JP2002154577A - 包装体及び包装体の製造方法 - Google Patents

包装体及び包装体の製造方法

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JP2002154577A
JP2002154577A JP2000348718A JP2000348718A JP2002154577A JP 2002154577 A JP2002154577 A JP 2002154577A JP 2000348718 A JP2000348718 A JP 2000348718A JP 2000348718 A JP2000348718 A JP 2000348718A JP 2002154577 A JP2002154577 A JP 2002154577A
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strength
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sheet
sealing
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Morito Uemura
盛人 植村
Masayuki Numa
雅之 沼間
Norio Yoshida
憲生 義田
Hironobu Kohama
博信 小濱
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Kanae Co Ltd
Konica Minolta Inc
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Kanae Co Ltd
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩留まりよく製造することができるその一部
のシール強度が弱くなっている2枚のシートを加熱シー
ルして密封した包装体を提供すること及びその一部のシ
ール強度が弱くなっている2枚のシートを加熱シールし
て密封した包装体を歩留まりよく製造することができる
製造方法を提供すること。 【解決手段】 少なくとも一方のシートが凹部を形成し
たシートである2枚のシートを、一部のシール強度が弱
くなるように加熱シールする包装体の製造方法におい
て、加熱シールを異なる温度で順次行う包装体の製造方
法及び少なくとも一方のシートが凹部を形成したシート
である2枚のシートを加熱シールして密封し、収納部を
設けた包装体において、弱いシール強度の部分を開放し
て内容物を取り出せるようにその一部のシール強度が弱
くなっており、かつ、弱い強度のシールの部分が、弱い
強度のシールと線状及び/または点状の強い強度のシー
ルによって構成されている包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は凹部を形成したシー
トを加熱シールして密封することによって収容部を形成
した包装容器に関し、特に、揮発性の溶剤を含む内容物
を包装するのに適した包装容器に関する。
【0002】
【発明の背景】加熱融着した2枚のシートの間に形成さ
れた凹部に物品を包装することが行われている。これら
の包装はブリスター包装と呼ばれ、乾電池、歯ブラシ、
医薬品錠剤などの包装に広く利用されており、一般的に
は、プラスティックフィルム、紙、金属箔等を成形し加
熱シールすることによって製造されている。これらブリ
スター包装は、透明フィルムを使用することにより、中
身が一瞥できるとともに、フィルムを剥離したり押圧に
より破壊し、中身を取り出すのが容易でしかも製造コス
トが安価であることから、広く普及している。上記の包
装は、包装される商品を入れる凹部を形成したシートを
用意し、該シートの凹部に商品を挿入し、その上に別の
シートを重ね、加熱シールすることにより行うことがで
きる。
【0003】上記のブリスター包装において、その一部
にシール強度を弱くするコーティングを施しておき、シ
ール強度の弱い部分を形成し、そのシール強度の弱い部
分を開放して包装物を取り出すようにすることが行われ
ている。上記の包装において、包装物が揮発性の溶剤を
含む場合、加熱シール時にシール強度の弱い部分が完全
にシールされず、揮発性成分等がもれでてしまう事故が
起こり、製品の歩留まりを悪くしてしまうという問題が
あった。また、包装物が、接着剤、毛染め剤など使用時
に2液を混合して用いる液剤の場合、従来は、瓶、チュ
ーブなどの容器に2液を別々に保管しておき使用時に取
り出して混合することが行なわれていたが、ブリスター
包装を用いることにより、2液を別々の収納部に収納し
ておき、使用時に片方の収納部に外圧をかけ、他方の収
納部に移行させることによって混合させれば手を汚さず
に混合を行なうことができる。この場合、2つの収納部
の間には、収納部にかけられる外圧によって連通するよ
うに弱いシール強度のシールによって接合された部分が
形成される。また、臨床検査分野、環境検査分野、衛生
検査分野において用いられる検査キットにおいては、試
薬を検査直前に溶解調整し、さらには反応試薬を分注繰
作するなどの作業を必要としており、作業者に調整の負
担が掛かるだけでなく、誤操作による検査結果の間違い
が生ずる可能性があった。また、試料採取器具も必要と
していた。これら検査キットにおいて、1回の試験に必
要な試薬や試料採取器具を個別に分封し、これを一体型
にする等の工夫がなされている。
【0004】さらに、作業現場で取り扱う検査キットに
おいては、できるだけ煩雑な操作を避け、迅速に検査を
する必要性から、試料採取器具を含め全ての検査試薬、
器具を同一の形態に包装し、その包装内で反応させるこ
とがなされている。しかし、従来のこれらの一体化され
たキットは金型成形したプラスティック部材や硝子容器
を組み立てることにより製造されているため、大量生産
が困難であり、検査キットのコストも上昇するという欠
点があった(特開平11−042080号公報)。これ
ら欠点を解消するために、ブリスター包装を用い、試料
採取器具や検査試薬をそれぞれが接触しないように区分
して一体に包装することが考えられる。この場合、試料
採取器具の取り出しが容易にできるよう取り出し口のシ
ール強度を周囲よりも弱いシール強度でシールしてい
る。また、混合する検査試薬の収納部間及び接触させる
検査試薬と試料採取器具の収容部間にはシール強度が周
囲よりも弱いシール強度でシールし、検査試薬の収納部
に外圧を加えることにより、弱いシール強度でシールさ
れている部分のシールを剥離し、検査試薬の混合、試料
採取器具への検査試薬の接触が行なわれるようになって
いる。このようにブリスター包装において、検査試薬が
揮発性のものであったり、揮発性成分を含む場合、加熱
シール時にシール強度の弱い部分が完全にシールされ
ず、揮発性成分等がもれでてしまう事故が起こり、製品
の歩留まりを悪くしてしまうという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、歩留まりよく製造することができるその一部の
シール強度が弱くなっている2枚のシートを加熱シール
して密封した包装体を提供することにある。また、本発
明の他の目的は、その一部のシール強度が弱くなってい
る2枚のシートを加熱シールして密封した包装体を歩留
まりよく製造することができる製造方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、 (1)少なくとも一方のシートが凹部を形成したシート
である2枚のシートを、一部のシール強度が弱くなるよ
うに加熱シールする包装体の製造方法において、加熱シ
ールを異なる温度で順次行うことを特徴とする包装体の
製造方法。 (2)少なくとも一方のシートが凹部を形成したシート
である2枚のシートを加熱シールして密封し、収納部を
設けた包装体において、弱いシール強度の部分を開放し
て内容物を取り出せるようにその一部のシール強度が弱
くなっており、かつ、弱い強度のシールの部分が、弱い
強度のシールと線状及び/または点状の強い強度のシー
ルによって構成されていることを特徴とする包装体。 (3)少なくとも一方のシートが凹部を形成したシート
である2枚のシートを加熱シールして密封し、少なくと
も2つの収納部を設けた包装体において、相隣接する収
納部間に、一方の収納部に対する外圧によって開口し、
収容部の内容物が移行できるように周辺のシール部分よ
りも強度が弱いシールが形成されており、かつ、該シー
ルが弱い強度のシールと線状及び/または点状の強い強
度のシールによって構成されていることを特徴とする包
装体。 (4)包装体の一端が剥離可能部分となっており、該剥
離可能部分を剥離することにより内容物を取り出すこと
が可能になっている上記(3)に記載の包装体。 (5)剥離可能部分が他の部分よりもシール強度が弱く
なっており、かつ、弱い強度のシールの部分が、弱い強
度のシールと線状及び/または点状の強い強度のシール
によって構成されていることを特徴とする上記(3)ま
たは(4)に記載の包装体。 (6)シートがポリプロピレン層またはポリエチレン層
を含むプラスチックフィルムであることを特徴とする上
記(2)〜(5)のいずれかに記載の包装体。 (7)弱い強度のシールが、予めパートコートしたシー
トを加熱シールすることよって構成されていることを特
徴とする上記(2)〜(6)のいずれかに記載の包装
体。 (8)少なくとも一方のシートが凹部を形成したシート
である2枚のシートを異なる温度で順次加熱シールする
ことを特徴とする上記(2)〜(7)のいずれかに記載
の包装体の製造方法。 (9)上記(3)〜(7)のいずれかに記載の包装体の
収納部の1つに、取り出して検体を採取する液体吸収器
具を、他の少なくとも1つの収納部に、採取された検体
と反応する液体試薬が収納されていることを特徴とする
検査キット。によって達成される。
【0007】以下、本発明について詳細に説明する。先
ず、本発明における少なくとも一方のシートが凹部が形
成されたシートである2枚のシートを、一部のシール強
度が弱くなるように加熱シールした包装体を図1及び2
によって説明するが、本発明における包装体はこの説明
によって限定されるものではない。本発明においては、
上記弱いシール強度の部分を開放して内容物を取り出し
たり、収納部に外圧を加えることによって開口させ、収
容部の内容物を移行させることができる。
【0008】図1及び2において、1はシート、4は凹
部2及び凹部3が形成されたシートを示し、シート1は
シート4上に加熱シールされている。シート4に形成さ
れた凹部2及び凹部3には包装物9及び10が挿入され
ており包装体を構成している。該包装体において、5は
シールを表し、シール5には、包装体の開封を容易にす
るためにシール強度が弱くされている部分6及び凹部3
に外から圧力を加えることにより開口して凹部3の内容
物を凹部2に移行させることができるシール強度が弱く
されている部分8が形成されている。7は開封するとき
に使用する持ち手である。本発明の包装体において、シ
ート4に設けられる凹所は1つであってもよく複数であ
ってもよい。また、加熱シールされる2つのシート1及
び4の双方に設けてもよい。
【0009】本発明の包装体を形成するシートとして
は、加熱シールをすることができる材料であれば従来周
知の材料を用いることができ、具体的には、ポリエチレ
ン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリプロピレン(PP)、塩化ビニリデン、酢酸セルロ
ース等のプラスチックよりなるフィルム、これらプラス
チックをコートした金属箔、紙等のシート、金属箔等が
挙げられる。これらシート材料にはシール強度を高める
ために表面加工を施すことができる。本発明の包装体に
おいて、シール強度が弱くされている部分には、シール
強度を弱め、低い温度で溶着する材料で表面加工を施さ
れていることが好ましい。
【0010】本発明の包装体の製造方法において、加熱
シールは異なる温度で順次行われる。異なる温度での加
熱シールは初めに強い強度のシールが得られる温度で、
次いで、弱い強度のシールが得られる温度で行うことが
好ましい。
【0011】加熱シールを異なる温度で順次行う本発明
の包装体の製造方法を図3により説明する。図3におい
て、20は図1及び2における凹部2及び凹部3に相当
する凹部21が設けられたシートであり、22で示され
る矢印方向に送られている。シート20の凹部21は図
示の工程の前工程で真空成形等の方法を用いて形成され
ている。凹部21には23で示される矢印の位置におい
て、図1及び2における包装物9及び10に相当する包
装物24が装填される。次いで、シート20に矢印25
の方向に送られてくるシート26が重ねられ、高温のシ
ーラー27で加熱シールされ、図1及び2におけるシー
ル強度が弱くされている部分6及びシール強度が弱くさ
れている部分8が低温のシーラー28で加熱シールさ
れ、カッター29で製品に切断される。加熱シールを高
温のシーラー27のみで行うと、包装物24が低揮発性
の物質を含む場合、高温のシーラー27が発する熱で包
装物24に含まれる低揮発性の物質が揮発し、包装体の
シール強度が弱くされる部分に接合していない個所が生
じてしまい完全な密封が得られなくなってしまうことが
生じるるが、高温のシーラー27に次いで低温のシーラ
ー28での加熱シールを行うことによりこのような欠陥
を生じることがなくなる。このような効果は、加熱シー
ルを高温のシーラーにおいて、シール強度が弱くされる
部分の温度を低くしたシーラーを用いて加熱シールをし
たのでは、低揮発性の物質が高温で加熱されることに変
わりはないので上記の効果は得られない。
【0012】図1及び2に示された包装体において、包
装物9を検体を採取する液体吸収器具とし、包装物10
を検体と反応する液体試薬とすることによって検査キッ
トとすることができる。例えば、包装物9を蛋白質検出
媒体とし、包装物10を蛋白質検出用試薬とすることに
よって蛋白質検出キットとすることができる。ここで、
蛋白質検出媒体は試料の表面の蛋白質を採取する媒体で
あり、親水性のポリマーの繊維、例えば、アセテート繊
維、綿繊維を束ねて圧縮し、周囲に鞘を設け、試料表面
の蛋白質を効率よく採取できるように水または水アルコ
ールを含浸させたものが用いられる。また、蛋白質検出
用試薬は蛋白質検出媒体で採取された蛋白質と反応して
発色する試薬であり、例えば、ビシンコニン酸、テトラ
ブロモフェノール、テトラブロモフェノールフタレー
ン、5′,5″−ジニトロ−3′,3″−ジヨード−
3,4,5,6−テトラブロモフェノールスルフォフタ
レーン、クマシーブリリアントブルー、ファーストグリ
ーンFCF、ライトグリーンSF等をアセトン、エチル
アルコール、メチルセルソルブ等の有機溶剤に0.01
〜0.1%になるように溶解したものが用いられる。
【0013】上記蛋白質検出キットは、持ち手7を持っ
てシール強度が弱くされている部分6を剥がし、開封
し、蛋白質検出媒体を取り出し、該蛋白質検出媒体で検
査する表面をこすり、試料を採取する。次いで、試料を
採取した側が蛋白質検出用試薬側になるようにして該蛋
白質検出媒体を元に戻し、凹部3を外部から押してシー
ル強度が弱くされている部分8を開封し、蛋白質検出用
試薬を凹部2に移し、反応させることによって試料から
採取した蛋白質を検出することができる。
【0014】次に、本発明の包装体、すなわち、少なく
とも一方のシートが凹部を形成したシートである2枚の
シートを加熱シールして密封し、収納部を設けた包装体
において、弱いシール強度の部分を開放して内容物を取
り出せるようにその一部のシール強度が弱くなってお
り、かつ、弱い強度のシールの部分が、弱い強度のシー
ルと線状及び/または点状の強い強度のシールによって
構成されている包装体(A)、少なくとも一方のシート
が凹部を形成したシートである2枚のシートを加熱シー
ルして密封し、少なくとも2つの収納部を設けた包装体
において、相隣接する収納部間に、一方の収納部に対す
る外圧によって開口し、収容部の内容物が移行できるよ
うに周辺のシール部分よりも強度が弱いシールが形成さ
れており、かつ、該シールが弱い強度のシールと線状及
び/または点状の強い強度のシールによって構成されて
いる包装体(B)について説明する。包装体(B)にお
いて、包装体の一端を他の部分よりもシール強度を弱く
して剥離可能にし、該剥離可能部分を剥離することによ
り内容物を取り出すことができるようにすることがで
き、さらに、他の部分よりもシール強度が弱くなってい
る剥離可能部分を、弱い強度のシールと線状及び/また
は点状の強い強度のシールによって構成することもでき
る。
【0015】以下、図4〜7によって本発明の包装体
(A)、(B)を説明するが、本発明の包装体(A)、
(B)はこの説明によって限定されるものではない。図
4〜7に示された包装体は、シート30に凹部31及び
凹部32が形成されたシート33が加熱シールされて構
成されている。該包装体において、シール34には、包
装体の開封を容易にするためにシール強度が弱くされて
いる部分35が形成されている。36は開封するときの
使用する持ち手である。また、凹部31と凹部32の間
にはシール強度が弱くされている部分37が設けられて
いる。シール強度が弱くされている部分35は図6に示
されるように線状に設けられた強い強度のシール40と
弱い強度のシール41で構成されている。また、シール
強度が弱くされている部分37は図7に示されるように
線状に設けられた強い強度のシール42と弱い強度のシ
ール43で構成されている。図6及び7には、線状に設
けられた強い強度のシール40、線状に設けられた強い
強度のシール42は複数示されているが、線状に設けら
れた強い強度のシール40、線状に設けられた強い強度
のシール42の数は、単数であっても複数であってもよ
く、その数はシール強度が弱くされている部分35及び
シール強度が弱くされている部分37が完全に接合し、
完全な密封がえられる範囲で決めればよい38及び39
は包装されている物品を示す。
【0016】図4〜7では、シール強度が弱くされてい
る部分35を構成する強い強度のシール、シール強度が
弱くされている部分37を構成する強い強度のシールは
線状に設けられいるが点状に設けてもよい。シール強度
が弱くされている部分35を構成する弱い強度のシール
部分、シール強度が弱くされている部分37を構成する
弱い強度のシール部分は、予めパートコートしたシート
を加熱シールすることよって形成することができる。本
発明の包装体においては、開放して内容物を取り出すよ
うになっている弱いシール強度の部分及び相隣接する収
納部間に設けた一方の収納部に対する外圧によって開口
し、収容部の内容物が隣接する収納部に移行できるよう
に周辺のシール部分よりも強度が弱いシールが形成され
ている部分が、弱い強度のシールと線状及び/または点
状の強い強度のシールによって構成することにより、1
段の加熱シールによっても、先に述べた、シール強度が
弱くされている部分が完全に密封されないを欠陥を生じ
ることがないが、加熱シールを、先に述べたと同様に、
異なる温度の2段階で、すなわち、初めに高温で、次い
で低温で行うことができる。
【0017】次に、本発明の検査キットについて説明す
る。本発明の検査キットは、上記の包装体において、液
体吸収器具及び液体試薬として種々のものを用いること
によい各種の検査キットとすることができる。例えば、
液体吸収器具を蛋白質検出媒体とし、液体試薬を蛋白質
検出用試薬とすることによって蛋白質検出キットとする
ことができる。上記液体吸収器具及び蛋白質検出媒体と
しては、先に記した液体吸収器具及び蛋白質検出媒体が
用いられる。また、上記蛋白質検出キットは、先に記し
た蛋白質検出キットと同じようにして蛋白質を検出する
ことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の包装体の製造方法によれば、一
部のシール強度が弱くなっている2枚のシートを加熱シ
ールして密封した包装体を歩留まりよく製造することが
でき、また、本発明の包装体は、歩留まりよく製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装体の製造方法で製造される包装体
の説明図である。
【図2】本発明の包装体の製造方法で製造される包装体
の説明図である。
【図3】本発明の包装体を製造する工程を説明する説明
図である。
【図4】本発明の包装体の説明図である。
【図5】本発明の包装体の説明図である。
【図6】本発明の包装体の一部拡大説明図である。
【図7】本発明の包装体の一部拡大説明図である。
【符号の説明】
1 シート 2 凹部 3 凹部 4 シート 5 シール 6 シール強度が弱くされている部分 8 シール強度が弱くされている部分 20 シート 21 凹部 24 包装物 26 シート 27 高温のシーラー 28 低温のシーラー 29 カッター 30 シート 33 シート 35 シール強度が弱くされている部分 37 シール強度が弱くされている部 40 線状に設けられた強い強度のシール 41 弱い強度のシール 42 線状に設けられた強い強度のシール 43 弱い強度のシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼間 雅之 東京都日野市さくら町1 コニカ株式会社 内 (72)発明者 義田 憲生 東京都中央区日本橋茅場町2−5−9 株 式会社カナエ内 (72)発明者 小濱 博信 東京都中央区日本橋茅場町2−5−9 株 式会社カナエ内 Fターム(参考) 3E067 AA03 AB96 AC06 BA33A BB14A BB15A BB16A BC07A CA24 EA06 EB27 EE59 FB04 GD08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方のシートが凹部を形成し
    たシートである2枚のシートを、一部のシール強度が弱
    くなるように加熱シールする包装体の製造方法におい
    て、加熱シールを異なる温度で順次行うことを特徴とす
    る包装体の製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方のシートが凹部を形成し
    たシートである2枚のシートを加熱シールして密封し、
    収納部を設けた包装体において、弱いシール強度の部分
    を開放して内容物を取り出せるようにその一部のシール
    強度が弱くなっており、かつ、弱い強度のシールの部分
    が、弱い強度のシールと線状及び/または点状の強い強
    度のシールによって構成されていることを特徴とする包
    装体。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方のシートが凹部を形成し
    たシートである2枚のシートを加熱シールして密封し、
    少なくとも2つの収納部を設けた包装体において、相隣
    接する収納部間に、一方の収納部に対する外圧によって
    開口し、収容部の内容物が移行できるように周辺のシー
    ル部分よりも強度が弱いシールが形成されており、か
    つ、該シールが弱い強度のシールと線状及び/または点
    状の強い強度のシールによって構成されていることを特
    徴とする包装体。
  4. 【請求項4】 包装体の一端が剥離可能部分となってお
    り、該剥離可能部分を剥離することにより内容物を取り
    出すことが可能になっている請求項3に記載の包装体。
  5. 【請求項5】 剥離可能部分が他の部分よりもシール強
    度が弱くなっており、かつ、弱い強度のシールの部分
    が、弱い強度のシールと線状及び/または点状の強い強
    度のシールによって構成されていることを特徴とする請
    求項3または4に記載の包装体。
  6. 【請求項6】 シートがポリプロピレン層またはポリエ
    チレン層を含むプラスチックフィルムであることを特徴
    とする請求項2〜5のいずれかに記載の包装体。
  7. 【請求項7】 弱い強度のシールが、予めパートコート
    したシートを加熱シールすることよって構成されている
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の包装
    体。
  8. 【請求項8】 少なくとも一方のシートが凹部を形成し
    たシートである2枚のシートを異なる温度で順次加熱シ
    ールすることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記
    載の包装体の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項3〜7のいずれかに記載の包装体
    の収納部の1つに、取り出して検体を採取する液体吸収
    器具を、他の少なくとも1つの収納部に、採取された検
    体と反応する液体試薬が収納されていることを特徴とす
    る検査キット。
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