で付勢されたピ
ストンで押圧し粒間に過度の間隙が生じないようにして
ある。
【0006】上記のように構成したパーティキュレート
・フィルタにあっては、ディーゼルエンジン等の燃焼装
置の稼働により排出された排気ガスは、パーティキュレ
ート・フィルタの入口部からパーティキュレート・フィ
ルタの内部へ流入し、酸化反応室へ導かれる。酸化反応
室内へ流入した排気ガスは、ここで酸化反応用粒群を通
過するが、このとき、排気ガス中に含まれたPMは、酸
化反応用の粒に付着して捕捉される。この酸化反応用粒
群はヒーターで加熱され高温となっているので、粒に付
着したPMは燃焼されて灰となる。この灰の一部は、排
気ガスとともに酸化反応室の下流へ流れるが、灰分蓄積
室にて捕集され、ここに溜められ外へ出ないようにされ
る。PMや灰分を取り除かれた排気ガスは、出口部から
外へ排出される。一方、このディーゼルエンジン等の燃
焼装置の稼働時には、排気ガスやヒーターによる高温で
パーティキュレート・フィルタが熱膨張する。熱膨張率
の大きい酸化反応室自体は、この内部の酸化反応室の粒
群より大きく膨張して、粒同士間にこれらが相対移動容
易となる大きさの間隙を生じさせようとする。しかし、
弾性体で付勢されたピストンが粒群を押圧しながら上記
膨張差分ストロークする結果、粒同士は密着して相対移
動しにくい状態のままに保たれる。したがって、熱膨張
により粒間の間隙が過大となって、粒同士が相対移動し
て衝突あるいは過度のこすれ合いを生じ、粒が破損、早
期摩耗するといった事態を防ぐことが可能となる。ま
た、粒の一部が長時間の使用により破損、摩耗したりし
た場合でも、ピストンがその分、残った粒同士を押しな
がらストロークすることで、粒同士が容易に相対移動で
きるような間隙が生じるのを阻止し、残った粒の破損、
早期摩耗を防ぐことができる。なお、ここで、上記粒同
士の密着とは、粒の外表面全面で他の粒と接するという
ことではなく外表面での一部接触でもよいのであって、
要は粒同士が容易に破損、早期摩耗するような相対移動
が生じない程度に接触していればよいことを意味する。
【0007】上記ピストンは、好ましくは、酸化反応用
粒群の端部側から押圧する端部ピストンと、この酸化反
応用粒群の間に介在し該粒群を上流側粒群と下流側粒群
とに分断する伝達ピストンとから構成する。したがっ
て、粒群が伝達ピストンにより上流側粒群と下流側粒群
とに分けられる結果、より少ない粒量ごとに各ピストン
で押圧するようになる。この結果、熱膨張時あるいは長
期使用による一部の粒の破損時に増大しようとする間隙
をつめるべくピストンが移動する。この場合、ピストン
の動きは、端末ピストン1個の場合よりスムーズ作動し
確実に間隙を詰めることが可能となる。
【0008】上記酸化反応室は、好ましくは、ケーシン
グとの間に半径方向の隙間を有する外周筒部とこの外周
筒部内側に設けた内周筒部とをケーシング内に収納し、
これらの両筒部の軸方向がケーシングの軸方向に沿うよ
うにして配置するとともに、これらの両筒部間に酸化反
応用粒群を収納するように構成する。これにより、外周
筒部、内周筒部の外周面、内周面から排気ガスを出し入
れすることが可能となる。この結果、排気ガスを外周筒
部側から内周筒部内へ流すので、粒間の間隙を通過し加
熱された排気ガスは、高温に保たれた内周筒部の内部に
おいても続いて高熱にさらされ、PM等の燃焼が促進さ
れる。また、両筒間に入れられた粒群の端末側(両筒部
における一方端部の環状の側面)に粒群を押すピストン
を設けても、ピストンが排気ガスの流れを妨害すること
がなく排気ガスの流れ抵抗が小さくなる。また、排気ガ
スを軸方向に流すようにケーシングの断面全面にわたる
円柱形状の酸化反応室を設けた従来のパレット構造のも
のでは、排気ガスの流れ抵抗を大きくすることなくPM
の吸着面積を拡大したいときや早期目づまりを避けたい
ときは、半径方向に大きくせざるを得ないが、この場合
車両への搭載上、制限される。これに対し、上記のよう
に両筒部で排気ガスを流す構成にあっては、径方向に拡
大しなくても両筒部の軸方向長さを長くすることで、排
気ガスが通過する外周面、内周面の面積を大きくとれ、
流れ抵抗を増やすことなく、十分な広さのPM吸着面積
を確保し、また早期目づまりを防止できる。
【0009】上記ヒーターは、好ましくは、この少なく
とも下流側部分が外周筒部に対し内周筒部側に位置する
ように配置する。これにより、ヒーターから半径方向外
側へ向かう熱が粒群を加熱するのに加え、ヒーターから
半径方向内側に向かう熱が内周筒部の内側を高温に保ち
にここへ流れ込んできた排気ガスをさらに加熱すること
になるので、ヒーターによる両方向の熱で排気ガスを有
効に加熱でき、加熱効率が向上する。また、この場合、
上流側で加熱された後、下流側粒群の手前にきた排気ガ
スは、ヒーターで直接加熱されることで高温が保たれ、
PM等をより燃焼させることが可能となる。
【0010】上記ヒーターは、好ましくは、内周筒部に
沿ってスパイラルに配置する。これにより、簡単な構
造、製法でヒーターを加熱上効果的な内周筒部側に取り
つけることが可能となる。
【0011】上記酸化反応室は、好ましくは、入口部か
ら導かれた排気ガスが外周筒部の外周面外側から入り、
酸化反応用粒群を通過した後、内周筒部の内周面内側へ
出るように構成する。これにより、上記同様に排気ガス
の流れに対する抵抗を小さくしながら、上流側の酸化反
応用粒群を通過して加熱燃焼された排気ガス中のPM
を、内周筒部内の高温でさらに加熱するので、PMをよ
く燃焼することが可能となる。
【0012】上記酸化反応室は、好ましくは、外周筒の
上流側部分の外周面外側から上流側粒群を通過して内周
筒部の上流側部分の内周面内側へ出た排気ガスが、内周
筒部の下流部分の内周面内側から流入して下流側粒群を
通過した後、外周筒部の下流部分の外周面外側へ流出す
るように構成する。これにより、上流側の酸化反応用粒
群を通過して加熱された排気ガスが、内周筒部内の高温
でさらに加熱された後、再度、下流側の酸化反応用粒群
を通過しながら加熱されるので、より確実にPMを燃焼
させることが可能となる。また、上記同様、排気ガス流
れの抵抗を小さくことが可能である。
【0013】上記酸化反応室は、好ましくは、外周筒部
の外周面外側に設けた環状の支持部材によりケーシング
に支持するとともに、この支持部材により外周筒部外周
面とケーシング内周面との間に形成された空間を上流側
空間と下流側空間とに分断するように構成する。これに
より、環状の支持部材を用いて、入口部から流入した排
気ガスが外周筒部外側の上流側空間から直接この下流側
空間へ流れ込むのを阻止することができる。この結果、
排気ガスを、外周筒部外側の上流側空間から半径方向内
側へ向かわせ上流側の酸化反応用粒群を通過させて内周
筒部の上流側部分の内側へ抜けさせた後、この内側で軸
方向へ進まさせ、内周筒部の下流側部分の内側から流入
させて下流側の酸化反応用粒群を通過させ外周筒部の下
流側部分の外側へ抜け出させることができるようにな
る。したがって、上記で説明したように加熱を繰り返す
ことでPMを高温下で確実に燃焼させやすくなる。ま
た、外周筒部外周の空間を分断する支持部材により、使
用中は両筒部等からなる酸化反応室をケーシングに支持
できるとともに、粒群の交換時などにあっては酸化反応
室のケーシングからの取り外しも簡単にできるようにな
る。
【0014】上記伝達ピストンは、好ましくは、支持部
材と略同一の位置に配置してこの伝達ピストンにより酸
化反応用粒群を上流側粒群と下流側粒群とに分断するよ
うにして、入口部から流入した排気ガスが、支持部材で
分断された上流側空間から上流側粒群を通過した後、内
周筒部の内部へ至り、ここから下流側粒群を通過して下
流側空間へ流れ出るように構成する。これにより、熱膨
張時に粒間の間隙が過大になるのを、弾性体で付勢され
た端部ピストンと伝達ピストンによる押圧で防止しなが
ら、排気ガスが上流側空間から流入して上流側粒群を通
過し一旦内周筒部の内部に入った後、下流側粒群を通過
して下流側空間へ流出させるようにすることが可能とな
る。したがって、排気ガスをヒーターはもちろん、高温
の上流側粒群、内周筒部の内部、下流側粒群にて続けて
加熱することで、PMをより確実に燃焼することが可能
となる。
【0015】上記酸化反応用粒群は、好ましくは、パー
ティキュレト・マターを付着可能な発泡石骨粒から構成
する。ここで発泡石骨粒とは、たとえば火山噴出物を高
温で焼いて発泡させ、無数の独立気泡による微小孔を有
するものである。これを数mm程度の粒径のペレット状
とし、外周を研磨して一方の表面の微小孔から入った排
出ガスが他方の表面の微小孔から出るように孔がつなが
るようにすることが望ましい。また、この表面にはニッ
ケルやコバルトなどの卑金属を付着させておけば酸化を
さらに促進することが可能となる。これにより、ハニカ
ム構造や編み物構造のものに比べて、広いPMの吸着面
積をより安く確保でき、PMの燃焼を促進できる。ま
た、粒は、還元や洗浄により再利用できる。
【0016】
【実施態様】本実施態様によるパーティキュレート・フ
ィルタにつき、以下、図に基づき詳細に説明していく。
パーティキュレート・フィルタ1は、大きくは、図示し
ないディーゼルエンジンの排気ポートへ排気管を介して
接続した入口部2と、排気ガス中のPMを付着して燃焼
する酸化反応室3と、酸化反応室3から排出された排気
ガス中の灰分を捕捉蓄積する灰分蓄積室4と、PMや灰
分等の固形物が除かれた排気ガスを排出する出口部5
と、を有する。
【0017】以下、その構成を詳細に説明する。パーテ
ィキュレート・フィルタ1は、円筒状のケーシング6を
有し、図中左端にはボルト7a及びナット8aにより入
口部2が、また図中右端には出口5がボルト7b及びナ
ット8bにより取り外し可能に固定される。なお、ケー
シング6の内周面には消音部材(図示しない)を張り付
け、外部へ漏れる騒音を低減するようにしてもよい。入
口2は、入口側側壁9、入口側筒部材10、インレット
・パイプ11を有する。入口側側壁9は、円盤形状をし
ており、この外周部分が入口側筒部材10の筒部10a
の内周面入口側位置に溶接で固定される。入口側筒部材
10は、外周面がケーシング6の内周面に挿入係合され
る円筒状の上記筒部10aと、この筒部10aの図中右
端に一体形成された円盤状の側壁部10bとを有してい
る。この結果、この側壁部10bと上記入口側側壁9と
の間に入口側空間12が形成される。一方、入口側側壁
9の中心位置には貫通孔9aが形成され、図示しないデ
ィーゼルエンジンの排気ポートに同じく図示しない排気
管等を介して接続したインレット・パイプ11が貫通挿
入され、かつこの右端部が側壁部10bに当接された状
態で、貫通孔9aへの挿入部分及び側壁部10bへの当
接部分において溶接固定される。インレット・パイプ1
1の入口側空間12内への挿入部分外周面に複数の連通
孔11aを設けられるとともに、側壁部10bにはイン
レット・パイプ11の当接円内には複数の連通孔10
c、当接円外にも複数の連通孔10dを設ける。この結
果、インレット・パイプ11へ導かれた排出ガスは、そ
のまま側壁部10bの当接円内連通孔11cから直接流
出するものと、インレット・パイプ11の外周面に設け
た排出孔11aから入口側空間12へ出て側面部10b
の当接円外連通孔11dから流出するものとに分かれる
ので、側壁部10b全面にわたって分散されて排気ガス
が下流側へ流れ出るようになる。上記入口側筒部材10
は、この筒部10aの左端がケーシング6の左端部に、
複数箇所のボルト7a、ナット8aで取り外し可能に固
定される。
【0018】ケーシング6の入口側筒部材10の下流に
は、筒状の保持部材13が挿入される。保持部材13
は、図中右端に円盤状の保持部13aを有し、この下流
側面にケーシング6の内径より小さい径とした円盤状の
取付け部材14が取付けられるとともに、保持部13a
の取付け部材14より径方向外側に複数の連通孔13b
が形成される。同様に、この下流位置に筒状の保持部材
15がケーシング6内に挿入され、この保持部材15の
上流側面にケーシング6の内径より小さい径とした円盤
状の取付け部材16が取付けられるとともに、保持部1
5aの取付け部材16より径方向外側に複数の連通孔1
5bが形成される。取付け部材14の下流側面、及び取
付け部材16の上流側面には、環状の窪み14a、16
aがそれぞれ形成される。
【0019】これらの窪み14a、16aには、酸化反
応室3が取付けられる。すなわち、酸化反応室3は、円
筒状の外周筒部17と、この内側に配置された円筒状の
内周筒部18と間で形成した円筒状の隙間に酸化反応用
の粒23が多量入れられて構成される。この酸化反応用
の粒23としては、発泡石骨粒が用いられる。ここで、
発泡石骨粒とは、火山噴出物を高温で焼いて発泡させ、
無数の独立気泡による微小孔を有するものである。これ
を数mm程度の粒径のペレット状とし、外周を研磨して
一方の表面の微小孔から入った排出ガスが他方の表面の
微小孔から出るように孔がつながるようにする。また外
表面にニッケルやコバルトなどの卑金属を固着すれば酸
化反応を促進させることが可能となる。粒23を収納し
た両筒部間の隙間は、この図中左端部側が環状プレート
19で蓋をされるとともに、図中右端部側には環状の端
部ピストン20が挿入され、取付け部材16との間に配
置したスプリング(弾性体)21により端部ピストン2
0を付勢して粒群23を押圧する。この押圧力は、酸化
反応用の粒23が破壊されるほど強くなく、また粒23
同士が相対移動して衝突・過度の摩擦により容易に破
壊、あるいは早期摩耗するほど弱くはないような大きさ
で、粒23同士の外表面の一部で密着するように設定す
る。また、外周筒部17と内周筒部18との間には、こ
れらの軸方向略中央位置に伝達ピストン22を設けて、
酸化反応用粒群23を上流側粒群23Aと下流側粒群2
3Bに分割する。なお、外周筒部17には、複数の連通
孔17aが設けられて、この内外を連通させてPMを含
んだ排気ガスが通過できるようにする。同様に、内周筒
部18にも、複数の連通孔18aが設けられて、この内
外を連通させてPMを含んだ排気ガスが通過できるよう
にする。
【0020】外周筒部17の外周面の外側中央位置に
は、環状の支持部材24の内周側フランジ部24aが溶
接され、この支持部材24の外周側フランジ部24bが
ケーシング6の内周面に係止するようにして、支持部材
24でも酸化反応室3の半径方向の荷重を支えるになっ
ている。また、酸化反応室3をケーシング6から取り外
す時には、支持部材24とともに酸化反応室6をケーシ
ング6から軸方向に引き出すことができるようになって
いる。この支持部材24は、外周筒部17の外周面とケ
ーシング6の内周面との隙間で形成される空間を、上流
側空間25Aと下流側空間25Bとに分断する。
【0021】上流側空間25Aには、ケーシング6から
外周筒部17の外周面近くまで排気温度センサ26が挿
入され、排気温度を検出可能としてある。この排気温度
センサ26は、ケーシング6外側へ取り出し可能にケー
シング6に取付けられる。また、内周筒部18の外周面
に沿ってスパイラル状にヒーター27が巻かれ、その端
末が取付け部材14のすぐ下流位置で上流側空間25A
を通ってケーシング6外の配線28に接続可能とされて
いる。酸化反応室3の取り外し時には、配線28とヒー
ター27とはケーシング6の外側から分離できる構造と
してある。なお、このヒーター27は、排気温度センサ
26が検出した排気温度信号等に基づき、図示しないコ
ントローラにより作動を制御される。上流側保持部材1
3の保持部13aと下流側保持部材15の保持部15a
とは、この中心位置において上流側取付け部材14、下
流側取付け部材16を貫通するボルト29、ナット3
0、31にて酸化反応室3を挟んだ状態で一体的に組み
付けられている。
【0022】下流側保持部材15は、灰分蓄積室4の上
流側の側壁を兼ねており、取付け部材16の径方向外側
位置に連通孔15bが形成されている。下流側保持部材
15は、上記側壁に一体でこの外周から下流へ延び下流
側が開口された保持部15aがケーシング6内に挿入さ
れている。この保持部15a内は、酸化反応室3から流
れてきた灰分を蓄積する空間を形成している。また、下
流側保持部材15の保持部15aの下流側端部には、フ
ィルタ・カバー32が配置される。このフィルタ・カバ
ー32は、この上流側が開口した筒状部32aと、この
筒状部32aの下流側端の側壁部32bとを有する。灰
分捕集フィルタ33は、上記フィルタ・カバー32の側
壁部32b側のスプリング47により付勢された補正ピ
ストン48とこの筒状部32aの上流側に配置した円盤
状プレート34との間に、カラー35を挟んだ状態で、
かつこれらの上記隙間に酸化反応室3内の発泡石骨粒よ
り小さい微細発泡石骨粒36が多数収納され、カラー3
5内を貫通するボルト37とナット38で取り外し可能
に固定して構成される。なお、円盤状プレート34、フ
ィルタ・カバー32の側壁部32bには、それぞれ連通
孔34a、32cが形成され排気ガスを通過可能として
いる。また、上記補正ピストン48は、微細発泡石骨粒
36を押圧することで、熱膨張時や長期使用による粒3
6の破損や早期摩耗時に粒36同士間に過大な間隙が生
じないようにしている。ここで、下流保持部材15、フ
ィルター・カバー32、微細発泡石骨粒35が多数収納
された灰分捕集フィルタ33は、灰分蓄積室4を構成す
る。
【0023】フィルタ・カバー32の下流には、円筒の
カラー部材39を介して出口部5が取付けられる。出口
5は、出口側側壁40と出口側筒部材41とアウトレッ
ト・パイプ42とで構成される。出口側筒部材41は、
この上流側の側壁部41aとこの外周から下流側に伸び
る筒部41bとを有している。この筒部41bの下流端
は、ボルト7b及びナット8bでケーシング6に取り外
し可能に固定される。またこの筒部41b内周面には、
ボルト7bの上流側位置で出口側側壁40が溶接で固定
され、この側壁40と側壁部41aとで出口側空間45
を形成する。出口側側壁40の中心部には連通孔40a
が形成され、この連通孔40aを貫通してアウトレット
・パイプ42が挿入され、この上流側端が側壁部41a
に当接される。アウトレット・パイプ42は、上記連通
孔40aへの貫通部分、上記側壁部41aへの当接部分
にてそれぞれ溶接で固定される。側壁部41aには、ア
ウトレット・パイプ42が当接する円の内外にわたり複
数の連通孔41c、41dが形成され、アウトレット・
パイプ42外周面の上記出口空間45内部分にも多数の
連通孔42aが形成される。これにより、灰分収集フィ
ルタ33の断面全面にわたって排気ガスが通過するよう
にしている。なお、上記外周筒部17、内周筒部18や
灰分捕集フィルタ33の連通孔17a、18a、34
a、32c等については、図中、明瞭にするため、その
径を誇張して大きくする一方、その個数は少なくして描
いてある。
【0024】上記パーティキュレート・フィルタの作動
につき、以下説明する。図外のディーゼルエンジンが稼
働していると、排気ポートからPM等を含む排気ガスが
排出される。この排気ガスは、入口部2のインレット・
パイプ11へ導かれ、一部は連通孔11aから半径方向
外側へ出て入口側空間へ広がり、入口側筒部材10の側
壁部10bのインレット・パイプ11の当接円より外側
に設けた連通孔10dから保持部材13内へ入る。また
インレット・パイプ11の残りの排気ガスは、入口側筒
部材10の側壁部10aのインレット・パイプ11より
内側に設けた連通孔10cから直接保持部材13内へ入
る。このようにインレット・パイプ11から導かれた排
気ガスは、偏りが少なくなった状態で側壁部10aの全
面からほぼ等しい量で保持部材13の保持部13a内へ
流入する。
【0025】次いで排気ガスは、保持部材13の外周側
に設けた連通孔13bから外周筒部17の外側の上流側
空間25Aへ流れ、支持部材24にて軸方向への流れを
阻止される。したがって、上流側空間25A内の排気ガ
スは、外周筒部17の連通孔17aを通り、半径方向内
側へ向かい内側の酸化反応用の上流側粒群23Aを通過
する。このとき、粒群23AはPMを捕捉する。排気ガ
スは、粒群23Aを通過し、内周筒部18の連通孔18
aを通って、この内部空間へ至る。このとき、伝達ピス
トン20が粒群23中にあるので上流側粒群23A内へ
入った排気ガスは、直接下流側粒群23Bへ流入するこ
とはない。一方、上流側空間25Aには、排気温度セン
サ26が設けられて上流側空間25A内の排気ガスの温
度を検出している。この温度がたとえば所定温度(たと
えば400℃〜450℃程度)より低いときは、図外の
コントローラはヒーター27へ電力を供給しヒーター2
7を加熱する。この加熱により、粒群23も加熱され高
温になっている。したがって、排気ガス中のPMは、こ
の上流側粒群23Aで加熱され燃焼され灰分となる。も
ちろん、内周筒部18に沿ったヒーター27で直接燃焼
されるものもある。検出排気温度が上記所定値以上のと
きはヒーター27への電力供給は停止され、排気ガスの
高温そのものでPMを燃焼させる。
【0026】上流側内周筒部18の連通孔18aを通過
してこの内部空間へ入った排気ガスは、この内部空間を
下流側へ流れヒーター27で直接加熱されるが、この端
部が取付け部材16で塞がれているので、下流側の内周
筒部18の連通孔18aより半径方向外側へ向かい、上
流側粒群23Aに捕捉燃焼されなかったPMを下流側粒
群23Bにて捕捉する。この下流側粒群23Bもヒータ
ー27で加熱され高温となっているので、ここで残った
PMは捕捉燃焼され灰分となる。下流側粒群23Bを通
過した排気ガスは、外周筒部17の下流側部分の連通孔
17aを通って下流側空間25Bへ流出する。
【0027】下流側空間25B内の排気ガスは、保持部
材15の外周側に設けた連通孔15bから灰分蓄積室4
へ流入する。排気ガス中の灰分は、比較的大きいものは
保持部材15の筒状部内に落下し溜まるが、細かいもの
は円盤状プレート34の連通孔34aを通って径が酸化
反応用粒23より小さい微細発泡石骨粒36により捕集
される。このようにしてPMおよび灰分を除去された排
気ガスは、出口側筒部材41の連通孔41cを通り、一
部は出口側空間45を経てアウトレット・パイプ42の
外周に設けた連通孔42aからアウトレット・パイプ4
2の内部に入り、また残りは連通孔41dから直接アウ
トレット・パイプ42の内部に入って、アウトレット・
パイプ42から外へ排出される。なお、上記排気ガスの
流れ方向を、図中に幅広の矢印で示してある。
【0028】このエンジン稼働中、排気ガスや加熱した
ヒーターにより酸化反応室3等も加熱され膨張する。こ
の場合、金属製の外周筒部17、内周筒部18の熱膨張
率が粒23より大きいので、粒23が相対移動しやすく
なるように粒同士の間隙が広がろうとする。しかし、ス
プリング21が端部ピストン20を付勢して下流側粒群
23Bを押圧し、さらに伝達ピストン22を押して上流
側粒群23Aを押圧する。この結果、筒部17、18と
粒群23との膨張差に基づく粒間の間隙変化分、両ピス
トン20、22をストロークさせて上記間隙が広がるの
を抑える。したがって、粒同士の間隙が広がり粒が相対
移動しやすくなって衝突、過度のこすれ合いが生じ、粒
が破損、早期摩耗するのを防止できる。この場合、伝達
ピストン22により粒群23を上流側粒群23Aと下流
側粒群23Bとに分けているので、ピストン20、22
が直接押圧する粒群23の量が端部ピストン20だけで
押す場合に比べて少なく、スムーズなピストン移動が可
能となる。また、上記にもかかわらず、長期使用により
粒の一部が破損、摩耗することがある。この場合にも、
この破損分あるいは摩耗分だけ、ピストン20、22が
ストロークして粒同士の間隙が過大となるのを抑えるの
で、粒の耐久性は向上することになる。
【0029】なお、エンジンによっては、PMの排出量
が多いものがある。この場合は、外周筒部17の下流側
部分の外周面に粒群23や微細発泡石骨粒より細かい炭
素繊維等を利用したミクロフィルタ46を取付け、より
細かい灰分をここで捕捉するようにしてもよい。この場
合、粒群中で燃焼しなかったPMもミクロフィルタ46
で燃焼することができる。このようなミクロフィルタ
は、灰分蓄積室内、たとえば灰分捕集フィルタ33の下
流側に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施態様によるパーティキュレート
・フィルタの断面を表す正面図である。
【符号の説明】
1 パーティキュレート・フィルタ 2 入口部 3 酸化反応室 4 灰分蓄積室 5 出口部 6 ケーシング 11 インレット・パイプ 13、15 保持部材 17 外周筒部 18 内周筒部 20 端部ピストン 21 スプリング(弾性体) 22 伝達ピストン 23 酸化反応用の粒 23A 上流側粒群 23B 下流側粒群 24 支持部材 25A 上流側空間 25B 下流側空間 26 排気温度センサ 27 ヒーター 33 灰分捕集フィルタ 36 微細発泡石骨粒 42 アウトレット・パイプ 46 ミクロフィルタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 53/94 B01D 53/36 103C (72)発明者 篠田智博 神奈川県横浜市港北区新吉田町3219番5号 株式会社エス・アンド・エスエンジニア リング内 Fターム(参考) 3G090 AA01 AA04 BA04 DA12 4D019 AA01 BA07 BB12 BC07 BD06 CA10 CB01 CB02 CB09 4D048 AA14 AA24 AB01 CC11 CD05 4D058 JA51 JB13 JB33 KA18 KA29 MA42 MA44 RA02 SA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼装置から排出された排気ガスが導入さ
    れる入口部及び排気ガスを排出する出口部を有する筒状
    のケーシングと、 該ケーシング内に設けられ、前記入口部から導かれた排
    気ガスを通過させることで排気ガス中のパーティキュレ
    ート・マターを捕捉、酸化する酸化反応用の粒群を収納
    する酸化反応室と、 前記酸化反応用の粒群を加熱するヒーターと、 弾性体と、 該弾性体により付勢されて前記酸化反応用粒群を押圧す
    るピストンと、 前記酸化反応室を通過した排気ガス中の灰分を捕集する
    灰分蓄圧室と、を備えたこと、 を特徴とするパーティキュレート・フィルタ。
  2. 【請求項2】前記ピストンは、前記酸化反応用粒群の端
    部側から押圧する端部ピストンと、前記酸化反応用粒群
    の間に介在して該粒群を上流側粒群と下流側粒群とに分
    断する伝達ピストンと、を有すること、を特徴とする請
    求項1に記載のパーティキュレート・フィルタ。
  3. 【請求項3】前記酸化反応室は、前記ケーシングとの間
    に半径方向の隙間を有する外周筒部とこの外周筒部の内
    側に設けた内周筒部とを、これらの両筒部の軸方向が前
    記ケーシングの軸方向に沿うように配置して前記ケーシ
    ング内に入れるとともに、前記外周筒部と前記内周筒部
    との間に前記酸化反応用の粒群を収納させて構成したこ
    と、を特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のパ
    ーティキュレート・フィルタ。
  4. 【請求項4】前記ヒーターは、この少なくとも下流側部
    分が前記外周筒部に対し前記内周筒部側に位置するよう
    に配置したこと、を特徴とする請求項3に記載のパーテ
    ィキュレート・フィルタ。
  5. 【請求項5】前記ヒーターは、前記内周筒部に沿ってス
    パイラルに配置したこと、を特徴とする請求項1から4
    のいずれかに記載のパーティキュレート・フィルタ。
  6. 【請求項6】前記酸化反応室は、前記入口部から導かれ
    た排気ガスが前記外周筒部の外周面外側から入り、前記
    酸化反応用粒群を通過した後、前記内周筒部の内周面内
    側へ出るように構成してあること、を特徴とする請求項
    3から5のいずれかに記載のパーティキュレート・フィ
    ルタ。
  7. 【請求項7】前記酸化反応室は、前記外周筒の上流側部
    分の外周面外側から上流側の前記上流側粒群を通過して
    前記内周筒部の上流側部分の内周面内側へ出た排気ガス
    が、前記内周筒部の下流側部分の内周面内側から流入し
    て下流側の前記下流側粒群を通過した後、前記外周筒部
    の下流部分の外周面外側へ出るようにしたこと、を特徴
    とする請求項6に記載のパーティキュレート・フィル
    タ。
  8. 【請求項8】前記酸化反応室は、前記外周筒部の外周面
    外側に設けた環状の支持部材により前記ケーシングに支
    持するとともに、前記支持部材により前記外周筒部外周
    面と前記ケーシング内周面との間に形成され排気ガスが
    通過する空間を上流側空間と下流側空間とに分断するよ
    うに構成したこと、を特徴とする請求項7に記載のパー
    ティキュレート・フィルタ。
  9. 【請求項9】前記酸化反応室は、前記伝達ピストンを前
    記支持部材と略同一位置に配置して前記酸化反応用粒群
    を上流側粒群と下流側粒群とに分断し、前記入口部から
    流入した排気ガスが、前記支持部材で分断された前記上
    流側空間から前記伝達ピストンで分断された前記上流側
    粒群を通過した後、前記内周筒部の上流側部分の内側へ
    至り、ここから前記下流側粒群を通過して前記外周筒部
    の外周面外側の前記下流側空間へ流れるようにしたこ
    と、を特徴とする請求項8に記載のパーティキュレート
    ・フィルタ。
  10. 【請求項10】前記酸化反応用粒群は、前記パーティキ
    ュレト・マターを付着可能な発泡石骨粒から構成されて
    いること、を特徴とする請求項1から9のいずれかに記
    載のパーティキュレート・フィルタ。
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