JP2000196358A - 電圧制御圧電発振器 - Google Patents
電圧制御圧電発振器Info
- Publication number
- JP2000196358A JP2000196358A JP10377053A JP37705398A JP2000196358A JP 2000196358 A JP2000196358 A JP 2000196358A JP 10377053 A JP10377053 A JP 10377053A JP 37705398 A JP37705398 A JP 37705398A JP 2000196358 A JP2000196358 A JP 2000196358A
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- JP
- Japan
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- voltage controlled
- piezoelectric oscillator
- voltage
- variable phase
- circuit
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 発振回路の集積回路化が容易で、しかも大き
な周波数変化幅を得ることができる電圧制御圧電発振器
を提供すること。 [構成] 本発明の請求項1は、2ポートの共振型圧電
素子1の入出力間に増幅器5、16と電圧制御可変位相
回路7を直列に接続したことを特徴とする電圧制御圧電
発振器であり、請求項2は請求項1に記載のものにおい
て、電圧制御可変位相回路は直列に接続した複数の抵抗
の端子をそれぞれバリキャップ・ダイオードで接地した
ことを特徴とする電圧制御圧電発振器であり、請求項3
は請求項1に記載のものにおいて、2ポートの共振型圧
電素子はモノリシック水晶フィルタであることを特徴と
する電圧制御圧電発振器であり、さらに請求項4は請求
項1に記載のものにおいて、2ポートの共振型圧電素子
は共振型の弾性表面波素子であることを特徴とする電圧
制御圧電発振器である。
な周波数変化幅を得ることができる電圧制御圧電発振器
を提供すること。 [構成] 本発明の請求項1は、2ポートの共振型圧電
素子1の入出力間に増幅器5、16と電圧制御可変位相
回路7を直列に接続したことを特徴とする電圧制御圧電
発振器であり、請求項2は請求項1に記載のものにおい
て、電圧制御可変位相回路は直列に接続した複数の抵抗
の端子をそれぞれバリキャップ・ダイオードで接地した
ことを特徴とする電圧制御圧電発振器であり、請求項3
は請求項1に記載のものにおいて、2ポートの共振型圧
電素子はモノリシック水晶フィルタであることを特徴と
する電圧制御圧電発振器であり、さらに請求項4は請求
項1に記載のものにおいて、2ポートの共振型圧電素子
は共振型の弾性表面波素子であることを特徴とする電圧
制御圧電発振器である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振回路の集積回
路化が容易で、しかも大きな周波数変化幅を得ることが
できる電圧制御圧電発振器に関する。
路化が容易で、しかも大きな周波数変化幅を得ることが
できる電圧制御圧電発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、制御電圧に応じて発振周波数を変
化することができる電圧制御水晶発振器では、たとえば
図5に示す回路図のようなものが知られている。すなわ
ち、インバータ11の入出力間に帰還抵抗12および水
晶振動子13を接続している。
化することができる電圧制御水晶発振器では、たとえば
図5に示す回路図のようなものが知られている。すなわ
ち、インバータ11の入出力間に帰還抵抗12および水
晶振動子13を接続している。
【0003】そしてインバータ11の入力端子をコンデ
ンサ14及びバリキャップ・ダイオード15を介して接
地している。そしてインバータ11の出力端子をコンデ
ンサ16及びバリキャップ・ダイオード17を介して接
地している。
ンサ14及びバリキャップ・ダイオード15を介して接
地している。そしてインバータ11の出力端子をコンデ
ンサ16及びバリキャップ・ダイオード17を介して接
地している。
【0004】そして、各コンデンサ14、16とバリキ
ャップ・ダイオード15、17との直列接続点にそれぞ
れ抵抗18、19を介して制御電圧VCを印加し、バリ
キャップ・ダイオードの静電容量を変化させて、この制
御電圧VCに応じて発振周波数を変化させるようにして
いる。なおインバータ11には図示しない回路により電
源電圧が供給される。
ャップ・ダイオード15、17との直列接続点にそれぞ
れ抵抗18、19を介して制御電圧VCを印加し、バリ
キャップ・ダイオードの静電容量を変化させて、この制
御電圧VCに応じて発振周波数を変化させるようにして
いる。なおインバータ11には図示しない回路により電
源電圧が供給される。
【0005】しかして、このような回路の周波数変化幅
は水晶振動子の特性とバリキャップ・ダイオードの容量
可変幅に依存する。したがって大きな周波数変化幅を得
るためには、水晶振動子の特性を一定とすれば大きな容
量可変幅のバリキャップ・ダイオードを用いなければな
らない。
は水晶振動子の特性とバリキャップ・ダイオードの容量
可変幅に依存する。したがって大きな周波数変化幅を得
るためには、水晶振動子の特性を一定とすれば大きな容
量可変幅のバリキャップ・ダイオードを用いなければな
らない。
【0006】通常の水晶振動子とバリキャップ・ダイオ
ードの組み合わせでは、周波数変化幅は60ppm程度
であり、たとえば100ppm程度の周波数変化幅を必
要とする場合は、ディスクリート型で大きな容量可変幅
の、たとえば超段階接合型のバリキャップ・ダイオード
を用い、さらにこのバリキャップ・ダイオードにコイル
を直列接続するようにしていた。しかしながら、容量変
化幅の大きなバリキャップ・ダイオードもコイルも集積
回路化することができないので部品点数が増加し、全体
の形状が大型化することが避けられない問題があった。
ードの組み合わせでは、周波数変化幅は60ppm程度
であり、たとえば100ppm程度の周波数変化幅を必
要とする場合は、ディスクリート型で大きな容量可変幅
の、たとえば超段階接合型のバリキャップ・ダイオード
を用い、さらにこのバリキャップ・ダイオードにコイル
を直列接続するようにしていた。しかしながら、容量変
化幅の大きなバリキャップ・ダイオードもコイルも集積
回路化することができないので部品点数が増加し、全体
の形状が大型化することが避けられない問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、発振回路の集積回路化が容易
で、しかも大きな周波数変化幅を得ることができる電圧
制御圧電発振器を提供することを目的とするものであ
る。
鑑みてなされたもので、発振回路の集積回路化が容易
で、しかも大きな周波数変化幅を得ることができる電圧
制御圧電発振器を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、2
ポートの共振型圧電素子の入出力間に増幅器と電圧制御
可変位相回路を直列に接続したことを特徴とする電圧制
御圧電発振器であり、請求項2は請求項1に記載のもの
において、電圧制御可変位相回路は直列に接続した複数
の抵抗の端子をそれぞれバリキャップ・ダイオードで接
地したことを特徴とする電圧制御圧電発振器であり、請
求項3は請求項1に記載のものにおいて、2ポートの共
振型圧電素子はモノリシック水晶フィルタであることを
特徴とする電圧制御圧電発振器であり、さらに請求項4
は請求項1に記載のものにおいて、2ポートの共振型圧
電素子は共振型の弾性表面波素子であることを特徴とす
る電圧制御圧電発振器である。
ポートの共振型圧電素子の入出力間に増幅器と電圧制御
可変位相回路を直列に接続したことを特徴とする電圧制
御圧電発振器であり、請求項2は請求項1に記載のもの
において、電圧制御可変位相回路は直列に接続した複数
の抵抗の端子をそれぞれバリキャップ・ダイオードで接
地したことを特徴とする電圧制御圧電発振器であり、請
求項3は請求項1に記載のものにおいて、2ポートの共
振型圧電素子はモノリシック水晶フィルタであることを
特徴とする電圧制御圧電発振器であり、さらに請求項4
は請求項1に記載のものにおいて、2ポートの共振型圧
電素子は共振型の弾性表面波素子であることを特徴とす
る電圧制御圧電発振器である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
に示す発振回路の回路図を参照して詳細に説明する。図
中1はモノリシック水晶フィルタ(MCF)である。こ
のMCFの入・出力は終端抵抗2、3を介して所定のイ
ンピーダンスで終端している。そして出力側はコンデン
サ4を介してインバータ5へ入力し、インバータ5の出
力をコンデンサ6を介して電圧制御可変位相回路7へ入
力する。
に示す発振回路の回路図を参照して詳細に説明する。図
中1はモノリシック水晶フィルタ(MCF)である。こ
のMCFの入・出力は終端抵抗2、3を介して所定のイ
ンピーダンスで終端している。そして出力側はコンデン
サ4を介してインバータ5へ入力し、インバータ5の出
力をコンデンサ6を介して電圧制御可変位相回路7へ入
力する。
【0010】この電圧制御可変位相回路7は、複数、た
とえば3個の抵抗8、9、10を直列に接続し、各抵抗
の端子をバリキャップ・ダイオード11、12、13、
14を介して接地している。そして電圧制御可変位相回
路7の出力をコンデンサ15を介してインバータ16へ
入力している。
とえば3個の抵抗8、9、10を直列に接続し、各抵抗
の端子をバリキャップ・ダイオード11、12、13、
14を介して接地している。そして電圧制御可変位相回
路7の出力をコンデンサ15を介してインバータ16へ
入力している。
【0011】そしてインバータ16の出力をコンデンサ
17を介してMCFの入力へ帰還するようにしている。
なお、各バリキャップ・ダイオード11、12、13、
14へは抵抗18を介して制御電圧VCを与えてその静
電容量を変化させ、図2に示すように制御電圧VCに応
じて電圧制御可変位相回路7を通過する信号の位相を可
変するようにしている。
17を介してMCFの入力へ帰還するようにしている。
なお、各バリキャップ・ダイオード11、12、13、
14へは抵抗18を介して制御電圧VCを与えてその静
電容量を変化させ、図2に示すように制御電圧VCに応
じて電圧制御可変位相回路7を通過する信号の位相を可
変するようにしている。
【0012】このようにすれば、発振器の、電力条件を
2個のインバータ5、16で満たすことができ、位相条
件を電圧制御可変位相回路7によって位相を可変するこ
とによって満たすことができる。
2個のインバータ5、16で満たすことができ、位相条
件を電圧制御可変位相回路7によって位相を可変するこ
とによって満たすことができる。
【0013】そして、MCFの共振特性は、図3に示す
ように直列共振周波数fsと反共振周波数faの間の周波
数の約2倍の通過帯域で与えられ、この各点において位
相として示す曲線のように位相は変化する。したがって
MCFの入出力間で位相の発振条件を満たすように電圧
制御可変位相回路7の制御電圧VCを可変して位相を可
変することによって、概略MCFの通過帯域幅の範囲で
発振周波数を可変することができる。
ように直列共振周波数fsと反共振周波数faの間の周波
数の約2倍の通過帯域で与えられ、この各点において位
相として示す曲線のように位相は変化する。したがって
MCFの入出力間で位相の発振条件を満たすように電圧
制御可変位相回路7の制御電圧VCを可変して位相を可
変することによって、概略MCFの通過帯域幅の範囲で
発振周波数を可変することができる。
【0014】一方、MCFの通過帯域幅は設計に応じて
比較的、容易に広狭自在なものが得られる。したがって
広帯域のMCFを用いることによって大きな周波数変化
幅の電圧制御圧電発振器を得ることができる。
比較的、容易に広狭自在なものが得られる。したがって
広帯域のMCFを用いることによって大きな周波数変化
幅の電圧制御圧電発振器を得ることができる。
【0015】そして、電圧制御可変位相回路7に用いる
バリキャップ・ダイオードは容量可変幅の格別大きなも
のでなくとも良く、インバータ5、16等とともに、M
CFを除く発振回路全体を1個の集積回路として構成す
ることができる。
バリキャップ・ダイオードは容量可変幅の格別大きなも
のでなくとも良く、インバータ5、16等とともに、M
CFを除く発振回路全体を1個の集積回路として構成す
ることができる。
【0016】なお本発明は、上記実施例に限定されるも
のではなく、たとえばMCFに代えて図4に示すような
2ポートの共振型の弾性表面波素子20でもよいことは
もちろんである。この弾性表面波素子20では、インタ
ーデジタル型の2個の共振器21、22を相互に共振さ
せるようにしたものでMCFに比して比較的高い周波数
のものを得ることができる。
のではなく、たとえばMCFに代えて図4に示すような
2ポートの共振型の弾性表面波素子20でもよいことは
もちろんである。この弾性表面波素子20では、インタ
ーデジタル型の2個の共振器21、22を相互に共振さ
せるようにしたものでMCFに比して比較的高い周波数
のものを得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
発振回路の集積回路化が容易で、発振器全体を小型化す
ることができ、しかも大きな周波数変化幅を得ることが
できる電圧制御圧電発振器を提供することができる。
発振回路の集積回路化が容易で、発振器全体を小型化す
ることができ、しかも大きな周波数変化幅を得ることが
できる電圧制御圧電発振器を提供することができる。
【図1】本発明の一実施の回路図である
【図2】本発明の電圧制御可変位相回路の制御電圧と位
相の関係を示すグラフである。
相の関係を示すグラフである。
【図3】モノリシック水晶フイルタの共振特性と位相の
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図4】本発明の他の実施例の2ポート共振型の弾性表
面波素子を示す図である。
面波素子を示す図である。
【図5】従来の電圧制御圧電発振器の一例を示す回路図
である。
である。
1 ・・ モノリシック水晶フィルタ 5、16 ・・ インバータ(増幅器) 7 ・・ 電圧制御可変位相回路
Claims (4)
- 【請求項1】2ポートの共振型圧電素子の入出力間に増
幅器と電圧制御可変位相回路を直列に接続したことを特
徴とする電圧制御圧電発振器。 - 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、電圧制御
可変位相回路は直列に接続した複数の抵抗の端子をそれ
ぞれバリキャップ・ダイオードで接地したことを特徴と
する電圧制御圧電発振器。 - 【請求項3】請求項1に記載のものにおいて、2ポート
の共振型圧電素子はモノリシック水晶フィルタであるこ
とを特徴とする電圧制御圧電発振器。 - 【請求項4】請求項1に記載のものにおいて、2ポート
の共振型圧電素子は共振型の弾性表面波素子であること
を特徴とする電圧制御圧電発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377053A JP2000196358A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 電圧制御圧電発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377053A JP2000196358A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 電圧制御圧電発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000196358A true JP2000196358A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=18508171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10377053A Pending JP2000196358A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 電圧制御圧電発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000196358A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007145127A1 (ja) | 2006-06-15 | 2007-12-21 | Koichi Hirama | 複合共振回路 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10377053A patent/JP2000196358A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007145127A1 (ja) | 2006-06-15 | 2007-12-21 | Koichi Hirama | 複合共振回路 |
US8179209B2 (en) | 2006-06-15 | 2012-05-15 | Koichi Hirama | Complex resonance circuit |
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