JP2002152724A - テレビ中継を支援するための情報提供システム及び方法 - Google Patents

テレビ中継を支援するための情報提供システム及び方法

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JP2002152724A
JP2002152724A JP2000345032A JP2000345032A JP2002152724A JP 2002152724 A JP2002152724 A JP 2002152724A JP 2000345032 A JP2000345032 A JP 2000345032A JP 2000345032 A JP2000345032 A JP 2000345032A JP 2002152724 A JP2002152724 A JP 2002152724A
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hole
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monitor
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JP2000345032A
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Ikuyoshi Kayama
郁芳 加山
Tokunori Iwataki
徳則 岩滝
Koji Aso
浩次 麻生
Yasunori Sugiyama
靖典 杉山
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SPACE VISION NETWORK KK
Toyo Communication Equipment Co Ltd
Mainichi Broadcasting System Inc
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GOLF SCIENCE KK
SPACE VISION NETWORK KK
Toyo Communication Equipment Co Ltd
Mainichi Broadcasting System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフ場などのスポーツの競技場におけるテ
レビ中継、特に映像のスイッチングを行なう際に必要と
なるプレイヤーのプレイ状況についての情報をタイムリ
ーに提供することを可能にする。 【解決手段】 無線データ端末102が、各マーカスタ
ッフにより携帯され、担当のプレイヤーについてのプレ
イ状況が逐次入力される。入力されたプレイ状況は、中
継局104を介して、中央通信局106から放送センタ
ー内の制御装置に集められる。放送センター108内に
はプレイ映像のスイッチングの指示を出す映像ディレク
タなどの放送センター内のスタッフが見るモニター21
2が設置され、ここには、前記集められた情報に基づ
き、各種の表示形式で各プレイヤーのタイムリーなプレ
イ情報が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種スポーツの競
技場におけるテレビ中継作業を支援するための情報提供
システム及び方法に関し、特にゴルフトーナメントのテ
レビ中継における放送用映像のスイッチングを支援する
ために用いて有益な情報提供システム及び方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】日本においてゴルフは人気の高いスポー
ツの一つであり、プロによるゴルフトーナメントの殆ど
はテレビ中継により各家庭で観戦できるようになってい
る。テレビ中継においては、トーナメントの臨場感をテ
レビの視聴者に伝えるために、できる限り各ホールにお
ける「生」の映像を繋いで番組を構成することが好まし
く、このため、テレビ中継スタッフによるカメラワーク
及び映像のスイッチングが極めて重要となる。映像のス
イッチングは、映像ディレクタが、ゴルフコースの適所
に配備され又はカメラクルーが携帯する複数台のカメラ
からの映像をモニタリングし、その中からその時点で最
適な映像を選び出す作業である。
【0003】通常、映像ディレクタは、各ホールやプレ
イヤーの担当のスタッフ(以下、マーカスタッフとい
う)からの情報を参考にして、スイッチングオペレータ
に指示を出し、映像のスイッチングを行なわせる。すな
わち、マーカスタッフは、各プレイヤーのプレイ状況、
例えば、プレイホール、打順、打数、カップまでの残り
ヤード数、使用クラブ、ボールのライなどを、専用の携
帯無線を用いて、音声により逐次中継基地局のスタッフ
へ伝える。中継基地局において、映像ディレクタは、各
ホールのカメラからの映像をモニタリングしながら、前
記マーカスタッフから得られる情報を勘案して、スイッ
チングオペレータに画像のスイッチングを行わせ、又実
況アナウンサに指示を与える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ゴルフトーナメントの
テレビ中継における前記映像のスイッチングにおいて
は、成績上位者を中心として十数人のプレイを追いかけ
ながら、視聴者が関心のあるタイムリーな映像を逃すこ
となく的確に選択することが要求される。
【0005】ところが、複数のマーカスタッフから音声
により逐次伝えられる各プレイヤーのプレイ状況を中継
基地局で収集する場合、各マーカスタッフからの無線連
絡を受ける複数のスタッフが必要となると共に、これら
のスタッフは受けた情報を適宜ノートに書き留めるなど
して、映像ディレクタに伝達しなければならない。その
結果、テレビ中継のための必要人員が多くなり、その作
業も煩雑なものとなる。
【0006】また、映像ディレクタにとっても、複数の
スタッフから与えられる複数の情報を勘案し、的確なタ
イミングで好適な画像を選択し、スイッチングの指示を
出す作業は容易ではない。
【0007】更に、マーカスタッフは音声により情報を
伝達するため、プレイヤーのプレイの妨げにならないよ
うに注意しながらこれを行う必要があり、その結果、タ
イムリーに情報を伝えられなかったり、相手方スタッフ
に正しい情報が伝わらなかったりすることがあった。
【0008】また、マーカスタッフからの情報を音声に
頼っていたため、中継基地局側でのプレイに関するデー
タ(各プレイヤーのプレイ状況、スコアー、フェアウェ
イキープ率などの各種統計データ)の整理、加工に多く
の手数を要していた。すなわち、マーカスタッフからの
情報に基づいて、プレイに関するデータを収集し、整理
し、コンピュータに入力する作業に専任のスタッフが多
くの時間を割いていた。従って、テレビ中継やゴルフ場
内に設置されたスコアーボードにおいてこれらの情報を
表示するタイミングが遅れるという問題があった。
【0009】また、マーカースタッフは、自分が担当す
るプレイヤーの情報を送信する際に、テレビ中継により
現在放送されている内容や、他のプレイヤーのプレイ状
況を把握することができない。従って、現在放送されて
いる内容や他のプレイヤーの状況に応じた適切な情報を
タイミングよく送るといったことが困難であった。
【0010】このような現状における問題は、ゴルフト
ーナメントにおけるテレビ中継に限らず、複数地点から
の映像中継が必要となる他のスポーツ(例えば、ラリー
などのカーレースやマラソン)においても生じ得る問題
である。
【0011】従って本発明の目的は、各種スポーツの競
技場におけるテレビ中継作業を支援するための情報提供
システム及び方法を提供し、これによって前記現状にお
ける各種問題を解決することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、各種スポーツ
の競技場におけるテレビ中継を支援するための情報提供
システムに関する。本発明の情報提供システムは、競技
場内に点在する複数のスタッフによって携帯され、該ス
タッフにより入力された競技の進行状況に関する情報を
無線により送信可能とする複数の無線データ端末と、前
記複数の無線データ端末からの情報を逐次受信する中央
通信手段と、前記テレビ中継を行なう放送センター内の
スタッフが見られるように設置されたモニターと、前記
中央通信手段により受信された前記情報に基づいて、前
記放送センター内のスタッフに競技の進行状況を把握さ
せる情報を構成し、前記モニター上に表示させる競技情
報表示制御手段とを備えて構成される。
【0013】この場合に、前記競技場がゴルフ場であ
り、前記競技の進行状況に関する情報が、各ゴルフプレ
イヤーの各打撃についての情報であることが好ましい。
【0014】本発明はまた、所定の通信エリア内にある
1又は複数の前記無線データ端末からの情報を逐次受信
し、前記中央通信手段に送信する複数の中継手段を更に
備えて構成することができる。
【0015】この場合において、前記複数の中継手段
が、前記ゴルフ場の各ホール毎に設置され、該各中継手
段の通信エリアが、その設置されたホールを含むもので
あることが好ましい。
【0016】また、前記無線データ端末は、前記無線デ
ータ端末に対するホールを指定する入力操作に基づい
て、既に確立された中継手段とのリンクを解除し、該指
定されたホールに設置された中継手段との新たなリンク
を試みるリンク制御手段を更に備えることが好ましい。
【0017】また、本発明において、前記無線データ端
末は、ディスプレイと、少なくとも、対象のゴルフプレ
イヤー、競技するホール、打数、使用するクラブを特定
する情報、及び打撃結果についての情報を入力するため
の入力手段と、前記入力手段により入力した前記情報を
前記ディスプレイ上に表示させるための表示制御手段
と、データを無線送信するための送信手段と、前記ディ
スプレイに表示された前記情報を、前記送信手段によっ
て無線送信させる送信制御手段とを備えて構成すること
が好ましい。
【0018】この場合において、前記無線データ端末
は、該無線データ端末を携帯するスタッフの入力に基づ
く対象のパーティの、前ホールにおける各プレイヤーの
総打数を取得する打数取得手段と、前記打数取得手段に
より取得された各プレイヤーの総打数に基づいて、次の
ホールにおいて最初に競技を行うプレイヤーを決定する
プレイヤー決定手段と、前記プレイヤー決定手段により
決定されたプレイヤーを、前記ディスプレイ上に表示さ
せるためのプレイヤー表示制御手段とを更に備えること
ができる。
【0019】また、前記無線データ端末は、前記ディス
プレイ上に、対象のゴルフ場の二次元的なホールレイア
ウト画像を表示させるホール表示制御手段と、前記無線
データ端末を携帯するスタッフが、前記ディスプレイに
表示された前記ホールレイアウト画像上の特定の位置を
指定できるようにする位置入力手段と、前記スタッフに
より指定された前記ホールレイアウト画像上の位置の情
報を、前記送信手段により無線送信させる位置情報送信
制御手段とを更に備えることができる。
【0020】この場合に、前記無線データ端末の前記ホ
ール表示制御手段は、前記ホールレイアウト画像の一部
を拡大して前記ディスプレイ上に表示させるホール拡大
表示制御手段を更に備えることができる。
【0021】本発明において、前記無線データ端末は、
携帯型コンピュータに無線LANユニットを備えて構成
されたものであることが好ましい。
【0022】また、本発明において、前記競技情報表示
制御手段は、前記モニター上に、対象のゴルフ場の二次
元的なホールレイアウト画像を表示させるホール表示制
御手段と、前記各無線データ端末から取得した各ゴルフ
プレイヤーの各打撃についての情報に基づいて、各ゴル
フプレイヤーが競技しているホールを判定する競技ホー
ル判定手段と、前記競技ホール判定手段による判定に基
づいて、前記モニターに表示された前記ホールレイアウ
ト画像における各ホールの所定位置に、そのホールで競
技するゴルフプレイヤーについての情報を表示させるプ
レイヤー情報表示制御手段とを備えて構成することが好
ましい。
【0023】また、前記競技情報表示制御手段は、前記
各無線データ端末から取得した各ゴルフプレイヤーの各
打撃についての情報に基づいて、特定のゴルフプレイヤ
ーの打数、使用したクラブ、及び打撃結果についての情
報を、前記モニター上に表示させる進行状況表示制御手
段を更に備えて構成することが好ましい。
【0024】また、前記競技情報表示制御手段は、前記
各無線データ端末から取得した各ゴルフプレイヤーの各
ホール毎の総打数に基づいて、各ゴルフプレイヤーの現
時点でのスコアーを算出するスコアー算出手段と、前記
スコアー算出手段により算出された各ゴルフプレイヤー
の現時点でのスコアーを、前記各ホール毎の総打数と共
に、前記モニター上に表示させるスコアー表示制御手段
とを備えて構成することができる。
【0025】更に、本発明は、ゴルフプレイヤー及び観
客が見られるようにゴルフ場の適所に設置された1又は
複数の大型ディスプレイを更に備え、前記スコアー表示
制御手段は、前記スコアー算出手段により算出された各
ゴルフプレイヤーの現時点でのスコアーを、前記各ホー
ル毎の総打数と共に、前記大型ディスプレイ上に表示さ
せるよう構成されることが好ましい。
【0026】本発明は、また、ゴルフ情報を提供するた
めのインターネット上に公開されたサーバと、前記モニ
ター上に表示される情報を含んだウェブページを構成す
るウェブページ生成手段と、前記ウェブページ生成手段
により生成されたウェブページを、前記サーバへ送信す
るウェブページ送信手段とを更に備えて構成することが
できる。
【0027】また、本発明は、前記競技の進行状況に関
する情報が、各ゴルフプレイヤーのボールの位置につい
ての情報を含み、前記競技情報表示制御手段は、前記各
無線データ端末から取得した各ゴルフプレイヤーのボー
ルの位置についての情報に基づいて、前記ホールレイア
ウト画像上における対応するボールの位置を決定するボ
ール位置決定手段と、前記ボール位置決定手段により決
定された各ボールの位置を、前記モニターに表示された
前記ホールレイアウト画像上に表示するボール位置表示
制御手段とを更に備えて構成することができる。
【0028】また、テレビ放送用映像として選択されて
いる映像のデータを、前記中央通信手段より前記無線デ
ータ端末へ送信するための映像送信制御手段を更に備
え、前記無線データ端末は、受信した前記映像を前記デ
ィスプレイ上に表示させる映像表示制御手段を備えて構
成することができる。
【0029】また、前記モニター上に表示される情報
を、前記中央通信手段より前記無線データ端末へ送信す
るためのモニター情報送信制御手段を更に備え、前記無
線データ端末は、受信した前記情報を前記ディスプレイ
上に表示させる情報表示制御手段を備えて構成すること
ができる。
【0030】また本発明は、各種スポーツの競技場にお
けるテレビ中継を支援するための情報提供方法に関す
る。本発明の情報提供方法は、競技場内に点在する複数
のスタッフによって携帯され、該スタッフにより入力さ
れた競技の進行状況に関する情報を無線により送信可能
とする複数の無線データ端末を用意する手順と、前記複
数の無線データ端末からの情報を逐次受信する手順と、
前記受信された前記情報に基づいて、前記テレビ中継を
行なう放送センター内のスタッフに競技の進行状況を把
握させる情報を構成し、前記放送センター内のスタッフ
が見られるように設置されたモニター上に表示させる手
順とを備えて構成される。
【0031】この場合、前記競技場がゴルフ場であり、
前記競技の進行状況に関する情報が、各ゴルフプレイヤ
ーの各打撃についての情報であることが好ましい。
【0032】また、本発明は、前記モニター上に、対象
のゴルフ場の二次元的なホールレイアウト画像を表示さ
せる手順を更に備え、前記放送センター内のスタッフに
競技の進行状況を把握させる情報を構成し、モニター上
に表示させる手順は、前記各無線データ端末から取得し
た各ゴルフプレイヤーの各打撃についての情報に基づい
て、各ゴルフプレイヤーが競技しているホールを判定す
る手順と、前記判定に基づいて、前記モニターに表示さ
れた前記ホールレイアウト画像における各ホールの所定
位置に、そのホールで競技するゴルフプレイヤーについ
ての情報を表示させる手順とを備えることが好ましい。
【0033】また、前記放送センター内のスタッフに競
技の進行状況を把握させる情報を構成し、モニター上に
表示させる手順は、前記各無線データ端末から取得した
各ゴルフプレイヤーの各打撃についての情報に基づい
て、特定のゴルフプレイヤーの打数、使用したクラブ、
及び打撃結果についての情報を、前記モニター上に表示
させる手順を備えることが好ましい。
【0034】更に、前記前記放送センター内のスタッフ
に競技の進行状況を把握させる情報を構成し、モニター
上に表示させる手順は、前記各無線データ端末から取得
した各ゴルフプレイヤーの各ホール毎の総打数に基づい
て、各ゴルフプレイヤーの現時点でのスコアーを算出す
る手順と、前記算出された各ゴルフプレイヤーの現時点
でのスコアーを、前記各ホール毎の総打数と共に、前記
モニター上に表示させる手順とを備えることが好まし
い。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施形態に基い
て本発明を詳細に説明する。以下の実施形態において
は、ゴルフトーナメントのテレビ中継における放送用映
像のスイッチングを支援するための情報提供システムに
適用した例に沿って本発明を説明する。
【0036】ゴルフトーナメントのテレビ中継において
は、ゴルフコースの適所に設置されたカメラ、及びカメ
ラクルーが携帯するカメラからの映像がテレビ中継に使
用される。これらのカメラからの映像は、ゴルフ場に設
営された放送センターに集められ、ここでモニタリング
される。映像ディレクタは、本発明の情報提供システム
により集められるプレイ状況を参考にして、モニタリン
グしている映像の中から適当な映像を選び出し、スイッ
チングオペレータ及び実況アナウンサーに指示を出す。
指示を受けたスイッチングオペレータにより、映像のス
イッチングが行われると、該映像は、衛星通信設備等を
備えた中継車を通して、放送局へ送信され、これが各家
庭に配信されることとなる。
【0037】図1は、本発明の一実施形態に係る情報提
供システムの全体的な構成例を示している。図に示すよ
うに、本発明に係る情報提供システム100は、各マー
カスタッフが携帯する無線データ端末102、各ホール
に設置されたデータ中継用の中継局104、各中継局1
04を介して各無線データ端末102から送信されるデ
ータを受信する中央通信局106、ゴルフ場に設営され
た放送センター108内に装備される制御装置200を
含んで構成される。概略、情報提供システム100は、
無線データ端末102に入力された各プレイヤーのプレ
イ状況を、制御装置200で収集し、加工して、モニタ
ー画面上に表示させ、これによって、映像ディレクタが
スイッチングや実況中継のための適切な指示を出せるよ
うに支援するものである。
【0038】前記無線データ端末102は、各マーカス
タッフにより携帯され、その担当のプレイヤー、パーテ
ィ(一緒にラウンドするプレイヤーのグループ)、又は
ホールについてのプレイ状況を逐次入力し、送信し得る
ものである。本実施形態では、各マーカースタッフが特
定のパーティにおける各プレイヤーのプレイ状況を送信
する例に従って説明を行う。後述するように、無線デー
タ端末102は、汎用的なハンドヘルドコンピュータ、
無線LANカード及び専用のプログラムで実現すること
ができ、マーカスタッフにより入力されたデータは、無
線LANカードを介して対応する中継局104に送信さ
れる。
【0039】中継局104は、各無線データ端末102
と中央通信局106との間のデータの橋渡しをするため
のもので、本実施形態においては各ホール毎に配置され
る。各ホールに設置された中継局104は、対象のホー
ル内に存する1又は複数の無線データ端末102との間
での通信、及び中央通信局106との間での通信が可能
となるよう各設置位置が決められる。なお、良好な通信
が確保されるのであれば、複数のホール内に存する無線
データ端末に対し一つの中継局104を配置するように
構成してもよい。各中継局104は、固有の識別子(M
ACアドレス)を有し、無線データ端末102によって
そのアドレスが指定されることによって、両者間のリン
クが確立され通信が可能になる。後述するように、無線
データ端末102を携帯するマーカスタッフが他のホー
ルに移動した場合には、前のホールにおける中継局10
4とのリンクが解除され、新たなホールにおける中継局
104とのリンクが確立される。
【0040】中央通信局106は、各中継局104との
間での通信が可能になるよう設置され、これにより、各
中継局104を介して、無線データ端末102から送信
されるデータを受信可能にする。中央通信局106に集
められた各無線データ端末102からの情報は、通信ケ
ーブルを通して制御装置200に送られる。中央通信局
106では、各中継局104からのデータ送信があった
場合、制御装置200によるチャネル制御によって、対
象の中継局104との間のリンクを確立する。
【0041】制御装置200は、中央通信局106を介
して集められた各プレイヤーのプレイ状況をデータベー
スに格納し、加工し、モニター上に表示する。制御装置
200の具体的な構成及び機能については後述する。
【0042】本実施形態に係る情報提供システム100
は、更に、ゴルフ場内の適所に配置される電子スコアー
ボード110及びインターネット112上のウェブサー
バ114を含んで構成される。電子スコアーボード11
0は、例えば、大型液晶ディスプレイ装置で構成され、
制御装置200で生成されるスコアーを表示可能とす
る。また、ウェブサーバ114は、不特定のユーザに公
開され、制御装置200で生成され、アップロードされ
るプレイ状況についてのウェブページを格納する。
【0043】図2は、放送センター108内に設置され
る制御装置200の具体的な構成例を示すブロック図で
ある。図において制御装置200は、CPU202、R
AM204、ROM206及びハードディスクなどのデ
ータ格納装置208を含んでいる。制御装置200に
は、入出力インタフェース210を介して、モニター2
12、キーボード214及びマウス216が接続され、
通信インタフェース218を介して前記中央通信局10
6が接続され、出力インタフェース220を介して前記
電子スコアーボード110が接続され、またネットワー
クインタフェース222を介して制御装置200はイン
ターネット112に接続されている。
【0044】データ格納装置208には、本システムに
おける制御をCPU202に実行させるための各種プロ
グラム、すなわち、通信制御プログラム、表示制御プロ
グラム、演算制御プログラム、ウェブページ生成・送信
プログラムなどが含まれる。これらのプログラムは、そ
れが呼び出されたときに、RAM204上に常駐し、C
PU202を制御して入力情報の処理を実行させる。ま
た、データ格納装置208には、無線データ端末から送
信されたプレイ状況に関する情報に基づいて構築される
各種データベースやコースデータなどの予め用意される
データベースが含まれる。このデータベースの中には、
受信情報履歴データベース224、プレイ状況データベ
ース226、スコアーデータベース228、コース情報
データベース230、プレイヤー情報データベース23
2が含まれる。各データベースの具体的な構成について
は、後述する。データ格納装置208には、更に、前述
したプレイ状況について作成したウェブページ234が
格納される。
【0045】キーボード214及びマウス216は、映
像ディレクタその他のスタッフによる制御装置200の
制御を可能にするもので、これらによる入力命令を受け
て制御装置200は、進行しているプレイヤーのプレイ
状況に関する各種の情報を構成し、モニター212上に
表示する。
【0046】図3は、各マーカスタッフが携帯する無線
データ端末の具体的な構成例を示すブロック図である。
各無線データ端末102は、前述のように、汎用的なハ
ンドヘルドコンピュータ、無線LANカード及び専用の
プログラムで実現することができ、従って、図に示すよ
うに、CPU302、RAM304、ROM306、ハ
ードディスクなどのデータ格納装置308、タッチパネ
ルディスプレイ310、キーボード312、ポインティ
ングデバイス314、無線LANカード316を含んで
構成することができる。タッチパネルディスプレイ31
0、キーボード312及びポインティングデバイス31
4は、入出力インタフェース318を介してCPU30
2にバス接続される。また、無線LANカード316
は、PCMCIA(Personal Computer Memory Card Int
ernational Association)規格などに準じた通信インタ
フェース320を介してCPU302にバス接続され
る。
【0047】データ格納装置308には、無線データ端
末102をプレイヤーのプレイ状況の送信端末として機
能させるための各種プログラム、すなわち、通信制御プ
ログラム、表示制御プログラムなどが含まれる。これら
のプログラムは、それが呼び出されたときに、RAM3
04上に常駐し、CPU302を制御してマーカスタッ
フによる情報の入力及びその無線送信を可能とする。ま
た、データ格納装置308には、ここから送信されたプ
レイ状況に関する情報の履歴を格納する送信情報履歴デ
ータベース322、コース全体のホールレイアウト画像
を格納したホールレイアウト画像データベース324が
備えられる。ホールレイアウト画像データベース324
に格納されるホールレイアウト画像は、その使用に先立
って又はその使用に際して、放送センター108の制御
装置200内のコース情報データベース230から取得
するようにしてもよい。また、コース全体の画像に代
え、又はこれと共に、各ホール毎のレイアウト画像を備
えるようにしてもよい。また、ここでは図示しないが、
各無線データ端末102のデータ格納装置308内に
は、各ホールに配備された中継局104のMACアドレ
スを格納するデータベースが備えられ、これは後述する
中継局とのリンクを確立する際に参照される。
【0048】各無線データ端末102は、マーカスタッ
フによるプレイ状況の入力を可能にする入力画面を生成
し、その入力を受け付けるデータ入力及び表示用のプロ
グラムを備える。図4は、本プログラムの実行によりタ
ッチパネルディスプレイ310上に表示される入力画面
の一例を示している。マーカスタッフは、その担当する
パーティに属するプレイヤーのプレイ状況を、この入力
画面を介して逐次入力し、放送センター108側へ送信
する。入力画面400は、ホール番号、プレイヤー名、
打順(パーティ内におけるプレイの順番を示す)、打数
(次に又は既に打ったボールが、何打目に関するものか
を示す)、使用クラブ、ピンまでの残り距離、ボールの
ライ、ヒットを入力するための各入力ボックス402を
含む。なお、ここでは図示しないが、プレイにおける暫
定球処理(OBやアンプレイヤブル)などのトラブル処
理に関する情報を入力できるようにすることが好まし
い。また、マーカスタッフのコメントなどを記述するテ
キスト入力ボックスを含んでもよい。各入力ボックス4
02は、プルダウン又はスクロール形式のメニューから
所望の値を選択できるようにされる。いくつかの入力ボ
ックスには、入力画面が開かれたときに、後述する処理
により好適な値が初期値として設定される。図の入力画
面の例では、14番ホールで、最初の打者である尾崎
(将)が第2打として、ラフからの残り210ヤードを
3番アイアンを使用して打った場合の入力例が示されて
いる。本例で、ヒットの入力ボックスは、前(ボールを
打つ前の情報のときに選択)、後(ボールを打った後の
情報のときに選択)、及びホール終了(ホールを終了し
たときに選択)の何れかが選択される。なお、本例にお
ける入力画面が同時に、データの表示画面を兼ねている
ことに留意されたい。
【0049】本実施形態において入力画面400は、ボ
ール位置入力ボタン404及びボール位置表示領域40
6を含んでいる。ボール位置入力ボタン404を押下す
ることにより、後述するボールの具体的な位置を入力す
るためのプログラムが実行され、その結果がボール位置
表示領域406にセットされる。
【0050】入力画面400は、送信ボタン408を含
んでいる。送信ボタン408を押下することによって、
送信制御プログラムが実行され、前記マーカスタッフに
より入力されたプレイヤーのプレイ状況に関する情報が
送信される。すなわち、プレイ状況の情報を含む入力デ
ジタル信号には、使用する無線データ端末のIDが付加
される。そして、無線伝送に適した伝送用の符号に変換
され、変調された後、フィルタリングや増幅などの処理
を経て、アンテナから放射される。タイムリーな情報を
即時に放送センター側へ送信するために、マーカスタッ
フは、プレイヤーの打撃の前後において、この入力画面
を介して逐次情報を送信することが好ましい。
【0051】図5は、無線データ端末において各種設定
を行なうための設定画面の一例を示している。設定画面
500には、前記入力画面の操作に先立って初期設定を
行なう項目についての入力ボックス502が備えられ
る。これらの入力ボックス502には、本無線データ端
末を使用するマーカスタッフのID、その担当するパー
ティ(ドロー)の選択、そのパーティ内の最初に決定さ
れた打順などを入力するボックスが含まれる。ドロー選
択用の入力ボックスにおけるプルダウンメニュー内のリ
ストは、制御装置200内のデータベースから予め取得
することができる。設定画面500には、通信設定用の
プログラムを実行させるための通信設定ボタン504を
含むことができる。ここでは図示しないが、通信設定用
のプログラムが実行されると、該設定用の画面が表示さ
れ、ここで各種通信設定、例えば、使用する無線データ
端末が直接通信する中継局104のMACアドレスの設
定、中継局104との通信状況のテスト、中継局104
との間のリンクの確立及び解除を実行することができ
る。なお、本実施形態に係る無線データ端末102にお
いては、マーカスタッフが別のホールへ移動する際の、
前のホールにおける中継局との間のリンクの解除、及び
次のホールにおける中継局との間のリンクの確立は、後
述する処理によって自動的に達成される。
【0052】次に、図2における制御装置200内の各
データベース内のデータ構造について説明する。図6
は、受信情報履歴データベース224のデータ構造の一
例を示している。受信情報履歴データベース224は、
先に説明した無線データ端末102からの送信データを
その履歴として格納する。無線データ端末102からの
送信データは、CPU202において実行される受信制
御プログラムにおいて復調され、更に復号化された後
に、その受信日時と共に、受信情報履歴データベース2
24に順次格納される。
【0053】図7は、プレイ状況データベース226の
データ構造の一例を示している。プレイ状況データベー
ス226は、各プレイヤーのプレイ状況を格納するため
のものであり、各プレイヤー毎に区画される複数のデー
タ領域を有している。当業者であれば、プレイヤー毎に
区画されるデータ領域は、プレイヤーIDによって識別
される一連のデータ領域であってよいことを理解するで
あろう。無線データ端末102からの受信データに含ま
れるプレイヤー毎のプレイ状況についての情報は、プレ
イヤーIDに基づいて識別され、対応するプレイヤーの
データ領域内に格納される。すなわち、各プレイヤー毎
のデータ領域における各フィールド(データ項目)は、
ホール番号、打数、使用クラブ、残り距離、ボール位置
座標、ボールのライ、ヒットの前後で構成される。な
お、同一プレイヤー、同一ホール且つ同一打数につい
て、複数の送信がなされた場合、最新の情報によって対
象レコードが更新される。これによって、マーカスタッ
フが一つの打撃に対し、データを修正し、追加する操作
に応じたデータの一貫性が保証される。
【0054】図8は、スコアーデータベース228のデ
ータ構造の一例を示している。スコアーデータベース2
28は、各プレイヤー毎の各ホール毎の総打数を格納す
るものであり、各プレイ日毎に区画される複数のデータ
領域を有している(プレイ状況データベース226と同
様、このデータ領域は、データの受信日によって識別さ
れる一連のデータ領域であってよい)。スコアーデータ
ベース228は、また、ここに格納された各ホール毎の
スコアー及び他のプレイ状況に基づいて算出される各種
の統計データ(図の例では、パーオン率、フェアウェイ
キープ率(FW率)、平均パット数(PAT率))を格
納する。
【0055】また、図2示したコース情報データベース
230には、ここでは図示しないが、本システムを利用
するゴルフコースの各種情報を格納する。本実施形態に
係るシステムを実現する上で、コース情報データベース
230には、少なくとも、ゴルフコース名、平面的なコ
ース全体のホールレイアウト画像、各ホール毎のレイア
ウト画像、ホール毎の基準打数が含まれる。また、ゴル
フコースの書誌情報、過去のトーナメントに関する各種
データなどが含まれてよい。また、プレイヤー情報デー
タベース232には、本トーナメントに参加するプレイ
ヤーの各種情報、例えば、プレイヤーID、名前、年
齢、過去の戦歴、獲得賞総額、顔写真などを含むことが
できる。なお、前記各データベースの構成例は、本発明
を実施する上での一形態に過ぎず、その管理や処理の容
易性、モニターに出力する表示形態などに基づいて適宜
決定される。
【0056】次に、無線データ端末における入力画面の
初期設定処理を、図9に示したフローチャート及び図4
に沿って説明する。ここでは、新しいホールにおいて最
初に入力を行う際に、最初に打撃を行うプレイヤーの名
前を対応の入力ボックスに自動設定するための処理につ
いて説明している。図4に示した入力画面400におい
て、マーカスタッフにより、ホール番号用の入力ボック
スに、新しいホール番号が設定されると(工程90
2)、無線データ端末のCPU302は、送信情報履歴
データベース322にアクセスし、前ホールにおける各
プレイヤーの総打数(前のホールの最後の打数のデー
タ)を取得する(工程904)。取得した各プレイヤー
の総打数のうち、最も少ない打数を有するプレイヤー
を、次のホールにおいて最初に打撃するプレイヤーとし
て決定する(工程906)。なお、前のホールにおいて
最小打数のものが複数ある場合は、前のホールにおける
打順に従って、これを決定する。そして、この決定され
たプレイヤーの名前を、入力画面400におけるプレイ
ヤー用の入力ボックスに設定し、同時に打順の入力ボッ
クスに1を設定することで処理を終える(工程90
8)。
【0057】また、ここでは図示しないが、同一ホール
における2打以降の入力の際にも、プレイヤー及び打順
の入力ボックスへの自動入力を実行することができる。
この場合、送信情報履歴データベース322の情報に基
づいて、対象パーティの全てのプレイヤーが特定の打数
をヒットしたことを確認し、次いで、各プレイヤーの残
り距離を確認して、最も残り距離の大きいプレイヤーを
次の入力の際の対象プレイヤーとして設定することがで
きる。
【0058】次に、図4の入力画面において、ボール位
置入力ボタン404が押され、ボールの具体的な位置を
入力するためのプログラムが実行された場合の処理を、
図10に示したフローチャート及び図3に沿って説明す
る。入力画面400においてボール位置入力ボタン40
4が押されると、無線データ端末102のデータ格納装
置内のホールレイアウト画像データベース324から、
コース全体のホールレイアウト画像が読み出され、タッ
チパネルディスプレイ310に表示される(工程100
2)。このホールレイアウト画像には、各ホールを示す
領域及びホール番号が示されており(図14に示す例を
参照)、各領域は、ポインティングデバイス314によ
る入力によって他の領域と識別され得る。マーカスタッ
フが、タッチパネルディスプレイ310上の位置をポイ
ンティングデバイス314でポイントすることにより、
ホールレイアウト画像上の特定のホールエリアが選択さ
れると(工程1004)、選択されたホールを含むホー
ルレイアウト画像上の領域が拡大されて、タッチパネル
ディスプレイ310上に表示される(工程1006)。
この画像のイメージについては、図16を参照された
い。ホールレイアウト画像データベース324が、各ホ
ール毎のレイアウト画像を備える場合は、この拡大処理
に代えて、対象のホールレイアウト画像をデータベース
から読み出し、表示するようにしてもよい。マーカスタ
ッフは、タッチパネルディスプレイ310上に表示され
た対象ホールのレイアウト画像に対し、ポインティング
デバイス314を用いてプレイヤーのボールの位置を入
力することができる。なお、無線データ端末に、図示し
ないGPS衛星による位置情報端末を付加し、該位置情
報端末からの位置情報をボールの位置として自動的に入
力するようにしてもよい。
【0059】マーカスタッフにより、表示されたホール
レイアウトの特定の位置がポイントされると(工程10
08)、CPU302はその座標位置を算出し、放送セ
ンターへの送信対象である位置座標情報としてこれを設
定する(工程1010)。設定された位置座標は、図4
の入力画面400上の位置表示領域406に表示され、
送信に先立って、マーカスタッフはこれを確認すること
ができる。実施形態においては、この位置情報入力と共
に、ピンまでの残り距離をマーカスタッフに数値を入力
させる入力ボックスを備えているが、前記位置情報に基
づいて、本無線データ端末において残り距離を演算し、
該入力ボックスに設定するようにすることもできるし、
また、残り距離の演算を放送センター108側で求める
ようにすることもできる。なお、前述したボール位置の
入力処理においては、ボール位置入力ボタン404が押
されると、コース全体のホールレイアウト画像が表示さ
れる(工程1002)が、この処理に代えて、入力画面
400において入力されたホール番号を取得することに
より、直ちに工程1006を実行し、対象ホールの領域
を表示するようにしてもよい。
【0060】次に、無線データ端末における中継局との
リンク確立のための処理を、図11に示すフローチャー
トに沿って説明する。無線データ端末102を携帯する
マーカスタッフが、ホールを移動する場合には、前ホー
ルの中継局とのリンクを解除し、次ホールの中継局との
リンクを新たに確立することが好ましく、無線データ端
末における通信制御プログラムの実行により、これらの
リンク確立手順が自動化される。ここで、無線LANに
おいては、中継局との電界強度が著しく低下すると、当
該中継局とのリンクを切断し、自動的に他の電界強度の
高い中継局を探してリンクを確立するという機能を備え
ているので、これに任せるという手も考えられるが、常
に良好な電波状態を保つという観点から、ホールを移動
する毎にリンクを更新することが望ましい。通信制御プ
ログラムは、無線データ端末102からプレイ状況が送
信されるのを常時監視しており(工程1102)、その
送信が確認される(入力画面400の送信ボタン408
が押されたことを検知する)と、その送信データ内のホ
ール番号を参照し、これと送信情報履歴データベース3
22から参照される前の送信データ内のホール番号を比
較し、これによりマーカスタッフが次ホールへ移動した
か否かを確認する(工程1104)。
【0061】工程1104の処理において、マーカスタ
ッフが次ホールに移動したことが確認されると、制御
は、既に確立された中継局104、すなわち前ホールの
中継局との通信リンクを解除する(工程1106)。そ
して、データ格納装置308にアクセスし、新たなホー
ルに配備された中継局104のMACアドレスを取得し
て、該中継局104とのリンクを確立するための設定及
びテスト送信を行ない、そのリンクを確立する(工程1
108)。以上の制御により、マーカスタッフは、各中
継局104との間のリンクの解除及び確立を意識する必
要がなくなる。新たなホールにおける中継局とのリンク
が確立されることにより、無線データ端末102からの
プレイ状況に関する情報は、放送センター108側で受
信可能となる。
【0062】次に、放送センター108側、すなわち制
御装置200内における受信データの処理手順につい
て、図12に示すフローチャート及び図6〜図8を参照
しつつ説明する。本実施形態に係る受信データの処理に
おいては、受信したデータに基づいて、受信情報履歴デ
ータベース224、プレイ状況データベース226及び
スコアーデータベース228が構築され、又既に構築さ
れたデータベースに対するデータの追加、変更などが実
行される。制御装置200において、無線データ端末1
02からのデータが受信されると(工程1202)、通
信制御プログラムは、該データの復調及び復号化を行
い、元の送信データを復元した後、これをその受信日時
と共に、図6に示されたフォームで、受信情報履歴デー
タベース224に格納する(工程1204)。次いで、
復元された元のデータ、すなわちプレイヤー毎のプレイ
状況についての情報は、プレイヤーIDに基づいて識別
され、図7に示されたフォームで、プレイ状況データベ
ース226の対応するプレイヤーのデータ領域内に格納
される(工程1206)。
【0063】続く工程1208では、受信した情報にホ
ールの終了を示すデータが含まれているか否か、すなわ
ち図7に格納されるデータのうち、「ヒット」フィール
ドのデータがホール終了を示すものとなっているか否か
が判断される。そして、データがホール終了の際のもの
である場合、対象プレイヤーの対象ホールの打数が、図
8に示すスコアーデータベース228に追加される(工
程1210)。この処理によって、スコアーデータベー
ス228が逐次更新され、各プレイヤーのタイムリーな
スコアーが構築される。
【0064】次に、制御装置200におけるモニター2
12への表示処理について、図13〜図18を参照しつ
つ説明する。図13は、モニター212上へ、全ホール
のコースレイアウト画像を表示する処理を示すフローチ
ャートである。図13に示す処理は、映像ディレクタそ
の他のスタッフによる、キーボード214又はマウス2
16を介した全ホールレイアウト画像の表示要求により
開始される。スタッフからの該表示要求があると、制御
は、データ格納装置208内のコース情報データベース
230にアクセスし、全ホールレイアウト画像を読み出
して、これを映像ディレクタに向けて設置されたモニタ
ー212上に表示する(工程1302)。次いで、プレ
イ状況データベース226にアクセスして、各プレイヤ
ー毎の最新のプレイ状況に関する情報を読み出す(工程
1304)。この場合において表示制御を開始させるス
タッフは、対象のプレイヤーを、例えば、優勝を争うプ
レイヤーのみに特定することができ、本工程は、その対
象とされるプレイヤーについてのプレイ状況を取得す
る。
【0065】次の工程1306において、読み出された
各プレイヤーのプレイ状況に関する情報の中から、ホー
ル番号に係るデータを抽出し、これに基づいて、各プレ
イヤーがプレイするホールを判定する。更に、この際、
同一パーティにおいて次にプレイするプレイヤーを判定
する。この判定は、各プレイヤーのピンまでの残り距離
の情報に基づいて行なうことができる。すなわち、同一
パーティ内のプレイヤーに関し、ピンまでの残り距離が
大きい順にプレイヤーの打順を決定し、ヒットに関する
情報(対象の打撃を終えているか否か)に基づいて、次
にプレイするプレイヤーを特定するものである。そし
て、各プレイヤーの名前を、モニター上に表示されたホ
ールレイアウト画像における対象ホールの所定領域に重
ねて表示する処理を実行する(工程1308)。この場
合に、次にプレイするプレイヤーの表示を点滅表示や反
転表示するなどして、他のプレイヤーの表示と区別す
る。最後に、前記取得したプレイヤーのプレイ状況に関
する情報が、モニター212における前記ホールレイア
ウト画像を表示した領域下に表示される(工程131
0)。なお、前記表示の更新は、前記データベースに対
しての更新処理が行なわれる毎に実行され、これによっ
て、モニター212上には常に最新のプレイ状況が表示
されることになる。
【0066】図14は、前記処理が実行された際にモニ
ター212上へ最終的に表示されるホールレイアウト画
像の一表示例を示す画面図である。表示画面1400に
は、全ホールレイアウト画像1402が含まれており、
プレイヤーの名前1404が、その現在のプレイホール
領域上に表示されている。また、モニター212の下方
の領域には、対象のプレイヤーの具体的なプレイ状況、
すなわち、ここでは打数、使用クラブ、残り距離、ライ
及びスコアーの各情報1406が表示される。なお、ス
コアーの情報は、後述するスコアー表示処理と同様の処
理に従って求めることができる。
【0067】図15は、モニター212上へ、指定され
た1ホールのコースレイアウト画像を表示する処理を示
すフローチャートである。図15に示す処理は、映像デ
ィレクタその他のスタッフが、前記図14に示した全体
のホールレイアウト画像において、特定のホール上をマ
ウス216でクリックするか、又は所定のメニューの中
から目的のホールを選択することにより開始される。最
初の処理で制御は、データ格納装置208内のコース情
報データベース230にアクセスし、対象のホールのレ
イアウト画像を読み出して、これをモニター212上に
表示する(工程1502)。次いで、プレイ状況データ
ベース226にアクセスして、各プレイヤー毎の、対象
ホールに関するプレイ状況の情報を読み出す(工程15
04)。この情報の中には、対象ホールにおける過去
(トーナメントの初日から前日まで)の打数が含まれ
る。当業者であれば、これらの情報が既にRAM304
上に読み出されている場合、前記データベースへのアク
セスをすることなく、RAM304上のデータをここで
用いることを理解するであろう。
【0068】次の工程1506において、読み出された
各プレイヤーのプレイ状況に関する情報の中から、各プ
レイヤーのボールの位置に関する最新の情報を抽出し、
これに基づいて、先に表示された対象ホールのレイアウ
ト画像上の対応するボールの位置を決定する。そして、
モニター212におけるホールレイアウト画像上の対応
位置に、各プレイヤーを指標するマーク、及びティーと
マークとを結ぶ線分を表示し、また打数や残り距離など
の付随情報を表示する(工程1508)。最後に、前記
取得したプレイヤーのプレイ状況に関する情報及びスコ
アーに関する情報が、モニター212における前記ホー
ルレイアウト画像を表示した領域下に表示される(工程
1510)。ここで表示される、スコアーに関する情報
は、後述するスコアー表示処理と同様の処理に従って求
めることができる。
【0069】図16は、前記処理が実行された際にモニ
ター212上へ最終的に表示されるホールレイアウトの
一表示例を示す画面図である。表示画面1600には、
全ホールレイアウト画像1602が含まれており、ホー
ル上に、プレイヤーのボールの位置1604が、打数及
び残り距離と共に表示されている。また、モニター21
2の下方の領域には、対象のプレイヤーの具体的なプレ
イ状況及びスコアーに関する情報1606(トータルス
コアー、今日のスコアー、対象ホールの初日から前日ま
でのスコアー)が表示される。
【0070】図17は、モニター212上へ、各プレイ
ヤー毎の最新のスコアーを表示する処理を示すフローチ
ャートである。図17に示す処理は、映像ディレクタそ
の他のスタッフによる、キーボード214又はマウス2
16を介したスコアーの表示要求により開始される。ス
タッフからの該表示要求があると、制御は、データ格納
装置208内のスコアーデータベース228にアクセス
し、各ホールの基準打数及び各プレイヤー毎の各ホール
の打数を読み出す(工程1702)。スコアーデータベ
ース228に、パーオン率、フェアウェイキープ率、平
均パット数に関する情報が格納されている場合は、それ
らの情報も読み出す。
【0071】次いで、読み出した基準打数と各プレイヤ
ーの打数から現在までのスコアーを算出する(工程17
04)。この演算には、トータルスコアー、アウトホー
ルの総打数及びインホールの総打数が含まれる。そし
て、前記読み出された打数及び各統計データ、並びに算
出されたスコアーを含んで画面表示を構成し、これをモ
ニター212上に表示する(工程1706)。なお、本
処理によって構成されたスコアーに関する画面表示構成
は、図2に示すゴルフ場適所に配置された電子スコアー
ボード110に表示することができる。これによって、
人手による集計作業を経ることなく、プレイヤー及びギ
ャラリーに対し現在のスコアーを即時に提供することが
できるようになる。
【0072】図18は、前記処理が実行された際にモニ
ター212上へ最終的に表示されるスコアー表示の一表
示例を示す画面図である。表示画面1800には、典型
的なスコアーボードにおける表示形式に沿って各プレイ
ヤーのスコアーが表示される。この表示例においては、
各プレイヤー毎に、現在のスコアー、各ホール毎の打
数、アウトホール及びインホール毎の打数、パーオン
率、フェアウェイキープ率、平均パット数が示されてい
る。
【0073】前述した図13〜図18の表示処理によっ
てモニター上に表示されるプレイヤーのリアルタイムな
プレイ情報は、映像ディレクタが、映像のスイッチング
オペレータ又は実況アナウンサに指示を出す上で、極め
て有益な情報となる。すなわち、映像ディレクタは、モ
ニター212上に表示された各プレイヤーのプレイ状況
を瞬時に把握することができ、これによって適切な指示
をスイッチングオペレータや実況アナウンサに伝達する
ことができるようになる。
【0074】本実施形態に係る制御装置200は、図2
に示したように、プレイ状況に関する情報についてのウ
ェブページ234を生成し、これをインターネット11
2上のウェブサーバ114で公開させるためのプログラ
ムを含んでいる。このプログラムの実行により、前述し
たプレイ状況に関するデータ処理及びその表示処理の結
果に基づいて、ウェブページ234が生成され、これは
ウェブサーバ114上で公開されることとなる。これに
よって、インターネットにアクセス可能な一般ユーザ
は、トーナメントにおけるプレイ状況を即時に知ること
ができるようになる。この場合において、ウェブページ
234は、汎用的なコンピュータで表示するに適したも
の、及び携帯電話などの比較的小型のディスプレイを有
するデータ端末で表示するに適したものとして構成する
ことができる。また、各種生成された情報を、データ放
送などの他のメディアで再生可能なデータ形式に変換
し、送信するように本発明を構成することもできる。
【0075】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明した。しかしながら本発明は上記実施形態に示した
事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基いてその
変更、改良等が可能であることは明らかである。データ
処理の手順、モニターに対する表示形式、データ格納装
置に格納されるデータベースの種類や構成などは、前記
実施形態において示されたものに限定されることはな
い。例えば、システムの構築においてモニターへのスコ
アーの表示が必要とされないならば、スコアーデータベ
ース228及びそれに含まれるデータに対する処理は不
要である。また、各無線データ端末102と中央通信局
106との直接的な通信が可能なような通信環境があれ
ば、中継局104は無くてよい。中央通信局106をタ
ワーの上部や空撮用のバルーン等に設置することによっ
て、その通信エリアを拡大することは可能であろう。こ
の場合、中央通信局と制御装置との間を無線で信号伝送
可能に構成することが好ましい。
【0076】更に、前記実施形態において、制御装置2
00から各無線データ端末102に各種の情報を伝送す
るように、本発明を構成することもできる。この情報に
は、例えば、制御装置200のモニター212上で表示
する前述したプレイ状況に関する情報、スコアー情報、
及び実際の放送映像を含むことが可能である。マーカス
タッフは、制御装置からのこれらの情報を参照すること
により、より適切なタイミングでプレイヤーのプレイ状
況に関する情報を送信することができるようになる。な
お、放送映像を送信する場合は、他のデータ伝送に対す
る影響を考慮して、映像データを圧縮し(例えば、単位
時間当りのフレーム数を減らしたり、色情報を除くな
ど)、その伝送量を減らすことが好ましい。
【0077】また、制御装置から各種プレイ状況を送信
できるよう構成する場合、ギャラリーに対する貸し出し
用の無線データ端末(データの読み出し専用)を用意
し、ギャラリーにおいてこのようなデータを参照できる
ようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、映像ディレ
クタその他の放送センター内のスタッフは、現在のプレ
イ状況をモニターで一目で把握でき、スイッチングオペ
レータや実況アナウンサへの指示を迅速に行なうことが
できるようになる。
【0079】また、放送センターにおける情報収集スタ
ッフを大幅に削減でき、中継コストの著しい削減が期待
される。
【0080】更に、各マーカスタッフは、従来のように
声を出して情報を伝える必要がないので、静寂を求めら
れる場面でも正確な情報を即時に発信できるようにな
り、従ってタイムリーな映像を放送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報提供システムの
全体的な構成例を示す図である。
【図2】放送センター内に設置される制御装置の具体的
な構成例を示すブロック図である。
【図3】マーカスタッフが携帯する無線データ端末の具
体的な構成例を示すブロック図である。
【図4】無線データ端末のタッチパネルディスプレイ上
に表示される入力画面の一例を示す図である。
【図5】無線データ端末において各種設定を行なうため
の設定画面の一例を示す図である。
【図6】受信情報履歴データベースのデータ構造の一例
を示す図である。
【図7】プレイ状況データベースのデータ構造の一例を
示す図である。
【図8】スコアーデータベースのデータ構造の一例を示
す図である。
【図9】無線データ端末における入力画面の初期設定処
理を示すフローチャートである。
【図10】無線データ端末における入力画面においてボ
ールの位置を入力する場合に実行される処理を示すフロ
ーチャートである。
【図11】無線データ端末における中継局とのリンク確
立のための処理を示すフローチャートである。
【図12】制御装置内における受信データの処理手順を
示すフローチャートである。
【図13】モニター上へ全ホールのコースレイアウト画
像を表示する処理を示すフローチャートである。
【図14】モニター上へ最終的に表示されるホールレイ
アウト画像の一表示例を示す画面図である。
【図15】モニター上へ指定された1ホールのコースレ
イアウト画像を表示する処理を示すフローチャートであ
る。
【図16】モニター上へ最終的に表示される1ホールレ
イアウトの一表示例を示す画面図である。
【図17】モニター上へ各プレイヤー毎の最新のスコア
ーを表示する処理を示すフローチャートである。
【図18】モニター上へ最終的に表示されるスコアー表
示の一表示例を示す画面図である。
【符号の説明】
100 情報提供システム 102 無線データ端末 104 中継局 106 中央通信局 108 放送センター 110 電子スコアーボード 112 インターネット 114 ウェブサーバ 200 制御装置 202 CPU 204 RAM 206 ROM 208 データ格納装置 210 入出力インタフェース 212 モニター 214 キーボード 216 マウス 218 通信インタフェース 220 出力インタフェース 222 ネットワークインタフェース 224 受信情報履歴データベース 226 プレイ状況データベース 228 スコアーデータベース 230 コース情報データベース 232 プレイヤー情報データベース 234 ウェブページ 308 データ格納装置 310 タッチパネルディスプレイ 312 キーボード 314 ポインティングデバイス 316 無線LANカード 318 入出力インタフェース 320 通信インタフェース 322 送信情報履歴データベース 324 ホールレイアウト画像データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000003104 東洋通信機株式会社 神奈川県高座郡寒川町小谷2丁目1番1号 (72)発明者 加山 郁芳 大阪府大阪市北区茶屋町十七番一号 株式 会社毎日放送内 (72)発明者 岩滝 徳則 大阪府大阪市北区豊崎三丁目1番22号 株 式会社スペースビジョンネットワーク内 (72)発明者 麻生 浩次 東京都杉並区荻窪1−19−11第二野村ビル 305 有限会社ゴルフサイエンス内 (72)発明者 杉山 靖典 神奈川県高座郡寒川町小谷2丁目1番1号 東洋通信機株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA26 AA30 BA11 BA19 BA21 CA03 CB05 CB08 DA10 5C054 AA01 CC05 CE12 CH08 DA07 EA03 EA05 FA09 FE02 FE16 FE21 HA16 5K072 AA21 BB13 CC02 CC03 DD11 DD16 DD17

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種スポーツの競技場におけるテレビ中
    継を支援するための情報提供システムであって、 競技場内に点在する複数のスタッフによって携帯され、
    該スタッフにより入力された競技の進行状況に関する情
    報を無線により送信可能とする複数の無線データ端末
    と、 前記複数の無線データ端末からの情報を逐次受信する中
    央通信手段と、 前記テレビ中継を行なう放送センター内のスタッフが見
    られるように設置されたモニターと、 前記中央通信手段により受信された前記情報に基づい
    て、前記放送センター内のスタッフに競技の進行状況を
    把握させる情報を構成し、前記モニター上に表示させる
    競技情報表示制御手段と、を備えた情報提供システム。
  2. 【請求項2】 前記競技場がゴルフ場であり、前記競技
    の進行状況に関する情報が、各ゴルフプレイヤーの各打
    撃についての情報である請求項1に記載の情報提供シス
    テム。
  3. 【請求項3】 所定の通信エリア内にある1又は複数の
    前記無線データ端末からの情報を逐次受信し、前記中央
    通信手段に送信する複数の中継手段を更に備えた請求項
    1又は2に記載の情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記競技場がゴルフ場であり、前記競技
    の進行状況に関する情報が、各ゴルフプレイヤーの各打
    撃についての情報であり、 前記複数の中継手段が、前記ゴルフ場の各ホール毎に設
    置され、該各中継手段の通信エリアが、その設置された
    ホールを含むものである請求項3に記載の情報提供シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記無線データ端末は、前記無線データ
    端末に対するホールを指定する入力操作に基づいて、既
    に確立された中継手段とのリンクを解除し、該指定され
    たホールに設置された中継手段との新たなリンクを試み
    るリンク制御手段を更に備えた請求項4に記載の情報提
    供システム。
  6. 【請求項6】 前記無線データ端末は、 ディスプレイと、 少なくとも、対象のゴルフプレイヤー、競技するホー
    ル、打数、使用するクラブを特定する情報、及び打撃結
    果についての情報を入力するための入力手段と、 前記入力手段により入力した前記情報を前記ディスプレ
    イ上に表示させるための表示制御手段と、 データを無線送信するための送信手段と、 前記ディスプレイに表示された前記情報を、前記送信手
    段によって無線送信させる送信制御手段と、を備えた請
    求項2〜5の何れかに記載の情報提供システム。
  7. 【請求項7】 前記無線データ端末は、 該無線データ端末を携帯するスタッフの入力に基づく対
    象のパーティの、前ホールにおける各プレイヤーの総打
    数を取得する打数取得手段と、 前記打数取得手段により取得された各プレイヤーの総打
    数に基づいて、次のホールにおいて最初に競技を行うプ
    レイヤーを決定するプレイヤー決定手段と、 前記プレイヤー決定手段により決定されたプレイヤー
    を、前記ディスプレイ上に表示させるためのプレイヤー
    表示制御手段と、を更に備えた請求項6に記載の情報提
    供システム。
  8. 【請求項8】 前記無線データ端末は、 前記ディスプレイ上に、対象のゴルフ場の二次元的なホ
    ールレイアウト画像を表示させるホール表示制御手段
    と、 前記無線データ端末を携帯するスタッフが、前記ディス
    プレイに表示された前記ホールレイアウト画像上の特定
    の位置を指定できるようにする位置入力手段と、 前記スタッフにより指定された前記ホールレイアウト画
    像上の位置の情報を、前記送信手段により無線送信させ
    る位置情報送信制御手段と、を更に備えた請求項6又は
    7に記載の情報提供システム。
  9. 【請求項9】 前記無線データ端末の前記ホール表示制
    御手段は、前記ホールレイアウト画像の一部を拡大して
    前記ディスプレイ上に表示させるホール拡大表示制御手
    段を更に備えた請求項8に記載の情報提供システム。
  10. 【請求項10】 前記無線データ端末が、携帯型コンピ
    ュータに無線LANユニットを備えて構成されたもので
    ある請求項1〜9の何れかに記載の情報提供システム。
  11. 【請求項11】 前記競技情報表示制御手段は、 前記モニター上に、対象のゴルフ場の二次元的なホール
    レイアウト画像を表示させるホール表示制御手段と、 前記各無線データ端末から取得した各ゴルフプレイヤー
    の各打撃についての情報に基づいて、各ゴルフプレイヤ
    ーが競技しているホールを判定する競技ホール判定手段
    と、 前記競技ホール判定手段による判定に基づいて、前記モ
    ニターに表示された前記ホールレイアウト画像における
    各ホールの所定位置に、そのホールで競技するゴルフプ
    レイヤーについての情報を表示させるプレイヤー情報表
    示制御手段と、を備えた請求項2〜10の何れかに記載
    の情報提供システム。
  12. 【請求項12】 前記競技情報表示制御手段は、前記各
    無線データ端末から取得した各ゴルフプレイヤーの各打
    撃についての情報に基づいて、特定のゴルフプレイヤー
    の打数、使用したクラブ、及び打撃結果についての情報
    を、前記モニター上に表示させる進行状況表示制御手段
    を更に備えた請求項2〜11の何れかに記載の情報提供
    システム。
  13. 【請求項13】 前記競技情報表示制御手段は、 前記各無線データ端末から取得した各ゴルフプレイヤー
    の各ホール毎の総打数に基づいて、各ゴルフプレイヤー
    の現時点でのスコアーを算出するスコアー算出手段と、 前記スコアー算出手段により算出された各ゴルフプレイ
    ヤーの現時点でのスコアーを、前記各ホール毎の総打数
    と共に、前記モニター上に表示させるスコアー表示制御
    手段と、を備えた請求項2〜12の何れかに記載の情報
    提供システム。
  14. 【請求項14】 ゴルフプレイヤー及び観客が見られる
    ようにゴルフ場の適所に設置された1又は複数の大型デ
    ィスプレイを更に備え、 前記スコアー表示制御手段は、前記スコアー算出手段に
    より算出された各ゴルフプレイヤーの現時点でのスコア
    ーを、前記各ホール毎の総打数と共に、前記大型ディス
    プレイ上に表示させる請求項13に記載の情報提供シス
    テム。
  15. 【請求項15】 ゴルフ情報を提供するためのインター
    ネット上に公開されたサーバと、 前記モニター上に表示される情報を含んだウェブページ
    を構成するウェブページ生成手段と、 前記ウェブページ生成手段により生成されたウェブペー
    ジを、前記サーバへ送信するウェブページ送信手段と、
    を更に備えた請求項2〜14の何れかに記載の情報提供
    システム。
  16. 【請求項16】 前記競技の進行状況に関する情報が、
    各ゴルフプレイヤーのボールの位置についての情報を含
    み、 前記競技情報表示制御手段は、 前記各無線データ端末から取得した各ゴルフプレイヤー
    のボールの位置についての情報に基づいて、前記ホール
    レイアウト画像上における対応するボールの位置を決定
    するボール位置決定手段と、 前記ボール位置決定手段により決定された各ボールの位
    置を、前記モニターに表示された前記ホールレイアウト
    画像上に表示するボール位置表示制御手段と、を更に備
    えた請求項2〜15の何れかに記載の情報提供システ
    ム。
  17. 【請求項17】 テレビ放送用映像として選択されてい
    る映像のデータを、前記中央通信手段より前記無線デー
    タ端末へ送信するための映像送信制御手段を更に備え、 前記無線データ端末は、受信した前記映像を前記ディス
    プレイ上に表示させる映像表示制御手段を備えた請求項
    2〜16の何れかに記載の情報提供システム。
  18. 【請求項18】 前記モニター上に表示される情報を、
    前記中央通信手段より前記無線データ端末へ送信するた
    めのモニター情報送信制御手段を更に備え、 前記無線データ端末は、受信した前記情報を前記ディス
    プレイ上に表示させる情報表示制御手段を備えた請求項
    2〜17の何れかに記載の情報提供システム。
  19. 【請求項19】 各種スポーツの競技場におけるテレビ
    中継を支援するための情報提供方法であって、 競技場内に点在する複数のスタッフによって携帯され、
    該スタッフにより入力された競技の進行状況に関する情
    報を無線により送信可能とする複数の無線データ端末を
    用意する手順と、 前記複数の無線データ端末からの情報を逐次受信する手
    順と、 前記受信された前記情報に基づいて、前記テレビ中継を
    行なう放送センター内のスタッフに競技の進行状況を把
    握させる情報を構成し、前記放送センター内のスタッフ
    が見られるように設置されたモニター上に表示させる手
    順と、を備えた情報提供方法。
  20. 【請求項20】 前記競技場がゴルフ場であり、前記競
    技の進行状況に関する情報が、各ゴルフプレイヤーの各
    打撃についての情報である請求項19に記載の情報提供
    方法。
  21. 【請求項21】 前記モニター上に、対象のゴルフ場の
    二次元的なホールレイアウト画像を表示させる手順を更
    に備え、 前記放送センター内のスタッフに競技の進行状況を把握
    させる情報を構成し、モニター上に表示させる手順は、 前記各無線データ端末から取得した各ゴルフプレイヤー
    の各打撃についての情報に基づいて、各ゴルフプレイヤ
    ーが競技しているホールを判定する手順と、 前記判定に基づいて、前記モニターに表示された前記ホ
    ールレイアウト画像における各ホールの所定位置に、そ
    のホールで競技するゴルフプレイヤーについての情報を
    表示させる手順と、を備えた請求項20に記載の情報提
    供方法。
  22. 【請求項22】 前記放送センター内のスタッフに競技
    の進行状況を把握させる情報を構成し、モニター上に表
    示させる手順は、前記各無線データ端末から取得した各
    ゴルフプレイヤーの各打撃についての情報に基づいて、
    特定のゴルフプレイヤーの打数、使用したクラブ、及び
    打撃結果についての情報を、前記モニター上に表示させ
    る手順を備えた請求項20又は21に記載の情報提供方
    法。
  23. 【請求項23】 前記前記放送センター内のスタッフに
    競技の進行状況を把握させる情報を構成し、モニター上
    に表示させる手順は、 前記各無線データ端末から取得した各ゴルフプレイヤー
    の各ホール毎の総打数に基づいて、各ゴルフプレイヤー
    の現時点でのスコアーを算出する手順と、 前記算出された各ゴルフプレイヤーの現時点でのスコア
    ーを、前記各ホール毎の総打数と共に、前記モニター上
    に表示させる手順と、を備えた請求項20〜22の何れ
    かに記載の情報提供方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005027516A1 (en) * 2003-09-15 2005-03-24 Carlan Investments Ltd. Method and system at producing and showing a golf tournament
JP2007256996A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Nec Corp ゴルフトーナメント情報提供システム及びその実現方法

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