JP2002151955A - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JP2002151955A
JP2002151955A JP2000339390A JP2000339390A JP2002151955A JP 2002151955 A JP2002151955 A JP 2002151955A JP 2000339390 A JP2000339390 A JP 2000339390A JP 2000339390 A JP2000339390 A JP 2000339390A JP 2002151955 A JP2002151955 A JP 2002151955A
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JP
Japan
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circuit
oscillation
oscillation circuit
capacitor
oscillator
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Yoshihiko Futamura
良彦 二村
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電流をあまり増加させることなく、発振
周波数の調整幅を拡大することを可能とした発振回路を
提供する。 【解決手段】 反転回路13と、反転回路の入出力間に
接続された抵抗素子12と、少なくとも発振子10及び
可変容量素子11が直列に接続された直列回路であっ
て、反転回路の入出力間に接続された直列回路とを具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水晶等の発振子を
用いた発振回路に関し、特に、発振周波数の調整が可能
な発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、水晶発振子を用いた発振回路
として、図5に示す回路構成が知られている。この発振
回路においては、インバータ回路52の入出力間に、水
晶振動子50とバイアス抵抗素子51とが並列に接続さ
れている。インバータ回路52の出力信号は、水晶振動
子50等により所定の位相回転を与えられてインバータ
回路52の入力に帰還され、これにより発振動作が行わ
れる。この発振回路の発振周波数は、主に水晶振動子5
0の等価回路によって決定されるが、微調整は可能であ
る。
【0003】インバータ回路52の出力には抵抗素子R
Dの一方の端子が接続され、抵抗素子RDの他方の端子と
接地電位との間にはコンデンサCdが接続されている。
一方、インバータ回路52の入力と接地電位との間には
コンデンサCgが接続されている。ここで、コンデンサ
CdとコンデンサCgとの内の少なくとも一方の容量を
変化させることにより、発振周波数の調整を行ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、水晶発振子を
用いた発振回路において、発振周波数は近似的に温度の
2次関数として変化する。例えば、室温付近の25℃で
発振周波数がピークとなるように発振回路を設計した場
合に、−20℃における発振周波数の変化は−100p
pm程度となる。従って、このような広い温度範囲で使
用する発振回路においては、発振周波数の調整幅が15
0〜200ppm程度必要である。また、コンデンサを
付加することにより、発振周波数を下げるだけではな
く、発振周波数を上げる方向にも調整できることが望ま
れる。
【0005】しかしながら、図5に示す発振回路におい
ては、コンデンサCdやコンデンサCgを付加すると、
発振周波数を下げる方向にしか調整できない。また、コ
ンデンサCgの容量を調節するだけでは、発振周波数の
調整幅を50〜70ppm程度しかとれない。一方、コ
ンデンサCdの容量を大きく設定すると、発振回路の消
費電流を大幅に増加させてしまう。
【0006】そこで、上記の点に鑑み、本発明は、消費
電流をあまり増加させることなく、発振周波数の調整幅
を拡大することを可能とした発振回路を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明の発振回路は、反転回路と、反転回路の入出
力間に接続された抵抗素子と、少なくとも発振子及び可
変容量素子が直列に接続された直列回路であって、反転
回路の入出力間に接続された直列回路とを具備する。
【0008】この発振回路は、反転回路の入力と接地電
位との間に接続された第2の容量素子をさらに具備する
ことが望ましい。ここで、第2の容量素子が、可変容量
素子であっても良い。また、この発振回路は、反転回路
の出力と接地電位との間に接続された第3の容量素子を
さらに具備しても良い。ここで、第3の容量素子が、可
変容量素子であっても良い。さらに、この発振回路は、
反転回路の出力と第3の容量素子との間に直列に接続さ
れた抵抗素子を具備しても良い。上記発振子としては、
例えば、水晶発振子、セラミック発振子、又は、表面弾
性波発振子を使用することができる。
【0009】上記構成によれば、発振子と直列に可変容
量素子を接続したので、発振回路の消費電流をあまり増
加させることなく、発振周波数の調整幅を拡大すること
が可能となった。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実
施形態に係る発振回路の構成を示す回路図である。本実
施形態においては、発振子として水晶発振子を用いてい
る。
【0011】図1に示すように、この発振回路は、イン
バータ回路13を含んでいる。インバータ回路13の入
出力間には、バイアス抵抗素子12と、少なくとも水晶
振動子10及びトリマーコンデンサ11が直列に接続さ
れた直列回路とが、並列に接続されている。トリマーコ
ンデンサ11は、微調整が可能な小容量の可変容量素子
である。また、インバータ回路13には抵抗素子RD
一方の端子が接続され、抵抗素子RDの他方の端子と接
地電位との間にはコンデンサCdが接続されている。一
方、インバータ回路52の入力と接地電位との間にはコ
ンデンサCgが接続されている。インバータ回路13の
出力信号は、水晶振動子10等により所定の位相回転を
与えられてインバータ回路13の入力に帰還され、これ
により発振動作が行われる。本実施形態においては、ト
リマーコンデンサ11の容量を変化させることにより、
発振周波数の調整を行う。
【0012】図2に、図1の発振回路における水晶振動
子10の等価回路とトリマーコンデンサ11の容量CX
を示す。水晶発振子10の等価回路において、インダク
タンスL0と容量C0と抵抗R0とによる直列共振回路
は、水晶振動子10の圧電気現象における機械的振動を
電気的回路に置き換えたものである。また、並列に接続
されている容量C1は、水晶片を誘電体とした両電極間
の電気的容量である。
【0013】この等価回路において、水晶発振子10の
直列共振周波数は、f0=1/2π√L00で表され、
この周波数において両電極間のインピーダンスにディッ
プが現れる。一方、水晶発振子10の並列共振周波数
は、f1=f0√(1+C0/C1)で表され、この周波数
において両電極間のインピーダンスにピークが現れる。
水晶発振子10は、これらの共振周波数f0とf1の間に
おいてのみ誘導性(インダクティブ)となり、発振のた
めにはこの範囲が使用される。
【0014】本実施形態に係る発振回路においては、水
晶発振子10の等価回路に対して、さらにトリマーコン
デンサ11の容量CXが直列に接続される。このときの
直列共振周波数は、fX=f0√(1+C0/CX)となっ
て、トリマーコンデンサ11を付加したことにより上昇
する。一方、並列共振周波数は、トリマーコンデンサ1
1を付加したことにより低下する。ここで、トリマーコ
ンデンサ11の容量C Xを変化させることによって、直
列共振周波数fX、及び、並列共振周波数を移動させる
ことができる。本実施形態においては、例えば、目的と
する発振周波数が32kHzである場合に、コンデンサ
Cdの容量を15pFとし、コンデンサCgの容量を1
0pFとし、トリマーコンデンサ11の可変容量範囲を
2〜50pFとする。
【0015】図3は、上記の条件において、トリマーコ
ンデンサ11の容量CXを変化させたときの発振周波数
の変化を示す。この曲線は、ほぼ双曲線となっている。
トリマーコンデンサ11の容量を2〜50pFの範囲で
変化させたときの発振周波数の調整幅は、250〜35
0ppmである。この調整幅は、−20℃〜+70℃に
おいて、水晶発振回路の発振周波数の温度による変化を
調整するのに十分な値である。
【0016】次に、本発明の第2の実施形態について、
図4を参照しながら説明する。図4に示すように、第2
の実施形態に係る発振回路においては、コンデンサCd
とコンデンサCgもトリマーコンデンサとしている。他
の点については、第1の実施形態と同様である。このよ
うに、3個のトリマーコンデンサを用いることにより、
発振周波数の調整幅をさらに広げることができる。
【0017】尚、以上の実施形態においては、発振回路
に用いられる発振子が水晶発振子である場合について説
明したが、本発明はこれに限定されず、セラミック発振
子や、100M〜1GHz程度の周波数において用いら
れるSAW(surface acoustic wave:表面弾性波)発
振子を用いることができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、水
晶発振子、セラミック発振子、又は、SAW発振子等を
用いた発振回路において、消費電流をあまり増加させる
ことなく、発振周波数の幅を拡大することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る発振回路の構成
を示す回路図である。
【図2】図1の発振回路における水晶振動子の等価回路
とトリマーコンデンサの容量を示す図である。
【図3】図1の発振回路においてトリマーコンデンサの
容量を変化させたときの発振周波数の変化を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る発振回路の構成
を示す回路図である。
【図5】従来の発振回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
10、50 水晶発振子 11 トリマーコンデンサ 12、51 抵抗 13、52 インバータ回路 Cd、Cg コンデンサ RD 抵抗素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反転回路と、 前記反転回路の入出力間に接続された抵抗素子と、 少なくとも発振子及び可変容量素子が直列に接続された
    直列回路であって、前記反転回路の入出力間に接続され
    た前記直列回路と、を具備する発振回路。
  2. 【請求項2】 前記反転回路の入力と接地電位との間に
    接続された第2の容量素子をさらに具備する請求項1記
    載の発振回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の容量素子が可変容量素子であ
    ることを特徴とする請求項2記載の発振回路。
  4. 【請求項4】 前記反転回路の出力と接地電位との間に
    接続された第3の容量素子をさらに具備する請求項2又
    は3記載の発振回路。
  5. 【請求項5】 前記第3の容量素子が可変容量素子であ
    ることを特徴とする請求項4記載の発振回路。
  6. 【請求項6】 前記反転回路の出力と前記第3の容量素
    子との間に直列に接続された抵抗素子をさらに具備する
    請求項4又は5記載の発振回路。
  7. 【請求項7】 前記発振子が、水晶発振子、セラミック
    発振子、又は、表面弾性波発振子であることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか1項記載の発振回路。
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