JP2002154115A - プラスチック破砕片の材料別分別装置 - Google Patents

プラスチック破砕片の材料別分別装置

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JP2002154115A
JP2002154115A JP2000352245A JP2000352245A JP2002154115A JP 2002154115 A JP2002154115 A JP 2002154115A JP 2000352245 A JP2000352245 A JP 2000352245A JP 2000352245 A JP2000352245 A JP 2000352245A JP 2002154115 A JP2002154115 A JP 2002154115A
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crushed pieces
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plastic crushed
pieces
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Mitsuo Yamaguchi
三夫 山口
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Sanwa Techno Co Ltd
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  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プラスチック破砕片を材料別に連続的に分別処
理する。分別の品位と実収効率を高める。 【解決手段】分別槽1の胴部2内部空間を径方向に延びる
仕切り板6によって複数の小空間に分けてある。供給口1
0から小空間に供給されたプラスチック破砕片と処理液
は、仕切り板の回転とともに回転移動される。処理液よ
りも比重が軽く表層部に浮遊されたプラスチック破砕片
は、最終的に分別槽の溢出口11から溢出され、比重の重
いプラスチック破砕片は分別槽底部に向け沈降される。
重い破砕片は、回転する案内体7の外周面に案内され、
間隙8を通って分別槽底部の斜面に沿って排出口12に導
かれる。仕切り板は、回転方向に向けて突状に湾曲して
おり、小空間に浮遊する軽いプラスチック破砕片を無理
なく溢出口に誘導する。溢出口は、供給口から仕切り板
の回転方向と逆方向に所要角度ずれた位置に設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック破砕
片を比重の違いを利用して材料別に分別するための装置
に関し、特に連続的な分別処理に適した装置に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】プラスチック製品は、再利用するために、
一旦、破砕片に砕かれる。製品ごとのプラスチック破砕
片には、種々の材料が混在する。例えば電線被覆材の場
合、PVC(poly vinyl chloride、ポリ塩化ビニル)とPE
(polyethylene、ポリエチレン)が約8:2の割合いで
混ざっている。プラスチック破砕片をこうした材料ごと
に分別するには、通常、材料比重を利用する。
【0003】材料比重によってプラスチック材料を分別
する装置は、水を収容した分別槽に破砕片を投入し、沈
降するものと水表層部に浮遊するものとに分け、それぞ
れを回収する。PVCは比重が約1.2程度で、一方PEは
0.9程度である。したがって、分別槽内でPVCは沈降
し、PEは浮遊する。分別槽は、通常、単なる容器から成
る。投入されたプラスチック破砕片のうち、浮遊するPE
は、所定時間が経過した後に、容器上端からオーバーフ
ローさせ、あるいは網で掬い取るなどして回収される。
分別槽の底部排出口の下方には、スクリューコンベアか
ら成る搬送装置が配設されていて、分別槽底部に沈降し
たPVCを回収部へと導く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来装置では、投入さ
れたプラスチック破砕片は、処理槽内全体に分散する。
また、比重の重いものの自然沈降を待って浮遊するもの
を回収する。このため、連続処理が難しく、バッチ処理
に頼らざるを得ず、処理効率が悪い。また、プラスチッ
ク破砕片は、疎水性を有するので、処理槽の水内に放置
するだけでは1以上の比重のPVCであっても沈降しにく
い。このため、分別の品位、特にPEについてはPVCが混
ざった状態で回収される。いきおい、両者の実収効率も
悪くなる。
【0005】本発明の目的は、プラスチック破砕片の連
続的な分別処理が可能で、分別の品位や実収効率も高
い、プラスチック破砕片の分別装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を達成するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するために次の構成を備える点に特徴がある。本
装置の分別槽は、筒状をした胴部と、この胴部の下部に
一体的に連設されたロート状底部とを備える。分別槽の
胴部は、上部に、プラスチック破砕片を処理液とともに
連続的に供給する供給口と、処理液よりも比重の軽い材
料から成る第一のプラスチック破砕片を溢出させる溢出
口とを有する。分別槽の底部は、下部に、処理液よりも
比重の重い材料から成る第二のプラスチック破砕片を処
理液とともに排出する排出口を有する。そして、分別槽
内には、回転軸が上下方向に延びている。胴部に位置す
る回転軸の軸周には、胴部内空間を径方向に仕切る複数
枚の仕切り板が固定されている。回転する仕切り板は、
回転方向に突状を成す湾曲面を持つ。また、底部に位置
する回転軸の軸周には、沈降する第二のプラスチック破
砕片を受けて底部の斜面部へと案内する外形略円錐台形
状の案内体が固定されている。回転する案内体は、底縁
部が分別槽底部の斜面部に対し第二のプラスチック破砕
片を通過させるに必要な間隙をもって対向する。更に、
分別槽の溢出口は、供給口から仕切り板の回転方向とは
逆方向に所要角度ずれた位置に設けられている。
【0007】分別槽の上流と下流には、連続処理に伴う
種々の装置を併設できる。例えば、分別槽の供給口の上
流に、サイクロン装置と、このサイクロン装置にプラス
チック破砕片を処理液とともに圧送する送りポンプを設
ける。サイクロン装置は、プラスチック破砕片が処理液
とともに通過する間に、第一のプラスチック破砕片の一
部を分別する。送りポンプは、プラスチック破砕片の原
料貯溜槽内に配設すると良い。原料貯溜槽は、プラスチ
ック破砕片と処理液とが収容され、攪拌装置によって攪
拌されており、送りポンプによって適宜の量が上記サイ
クロン装置に圧送される。
【0008】分別槽の下流には、上流端が分別槽の前記
溢出口と連通する第一のプラスチック破砕片の回収管路
と、回収管路を通過した第一のプラスチック破砕片を回
収する第一の回収装置と、上流端が分別槽の前記排出口
と連通する搬送装置と、搬送装置によって搬送された第
二のプラスチック破砕片を回収する第二の回収装置とを
配設する。回収管路及び第一の回収装置並びに搬送装置
及び第二の回収装置を通過した処理液は、戻しポンプに
よって分別槽を含む上流がわの装置に戻され循環使用さ
れる。
【0009】回転軸の軸周には、仕切り板と案内体の外
にスクレーパ部材を固定するようにしても良い。スクレ
ーパ部材は、案内体の下方の回転軸軸周に、案内体の底
縁部と分別槽底部の斜面部との間に生じた間隙に向けて
延びるようにして固定される。スクレーパ部材は、胴部
のロート状斜面部内面に添って回転する棒状部材、帯板
材、杆材その他の種々の形状と構造のものを採用でき
る。
【0010】仕切り板は、枚数と配置の角度間隔は別段
制限されるものではないが、胴部の内部空間を均等な角
度(90度)間隔に分割する4枚の仕切り板を設けるの
が良い。溢出口と供給口の位置関係は、複数枚の仕切り
板の角度間隔に合わせるようにするのが望ましい。ま
た、供給口は、分別槽内部空間に向けて広がる案内面を
持たせて、スムースに流し込まれるようにするのが良
い。また、供給口は、分別槽に充填される処理液の表層
部下方に向けて開口する、処理液は、必ずしも水に限定
されるものではなく、分別されるプラスチック破砕片の
材料比重に基づいて、分別に必要な比重に設定された液
体が用いられる。
【0011】
【実施の最良の形態】本発明を、図示した実施例に基づ
いて詳説する。図1は本発明の一実施例に係る装置の全
体を示す概念構成図、図2は分別槽を一部断面で示した
正面図、図3は分別槽内部の平面図である。図中符号1
は分別槽で、筒状をした胴部2とロート状に下方にゆく
につれて窄まった底部3とから成る。分別槽内には、そ
の略中心に回転軸4が上下方向に延びるようにして支持
されている。回転軸4の上端部は、分別槽1の天板を貫
通し、モータ5の駆動軸に接続されている。胴部2に位
置する回転軸周面には、90度の間隔を置いて4枚の仕
切り板6(6a〜6d)が固定されている。仕切り板6
は、胴部内を上下方向に延び、回転方向(図2中反時計
方向)に突出する湾曲面を持つ。仕切り板6は、回転軸
4の回転に伴い、胴部内を例えば、1分/1周程度の速
度でゆっくりと回転する。
【0012】仕切り板下方の底部内に位置する回転軸周
面には、略円錐台形状をした案内体7が固定されてい
る。案内体7は、仕切り板6と同様に低速で回転し、分
別槽1の胴部内を沈降するプラスチック破砕片を受けて
底部3の斜面部3aへと案内する。案内体7の底縁部7
aと分別槽底部の斜面部とは、プラスチック破砕片を通
過させるに必要な間隙8をもって対向している。また、
回転軸4の下端部には、スクレーパ杆9が突設されてい
る。スクレーパ杆9は、上端が上記間隙8に侵入し、分
別槽底部3の斜面部3aに沿って回転する。
【0013】胴部2の上部には、プラスチック破砕片の
供給口10と溢出口11が設けられている。供給口10
は、図2に見られるように、分別槽1に充填される処理
液の表層部の下方、すなわち胴部上端より幾分下がった
位置に設けられ、内部空間に向けて広がった平面略三角
形状の導入面10aを持つ。溢出口11は胴部上端に設
けられている。溢出口11は、図2に示すように供給口
10から仕切り板6の回転方向とは逆方向に約90度ず
れた位置に設けられている。12は分別槽底部3の最下
部に設けた排出口、13はこの排出口12に接続した排
出管路である。
【0014】14は分別槽1の上流側に配設した原料貯
溜槽で、製品を粉砕して得られたプラスチック破砕片を
水とともに貯溜する。場合によっては、貯溜槽1の上流
に洗浄機を配設するようにしても良い。原料貯溜槽内に
は、攪拌機15と原料送り用ポンプ16が設けられてい
る。攪拌機15は、常時貯溜槽内の水とプラスチック破
砕片を攪拌し、送り用ポンプ16によって水とプラスチ
ック破砕片とが分別槽1に圧送され易くする。17と1
8は貯溜槽14と分別槽1とにそれぞれ設けたドレイン
抜きのバルブである。
【0015】19は原料貯溜槽14と分別槽1との間に
設けたサイクロン装置である。サイクロン装置14は、
上記した送り用ポンプ16によってプラスチック破砕片
と水を接線方向に送り込み、装置内を螺旋状に落下する
間に水よりも比重の軽い第一のプラスチック破砕片の一
部を分別する。分別された第一のプラスチック破砕片
は、管路20を介して前記溢出口11から後述する回収
装置23に送られる。サイクロン装置19の排出口は、
分別槽の前記した供給口10に接続されている。
【0016】21は分別槽1の下流に設けたスクリュー
コンベアで、一端が分別槽1の排出口12と連通し、他
端が、水よりも比重の重い第二のプラスチック破砕片を
回収する第二の回収装置22に経路的に接続される。2
3は分別槽1の溢出口11から溢出しあるいはサイクロ
ン装置19から抽出された第一のプラスチック破砕片を
回収するための第一の回収装置である。両回収装置2
2,23は、水切り用のパンチングメタルの上方にスク
リューコンベアを配設して成る。
【0017】24は、両回収装置22,23を通過した
水を再循環するために一旦貯溜しておく水槽で、内部に
水を前記した原料貯溜槽14に戻すための戻し用ポンプ
26が配設されている。水槽の上部には、かすを取り除
くためのネット25が設けられている。必要に応じて新
しい水が補給される。
【0018】本装置の作用を、図4から図6を併せて参
照しつつ説明する。原料貯溜槽14に貯溜された第一と
第二のプラスチック破砕片(例えば前記したPVCとPE)
と水は、送り用ポンプ16によってサイクロン装置19
に導かれ、ここで比重の軽い第一のプラスチック破砕片
(PE)の一部が抽出されて第一の回収装置23に送られ
る。サイクロン装置19を通過したプラスチック破砕片
と水は、連続的に分別槽内に供給される。このとき、供
給口10が導入面10aを備えているので、プラスチッ
ク破砕片と水はこの面を伝うことにより泡立てられるこ
となくゆっくりと分別槽内に送り込まれる。
【0019】分別槽胴部2の内部空間は、仕切り板6に
よって4つの小空間に分けられ、この小空間A〜Dが仕
切り板6の回転に伴って移動する。供給口10は、仕切
り板6が図4に示す位置にあるとき、空間Aに向けて開
口し、図5と6に示す位置にあるとき、空間AとBに向
けて開口し、また、図3に示す位置にあるとき空間Bに
向けて開口する。供給口10が水の表層部下方に開口し
ている関係上、空間Aに供給されたプラスチック破砕片
は、比重の軽いものが浮遊しながら上昇して表層部に向
かい、重いものが徐々に下方に沈降する。仕切り板6
は、回転する間に湾曲面によって空間A内の水を反時計
方向に押しやり、わずかな水の流れを生じさせる。これ
によって、静止状態で単に放置されて沈降を待つ従来の
分別槽とは異なり、プラスチック破砕片の濡れ性が向上
し、比重の違いによる分別を確実なものにする。
【0020】軽いプラスチック破砕片は、空間A〜Dが
回転移動する間に表層部へと浮かび上がる。図5の空間
Cの表層部に浮遊するプラスチック破砕片は、溢出口1
1と対面する直前の状態にある。空間Cが更に移動する
と、図3に見られるように、溢出口11が空間Cの回転
方向前方部に開口する。空間C内の表層部に浮かぶ軽い
プラスチック破砕片は、空間Cと空間Dとを区切る仕切
り板6cの進行方向前方の湾曲面によって押されるとと
もに空間Cと空間Bとを区切る仕切り板6dの進行方向
後方の湾曲面に案内されて、表面の水とともに溢出口1
1から外部に流れ出る。このとき、供給口10は同図に
あるように空間Bに向けて開口しており、空間Bに分別
すべき新しいプラスチック破砕片が給送される。なお、
仕切り板6が湾曲しているために、各空間表層部に浮遊
するプラスチック破砕片は、押されることで径方向外方
に逃げやすくなっており、回転軸周りに滞留しにくい。
【0021】空間Cが更に回転を続け、図6に示す位置
にくると、水表層部のプラスチック破砕片は、空間Dと
の境いの仕切り板6cの湾曲面、特に先端の湾曲面によ
って図中矢印で示す方向に押されて無理なく溢出口11
に導かれる。この時点では、空間Cの前方部が供給口1
0と対面しているが、供給口10が表層部よりも下方に
あり、しかも溢出口11が供給口10の後方にあること
から、供給されたプラスチック破砕片が溢出口11より
溢出することはない。
【0022】各空間内で下方に沈降した重いプラスチッ
ク破砕片の大半は、分別槽底部3の案内体7の外周面に
当たり、これに案内されて分別槽底部3の斜面3aへと
至る。案内体7は、回転軸4によって回転をしているた
めに、プラスチック破砕片が外周面上に留まることはな
く、外周面の傾斜に導かれて底縁部7aから間隙8を通
って分別槽底部3の斜面3aに沿って下方に落下する。
分別槽底部3の斜面3aには、スクレイパ杆9が回転し
ている。したがって、プラスチック破砕片は、間隙8に
詰まったり、斜面3aに滞留したりすることなく分別槽
底部3から排出口へ12と沈降する。
【0023】排出口12は常時開放されており、沈降し
たプラスチック破砕片を水とともにスクリューコンベア
21に導く。スクリューコンベア21は、プラスチック
破砕片を第二の回収装置22まで搬送する。第二の回収
装置22は、水を通過させる一方、プラスチック破砕片
を小型のスクリューコンベアによって回収槽に搬送す
る。前記した溢出口11より流出された軽いプラスチッ
ク破砕片は、第一の回収装置23によって同様に回収さ
れる。水槽24に一旦貯溜された回収水は、戻しポンプ
26によって前記原料貯溜槽14へと戻されて、循環使
用される。これらの操作は、本装置において連続的に行
われ、材料比重の違いによる分別処理が一連に行われ
る。ドレイン抜きは、必要に応じて行われる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏する。分別槽の
内部空間を径方向に延びる仕切り板によって複数の小空
間に分け、この空間に供給されたプラスチック破砕片と
処理液を仕切り板の回転とともに回転移動させることに
より、処理液よりも比重が軽く表層部に浮遊されたプラ
スチック破砕片を溢出口から溢出させる一方、比重の重
いプラスチック破砕片を分別槽底部に向け沈降させ、回
転する案内体の外周面に案内させて分別槽底部の斜面に
沿って排出口に導くので、プラスチック破砕片の分別を
連続的に処理することができ、しかも分別の品位を向上
させることができるばかりでなく、実収効率を高めるこ
とができる。また、仕切り板は、回転方向に向けて突状
に湾曲しているので、仕切り板によって区切られた空間
に浮遊する軽いプラスチック破砕片を無理なく溢出口に
誘導することができる。
【0025】更に、分別槽の上流にサイクロン装置を設
けて分別の一次処理を行うことにより、さらに分別の品
位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置の全体を示す概念
構成図。
【図2】分別槽を一部断面で示した正面図。
【図3】分別槽の平面図。
【図4】仕切り板の回転状態を示す説明図。
【図5】図4の仕切り板を更に回転させた状態の説明
図。
【図6】図5の仕切り板を更に回転させた状態の説明
図。
【符号の説明】
1 分別槽 2 分別槽胴部 3 分別槽底部 4 回転軸 6(6a〜6d)仕切り板 7 案内体 8 間隙 9 スクレーパ杆 10 供給口 11 溢出口 12 排出口 14 原料貯溜槽 15 攪拌機 16 送り用ポンプ 19 サイクロン装置 21 スクリューコンベア 22 第二の回収装置 23 第一の回収装置 24 水槽 26 戻し用ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B03B 7/00 B03B 7/00 9/06 9/06 // B29K 23:00 B29K 23:00 27:06 27:06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理液を充填した分別槽内にプラスチック
    破砕片を収容し、処理液よりも比重の軽い材料から成る
    第一のプラスチック破砕片を表層部に浮遊させる一方、
    重い材料から成る第二のプラスチック破砕片を分別槽底
    部に沈降させて、第一及び第二のプラスチック破砕片を
    個別に回収する、プラスチック破砕片の材料別分別装置
    において、 上記分別槽は、筒状をした胴部と、この胴部の下部に一
    体的に連設されたロート状底部とを備え、 上記胴部は、上部に、プラスチック破砕片を処理液とと
    もに連続的に供給する供給口と、上記第一のプラスチッ
    ク破砕片を溢出させる溢出口とを有し、 上記底部は、下部に、上記第二のプラスチック破砕片を
    処理液とともに排出する排出口を有し、 分別槽内には、回転軸が上下方向に延び、 胴部に位置する回転軸の軸周には、胴部内空間を径方向
    に仕切る複数枚の仕切り板が固定され、これらの回転す
    る仕切り板は、回転方向に突状を成す湾曲面を持ち、 底部に位置する回転軸の軸周には、沈降する第二のプラ
    スチック破砕片を受けて底部の斜面部へと案内する案内
    体が固定され、この回転する案内体は、底縁部が分別槽
    底部の斜面部に対し第二のプラスチック破砕片を通過さ
    せるに必要な間隙をもって対向し、 また、上記溢出口は、上記供給口から仕切り板の回転方
    向とは逆方向に所要角度ずれた位置に設けられている、 ことを特徴とするプラスチック破砕片の材料別分別装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプラスチック破砕片の材料
    別分別装置において、 前記分別槽の供給口の上流に、サイクロン装置と、この
    サイクロン装置にプラスチック破砕片を処理液とともに
    圧送する送りポンプとを設け、 プラスチック破砕片がサイクロン装置を通過する間に、
    前記第一のプラスチック破砕片の一部が分別される、 ことを特徴とするプラスチック破砕片の材料別分別装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のプラスチック破砕片の材料
    別分別装置において、 前記送りポンプがプラスチック破砕片の原料貯溜槽内に
    配設され、 この原料貯溜槽に攪拌装置が設けられている、 ことを特徴とするプラスチック破砕片の材料別分別装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載のプラス
    チック破砕片の材料別分別装置において、 前記分別槽の下流に、上流端が分別槽の前記溢出口と連
    通する第一のプラスチック破砕片の回収管路と、回収管
    路を通過した第一のプラスチック破砕片を回収する第一
    の回収装置と、上流端が分別槽の前記排出口と連通する
    搬送装置と、搬送装置によって搬送された第二のプラス
    チック破砕片を回収する第二の回収装置とを配設し、 回収管路及び第一の回収装置並びに搬送装置及び第二の
    回収装置を通過した処理液を戻しポンプによって分別槽
    を含む上流がわの装置に戻して処理液を循環使用する、 ことを特徴とするプラスチック破砕片の材料別分別装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のプラスチック破砕片の材料
    別分別装置において、 前記案内体の下方に位置する回転軸軸周に、案内体の底
    縁部と分別槽底部の斜面部との間に生じた前記間隙に向
    けて延びる回転自在なスクレーパ部材を固定した、 ことを特徴とするプラスチック破砕片の材料別分別装
    置。
  6. 【請求項6】前記胴部内に、胴部の内部空間を均等な角
    度間隔に分割する4枚の仕切り板が設けられている、 請求項1から4のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】前記溢出口と供給口とが複数枚の仕切り板
    の角度間隔分ずれた位置に設けられている、 請求項1から5のいずれかに記載の装置。
  8. 【請求項8】前記供給口は、分別槽内部空間に向けて広
    がった導入面を持ち、分別槽に充填される処理液の表層
    部下方に向けて開口する、 請求項1から5のいずれかに記載の装置。
  9. 【請求項9】前記スクレーパ部材は、胴部のロート状斜
    面部内面に添って回転する棒状部材である、 請求項1から5のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】前記処理液が、プラスチック破砕片の材
    料比重に基づいて、分別に必要な比重に設定されてい
    る、 請求項1から5のいずれかに記載の装置。
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