JP2002152841A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2002152841A
JP2002152841A JP2000346875A JP2000346875A JP2002152841A JP 2002152841 A JP2002152841 A JP 2002152841A JP 2000346875 A JP2000346875 A JP 2000346875A JP 2000346875 A JP2000346875 A JP 2000346875A JP 2002152841 A JP2002152841 A JP 2002152841A
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JP2000346875A
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English (en)
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Ikuo Hirayama
郁夫 平山
Takeshi Nogami
健士 野上
Kashu Uno
嘉修 宇野
Fumihiko Yamada
文彦 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地理的に離れた所定エリアに居る不特定のユ
ーザと通信可能な通信システムを提供すること。 【解決手段】 公衆広域通信が可能な通信ネットワーク
101と、コンビニ等の一般施設に設けられた専用狭域
通信(DSRC)を行うDSRC通信装置103と、一
般車両等に設けられた車載器105とを備えて構成され
ており、DSRC通信装置103は通信ネットワーク1
01を介してそれぞれ接続されており、通信領域内の車
載器105とDSRCで通信可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システムに係
り、特に、狭域通信(Dedicated Short Range Communic
ation:DSRC)と公衆広域通信とを用いて、地理的
に離れた所定エリアに居る不特定のユーザと通信可能な
通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信システムにおいて、公衆電話
や携帯電話等の公衆回線を利用した通信を希望すると
き、ユーザは個人または端末といった特定の相手に対し
て呼出しを行う。すなわち、ユーザが呼出し可能な相手
は唯一人であり、通信可能なユーザも通常であれば一人
または一端末のみである。また、インターネットサービ
スプロバイダ(ISP)等によって、コンピュータを用
いた文字による通信を多数のユーザ間で可能とした「チ
ャット」と呼ばれるサービスが提供されている。このチ
ャットサービスは、例えばISPに加入している個人の
意志によって自由に参加できる仕組みとなっており、通
常、一ユーザが個人や地域等、特定の条件を参加者に要
求することはできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、あるユーザ
が指定したエリアに居る不特定のユーザに呼出しを行
い、この呼出しに応答したユーザがいればそのユーザと
通信することができるといったサービスが求められてい
る。このようなサービスが実現されれば、指定したエリ
アに居るユーザから新鮮な情報を直接得ることができ
る。例えば、東京にいるユーザは、富士山近傍に居るユ
ーザから富士山山頂に雲がかかっているかなどの情報を
得ることができる。
【0004】しかしながら、従来の通信システムや上述
したチャットサービスでは、上記サービスを実現するこ
とができないという問題点があった。すなわち、従来の
通信システムにおいては、呼出しまたは通信を行うこと
のできる相手または端末が一人または一台のみであり、
特に、携帯電話にあっては端末を有するユーザがどの場
所にいるのか予め知ることができない。また、チャット
サービスにおいては、チャットに参加しているユーザに
居所をいちいち訪ねなければならないといった煩わしさ
があるため、一般的には、上記サービスへそのまま適用
することはできない。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、地理的に離れた所定エリアに居る不
特定のユーザと通信可能な通信システムを提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る通信システムは、複数の所
定エリアにそれぞれ設置され、通信ネットワークによっ
て互いに接続された、所定領域内の情報端末と通信可能
な通信装置を備えた通信システムであって、通信可能な
第1の情報端末を用いてユーザがエリアを指定すると、
前記第1の情報端末と前記所定のエリアに設置された通
信装置との間で通信を確立し、前記所定のエリアに設置
された通信装置は、前記通信装置と通信可能な第2の情
報端末にメッセージを送信するものである。
【0007】また、請求項2に係る通信システムは、請
求項1に記載の通信システムにおいて、前記ユーザが使
用する前記第1の情報端末と、前記所定のエリアに設置
された通信装置との間の通信は、前記情報端末と通信可
能な通信装置を介する。
【0008】また、請求項3に係る通信システムは、請
求項2に記載の通信システムにおいて、通信装置を識別
するための通信装置毎の装置IDと、前記装置IDを有
する前記通信装置が設置されたエリアを示すエリア情報
とが蓄積された情報蓄積手段を有し、前記ユーザが使用
する前記第1の情報端末から、前記第1の情報端末と通
信可能な通信装置に通信要求が送信された際、前記通信
装置は、前記情報蓄積手段から前記エリア情報を読み出
して前記情報端末に送信する。
【0009】また、請求項4に係る通信システムは、請
求項1、2または3に記載の通信システムにおいて、通
信手段として、道路料金自動収受システムに用いる通信
方式と一般電話回線との双方を用いている。
【0010】また、請求項5に係る通信システムは、請
求項3または4に記載の通信システムにおいて、前記情
報蓄積手段は、前記通信装置のそれぞれに設けられてい
る。
【0011】また、請求項6に係る通信システムは、請
求項3または4に記載の通信システムにおいて、前記情
報蓄積手段は、前記通信装置とは別の前記通信ネットワ
ークに接続されたセンター装置に設けられている。
【0012】さらに、請求項7に係る通信システムは、
請求項1、2、3、4、5または6に記載の通信システ
ムにおいて、前記第1の情報端末または前記第2の情報
端末は車両に搭載されている。
【0013】本発明の請求項1に係る通信システムで
は、複数の所定エリアにそれぞれ設置され、通信ネット
ワークによって互いに接続された、所定領域内の情報端
末と通信可能な通信装置を備え、通信可能な第1の情報
端末を用いてユーザがエリアを指定すると、第1の情報
端末とこの所定のエリアに設置された通信装置との間で
通信を確立し、所定のエリアに設置された通信装置は、
該通信装置と通信可能な第2の情報端末にメッセージを
送信している。特に、請求項2に係る通信システムで
は、ユーザが使用する第1の情報端末と、所定のエリア
に設置された通信装置との間の通信は、ユーザの第1の
情報端末と通信可能な通信装置を介している。
【0014】したがって、通信装置が設置された一エリ
アに居るユーザが、他の通信装置が設置された地理的に
離れたエリアに居る不特定のユーザと第1の情報端末を
用いて通信可能となるため、ユーザは所望するエリア付
近の天気や混み具合等に関する情報をそのエリアに居る
ユーザから直接得ることができる。このように、ユーザ
は一般のニュースよりも早く新鮮な情報を得ることがで
きるため、そのときの状況に則した最適な行動をとるこ
とができる。
【0015】また、請求項3に係る通信システムでは、
通信装置を識別するための通信装置の装置IDと、装置
IDを有する通信装置が設置されたエリアを示すエリア
情報とが蓄積された情報蓄積手段を有し、ユーザが使用
する第1の情報端末から、この第1の情報端末と通信可
能な通信装置に通信要求が送信された際、通信装置は、
情報蓄積手段からエリア情報を読み出して情報端末に送
信することが望ましい。
【0016】また、請求項4に係る通信システムでは、
通信手段として、道路料金自動収受システムに用いる通
信方式と一般電話回線との双方を用いることが望まし
い。
【0017】また、請求項5に係る通信システムでは、
通信装置のそれぞれに情報蓄積手段が設けられているこ
とが望ましい。また、請求項6に係る通信システムで
は、通信装置とは別の通信ネットワークに接続されたセ
ンター装置に情報蓄積手段が設けられている。したがっ
て、通信装置がそれぞれ情報蓄積手段を備えている必要
がなくなるため、通信装置を小型かつ安価とすることが
できる。また、当該通信システムに通信装置を新たに設
置したときや既設の通信装置が不要となったときには、
装置IDおよびエリア情報を変更する必要があるが、本
請求項に係る通信システムでは、これらの情報は情報蓄
積手段において一括して管理されているため、容易に変
更することができる。
【0018】さらに、請求項7に係る通信システムで
は、第1の情報端末または第2の情報端末は車両に搭載
されていることが望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る通信システム
の実施の形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の
実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。 〔第1の実施形態〕図1は、本発明の第1の実施形態に
係る通信システムを示すブロック構成図である。同図に
おいて、本実施形態の通信システム100は、公衆広域
通信が可能な通信ネットワーク101と、コンビニエン
スストア(以下、単にコンビニという)や高速道路のサ
ービスエリア、ガソリンスタンド等の一般施設に設けら
れた、特許請求の範囲の通信装置に該当するDSRC通
信装置103と、一般車両等に設けられた情報端末に該
当する車載器105とを備えて構成されている。なお、
DSRC通信装置103は少なくとも2ヶ所に設けられ
ている。
【0020】DSRC通信装置103および車載器10
5間の通信には、通信エリアが少なくともコンビニや高
速道路のサービスエリア、ガソリンスタンド等をカバー
する程度の狭域通信(Dedicated Short Range Communic
ation:DSRC)が用いられている。DSRCは、有
料道路の料金所で停車することなく自動的に料金の収受
が可能なETC(自動料金収受)システムで用いられて
いる技術であり、ETCシステムにおいては、必要最小
限の狭い地域のみに電磁波を照射する路側施設としての
ビーコンと、ビーコンの通信エリアを通過する車両との
通信のために用いられている。
【0021】このDSRC技術は、大容量・双方向通信
が可能であること、無線による料金決済が可能であるこ
と、そして、とりわけ通信エリアを3m×4m、10m
四方、30m四方といったように比較的狭い範囲に設定
することができるといった利点がある。なお、通信エリ
アを比較的広く設定した場合は、通信エリア内の不特定
多数と通信でき、狭く設定した場合は、特定の車両と通
信することができる。
【0022】以下、本実施形態の通信システム100を
構成するDSRC通信装置103および車載器105に
ついて、それぞれ説明する。まず、DSRC通信装置1
03は、図2に示すように、第1DSRC通信制御部1
31と、第1情報処理部133と、特許請求の範囲の情
報蓄積手段に該当する情報蓄積部135と、外部ネット
ワークI/F部137とを備えて構成されており、各D
SRC通信装置には、装置を識別するための装置毎に異
なる情報(以下、装置IDという)が各装置に割り当て
られている。
【0023】第1DSRC通信制御部131は、車載器
105との間で狭域通信(DSRC)を行い、車載器1
05から得られた情報を第1情報処理部133に送った
り、第1情報処理部133から送られた情報を適当なデ
ータ形式に変換して車載器105に送信するものであ
る。また、情報蓄積部135は、本実施形態の通信シス
テム100を構成する、各地に設置されたDSRC通信
装置の各装置IDと各装置IDに対応するエリアとを記
憶したデータベースである。
【0024】また、第1情報処理部133は、車載器1
05から送られてきた情報を処理して外部ネットワーク
I/F部137に送ったり、通信ネットワーク101か
ら外部ネットワークI/F部137を介して送られたき
た情報を処理して第1DSRC通信制御部131に送る
といった処理を行う、DSRC通信装置103の中央処
理手段である。
【0025】また、第1情報処理部133は、DSRC
通信装置103がカバーする通信領域内にある車載器1
05から通信要求を受けた際、他のDSRC通信装置が
配置されているエリアのリスト(以下、エリアリストと
いう)を情報蓄積部135から読み出して、第1DSR
C通信制御部131を介して通信要求を受けた車載器1
05に送る。また、他のDSRC通信装置から通信要求
を受けた際には、その通信要求を第1DSRC通信制御
部131を介して通信領域内の全車載器に送る。
【0026】さらに、外部ネットワークI/F部137
は、公衆広域通信を行うための通信ネットワーク101
とDSRC通信装置103とを結ぶためのDSRC通信
装置103側インターフェイスである。
【0027】次に、車載器105は、図3に示すよう
に、出力部151と、入力部153と、第2DSRC通
信制御部155と、第2情報処理部157とを備えて構
成されている。まず、出力部151は、DSRC通信装
置103から送信された情報を音声や文字等で出力する
ものであり、スピーカやディスプレイ等によって実現さ
れる。また、入力部153は、車載器105を使用する
ユーザが質問や通信要求等を入力したり、エリアを指定
するものであり、マイクやキーボード、タッチパネル、
ボタン等によって実現される。
【0028】また、第2DSRC通信制御部155は、
DSRC通信装置103との間で狭域通信(DSRC)
を行い、DSRC通信装置103から送信された情報を
第2情報処理部157に送ったり、第2情報処理部15
7から送られた情報を適当なデータ形式に変換してDS
RC通信装置103に送信するものである。
【0029】さらに、第2情報処理部157は、第2D
SRC通信制御部155を介して受信した情報を出力部
151で出力できるよう処理したり、入力部153から
入力されたユーザからの要求に基づいて、この要求を示
す信号を第2DSRC通信制御部155を介して送信で
きるよう処理するといった、車載器105の中央処理手
段である。
【0030】次に、本実施形態に係る通信システム10
0の動作について説明する。また、以下の説明では、D
SRC通信装置103aが東京のとあるコンビニに設け
られ、DSRC通信装置103bが富士山近傍のとある
コンビニに設置されているものとして説明する。また、
車載器105は一般車両に搭載され、車載器105a
は、前記東京のコンビニの駐車場といった、DSRC通
信装置103aと通信が可能な領域内にあり、車載器1
05bは、前記富士山近傍のコンビニ駐車場といった、
DSRC通信装置103bと通信が可能な領域内にある
ものとする。
【0031】まず、車載器105aを搭載した車両に乗
車しているユーザAが、車載器105を用いて通信要求
をDSRC通信装置103aに送信する。DSRC通信
装置103aがこの要求を受信すると、DSRC通信装
置103aの第1情報処理部133aは、他のDSRC
通信装置が設置されたエリアリストを情報蓄積部135
から読み出して車載器105aに送る。ユーザAは、こ
のエリアリストから実際に通信したいエリアを選択す
る。
【0032】このときユーザAは、エリアの選択と同時
に、車載器105aの入力部153aを用いて指定エリ
アに居るユーザへの質問も入力する。エリアの選択およ
び質問の入力が終了して、ユーザAによってこれら情報
の送信が許可されると、車載器105aはこれらの情報
をDSRC通信装置103aに送信する。DSRC通信
装置103aは、ユーザAによって選択されたエリアに
設置されているDSRC通信装置の装置IDを判別し
て、そのDSRC通信装置と通信を確立する。
【0033】例えば、ユーザAがエリアリストから富士
山近傍のコンビニというエリアを選択したとき、DSR
C通信装置103aは、富士山近傍のコンビニに設置さ
れているDSRC通信装置103bと通信を確立する。
このとき、DSRC通信装置103bは、その通信エリ
アにある全ての車載器に対してユーザAからの質問を送
信する。なお、ユーザAから質問があることを示す信号
だけを送信しても良い。なお、特許請求の範囲では、前
記質問と前記質問があることを示す信号とを総称してメ
ッセージと称する。
【0034】この質問に答える意志のあるユーザBがい
るとき、ユーザBは、質問に対する回答を車載器105
bの入力部153bを用いて入力し、その回答をDSR
C通信装置103bに送信する。回答を受け取ったDS
RC通信装置103bは、通信ネットワークを介してそ
の回答をDSRC通信装置103aに送信する。次に、
DSRC通信装置103aが受け取った回答を車載器1
05aに送信すると、車載器105aの出力部151a
にその回答が表示される。
【0035】以後、通信が中断されるまで、車載器10
5a、DSRC通信装置103a、通信ネットワーク1
01、DSRC通信装置103bおよび車載器105b
間で情報が流れ、ユーザAおよびユーザB間で質疑応答
または会話を進めることができる。このとき、ユーザA
からの質問およびユーザBからの回答が文字であれば、
ユーザAおよびユーザBはチャットのように話しを進め
ることができ、音声であれば電話のように話しを進める
ことができる。
【0036】なお、ユーザAとユーザBとの会話に、D
SRC通信装置103a,103bの通信領域内の他の
ユーザによる参加を可能としても良い。また、DSRC
通信装置103は一ユーザによって占有されるべきもの
ではなく、同一通信領域内に居る複数のユーザがそれぞ
れ異なるエリアに居る各ユーザと通信可能である。
【0037】以上説明したように、本実施形態の通信シ
ステム100によれば、DSRC通信装置が設置された
一エリアに居るユーザが、他のDSRC通信装置が設置
された地理的に離れたエリアに居る不特定のユーザと車
載器を用いて通信可能であるため、ユーザは所望するエ
リア付近の天気や観光地の混み具合、道路の混雑状況等
に関する情報をそのエリアにいるユーザから直接得るこ
とができる。このように、一般のニュース等よりも早く
新鮮な情報を得ることができるため、ユーザはそのとき
の状況に則した最適な行動をとることができる。
【0038】〔第2の実施形態〕第2の実施形態の通信
システム(図示せず)は、第1の実施形態のDSRC通
信装置103が有する情報蓄積部135が、通信ネット
ワーク101に接続された別装置(以下、センター装置
という)内に設けられている点が第1の実施形態の通信
システム100と異なる点である。本実施形態では、各
地に配置されているDSRC通信装置に割り当てられた
装置IDおよびエリアに関する情報は、センター装置が
一括して管理および記憶している。
【0039】本実施形態に係る通信システムの動作につ
いて簡単に説明すると、車載器105が、通信可能なD
SRC通信装置に対して他のDSRC通信装置が配置さ
れているエリアのリストを要求すると、この要求は通信
ネットワーク101を介して情報蓄積部135を有する
センター装置に送信される。リスト要求を受信したセン
ター装置は情報蓄積部135からエリアリストを読み出
して、通信ネットワーク101および要求を送信したD
SRC通信装置を介して車載器105に送信する。以後
のステップに関しては、第1の実施形態と同様である。
【0040】以上説明したように、本実施形態の通信シ
ステム100によれば、装置IDおよびエリアに関する
情報を一括して管理および記憶するよう、情報蓄積部1
35を通信ネットワーク101に接続されたセンター装
置内に設けたため、各DSRC通信装置に情報蓄積部1
35を設ける必要がなくなる。このように、DSRC通
信装置の構成要素数は第1の実施形態のDSRC通信装
置103,103a,103bと比較して少なくなるた
め、本実施形態のDSRC通信装置は第1の実施形態の
DSRC通信装置103,103a,103bよりも小
型かつ安価とすることができる。また、DSRC通信装
置を新たに設置したときや既設のDSRC通信装置が不
要となったときには、装置IDおよびエリアに関する情
報を変更する必要があるが、本実施形態によれば、これ
らの情報は一括して管理されているため容易に変更する
ことができる。
【0041】なお、上記実施形態の通信システムにおい
て、情報蓄積部135または他の記録媒体に広告情報を
蓄積し、通信を行っている車載器の各出力部に広告を表
示させても良い。この場合、通信システムの運用費の一
部が広告料によって賄われることとなるため、ユーザが
支払う通信システムの利用料を低く抑えることができ
る。なお、情報蓄積部135または他の記録媒体がDS
RC通信装置毎に設けられている場合、広告情報の内容
に関する決定権を、DSRC通信装置を所有または運用
している者に与えても良い。
【0042】また、上記実施形態の通信システムにおい
て、所定エリアの通信領域内にカーナビゲーション装置
(以下、単にカーナビという)を搭載した車両が少なく
とも一台あり、あるユーザから前記所定エリアのDSR
C通信装置に道路の混雑状況に関する質問が送信された
とき、このDSRC通信装置はカーナビから道のりや通
過時間等の経過情報を得て、前記ユーザに送信する。な
お、DSRC通信装置が同一の内容に関して複数の経過
情報を得た場合には、その複数の経過情報を平均化して
得られた結果を送信する。
【0043】また、上記実施形態の通信システムでは、
両端の通信端末が車載器105であるが、通信を要求す
るユーザが使用する端末を必ずしも車載器105に限定
せず、情報端末やパーソナルコンピュータ等を使用して
通信ネットワーク101に接続し、所望のエリアに設置
されたDSRC通信装置に通信要求を行っても良い。さ
らに、上記実施形態の通信システムでは、各地に設置さ
れたDSRC通信装置のエリアが情報蓄積部135に記
憶されているが、予め車載器105に蓄積されていても
良い。この場合、車載器105は通信を行う際にエリア
リストをいちいちダウンロードする必要がない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信シス
テムによれば、複数の所定エリアにそれぞれ設置され、
通信ネットワークによって互いに接続された、所定領域
内の情報端末と通信可能な通信装置を備え、通信可能な
第1の情報端末を用いてユーザがエリアを指定すると、
第1の情報端末とこの所定のエリアに設置された通信装
置との間で通信を確立し、所定のエリアに設置された通
信装置は、該通信装置と通信可能な第2の情報端末にメ
ッセージを送信している。特に、ユーザが使用する第1
の情報端末と、所定のエリアに設置された通信装置との
間の通信は、ユーザの第1の情報端末と通信可能な通信
装置を介して行われている。
【0045】したがって、通信装置が設置された一エリ
アに居るユーザが、他の通信装置が設置された地理的に
離れたエリアに居る不特定のユーザと第1の情報端末を
用いて通信可能となるため、ユーザは所望するエリア付
近の天気や混み具合等に関する情報をそのエリアに居る
ユーザから直接得ることができる。このように、ユーザ
は一般のニュースよりも早く新鮮な情報を得ることがで
きるため、そのときの状況に則した最適な行動をとるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る通信システムを
示すブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るDSRC通信装
置を示すブロック構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る車載器を示すブ
ロック構成図である。
【符号の説明】
101 通信ネットワーク 103,103a,103b DSRC通信装置 105,105a,105b 車載器 131 第1DSRC通信制御部 133 第1情報処理部 135 情報蓄積部 137 外部ネットワークI/F部 151 出力部 153 入力部 155 第2DSRC通信制御部 157 第2情報処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 嘉修 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 山田 文彦 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA16 HA08 HC01 HC09 HD06 JL01 JT02 JT09 LD02 5K033 CB13 DA06 DA19 DB16 5K067 AA21 BB03 BB21 DD17 DD19 DD51 EE02 EE10 EE16 FF02 FF03 GG01 GG11 HH05 HH23 JJ71

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の所定エリアにそれぞれ設置され、
    通信ネットワークによって互いに接続された、所定領域
    内の情報端末と通信可能な通信装置を備えた通信システ
    ムであって、 通信可能な第1の情報端末を用いてユーザがエリアを指
    定すると、前記第1の情報端末と前記所定のエリアに設
    置された通信装置との間で通信を確立し、 前記所定のエリアに設置された通信装置は、前記通信装
    置と通信可能な第2の情報端末にメッセージを送信する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記ユーザが使用する前記第1の情報端
    末と、前記所定のエリアに設置された通信装置との間の
    通信は、前記情報端末と通信可能な通信装置を介するこ
    とを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 通信装置を識別するための通信装置毎の
    装置IDと、前記装置IDを有する前記通信装置が設置
    されたエリアを示すエリア情報とが蓄積された情報蓄積
    手段を有し、 前記ユーザが使用する前記第1の情報端末から、前記第
    1の情報端末と通信可能な通信装置に通信要求が送信さ
    れた際、前記通信装置は、前記情報蓄積手段から前記エ
    リア情報を読み出して前記情報端末に送信することを特
    徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 通信手段として、道路料金自動収受シス
    テムに用いる通信方式と一般電話回線との双方を用いる
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記情報蓄積手段は、前記通信装置のそ
    れぞれに設けられていることを特徴とする請求項3また
    は4記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記情報蓄積手段は、前記通信装置とは
    別の前記通信ネットワークに接続されたセンター装置に
    設けられていることを特徴とする請求項3または4記載
    の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記第1の情報端末または前記第2の情
    報端末は、車両に搭載されていることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5または6記載の通信システム。
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