JP2002153847A - 有機性廃棄物発酵装置 - Google Patents

有機性廃棄物発酵装置

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JP2002153847A
JP2002153847A JP2000353181A JP2000353181A JP2002153847A JP 2002153847 A JP2002153847 A JP 2002153847A JP 2000353181 A JP2000353181 A JP 2000353181A JP 2000353181 A JP2000353181 A JP 2000353181A JP 2002153847 A JP2002153847 A JP 2002153847A
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sawtooth
waste
gear
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Yutaka Kaneko
豊 兼子
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Nestor KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機性廃棄物発酵装置の駆動手段にて、構成
部材の当接・摺動を大幅に抑制して、消音化を図るとと
もに、耐久性の向上、省エネ効果を図ること。 【解決手段】 攪拌部材の駆動手段30を、攪拌部材の
回転軸21に一体的に組付けた鋸歯歯車31と、往復駆
動される支持体32に傾動可能に組付けられて係合位置
にて鋸歯歯車31の鋸歯に係合し退避位置にて鋸歯から
離脱する駆動爪34と、支持体32の復動側の定位置に
固定配置されて支持体32が復動端に移動したとき駆動
爪34を退避位置から係合位置に向けて傾動する固定側
押動体35と、支持体32の往動側の定位置に傾動可能
に配置されて係合位置にて鋸歯歯車31の鋸歯に係合し
退避位置にて鋸歯から離脱する逆転防止爪36と、支持
体32に固定配置されて支持体32が往動端に移動した
とき逆転防止爪36を退避位置から係合位置に向けて傾
動する移動側押動体37とを備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家畜糞など
の有機性廃棄物を発酵させて堆肥化する有機性廃棄物発
酵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の有機性廃棄物発酵装置は、例え
ば、特開平11−138140号公報に示されていて、
同公報に示されている有機性廃棄物発酵装置は、家畜糞
などの有機性廃棄物を好気性堆肥化発酵微生物とともに
収容する収容槽と、この収容槽内に設けた攪拌部材を間
欠的に回転駆動して同収容槽内の有機性廃棄物を攪拌す
る駆動手段とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した公
報の有機性廃棄物発酵装置においては、駆動手段が、攪
拌部材の回転軸部に一体的に組付けた鋸歯歯車(ラチェ
ットホイール)と、往復駆動される支持体(アーム)に
傾動可能に組付けられて係合位置にて鋸歯歯車の鋸歯に
係合し退避位置にて鋸歯歯車の鋸歯から離脱する駆動爪
と、この駆動爪を係合位置に向けて付勢するスプリング
と、支持体の往動側の定位置に傾動可能に配置されて係
合位置にて鋸歯歯車の鋸歯に係合し退避位置にて鋸歯歯
車の鋸歯から離脱する逆転防止爪と、この逆転防止爪を
係合位置に向けて付勢する第2のスプリングとを備えて
いる。
【0004】このため、支持体の往動時には、鋸歯歯車
が駆動爪によって押動されて回転駆動され、逆転防止爪
が鋸歯歯車の各鋸歯を乗り越える度に第2のスプリング
によって傾動されて鋸歯歯車の鋸歯に当接し、逆転防止
爪が鋸歯歯車の各鋸歯を乗り越える度に当接音が発生す
る。また、支持体の復動時には、逆転防止爪によって逆
転を防止されている鋸歯歯車に対して駆動爪が移動し
て、駆動爪が鋸歯歯車の各鋸歯を乗り越える度にスプリ
ングによって傾動されて鋸歯歯車の鋸歯に当接し、駆動
爪が鋸歯歯車の各鋸歯を乗り越える度に当接音が発生す
る。
【0005】また、支持体が往復動する時には、逆転防
止爪または駆動爪が鋸歯歯車の各鋸歯に弾撥的に係合し
て摺動するため、摺動による各部材の摩耗・損傷が避け
られなくて耐久性を損なうおそれがあるばかりか、摺動
抵抗に抗して支持体を往復動させる必要があり、これに
伴う動力損失も避けられない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処するためになされたもので、前記駆動手段を、前
記攪拌部材の回転軸部に一体的に組付けた鋸歯歯車と、
往復駆動される支持体に傾動可能に組付けられて係合位
置にて前記鋸歯歯車の鋸歯に係合し退避位置にて前記鋸
歯歯車の鋸歯から離脱する駆動爪と、前記支持体の復動
側の定位置に固定配置されて前記支持体が復動端に移動
したとき前記駆動爪を退避位置から係合位置に向けて傾
動する固定側押動体と、前記支持体の往動側の定位置に
傾動可能に配置されて係合位置にて前記鋸歯歯車の鋸歯
に係合し退避位置にて前記鋸歯歯車の鋸歯から離脱する
逆転防止爪と、前記支持体に固定配置されて前記支持体
が往動端に移動したとき前記逆転防止爪を退避位置から
係合位置に向けて傾動する移動側押動体とを備える構成
としたことに特徴がある。
【0007】
【発明の作用・効果】本発明による有機性廃棄物発酵装
置においては、支持体の往動時、鋸歯歯車が駆動爪によ
って押動されて回転駆動されるとともに、逆転防止爪が
支持体の往動初期に鋸歯歯車の鋸歯によって退避位置に
傾動されて保持される。かくして、支持体が往動端に移
動すると、移動側押動体が逆転防止爪を退避位置から係
合位置に向けて傾動する。このため、支持体の復動時に
は、逆転防止爪によって鋸歯歯車の逆転が防止される。
【0008】また、支持体の復動時には、駆動爪が支持
体の復動初期に鋸歯歯車の鋸歯に係合し退避位置に傾動
されて保持される。かくして、支持体が復動端に移動す
ると、固定側押動体が駆動爪を退避位置から係合位置に
向けて傾動する。このため、次に支持体が往動されると
きには、鋸歯歯車が駆動爪によって押動されて回転駆動
されるとともに、逆転防止爪が支持体の往動初期に鋸歯
歯車の鋸歯によって退避位置に傾動されて保持される。
したがって、支持体の往復動によって鋸歯歯車が間欠的
に回転駆動される。
【0009】ところで、本発明による有機性廃棄物発酵
装置においては、逆転防止爪が支持体の往動初期に鋸歯
歯車の鋸歯によって退避位置に傾動されて保持され、駆
動爪が支持体の復動初期に鋸歯歯車の鋸歯に係合し退避
位置に傾動されて保持される。このため、駆動爪と逆転
防止爪が鋸歯歯車の各鋸歯と当接する際の当接音の発生
を大幅に抑制することができて、消音化を図ることがで
きる。
【0010】また、支持体が往復動する時には、駆動爪
と逆転防止爪が鋸歯歯車の各鋸歯に摺接することが殆ど
なくて、摺接による各部材の摩耗・損傷を大幅に抑制す
ることができて、耐久性を向上させることができるとと
もに、摺接に伴う動力損失を大幅に抑制し得て省エネ効
果も期待することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1および図2は本発明による
有機性廃棄物発酵装置を示していて、この有機性廃棄物
発酵装置は、有機性の廃棄物Mを収容する収容槽10
と、同収容槽10内に設けられて廃棄物Mを攪拌する攪
拌機構20と、同攪拌機構20を駆動する攪拌駆動機構
30と、収容槽10内の廃棄物Mを外部へ排出する排出
機構40とを備えている。
【0012】収容槽10は、中空の台座11上に配設さ
れるとともに上面を天板10aにより塞いだ円筒状に形
成されてなり、内部に同収容槽10内を区画する仕切り
板12を備えている。仕切り板12は円錐状に形成され
て外側に向けて低くなる傾斜を有してなり、廃棄物Mの
上方位置にて収容槽10の天井とにより空気室13を画
定している。仕切り板12の一方の周端部には、廃棄物
Mから発生した水蒸気の空気室13への通過を許容する
排気孔14が設けられている。
【0013】天板10aには、中心位置に対して排気孔
14と対称位置にて、空気室13と収容槽10の外部と
を連通させる排気孔15が設けられている。排気孔15
には、導管16aを介して空気室13内の空気を吸引す
る排気ブロア16が接続されている。排気ブロア16
は、天板10a上に立設されたフレーム51上に設置さ
れている。
【0014】天板10aには、廃棄物Mを投入するため
の投入口17も設けられている。投入口17の上側に
は、廃棄物Mを同投入口17に導くホッパ17aが組付
けられている。投入口17の下側には、図示しない駆動
装置により駆動されて天板10aに沿ってスライドして
同投入口17を開閉する蓋17bが組付けられている。
投入口17の下方に位置する仕切り板12には、投入口
17から投入された廃棄物Mの通過を許容する孔17c
が設けられている。なお、投入口17と同孔17cの間
の廃棄物Mの落下経路は、空気室13と隔離されてい
る。また、投入口17までは、エレベータ機構50によ
って廃棄物Mがバケットに入れて搬送されるようになっ
ている。エレベータ機構50の上端は、フレーム51の
上端と共に、風雨をしのぐための屋根52を支持してい
る。
【0015】また、収容槽10は、排水管18を備えて
いる。排水管18は、空気室13の下端、すなわち仕切
り板12の上面の一方の外周端に向けて一端を開口する
とともに下方に向けて延設され、下端部を上方に曲げた
上で収容槽の外部に他端を開口している。
【0016】攪拌機構20は、収容槽10の中央位置に
て垂直方向に延設された円筒状の回転軸21を備えてい
る。回転軸21は収容槽10及び台座11に軸回りに回
転可能に組付けられてなり、回転軸21には、上下方向
にて等間隔に、複数(本実施形態においては、9本)の
攪拌部材22がそれぞれその内側端にて固着されてい
る。各攪拌部材22は、上段から順に周方向にて所定間
隔(本実施例においては、120度)ずらしてそれぞれ
水平かつ径方向に延設されており、それぞれがその上段
及び下段のものと異なる方向に延設されるようになって
いる。ただし、最下段においては、複数(本実施形態に
おいては、3本)の攪拌部材22が同一高さで周方向に
て所定間隔(本実施例においては、120度)ずらして
設けられている。
【0017】各攪拌部材22は、図3にて詳細に示すよ
うに、収容槽10内における回転方向側(以下、前側と
する)に先端を鋭角に形成した羽根部22aを備えてい
るとともに、後側に中空部22bを備えている。中空部
22bの後側であって下側には下方に向けて前方に向う
傾斜部22b1が設けられており、同傾斜部22b1に
は、同攪拌部材22の延設方向にて等間隔に、中空部2
2bを収容槽10内に開放させる複数の開口孔22b2
が設けられている。なお、開口孔22b2は、下段の攪
拌部材22ほど多数設けられている。また、中空部22
bの後端には、収容槽10内の廃棄物Mの開口孔22b
2への侵入を防止するためのひさし部22b3も組付け
られている。
【0018】回転軸21内には、最上段のものを除く各
攪拌部材22の中空部22bに連通した給気管23が設
けられている。給気管23は、収容槽10の天板10a
を貫通し、導管24aを介してフレーム51上に設置さ
れた給気ブロア24に接続されている。給気ブロア24
は、給気管23を介して各中空部22bに空気を送出す
る。
【0019】攪拌駆動機構30は、台座11内にて攪拌
機構20の回転軸21の外周面に固着された鋸歯歯車
(ラチェットホイール)31を備えている。また、台座
11内の回転軸21の外周面には、鋸歯歯車31の上下
位置にて、一対の支持アーム32,32の各一端部がそ
れぞれ同軸21に対して同軸21回りに回動可能に組付
けられている。両支持アーム32,32はそれぞれ同一
の径方向に延設されてなり、両他端部の間には油圧シリ
ンダ33のピストンロッド33aの先端が水平方向に回
動可能に組付けられている。
【0020】油圧シリンダ33は、図5に示した油圧制
御装置60により制御される作動油の給排によりシリン
ダ33bに対しピストンロッド33aを軸方向に変位さ
せるものであり、シリンダ33bの基端部にて、台座1
1に垂直軸回りに回動可能に組付けられている。したが
って、両支持アーム32,32は、油圧シリンダ33の
シリンダ33bに対しピストンロッド33aが相対移動
(変位)したとき、回転軸21回りに回動する。
【0021】両支持アーム32,32間には、駆動爪3
4が同両支持アーム32,32に対し垂直軸回りに傾動
可能(回動可能)に組付けられて支持されている。駆動
爪34は、図2および図4の実線で示した係合位置にて
鋸歯歯車31の鋸歯に係合し、図4の仮想線で示した退
避位置にて鋸歯歯車31の鋸歯から離脱するようになっ
ている。また、駆動爪34は、両支持アーム32,32
が図4の実線で示した復動端に移動したとき、固定側の
押動ピン35によって退避位置から係合位置に向けて傾
動されるようになっている。
【0022】固定側の押動ピン35は、両支持アーム3
2,32の復動側の定位置に固定配置、具体的にはシリ
ンダ33bにブラケット35aを介して組付けられてい
て、駆動爪34のアーム部と係合する先端部が球状に形
成されている。また、押動ピン35は、中間部位に段部
を有していて、この段部とブラケット35a間に介装し
たスプリング35bに抗して後退可能とされており、か
かる構成によって各部材の製作誤差、組付誤差が吸収さ
れるようになっている。
【0023】また、攪拌駆動機構30は、逆転防止爪3
6も備えている。逆転防止爪36は、両支持アーム3
2,32の往動側の定位置にて台座11に垂直軸回りに
傾動可能(回動可能)に組付けられて支持されており、
図2および図4の実線で示した係合位置にて鋸歯歯車3
1の鋸歯に係合し、図4の仮想線で示した退避位置にて
鋸歯歯車31の鋸歯から離脱するようになっている。ま
た、逆転防止爪36は、両支持アーム32,32が図4
の仮想線で示した往動端に移動したとき、移動側の押動
ピン37によって退避位置から係合位置に向けて傾動さ
れるようになっている。
【0024】移動側の押動ピン37は、両支持アーム3
2,32の定位置に固定配置、具体的には両支持アーム
32,32にブラケット37aを介して組付けられてい
て、逆転防止爪36のアーム部と係合する先端部が球状
に形成されている。また、押動ピン37は、中間部位に
段部を有していて、この段部とブラケット37a間に介
装したスプリング37bに抗して後退可能とされてお
り、かかる構成によって各部材の製作誤差、組付誤差が
吸収されるようになっている。
【0025】排出機構40は、収容槽10の底部に設け
られた同収容槽10内の廃棄物Mを排出するための排出
口41を開閉する蓋42を備えている。蓋42は平板状
に構成され、収容槽10の底面に垂直軸回りに回動可能
に組み付けられていて油圧シリンダ43により駆動され
るようになっている。油圧シリンダ43は収容槽10の
底面に平行に軸線方向を延設させたシリンダ43aと、
同シリンダ43aの先端部から突出したピストンロッド
43bとからなり、シリンダ43aの基端部は台座11
に垂直な軸線回りに回動可能に組み付けられるととも
に、ピストンロッド43bの先端部は蓋42に垂直な軸
線回りに回動可能に組み付けられている。
【0026】上記攪拌駆動機構30及び排出機構40の
各油圧シリンダ33,43には、図5にて詳細に示し
た、油圧制御装置60により作動油が制御されて給排さ
れるようになっており、同油圧制御装置60は電気制御
装置80により電気的に制御されるようになっている。
【0027】油圧制御装置60は、電動モータ61によ
り駆動されてリザーバタンク62から汲み上げた作動油
を油路L1に吐出する油圧ポンプ63を備えている。油
圧ポンプ63は、吐出される作動油の吐出容量を可変制
御するためのシリンダ63aを内蔵した可変容量ポンプ
で構成され、シリンダ63aに油圧が付与されない状態
にて作動油を予め決められた最大吐出量(例えば25リ
ットル/分)で吐出することを可能とし、シリンダ63
aに付与される油圧が増加するに従ってその吐出量を減
少させて同油圧が所定油圧P0以上になるとその吐出量
をゼロとするものである。
【0028】油圧ポンプ63の下流の油路L1には、電
磁切換弁64を介してレギュレータバルブ65,66が
接続されている。電磁切換弁64は、非通電状態にて第
1状態(図示下側状態)に保たれて、油路L1をレギュ
レータバルブ65の供給ポート65aに接続するととも
に、レギュレータバルブ66の供給ポート66aをリザ
ーバタンク62に接続する。また、電磁切換弁64は、
通電状態にて第2状態(図示上側状態)に切り換えられ
て、油路L1をレギュレータバルブ66の供給ポート6
6aに接続するとともに、レギュレータバルブ65の供
給ポート65aをリザーバタンク62に接続する。
【0029】レギュレータバルブ65は、前記供給ポー
ト65aに供給される作動油圧をパイロット圧としてお
り、同パイロット圧が所定油圧P1(前記所定油圧P0
より大きい、例えば60Kgf/cm2)未満のとき第1状
態(図示下側状態)に保たれて、供給ポート65aを閉
止するとともに流入出ポート65bを排出ポート65c
に連通させる。また、レギュレータバルブ65は、前記
パイロット圧が所定油圧P1以上のとき、第2状態(図
示上側状態)に切り換えられて、供給ポート65aを流
入出ポート65bに連通させるとともに、排出ポート6
5cを閉止する。流入出ポート65bはレギュレータバ
ルブ66の流入出ポート66bに接続されているととも
に、排出ポート65cはリザーバタンク62に接続され
ている。
【0030】レギュレータバルブ66も、前記供給ポー
ト66aに供給される作動油圧をパイロット圧としてお
り、同パイロット圧が所定油圧P2(前記所定油圧P1
より大きい、例えば72Kgf/cm2)未満のとき第1状
態(図示下側状態)に保たれて、供給ポート66aを閉
止するとともに流入出ポート66bを流入出ポート66
cに連通させる。また、レギュレータバルブ66は、前
記パイロット圧が所定油圧P2以上のとき、第2状態
(図示上側状態)に切り換えられて、供給ポート66a
を流入出ポート66cに連通させるとともに、流入出ポ
ート66bを閉止する。流入出ポート66cはシリンダ
63aに接続されている。
【0031】電磁切換弁67の第1及び第2流入出ポー
ト67e,67fは、ピストンロッド33aの往復動の
スピードを独立に設定するために流量調整弁71,72
を介装してなる油路L3,L4を介してシリンダ33b
の両油室に連通している。流量調整弁71,72は並列
接続された可変オリフィス71a,72a及びチェック
弁71b,72bからなり、可変オリフィス71a,7
2aはシリンダ33bからリザーバタンク62に排出さ
れる作動油の流量を制御する。なお、チェック弁71
b,72bは、油圧ポンプ63からシリンダ33bに作
動油をバイパスして供給するものである。
【0032】電磁切換弁68の第1及び第2流入出ポー
ト68e,68fは、ピストンロッド43bの往復動の
スピードを独立に設定するために流量調整弁73,74
を介装してなる油路L5,L6を介してシリンダ33b
の両油室に連通している。流量調整弁73,74は並列
接続された可変オリフィス73a,74a及びチェック
弁73b,74bからなり、可変オリフィス73a,7
4aはシリンダ43aからリザーバタンク62に排出さ
れる作動油の流量を制御する。なお、チェック弁73
b,74bは、油圧ポンプ63からシリンダ43aに作
動油をバイパスして供給するものである。また、電磁切
換弁68と流量調整弁73,74の各間の各油路L5,
L6には、チェック弁75,76が介装されている。チ
ェック弁75,76は電磁切換弁68側から流量調整弁
73,74への作動油の流入を許容するとともにその各
逆方向の作動油の流れを禁止するものであるが、チェッ
ク弁75,76の各上流の油圧が高いときにはチェック
弁76,75の前記各逆側の作動油の流れを許容する。
【0033】電気制御装置80は、メインスイッチ8
1、吐出圧切換スイッチ82、開側スイッチ83、閉側
スイッチ84、往復動検出スイッチ85,86及びこれ
らに接続した電気制御回路87を備えている。
【0034】メインスイッチ81はこの廃棄物発酵装置
の運転の開始を指示するもので、同スイッチ81のオン
操作により、電気制御回路87は各ブロア16,24及
び電動モータ61を作動させるとともに、電磁ソレノイ
ド67c又は67dへの通電を制御する。
【0035】吐出圧切換スイッチ82は、油圧ポンプ6
3の吐出する作動油の最大油圧を大小2段階のうちのい
ずれかに選択して攪拌部材22の駆動力を大小2段階に
切換えるためのものであり、同スイッチ82により上記
最大油圧及び駆動力が小側に選択されているとき、電気
制御回路87は電磁切換弁64を非通電状態に保つ。一
方、同スイッチ82により上記最大油圧及び駆動力が大
側に設定されているとき、電気制御回路87は電磁切換
弁64を通電状態に保つ。
【0036】開側スイッチ83及び閉側スイッチ84は
排出口41の蓋42を開閉するためのもので共に常開ス
イッチにより構成されてなり、開側スイッチ83がオン
状態にあるとき、電気制御回路87は電磁ソレノイド6
8cへ通電し続ける。また、閉側スイッチ84がオン状
態にあるとき、電気制御回路87は電磁ソレノイド68
dへ通電し続ける。
【0037】往復動検出スイッチ85,86は、図4に
示したように台座11にブラケットを介して組付けられ
ていて、両支持アーム32,32の先端に組付けた磁石
32aの接近に応じてオン状態に切換わる近接スイッチ
により構成されており、両支持アーム32,32の往復
動を検出するものである。往復動検出スイッチ85,8
6のオン・オフ状態に応じて、電気制御回路87は電磁
ソレノイド67c,67dへの通電を切換え制御する。
【0038】次に、上記のように構成した廃棄物発酵装
置の動作について説明する。まず、エレベータ機構50
を用いて廃棄物Mを投入口17から収容槽10内に投入
する。この場合、各攪拌部材22の開口孔22b2は同
各攪拌部材22の下側に設けられているため、上記投入
に伴い廃棄物Mが同開口孔22b2を介して攪拌部材2
2の中空部22b内に落下することはない。なお、この
廃棄物Mの投入は、以下に説明するこの廃棄物発酵装置
の動作中に随時実行してもよい。また、予め、吐出圧切
換スイッチ82によって油圧ポンプ63の吐出する作動
油の最大油圧及び攪拌部材22の駆動力を小側に選択し
ておく。この状態でメインスイッチ81がオン操作され
ると、電気制御回路87が、各ブロア16,24及び電
動モータ61の作動を開始し、電磁ソレノイド67cへ
の通電を開始して電磁切換弁67を第2状態に保ち始め
るとともに、電磁切換弁64を第1状態に保ち始める。
【0039】上記電動モータ61の作動開始により、油
圧ポンプ63は油路L1に作動油を吐出し始める。この
場合、同吐出された作動油は、電磁切換弁64が第1状
態に保たれているため、レギュレータバルブ65の供給
ポート65aに供給される。
【0040】上記油圧ポンプ63から油路L1に吐出さ
れた作動油は、電磁切換弁67の供給ポート67aに供
給される。この供給ポート67aは、最初、電磁切換弁
67が第2状態に保たれているため、第1流入出ポート
67eに連通している。したがって、このとき、上記供
給された作動油は、油路L3及び流量調整弁71のチェ
ック弁71bを介して、油圧シリンダ33のロッド側油
室に供給される。これにより、ピストンロッド33a
は、シリンダ33aに対して侵入する方向(図4におけ
る右方向)に変位する。なお、このとき油圧シリンダ3
3のヘッド側油室内の作動油は、流量調整弁72の可変
オリフィス72aによってその流量を制御されながら、
油路L4、電磁切換弁67の第2流入出ポート67f及
び排出ポート67b、油路L2並びにフィルタ69を介
してリザーバタンク62に排出される。
【0041】上記ピストンロッド33aの変位によって
同ロッド33aのピストンがシリンダ33bの基端部に
達すると、往復動検出スイッチ86がオン状態に切換わ
り、電気制御回路87が電磁ソレノイド67dへ通電を
開始して電磁切換弁67を第3状態に切換える。これに
より、電磁切換弁67の供給ポート67aが第2流入出
ポート67fに連通して、上記供給ポート67aに供給
された作動油が、油路L4及び流量調整弁72のチェッ
ク弁72bを介して、油圧シリンダ33のヘッド側油室
に供給されるようになる。これにより、ピストンロッド
33aは、シリンダ33aに対して突出する方向(図4
における左方向)に変位し始める。なお、このとき油圧
シリンダ33のロッド側油室内の作動油は、流量調整弁
71の可変オリフィス71aによってその流量を制御さ
れながら、油路L3、電磁切換弁67の第1流入出ポー
ト67e及び排出ポート67b、油路L2並びにフィル
タ69を介してリザーバタンク62に排出される。
【0042】上記ピストンロッド33aの変位によって
同ロッド33aのピストンがシリンダ33bの先端部に
達すると、往復動検出スイッチ85がオン状態に切換わ
るため、電気制御回路87が電磁ソレノイド67cへ通
電を開始して電磁切換弁67を再び第2状態に切換え
る。この繰返しにより、以後、ピストンロッド33aは
シリンダ33bに対し往復動し続ける。
【0043】上記ピストンロッド33aの往復動によ
り、両支持アーム32,32が回転軸21の軸線回りに
繰返し往復動し続け、同支持アーム32,32が図2お
よび図4の時計方向に揺動する毎に鋸歯歯車31が駆動
爪34により回動駆動されて、回転軸21が回転する。
このとき、各攪拌部材22が、収容槽10内の廃棄物M
内を進行して羽根部22aにより同廃棄物Mを攪拌し、
同廃棄物Mを乾燥させながら細かく砕いて同廃棄物Mの
全体に空気をいきわたらせるようにし、同廃棄物Mの発
酵を促進する。なお、この場合、各攪拌部材22は回転
軸21に対し上段から順に所定間隔ずらされて配設され
ているため、上記進行に伴って各攪拌部材22の間で廃
棄物Mが圧迫されることはない。また、各攪拌部材22
の開口孔22b2は同各攪拌部材22の進行方向の逆側
に設けられているため、上記進行に伴い廃棄物Mが同開
口孔22b2を介して攪拌部材22の中空部22b内に
侵入することもない。
【0044】給気ブロア24は、上記電源スイッチの投
入後、導管24a及び給気管23を介して攪拌部材22
の各中空部22bに空気を送出し続ける。同各中空部2
2bに送出された空気は、開口孔22b2を介して収容
槽10内の廃棄物Mに供給される。この場合、上記各中
空部22bは収容槽10内をそれぞれ異なる高さで水平
方向に進行しているため、上記空気は廃棄物Mの全体に
いきわたって同廃棄物Mの発酵を促進する。また、上記
開口孔22b2は下段の攪拌部材22ほど多数設けられ
ていて、廃棄物Mからの圧力が高い攪拌部材22ほど同
廃棄物Mに対し空気を供給しやすくなっているため、上
記空気は同廃棄物Mの全体に均等にいきわたる。また、
最上段の攪拌部材22には給気管23が連通していない
ため、収容槽10内の廃棄物Mの量が減少して同最上段
の攪拌部材22が同廃棄物Mの上方に露出した場合にお
いても、同給気管23内の空気圧が下がることはなく、
廃棄物Mの全体に確実に空気が供給される。
【0045】排気ブロア16は、上記電源スイッチの投
入後、導管16a、排気孔15、空気室13及び排気孔
14を介して収容槽10内の廃棄物Mから発生した水蒸
気を吸引し続ける。これにより、同廃棄物Mの乾燥が促
進されて同廃棄物Mの内部に空気がいきわたりやすくな
り、同廃棄物Mの発酵の効率が向上する。
【0046】上記各動作中、収容槽10内の廃棄物Mの
発酵に伴い発生した熱によって収容槽10の内部と外部
とに温度差が生じた場合、天板10aの下面に結露が生
じる。この場合、同結露は、仕切り板12の上面に落下
した後に同面上を傾斜に沿って流れ、排水管18を介し
て外部に排出される。この場合、同排水管18内には結
露水が同排水管18の収容槽10の外部の開口端の水位
に残留するため、同排水管18を介して外部から空気室
13内に空気が侵入することが回避される。
【0047】上記各動作により、収容槽10に投入され
た廃棄物Mは順次発酵して堆肥化していく。しかし、例
えば水分含有量の高い廃棄物Mが連続的に多量に投入さ
れた場合などには、上記攪拌部材22の攪拌によって廃
棄物Mが水分を多く含んだまま細かく砕かれて粘性を高
め、同粘性による過負荷により油圧ポンプ63が攪拌部
材22を駆動できなくなり、この廃棄物発酵装置の運転
が停止する。この場合の動作について、以下に説明す
る。
【0048】上述のような攪拌部材22が駆動不可とな
った場合においては、まず、収容槽10への廃棄物Mの
投入を禁止する。また、必要に応じて水分調整材を収容
槽10内の廃棄物M中に投入する。そして、排出口41
を開いて、収容槽10内の廃棄物Mの一部を外部に排出
する。具体的には、開側スイッチ83及び閉側スイッチ
84を操作する。
【0049】開側スイッチ83がオン状態にあるとき、
電磁切換弁68は、電気制御回路87によって第2状態
に保たれる。同状態においては、油圧ポンプ63から油
路L1に吐出された作動油は、同弁68の供給ポート6
8a及び第1流入出ポート68e、油路L5、チェック
弁75、並びに流量調整弁73のチェック弁73bを介
して、油圧シリンダ43のロッド側油室に供給される。
これにより、ピストンロッド43bがシリンダ43aに
対して侵入する方向(図4における右方向)に変位し、
排出口41の蓋42が同排出口41を開く方向に駆動さ
れる。なお、このときシリンダ43aのヘッド側油室内
の作動油は、流量調整弁74の可変オリフィス74aに
よってその流量を制御されながら、油路L6、チェック
弁76、電磁切換弁68の第2流入出ポート68f及び
排出ポート68b、油路L2並びにフィルタ69を介し
てリザーバタンク62に排出される。
【0050】閉側スイッチ84がオン状態にあるとき、
電磁切換弁68は、電気制御回路87によって第3状態
に保たれる。同状態においては、油圧ポンプ63から油
路L1に吐出された作動油は、同弁68の供給ポート6
8a及び第2流入出ポート68f、油路L6、チェック
弁76、並びに流量調整弁74のチェック弁74bを介
して、油圧シリンダ43のヘッド側油室に供給される。
これにより、ピストンロッド43bがシリンダ43aに
対して突出する方向(図4における左方向)に変位し、
排出口41の蓋42が同排出口41を閉じる方向に駆動
される。なお、このとき油圧シリンダ43のロッド側油
室内の作動油は、流量調整弁73の可変オリフィス73
aによってその流量を制御されながら、油路L5、チェ
ック弁75、電磁切換弁68の第1流入出ポート68e
及び排出ポート68b、油路L2並びにフィルタ69を
介してリザーバタンク62に排出される。
【0051】また、両スイッチ83,84が共にオフ状
態にあるとき、電磁切換弁68は、電気制御回路87に
よって第1状態に保たれる。同状態においては、両チェ
ック弁75,76に対し油圧ポンプからの作動油の供給
がなくなるため、油圧シリンダ43からの作動油の流れ
が同両チェック弁75,76によって禁止される。した
がって、ピストンロッド43bのシリンダ43aに対す
る状態が維持されて、蓋42の排出口41に対する状態
が維持される。これにより、排出口41の開き量が調整
及び保持可能となっている。
【0052】なお、上述の廃棄物Mの排出処理は、上述
したこの廃棄物発酵装置の通常運転時又は後述する継続
運転時に、堆肥化した廃棄物Mを取出すためのものとし
て適宜実行してもよい。
【0053】上記廃棄物Mの排出後、吐出圧切換スイッ
チ82によって油圧ポンプ63の吐出する作動油の最大
油圧及び攪拌部材22の駆動力が大側に選択されると、
電気制御回路87は、電磁切換弁64へ通電し続けて、
同切換弁64を第2状態に保つ。
【0054】上記状態においては、油圧ポンプ63から
油路L1に吐出された作動油は、レギュレータバルブ6
6の供給ポート66aに供給される。最初、上記供給ポ
ート66aに供給される作動油の圧力が所定油圧P2未
満である間は、レギュレータバルブ66が第1状態に保
たれて同供給ポート66aが閉止され続けるため、油圧
ポンプ63の吐出する作動油の圧力は上昇し続ける。一
方、同上昇により同圧力が所定油圧P2に達すると、レ
ギュレータバルブ66が第2状態に切換えられて供給ポ
ート66aが流入出ポート66cに連通し、上記供給ポ
ート66aに供給された作動油が油圧ポンプ63のシリ
ンダ63aに供給される。ここで、同作動油の圧力は上
述のように前記所定油圧P1よりさらに高い所定油圧P
2に達しているため、油圧ポンプ63はこのときその吐
出量をゼロとする。そして、これによりレギュレータバ
ルブ66が再び第1状態に切換わると油圧ポンプ63の
吐出する作動油の圧力は再び上昇することになるので、
以後、油圧ポンプ63はほぼ所定油圧P2の作動油を吐
出し続ける。
【0055】上記作動油の吐出により、油圧シリンダ3
3のピストンロッド33aは、上記吐出圧切換スイッチ
82が油圧ポンプ63の吐出する作動油の最大油圧及び
攪拌部材22の駆動力を小側に選択していた場合に比べ
て、大きな力で駆動される。したがって、攪拌部材22
が再駆動されて、この廃棄物発酵装置の運転が継続す
る。
【0056】上述のように、上記実施形態においては、
油圧ポンプ63の吐出する作動油の最大油圧が吐出圧切
換スイッチ82によって2段階に切換えられるようにな
っているため、通常運転時に上記最大油圧を小さい側に
設定しておくことにより、廃棄物Mの粘性の増加による
過負荷により攪拌部材22が駆動不能になった場合にお
いても、上記最大油圧を大きい側に切換えて攪拌部材2
2による攪拌を継続することができる。したがって、収
容槽10への廃棄物Mの投入を禁止したり、水分調整材
を収容槽10に投入して廃棄物Mの水分含有量を低下さ
せたりするなどの簡単な処置により、この廃棄物発酵装
置の運転を再開させて収容槽10内の廃棄物Mの処理を
継続することが可能である。
【0057】また、上記実施形態においては、上述のよ
うに攪拌部材22が駆動不能になった状態において収容
槽10内の廃棄物Mを排出口41を介して同収容槽10
の外部に排出できるようになっているため、上記攪拌部
材22による攪拌の継続をより簡単に行うことができ
る。
【0058】また、上記実施形態においては、支持アー
ム32,32の往動時、鋸歯歯車31が駆動爪34によ
って押動されて回転駆動されるとともに、逆転防止爪3
6が支持アーム32,32の往動初期に鋸歯歯車31の
鋸歯によって退避位置に傾動されて保持される。かくし
て、支持アーム32,32が往動端に移動すると、移動
側の押動ピン37が逆転防止爪36を退避位置から係合
位置に向けて傾動する。このため、支持アーム32,3
2の復動時には、逆転防止爪36によって鋸歯歯車31
の逆転が防止される。
【0059】また、支持アーム32,32の復動時に
は、駆動爪34が支持アーム32,32の復動初期に鋸
歯歯車31の鋸歯に係合し退避位置に傾動されて保持さ
れる。かくして、支持アーム32,32が復動端に移動
すると、固定側の押動ピン35が駆動爪34を退避位置
から係合位置に向けて傾動する。このため、次に支持ア
ーム32,32が往動されるときには、鋸歯歯車31が
駆動爪34によって押動されて回転駆動されるととも
に、逆転防止爪36が支持アーム32,32の往動初期
に鋸歯歯車31の鋸歯によって退避位置に傾動されて保
持される。したがって、支持アーム32,32の往復動
によって鋸歯歯車31が間欠的に回転駆動される。
【0060】ところで、上記実施形態の有機性廃棄物発
酵装置においては、逆転防止爪36が支持アーム32,
32の往動初期に鋸歯歯車31の鋸歯によって退避位置
に傾動されて保持され、駆動爪34が支持アーム32,
32の復動初期に鋸歯歯車31の鋸歯に係合し退避位置
に傾動されて保持される。このため、駆動爪34と逆転
防止爪36が鋸歯歯車31の各鋸歯と当接する際の当接
音の発生を大幅に抑制することができて、消音化を図る
ことができる。
【0061】また、支持アーム32,32が往復動する
時には、駆動爪34と逆転防止爪36が鋸歯歯車31の
各鋸歯に摺接することが殆どなくて、摺接による各部材
の摩耗・損傷を大幅に抑制することができて、耐久性を
向上させることができるとともに、摺接に伴う動力損失
を大幅に抑制し得て省エネ効果も期待することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による有機性廃棄物発酵装置の一実施
形態を示す縦断面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿って見た図である。
【図3】 図1の攪拌部材の断面図である。
【図4】 図2の要部拡大図である。
【図5】 図1に示した有機性廃棄物発酵装置の油圧制
御装置及び電気制御装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…収容槽、20…攪拌機構、22…攪拌部材、30
…攪拌駆動機構(駆動手段)、31…鋸歯歯車、32…
支持アーム(支持体)、33…油圧シリンダ、34…駆
動爪、35…固定側押動ピン(固定押動体)、36…逆
転防止爪、37…移動側押動ピン(移動押動体)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機性廃棄物を収容する収容槽と、この
    収容槽内に設けた攪拌部材を間欠的に回転駆動して同収
    容槽内の有機性廃棄物を攪拌する駆動手段とを備えた有
    機性廃棄物発酵装置において、前記駆動手段を、前記攪
    拌部材の回転軸部に一体的に組付けた鋸歯歯車と、往復
    駆動される支持体に傾動可能に組付けられて係合位置に
    て前記鋸歯歯車の鋸歯に係合し退避位置にて前記鋸歯歯
    車の鋸歯から離脱する駆動爪と、前記支持体の復動側の
    定位置に固定配置されて前記支持体が復動端に移動した
    とき前記駆動爪を退避位置から係合位置に向けて傾動す
    る固定側押動体と、前記支持体の往動側の定位置に傾動
    可能に配置されて係合位置にて前記鋸歯歯車の鋸歯に係
    合し退避位置にて前記鋸歯歯車の鋸歯から離脱する逆転
    防止爪と、前記支持体に固定配置されて前記支持体が往
    動端に移動したとき前記逆転防止爪を退避位置から係合
    位置に向けて傾動する移動側押動体とを備える構成とし
    たことを特徴とする有機性廃棄物発酵装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014054604A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Hidemitsu Okinaga 生ごみ処理装置
CN115351919A (zh) * 2022-08-30 2022-11-18 安徽康美绿筑新材料产业园有限公司 一种alc板加工用原料混合装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014054604A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Hidemitsu Okinaga 生ごみ処理装置
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