JP2005295551A - 移動ネットワーク通信におけるハンドオーバー時のパス形成方法 - Google Patents

移動ネットワーク通信におけるハンドオーバー時のパス形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 移動網におけるハンドオーバー時の通信サービス品質を保証したネットワークシステムを提供する。
【解決手段】 移動先で気付アドレスを取得した移動ノードが、元のエッジルータを介して、通信相手ノードにプリペアマルチパス(PM)メッセージを送信する。PMメッセージを受信した各コアルータは、受信メッセージの内容を分割パステーブルに記憶して、次ノードに転送する。移動ノードは、移動先の新たなエッジルータを介して、PMメッセージと同一内容をもつリクエストマルチパス(RM)メッセージを通信相手ノードに送信する。RMメッセージが受信した各コアルータは、RMメッセージを分割パステーブルと比較し、同一内容が既に分割パステーブルに記憶済みの場合は、受信メッセージの次ノードへの転送を停止し、通信相手ノードからのデータフローを新旧のパスに分岐させるように、MPLSの転送テーブルを書き換える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動ネットワーク通信技術に関し、特に、移動ネットワーク通信におけるハンドオーバー時のパス形成方法に関する。
近年、IP網をMPLS(マルチプロトコルラベルスイッチング:Multi Protocol Label Switching)網に切り替えようとするインターコネクション・ネットワークサービス提供業者やネットワーク運営業者が増加傾向にある。従来のMPLS網はモバイル機能を備えていなかったが、IP−in−IPトンネルをMPLSに置き換えることによって、モバイルIP網におけるデータ転送処理の拡張性を改善できるため、モバイルIPとMPLS網とを統合させる幾つかの案が提案されている。無線IPのネットワークアクセスにおいても、モバイルIPとMPLSの統合によって、システムの有効性とサービス品質を改善できる。また、関係するMPLS網のラベルスイッチングパスは、各種のモバイルIPサービスに適度なサービス品質のパスを提供できる。
例えば、Zhong Ren等によるIntegration of Mobile IP and Multi-Protocol Label Switching、ICC2001、June 2001(非特許文献1)では、IP−in−IPトンネルをMPLSトンネルで代替できるようにしたモバイルIPとMPLSのプロトコル統合方法が提案されている。
また、特開2003−60685号公報(特許文献1)には、移動ノードのハンドオーバーに伴うサービス品質の問題を解決するために、移動エージェントを利用することが提案されている。特許文献1では、移動エージェントが、QoS予約を外部ネットワークに中継し、移動ノードと通信相手ノードとの間の直接的な通信の後、移動エージェントによる中継が解放されている。
一方、特開2004−15538号公報(特許文献2)は、ローカル網内のアクセスルータが、ハンドオーバー前にエリアの切替えを検出して、移動ノードからのフローQoS要求を訪問先アクセスルータに通知し、訪問先アクセスルータが、この情報を隣接LSR(コアルータ、LSR:Label Switching Router)に通知し、該隣接LSRが、ラベルスイッチングパス(LSP:Label Switching Path)の設定情報として、MPLS網内で品質保証された移動ノード用の新たな帯域を設定することを提案している。新しいLSPは、更新プロセスが終了した後で解放される。
以上の技術提案は、MPLS網上でのモバイルIPサービスと要求を如何にサポートするかを定義すると同時に、システムとアプリケーションへの取り組みについて説明している。MPLS網とモバイルIPv6との統合は、多くの利点をもたらす。例えば、モバイルIPv6のレイヤ3のトンネルは、MPLS網のレイヤ2構造に直接マッピングできるため、データパケットの転送速度を高めることができる。また、MPLS網のトラフィックエンジニアリングは、移動ノードにおける高品質サービスのサポートに応用できる。
特開2003−60685号公報 特開2004−15538号公報 Integration of Mobile IP and Multi-Protocol Label Switching、ICC2001、June 2001
上述した提案は全て、エッジルータLERがモバイルノードであることを前提としている。しかしながら、全てのエッジルータにモバイルエージェント機能を備えることを前提にすると、ルータの性能が著しく低下し、同時に、MPLS網全体の性能が低下することになる。
更に、移動ノード、すなわち移動端末が、例えば、ホームルエリアから別の訪問先エリアに移動した場合、新たなラベルスイッチングパスLSPを確立する必要があるため、必然的にMPLS網のラベルリソース消費が増加する。それと同時に、MPLS網内の多ノードにわたるラベルスイッチングパスLSPに重複が発生するため、大量の網リソースの多重使用と、MPLS網のラベル数増加によって、MPLS網の性能が低下する。一方、マルチキャスト技術を利用してデータ転送してもよいが、マルチキャストを行う場合は、通信相手ノードと移動ノードとの間でマルチキャストグループを確立する必要があるため、大量のネットワークリソースが消費され、運用効率が低下することになる。
これまでのところ、ハンドオーバー時に、ネットワークリソースの無駄な消費とMPLS網のラベル数増加を回避して、端末間に連続的な滑らかな接続を保証する効果的な解決方法がなかった。
本発明の目的は、ルータ負荷とMPLS網のラベルを低減可能なハンドオーバー時のパス形成方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、移動端末と通信相手装置との間に連続的な滑らかな接続を保証するハンドオーバー時のパス形成方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明によるハンドオーバー時のパス形成方法は、移動ノードと通信相手装置との間に形成されたハンドオーバー前のパスと、ハンドオーバー後に形成される新たなパスとの交差点となるノード位置でパスを分割(分岐)することを特徴とする。
本発明のハンドオーバー時のパス形成方法は、例えば、以下に述べるパス分割プロトコルによって実現される。本発明のパス分割プロトコルでは、移動ノードは、移動先で気付アドレスを取得した後、従前のエッジルータ(LER:Label switching Edge Router)を介して、通信相手ノードにプリペアマルチパス(PM:Prepare Multi-path)メッセージを送信し、パスに沿った各コアルータ(LSR:Label Switching Router)にパス分割の準備を通知する。
各コアルータは、PMメッセージを受信すると、PMメッセージが示す制御パラメータ情報に基づいて、分割パステーブル(SPT:Split Path Table)に新たな項目(レコード)を追加した後、PMメッセージの入力ラベルを新たな入力ラベルに置き換え、それを次のルータに転送する。
移動ノードは、PMメッセージを送信した後、自分の気付アドレスを適用して、移動先エッジルータを介して、RMメッセージと共通の制御パラメータを含むリクエストマルチパス(RM:Request Message)メッセージを通信相手ノードに送信する。マルチプロトコル・ラベルスイッチング(MPLS:Multi Protocol Label Switching)網では、上記PMメッセージとRMメッセージは、例えば、CR−LDP(Constraint-Routing Label Distribution Protocol)またはRSVP(Resource ReserVation Protocol)−TEのメッセージに書き込んだ形で送信できる。CR−LDP、RSVP−TEプロトコルは、MPLS網におけるサービス品質保証のための資源予約手段となる。本発明は、移動ノードのハンドオーバー期間に、これらのプロトコルを適用して、ハンドオーバー前(移動前)の既存パスを途中でハンドオーバー後(移動後)の新たなパスに分岐することによって、ハンドオーバー時のデータフローのサービス品質を保証する。
MPLSの各コアルータ(LSR:Label Switching Router)は、RMメッセージを受信した時、RMメッセージの転送を自ルータ位置で停止すべきか否かを判断する。停止すると判断した場合、スイッチングテーブル(MPLS転送テーブル)から、受信RMメッセージ(またはPMメッセージ)と対応するMPLS制御エントリを検索し、通信相手ノードから移動先アクセスルータに向かう出力ラベルをもつ新たなMPLS制御エントリを生成して、これをスイッチングテーブルに書き込む。
RMメッセージの転送を停止したコアルータは、その後に受信した通信相手ノードからのデータフロー(データパケット)を新旧二つのパスに送信する。一方のパスは、移動ノードがハンドオーバー前に位置した元の網のアクセスルルータに向かうパスであり、他方のパスは、訪問先網に向かう新しいパスである。
本発明によるパス形成方法は、移動網において、移動ノードが移動先アクセスルータ(エッジルータ)に送信した新たなパス要求のためのシグナリングに基づいて、移動ノードと通信相手ノードとの間の既存の通信パスを途中で新旧2つのルートに分割することを特徴とする。本発明は、特にMPLS移動網において、上述した既存パスの新旧ルートへの分割を行うことを特徴としている。上記パス分割は、移動網内の特定位置のコアルータで実行される。
マルチパスの確立を準備する時、移動ノードは、既存パス沿いの各コアルータLSRにパス分割の準備を通知するために、ハンドオーバー前のアクセスルータ(MERルータ)を介して、通信相手ノード宛のプリペアマルチパス(PM)メッセージを送信する。上記アクセスルータ(MERルータ)によって、PMメッセージは、CR−LDP(Constraint-Routing Label Distribution Protocol)プロトコルを用いた場合は、CR−LDPメッセージ内に、RSVP(Extended Resource Reservation Protocol)−TE(Traffic Engineering)プロトコルを用いた場合は、RSVP−TEのメッセージに書き込んだ形で、コア網内の既存パスに転送される。
各コアルータ(LSRルータ)は、上記PMメッセージを受信すると、分割パステーブル(SPT)に、PMメッセージの内容と一致するテーブルレコードを追加した後、PMメッセージのラベルを書き換えて次のルータに転送する。
移動ノードは、上記PMメッセージを送信した後、移動先で自らが選択した気付アドレスを適用した通信相手ノード宛のリクエストマルチパス(RM)メッセージを移動先アクセスルータ(MERルータ)に送信する。RMメッセージは、PMメッセージと同じ制御情報を含んでいる。移動先アクセスルータ(MERルータ)は、移動前のアクセスルータと同様、上記RMメッセージをCR−LDPメッセージ(またはRSVP−TE)に書き込んで、コア網内の次のルータ(LSRルータ)に転送する。
SPTテーブルを作成済みの各LSRルータは、CR−LDPメッセージを受信した時、受信メッセージ内にRMメッセージが含まれているか否かをチェックする。もし、RMメッセージが含まれていれば、LSRルータは、RMメッセージの内容を自分のSPTテーブルと比較する。SPTテーブルに、RMメッセージと対応する登録レコードが見つかった場合、LSRルータは、自分がパス分割(分岐)を実行すべきノードであると判断し、上記CR−LDPメッセージの次ルータへの転送を停止し、受信したRMメッセージで特定されるラベル情報に関して、MPLS転送テーブルにパス分割のための新たなパケット転送制御レコードを追加する。
SPTテーブルを作成済みのLSRルータは、RSVP−TEメッセージを受信した時も、上記CR−LDPメッセージの受信時と同様、受信メッセージ内にRMメッセージが含まれているか否かをチェックする。もし、RMメッセージが含まれていれば、LSRルータは、RMメッセージをSPTテーブルと比較し、SPTテーブルに、RMメッセージと対応する登録レコードが見つかった場合、RSVP−TEメッセージの次ルータへの転送を止め、MPLS転送テーブルにパス分割のためのパケット転送制御レコードを追加する。尚、上記PMメッセージとRMメッセージは、帯域制御のための帯域情報を含めることによって、移動ノードのハンドオーバー時に、リアルタイム通信用の通信帯域を保証したパス設定を行うことができる。
以下、移動網におけるサービス品質を保証するハンドオーバーシステムの構成方法について詳述する。
本発明では、移動ノードがMPLS網でハンドオーバーを行う時、通信相手ノードへの新しいパスを自動的に初期化する。すなわち、移動ノードは、自分がハンドオーバーすると決定した時、一つのアクセスルータ、または複数のアクセスルータの中で最も可能性の高いルータを選択して、通信相手ノードへの新たなパスを確立する。本発明によるパスの分割方法は、前述したMPLS網とモバイルIPv6網に限定されるものではなく、その他の通信パスであってもよい。移動ノードと固定ノード(通信相手ノード)は、例えば、携帯電話またはノートパソコン等の通信端末でもよい。
図1は、本発明のMPLS網におけるモバイルIPv6ハンドオーバーのネットワーク構成を示す図である。
図1において、100aは、複数のエッジルータ(LER:Label switching Edge Router)30a、30b、35aと、複数のコアルータ(LSR:Label Switching Router)40a〜40e、45a、45bを含むMPLS網である。ホームエリア100bにいる時、移動ノード10と通信相手ノード20との間の通信は、二つのエッジルータ(LER:Label switching Edge Router)30a、30bと、複数のコアルータ(LSR:Label Switching Router)40a、40b、40c、40d、40eを経由して行われている。移動ノード10は、ホームエリア100bから訪問先エリア(外部エリア)100cに移動する時、これらのエリアが交差する領域で、訪問先エリアで使用すべき気付アドレスを取得する。
本発明では、移動ノードがハンドオーバーを行う際に、マルチキャスト転送技術を実行することなく、何れかのコアルータLSRが、移動ノード10に向かうデータフローに対して2つの出力インタフェースを割り当てることによって、移動ノードと通信相手ノードとの間の通信パスを途中で分割(分岐)することを特徴としている。移動ノード10は、訪問先エリア100cに移動した後、通信相手ノード20への新たなパスの確立準備をする。新たなパスは、図1に破線で示すように、二つのエッジルータ(LER)35a、30bと、コアルータ(LSR)45a、45b、40c、40d、40eを経由する。
具体的に言うと、移動ノード10は、ハンドオーバー時にマルチパスを確立するために、図2に示すように、通信相手ノード(CN:Correspondent Node)20宛のプリペアマルチパス(PM:Prepare Multi-path)メッセージ501を元のエッジルータ30aに送信する。図示した例では、上記PMメッセージは、エッジルータ30aでCR−LDPメッセージ503に変換され、コア網内をCR−LDPメッセージ505、507形式で他方のエッジルータ30bまで転送され、PMメッセージ509に戻して通信相手ノード(CN)20に送信される。旧パスルートに沿ったコアルータ(LSR)40a、40b、40c、40d、40e、30bには、上記CR−LDPメッセージによって、パス分割の準備が通知される。
本発明のMPLS網では、プリペアマルチパス(PM)メッセージの転送には、CR−LDP、RSVP−TE等、各種のプロトコルに基づいて送信することができる。以下、これらのプロトコルについてそれぞれ説明する。
IETF(Internet Engineering Task Force)は、多種類のラベル分配プロトコルの存在を認めており、現時点では以下の3種類のラベル分配プロトコルを提案している。
1.標準的なラベル分配プロトコルLDP(Label Distribution Protocol)
ラベル分配プロトコルLDPは、ラベルスイッチングパスの確立、切断、保護、リルーティングおよび再確立のためのシグナリングプロトコルとして、MPLSの理論体系における重要な役割をしている。ラベル分配プロトコルを通して如何にラベルを分配し、リソースを予約するかによって、ラベル分配プロトコルの拡張性とトラフィックエンジニアリングのサポート度合いが直接的に決まる。
2.強制ルーティング・ラベル分配プロトコルCR−LDP(Constraint-Routing Label Distribution Protocol)
CR−LDPでは、ラベルリクエスト(Label Request)とラベルマッピング(Label Mapping)を採用しており、全ての手続きが上記二つの機能に関するメッセージを中心として展開される。CR−LDPは、トラフィックエンジニアリングに関して部分的な補充と調整を加えただけのLDPのフォーマットを採用している。
強制ルーティングは、主として次の二つの特徴に由来している。一つは、フロー自身の特徴であり、トラフィックの特徴が、ピーク速度とバーストトラフィック、保証速度とバーストトラフィック、余分なバーストサイズ、周波数および重み等のパラメータを定義することによって記述される。もう一つは、ネットワークリンク資源の特徴、すなわち、ネットワークリソースそのものである。ネットワークの管理者は、一定の規則に従って、リンクを異なった資源クラスと“カラー”に分類し、トラフィックエンジニアリング計算に使用する。
3.拡張リソース予約プロトコル(RSVP−TE)
RSVP(Extended Resource Reservation Protocol)−TE(Traffic Engineering)は、「Path」と「Resv」(Reservation)を主メッセージとして選択しており、全ての手続きがこの二つのメッセージを主として行われる。RSVP−TEは、基本LDPに基づいており、ネットワークの故障やブロッキング等からの保護において独特の優位性がある。同時に、RSVP−TEは、トラフィックエンジニアリング処理の自動化によって、ネットワークの運用を簡略化する。
以下、PMメッセージのCR−LDPメッセージへの埋め込みについて説明する。
図2は、本発明のMPLS網におけるCR−LDPに基づくPM(プリペアマルチパス)メッセージのシグナリングシーケンス図を示す。
PMメッセージは、以下の制御パラメータ情報を含む。
(1)LSRの入力ラベル、(2)通信相手ノードCN20のIPアドレス、(3)通信相手ノードCN20のポート番号、(4)IPv6フローID、(5)移動ノード(MN:Mobile Node)10のリターンアドレス、(6)移動ノードMN10のポート番号。
移動ノード10が送信したPMメッセージは、エッジルータLER(アクセスルータ)30aでCR−LDPメッセージに埋め込まれ、通信相手ノード20に向かうパスに沿って転送される。パス上の各コアルータLSR40a、40b、40c、40d、40eは、PMメッセージを一旦受信すると、受信PMメッセージ501、503、505、507、509に含まれる入力ラベルをチェックする。
PMメッセージに付された入力ラベルは、上流側ルータにとっては出力ラベルとなる。各ルータは、MPLSスイッチングテーブル(MPLS転送テーブル)から、入力ラベルと対応する出力ラベルを見つけ、PMメッセージに含まれる旧入力ラベルを自分の出力ラベル(次ノードの入力ラベル)に書き換えた後、下流側ルータLSRに次々と転送する(503、505、507)。各コアルータLSR40a、40b、40c、40d、40eは、パス分割プロトコルで分割パステーブル60aをメンテナンスしている。
図3は、コアルータLSRが備える本発明による分割パステーブル60aを示す。
各コアルータLSRは、PMメッセージの受信の都度、分割パステーブルに、図3に太枠で示すように、一行のレコードを追加する。図示した例では、分割パステーブルの各レコードには以下の項目(制御パラメータ)が含まれる。
(1)LSRの入力ラベル、(2)通信相手ノードCN20のIPアドレス、(3)通信相手ノードCN20のポート番号、(4)IPv6フローID、(5)移動ノード(MN:Mobile Node)10のリターンアドレス、(6)移動ノードMN10のポート番号。
これらの項目の内容は、PMメッセージ501、503、505、507、509から抽出されたものであり、コアルータLSRがPMメッセージ情報を持っているということは、ラベルスイッチングパスLSPの分割準備ができていることを意味する。
図4は、本発明のMPLS網におけるCR−LDPに基づくRMメッセージのシグナリングシーケンス図を示す。
本プロトコルにおいて、移動ノード10は、PMメッセージ501を通信相手ノード20に送信した後、移動先で選択した気付アドレスを使用して、移動先のエッジルータ(アクセスルータ)35aに、リクエストマルチパス(RM:Request Multi-path)メッセージ601を送信する。CR−LDPプロトコルによって、通信相手ノード20への新たなパスを確立する時、上記RMメッセージ601は、エッジルータ(LER)35aでCR−LDSメッセージ603に変換した後、コア網内を転送され(605、・・・)、通信相手ノード20に向かう。ここで、RMメッセージは、PMメッセージと同一の制御パラメータを含む。
エッジルータLERは、起動されたフローセッションと要求されたサービス品質制限とに応じて、入口エッジルータ(LER)35aと出口エッジルータ(LER)30bとの間の一つの明示的ルート(ER)を計算し、CR−LDPの割当てサービス品質リソースに従って、ラベルスイッチングパスの一部を確立する。つまり、RMメッセージは、ラベルスイッチングパス確立の契機となっている。
RMメッセージは、エッジルータ35aでCR−LDPメッセージに埋め込まれ、CR−LDP(RM)Label Requestメッセージとして、新パス上のコアルータ(LSR)45a、45b、40cに次々と転送される。図1から明らかなように、コアルータ45a、45bは、移動ノード10が移動前のエッジルータ30aに送信したPMメッセージを受信していないため、分割パステーブル(SPT)を作成していないか、或いは、分割パステーブルにRMメッセージと対応したレコードをもっていない。
しかしながら、コアルータLSR40cは、上記PMメッセージに基づいて生成したレコードがSPTテーブルに登録済みとなっているため、受信CR−LDPメッセージから抽出したRMメッセージ606を分割パステーブルSPT60aと比較した時、入力ラベル以外は、RMメッセージ606と内容的に一致したレコードを見つけることができる。この場合、コアルータ(LSR)40cは、CR−LDPによるRMメッセージ605の転送をその地点でストップし、パス分割処理を実行して、通信相手装置20からのデータフローを新パスに分岐するためのパスレコードをMPLSの転送テーブルに追加する。
パス分割処理では、MPLSの転送テーブルから、例えば、分割パステーブルSPT60aが示すPMメッセージの入力ラベルの値と一致した出力ラベルをもつレコードを検索し、その出力ラベルと出力ポートを書き換えたものを新たな制御レコードとしてMPLSの転送テーブルに追加する。コアルータLSR40cは、この後、CR−LDP(RM)Label Mappingメッセージを生成し、これを新パスに沿って返送する(607、608)。
上記新たなレコードの追加によって、例えば、図9に示すように、コアルータ40cの転送テーブル306は、入力ラベル「5」とポート番号「1」が同一で、出力ポート番号と出力ラベルの値が異なる2つのレコード309A、309Bをもつ。ここで、入力ラベル「5」は、ポート番号「1」のインタフェースで受信される通信相手ノード(CN)20から移動ノード10への送信パケットのラベル値を示している。上記移動ノード10宛のパケットを受信した時、MPLSルートモジュール305は、転送テーブル306から、受信パケットの入力ラベル「5」と対応した2つのレコード309A、309Bを検索し、これらレコードの出力ポート番号が示す出力インタフェースに、各レコードが示す出力ラベルの値をもったパケットを転送することになる。
図示した例では、309Aは、受信パケットを旧ルートに転送するための既存の制御レコードであり、出力ポート番号が「3」、出力ラベルが「7」となっている。一方、309Bは、受信パケットを新ルートに分岐させるために新たに追加された制御レコードであり、出力ポート番号が「4」、出力ラベルが「4」となっている。追加レコードの出力ポート番号の値は、RMメッセージの入力ポート番号であり、出力ラベルの値は、RMメッセージが示す入力ラベルの値である。
コア網に各アクセスルータは、移動ノードからの通知(RMメッセージ)により、サービス品質を保証したパスを確立する。新たなパスは、CR−LDPまたはRSVP−TEによって確立される。本発明によれば、新たなLSPラベル分割パスと元のラベルスイッチングパスLSPは、その一部に共通するルータLSRが存在する。すなわち、新たなラベルスイッチングパスと元のLSPラベルスイッチングパスは、その一部に共通LSPを有する。本発明のパス形成方法によれば、ハンドオーバーに伴う新たなラベルスイッチングパスLSPの確立所要時間を短縮できる。また、LSPラベル分割パスの部分だけを異にして、その他の一致LSP部分は共用することによって、同一の移動ノードに対する重複したサービス品質保証の提供を回避できる。
次に、多重の気付アドレスを如何に処理するかについて説明する。多重の気付アドレスは、移動ノードの滑らかなスイッチングを保証できるため、本発明でも採用される。
一つの移動ノードが多重の気付アドレスを獲得できるか否かは、複数のアクセス網におけるリンク層技術に依存する。本発明方法において、移動ノードは、多重の気付アドレスを獲得した後で、データパケットのロス率とデータパケットの完全性をチェックすることによって、自分がハンドオーバーすべきネットワークはどれかを判断する。自分がハンドオーバー中であると認識した移動ノードは、新しいアクセスルータを選択し、その気付アドレスを計算する。しかしながら、パケット損失の確率とパケット完全性のチェックだけでは、判断ミスが生ずる場合もある。
本発明では、アクセスルータと移動ノードとの間に用意された無線チャンネル同期法を提案する。移動ノードは、シグナリング信号のクロックをチェックすることにより、自分が入ろうとするルータがどれかを知ることができる。移動ノードはクロック同期の情報を利用して一つの規則を設定し、自分がハンドオーバー中か否か、自分が入ろうとするアクセスルータはどれかを判断することができる。
次に、PMメッセージをRSVP−TEに埋め込む実施例について説明する。
図5は、本発明のMPLS網におけるRSVP−TEに基づくPMメッセージのシグナリングシーケンス図である。パス分割プロトコルは、マルチキャスト転送技術を適用することなく、コアルータLSRが移動ノード10用に複数の出力インタフェースの割り当てを可能にする。
図2と同様、移動ノード10は、マルチパスの確立準備のために、通信相手ノードCN20宛のPMメッセージ701をコアルータ(LSR)30aに送信する。コアルータ30aは、上記PMメッセージ701をRSVP−TEメッセージ703に埋め込み、旧パスに沿った次のコアルータ(LSR)30aに転送する。RSVP−TEメッセージは、旧パスに沿ったコアルータ40b、40c、40d、40eに次々と転送され(705、…707)、他方のエッジルータ(LER)30bで抽出したPMメッセージ709が通相手信ノード(CN)20に到着する。各コアルータ(LSR)40a、40b、40c、40d、40eは、上記PMメッセージを受信すると、受信PMメッセージの内容を分割パステーブルに登録し、RMメッセージの受信を待つ。
図6は、本発明のMPLS網におけるRSVP−TEに基づいたRMメッセージのシグナリングシーケンス図である。
移動ノード10は、自分で選択した気付アドレスを使用して、通信相手ノード20宛のPMメッセージ701を移動先のエッジノード(LER)35aに送信する。PMメッセージ701は、PMメッセージと同一の内容となっている。
エッジノード35aは、起動されたフローセッションと要求されたサービス品質制限に従って、コア網の他方のエッジルータ(出口ルータLER)30bとの間の明示的なルート(ER)を計算し、RSVP−TEによる割り当てサービス品質資源に従って、ラベルスイッチングパスの一部を確立する。エッジノード35aは、PMメッセージ701をRSVP−TEメッセージに埋め込み、RSVP−TE(RM)Pathメッセージとして、新たなパスの次のコアルータ(LSR)45aに転送する。上記RSVP−TEメッセージは、新たなパスに沿ったコアルータ45b、40cに次々と転送される(803、805)。
図4の場合と同様に、RMメッセージを受信したコアルータのうち、既に移動ノード10からのPMメッセージを受信済みのコアルータ40cが、RSVP−TEメッセージの転送を停止し、MPLSの転送テーブルにパス分割のための新たなレコードを追加する。転送テーブルに追加された新たな出力ラベルは、コアルータ40cから訪問先エリア100cのエッジルータ35aに向かう新たなラベルスイッチングパス(40c、45b、45a、35a)の一部を示す。この後、コアルータ40cは、RSVP−TE(RM)Resvメッセージを生成し、上記新たなパスに沿って転送する(808、809)。
図7は、本発明によって通信フローを二つのラベルスイッチングパスLSPに分割したシステム構成図である。
通信相手ノード20から送信されたデータパケットは、LSP:30b、40e、40dを経てコアルータ40cで複製され、ルータ40b、40a、30aを経由する旧ラベルスイッチングパスと、ルータ45b、45a、35aを経由する新パスに分岐して、リターンアドレスとハンドオーバー(気付アドレス)先に転送される。
図から判るように、データパケットの二つの転送ルートは、ルータ30b、40e、40d、40cの区間で重複している。従って、本発明のパス分割方法は、コア網の全体にわたって新しい別パスを確立する従来技術と比較して、資源の節約と、装置負荷の軽減が可能となる。
図8は、本発明によるパス分割アルゴリズムの概略的なフローチャートを示す。
高サービス品質を要求する通信相手ノードとの間でセッションを開始する時、移動ノードが、アクセスルータを通して通信相手ノードにPMメッセージを送信し、このルートに沿った各ルータが、PMメッセージ情報に基づいて、それぞれの分割パス(SPT)テーブルを更新する場合を想定する。
移動ノードMNは、移動先で複数の気付アドレスを取得し(201)、新パスに切替える前に(202)、旧パスにアクセスルータPMメッセージを送信する(206)。PMメッセージは、旧アクセスルータ(図1のLSR30a)を通過して(207)、旧パスに沿って通信相手ノードに転送され、旧パス上の各コアルータLSRが、分割パステーブルSPTに新たなレコードを追加する(208)。移動ノードMNは、PMメッセージの送信に続いて、新たなアクセスルータを(図1のLSR35a)にRMメッセージを送信する(203、204)。上記RMメッセージの送信は、コア網内でのPMメッセージの転送が完了する前に開始されるため、ここでは、並列的シーケンスとして記述してある。
上記RMメッセージを受信した新パス上の各ルータは、RMメッセージの内容とSPTテーブルとを比較する(205)。もし、これらが同じであれば、ルータは、RMメッセージの次ノードへの転送を停止する。これによって、図1のネットワークの場合、コアルータ40cが、パス分割ノードとなって、移動ノード10と通信相手ノード20との間のフロー転送データパケットの複製を開始する(210)。新たなバインディング更新が確立された後、元のフローは解放される(211)。
図9は、本発明のLSRルータの装置システム図である。
LSRルータは、複数の入出力回線301〜304に接続されたスイッチ308と、MPLSルートモジュール305を備えている。MPLSルートモジュール305は、RM/PMプロトコルをサポート可能であり、MPLS FIBテーブル306以外に、分割パステーブル307もRM/PMプロトコルのサポートに利用される。
図10は、本発明のLERルータの装置システム図である。
LERルータは、複数の入出力回線311〜314に接続されたスイッチ315と、MPLSルートモジュール316を備えている。MPLSルートモジュール316は、PM/RMメッセージのみをサポートしており、LSRルータのように分割パステーブルを作成する必要はない。
図11は、本発明の顧客端末の装置システム図である。
顧客端末は、IPプロトコル213とモバイルIPv6プロトコル322とを備えている。顧客端末には、本発明を実施するための大幅な修正は不要であり、RM/PMメッセージの送受信プロトコル321をサポートするだけでよい。RM/PMメッセージでは、サービス品質パラメータが考慮される。
図12は、エッジルータによって転送されるPM/RMメッセージの詳細を示すデータパケットフォーマットである。パラメータとしては、入力ラベル、通信相手ノードCNのIPアドレス、通信相手ノードCNのポート番号、フローID、移動ノードMNのホームアドレス、移動ノードMNのポート番号を含む合計6種類のパラメータがある。
本発明方法において、各LERルータは、階層化モバイルIPv6におけるホームエージェントまたは移動アンカーポイント(MAP:Mobility Anchor Point)である必要はないため、ルータの負荷を顕著に軽減でき、ルータの性能を改善できる。
本発明のMPLS網におけるモバイルIPv6ハンドオーバーのネットワーク構成図。 本発明のMPLS網におけるCR−LDPに基づくプリペアマルチパス(PM)メッセージのシグナリングシーケンス図。 分割パステーブルの1例を示す図。 本発明のMPLS網におけるCR−LDPに基づくRMメッセージのシグナリングシーケンス図。 本発明のMPLS網におけるRSVP−TEに基づくPMメッセージのシグナリングシーケンス図。 本発明のMPLS網におけるRSVP−TEに基づくRMメッセージのシグナリングシーケンス図。 本発明によって通信フローが二つのラベルスイッチングパスに分割されたネットワーク構成図。 本発明によるパス分割アルゴリズムを示すフローチャート。 本発明のLSRルータの主要部を示す図。 本発明のLERルータの主要部を示す図。 本発明の顧客端末の主要部を示す図。 PM/RMメッセージのフォーマットを示す図。
符号の説明
10:移動端末、20:通信相手ノード、30a、30b、35:エッジルータ(LER)、40a〜40e、45a、45b:コアルータ(LSR)、PM:プリペアマルチパスメッセージ、RM:リクエストマルチパスメッセージ。

Claims (8)

  1. ハンドオーバー時に、移動ノードから移動先アクセスルータに新たなパスを要求するシグナリングメッセージを送信し、上記移動先アクセスルータが、通信相手ノードに向かう新たなパスに上記シグナリングメッセージを転送し、上記パスに沿った複数ノードのうちの特定ノードが、上記シグナリングメッセージの転送を停止し、上記通信相手ノードから上記移動ノードに向かう既存のパスをハンドオーバー前のアクセスルータに向かうパスと上記移動先アクセスルータに向かう新たなパスに分割することを特徴とする移動網におけるハンドオーバー時のパス形成方法。
  2. 前記移動網が、MPLS網であり、前記特定ノードが、前記シグナリングメッセージに基づいて、前記通信相手ノードから前記移動ノードに向かうデータフローを前記移動先アクセスルータに分岐させるための制御エントリを生成し、MPLS転送テーブルに追加することを特徴とする請求項1に記載のパス形成方法。
  3. 前記特定ノードが、前記移動ノードと通信相手ノードとの間の既存のパスと、前記移動先アクセスルータと通信相手ノードとの間に設定される新たなパスとの交点に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパス形成方法。
  4. 前記移動ノードが、既存パス沿いにある各コアルータにパス分割の準備を通知するために、ハンドオーバー前のアクセスルータを介して、前記通信相手ノードにプリペアマルチパス(PM)メッセージを送信し、
    上記PMメッセージを受信した各コアルータが、該PMメッセージが示す制御パラメータを記憶した後、該PMメッセージを上記既存パス上の次ノードに転送し、
    上記移動ノードが、上記PMメッセージの送信後に、移動先のアクセスルータを介して前記通信相手ノードに、上記PMメッセージと同一の制御パラメータを含むリクエストマルチパス(RM)メッセージを送信し、
    上記RMメッセージを受信した複数のコアルータのうち、前記PMメッセージの受信時に該RMメッセージと同一の制御パラメータを記憶済みのコアルータが、前記特定ノードとして動作することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパス形成方法。
  5. 前記PMメッセージを受信した各コアルータが、該PMメッセージが示す制御パラメータを分割パステーブルに記憶し、前記RMメッセージの受信時に、上記分割パステーブルに記憶された制御パラメータと受信メッセージとを比較して、前記特定ノードとして動作すべきか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載のパス形成方法。
  6. 前記移動ノードが、移動先で取得した気付アドレスを適用して、前記RMメッセージを送信することを特徴とする請求項4に記載のパス形成方法。
  7. 前記移動ノードからPMメッセージを受信したハンドオーバー前のアクセスルータが、該PMメッセージをCR−LDP(Constraint-Routing Label Distribution Protocol)メッセージに埋め込んで前記既存パス上の次ノードに転送し、前記移動ノードからRMメッセージを受信した移動先のアクセスルータが、該RMメッセージをCR−LDPメッセージに埋め込んで前記新たなパス上の次ノードに転送することを特徴とする請求項4に記載のパス形成方法。
  8. 前記移動ノードからPMメッセージを受信したハンドオーバー前のアクセスルータが、該PMメッセージをRSVP(Extended Resource Reservation Protocol)−TE(Traffic Engineering)メッセージに埋め込んで前記既存パス上の次ノードに転送し、前記移動ノードからRMメッセージを受信した移動先のアクセスルータが、該RMメッセージをRSVP−TEメッセージに埋め込んで前記新たなパス上の次ノードに転送することを特徴とする請求項4に記載のパス形成方法。
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