JP2002152923A - 複合型ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

複合型ガス絶縁開閉装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】一方の母線が送電不能となっても、他方の母線
で送電を可能とする様に構成された2重母線構成の意味
を損なうことなく、母線選択の用途に適用するでき、取
り替えに必要な費用を最小とし、取り替えに要する時間
を最小にし、作業コストを低減する。 【解決手段】磁器碍管もしくは複合碍管等の絶縁物の容
器37,38内に絶縁性ガスを充填するとともに、この
容器内に固定電極31,32と可動電極33,34とに
より構成された接点を設置して形成した開閉装置39,
40を複数備える。開閉装置のうち少なくとも1つは断
路器接点を収納した開閉装置とし、かつ各開閉装置を同
一の金属容器49に接続し、金属容器を磁器碍管もしく
は複合碍管等の絶縁物の容器50によって保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁物からなる容
器内に絶縁性ガスを充填し、多数のスイッチ類を設置し
た電力用ガス絶縁開閉装置に係り、特に遮断器と断路器
とを含む複合型ガス絶縁開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複合型ガス絶縁開閉装置
は種々知られており、特に図10に示した米国特許第5
841087号に記載されたものが代表的である。
【0003】この複合型ガス絶縁開閉装置では、断路装
置1が絶縁性ガス、例えばSF6ガスを充填した接地金
属容器2に収納してある。接点を形成する固定電極3,
4は、絶縁スペーサに固定され、フランジ5,6により
接地金属容器2に固定されている。
【0004】一方、フランジ7には、接地金属容器2と
電気的に接続された固定電極8が固定されており、駆動
軸10は接地金属容器2の外部から内部に絶縁性ガスの
気密を保って設置されている。電流端子11は図示しな
い別の装置、例えば遮断器に接続されている。
【0005】そして、図10に示した円柱状の可動電極
12,13,14は、それぞれ固定電極3,4,8と対
を成し、接点15,16,17を形成している。可動電
極12,13,14は電気的および通電的に、金属容器
18および図示しない摺動接触子により電流端子11に
接続されている。
【0006】主母線の導体は、固定電極3,4にそれぞ
れ接続される。したがって、接点15,16は主母線選
択断路器の役割を果たす。また、固定電極8は接地電位
であるので、接点17は接地装置となる。
【0007】駆動機構19は、駆動軸10の回転駆動力
を可動電極12,13,14に伝達する役割を有してい
る。この駆動機構19は、可動電極12,13,14お
よびこれら可動電極12,13,14のそれぞれに接続
され、駆動軸10の回転に伴い直線状往復運動をするカ
ム20,21、図示しないカムおよびその各カムに作用
するレバーから構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の複合型ガス絶縁開閉装置においては、両断路器
接点15,16が同一のガス容器2に設置され、可動電
極12,13,14が共通の駆動装置19に直接設置さ
れていることから、一方の断路器が故障したとき、その
故障した断路器のみを取りかえることはできず、両方の
断路器を同時に取り替える必要が生じる。このため、取
り替えに必要なコストが増大する。
【0009】また、現地にて分解組立を実施しなければ
ならず、取り替えに要する時間が長くなる。一方、遮断
器を含むこの装置全体を取り替える方法を取った場合、
大きな装置を組み立てた状態で運搬することになるた
め、多大な費用を必要とする。
【0010】また、上記従来例では、2つの断路器接点
15,16が同一のガス区画に設置されている。すなわ
ち、2つの断路器接点15,16間にガス区分が無い。
この状態で、2重母線に各接点が他の接点を介すること
なく接続されることになる。このような構成において
は、例えば一方の母線に雷撃があって断路装置部に進入
し、この断路装置部で絶縁破壊が発生して地絡した場
合、このガス区画に、他の接点を介することなく接続さ
れている全ての系が送電不可能になる。
【0011】すなわち、2重母線の両方が停止すること
になり、このことは、一方の母線が送電不能となっても
他方の母線で送電を可能とする2重母線構成の意味を成
さなくなってしまうことに繋がる。
【0012】本発明はかかる従来の事情に対処するため
になされたものであり、一つの接点が故障した場合の取
り替えに必要な費用を最小とするのみならず、取り替え
に要する時間を最小にすることができる安価な複合型ガ
ス絶縁開閉装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明の他の目的は、2重母線構成
の送電系に適用でき、これにより2重母線構成の意味を
損なうことなく母線選択の用途に適用できる複合型ガス
絶縁開閉装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明では、磁器碍管もしくは複合碍
管等の絶縁物の容器内に絶縁性ガスを充填するととも
に、この容器内に固定電極と可動電極とにより構成され
た接点を設置して形成した開閉装置を複数備え、前記開
閉装置のうち少なくとも1つは断路器接点を収納した開
閉装置とし、かつ前記各開閉装置を同一の金属容器に接
続し、さらに前記金属容器を磁器碍管もしくは複合碍管
等の絶縁物の容器によって保持する構成としたことを特
徴とする複合型ガス絶縁開閉装置を提供する。
【0015】本発明によれば、各開閉装置は絶縁物の容
器により1つの構造物として容易に金属容器から切り離
し、また接続することができるので、1つの開閉装置が
故障したとき、その装置のみを取り替えることが極めて
容易となる。したがって、取り替えに要する時間を短く
できると同時に取り替えは安価となる。また、接地電位
からの高電圧電極の絶縁は比較的長い金属容器を保持す
る絶縁物の容器により実施されるので、各開閉装置の対
地絶縁を考慮する必要がなく、安価な複合型ガス絶縁開
閉装置を提供することができる。複数個の開閉装置の中
に断路器接点を収納した開閉装置を含むことは、変電所
の機器構成の特性上、断路器を含む構成が殆どであるこ
とから、本発明の複合型ガス絶縁開閉装置の最少数の組
み合わせにより、どのような変電所の構成も可能とな
る。
【0016】請求項2に係る発明では、金属容器を保持
する絶縁物の容器内に、開閉装置の可動電極を駆動する
ための絶縁物を配置したことを特徴とする請求項1記載
の複合型ガス絶縁開閉装置を提供する。
【0017】本発明によれば、接地電位側の操作機構か
ら長さの小さい絶縁棒で高電位に設置された可動電極を
駆動することができる。
【0018】請求項3に係る発明では、2個の同一種類
の開閉装置と、1個の異なる種類の開閉装置とを、同一
の金属容器に接続したことを特徴とする請求項1または
2記載の複合型ガス絶縁開閉装置を提供する。
【0019】本発明によれば、2重母線に接続される様
々な機器の基本的な構成となっており、応用範囲が広
く、この構成により必要な複合型ガス絶縁開閉装置の数
を最少にすることができる。
【0020】なお、本発明においては、断路器接点を絶
縁物の容器内に絶縁性ガスとともに収納した2個の開閉
装置と、遮断器接点を収納した1個の開閉装置とを1個
の金属容器に接続し、この金属容器を絶縁物の容器にて
保持することが望ましい。
【0021】このような構成とすれば、2重母線に接続
されるライン回線、バンク回線等の基本構成であること
から、この部分をガス絶縁により縮小化することで変電
所全体が大幅に縮小化できる。
【0022】請求項4に係る発明では、2個の同一種類
の開閉装置はそれぞれガス気密を保して別のガス区画を
形成し、他の1個の異なる種類の開閉装置は1個の金属
容器およびこの金属容器を保持する絶縁物の容器と同一
のガス区画を形成することを特徴とする請求項3記載の
複合型ガス絶縁開閉装置を提供する。
【0023】本発明によれば、同一種類の開閉装置を2
重母線の夫々に接続した場合、一方の母線に雷撃があっ
て一方の開閉装置に進入しこの開閉装置部で絶縁破壊が
発生し閃絡した場合でも、他方の開閉装置はガス区画が
異なることから健全性が保たれ、この送電系は生き続け
る。すなわち、2重母線の両方が停止する事にはならな
い。このように本発明では、一方の母線が送電不能とな
っても、他方の母線で送電を可能とする様に構成された
2重母線構成の意味を損なうことなく、例えば、母線選
択の用途に適用できる複合型ガス絶縁開閉装置を提供で
きる。また、どれかの開閉装置の絶縁が破れて閃絡が発
生した場合にも他の機器の健全性は保たれるために、不
具合が発生した開閉装置のみを取り替えればよく、現地
への交換品の輸送を含めて経済的で、しかも交換までの
時間を短縮できる。
【0024】請求項5に係る発明では、金属容器に接続
された3個の開閉装置の中で、中央に位置する開閉装置
は2個の同一種類の開閉装置の1個であることを特徴と
する請求項3または4記載の複合型ガス絶縁開閉装置を
提供する。
【0025】本発明によれば、同一種類の開閉装置は隣
接して位置しているので、共通の操作棒により夫々の開
閉装置の可動電極を駆動することが可能となる。すなわ
ち、1本の操作棒により2個の開閉装置を操作すること
ができる。また、この構成の複合型ガス絶縁開閉装置を
2重母線に接続する場合には、同一種類の2個の開閉装
置を夫々の母線に接続した時、他の開閉装置は母線から
離れる方向を向くことになり、変電所の機器構成を設計
することが容易になり、設計業務を省力化できるととも
に、機器構成を縮小化することができる。
【0026】請求項6に係る発明では、2個の異なる種
類の開閉装置のみを1個の金属容器に接続したことを特
徴とする請求項1または2項記載の複合型ガス絶縁開閉
装置を提供する。
【0027】本発明の構成は、遮断器を含む機器構成の
基本となるものであり、この部分をガス絶縁により縮小
化することで変電所全体が大幅に縮小化できる。
【0028】請求項7に係る発明では、断路器接点を収
納した開閉装置はガス気密を保持して金属容器とは別の
ガス区画を形成し、他の1個の異なる種類の開閉装置は
前記金属容器およびこの金属容器を保持する絶縁物の容
器と同一のガス区画を形成することを特徴とする請求項
6記載の複合型ガス絶縁開閉装置を提供する。
【0029】この構成は、変電所を構成する殆どすべて
の機器構成の部分となりうるものであり、この複合型ガ
ス絶縁開閉装置の組み合わせにより殆どの変電所が構成
できることから、少ない種類の複合型ガス絶縁開閉装置
のシリーズ化で十分となり、より安価な複合型ガス絶縁
開閉装置が提供できる。
【0030】請求項8に係る発明では、断路器接点を絶
縁性ガスが充填された絶縁物の容器内に収納した2個の
開閉装置のみを1個の金属容器に接続したことを特徴と
する請求項1記載の複合型ガス絶縁開閉装置を提供す
る。
【0031】この構成は、2重母線に接続する断路装置
の基本構成であり、2重母線構成の変電所には必ず存在
する構成である。また、2重母線以外の構成の変電所に
も現れる構成であり、応用範囲が極めて広い。そのため
にこの構成の複合型ガス絶縁開閉装置をシリーズに加え
れば、少ない種類の複合型ガス絶縁開閉装置のシリーズ
化で様々な方式の変電所をカバーでき、より安価な複合
型ガス絶縁開閉装置が提供できる。また、不具合が生じ
た各ユニットの交換がきわめて容易で、安価となり、交
換に要する時間を短くできる。
【0032】請求項9に係る発明では、少なくとも一方
の開閉装置はガス気密を保持して金属容器とは別のガス
区画を形成することを特徴とする請求項8記載の複合型
ガス絶縁開閉装置を提供する。
【0033】本発明の複合型ガス絶縁開閉装置を2重母
線に接続した場合、一方の母線に雷撃があって断路接点
を収納した開閉装置に進入しこの開閉装置部で絶縁破壊
が発生し閃絡した場合でも、他方のガス区画に設置され
た断路器接点は健全性を保ち、この送電系は生き続け
る。すなわち、2重母線の両方が停止する事にはならな
い。この様に本発明では、一方の母線が送電不能となっ
ても、他方の母線で送電を可能とする様に構成された2
重母線構成の意味を損なうことなく母線選択の用途に適
用できる複合型ガス絶縁開閉装置を提供できる。
【0034】また、どちらかの開閉装置の絶縁が破れて
閃絡が発生した場合にも他の機器の健全性は保たれるた
めに、不具合が発生した開閉装置のみを取り替えればよ
く、現地への交換品の輸送を含めて経済的で、しかも交
換までの時間を短縮できる。
【0035】請求項10に係る発明では、請求項6記載
の2個の異なる種類の開閉装置の一方を断路器接点を絶
縁物の容器に収納するとともに、他方の開閉装置を遮断
器接点を絶縁物の容器に収納したものとし、この遮断器
接点を収納した開閉装置の端子と、請求項8記載の金属
容器とを導体で接続したことを特徴とする複合型ガス絶
縁開閉装置を提供する。
【0036】この構成は、2重母線に接続されるライン
回線、バンク回線等の基本構成であることから、この部
分をガス絶縁により縮小化することで変電所全体が大幅
に縮小化できる。この方向性は、2重母線接続に限ら
ず、他の様々な変電所構成に使用できる2種類の複合型
ガス絶縁開閉装置を組み合わせて一構成ユニットとして
いることから、少ない種類の複合型ガス絶縁開閉装置の
シリーズ化で様々な方式の変電所をカバーでき、より安
価な複合型ガス絶縁開閉装置が提供できる。また、不具
合が生じた各ユニットの交換がきわめて容易で、安価と
なり、交換に要する時間を短くできる。
【0037】請求項11に係る発明では、磁器碍管もし
くは複合碍管等の絶縁物の容器内に絶縁性ガスを充填す
るとともに、この容器内に固定電極と可動電極とにより
構成された接点を設置して形成した開閉装置を複数備
え、前記開閉装置のうち少なくとも1つは断路器接点を
収納した開閉装置とし、かつ前記各開閉装置を同一の金
属容器に接続し、さらに前記金属容器を磁器碍管もしく
は複合碍管等の絶縁物の容器によって保持する構成とし
た複合型ガス絶縁開閉装置であって、互いに接続された
前記各容器内の空間に少なくとも2つのガス区画を形成
し、このガス区画を形成するための隔壁に、ガスを一方
向にのみ流し、逆方向には流さない機構を設けたことを
特徴とする複合型ガス絶縁開閉装置を提供する。
【0038】これにより、現地への分割輸送で、逆止弁
の下流側のガス区画は大気圧よりわずかに高いガスを充
填しておき、他方の上流側のガス区画は大気状態で現地
まで分解輸送すれば、現地にて組立後大気状態で輸送し
た上流側のガス区画のみに真空引き、ガス充填なるガス
処理をすれば他方の下流側のガス区画は自動的に高ガス
圧の充填のみ実施され、多数のガス区画を平行してガス
処理する手間を省くことができる。従って、現地での組
立作業が効率的に実施でき、有利となる。
【0039】請求項12に係る発明では、ガス区画間の
ガス圧力差が大きくなり、順方向に流れるガス量が大き
くなったとき、順方向のガス流も遮断する機構を備えた
ことを特徴とする請求項11記載の複合型ガス絶縁開閉
装置を提供する。
【0040】逆止弁の順方向の上流側にて事故アークが
発生し、このガス区画が高ガス圧になると、下流側の他
のガス区画にはこのアークによって生成された絶縁にと
って有害な様々な物質がガスとともに流れ込むことにな
る。
【0041】本発明によれば、アーク事故が発生したと
きのように瞬間的に大きなガス圧力差が生じ、逆止弁の
順方向に大量のガスが流れ始めたときには順方向のガス
流も遮断する機能を有するため、下流側にはもはや有害
ガスが流れ込まず、下流側のガス区画は健全性を保つこ
とができる。
【0042】請求項13に係る発明では、順方向に流す
ガスの通り道に、通常の充填ガス以外のガスもしくは塵
などの固体粒子を捕獲するフィルタを設置したことを特
徴とする請求項11記載の複合型ガス絶縁開閉装置を提
供する。
【0043】逆止弁の順方向の上流側にて事故アークが
発生し、このガス区画が高ガス圧になると、下流側の他
のガス区画にはこのアークによって生成された絶縁にと
って有害な様々な物質がガスとともに流れ込むことにな
る。
【0044】本発明によれば、フィルタによりこれら有
害物質を除去しているので、上流側でアーク事故が発生
しても下流側のガス区画は健全性を保つことができる。
【0045】請求項14に係る発明では、ガス流の順方
向を、一端が接地電位であるガス区画から接地電位を有
しないガス区画に向かう方向としたことを特徴とする請
求項11から13までのいずれかに記載の複合型ガス絶
縁開閉装置を提供する。
【0046】本発明によれば、現地での組立のとき、低
い位置でのガス処理が可能となることから、現地での組
立、ガス処理の作業効率を向上することができる。
【0047】請求項15に係る発明では、一端が接地電
位であるガス区画には、ガス圧力監視装置を設置したこ
とを特徴とする請求項14記載の複合型ガス絶縁開閉装
置を提供する。
【0048】本発明によれば、大地電位の下でガス圧力
を監視すれば、高電位に位置するガス区画もガス圧力を
監視することができる。これにより、安価でしかも高い
信頼性を有する開閉装置を提供することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図1〜図9を参照して説明する。
【0050】第1実施形態(図1) 図1は本発明の第1実施形態による複合型ガス絶縁開閉
装置の略全体を断面で示す構成図である。
【0051】この図1に示すように、本実施形態の複合
型ガス絶縁開閉装置30は、固定電極31,32および
可動電極33,34によって構成される断路器接点3
5,36をそれぞれ異なる絶縁物の容器(以下、「絶縁
容器」という)37,38に収納し、これにより形成さ
れる2つの断路器39、40を備えている。また、遮断
器接点47を収納した1つの絶縁容器42により、1つ
の遮断器43を形成している。
【0052】そして、これらの断路器39,40および
遮断器43の各一端を、それぞれ外部端子44,45,
46により外部と接続するとともに、各他端を、例えば
断面六角形の金属容器49の隣接した上側三面にそれぞ
れに連結してある。金属容器49には、断路器接点3
5,36および遮断器接点47とそれぞれ連動する駆動
機構48が収納してある。また、金属容器49は、電流
の通路となる。
【0053】金属容器49の他の側面、例えば下側の面
は、その一端が接地電位である直立配置の絶縁容器50
によって保持されている。この絶縁容器50の接地電位
側には操作機構51が設けられ、絶縁容器50内を貫通
して設けた2本の平行な操作棒52,53により、駆動
機構48の駆動方向変換器48a,48bと操作機構5
1とが連結されている。
【0054】遮断器43は金属容器49に対し、断路器
39、40の外側に位置して接続配置されており、この
遮断器43の絶縁容器50と金属容器49とは、同一ガ
ス区画に属する構成としてある。一方、2つの断路器3
9,40の絶縁容器37,38は、それぞれ金属容器4
9に対し、隔壁54,55を介してそれぞれ遮蔽され、
遮断器43側の空間とはガス区画された構成となってい
る。なお、金属容器49には図1に破線で示すように、
接地装置56が設けられている。
【0055】次に作用を説明する。
【0056】本実施形態の複合型ガス絶縁開閉装置30
は、絶縁容器50により接地側と絶縁されていることか
ら、通常の運用では電気的に外部端子44,45を通じ
て電流が断路器接点35,36を流れ、金属容器49、
遮断器接点47を介して外部端子46より外部に接続さ
れる。一般に、一つの断路器39の外部端子44は2重
母線の一方の母線に接続され、別の断路器40の外部端
子45は他の母線に接続され、さらに遮断器42の外部
端子46は送電線などのライン回線や変圧器などのバン
ク回線に接続される。
【0057】そして、各断路器39,40の開閉状態を
調節することにより、外部端子46に接続されたライン
回線やバンク回線に接続する母線を選択することができ
る。この場合、電路の遮断、断路等の操作については、
操作機構51により操作棒52,53を介し、金属容器
49内の駆動装置48により各接点35,36,47の
開放を実施する。開放動作後は、各接点35,36,4
7と各絶縁容器37,38,42とにより、外部端子4
4,45,46と金属容器49とが絶縁される。金属容
器49の接地は、その金属容器49に設けた接地装置5
6により実施される。同様に操作機構51による閉路操
作で通常の運用状態に戻る。また、金属容器49に設け
た接地装置56により、本実施形態による複合型ガス絶
縁開閉装置30の点検時等の接地を行なうことができ
る。
【0058】断路器39,40は可動電極33,34と
金属容器49内に収納されている駆動機構48との接続
を切り離すことにより、ガス気密を保ったまま容易に金
属容器49から取り外すことができる。また、逆に金属
容器49に取り付ける作業も容易である。一方、遮断器
43も同様に、金属容器49内に収納されている駆動機
構48との接続を切り離すことによって、容易に金属容
器49から取り外すことができる。また、逆に金属容器
49に取り付ける作業も容易である。
【0059】以上の本実施形態によれば、各開閉装置3
1,32,33は絶縁物の容器により1つの構造物とし
て容易に金属容器49から切り離し、また接続すること
ができるので、1つの開閉装置が故障したとき、その装
置のみを取り替えることが極めて容易となる。したがっ
て、取り替えに要する時間を短くできると同時に、取り
替え作業コストの低減が図れる。
【0060】また、接地電位からの高電圧電極の絶縁
は、金属容器49を保持する絶縁容器50により実施さ
れるので、各開閉装置31,32,33の対地絶縁を考
慮する必要がなく、安価な複合型ガス絶縁開閉装置を提
供することができる。
【0061】また、各開閉装置31,32,33を操作
するための絶縁棒52,53を絶縁性ガスが充填された
絶縁容器50内に設置しているので、接地電位側の操作
機構から短い長さの絶縁棒52,53により、高電位に
設置された可動電極33,34を駆動することができ
る。
【0062】以上の構成は、2重母線に接続されるライ
ン回線、バンク回線等の基本構成であることから、この
部分をガス絶縁により縮小化することで変電所全体が大
幅に縮小化できる。この時、本実施形態の複合型ガス絶
縁開閉装置30と同一種類の開閉装置を2重母線の夫々
に接続することになるが、一方の母線に雷撃があって一
方の開閉装置部に進入し、その開閉装置部で絶縁破壊が
発生し閃絡した場合でも、他方の開閉装置部はガス区画
が異なることから健全性が保持され、送電系は生き続け
る。すなわち、2重母線の両方が停止することにはなら
ない。
【0063】したがって、本実施形態によれば、一方の
母線が送電不能となっても、他方の母線で送電を可能と
するように構成された2重母線構成の意味を損なうこと
なく、例えば母線選択の用途に適用できる複合型ガス絶
縁開閉装置として提供することができる。
【0064】また、いずれかの開閉装置の絶縁が破れて
閃絡が発生した場合においても、他の機器の健全性が保
たれるため、不具合が発生した開閉装置のみを取り替え
ればよく、現地への交換品の輸送を含めて経済的であ
り、しかも交換までの時間を短縮することができる。
【0065】さらに、同一種類の開閉装置31,32は
隣接して位置しているので、共通の操作棒52,53に
より各開閉装置31,32の可動電極33,34を駆動
することが可能となる。これにより、1本の操作棒52
により2個の開閉装置31,32を操作することがで
き、より安価で、かつコンパクトな複合型ガス絶縁開閉
装置を提供することができる。
【0066】第2実施形態(図2) 図2は本発明の第2実施形態による複合型ガス絶縁開閉
装置の略全体を断面で示す構成図である。この図2に示
すように、本実施形態の複合型ガス絶縁開閉装置30a
では、断路器39と遮断器43とを1個ずつ備え、これ
らが例えばV字形配置で金属容器49に斜立配置で接続
されている。
【0067】すなわち、断路器接点35を収納した絶縁
容器37により形成される断路器39と、遮断器接点4
7を収納した絶縁容器42により形成される遮断器43
との各一端は、それぞれ外部端子44,46により外部
と接続されている。
【0068】また、絶縁容器37,42の各他端は、断
路器接点45および遮断器接点47とそれぞれ連動する
駆動機構48を収納した状態で、電流の通路となる金属
容器49に接続されている。
【0069】金属容器49の下側は、第1実施形態と同
様に、一端が接地電位である絶縁容器50により支持さ
れている。絶縁容器50の接地電位側には操作機構51
が接続され、絶縁容器50内を貫通して設けた操作棒5
2,53により、駆動機構48と操作機構51が連結さ
れている。
【0070】また、金属容器49に接続される遮断器4
3は、金属容器49、絶縁容器50と同一ガス区画を有
している。断路器39は金属容器49とガス区画を形成
する隔壁54を介してガス区画されている。金属容器4
9には接地装置56が設けられている。
【0071】次に作用を説明する。
【0072】本実施形態の複合型ガス絶縁開閉装置30
aは、絶縁容器50により接地側と絶縁されていること
から、通常の運用では電気的に外部端子46を通じて電
流が遮断器接点47を流れ、金属容器49、断路器接点
35を介して外部端子34より外部に接続される。
【0073】電路の遮断、断路には、操作機構51によ
り操作棒52,53を介し、金属容器49内の駆動機構
48により各接点35,47の開放が実施され、開放動
作後は、各接点35,47と各絶縁容器37,42によ
り外部端子34,36と金属容器49が絶縁される。金
属容器49の接地は金属容器49の設けた接地装置56
により実施される。同様に操作機構51による閉路操作
により通常の運用状態に戻る。
【0074】本実施形態の構成も、遮断器を含む機器構
成の基本となるものであり、この部分をガス絶縁により
縮小化することで変電所全体が大幅に縮小化できる。ま
た、この複合型ガス絶縁開閉装置の組み合せにより、殆
どの変電所の遮断器を含む部分の機器構成が可能となる
ことから、少ない種類の複合型ガス絶縁開閉装置のシリ
ーズ化で十分となり、より安価な複合型ガス絶縁開閉装
置が提供できる。
【0075】また、ガス区画を設けることにより、仮に
開閉装置のいずれかの絶縁が破れて閃絡が発生した場合
にも、他方の機器には影響がなく健全性が保たれるた
め、不具合が発生した開閉装置のみを取り替えればよ
く、現地への交換品の輸送を含めて経済的に行なえ、し
かも交換までの時間を短縮できる。
【0076】第3実施形態(図3) 図3は本発明の第3実施形態による複合型ガス絶縁開閉
装置の略全体を断面で示す構成図である。
【0077】この図3に示すように、本実施形態の複合
型ガス絶縁開閉装置30bでは、断路器接点35,36
を収納した絶縁容器37,38により断路器39,40
が形成されている。これらの断路器39,40の絶縁容
器37,38の各一端は外部端子34,35により外部
と接続され、他端は電流の通路となる金属容器49に接
続され、金属容器49には断路器接点35,36とそれ
ぞれ連動する駆動機構48が収納されている。
【0078】金属容器49の下側は、第1実施形態と同
様に、一端が接地電位である絶縁容器50により支持さ
れている。絶縁容器50の接地電位側には操作機構51
が接続され、絶縁容器50内を貫通して設けた操作棒5
2,53により、駆動機構48と操作機構51が連結さ
れている。
【0079】また、金属容器49に接続される遮断器4
3は、金属容器49、絶縁容器50と同一ガス区画を有
している。断路器39,40は金属容器49とガス区画
を形成する隔壁54,55を介してガス区画されてい
る。金属容器49には接地装置56が設けられている。
【0080】次に作用を説明する。
【0081】本実施形態の複合型ガス絶縁開閉装置30
bは、絶縁容器50により接地側と絶縁されていること
から、通常の運用では電気的に外部端子35あるいは外
部端子46を通じて電流が断路器接点35、あるいは断
路器接点36を流れ、金属容器49を介して外部端子4
6より外部に繋がる。
【0082】電路の遮断、断路については、操作機構5
1により操作棒52を介し、金属容器49内の駆動機構
48により各接点35,36の開放が実施され、開放動
作後、各接点35,36と各絶縁容器37,38により
外部端子34,35と金属容器49が絶縁される。金属
容器49の接地は金属容器49の設けた接地装置56に
より実施される。同様に操作機構51による閉路操作に
より通常の運用状態に戻る。
【0083】本実施形態の構成も、2重母線に接続する
断路装置の基本構成であり、2重母線構成の変電所には
必ず存在する構成である。また、2重母線以外の構成の
変電所にも現れる構成であり、応用範囲が極めて広い。
【0084】そのため、この本実施形態の複合型ガス絶
縁開閉装置をシリーズに加えれば、少ない種類の複合型
ガス絶縁開閉装置のシリーズ化で様々な方式の変電所を
カバーでき、より安価な複合型ガス絶縁開閉装置が提供
できる。また、不具合が生じた各ユニットの交換がきわ
めて容易で、安価となり、交換に要する時間を短くでき
る。
【0085】また、ガス区画を設けていることから、複
合型ガス絶縁開閉装置30bを2重母線に接続した場
合、一方の母線に雷撃があって断路接点を収納した開閉
装置に進入し、この開閉装置部で絶縁破壊が発生し閃絡
した場合でも、他方のガス区画に設置された断路器接点
は健全性を保持し、この送電系は生き続ける。すなわ
ち、2重母線の両方が停止することにはならない。
【0086】このように本実施形態では、一方の母線が
送電不能となっても、他方の母線で送電を可能とする様
に構成された2重母線構成の意味を損なうことなく母線
選択の用途に適用できる。また、いずれかの開閉装置の
絶縁が破れて閃絡が発生した場合にも、他の機器の健全
性は保たれるため、不具合が発生した開閉装置のみを取
り替えればよく、現地への交換品の輸送を含めて経済的
であり、しかも交換までの時間を短縮できる。
【0087】第4実施形態(図4) 図4は本発明の第4実施形態による複合型ガス絶縁開閉
装置の略全体を断面で示す構成図である。
【0088】この図4に示すように、本実施形態の複合
型ガス絶縁開閉装置30cでは、接地側架台57に、第
2および第3実施形態の複合型ガス絶縁開閉装置30
a,30bが設置され、接続導体70により、第3の実
施形態の外部端子46と第2の実施形態の外部端子46
とを接続している。
【0089】このような構成の本実施形態による複合型
ガス絶縁開閉装置30cでは、第2および第3の実施形
態の複合型ガス絶縁開閉装置30a,30bの作用に加
え、共通の接地架台57に設置された第3実施形態の複
合型ガス絶縁開閉装置30bの外部端子46が第2実施
形態の複合型ガス絶縁開閉装置30aの外部端子46と
接続導体38により接続されていることから、電気的に
第2、第3の実施形態の複合型ガス絶縁開閉装置30が
接続される。
【0090】一般に、外部端子34は2重母線の一方の
母線に接続され、外部端子35は他の母線に接続され
て、外部端子34は送電線などのライン回線や変圧器な
どのバンク回線に接続される。本実施形態によれば、断
路器39,40の開閉状態を調節することにより、外部
端子34に接続されたライン回線やバンク回線に接続す
る母線を選択する作用が行なえる。
【0091】本実施形態の構成も、2重母線に接続され
るライン回線、バンク回線等の基本構成であることか
ら、この部分をガス絶縁により縮小化することで変電所
全体が大幅に縮小化できる。この機器構成はまた、2重
母線への接続の目的に限らず、他の様々な変電所構成に
使用できる2種類の複合型ガス絶縁開閉装置を組み合わ
せて一構成ユニットとしていることから、これらに構成
ユニット単独で他の機器配置にも適用できる。
【0092】したがって、少ない種類の複合型ガス絶縁
開閉装置のシリーズ化で様々な方式の変電所をカバーす
ることができ、より安価な複合型ガス絶縁開閉装置を提
供することができる。また、不具合が生じた各ユニット
の交換がきわめて容易で、安価に行なえ、しかも交換に
要する時間を短くすることができる。
【0093】第5実施形態(図5〜図7) 図5は本発明の第5実施形態による複合型ガス絶縁開閉
装置を説明する拡大断面図であり、例として図1に示し
た金属容器49部を拡大して示している。図6は図5に
示した逆止弁構成をさらに拡大して示す要部断面図であ
り、図7は操作棒および操作機構部をさらに拡大して示
す要部断面図である。
【0094】図5に示すように、電流の通路となる金属
容器49に、一方の断路器39の接点を収納する絶縁容
器37が接続されるとともに、駆動機構48が収納され
ている。この金属容器49の接続部分に、ガス区画を形
成する隔壁54が設けられている。また、他方の断路器
40の接点を収納する絶縁容器38も同様に、ガス区画
を形成する隔壁55を介して金属容器49に接続されて
いる。
【0095】これらの隔壁54,55には、それぞれ逆
止弁58,59が設置され、金属容器49から絶縁容器
37,38の順方向(矢印a方向)にはガスが移動で
き、この逆向方向(矢印b方向)にはガスが移動できな
い構造としてある。
【0096】なお、金属容器49には、遮断器43の接
点を収納する絶縁容器42が接続されるとともに、操作
棒52,53を収納する絶縁容器50も接続されている
が、これらと金属容器49との接続には隔壁はなく、こ
れらの間にはガス区画が形成されていない。
【0097】図6は、図5に示した逆止弁58,59の
一構成例を示している。この図6に示すように、ガス区
画を形成する隔壁54,55に、貫通孔60bを有する
金属ケース60aが周囲部を溶接等により気密保持状態
で固定されている。この金属ケース60aに、断面例え
ばH形の移動弁60が装着されている。この移動弁60
は、貫通孔60bを介して金属ケース60aの両面に対
向部を配置し、圧縮コイルスプリング等のバネ61によ
り金属容器側から外方(順方向a)に付勢されている。
また、金属ケース60aの両側面にOリング62,63
が配置され移動弁60の対向面部分に接触した場合の気
密シールが行なわれるようになっている。なお、移動弁
60は、バネ61の押圧力により、そのバネ側に位置す
るOリング63から通常は離れた状態にある。
【0098】このような構成の逆止弁58において、通
常状態ではバネ61の付勢力によってOリング62に移
動弁60が接し、ガスは図6上部から下方(逆方向b)
に向かう流れは生じない。一方、同図下部から上方への
順方向aにはガスが流れ得る。しかし、下部と上部のガ
ス圧力差が大きくなり、大量のガスが流れ始めると、移
動弁60がバネ61に逆らってガス流に押され、Oリン
グ62に接触するようになる。すると、もはや順方向a
においても、ガスは流れなくなる。
【0099】このような逆止弁58,59を、図6に示
すように、金属容器49から絶縁容器37,38に向か
う方向を順方向となるようにしているので、絶縁容器3
7,38のガス圧が金属容器49内のガス圧より高い場
合にはガスは流れず、絶縁容器37,38内のガスは密
封される。一方、金属容器49のガス圧が絶縁容器3
7,38のガス圧より高くなったときにはガスが流れ、
金属容器49内のガスが絶縁容器37,38の内部に移
動する。ただし、金属容器49内のガス圧が急激に上昇
した場合には、逆止弁58,59は順方向のガス流も遮
断するため、このようなガス流は発生しなくなる。
【0100】図7は、支持絶縁物容器50の下部接地電
位の接続部分を示している。
【0101】この図7に示すように、本実施形態では架
台のフランジ部分において、絶縁容器50と操作機構5
1側とが気密にシールされている。そして、フランジ部
分の操作機構51側の空間に、ガス圧力監視装置64が
設けられるとともに、ガスバルブ65を有するガス配管
66がフランジ部分を貫通している。
【0102】これにより、絶縁容器50側のガス圧力を
操作器項51側空間にて監視し、圧力に応じてガスバル
ブ65を操作し、ガス圧の調整が行なえる。
【0103】以上の本実施形態によると、現地への分割
輸送で、逆止弁58,59の下流側のガス区画、すなわ
ち断路器接点を収納するガス区画には大気圧よりわずか
に高いガスを充填しておく。そして、他方の上流側のガ
ス区画、すなわち遮断器接点を収納し、一端が接地電位
であるガス区画は大気状態で現地まで分解輸送すれば、
現地にて組立後大気状態で輸送した上流側のガス区画の
みに真空引きし、ガス充填のガス処理をすれば、他方の
断路器接点を収納する下流側のガス区画は自動的に高ガ
ス圧の充填のみ実施される。これにより、多数のガス区
画を平行してガス処理する手間を省くことができ、現地
での組立作業が効率的に実施できる利点が得られる。
【0104】また、ガス区画間のガス圧力差が大きくな
り、順方向aに流れるガス量が大きくなったときには、
順方向aのガス流も遮断する装置を備えていることか
ら、逆止弁58,59の順方向aの上流側にて事故アー
クが発生し、このガス区画が高ガス圧になって逆止弁5
8,59の順方向aに大量のガスが流れ始めても、この
ガス流を遮断する機能を有するため、下流側の他のガス
区画にはこのアークによって生成された絶縁にとって有
害な様々な物質がガスとともに流れ込むことはない。
【0105】したがって、ガス流の上流側でアーク事故
が発生したときでも、下流側には有害ガスが流れ込ま
ず、下流側のガス区画は健全性を保つことができる。
【0106】また、ガス流の順方向aを、一端が接地電
位であるガス区画から接地電位を有しないガス区画に向
かう方向としているため、現地での組立のとき、物理的
に低い位置でのガス処理が可能となり、現地での組立、
ガス処理の作業効率を向上することができる。
【0107】なお、ガス流の順方向aを、一端が接地電
位であるガス区画から接地電位を有しないガス区画に向
かう方向とし、一端が接地電位であるガス区画には、ガ
ス圧力監視装置を設置すれば、大地電位の下でガス圧力
を監視し、高電位に位置するガス区画においてもガス圧
力を監視することができる。これにより、安価で、しか
も高い信頼性を有する開閉装置を提供することができ
る。
【0108】第6実施形態(図8) 図8は本発明の第6実施形態による逆止弁58,59の
構成例を示している。
【0109】この図8に示すように、本実施形態ではガ
ス区画を形成する隔壁54,55に金属ケース59が気
密を保って固定され、移動弁60がバネ61とともに収
納されている。バネ61は移動弁60をOリング62に
軽く押さえつけている。金属ケース52内には、合成ゼ
オライト等を収納したフィルタ67が収納してある。
【0110】このような構成において、逆止弁58,5
9は通常状態においては、バネ61の付勢力によってO
リング62に移動弁60が接している。したがって、ガ
スは図8上部から下方に向かう逆方向bには流れ得な
い。
【0111】一方、図8下部から上方への順方向aに対
しては、ガスは流れ得る。しかし、この時、ガス流は必
ずフィルタ67を通過することになり、下流側に移動す
るガスは、絶縁にとって有害な物質を取り除かれたガス
となる。
【0112】本実施形態によれば、逆止弁58,59の
順方向aの上流側にて事故アークが発生し、このガス区
画が高ガス圧になり、上流側から下流側の他のガス区画
にガスが流れても、下流側に流れ込むガスは、このアー
クによって生成された絶縁にとって有害な様々な物質が
取り除かれたガスとなる。したがって、上流側でアーク
事故が発生しても下流側のガス区画は健全性を保つこと
ができる。
【0113】他の実施形態(図9) なお、本発明は、以上の実施形態に限定されるものでは
なく、多種多様な形態で実施可能である。
【0114】例えば、図9に示したように、機器の構成
については第3の実施形態と同様とするが、断路器40
の取付け位置を変えることにより、全体の高さを押さ
え、これにより機器のバランスの最適化が図れる。
【0115】また、駆動機構48の方式を変えることに
より、断路器39,40に要求される開閉性能(断路器
接点35,36の開閉速度)を満足することが可能であ
る。
【0116】したがって、この図9の形態で実施するこ
とにより、断路器接点の可動電極を高速で駆動すること
ができるため、ループ電流遮断が容易となり、2重母線
に接続された2個の断路器接点による母線切り替えの際
には、ループ電流を遮断する必要があり、本実施形態は
有効に機能する。
【0117】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、一方の母線が送電不能となっても、他方の母線で送
電を可能とする様に構成された2重母線構成の意味を損
なうことなく、母線選択の用途に適用することができ
る。そして、取り替えに必要な費用を最小とするのみな
らず、取り替えに要する時間を最小にし、作業コストも
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による複合型ガス絶縁
開閉装置の断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態による複合型ガス絶縁
開閉装置の断面図。
【図3】本発明の第3の実施形態による複合型ガス絶縁
開閉装置の断面図。
【図4】本発明の第4の実施形態による複合型ガス絶縁
開閉装置の断面図。
【図5】本発明の第5の実施形態による複合型ガス絶縁
開閉装置を構成する夫々の開閉装置の金属容器への接続
部分を拡大した断面図。
【図6】本発明の第5の実施形態による図5に示された
ガスの逆止弁の詳細構造例を示す断面図。
【図7】本発明の第5の実施形態による図5に示された
ガスの逆止弁の詳細構造例を示す断面図。
【図8】本発明の第6の実施形態による碍管形開閉装置
の支持絶縁物容器の下部接地電位の接続部分を拡大した
断面図。
【図9】本発明の他の実施形態による複合型ガス絶縁開
閉装置の断面図。
【図10】従来の複合型ガス絶縁開閉装置の断路器接点
近傍を示す正面断面図。
【符号の説明】
30 複合型ガス絶縁開閉装置 31,32 固定電極 33,34 可動電極 35,36 断路器接点 37,38 絶縁容器 39,40 断路器 42 絶縁容器 43 遮断器 44,45,46 外部端子 47 遮断器接点 48 駆動機構 49 金属容器 50 絶縁容器 51 操作機構 52,53 操作棒 54,55 隔壁 56 接地装置 58,59 逆止弁 60 移動弁 60a 金属ケース 60b 貫通孔 61 バネ 62,63 Oリング 64 ガス圧力監視装置 65 ガスバルブ 66 ガス配管 67 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 洋 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 小原 礼二 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 小林 昭夫 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 東 芝変電機器テクノロジー株式会社内 Fターム(参考) 5G017 AA11 BB01 BB02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁器碍管もしくは複合碍管等の絶縁物の
    容器内に絶縁性ガスを充填するとともに、この容器内に
    固定電極と可動電極とにより構成された接点を設置して
    形成した開閉装置を複数備え、前記開閉装置のうち少な
    くとも1つは断路器接点を収納した開閉装置とし、かつ
    前記各開閉装置を同一の金属容器に接続し、さらに前記
    金属容器を磁器碍管もしくは複合碍管等の絶縁物の容器
    によって保持する構成としたことを特徴とする複合型ガ
    ス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 金属容器を保持する絶縁物の容器内に、
    開閉装置の可動電極を駆動するための絶縁物を配置した
    ことを特徴とする請求項1記載の複合型ガス絶縁開閉装
    置。
  3. 【請求項3】 2個の同一種類の開閉装置と、1個の異
    なる種類の開閉装置とを、同一の金属容器に接続したこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の複合型ガス絶縁
    開閉装置。
  4. 【請求項4】 2個の同一種類の開閉装置はそれぞれガ
    ス気密を保持して別のガス区画を形成し、他の1個の異
    なる種類の開閉装置は1個の金属容器およびこの金属容
    器を保持する絶縁物の容器と同一のガス区画を形成する
    ことを特徴とする請求項3記載の複合型ガス絶縁開閉装
    置。
  5. 【請求項5】 金属容器に接続された3個の開閉装置の
    中で、中央に位置する開閉装置は2個の同一種類の開閉
    装置の1個であることを特徴とする請求項3または4記
    載の複合型ガス絶縁開閉装置。
  6. 【請求項6】 2個の異なる種類の開閉装置のみを1個
    の金属容器に接続したことを特徴とする請求項1または
    2項記載の複合型ガス絶縁開閉装置。
  7. 【請求項7】 断路器接点を収納した開閉装置はガス気
    密を保持して金属容器とは別のガス区画を形成し、他の
    1個の異なる種類の開閉装置は前記金属容器およびこの
    金属容器を保持する絶縁物の容器と同一のガス区画を形
    成することを特徴とする請求項6記載の複合型ガス絶縁
    開閉装置。
  8. 【請求項8】 断路器接点を絶縁性ガスが充填された絶
    縁物の容器内に収納した2個の開閉装置のみを1個の金
    属容器に接続したことを特徴とする請求項1記載の複合
    型ガス絶縁開閉装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも一方の開閉装置はガス気密を
    保持して金属容器とは別のガス区画を形成することを特
    徴とする請求項8記載の複合型ガス絶縁開閉装置。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の2個の異なる種類の開
    閉装置の一方は断路器接点を絶縁物の容器に収納すると
    ともに、他方の開閉装置は遮断器接点を絶縁物の容器に
    収納したものとし、この遮断器接点を収納した開閉装置
    の端子と、請求項8記載の金属容器とを導体で接続した
    ことを特徴とする複合型ガス絶縁開閉装置。
  11. 【請求項11】 磁器碍管もしくは複合碍管等の絶縁物
    の容器内に絶縁性ガスを充填するとともに、この容器内
    に固定電極と可動電極とにより構成された接点を設置し
    て形成した開閉装置を複数備え、前記開閉装置のうち少
    なくとも1つは断路器接点を収納した開閉装置とし、か
    つ前記各開閉装置を同一の金属容器に接続し、さらに前
    記金属容器を磁器碍管もしくは複合碍管等の絶縁物の容
    器によって保持する構成とした複合型ガス絶縁開閉装置
    であって、互いに接続された前記各容器内の空間に少な
    くとも2つのガス区画を形成し、このガス区画を形成す
    るための隔壁に、ガスを一方向にのみ流し、逆方向には
    流さない機構を設けたことを特徴とする複合型ガス絶縁
    開閉装置。
  12. 【請求項12】 ガス区画間のガス圧力差が大きくな
    り、順方向に流れるガス量が大きくなったとき、順方向
    のガス流も遮断する機構を備えたことを特徴とする請求
    項11記載の複合型ガス絶縁開閉装置。
  13. 【請求項13】 順方向に流すガスの通り道に、通常の
    充填ガス以外のガスもしくは塵などの固体粒子を捕獲す
    るフィルタを設置したことを特徴とする請求項11記載
    の複合型ガス絶縁開閉装置。
  14. 【請求項14】 ガス流の順方向を、一端が接地電位で
    あるガス区画から接地電位を有しないガス区画に向かう
    方向としたことを特徴とする請求項11から13までの
    いずれかに記載の複合型ガス絶縁開閉装置。
  15. 【請求項15】 一端が接地電位であるガス区画には、
    ガス圧力監視装置を設置したことを特徴とする請求項1
    4記載の複合型ガス絶縁開閉装置。
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