JP2002154005A - ツイストドリル - Google Patents

ツイストドリル

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JP2002154005A
JP2002154005A JP2000349480A JP2000349480A JP2002154005A JP 2002154005 A JP2002154005 A JP 2002154005A JP 2000349480 A JP2000349480 A JP 2000349480A JP 2000349480 A JP2000349480 A JP 2000349480A JP 2002154005 A JP2002154005 A JP 2002154005A
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drill
twist
twist drill
diameter
rigidity
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Hideo Tsusaka
英夫 津坂
Yoshibumi Koike
義文 小池
Kiichiro Kura
貴一朗 倉
Kazuto Nakada
和人 中田
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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TAIKOMU JAPAN KK
Shinko Electric Industries Co Ltd
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B51/00Tools for drilling machines
    • B23B51/02Twist drills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2251/00Details of tools for drilling machines
    • B23B2251/24Overall form of drilling tools
    • B23B2251/241Cross sections of the diameter of the drill
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching
    • H05K3/0047Drilling of holes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T408/9095Having peripherally spaced cutting edges with axially extending relief channel
    • Y10T408/9097Spiral channel

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切り屑排出のための螺旋溝の容積を確保し、
なおかつドリルの剛性を維持することができるツイスト
ドリルを提供する。 【解決手段】 ツイストドリル11は超硬合金よりな
り、2本の螺旋溝16はヒール面15より構成されてい
る。ヒール面15は、マージン部17に接する膨らんだ
円弧形状をなし、その円弧の中心点はドリル内部に設け
られている。ヒール面15の曲率半径Rはドリル部13
の径D1の1/6〜1/3の範囲内において設定されて
いる。穴あけ加工によりヒール部14にかかる応力は円
弧形状により分散され、ツイストドリルの剛性が向上す
る。また、切り屑排出の際の切削詰まりを防止し、穴の
内壁面の粗さの精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穴あけ加工に使用
される超硬合金製ツイストドリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の超硬合金製のツイストドリル
は、図9、図10に示すとおり、2〜4本の螺旋状の螺
旋溝26をもち、その螺旋溝26はヒール面25により
形成されている。ドリル軸心と直交する断面において
は、ヒール面25は凹に湾曲した形状となっている。そ
して、切刃28の切削によって生じる切り屑は、螺旋溝
26に案内されて加工された穴の外へ排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ドリル
ヒール形状では、ドリル部の肉厚が充分でないために、
全体の曲げ強度やねじり強度などの剛性の低下の原因と
なっていた。このため、剛性を高めるために芯厚を大き
くすることが行われていたが、芯厚が大きくなることに
対応して切り屑排出のための螺旋溝の断面積が小さくな
り、切り屑排出機能が悪化する。このことにより、穴の
内壁面が粗くなる問題が生じた。また、切り屑の排出機
能を高めようとして芯厚を小さくすると、切削抵抗(被
削材が厚いほど大きい)で曲げられたり、座屈変形を起
こしたりして、狙った加工位置からずれ、加工可能な、
被削材の厚みが限られていた。このようにツイストドリ
ルによる穴あけ加工において、螺旋溝の容積が大きいと
切り屑の排出性は向上するが、剛性は低下し、螺旋溝の
容積が小さいと剛性は向上するが、切り屑の排出性が低
下するため、内壁面の粗さとツイストドリルの曲がりに
対する剛性とは矛盾する関係にある。従来の一般的なツ
イストドリルでは切り屑の排出性と剛性との両方を良く
することは困難であった。
【0004】本発明は、切り屑排出のための螺旋溝の容
積を確保し、なおかつドリルの剛性を維持することがで
きるツイストドリルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、溝を構成するヒール面
が、断面形状において、膨らんだ円弧形状をなし、その
曲率半径がドリル径の1/6〜1/3であるドリル部を
備えたことを要旨とする。
【0006】従って、ドリル部の断面形状において、ヒ
ール面が円弧形状に膨らんでいるため、穴あけ加工の際
にヒール部にかかる応力が分散し、ツイストドリル本体
の曲げ強度やねじり強度が改善される。さらに切り屑排
出のための溝の容積も確保され、切り屑排出のスムース
な流れを作り出すことができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のツイストドリルにおいて、前記円弧の中心点をドリル
内部に設けたことを要旨とする。従って、応力分散を効
果的に行うことができる。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のツイストドリルにおいて、前記ツイス
トドリルが、超硬合金製であることを要旨とする。従っ
て、ツイストドリルが剛性と耐摩耗性に優れたものとな
る。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3のうちいずれか一項に記載のツイストドリルにお
いて、前記ドリル部の径が0.1〜0.4mmであるこ
とを要旨とする。
【0010】従って、プリント配線板、半導体用パッケ
ージ用のプラスチック・ガラス繊維銅張積層板に対する
穴あけ等の微小穴あけ加工に使用可能である。請求項5
に記載の発明は、請求項1から請求項4のうちいずれか
一項に記載のツイストドリルにおいて、前記溝のねじれ
角が38〜43゜であることを要旨とする。
【0011】従って、ねじれ角により定まるヒール部の
曲率半径がツイストドリルの剛性を確保する望ましい範
囲となる。請求項6に記載の発明は、請求項1から請求
項4のうちいずれか一項に記載のツイストドリルにおい
て、前記溝のねじれ角が35〜45゜であることを要旨
とする。
【0012】従って、ねじれ角により定まるヒール部の
曲率半径がツイストドリルの剛性を確保できる範囲とな
る。請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6の
うちいずれか一項に記載のツイストドリルにおいて、ド
リル部の芯厚が前記径の25〜60%であることを要旨
とする。
【0013】従って、ツイストドリルの剛性が向上し、
なおかつ切り屑の排出性が良好に保たれる。請求項8に
記載の発明は、請求項1から請求項7のうちいずれか一
項に記載のツイストドリルにおいて、ドリル部の軸心方
向の長さが前記径の15〜30倍であることを要旨とす
る。
【0014】従って、切削部の長さが実用性のある長さ
の範囲内で、剛性を保つことができる。請求項9に記載
の発明は、請求項1から請求項8のうちいずれか一項に
記載のツイストドリルにおいて、前記ドリル部とシャン
ク部との間に、前記ドリル部より20〜50%太くした
段付け部を設けたことを要旨とする。
【0015】従って、段付け部の作用により、ドリル径
とシャンク部の径の落差が緩和され、穴の加工深さ後方
における切り屑の排出性と剛性が向上する。請求項10
に記載の発明は、請求項1から請求項9のうちいずれか
一項に記載のツイストドリルにおいて、前記段付け部を
2段にし、ドリル部側の前段段付け部を前記ドリル部よ
り20〜50%太くし、シャンク部側の後段段付け部を
前記前段段付け部より太くしたことを特徴とすることを
要旨とする。
【0016】従って、段付け部を2段にしたことによ
り、段付け部とシャンク部の径の落差が緩和され、段付
け部とシャンク部における剛性が向上する。請求項11
に記載の発明は、請求項9または請求項10に記載のツ
イストドリルにおいて、前記段付け部に、前記溝の端部
に連続するステップ溝を設けたことを特徴とすることを
要旨とする。
【0017】従って、ステップ溝があるため、段付け部
の径がこのステップ溝の部分では漸次変化する。このた
め、穴あけ加工の際に生じる応力を分散するため、段付
け部の強度が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したツイス
トドリルの実施形態を図1〜8に従って説明する。
【0019】図1〜4に示したツイストドリル11は、
超硬合金よりなり、主にプリント配線板や半導体用パッ
ケージ用のプラスチック・ガラス繊維銅張積層板用の穴
あけ加工に一般的に使用され、切削油を使用しないドラ
イカットタイプのものである。ドリル部13の径D1は
0.1〜0.5mmの範囲内において設定され、より望
ましい範囲は0.1〜0.4mmである。シャンク部2
1の径は3.175mmである。
【0020】ツイストドリル11には、図2の先端12
の方向から見て2本の螺旋溝16が時計回り方向に設け
られており、図1に示す通り螺旋溝16はヒール面15
より構成されている。螺旋溝16が2本であるため、ド
リル部13の先端部には一切の切刃18が形成されてい
る。2本の螺旋溝16は同一断面形状をなし、ドリルの
中心軸を基軸に点対称をなしている。ヒール部14のヒ
ール面15は、膨らんだ円弧形状をなしており、その円
弧は中心点をドリル内部に持ち、マージン部17に接し
ている。ヒール面15の曲率半径Rはドリル部13の径
D1の1/6〜1/3の範囲内において設定されてお
り、その曲率半径Rは螺旋溝16のねじれ角αにより決
まる。
【0021】穴あけ加工の際には、ツイストドリル11
は先端12の方向から見て、反時計回り方向に回転し、
切刃18により被削材が削り取られ、切り屑は螺旋溝1
6に沿って穴の外へ排出される。このとき、ヒール面1
5が円弧形状をなすことにより、穴あけ加工によりドリ
ル部13にかかる応力は集中することなく分散する。こ
のため、ツイストドリル11の曲げ強度やねじり強度が
改善され、加工時における先端12の位置精度が向上す
る。なおかつ、穴あけ時に発生した切り屑排出のための
広い空間が作られ、切削詰まりを防止し、穴の内壁面の
粗さの精度が向上する。
【0022】ドリル部13の芯厚Wは前記径D1の25
〜60%の範囲内に設定されている。25%未満である
と、剛性が低下する。60%より大きい場合は剛性が高
くなる反面、螺旋溝16の容積が小さくなるために切削
詰まりが起きやすく、穴の内壁面が荒れる原因となる。
【0023】螺旋溝16のねじれ角αは35〜45゜の
範囲内において設定可能であるが、より望ましい範囲
は、38〜43゜である。ねじれ角αが35゜未満にな
ると、図5および図6のように、ヒール面15の曲率半
径Rが大きくなりヒール部14の厚みが減少し、ドリル
部13の剛性が低下する。反対に、ねじれ角αを45゜
より大きくすると、螺旋溝16の容積が小さくなって、
切り屑の排出性が低下する。
【0024】ドリル軸線方向におけるドリル部13の長
さLはその径D1の15〜30倍に設定されている。ド
リル部13の長さLが径D1の15倍未満では、加工可
能な穴深さが小さすぎるため、実用性がない。また、ド
リル部13の長さLが径D1の30倍より大きい場合
は、径D1と長さLのアスペクト比が大きく、ドリル部
13の剛性が低下する。
【0025】また、ドリル部13とシャンク部21との
間には、前段段付け部19、後段段付け部20を連続し
て設けており、前段段付け部19の径D2はドリル部1
3の径D1より20〜50%太くしており、後段段付け
部20の径D3はD2とシャンク部21の径D4の間の
太さとしている。前段段付け部19と後段段付け部20
との間及び後段段付け部20とシャンク部21との間に
は、それぞれテーパ部19a,20aが介在されてい
る。以上の構成により、ドリル部13の径D1、前段段
付け部19の径D2、後段段付け部20の径D3、シャ
ンク部21の径D4の値が緩やかに増加するため、応力
が分散し、ドリル強度を補強させる。前段段付け部19
には、螺旋溝16の端部に続くステップ溝22を設けて
おり、穴あけ加工の際の応力を分散させて、前段段付け
部19における強度を向上させている。
【0026】従来および本実施形態のツイストドリルを
それぞれ用いて、連続的に穴あけ加工した際の穴の最底
部の位置を測定した。このときの被削材は、厚さ0.9
0mmのプラスチック・ガラス布銅張積層板4枚に、穴
あけ加工入口側に厚さ0.2mmのアルミの薄板、穴の
貫通側に厚さ1.5mmの紙・フェノール板を敷き、こ
れらを重ねた物である。なお、両ドリルの切削条件は下
記の通りである。ドリル部13の径D1:0.3mm、
ドリル部13の長さL:5.5mm、ドリル回転数:1
2万回転/分、送り速度:3m/分。
【0027】結果は図7および図8の通りであり、本実
施形態のツイストドリル穴位置のばらつきは、従来に比
べ改善されていることがわかる。このような穴の位置の
ばらつきの分布を示す図において、その中心を求め、そ
の中心の位置から、全体の穴がどの程度外れているかを
示す際には、中心からの距離の平均と3×標準偏差の和
で評価する。図7、図8において、中心からの距離の平
均、中心からの距離の平均+3×標準偏差、加工穴内壁
最大粗さは表1に示すとおりである。
【0028】
【表1】 表1の、中心からの距離の平均+3×標準偏差の値につ
いては、本実施形態の方が従来に比べ小さいことから、
本実施形態の穴位置の分散範囲は従来に比べ狭く、ツイ
ストドリル11の剛性が改善されていることがわかる。
加工穴内壁最大粗さについても、本実施形態が従来より
改善されており、切り屑の排出性能が向上していること
がわかる。
【0029】上記実施形態のツイストドリルによれば、
以下のような特徴を得ることができる。 (1)上記実施形態では、ツイストドリル11の断面形
状においてヒール面15が円弧形状をなし、その曲率半
径Rがドリル部13の径D1の1/6〜1/3であるた
め、穴あけ加工の際にドリル部13にかかる応力が分散
し、ツイストドリル11の曲げ強度やねじり強度が改善
される。さらに切り屑排出のための螺旋溝16の容積も
確保され、切り屑排出においてのスムーズな流れを作り
出すことができる。
【0030】(2)上記実施形態では、ツイストドリル
11が超硬合金製であるので、剛性と耐摩耗性に優れて
いる。 (3)上記実施形態では、ツイストドリル11の剛性が
強化されているので、切削抵抗や、座屈変形の起きやす
いプリント配線板、半導体パッケージ用のプラスチック
・ガラス繊維銅張積層穴あけ等の微小穴あけ加工の使用
に適している。
【0031】(4)ねじれ角αが35〜45°の範囲に
あるため、ねじれ角αによって定まるヒール部14の曲
率半径Rがツイストドリル11の剛性が確保できる範囲
となる。
【0032】(5)芯厚Wがドリル部13の径D1の2
5〜60%の範囲であるので、ツイストドリル11の剛
性が確保され、なおかつ切り屑の排出性が良好に保たれ
る。 (6)ドリル部13の長さLが径D1の15〜30倍の
範囲であるので、ドリル部13の長さLが実用性のある
長さの範囲内で、剛性を保つことができる。
【0033】(7)前段段付け部19、後段段付け部2
0の作用により、ドリル部13の径D1とシャンク部の
径D4の落差の急激な変化が緩和され、剛性が向上す
る。 (8)ステップ溝22により、螺旋溝16の端部が滑ら
かな形状になり、応力を分散するので、前段段付け部1
9における強度が向上する。
【0034】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・螺旋溝16の数を3または4本のいずれかとし、切刃
18の数も3または4とすること。 ・螺旋溝16をツイストドリル11の先端12から見て
反時計回りの螺旋状とすること。
【0035】
【発明の効果】以上、詳述したように、この発明におい
ては、ドリル部の曲げ強度やねじり強度を改善すると同
時に、切り屑排出のための溝の容積を確保して高精度加
工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態を示す正面図。
【図2】同じく側面図。
【図3】本実施形態の先端部を示す正面図。
【図4】本実施形態の一部分を示す斜視図。
【図5】本実施形態のねじれ角αを35゜未満にした時
の説明図。
【図6】同じく一部斜視図。
【図7】本実施形態のツイストドリルの使用結果を示す
図。
【図8】同じく従来例の使用結果を示す図。
【図9】従来例を示す正面図。
【図10】同じく側面図。
【符号の説明】
11…ツイストドリル、15…ヒール面、16…螺旋
溝、19…前段段付け部、20…後段段付け部、21…
シャンク部、22…ステップ溝、D1…径、L…長さ、
R…曲率半径、W…芯厚、α…ねじれ角。
フロントページの続き (72)発明者 小池 義文 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町字出崎272 タイコムジャパン 株式会社内 (72)発明者 倉 貴一朗 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町字出崎272 タイコムジャパン 株式会社内 (72)発明者 中田 和人 長野県長野市大字栗田字舎利田711番地 新光電気工業 株式会社内 Fターム(参考) 3C037 AA09 BB04 CC09 DD01 DD05 FF11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝を構成するヒール面が、断面形状にお
    いて、膨らんだ円弧形状をなし、その曲率半径がドリル
    径の1/6〜1/3であるドリル部を備えたことを特徴
    とするツイストドリル。
  2. 【請求項2】 前記円弧の中心点をドリル内部に設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のツイストドリル。
  3. 【請求項3】 前記ツイストドリルが、超硬合金製であ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のツ
    イストドリル。
  4. 【請求項4】 前記ドリル部の径が0.1〜0.4mm
    であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちい
    ずれか一項に記載のツイストドリル。
  5. 【請求項5】 前記溝のねじれ角が38〜43゜である
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか
    一項に記載のツイストドリル。
  6. 【請求項6】 前記溝のねじれ角が35〜45゜である
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか
    一項に記載のツイストドリル。
  7. 【請求項7】 ドリル部の芯厚が前記径の25〜60%
    であることを特徴とする請求項1から請求項6のうちい
    ずれか一項に記載のツイストドリル。
  8. 【請求項8】 ドリル部の軸心方向の長さが前記径の1
    5〜30倍であることを特徴とする請求項1から請求項
    7のうちいずれか一項に記載のツイストドリル。
  9. 【請求項9】 前記ドリル部とシャンク部との間に、前
    記ドリル部より20〜50%太くした段付け部を設けた
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか
    一項に記載のツイストドリル。
  10. 【請求項10】 前記段付け部を2段にし、ドリル部側
    の前段段付け部を前記ドリル部より20〜50%太く
    し、シャンク部側の後段段付け部を前記前段段付け部よ
    り太くしたことを特徴とする請求項1から請求項9のう
    ちいずれか一項に記載のツイストドリル。
  11. 【請求項11】 前記段付け部に、前記溝の端部に連続
    するステップ溝を設けたことを特徴とする請求項9また
    は請求項10に記載のツイストドリル。
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