JP2017102005A - 反応容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封せずに容器内部で検体を計量し、検体を試薬と混合して反応させた内容物を注出可能な反応容器を提供する。
【解決手段】検体と試薬液とを、容器の内部で混合し、反応させる反応容器1であって、採取収納部と円筒状の計量くぼみと滴下可能な注入孔とを有し、下側外周周囲を舟形融着部とする検体計量部2と、計量くぼみに挿嵌する挿嵌部を持つキャップ4と、舟形融着部に上端を融着して採取収納部と連通可能なパウチ3とからなり、パウチ3には、計量くぼみから計量された検体を移送可能な反応槽を有し、反応槽が複数の反応槽にイージーピール部321を介して分けて設け、注入孔下端に破断可能とする注入膜241を有し、キャップ4の挿嵌部先端から伸びて、注入膜241とイージーピール部321を順次貫通するニードル5を有し、かつ、複数の反応槽にそれぞれ異なった試薬を充填する。
【選択図】図1

Description

本発明は、採取した検体を収納し、そこから一定の定量採取し、試薬液を混合して検査するまでを一つの容器内部で施行可能な反応容器に関する。
従来、採取した検体を一定量計量し、分取し、反応槽に導くには注射器等によるものしかなかった。また、それに試薬液を混ぜ、検査するには、硬質の容器しかなかったので、検体が高粘度の場合には、混合しにくい問題があった。
また、試薬が少量の場合も、混ぜ合わせるには、特に良く混練する必要があるが、硬質の容器では混合するのがむずかしい問題があった。
上記問題に対し、例えば特許文献1では、
予め定められた量の液体試料の受容・計量・保持用の集収装置であって、
内部に至る口部を有する集収容器と、
集収装置の使用前において前記口部への挿入に際して、その上端面が該口部の上端面と面−又は若干突出するように該口部に圧入されて前記口部を閉ざすと共に前記口部を通って摺動的に押しこまれて集収容器内部に入ることができるようになされたプラグと、
前記口部中に閉鎖嵌合により挿入され得る共動スピゴット部材と、を備え、
前記プラグとスピゴット部材との対向端は、いずれか一方の端に凹面の形成物を有し、他方の端に凸面の形成物を有し、これらの形成物は前記対向端が突合わされた時に凹面状の形成物の容積より小さい所定容積の閉ざされた空所をその間に画定するようにされ、凹面状の形成物が液体で満たされた状態で前記対向端を突合わせた時過剰な液体が凸面状の形成物により凹面状の形成物から排除され、互に突合わされたスピゴット部材とプラグとの間の空所に計量された容積の液体が残され、さらにスピゴット部材が前記口部を閉鎖嵌合にて通り、内方にプラグと突当ったまま前進し、前記プラグを押してこれを口部からその前方の集収容器内部へと移動させ、計量捕獲された液体試料を集収容器の内部に移し、このように前進したスピゴット部材が前記口部中に閉鎖嵌合されて集収容器の口部を閉ざすようにしてなることを特徴とする集収装置を提案している。
特許文献1で提案している集収装置は、プラグとスピゴット部材の凹部と凸面との隙間に計量された液体試料に、希釈剤のある収集容器へ移送するので、わずかな量の液体試料を使用することができるが、隙間ゆえ、適切な液体試料が充分にあるか確認しにくく、もし、上記凹部へ入れる試料の容量が少なすぎた場合、その確証が持てないという問題がある。
また、この集収装置は集収のみを目的だったので、反応試薬と反応させる場合には、さらに収集容器から試料を取り出して、試薬と混合させる必要があった。しかも、プラグが収集容器内部に入ってしまうので、そのプラグを分離する必要がある。
特公昭63−61621号公報
そこで、注射器等の他の道具を使用せずに容器内部で試料の計量が確実にできると共に、かつ、開封せずに容器内部で検体を計量し、高粘度の検体や試薬であっても、充分に混ぜ合わしやすく、開封せずに容器内部で、計量した検体に試薬と混合して反応させた内容物を注出可能な反応容器を得ることが本発明の課題である。
本発明の請求項1に係る発明は、
定められた検体とその検体と反応させる試薬液とを、容器の内部で混合し、反応させる反応容器であって、
検体を入れる採取収納部を有し、採取収納部の底側に、円筒状の計量くぼみと、計量くぼみの先に滴下可能な注入孔を有し、下側外周周囲を舟形融着部とする検体計量部と、
計量くぼみに挿嵌する挿嵌部を持ち、検体計量部の上方から下降可能なキャップと、
検体計量部の舟形融着部に上端を融着して採取収納部と連通可能な積層フィルムからなるパウチとからなり、
パウチには、計量くぼみから計量された検体を移送可能な反応槽を有し、
反応槽が複数の反応槽に、イージーピール部を介して分けて設けられ、
注入孔下端に破断可能とする注入膜を有し、
キャップの挿嵌部内部に、挿嵌部先端から伸びて、注入膜とイージーピール部を順次貫通し、計量くぼみと反応槽、および、複数の上方反応槽と下方反応槽の間で、順次連通可能とするニードルを有し、
かつ、複数の反応槽にそれぞれ異なった試薬を充填可能としたことを特徴とする反応容器である。
本発明の反応容器は、単に検体を採取収納部に注入するだけで、一定のくぼみに入った容量の検体のみ計量し、それを反応槽に注入することができる。
しかも、反応槽には、試薬液を入れてあるので、容器を開封しない状態で反応させることができると共に、手に検体が付着するなどの危険も無い。
また、反応槽が複数設けているので、順次反応させることで、複雑な反応も可能である。さらに、反応の終わった検体を注出することができるので、デバイスに注出し、高度な検査にも対応することもできる。
本発明の反応容器で、その機構を示す縦断面図である。 本発明の反応容器を使用して検体を採取する工程を示す断面図である。 本発明の反応容器を使用して、検体の一定量を反応槽に取り分ける工程と、注入膜を破断する工程を示す断面図である。 本発明の反応容器を使用して、第一反応槽に検体を注入する工程と、第一反応槽に注入した検体と第一試薬を混ぜて反応させた後に第一反応槽と第二反応槽の間の隔離膜を破断する工程と、を示す断面図である。 本発明の反応容器を使用して、第一反応槽で混ぜた検体と第一試薬の混合物を、第二反応槽に移送する工程と、第二試薬を混ぜて反応させる工程と、を示す断面図である。 本発明の反応容器を使用して、試薬液と混合した検体を検査デバイスに滴下する工程を示す断面図である。
以下、本発明の反応容器の形態例について、図を用いて詳細に説明する。
本発明の反応容器を図1に示す。
この反応容器1は、定められた検体とその検体と反応させる試薬液とを、容器の内部で混合し、反応させる反応容器である。
反応容器1は、検体計量部(上容器)2と、パウチ(下容器)3、およびニードル5を有するキャップ4から構成されている。
検体計量部2の内側の上方は、検体収納部21となっている。
また、検体収納部21の外壁が側壁25となっており、側壁の外側には、キャップ4と螺合する検体計量ネジ部251と、キャップ下端に設けたタッパーエビデンスバンド43と係合する係合リング252を有している。
さらに、係合リングの下側外周周囲は、下側から見ると舟形をした舟形融着部22にしている。
下側の舟形融着部22が舟形になっているのは、フィルムをシールして作られたパウチ4を検体計量部2の下端に融着する為で、舟形融着部22の中央には注入孔24や円筒状の計量くぼみ23が形成されているので、融着するフィルムはその太さを超える分、表側と裏側に離れたように融着される。しかし、左右両端では表側フィルムと裏側フィルムが合わされて融着しなければならないので、細い形状の断面にして、パウチ3と隙間無く融着できるようにしている。
また、検体計量部2の内側は、上端に検体を注入し易いように大口径にした開口部211と、底側に検体を集める計量傾斜部212とを有し、計量傾斜部212下端には計量くぼみ23が設けられ、計量くぼみ23下端に注入孔24が設けられている。その注入孔下面には、破断可能な注入膜241があって、注入孔24を塞いでいる。
パウチ3は、検体計量部2の舟形融着部22に上端を融着して採取収納部21と連通可能な反応槽を有し、反応槽の周囲はシールされて、注入孔24以外では、外気から遮断されている。
反応槽は、縦に連続して複数の反応槽に分かれ、複数の反応槽の間には、剥離可能なイージーピール部を介して隔離される。
図1では、第一反応槽31と、第二反応槽32に分かれ、それらはイージーピール部321を介して繋がっている。
さらに、第2イージーピール部を介して隔離された第三反応槽を有してもよい。これらの反応槽には、それぞれ、第一反応槽31に第一試薬310、第二反応槽32に第二試薬320が予め規定量充填して収納し、反応槽に入った検体は、上方から順次各試薬と混合させ、反応させる為の空間になっている。
実際には、パウチ3の左右どちらかを予め未シールにして製造し、各反応槽に試薬を充填してから、未シール部をシールして閉鎖して反応容器を完成させておく。
さらに、パウチ3の下端には、最終反応槽から連通して細く伸びた流出路33を設け、その流出路33の先端側がタブ330となり、最終反応槽との間に、タブをねじれば切れるパウチ脆弱部331を設けている。
また、試薬室には、検体と反応させる試薬をそれぞれ充填できると共に、複数の試薬室別に、順次、反応槽41に試薬液を移送することができる。
また、最終反応槽、図1の例では第二反応槽31であるが、最終反応槽の下側は、注出傾斜部322があって、先端に注出路33を有し、注出路の下側には、回動しやすくした板状のタブ330が形成され、タブの上端には、回動することによって破断可能な注出脆弱部331が形成されている。
キャップ4は、計量くぼみ23に挿嵌可能な挿嵌部41を有し、挿嵌部41中央にニードル5が螺合している。ニードル5は、回動させることによって、キャップ内部を上下に可動できる。
また、キャップ4は、検体計量ネジ部241と螺合する内ネジ部42を有し、キャップ4下端には、タッパーエビデンスバンド43が設けられ、内ネジ部42とタッパーエビデンスバンド43の間にバンド脆弱部431が設けられ、キャップを開封側に回動させることによって、容易にタッパーエビデンスバンド43がキャップ4から破断可能にしている。
また、タッパーエビデンスバンド43の円周上の一端から破断可能な脆弱部を有し、上容器2から取り外せるようにしておくことが望ましい。
次に、本発明の反応容器を使用する各工程を、図を用いて説明する。
図2は、本発明の反応容器を使用して検体を採取する工程を示す断面図である。
図2−1のように反応容器1のキャップを回転させて、キャップを開ける工程である。
このキャップ4は、タッパーエビデンスバンド43は係合リング252で係合されている。その為、内ネジ部4検体計量ネジ部251が上方に移動する時、タッパーエビデンスバンド43が上方に移動できない。そこで、無理にキャップ4を回し、上昇させると、バンド脆弱部431が破断するので、キャップ4が検体計量部2から外れ、キャップ4を取り出すことが出来る。
タッパーエビデンスバンド43を設けているのは、この反応容器1のバージン性確保と、使用済みと使用前の区別を明確化する為である。
図2−2は、タッパーエビデンスバンド43を破断して外し、計量収納部21に検体6を注入する工程である。
計量収納部21の底が傾斜しているので、検体6は計量くぼみ23に溜り、気泡などは開口側に移動する。
また、傾斜部下端の計量くぼみと境界面以上に検体を入れれば、確実に検量できるので、この時点で、検査する検体の量が足りなければ、直ぐに判断が可能である。
図3は、本発明の反応容器を使用して、検体6の一定量を反応槽に取り分ける工程と、注入膜241を破断する工程を示す断面図である。
図3−1は、キャップ4を回わして下降させ、挿嵌部41先端が計量くぼみ23上端に接した工程を示す図である。
挿嵌部41先端が計量くぼみ23上端に接すると、計量くぼみ23と挿嵌部41、注入孔24、注入膜241で囲まれた計量部は、計量収納部21から隔離されるので、一定の容量に計量できる。
計量収納部21の計量部から隔離された上方の検体は、そのまま計量収納部に留まって残される。
図3−2は、挿嵌部41内部に収納されているニードル5を、キャップ外側から回転させて押し出し、注入膜241をニードル5先端で破断させる工程を示す図である。
注入膜241をニードル5先端で破断させると、計量くぼみ23と第一反応槽31とを連通させるので、計量された一定の容量の検体6を、第一反応槽31に注入することができる。
図4は、本発明の反応容器を使用して、第一反応槽に検体を注入する工程と、隔離膜を破断する工程と、を示す断面図である。
図4−1は、計量部と第一反応槽31とが連通したので、計量された一定の容量の検体6を、第一反応槽31に注入している工程の図である。
第一反応槽31に注入するには、検体計量部2に螺合しているキャップ4を回転させる。キャップ4を回転させると、挿嵌部41が下降し、計量くぼみ23に挿嵌し、計量部全体に嵌まり込む。その為、計量部で計量された検体が、破断した注入膜241を通って、第一反応槽31に移送することができる。
図4−2は、第一試薬310と検体6を混ぜて反応させ、次にイージーピール部321を剥離する工程を示す断面図である。
第一反応槽31には、第一試薬310が予め充填されている。その為、移送された検体は、反応容器1を外側から揉むことで、第一反応槽31の中で第一試薬310と混じり合い、それらを反応させることができる。
ここで、イージーピール部321は、隣り合う反応槽と反応槽とを隔てる所に設けられたシール部である。これは、部分的に強融着させない樹脂を塗工するなどして、融着強度を落とし、無理に基材を引き離そうとした時に、基材が破断する前に剥離するように設計しておく。
この図では、イージーピール部321は、第一反応槽31と第二反応槽32の間の中央部分に設けられている。
これらの反応槽には、反応容器を製造するにあたって、それぞれの反応槽の左右シール部の一方を未シールにして製造しておき、最終的に、反応槽の中に未シール部から規定量の試薬をそれぞれ充填して、未シール部を最終的に融着し、完全に密封してある。
第一反応槽31に第一試薬310、第二反応槽32に第二試薬320をそれぞれ別々の試薬を充填することができる。
これらのイージーピール部を剥離するには、キャップ4の挿嵌部41内部に収納されているニードル5を、キャップ外側から回転させて下方に回転させて押し出し、隔離膜をニードル5先端で剥離する。
イージーピール部が剥離すると、第一反応槽31と第二反応槽3は連通する。
図5−1は、第一反応槽31で混ぜた検体と第一試薬の混合物を、第二反応槽32に移送する工程を示す断面図である。
イージーピール部321が剥離し、第一反応槽31と第二反応槽32は連通しているので、単に重力でも、第一反応槽31側を上にすれば、第一反応槽31から、第二反応槽32に移送できる。しかし、この反応槽はパウチで出来ているので、パウチの第一反応槽31側を外側から押して加圧し、第二反応槽32側に第一反応槽31側で混ぜた検体を移送することができる。これは、粘度の高い検体であっても容易に移送できるので、本発明の特に良いところである。
図5−2は、第一反応槽で混ぜた検体と第一試薬の混合物に、予め収納していた第二試薬を混ぜて反応させる工程を示す断面図である。
反応容器1のパウチ部分を外側から揉んだりすることで、検体と第一試薬の混合物と第二試薬を混ぜて反応させることができる。第二試薬と反応検体が反応し、検査可能な状態になる。
図6は、本発明の反応容器を使用して、試薬液と混合した検体を検査デバイスに滴下する工程を示す断面図である。
図6−1は、パウチ3の下端に設けたタブ330をひねって、注出脆弱部331を破断させる工程である。
注出脆弱部331の内部には、注出路33が設けられている。その為、注出脆弱部331が破断すると、第二反応槽32が開封される。
図6−2は、開封された第二反応槽32から、試薬液と反応させた検体を検査デバイスに滴下する工程である。
開封された流出路33から、混合検体60をデバイス7の凹部へ注出し、検査を行うことができる。
本発明の検体計量部2は、注出膜やパウチとの融着が可能で、かつ、検体を変質し難い材料が好ましく、また、射出成形で製造可能な樹脂を使用する。
その為、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体などのオレフィン系樹脂を射出成形して製造する。
本発明のキャップ4は、一般的なプラスチック製キャップに使用されている材料を使用できる。すなわち、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体、ポリメチルペンテン、環状ポリオレフィンなどのオレフィン系樹脂、あるいは、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、アクリロニトリル・スチレン共重合体、ハイインパクトポリスチレンなどのスチレン系樹脂、あるいはポリアクリロニトリルなどの樹脂を射出成形して製造される。
本発明に使用されるパウチ3や、注入膜241は、融着面が融着可能で、かつ、検体や試薬と反応や劣化などを起こさない構成の積層フィルムが好ましく、また、試薬の保存性能も高いことが好ましい。
一般的には、外側から延伸ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/バリアフィルム/シーラントなどの構成が考えられる。
例えば、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、
2軸延伸ポリアミド/ポリエチレン/無機酸化物蒸着ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、
2軸延伸ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/エチレン酢酸ビニル共重合体鹸化物/ポリエチレン、
2軸延伸ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/接着樹脂/ポリアミド/接着樹脂/ポリエチレン、
2軸延伸ポリプロピレン/ポリアミド/接着樹脂/ポリエチレン、
2軸延伸ポリエチレンテレフタレート/接着剤/ポリアミド/接着樹脂/アルミニウム箔/ポリエチレン、
などの一般的な構成が考えられる。
ポリアミドフィルムを使用するのは、破断しにくいと共に、耐衝撃性も高く、かつ、柔軟性が高い為に、揉んで混ぜ合わせやすく、かつ、破損し難いので使用することが好ましい。最内層のシーラントには、融着強度や耐熱性が高い直鎖状低密度ポリエチレンが良好である。
これらのフィルムは、通常のドライラミネーション機、エクストルーダーラミネート機などで貼り合わせるなどして製造することができる。
イージーピール部は、予め、部分的に接着力が低めになるようなインキを印刷しておく。又は、シール圧力を低くしておくなどの方法で、周囲よりも剥離強度を少し低く抑えておく方法で対応できる。
本発明は以上のようなもので、単に検体を検体計量部に注入するだけで、一定の計量くぼみに入った容量の検体のみ計量し、それを予め試薬の入った2つの反応槽に、順次注入、反応させることができる。
このため、検体を計量する道具も要らず、検体が漏れたりする恐れも無いので、検査員も安心して試薬と混合・反応させることができる。従って、強い伝染力のある菌などが予想される検査にも安全に使用できるなど、本発明のメリットは大きい。
1・・・・・・・・・反応容器
2・・・・・・・・・検体計量部
21・・・・・・・・検体収納部
211・・・・・・・開口部
212・・・・・・・計量傾斜部
22・・・・・・・・舟形融着部
23・・・・・・・・計量くぼみ
24・・・・・・・・注入孔
241・・・・・・・注入膜
25・・・・・・・・側壁
251・・・・・・・検体計量ネジ部
252・・・・・・・係合リング
3・・・・・・・・・パウチ
31・・・・・・・・第一反応槽
310・・・・・・・第一試薬
32・・・・・・・・第二反応槽
320・・・・・・・第二試薬
322・・・・・・・注出傾斜部
33・・・・・・・・注出路
330・・・・・・・タブ
331・・・・・・・注出脆弱部
4・・・・・・・・・キャップ
41・・・・・・・・挿嵌部
42・・・・・・・・内ネジ部
43・・・・・・・・タッパーエビデンスバンド
431・・・・・・・バンド脆弱部
5・・・・・・・・・ニードル
6・・・・・・・・・検体
60・・・・・・・・混合検体
7・・・・・・・・・デバイス

Claims (5)

  1. 定められた検体とその検体と反応させる試薬液とを、容器の内部で混合し、反応させる反応容器であって、
    検体を入れる採取収納部を有し、採取収納部の底側に、円筒状の計量くぼみと、計量くぼみの先に滴下可能な注入孔を有し、下側外周周囲を舟形融着部とする検体計量部と、
    計量くぼみに挿嵌する挿嵌部を持ち、検体計量部の上方から下降可能なキャップと、
    検体計量部の舟形融着部に上端を融着して採取収納部と連通可能な積層フィルムからなるパウチとからなり、
    パウチには、計量くぼみから計量された検体を移送可能な反応槽を有し、
    反応槽が複数の反応槽に、イージーピール部を介して分けて設けられ、
    注入孔下端に破断可能とする注入膜を有し、
    キャップの挿嵌部内部に、挿嵌部先端から伸びて、注入膜とイージーピール部を順次貫通し、計量くぼみと反応槽、および、複数の上方反応槽と下方反応槽の間で、順次連通可能とするニードルを有し、
    かつ、複数の反応槽にそれぞれ異なった試薬を充填可能としたことを特徴とする反応容器。
  2. ニードルがキャップと螺合し、ニードルの端部を回転させることで、混合器内部に挿入可能であることを特徴とする請求項1に記載の反応容器。
  3. キャップと上容器とが螺合し、そのネジが、ニードルとキャップと螺合するネジと、ネジ方向が逆に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の反応容器。
  4. ニードルが取り出し可能であり、キャップの外周囲下端に、破断して除去可能なタッパーエビデントバンドを設け、反応容器のバージン性を担保可能なことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の反応容器。
  5. 反応槽下端に、細幅の注出路を設け、その一断面に注出脆弱部を設け、注出路が破断可能としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の反応容器。
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