JP2002153187A - 糸巻用スプール - Google Patents

糸巻用スプール

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JP2002153187A
JP2002153187A JP2000355113A JP2000355113A JP2002153187A JP 2002153187 A JP2002153187 A JP 2002153187A JP 2000355113 A JP2000355113 A JP 2000355113A JP 2000355113 A JP2000355113 A JP 2000355113A JP 2002153187 A JP2002153187 A JP 2002153187A
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JP
Japan
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spool
flange
fishline
fishing line
bobbin
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JP2000355113A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nakanishi
滋 中西
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YOTSUAMI KK
YOTSUAMI Ltd
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YOTSUAMI KK
YOTSUAMI Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のように釣糸用スプールとは別にパッケー
ジもしくはケースを用意する必要がなく、スプールその
ものにケースで覆われた機能を有せしめ、スプールに巻
かれた糸の汚れ防止などの効果をもたらすようにする。 【解決手段】糸巻き部1と、この糸巻き部1を両側から
挟み糸巻き部1を回転自在に支持すべく互いに結合され
る2枚のフランジ部材6,7からなるフランジ部と、糸
巻き部1の胴部2の外周に巻かれた釣糸4をほぼ全周か
ら覆うように前記両フランジ部材6,7の外周面と面一
状に揃うようにセットされる1つ割りリング状の覆い部
材12とから構成され、前記覆い部材12の周方向両端
面には釣糸引き出し用の凹部15a,15bが形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は釣糸や手芸糸などの
糸(金属糸も含む)を巻くための糸巻用スプールに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば釣糸を店頭で販売するの
に巻いておくためのスプールとして種々の釣糸用スプー
ルが知られている。
【0003】この釣糸用スプールの基本構成は釣糸を巻
くための断面形状が円形の胴部と、この胴部の両端に設
けられたフランジとからなり、胴部に巻かれた釣糸が側
方にばらけないようにフランジにより挟むようにしてお
り、合成樹脂材料により作られている。
【0004】そして、このような釣糸用スプールにあっ
て、釣糸の巻き終わりの端部は前記フランジの適所に形
成された切り込み部に引っ掛けて止められるようになっ
ているのが一般的である。
【0005】そして、最近では、釣糸用スプールに巻か
れた釣糸の汚れ防止などのために、釣糸用スプールに釣
糸を巻いた状態でこれをパッケージもしくはケースに収
納したものが多くなってきている。
【0006】しかしながら、釣糸用スプールとは別にパ
ッケージもしくはケースを用意しなければならず、コス
トアップなどにつながるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、前記従来例のように釣糸用スプー
ルとは別にパッケージもしくはケースを用意する必要が
なく、スプールそのものにケースで覆われた機能を有せ
しめ、スプールに巻かれた糸の汚れ防止などの効果をも
たらすようにすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、糸巻き部と、この糸巻き部を両側から挟み
糸巻き部を回転自在に支持すべく互いに結合される2枚
のフランジ部材からなるフランジ部と、糸巻き部の胴部
の外周に巻かれた糸をほぼ全周から覆うように前記両フ
ランジ部材の外周面と面一状に揃うようにセットされる
1つ割りリング状の覆い部材とから構成され、前記覆い
部材の周方向両端面の内、少なくとも一方の端面には糸
引き出し用の凹部が形成されてなることを要旨とするも
のである。また本発明は、覆い部材の周方向両端面には
それぞれ半円形の凹部が形成されていることを要旨とす
るものである。
【0009】この構成により、糸巻き部と、この糸巻き
部を両側から挟み糸巻き部を回転自在に支持する2枚の
フランジ部材からなるフランジ部と、糸巻き部の胴部の
外周に巻かれた釣糸をほぼ全周から覆うように前記両フ
ランジ部材の外周面と面一状に揃うようにセットされる
1つ割りリング状の覆い部材とにより糸巻用スプールが
構成されており、前記従来例のようにスプールとは別に
パッケージもしくはケースを用意する必要がなく、スプ
ールそのものにケースで覆われた機能を有せしめ、スプ
ールに巻かれた糸の汚れ防止などの効果をもたらすよう
にすることができる。さらに、前記覆い部材の周方向両
端面の内、少なくとも一方の端面には糸引き出し用の凹
部が形成されており、覆い部材が糸を覆った状態で前記
凹部より糸を引き出すことができ、使用の都度スプール
に対し覆い部材を着脱させるものではないので、スプー
ルに巻かれた糸を最後まで清潔に保護することができ
る。特に、糸引き出し用として覆い部材の周方向両端面
に半円形の凹部を形成することにより、糸の引き出し時
に何れかの凹部を用いることができ、覆い部材を両フラ
ンジ部材間にセットする際の方向性を考える必要がな
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図6において、
1は釣糸を巻くための断面形状が円筒状の胴部2の両端
に胴部2の径方向外側に幅の狭い外形が円形の側板3,
3を一体に設けてなる糸巻き部であり、前記側板3,3
間で胴部2の外周に釣糸4が巻かれるようになってい
る。5は前記糸巻き部1を両側から挟み糸巻き部1を回
転自在に支持するフランジ部であり、このフランジ部5
は前記側板3,3の外径よりも大径で外形が円形の2枚
のフランジ部材6,7により構成され、この2枚のフラ
ンジ部材6,7で前記糸巻き部1を両側から挟んだ状態
において、一方のフランジ部材6はその中心内面に前記
胴部2の内部中央に位置する筒状の軸部8を一体に有
し、他方のフランジ部材7はその中心内面に前記胴部2
の内部中央に位置して前記軸部8の内部に嵌入して脱着
可能に結合される筒状の軸部9を一体に有し、前記軸部
8と軸部9との嵌合結合によりフランジ部5を構成す
る。さらに詳しくは、前記両フランジ部材6,7の内面
に前記糸巻き部1の側板3,3が当接するのであるが、
そのとき糸巻き部1の中心とフランジ部5のフランジ部
材6,7の中心が合致するようにフランジ部材6,7の
外周近傍内面に形成された円形の凸部10,11に糸巻
き部1の側板3,3が嵌り込み、糸巻き部1の位置決め
がなされるように構成されている。また、前記軸部9を
前記軸部8に嵌入させたとき軸部9の先端が軸部8内面
の段部8aに当接することにより両フランジ部材6,7
間の間隔が定められ、その間隔が前記糸巻き部1の厚み
と同じになるように構成されている。さらに、前記フラ
ンジ部5のフランジ部材6,7の中心には前記軸部8,
9の内部に連通する孔部6a,7aが形成され、軸部9
を前記軸部8に嵌入させた状態において両フランジ部材
6,7の孔部6a,7a間の内面は段差のない状態に仕
上げられる。なお、前記軸部8と、この軸部8に嵌入さ
れる軸部9とを脱着可能に結合させる構造は図面には示
されていないが、圧入あるいは係合などの手段が採用さ
れる。さらに、本実施の形態では前記糸巻き部1の胴部
2の外周に巻かれた釣糸4をほぼ全周から覆う1つ割り
リング状の覆い部材12を備えている。この覆い部材1
2は前記両フランジ部材6,7の凸部10,11の外周
の段部13,14に幅方向の両側内面が当接して外面が
前記両フランジ部材6,7の外周面と面一状に揃うよう
になっている。なお、この覆い部材12の周方向両端面
には覆い部材12の幅方向の中央部に釣糸引き出し用と
して小さい半円形の凹部15a,15bが形成されてい
る。
【0011】そして、以上述べた糸巻き部1、フランジ
部5のフランジ部材6,7の材料は合成樹脂材料などが
用いられて特に限定されるものではないが、覆い部材1
2については前記両フランジ部材6,7の凸部10,1
1の外周の段部13,14に嵌め込まれることから弾性
を必要とし、この覆い部材12は合成樹脂材料により作
られるのが好ましい。
【0012】上記構成において、糸巻き部1、フランジ
部5のフランジ部材6,7、覆い部材12によりスプー
ルを組み立てるときは、先ずフランジ部5のフランジ部
材6,7の内、何れか一方のフランジ部材6の内面に予
め胴部2の外周に釣糸4が巻かれた糸巻き部1の何れか
一方の側板3の外面を当接させる。このとき、糸巻き部
1の一方の側板3は一方のフランジ部材6の前記凸部1
0に嵌り込み、一方のフランジ部材6に対する糸巻き部
1の位置決めがなされる。この状態で、一方のフランジ
部材6の軸部8に他方のフランジ部材7の軸部9を嵌入
させて軸部9を軸部8に脱着可能に結合させることによ
り、他方のフランジ部材7の内面に糸巻き部1の他方の
側板3の外面が当接するとともに糸巻き部1の他方の側
板3は他方のフランジ部材7の凸部11に嵌り込み、他
方のフランジ部材7に対する糸巻き部1の位置決めがな
される。そして、前記両フランジ部材6,7で挟まれた
糸巻き部1の胴部2の外周に巻かれた釣糸4の周囲を前
記覆い部材12で覆うことによりスプールの組み立てが
完成することになる。なお、前記覆い部材12は両フラ
ンジ部材6,7間にセットされ、釣糸4を全周に亘って
覆う。そして、釣糸4を糸巻き部1から引き出さずに使
用しないときは釣糸4の巻き終わりの端部4aは前記覆
い部材12の他端の凹部15bが釣糸4の巻き方向に向
き、この凹部15bを持つ他端に対向する一端の一側部
と両フランジ部材6,7の何れかのフランジ部材6また
は7の外周部内側との間に釣糸4が挟まれた状態で外方
に引き出される。次に、釣糸4を糸巻き部1から引き出
すときは、前記覆い部材12の前記一端の一側部と両フ
ランジ部材6,7の何れかのフランジ部材6または7の
外周部内側との間に挟まれている釣糸4の巻き終わりの
端部4aを前記覆い部材12の一端の凹部15a内に導
き、この状態で前記両フランジ部材6,7を手に持った
り、スプールをテーブルの上などに置いた状態で釣糸4
を引き出すことができる。つまり、前記糸巻き部1は前
記フランジ部5の両フランジ部材6,7に挟まれた状態
で回転自在に支持されており、釣糸4の巻き終わりの端
部4aを一端の凹部15aでガイドしながら引っ張るこ
とによりフランジ部材6,7間で糸巻き部1が回転しな
がら釣糸4が引き出されることになる。そして、必要長
さの釣糸4が引き出されると、前記覆い部材12の凹部
15a近傍で釣糸4をカットし、そのカットされた端部
を再び前記覆い部材12の前記一端の一側部と両フラン
ジ部材6,7の何れかのフランジ部材6または7の外周
部内側との間に挟んでおけば良い。
【0013】ところで、前記覆い部材12には両端面に
小さい半円形の凹部15a,15bが形成されている
が、少なくとも一方の凹部が形成されておれば良い。な
お、前記覆い部材12の両端面に凹部15a,15bが
形成されていることにより、釣糸4の引き出し時に何れ
かの凹部15aまたは15bを用いることができ、覆い
部材12を両フランジ部材6,7間にセットする際の方
向性を考える必要がなく、便利である。また、本発明の
スプールの糸巻き部1に巻かれる糸は前記した釣糸4の
他、手芸糸などの糸(金属糸も含む)であっても良い。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、糸巻き部
と、この糸巻き部を両側から挟み糸巻き部を回転自在に
支持する2枚のフランジ部材からなるフランジ部と、糸
巻き部の胴部の外周に巻かれた釣糸をほぼ全周から覆う
ように前記両フランジ部材の外周面と面一状に揃うよう
にセットされる1つ割りリング状の覆い部材とにより糸
巻用スプールが構成されており、前記従来例のようにス
プールとは別にパッケージもしくはケースを用意する必
要がなく、スプールそのものにケースで覆われた機能を
有せしめ、スプールに巻かれた糸の汚れ防止などの効果
をもたらすようにすることができる。さらに、前記覆い
部材の周方向両端面の内、少なくとも一方の端面には糸
引き出し用の凹部が形成されており、覆い部材が糸を覆
った状態で前記凹部より糸を引き出すことができ、使用
の都度スプールに対し覆い部材を着脱させるものではな
いので、スプールに巻かれた糸を最後まで清潔に保護す
ることができる。特に、糸引き出し用として覆い部材の
周方向両端面に半円形の凹部を形成することにより、糸
の引き出し時に何れかの凹部を用いることができ、覆い
部材を両フランジ部材間にセットする際の方向性を考え
る必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における糸巻用スプール
の分解斜視図である。
【図2】同糸巻用スプールを組み立てる途中の状態を示
す斜視図である。
【図3】同組み立てられた糸巻用スプールの斜視図であ
る。
【図4】同組み立てられた糸巻用スプールの断面図であ
る。
【図5】同糸巻用スプールから覆い部材を取り除いた状
態を示す斜視図である。
【図6】同糸巻用スプールから釣糸を引き出す状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 糸巻き部 2 胴部 3 側板 4 釣糸 5 フランジ部 6,7 フランジ部材 8,9 軸部 10,11 凸部 12 覆い部材 13,14 段部 15a,15b 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸巻き部と、この糸巻き部を両側から挟み
    糸巻き部を回転自在に支持すべく互いに結合される2枚
    のフランジ部材からなるフランジ部と、糸巻き部の胴部
    の外周に巻かれた糸をほぼ全周から覆うように前記両フ
    ランジ部材の外周面と面一状に揃うようにセットされる
    1つ割りリング状の覆い部材とから構成され、前記覆い
    部材の周方向両端面の内、少なくとも一方の端面には糸
    引き出し用の凹部が形成されてなることを特徴とする糸
    巻用スプール。
  2. 【請求項2】 覆い部材の周方向両端面にはそれぞれ半円
    形の凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の糸巻用スプール。
JP2000355113A 2000-11-22 2000-11-22 糸巻用スプール Pending JP2002153187A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309