JP2002152263A - ラベル・スイッチング・ルータ - Google Patents

ラベル・スイッチング・ルータ

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JP2002152263A
JP2002152263A JP2000348004A JP2000348004A JP2002152263A JP 2002152263 A JP2002152263 A JP 2002152263A JP 2000348004 A JP2000348004 A JP 2000348004A JP 2000348004 A JP2000348004 A JP 2000348004A JP 2002152263 A JP2002152263 A JP 2002152263A
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    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • HELECTRICITY
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    • H04L45/50Routing or path finding of packets in data switching networks using label swapping, e.g. multi-protocol label switch [MPLS]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】CRLDPを用いて設定されるLSPの一端に位置する
ラベル・スイッチング・ルータにおいて、既存のネットワ
ークを活用することにより双方向LSPを1回の操作で自動
的に確立する。 【解決手段】双方向LSP設定受付部11が受け付けた外部
からの双方向LSP設定要求S1に基づき双方向LSP設定TLV
作成部21がLSPの他端に位置するラベル・スイッチング・
ルータへの上り方向で送信される双方向設定用ラベル要
求メッセージに含める双方向LSP設定用TLVを作成し、該
メッセージを該他端のラベル・スイッチング・ルータから
受信したとき、双方向LSP設定TLV分析部31が該メッセー
ジ中の双方向LSP設定用TLVを分析し、該双方向LSP設定T
LV分析部31による分析結果に基づき、双方向LSP処理部6
1が該上り方向に対する下り方向のLSP設定要求を行い、
明示的ルート作成部62が該双方向LSP処理部61からの明
示的ルートの作成要求に基づき、該下り方向で中継すべ
きルータを規定した明示的ルートを作成し該双方向LSP
処理部61に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベル・スイッチ
ング・ルータ(Label Switching Router:以下、LSR)に関
し、特にLSP(Label Switched Path)の一端に位置するラ
ベル・スイッチング・ルータに関する。
【0002】
【従来の技術】図28は、従来のルータが宛先アドレスを
参照して第3層でソフトウェア処理によるパケット転送
処理を行う様子を示したものである。入口ルータ1から
送信されるIPパケットP1は、中間ルータ2を経由して、
出口ルータ3に達する。
【0003】これに対し、図29は、MPLS(Multi Protoco
l Label Switching)対応ルータであるLSR1〜3によるパ
ケット転送処理を示したものである。MPLSは、FEC(Forw
arding Equivalence Class)により指定されるIP通信ト
ラフィックに対して20ビットのラベルを割り当てること
により、第2.5層において固定長ラベル(シム・ヘッ
ダ)でのハードウェア処理によるスイッチングを可能と
し、パケットを高速に転送する技術である。
【0004】同図に示す如く、IPパケットP1は、入口LS
R1においてラベルaが付加され、中間LSR2に送信され
る。中間LSR2では、IPパケットP1のラベルをaからbに付
け替えて出口LSR3に送信する。この場合、中間LSR2にお
いて、ラベルaは入ラベル、ラベルbは出ラベルとなる。
出口LSR3では、ラベルbを削除することにより元のIPパ
ケットP1を得る。
【0005】また、図30は一般的なLSRの構成例を示し
たものであり、LSR100は、回線インタフェース101及び1
06、CPU102、スイッチ103、検索用LSI104、メモリ105、
及び検索テーブル用メモリ107によって構成され、これ
は図29におけるLSR1〜3も同様である。
【0006】LSR100内のCPU102は、メモリ105に保持さ
れた各種データを使用して、MPLS機能を実現するもので
ある。動作において、回線インタフェース101を介して
回線から受信されたフレーム(入ラベルとして例えばラ
ベルaが付加されている)は、スイッチ103に送られる。
スイッチ103は、検索用LSI104に対し、入ラベルに対応
する出ラベルを問い合わせる。検索用LSI104は、検索テ
ーブル用メモリ107中に保持されているCPU102から設定
された検索テーブルを参照して出ラベル(例えばラベル
b)を決定する。
【0007】スイッチ103は、検索用LSI104から通知さ
れたラベルbを出ラベルとして付したフレームを回線イ
ンタフェース106を介して、回線上に送信する。なお、L
SRが上述のような動作を行うためには、入ラベルと出ラ
ベルの対応関係を事前に設定してLSPを確立しておく必
要がある。このようなLSP設定処理について、図31を参
照して以下に説明する。
【0008】同図において、通信回線70に接続されたLS
R100は、MPLS処理部60、ラベル管理部50、及びスイッチ
設定部40によって構成されている。MPLS処理部60内に
は、LSP設定受付部10、メッセージ送信部20、及びメッ
セージ受信部30が設けられている。
【0009】通信回線70の先には、LSR100と同一構成を
有するLSR200が接続されており、LSR100とLSR200との間
にはLSPが設定されるものとする。LSR100のMPLS処理部6
0では、外部からのLSP設定要求S1をLSP設定受付部10で
受け付けると、LSP設定受付部10の指示S2により、メッ
セージ送信部20から通信回線70にラベル要求メッセージ
の送信S3を行う。
【0010】メッセージ受信側のLSR200では、自分のメ
ッセージ受信部30が、通信回線70からラベル要求メッセ
ージの受信S4を行う。そこで、MPLS処理部60は、ラベル
管理部50に対しラベル要求S5を行い、ラベル管理部50か
ら割り当てるべきラベルの通知S5を受ける。このラベル
は、メッセージ送信部20でラベル・マッピング・メッセ
ージによりラベル要求メッセージの送信元であるLSR100
に対して通知される。
【0011】ラベル・マッピング・メッセージによりラ
ベルの通知を受けた送信元のLSR100では、MPLS処理部60
が、スイッチ設定部40にラベル設定S6を行う。ここで、
MPLSは、既存のルーティングプロトコルと連携すること
により自動的にベストエフォート型のLSPを確立するも
のである。LSPは片方向パスであり、双方向通信を行う
ためには独立した2本のLSPを必要とする。
【0012】しかしながら、従来のMPLSでは、1回の操
作で片方向LSPを1本しか設定しないため、装置間で双
方向通信を行うには、管理者が各LSPの入口となる2台の
LSRにおいてそれぞれのLSP設定を行うか、或いは、ネッ
トワーク全体を把握している外部のデータベースサーバ
が各LSPの入口となる2台のLSRにLSP設定を要求する必要
があり、以下のような問題が生じている。
【0013】(1)入口となる2つのLSRにおいてLSP設定操
作を行う場合、上り方向LSP設定と下り方向LSP設定をそ
れぞれ行う必要があり、双方向にLSPが確立するまでに
時間を要するため、即時性がない。 (2)外部のデータベースサーバを使用する場合、ネット
ワーク規模に応じてデータベース量が膨大し、それに伴
い、メモリ量の増大、サーバの負荷が増大する。また、
各LSRから必要な情報をサーバに通知する必要があるた
め、ネットワーク負荷も増大することになる。さらに、
ネットワーク規模が大きくなるほど、データベース作成
に時間を要し、双方向通信を開始するまでのリアルタイ
ム性が損なわれる。
【0014】このような問題に対する解決策として、本
出願人による平成11年第150634号の特許出願「パケット
中継装置」(以下、先願装置と称する。)において双方
向LSP設定方式が提案されている。これは、隣接パケッ
ト中継装置とのネゴシエーションにより、ラベルの使用
範囲及びディレクショナリティ(方向)を決定し、フォ
ワーディング等価クラスにラベルを割り当てるラベル分
配プロトコル処理部が、片方向のフォワーディング等価
クラス及びこのフォワーディング等価クラスと逆方向の
フォワーディング等価クラスを単一の双方向フォワーデ
ィング等価クラスとして扱い、該双方向フォワーディン
グ等価クラスにラベルを割り当てることを特徴としてい
る。
【0015】図32は、このような先願装置において隣接
するLSRであるATM-LSR_AとATM-LSR_Bとの間の同一ラベ
ルの同時割当例を示したものである(一部省略)。ま
ず、ATM-LSR_Aは、ATM-LSR_Bに送信するラベル要求メッ
セージS31の中に対称FECが同時割当可である旨の情報を
含めておく。そして、ATM-LSR_Bは、ATM-LSR_Aに送信す
るラベル・マッピング・メッセージS32に、ATM-LSR_Aに
割り当てるラベルと共に対称FECの同時割当を行った旨
の情報を含めておく。
【0016】これにより、ATM-LSR_Aによる1回の操作で
双方向LSPを設定することが可能となっている。しかし
ながら、この先願装置は、隣接パケット中継装置同士の
ラベル割当方法に特徴を持たせたものであるため、LSP
経路に存在する全LSRがこのようなラベル割当機能を備
える必要がある。
【0017】一方、上記の問題(1)及び(2)とは別に、最
近では、VOIP(Voice Over IP)やRTP(Real-time Transpo
rt Protocol)の登場により、IP通信網におけるサービス
品質保証(以下、QoS保証と称することがある。)の必
要性が急速に高まっている。MPLSにおいてQoS保証を提
供する技術としては、制約付きルートを扱うラベル分配
プロトコルであるCRLDP(Constraint-based Routing La
bel Distribution Protocol)が知られている。CRLDPで
は、QoS保証及びLSP経路を指定して静的にLSPを設定す
ることが可能である。
【0018】このCRLDPにおけるQoS保証及びLSP経路
(明示的ルート)の指定は、それぞれLSPの一端に位置
するラベル・スイッチング・ルータが、他端のラベル・ス
イッチング・ルータに対してLSP設定を要求する際に送信
するラベル要求メッセージ内に、トラフィック・パラメ
ータTLV及び明示的ルート・パラメータTLVを設定するこ
とにより実現される。
【0019】インターネットの発展と社会的なインフラ
整備により、MPLSにおいて、QoS保証を有する双方向通
信の必要性はさらに高まっているが、そのQoS保証の問
題については、CRLDPを用いることによって解決が図ら
れている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】現在のIP通信網では、
VOIP通信、ファイル転送、Webブラウジングなどのよう
なサーバ−クライアント間通信がIPトラフィックの大部
分を占めており、そのような通信では必ず双方向通信が
必要とされる。
【0021】しかしながら、双方向通信の問題に対して
先願装置を適用するためには、ネットワーク内の中継装
置を全て先願装置の機能を有するものに変更する必要が
あるため、特に大規模なネットワークの場合には導入コ
ストが高騰する。従って本発明は、CRLDPを用いて設定
されるLSPの一端に位置するラベル・スイッチング・ルー
タにおいて、既存のネットワークを活用することにより
双方向LSPを1回の操作で自動的に確立することを目的と
する。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るラベル・スイッチング・ルータは、外部
からの双方向LSP設定要求を受け付ける双方向LSP設定受
付部と、該双方向LSP設定要求に基づき該LSPの他端に位
置するラベル・スイッチング・ルータへの上り方向で送信
される双方向設定用ラベル要求メッセージに含める双方
向LSP設定用TLVを作成する双方向LSP設定TLV作成部と、
該メッセージを該他端のラベル・スイッチング・ルータか
ら受信したとき、該メッセージ中の双方向LSP設定用TLV
を分析する双方向LSP設定TLV分析部と、該双方向LSP設
定TLV分析部による分析結果に基づき、該上り方向に対
する下り方向のLSP設定要求を行う双方向LSP処理部と、
該双方向LSP処理部からの該CRLDPに基づく明示的ルート
の作成要求に基づき、該下り方向で中継すべきルータを
規定した明示的ルートを作成し該双方向LSP処理部に通
知する明示的ルート作成部と、 を備えたことを特徴と
している(付記1)。
【0023】図1は、請求項1に係る本発明の原理構成
例としてLSP(図示せず)の一端に位置するラベル・スイ
ッチング・ルータ100を示したものである。本発明では、
図31に示した従来のラベル・スイッチング・ルータ100の
構成に加え、MPLS処理部60内に、双方向LSP設定受付部1
1、双方向LSP設定TLV(Type Length Value)作成部21、双
方向LSP設定TLV分析部31、双方向LSP処理部61、及び明
示的ルート(Explicit Route)作成部62が二重ブロックで
示す如く設けられている。
【0024】すなわち、請求項1に係る本発明では、LS
R100における双方向LSP設定受付部11が、外部からの双
方向LSP設定要求S1を受け付け、双方向LSP設定TLV作成
部21が該双方向LSP設定要求に基づき該LSPの他端に位置
するLSR200への上り方向で送信される双方向設定用ラベ
ル要求メッセージに含めるための双方向LSP設定用TLVを
作成する。
【0025】また、LSR200における双方向LSP設定TLV分
析部31は、他端のLSR100が送信した双方向LSP設定用ラ
ベル要求メッセージを受信したとき、該メッセージ中の
双方向LSP設定用TLVを分析し、双方向LSP設定TLV分析部
31による分析結果に基づいて双方向LSP処理部61が該上
り方向に対する下り方向のLSP設定要求を行う。
【0026】なお、CRLDPにおいては、ラベル要求メッ
セージが中継すべきルータを「明示的ルート」として規
定する必要があり、通常、上り方向の明示的ルートは、
外部からの双方向LSP設定要求S1によって与えられてい
る。また、下り方向の明示的ルートは、下り方向のLSP
設定要求時に規定する必要がある。
【0027】そこで、双方向LSP処理部61は、下り方向
のラベル要求メッセージが中継すべきルータを規定した
明示的ルートの作成を明示的ルート作成部62に要求し、
明示的ルート作成部62は、この作成要求に基づき作成し
た明示的ルートを双方向LSP処理部61に通知する。
【0028】これにより、双方向LSP処理部61は下り方
向の明示的ルートを下り方向LSP設定要求時に規定する
ことができる。LSR100では、LSR200から従来と同様にラ
ベル・マッピング・メッセージを受信することにより、
上り方向のLSPを確立する。また、LSR200から受信する
下り方向ラベル要求メッセージに対して、LSR100が従来
と同様にしてラベル・マッピング・メッセージを送信す
ることによって、これを受信したLSR200が下り方向のLS
Pを確立する。
【0029】これにより、LSPの一端に位置するLSR100
による1回の操作によって、LSR100→LSR200及びLSR200
→LSR100の双方向LSPを自動的に確立することが可能と
なる。このように、上り方向のLSPはラベル要求メッセ
ージ及びラベル・マッピング・メッセージによる従来の
LSP設定と同様の処理で設定される。また、下り方向のL
SPは、上り方向LSPの他端に位置するLSR200が双方向LSP
設定TLV分析部31により双方向LSP設定が必要であること
を判断して自動的にラベル要求メッセージを下り方向に
送信することによって、やはり従来のLSP設定と同様の
処理で設定される。
【0030】CRLDPを用いて設定されるLSPにおいては、
LSPの両端を含む全てのラベル・スイッチング・ルータがC
RLDPを使用するが、上述のラベル要求メッセージ及びラ
ベル・マッピング・メッセージによるLSP設定処理は、CRL
DPにおける基本的な処理である。
【0031】従って、LSP経路の途中に存在する他のラ
ベル・スイッチング・ルータは、CRLDPを用いること以外
に特別な機能を有する必要がない。また、本発明に係る
ラベル・スイッチング・ルータは、該双方向LSP設定TLV作
成部が、該双方向LSP設定TLVに下り方向サービス品質情
報を含めてもよい(付記2)。
【0032】すなわち、図1における双方向LSP設定TLV
作成部11は、下り方向サービス品質情報を含んだ双方向
LSP設定TLVを作成する。これにより、上り方向のLSP設
定を要求する側のLSR100から下り方向のLSPのサービス
品質を指定することができる。例えば、ファイル転送や
画像配信の場合のように、上り方向と下り方向の通信ト
ラフィック量が異なるとき、上り方向LSP及び下り方向L
SPにそれぞれ適したサービス品質を指定することが可能
となる。
【0033】また、本発明に係るラベル・スイッチング・
ルータは、該双方向LSP設定TLV作成部が、該双方向LSP
設定TLVに下り方向の明示的ルート情報を含めるてもよ
い(付記3)。すなわち、図1における双方向LSP設定TL
V作成部11は、下り方向の明示的ルート情報を含んだ双
方向LSP設定TLVを作成する。
【0034】これにより、上り方向のLSP設定を要求す
る側のLSR100から下り方向のLSPが経由すべき明示的ル
ートを指定することが可能となる。また、本発明に係る
ラベル・スイッチング・ルータは、該双方向LSP設定TLV作
成部が、該上り方向のLSP情報変更要求時に送信するラ
ベル要求メッセージに双方向LSP設定情報を設定しても
よい(付記4)。
【0035】すなわち、図1における双方向LSP設定TLV
作成部11は、既存のLSPの設定を変更する場合、該上り
方向のLSP情報変更要求時に送信するラベル要求メッセ
ージに双方向LSP設定情報を設定する。これにより、上
り方向のLSP設定変更と同時に下り方向のLSPの設定変更
を、LSPの一端に位置するLSR100による1回の操作で自
動的に行うことができる。
【0036】また、本発明に係るラベル・スイッチング・
ルータは、該双方向LSP設定TLV作成部が、該上り方向の
LSP削除要求時に送信するラベル解放メッセージに双方
向LSP削除情報を設定してもよい(付記5)。すなわ
ち、図1における双方向LSP設定TLV作成部11は、既存のL
SPを解放するとき、上り方向のLSP削除要求時に送信す
るラベル解放メッセージに双方向LSP削除情報を設定す
る。
【0037】これにより、上り方向のLSP解放と同時に
下り方向のLSPの解放をLSPの一端に位置するLSR100によ
る1回の操作で行うことができる。なお、該双方向LSP
設定TLV分析部がラベル要求メッセージの応答として受
信するラベル・マッピング・メッセージを分析した結
果、該ラベル・マッピング・メッセージ内に双方向LSP
設定要求が該他端に位置するラベル・スイッチング・ルー
タで受け付けられたことを示す双方向LSP要求受付情報
が設定されていないとき、該双方向LSP処理部が、該他
端のラベル・スイッチング・ルータが双方向LSP設定機能
を持たないことを認識してもよい(付記6)。
【0038】すなわち、LSR100は、ラベル要求メッセー
ジの応答としてラベル・マッピング・メッセージを受信
したとき、双方向LSP設定TLV分析部31でこれを分析し、
該ラベル・マッピング・メッセージ内に双方向LSP設定
要求が該他端に位置するラベル・スイッチング・ルータで
受け付けられたことを示す双方向LSP要求受付情報が設
定されていないとき、双方向LSP処理部61が、該他端のL
SR200が双方向LSP設定機能を持たないことを認識する。
【0039】これにより、双方向LSP設定機能を持たな
いLSR200に向けて再度双方向LSP設定要求を行うことを
防ぐことができるため、無駄な処理を削減することが可
能となる。また、上記双方向LSP設定用TLVはベンダー・
プライベートTLVであればよい(付記7)。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明に係るラベル・スイッチン
グ・ルータの実施例(1)〜(6)について、図2〜図27を参照
して以下に説明する。なお、各実施例に共通の事項とし
て、設定されるLSPの両端に位置するLSRが、図1に示す
LSR100と同様の構成を有することを前提とし、同図の符
号を参照するものとする。
【0041】また、実施例(1)〜(6)においてはCRLDPが
用いられるため、特に言及しない限り、各LSRは通常の
処理を行うものとする。すなわち、以下の説明における
共通の事項として、上り方向ラベル要求メッセージに
は、通常通り、外部からの要求に従ってQoS保証及び明
示的ルートの情報がそれぞれトラフィック・パラメータT
LV及び明示的ルート・パラメータTLVに設定されているも
のとする。
【0042】これにより、上り方向LSPは、従来から行
われているように、外部からの要求に応じたQoS保証及
びLSP経路を有するようになる。実施例(1) 実施例(1)は、LSPの一端に位置するラベル・スイッチン
グ・ルータによる1回のLSP設定要求にて双方向LSPを確
立する実施例である。
【0043】図2は、実施例(1)を説明するためのネット
ワーク構成例(1)を示したものであり、端末A及び端末B
がそれぞれLSR1及びLSR3に接続されており、各LSR1〜4
は図示の如く接続されてネットワークを構成しているも
のとする。また、LSR1及びLSR3は、図1のLSR100及びLSR
200にそれぞれ相当し、双方向LSP設定機能を有している
ものとする。
【0044】LSR1対し、外部から、端末A−端末B間に対
する双方向LSP設定要求S1が発生すると、LSR1のLSP設定
受付部10内の双方向LSP設定受付部11がこの要求S1を受
け付ける。図3は、このときの双方向LSP設定受付部11の
処理フローを示したものである。まず、双方向LSP設定
受付部11は、双方向LSP処理部61へLSR3の双方向LSP設定
機能の有無識別を問い合せる(ステップS100)。
【0045】双方向LSP処理部61では、LSR3を図4に示す
双方向LSP設定機能無しLSR一覧テーブルより検索し、LS
R3がこのテーブルに含まれていないことから、双方向LS
P設定機能を有することを、双方向LSP設定受付部11へ通
知する。なお、双方向LSP設定機能無しLSR一覧テーブル
の登録動作については、実施例(6)で説明する。
【0046】次に、双方向LSP設定受付部11は、双方向L
SP処理部61からの通知に基づきLSR3が双方向LSP設定機
能を有していることを認識し(同S110)、メッセージ送信
部20に対して、上り方向のラベル要求メッセージの送信
を要求する(同S120)。なお、LSR3が双方向LSP設定機
能を有していない場合、双方向LSP設定受付部11は外部
に対し双方向LSP設定不可通知を送信することになる(同
S130)。
【0047】次に、図5を参照して、双方向LSP設定受付
部11から上り方向のラベル要求メッセージ送信要求を受
けたメッセージ送信部20の処理動作について説明する。
メッセージ送信部20は、内蔵する双方向LSP設定TLV作成
部21に対して、双方向LSP設定を行うためにラベル要求
メッセージ内に含めるべきベンダー・プライベート(Ven
dor Private)TLVの作成を要求し(同S200)、作成され
たベンダー・プライベートTLVを含めた上り方向ラベル
要求メッセージを送信する(同S210)。
【0048】図6は、双方向設定の情報を含めたベンダ
ー・プライベートTLVのフォーマットを示したものであ
る。このベンダー・プライベートTLVは、Uビット、Fビ
ット、タイプ、長さ、ベンダーID、及びデータによって
構成されている。本発明で使用するベンダー・プライベ
ートTLVでは、中継LSRがベンダー・プライベートTLVを
破棄せずに出口LSRまで中継できるよう、Uビット及びF
ビットの値は1に固定する。
【0049】また、ベンダー・プライベートTLVとして
使用可能なタイプの値は0x3E00-0x3EFFであるが、実施
例(1)では、双方向設定であることを示す値として"0x3E
00"を設定する。また、長さはベンダーIDとデータフィ
ールドの合計をオクテット表示したものであり、データ
フィールドには、送信元IPアドレス、送信先IPアドレ
ス、プロトコル、送信元ポート番号、及び、送信先ポー
ト番号から成るフロー情報や、後述するトラフィック・
パラメータTLV又は明示的ルート・パラメータTLVが必要
に応じて設定される。
【0050】なお、実施例(1)では、下り方向のサービ
ス品質や明示的ルートの指定を行わないこととし、同図
のデータフィールドにはトラフィック・パラメータTLV
及び明示的ルート・パラメータTLVを含めない。LSR1か
ら送信されたラベル要求メッセージは、LSR2を経由して
LSR3によって受信される。
【0051】図7は、LSR3における、ラベル要求メッセ
ージ受信時のメッセージ受信部30の処理フローを示した
ものである。まず、メッセージ受信部30は内蔵する双方
向LSP設定TLV分析部31に対し、受信したラベル要求メッ
セージ内のベンダー・プライベートTLVに下り方向LSP設
定情報が有るか否かの分析を要求する(同S300)。
【0052】次に、メッセージ受信部30は、双方向LSP
設定TLV分析部31による分析結果を受け、下り方向LSP設
定情報の有無を判断する(同S310)。下り方向LSP設定
情報が無い場合(双方向LSP設定要求ではない場合)、
メッセージ受信部30は、MPLS処理部60に対してラベル・
マッピング・メッセージの送信を要求する(同S330)。
MPLS処理部60では、従来と同様の処理により、ラベル管
理部50へラベルの割当を要求し、完了通知を受けると、
ラベル設定をスイッチ設定部40に依頼した後、LSR1へラ
ベル・マッピング・メッセージを送信する。
【0053】下り方向LSP設定情報が有る場合、メッセ
ージ受信部30は、双方向LSP処理部61に対して双方向LSP
処理要求を行う(同S320)。図7は、双方向LSP処理部61
の処理フローを示したものである。まず、双方向LSP処
理部61は、ラベル・マッピング・メッセージが送信済み
であるか否かを判定する(同S400)。
【0054】ラベル・マッピング・メッセージ未送信の
場合、双方向LSP処理部61は、LSR1へ送信するラベル・
マッピング・メッセージ内に含めるべきベンダー・プラ
イベートTLV内に双方向LSP設定要求を受け付けたことを
示す設定受付情報を設定(同S410)した後、MPLS処理部
60に対してラベル・マッピング・メッセージの送信を要
求する(同S420)。この要求を受けたMPLS処理部60で
は、従来処理と同様に、LSR1へラベル・マッピング・メ
ッセージを送信する。
【0055】なお、図9には、設定受付を示すタイプ"0x
3E02"が設定されたベンダー・プライベートTLVのフォー
マットが示されている。なお、このベンダー・プライベ
ートTLVには、データフィールドは設定されていない。
ラベル・マッピング・メッセージ送信済の場合、双方向
LSP処理部61は、上り方向ラベル要求メッセージ内のベ
ンダー・プライベートTLVに明示的ルート情報が存在す
るか否かを判定する(同S430)。
【0056】実施例(1)の場合は明示的ルートが存在し
ないため、双方向LSP処理部61は、明示的ルート作成部6
2に対し明示的ルートの作成を要求する(同S480)。こ
の場合、明示的ルート作成部62では、上り方向ラベル要
求メッセージ内のパス・ベクトルTLVの情報に基づき明
示的ルートを作成し、作成完了通知を双方向LSP処理部6
1へ通知する。
【0057】これにより、双方向LSP処理部61は、下り
方向の明示的ルートを下り方向ラベル要求メッセージ内
の明示的ルートTLVに設定する(同S440)。なお、図10
は、パス・ベクトルTLVのフォーマットを示したもので
あり、図示の如くパス・ベクトルであることを示すタイ
プ"0x0104"、及び値として上り方向で中継したLSRのID
が設定されている。
【0058】その後、双方向LSP処理部61では、上り方
向ラベル要求メッセージ内のLSPを識別するためのLSP・I
D(例えば"1")と、下り方向へ送信するラベル要求メッセ
ージ内のLSP・ID(例えば"2")との対応関係を記憶し、図1
1に示す如くLSP・ID対応テーブルに追加する(同S45
0)。
【0059】さらに、双方向LSP処理部61では、受信し
たラベル要求メッセージ内のベンダー・プライベートTL
Vに含まれる送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、プ
ロトコル番号、送信元ポート番号、及び送信先ポート番
号をフロー情報として読み出し保持する(同S460)。
【0060】その後、双方向LSP処理部61では、LSP設定
受付部10に対しLSPの設定を要求する(同S470)。その
後は、LSP設定受付部10からのメッセージ送信要求によ
り、メッセージ送信部20は、下り方向ラベル要求メッセ
ージを送信する。そして、LSR1よりラベル・マッピング
・メッセージを受信すると、LSR3はLSR1の指定による下
り方向LSPを確立する。その後、LSR3では確立した下り
方向LSPに対して、保持していたフロー情報を設定す
る。
【0061】フロー情報を設定する理由は、LSPを確立
しただけでは、ただのトンネルが出来ているに過ぎず、
確立したLSPに対して、どのようなフローを割り当てる
かを設定する必要があるためである。このように、LSR1
による1回のLSP設定要求にて双方向LSPを確立すること
が可能となる。
【0062】実施例(2) 実施例(2)は、入口LSRにおいて下り方向のQoSを指定す
る実施例である。図12は、実施例(2)を説明するための
ネットワーク構成例(2)であり、LSR1及びLSR3は、本発
明の双方向LSP設定機能を有するものとする。
【0063】LSR1について、外部から端末A-B間に対す
るQoS指定の双方向LSP設定要求が発生した場合、LSR1の
LSP設定受付部10内の双方向LSP設定受付部11及びメッセ
ージ送信部20における処理は、図3及び5に示した実施例
(1)における処理と同様に実行される。
【0064】但し、メッセージ送信部20内の双方向LSP
設定TLV作成部21にて作成されるベンダー・プライベー
トTLVは、実施例(1)を示す図6とは異なり、図13に示す
如くQoS情報としてのトラフィック・パラメータTLVがデ
ータフィールドに追加されたものとなる。
【0065】LSR3におけるラベル要求メッセージ受信時
のメッセージ受信部30の処理は、図7に示した実施例
(1)の場合と同様である。図14は、QoS指定の双方向LSP
処理要求時の、双方向LSP処理部61の処理フローを示し
たものであり、同図は、図8に示した実施例(1)における
ステップS460とステップS470との間にステップS465が追
加されたものとなっている。
【0066】すなわち、ステップS470において、LSP設
定受付部10へLSP設定要求を行う前に、受信したラベル
要求メッセージ内のベンダー・プライベートTLVに含ま
れるQoS情報であるトラフィック・パラメータTLVを読み
出し、下り方向に送信するラベル要求メッセージ内のト
ラフィック・パラメータTLVへ設定する(同S465)。
【0067】このようにして、LSR1において、下り方向
のQoS指定が可能となる。なお、図15は実施例(2)の場合
の双方向LSP設定メッセージのシーケンスを示したもの
であり、LSR1に対し端末A-B間に1MbpsのLSPを設定する
外部要求S20があった場合、LSR1がベンダー・プライベ
ートTLVに双方向設定及び下り方向(端末B→A)の帯域
指定を1Mbpsとしたラベル要求メッセージS21をLSR2宛に
送信する。
【0068】これを受けたLSR2では、メッセージS21と
同様なラベル要求メッセージS22をLSR3宛に送信する。L
SR3では、ラベル要求メッセージS22内のベンダー・プラ
イベートTLVに基づき、双方向LSP設定のための処理を行
う。このとき、LSR3は、双方向のLSP・IDの対応関係を記
憶すると共に指定帯域(1Mbps)で下り方向LSPを設定S13
することになる。
【0069】LSR3は、従来と同様に、ラベル要求メッセ
ージS22に対する応答となるラベル・マッピング・メッ
セージS24をLSR2宛に送信するが、メッセージS24内のベ
ンダー・プライベートTLVには設定受付情報が含まれ
る。また、LSR3は、下り方向のLSP設定に必要となるラ
ベル要求メッセージS26をLSR2宛に送信する。
【0070】LSR2は、ラベル・マッピング・メッセージ
S24及びラベル要求メッセージS26を受信すると、ラベル
・マッピング・メッセージS25及びラベル要求メッセー
ジS27をそれぞれLSR1宛に送信する。LSR1は、メッセー
ジS25を受信することにより、上り方向のLSPを確立す
る。
【0071】また、LSR1は、ラベル要求メッセージS27
に対する応答として、ラベル・マッピング・メッセージ
S28をLSR2宛に返送し、LSR2はこれを受けてラベル・マ
ッピング・メッセージS29をLSR3宛に送信する。LSR3
は、メッセージS29を受信することにより、下り方向のL
SPを確立する。
【0072】なお、1Mbpsの帯域指定を除くことによ
り、同図はそのまま実施例(1)におけるメッセージシー
ケンスを示すものであり、実施例(1)及び(2)から明らか
なように、LSR2は双方向LSP設定機能を必要としない。実施例(3) 実施例(3)は、入口LSRにおいて下り方向の明示的ルート
を指定する実施例である。
【0073】図16は、実施例(3)を説明するためのネッ
トワーク構成例(3)である。同図中のLSR1及びLSR3は、
本発明の双方向LSP設定機能を有するものとする。LSR1
に対し、外部から、端末A-B間に対する下り方向明示的
ルート指定(LSR3→LSR4→LSR1)の双方向LSP設定要求が
発生した場合、LSP設定受付部10内の双方向LSP設定受付
部11の処理は、図3に示した実施例(1)と同様である。
【0074】また、メッセージ送信部20の処理も図5に
示した実施例(1)の場合と同様である。但し、双方向LSP
設定TLV作成部21が作成するベンダー・プライベートTLV
は、図6に示す実施例(1)の場合と異なり、図17に示す
如くデータとして明示的ルート・パラメータTLVが追加
されたものとなる。
【0075】また、LSR3におけるメッセージ受信部30及
び双方向処理部61の処理フローは、それぞれ図7及び8
に示す如く実施例(1)の場合と同様である。但し、図8
のステップS430において、明示的ルート有りと判定され
るため、ステップS480は実行せずにステップS440が実行
される。
【0076】この場合、受信したラベル要求メッセージ
内のベンダー・プライベートTLVに含まれた下り方向の
明示的ルート(LSR3→LSR4→LSR1)が下り方向のラベル要
求メッセージ内のベンダー・プライベートTLV内に設定
される。なお、実施例(1)の場合と同様にして、LSR3か
らのラベル・マッピング・メッセージがLSR1に送信さ
れ、LSR1→LSR2→LSR3の上り方向LSPが確立された場合
を想定すると、実施例(3)の場合は、下り方向の明示的
ルートの指定があるため、下り方向のLSPは上り方向と
は異なり、LSR4を経由する。
【0077】従って、LSR3はLSR4経由で下り方向ラベル
要求メッセージを送信する。そして、LSR1よりラベル・
マッピング・メッセージを受信すると、下り方向の明示
的ルート指定(LSR3→LSR4→LSR1)のLSPが確立する。そ
の後、LSR3では確立した下り方向LSPに対して、保持し
ていたフロー情報を設定する。
【0078】このように、LSR2及びLSR4は共に双方向LS
R設定機能を有していないが、LSR1にて下り方向の明示
的ルートを指定することが可能となる。実施例(4) 実施例(4)は、入口LSRが下り方向LSPの設定内容を変更
する実施例である。
【0079】この実施例(4)は、上述の実施例(2)を前提
としており、端末A-B間には既に1Mbps帯域保証のLSPが
双方向に確立しているものとする。今、LSR1に対して、
外部から下り方向LSPに3Mbpsの帯域保証への変更要求が
発生した場合を想定する。
【0080】LSR1のLSP設定受付部10内の双方向LSP設定
受付部11において、双方向LSP設定変更要求を受け付
け、メッセージ送信部20に対して、上り方向のラベル要
求メッセージの送信を要求する(図18のステップS12
0)。メッセージ送信部20では、図5に示した処理が行
われるが、このとき双方向LSP設定TLV作成部21がラベル
要求メッセージ内のActフラグをセットし、ラベル要求
メッセージ内のベンダー・プライベートTLVを作成し、
上り方向のラベル要求メッセージを送信する。
【0081】なお、Actフラグは、LSPに対する動作を指
示するものであり、"0"はLSP設定指示、"1"はLSP情報変
更指示を意味する。図19は、双方向設定変更の場合のベ
ンダー・プライベートTLVのフォーマットを示したもの
であり、タイプとして双方向設定変更を示す"0x3E01"が
設定されており、データとして変更情報が設定されてい
る。
【0082】LSR3におけるラベル要求メッセージ受信時
のメッセージ受信部30の処理も図7に示した実施例(1)
の場合と同様である。図20は、変更指定の双方向LSP処
理要求時の、双方向LSP処理部61の処理フローを示した
ものである。この場合、既に下り方向のLSPが確立して
いるため、ステップS500〜S520はそれぞれ図8に示した
ステップS400〜S420と同様の処理であるが、ステップS5
00でラベル・マッピング・メッセージが送信済みと判断
された場合の処理が図8の場合と異なっている。
【0083】すなわち、双方向LSP処理部61は、上り方
向ラベル要求メッセージ内のLSP・IDより、図11に示すLS
P・ID対応テーブルを検索し、下り方向のLSP・IDを導き
(ステップS530)、これを下り方向のラベル要求メッセ
ージ内に設定する(同S540)。この時、ラベル要求メッ
セージにActフラグをセットする。
【0084】さらに、受信したラベル要求メッセージ内
のベンダー・プライベートTLVに含まれる変更情報(ここ
では、3Mbpsの帯域保証)を読み出し、下り方向ラベル要
求メッセージ内のトラフィック・パラメータTLVに設定
する(同S550)。その後、LSP設定受付部10に対し、LSP
の設定変更を要求する(同S560)。
【0085】LSP設定受付部10では、従来と同様の処理
によって下り方向ラベル要求メッセージを送信し、LSR1
からのラベル・マッピング・メッセージを受信すること
により、下り方向LSPの設定情報が3Mbpsの帯域保証に変
更される。このように、入口LSRが下り方向LSPの設定内
容を変更することが可能となる。
【0086】図21は、設定変更の場合のメッセージシー
ケンスを示したものであり、端末A-B間のLSPを3Mbpsに
変更する外部要求S30があると、LSR1は、下り方向の帯
域保証を3Mbpsに変更する情報をベンダー・プライベー
トTLVに設定したラベル要求メッセージS31をLSR2宛に送
信する。
【0087】以降、図15と同様のメッセージシーケンス
によって双方向の帯域保証が3Mbpsに変更されることと
なる。但し、LSR3がラベル要求メッセージS32を受信し
たとき、図15の場合と異なり、既に双方向のLSPが確立
しているため、LSR3はLSP・ID対応テーブルを検索するこ
とにより下り方向LSPを導き、指定された帯域への設定
変更要求S33を下り方向LSPに与えることになる。
【0088】実施例(5) 実施例(5)は、実施例(1)、(2)、又は (4)によって図2又
は図12に示す端末A-B間のLSR1−LSR2−LSR3に既に双方
向LSPが確立していることを前提として、入口LSR1にお
いて下り方向のLSP削除を指定する実施例である。
【0089】図22は、LSR1において、外部から双方向LS
P削除要求が発生した場合のLSP設定受付部10内の双方向
LSP設定受付部11における処理フローを示したものであ
る。双方向LSP設定受付部11は、双方向LSP設定要求を受
け付けると、メッセージ送信部20に対して、上り方向の
ラベル解放メッセージの送信を要求する(ステップS14
0)。
【0090】図23は、メッセージ送信部20の処理フロー
を示したものである。メッセージ送信部20は、まず、双
方向LSP設定TLV作成部21に対して、ラベル解放メッセー
ジ内に含めるベンダー・プライベートTLVの作成を要求
する(同S200)。次に、メッセージ送信部20は、作成さ
れたベンダー・プライベートTLVを含めた上り方向ラベ
ル解放メッセージを送信する(同S220)。
【0091】なお、ステップS200において、双方向LSP
設定TLV作成部21が作成する双方向削除のためのベンダ
ー・プライベートTLVは、図24に示す通り双方向削除で
あることを示すタイプ"0x3E03"が設定されている。ま
た、このベンダー・プライベートTLVにはデータは設定
されない。
【0092】LSR3では、ラベル解放メッセージを受信す
ると、MPLS処理部60における従来処理と同様に上り方向
LSPを削除すると共に、メッセージ受信部30が図25に示
す処理を行う。まず、メッセージ受信部30は、内部の双
方向LSP設定TLV分析部31に対し、ラベル解放メッセージ
内のベンダー・プライベートTLVの分析を要求する(同S
300)。この分析結果に基づき、下り方向LSP削除情報の
有無を判断する(同S310)。下り方向LSP削除情報が無
い場合は処理を終了し、下り方向LSP削除情報が有る場
合は、双方向LSP処理部61に対して、双方向LSP処理を要
求する(同S320)。
【0093】図26は、ラベル解放メッセージ受信時にお
ける双方向LSP処理部61の処理フローを示したものであ
る。双方向LSP処理部61では、ラベル解放メッセージ内
に設定されているLSP・IDにより、LSP・ID対応テーブルか
ら下り方向のLSP・IDを検索し(同S600)、これを、下り
方向のラベル解放メッセージ内に設定する(同S610)。
【0094】その後、双方向LSP処理部61は、LSP設定受
付部10に対し、LSPの削除を要求する(同S620)。これ
により、LSP設定受付部10及びメッセージ送信部20によ
る従来と同様の処理によって、下り方向ラベル解放メッ
セージが送信され、下り方向LSPが削除される。
【0095】このように、入口LSRが出口LSRに対して、
下り方向LSPの削除を要求することが可能となる。図27
は、双方向LSP削除のメッセージシーケンスを示したも
のである。LSR1が端末A-B間の双方向LSP削除の外部要求
S40を受けると、双方向削除を設定したベンダー・プラ
イベートTLVを含むラベル解放メッセージS41をLSR2宛に
送信する。
【0096】LSR2では、同様に双方向削除を設定したベ
ンダー・プライベートTLVを含むラベル解放メッセージS
42をLSR3宛に転送する。LSR3がメッセージS42を受信す
ることによって上り方向のLSPが削除される。LSR3で
は、LSP・ID対応テーブルを検索し、下り方向のLSPを導
き、削除要求を行う。この場合、LSR3はLSR2宛にラベル
解放メッセージS44を送信する。また、メッセージS44を
受信したLSR2は、ラベル解放メッセージS45をLSR1宛に
送信する。
【0097】LSR1がメッセージS45を受信することによ
って下り方向のLSPが削除され、双方向LSPの削除が完了
する。実施例(6) 実施例(6)は、入口LSRにて、出口LSRの双方向LSP設定機
能の有無を記憶することにより、双方向LSP設定の失敗
の繰り返しを回避する実施例である。
【0098】例えば、図12に示すネットワーク構成例
(2)において、LSR1のみが本発明の双方向LSP設定機能を
有する場合を想定する。実施例(1)の場合と同様にし
て、LSR1から上り方向のラベル要求メッセージを受信す
ると、LSR3では、従来処理と同様に、ラベル・マッピン
グ・メッセージを送信し、これにより上り方向のLSPが
確立する。
【0099】しかしながら、LSR3は双方向LSP設定機能
を備えていないため、実施例(1)の場合と異なり、LSR3
が送信するラベル・マッピング・メッセージ内には、図
9のような設定受付のベンダー・プライベートTLVは含ま
れない。そこで、LSR1では、LSR3からのラベル・マッピ
ング・メッセージを受信すると、メッセージ受信部30内
の双方向LSP設定TLV分析部31にて、ラベル・マッピング
・メッセージ内のベンダー・プライベートTLVに設定受
付情報が設定されていないことを認識する。
【0100】また、メッセージ受信部30は、双方向LSP
処理部61に対しLSR3が双方向LSP設定機能を持たないLSR
であることを通知する。双方向LSP処理部61では、LSR3
を図4に示す双方向LSP設定機能無しLSRテーブルに登録
する。この後、再びLSR1に対し外部から端末A-B間のLSR
1−LSR2−LSR3に双方向LSPを設定する要求があった場
合、図3におけるステップS100において、双方向LSP設定
受付部11が、双方向LSP設定要求を受け付け、双方向LSP
処理部61へ、LSR3の双方向LSP設定機能の有無を問い合
わせる。
【0101】このとき、双方向LSP処理部61では、LSR3
が双方向LSP設定機能無しLSR一覧テーブルに登録されて
いることを認識し、LSR3が双方向LSP設定機能無しLSRで
あることを双方向LSP設定受付部11へ通知する。通知を
受けた双方向LSP設定受付部11は、外部に対して、双方
向LSP設定不可であることを通知する(同S130)。
【0102】このように、あるLSRが双方向LSP設定機能
を持たないことを認識することにより、再度同LSRに対
し双方向LSP設定要求が発生した場合に、その要求を棄
却することが可能となる。 (付記1)CRLDPを用いて設定されるLSPの一端に位置す
るラベル・スイッチング・ルータにおいて、外部からの双
方向LSP設定要求を受け付ける双方向LSP設定受付部と、
該双方向LSP設定要求に基づき該LSPの他端に位置するラ
ベル・スイッチング・ルータへの上り方向で送信される双
方向設定用ラベル要求メッセージに含める双方向LSP設
定用TLVを作成する双方向LSP設定TLV作成部と、該メッ
セージを該他端のラベル・スイッチング・ルータから受信
したとき、該メッセージ中の双方向LSP設定用TLVを分析
する双方向LSP設定TLV分析部と、該双方向LSP設定TLV分
析部による分析結果に基づき、該上り方向に対する下り
方向のLSP設定要求を行う双方向LSP処理部と、該双方向
LSP処理部からの該CRLDPに基づく明示的ルートの作成要
求に基づき、該下り方向で中継すべきルータを規定した
明示的ルートを作成し該双方向LSP処理部に通知する明
示的ルート作成部、を備えたことを特徴とするラベル・
スイッチング・ルータ。
【0103】(付記2)付記1において、該双方向LSP設
定TLV作成部が、該双方向LSP設定TLVに下り方向サービ
ス品質情報を含めることを特徴とするラベル・スイッチ
ング・ルータ。 (付記3)付記1において、該双方向LSP設定TLV作成部
が、該双方向LSP設定TLVに下り方向の明示的ルート情報
を含めることを特徴とするラベル・スイッチング・ルー
タ。
【0104】(付記4)付記1において、該双方向LSP設
定TLV作成部が、該上り方向のLSP情報変更要求時に送信
するラベル要求メッセージに双方向LSP設定情報を設定
することを特徴とするラベル・スイッチング・ルータ。
【0105】(付記5)付記1において、該双方向LSP設
定TLV作成部が、該上り方向のLSP削除要求時に送信する
ラベル解放メッセージに双方向LSP削除情報を設定する
ことを特徴とするラベル・スイッチング・ルータ。
【0106】(付記6)付記1において、該双方向LSP設
定TLV分析部がラベル要求メッセージの応答として受信
するラベル・マッピング・メッセージを分析した結果、
該ラベル・マッピング・メッセージ内に双方向LSP設定
要求が該他端に位置するラベル・スイッチング・ルータで
受け付けられたことを示す双方向LSP要求受付情報が設
定されていないとき、該双方向LSP処理部が、該他端の
ラベル・スイッチング・ルータが双方向LSP設定機能を持
たないことを認識することを特徴とするラベル・スイッ
チング・ルータ。
【0107】(付記7)付記1において、該双方向LSP設
定用TLVがベンダー・プライベートTLVであることを特徴
とするラベル・スイッチング・ルータ。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るラベ
ル・スイッチング・ルータは、双方向LSP設定受付部が受
け付けた外部からの双方向LSP設定要求に基づき双方向L
SP設定TLV作成部がLSPの他端に位置するラベル・スイッ
チング・ルータへの上り方向で送信される双方向設定用
ラベル要求メッセージに含める双方向LSP設定用TLVを作
成し、該メッセージを該他端のラベル・スイッチング・ル
ータから受信したとき、双方向LSP設定TLV分析部が該メ
ッセージ中の双方向LSP設定用TLVを分析し、該双方向LS
P設定TLV分析部による分析結果に基づき、双方向LSP処
理部が該上り方向に対する下り方向のLSP設定要求を行
い、明示的ルート作成部が該双方向LSP処理部からの明
示的ルートの作成要求に基づき、該下り方向で中継すべ
きルータを規定した明示的ルートを作成し該双方向LSP
処理部に通知するように構成したので、LSP経路の途中
に存在する他のラベル・スイッチング・ルータの機能に拘
らず双方向LSPを1回の操作で確立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの原
理構成例を示したブロック図である。
【図2】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(1)を説明するためのネットワーク構成図である。
【図3】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(1)における双方向LSP設定受付部11の処理フロー
(外部から双方向LSP設定要求時)を示したフローチャ
ートである。
【図4】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(1)における双方向LSP設定機能無しLSR一覧のテー
ブル例を示した図である。
【図5】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(1)におけるメッセージ送信部20の処理フロー(上
り方向ラベル要求メッセージ送信要求時)を示したフロ
ーチャートである。
【図6】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(1)におけるベンダー・プライベートTLVのフォーマ
ット(双方向設定)を示した図である。
【図7】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(1)におけるメッセージ受信部30の処理フロー(上
り方向ラベル要求メッセージ受信時)を示したフローチ
ャートである。
【図8】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(1)における双方向LSP処理部61の処理フロー(双方
向LSP処理要求時)を示したフローチャートである。
【図9】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(1)におけるベンダー・プライベートTLVのフォーマ
ット(設定受付)を示した図である。
【図10】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(1)におけるパスベクトルTLVのフォーマットを示し
た図である。
【図11】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(1)におけるLSP・ID対応テーブル例を示した図であ
る。
【図12】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(2)を説明するためのネットワーク構成図である。
【図13】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(2)におけるベンダー・プライベートTLVのフォーマ
ット(QoS指定の双方向設定)を示した図である。
【図14】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(2)における双方向LSP処理部61の処理フロー(QoS
指定の双方向LSP処理要求時)を示したフローチャート
である。
【図15】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(2)における双方向LSP設定メッセージシーケンスを
示した図である。
【図16】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(3)を説明するためのネットワーク構成図である。
【図17】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(3)におけるベンダー・プライベートTLVのフォーマ
ット(明示的ルート指定の双方向設定)を示した図であ
る。
【図18】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(4)における双方向LSP設定受付部11の処理フロー
(外部から双方向LSP設定変更要求時)を示したフロー
チャートである。
【図19】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(4)におけるベンダー・プライベートTLVのフォーマ
ット(双方向設定変更)を示した図である。
【図20】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(4)における双方向LSP処理部61の処理フロー(変更
指定の双方向LSP処理要求時)を示したフローチャート
である。
【図21】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(4)における双方向LSP設定メッセージシーケンスを
示した図である。
【図22】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(5)における双方向LSP設定受付部11の処理フロー
(外部から双方向LSP削除要求時)を示したフローチャ
ートである。
【図23】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(5)におけるメッセージ送信部20の処理フロー(上
り方向ラベル解放メッセージ送信要求時)を示したフロ
ーチャートである。
【図24】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(5)におけるベンダー・プライベートTLVのフォーマ
ット(双方向削除)を示した図である。
【図25】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(5)におけるメッセージ受信部30の処理フロー(上
り方向ラベル解放メッセージ受信時)を示したフローチ
ャートである。
【図26】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(5)における双方向LSP処理部61の処理フロー(ラベ
ル解放メッセージ受信時)を示したフローチャートであ
る。
【図27】本発明に係るラベル・スイッチング・ルータの実
施例(5)における双方向LSP削除メッセージシーケンスを
示した図である。
【図28】従来のルータによるパケット中継を説明するた
めの図である。
【図29】一般的なMPLS対応ルータによるパケット中継を
説明するための図である。
【図30】一般的なLSRの構成を示したブロック図であ
る。
【図31】従来のLSRによるLSP設定処理を示すためのブロ
ック図である。
【図32】先願装置における同一ラベルの同時割当例を説
明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
1〜4, 100, 200 ルータ又はLSR 10 LSP設定受付部 11 双方向LSP設定受付部 20 メッセージ送信部 21 双方向LSP設定TLV作成部 30 メッセージ受信部 31 双方向LSP設定TLV分析部 40 スイッチ設定部 50 ラベル管理部 60 MPLS処理部 61 双方向LSP処理部 62 明示的ルート作成部 70 通信回線 101, 106 回線インタフェース 102 CPU 103 スイッチ 104 検索用LSI 105 メモリ 107 検索テーブル用メモリ 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
フロントページの続き (72)発明者 青柳 好織 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 大原 祐司 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA01 GA08 HA08 HB14 HB18 HC01 HD03 KA05 LB01 LB07 LC06 LC08 5K033 AA09 CB01 CB08 CB14 CC01 DA06 DB01 DB18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CRLDPを用いて設定されるLSPの一端に位置
    するラベル・スイッチング・ルータにおいて、 外部からの双方向LSP設定要求を受け付ける双方向LSP設
    定受付部と、 該双方向LSP設定要求に基づき該LSPの他端に位置するラ
    ベル・スイッチング・ルータへの上り方向で送信される双
    方向設定用ラベル要求メッセージに含める双方向LSP設
    定用TLVを作成する双方向LSP設定TLV作成部と、 該メッセージを該他端のラベル・スイッチング・ルータか
    ら受信したとき、該メッセージ中の双方向LSP設定用TLV
    を分析する双方向LSP設定TLV分析部と、 該双方向LSP設定TLV分析部による分析結果に基づき、該
    上り方向に対する下り方向のLSP設定要求を行う双方向L
    SP処理部と、 該双方向LSP処理部からの該CRLDPに基づく明示的ルート
    の作成要求に基づき、該下り方向で中継すべきルータを
    規定した明示的ルートを作成し該双方向LSP処理部に通
    知する明示的ルート作成部、 を備えたことを特徴とするラベル・スイッチング・ルー
    タ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 該双方向LSP設定TLV作成部が、該双方向LSP設定TLVに下
    り方向サービス品質情報を含めることを特徴とするラベ
    ル・スイッチング・ルータ。
  3. 【請求項3】請求項1において、 該双方向LSP設定TLV作成部が、該双方向LSP設定TLVに下
    り方向の明示的ルート情報を含めることを特徴とするラ
    ベル・スイッチング・ルータ。
  4. 【請求項4】請求項1において、 該双方向LSP設定TLV作成部が、該上り方向のLSP情報変
    更要求時に送信するラベル要求メッセージに双方向LSP
    設定情報を設定することを特徴とするラベル・スイッチ
    ング・ルータ。
  5. 【請求項5】請求項1において、 該双方向LSP設定TLV作成部が、該上り方向のLSP削除要
    求時に送信するラベル解放メッセージに双方向LSP削除
    情報を設定することを特徴とするラベル・スイッチング・
    ルータ。
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