JP2002154940A - 毛髪脱色剤 - Google Patents
毛髪脱色剤Info
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Abstract
ことを特徴とする毛髪脱色剤。
Description
酸マグネシウムを含有することを特徴とする毛髪脱色剤
に関するもので、さらに詳しくは粉体が水溶液中に容易
に分散し、混合しやすいといった使用性に優れた毛髪脱
色剤に関するものである。
における過酸化水素による毛髪中のメラニン色素の酸化
分解である。この酸化分解の度合いを調整することによ
って毛髪の明るさを所望のものにすることができる。
の他に過硫酸塩を併用するタイプのものが一般的に知ら
れており、下記の3タイプのものがある。
リーム状第1剤、酸化剤を含有する液状あるいはクリー
ム状第2剤、過硫酸塩を含有する粉末状第3剤からな
り、第2剤に第3剤を添加、混合し、その後第1剤を添
加、混合して使用する3剤式毛髪脱色剤。 B)過硫酸塩、アルカリ剤を含有する粉末状第1剤と酸
化剤を含有する液状あるいはクリーム状第2剤からな
り、第2剤に第1剤を添加、混合して使用する2剤式毛
髪脱色剤。 C)過硫酸塩、アルカリ剤、酸化剤を含有する粉末状第
1剤を水に溶解して使用する1剤式毛髪脱色剤。
剤式毛髪脱色剤の場合、第2剤の酸化剤としては過酸化
水素が一般的に用いられる。しかし、過酸化水素は医薬
用外劇物に該当し、第2剤への高濃度の配合が事実上不
可能であるため、脱色効果の向上には過硫酸塩やアルカ
リ剤を含有する粉末を高濃度で配合することが必要であ
る。
有する粉体を高濃度で配合すれば添加した粉末が容易に
は溶解しないため、添加した際にままことなり易く、混
合が容易ではない。そのため、局所的に高濃度で反応が
進む可能性があり、発熱をしたり、急激な発泡が起こる
可能性があり使用上問題がある。
させるために粉末に増粘剤を加えるといった方法が一般
的に用いられているが、この増粘剤も過硫酸塩およびア
ルカリ剤以上にままこになり易いため、上記の問題点が
さらに深刻になる可能性がある。
って毛髪脱色剤を使用する際に仕上がりに大きなムラを
生じたり、毛髪損傷を引き起こす可能性もあり問題があ
る。
効果は粉末の過硫酸塩、アルカリ剤、酸化剤の量に依存
し、さらに増粘剤を加えることが一般的なため、粉末の
量によっては上記の問題点は同様に存在する。
存中に吸湿し、ケーキングを起こしたりして使用する際
に混合、溶解しにくいといった問題がある可能性があ
る。ケーキングが顕著な場合は商品として使用に耐えな
い場合も考えられる。
情に鑑み鋭意検討した結果、過硫酸塩、アルカリ剤や増
粘剤などからなる粉末にメタケイ酸アルミン酸マグネシ
ウムを配合することによって、粉末の流動性、分散性や
吸湿性を向上させることができ、粉末を高濃度にしても
毛髪脱色剤の混合を容易にし、発熱や急激な発泡を防ぐ
ことができることを見出し、発明を完成させるに至っ
た。
ネシウムの配合量は特に限定されないが、好ましくは
0.05〜5%、さらに好ましくは0.2〜3%であ
る。0.05%以下では、粉末の流動性や分散性向上の
効果に乏しく、5%以上では、粉末の流動性、分散性や
吸湿性のさらなる向上効果が得られないばかりか過硫酸
塩、酸化剤およびアルカリ剤など他成分の配合量が減少
し、脱色効果が得られにくくなり、好ましくない。
過酸化水素、過硫酸塩、過炭酸塩、過ホウ酸塩などが挙
げられ、そのうちの1種類でも、また複数の酸化剤を組
合せて用いても構わない。
ア、モノエタノールアミン、炭酸塩、ケイ酸塩などが挙
げられ、そのうちの1種類でも、また複数のアルカリ剤
を組合せて用いても構わない。
を損なわない範囲で、その使用目的に応じて色素、酸化
染料、香料、界面活性剤、EDTAなどのキレート剤、
ポリビニルアルコールなどの増粘剤、カチオン化グアー
ガム誘導体などの毛髪保護剤、その他目的に応じた様々
な成分を適宜配合することが可能である。
め実施例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
を用い、粉末の流動性、混合のしやすさ、毛髪脱色力お
よび保存安定性について評価した。
の粉末の安息角を測定することによって評価した。安息
角はその値が小さいほど粉体の流動性が高いことを示
す。
び比較例1の粉末を第1剤とし、以下に示す第2剤と混
合する2剤式毛髪脱色剤として評価した。200mlの
密閉できる蓋付きの容器に第2剤80gを入れておき、
第1剤を40g加えて蓋を閉めて振盪した。
に均一に分散し、溶解する。 ○:混合が容易で、十数回の数回の振盪で第2剤が第1
剤に均一に分散し、溶解する。 △:やや混合しにくく、激しく十数回振盪しないと第2
剤が第1剤に均一に分散し、溶解しない。 ×:非常に混合しにくく、激しく数十回振盪しても第2
剤が第1剤に均一に分散し、溶解しない。
を重量比1:2で混合したものを調製し、黒髪の人工毛
束に塗布し、25℃にて30分間放置し、洗浄したもの
を使用した。
で評価した。 ◎:均一に脱色されており、脱色効果が非常に優れてい
る。 ○:均一に脱色されているが、脱色効果がやや劣る。 △:均一に脱色されているが、脱色効果が劣る。 ×:ムラに脱色されており、脱色効果が劣る。
よび比較例1の粉末をポリオキシエチレン製容器に入れ
て40℃の恒温器内で3ヶ月間保存したものを使用し
た。
で評価した。 ○:流動性が良く、性状に変化がない。 △:流動性がやや劣り、部分的にダマになっているとこ
ろがある。 ×:ケーキングを起こし、流動性が劣っている。
比較例1に比べ粉末の流動性、混合のしやすさ、毛髪脱
色力および保存安定性が全て優れていることが明らかに
なった。
マグネシウムの量を変化させたときの混合のしやすさお
よび毛髪脱色力について評価した。なお、処方中の過不
足は無水ケイ酸にて調整した。評価は実験例1と同様の
方法で行なった。
0gに第3剤15gを添加、混合し、次いで第1剤40
gを添加、混合したものを人工毛束に塗布し脱色処理を
行なった。
0gに第3剤5gを添加、混合し、次いで第1剤60g
を添加、混合したものを人工毛束に塗布し脱色処理を行
なった。
0gに第1剤40gを添加、混合したものを人工毛束に
塗布し脱色処理を行なった。
て混合し、人工毛束に塗布し脱色処理を行なった。
得られた本発明に係る脱色剤はいずれも優れた粉末の流
動性、混合のしやすさ、毛髪脱色力および保存安定性を
有していることが明らかになった。
髪脱色剤においてメタケイ酸アルミン酸マグネシウムを
含有することにより粉体が酸化剤水溶液中に容易に分散
し、混合しやすいといった使用性に優れ、良好な毛髪脱
色力が得られ、吸湿を防ぐ優れた保存安定性を得ること
ができる。
Claims (6)
- 【請求項1】メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを配合
したことを特徴とする毛髪脱色剤。 - 【請求項2】メタケイ酸アルミン酸マグネシウムの配合
量が0.05〜5%であることを特徴とする毛髪脱色剤 - 【請求項3】過硫酸塩、酸化剤およびアルカリ剤を含有
することを特徴とする請求項1または請求項2記載の毛
髪脱色剤。 - 【請求項4】アルカリ剤を含有する第1剤、酸化剤を含
有する第2剤、過硫酸塩とメタケイ酸アルミン酸マグネ
シウムを含有する第3剤からなることを特徴とする請求
項1または請求項2または請求項3記載の3剤式毛髪脱
色剤。 - 【請求項5】アルカリ剤、過硫酸塩とメタケイ酸アルミ
ン酸マグネシウムを含有する第1剤、酸化剤を含有する
第2剤からなることを特徴とする請求項1または請求項
2または請求項3記載の2剤式毛髪脱色剤。 - 【請求項6】アルカリ剤、過硫酸塩、酸化剤とメタケイ
酸アルミン酸マグネシウムを含有する粉末状混合物であ
る請求項1または請求項2または請求項3記載の1剤式
毛髪脱色剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000349679A JP2002154940A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | 毛髪脱色剤 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
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- 2000-11-16 JP JP2000349679A patent/JP2002154940A/ja active Pending
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