JP2002151867A - 可撓性薄型電装部品の固定方法及び固定構造 - Google Patents

可撓性薄型電装部品の固定方法及び固定構造

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JP2002151867A
JP2002151867A JP2000344130A JP2000344130A JP2002151867A JP 2002151867 A JP2002151867 A JP 2002151867A JP 2000344130 A JP2000344130 A JP 2000344130A JP 2000344130 A JP2000344130 A JP 2000344130A JP 2002151867 A JP2002151867 A JP 2002151867A
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Japan
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flexible thin
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thin electrical
projection
panel
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JP2000344130A
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English (en)
Inventor
Takehisa Ide
剛久 井出
Kiyotsugu Oba
清嗣 大庭
Ichiro Terunuma
一郎 照沼
Kazuya Akashi
一弥 明石
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立工数及び部品点数を削減することによ
り、加工コスト及び部品コストの低減を図る。 【解決手段】 FPCハーネス20をドアトリム10に
固定するに際し、FPCハーネス20の固定部21の穴
24を、ドアトリム10の突起12に装着し、穴24か
ら突出した突起12の先端部を、発熱体によって溶着す
る。これにより、突起12の先端部が溶着部12aを形
成し、FPCハーネス20がドアトリム10に固定され
る。ドアトリム10をドアパネル40に固定すれば、ド
アモジュールが完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、各種電子
機器等に使用されるFPCハーネス等の可撓性薄型電装
部品の固定方法及び固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の電装モジュール間の配線
等に使用されるワイヤーハーネスに代わり、FPCハー
ネスを使用することがなされている。FPCハーネスは
可撓性薄型電装部品であるため、自動車に使用される場
合、ドアトリムモジュールやルートリムモジュール等に
固定して用いられることが多い。従来は、FPCハーネ
スを、ドアトリムの裏側のドアパネルやルーフトリムの
裏側のルーフパネルに固定している。
【0003】図4は、従来のFPCハーネスの固定方法
を説明するための図である。FPCハーネス50の複数
箇所には、固定用の穴が形成され、この穴に補強用のP
ET(ポリエステルフィルム)の補強用シート60を添
設し、樹脂製クリップ70を装着する。そして、樹脂製
クリップ70を、ドアパネルやルーフパネルに形成され
た固定穴に挿入することにより、FPCハーネス50を
ドアパネルやループパネルに位置決め固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のFPCハーネスの固定方法であると、FPCハーネ
スの固定のために、別部品である樹脂製クリップや補強
用シートを組み付ける必要があるので、ハーネスの組立
性が悪く、加工費が高くなるという欠点がある。また、
別部品として樹脂製クリップや補強用シートが必要にな
るので、ハーネスとしての材料費が高くなり、部品コス
トが上昇するという問題がある。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、組立性に優れ、部品点数を削減す
ることができ、もって加工コスト及び部品コストの低減
を図ることができる可撓性薄型電装部品の固定方法及び
固定構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る可撓性薄型
電装部品の固定方法は、パネルと、このパネルに取り付
けられる樹脂製内装板との間に可撓性薄型電装部品を固
定するための可撓性薄型電装部品の固定方法において、
前記樹脂製内装板の前記パネルと対向する面に突起を突
設すると共に、前記可撓性薄型電装部品に前記突起と嵌
合する穴を形成し、前記可撓性薄型電装部品の前記穴に
前記樹脂製内装板の突起を差し込んだ後、前記突起の先
端部を発熱体で熱溶着することにより前記可撓性薄型電
装部品を前記樹脂製内装板に固定し、前記可撓性薄型電
装部品が固定された樹脂製内装板を前記パネルに取り付
けることを特徴とする。
【0007】本発明に係る可撓性薄型電装部品の固定構
造は、パネルと、このパネルに取り付けられる樹脂製内
装板との間に可撓性薄型電装部品を固定してなる可撓性
薄型電装部品の固定構造において、前記樹脂製内装板
は、前記パネルと対向する面に突起が突設され、前記可
撓性薄型電装部品には、前記突起と嵌合する穴が形成さ
れ、前記可撓性薄型電装部品は、前記穴に前記樹脂製内
装板の突起が挿入され且つ前記突起の先端部が熱溶着さ
れることにより前記樹脂製内装板に固定されていること
を特徴とする。
【0008】本発明によれば、樹脂製内装板のパネルと
対向する面に突起を設け、この突起に適合するように、
可撓性薄型電装部品に穴を形成し、この穴に樹脂製内装
板側の突起を挿入して、その先端部を熱溶着すること
で、樹脂製内装板に対する可撓性薄型電装部品の位置決
めと固定とを行うようにしているので、従来のように、
クリップや補強用シートを組み付ける必要がない。この
ため、可撓性薄型電装部品の組立工数を低減し、加工費
を安く抑えることができる。また、部品点数が少なくな
ることで、材料費も抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施例を参照
して、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施例に係るFPCハーネスの固定構造を示す図である。
なお、以下は、樹脂製内装板がドアトリム10であるも
のとして説明するが、これは一例であって、ルーフトリ
ム等、他の樹脂製内装板への固定の場合にも本発明を適
用可能であることは言うまでもない。
【0010】ドアパネルに装着されるドアトリム10の
ドアパネルに対向する面(裏面)の所定箇所には、ドア
トリム10をドアパネルに固定するためのクリップ11
が設けられている。このドアトリム10の裏面に、可撓
性薄型電装部品としてFPCハーネス20が固定されて
いる。FPCハーネス20は、パワーウィンドウ駆動回
路やドア用ランプ等の電装モジュール30間を接続す
る。FPCハーネス20は、複数の固定部21において
ドアトリム10と固定されている。
【0011】図2は、FPCハーネス20のドアトリム
10への固定方法を説明するための部分拡大斜視図であ
る。また、図3は、図1のA−A′断面図である。FP
Cハーネス20は、PET(ポリエステルフィルム)や
PI(ポリイミドフィルム)等からなるフィルム基板2
2の上に銅箔積層体からなる導体パターン23が形成さ
れ、更にその上をカバーレイ24によって被覆して形成
されている。複数の固定部21は、フィルム基板22の
側端の所定箇所を外側に半円形状に張り出し、そこに固
定用の穴24を形成してなる。
【0012】一方、ドアトリム10は、PPO(ポリフ
ェニレンオキシド)の発泡樹脂基材等からなる芯材13
と、この芯材13の裏面(ドアパネル40と対向する
面)に配置されたABS等の樹脂の裏板14と、芯材1
3の表面に配置されたクロス15とにより構成されてい
る。樹脂の裏板14には、FPCハーネス20の穴24
の位置に対応させて、穴24に適合する複数の円柱状の
突起12が一体的に突設されている。なお、突起12の
形状は、円柱状の他、三角柱、多角柱等、任意の形状を
適用可能である。
【0013】FPCハーネス20をドアトリム10に固
定する場合には、FPCハーネス20の固定部21の穴
24を、ドアトリム10の突起12に装着し、穴24か
ら突出した突起12の先端部を発熱体によって溶着す
る。これにより、図3に示すように、突起12の先端部
が溶着部12aを形成し、FPCハーネス20がドアト
リム10に固定される。最後に、ドアトリム10をドア
パネル40に固定すれば、ドアモジュールが完成する。
【0014】なお、上記実施例では、可撓性薄型電装部
品としてFPCハーネスを例に上げたが、可撓性薄型電
装部品としてFFC、フラットケーブル、テープ電線等
の固定方法、固定構造にも適用可能である。また、適用
される用途も、自動車に限定されるものではなく、列
車、航空機、各種電子機器等、広い範囲で適用可能であ
る。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、樹脂
製内装板のパネルと対向する面に突起を設け、この突起
に適合するように、可撓性薄型電装部品に穴を形成し、
この穴に樹脂製内装板側の突起を挿入して、その先端部
を熱溶着することで、樹脂製内装板に対する可撓性薄型
電装部品の位置決めと固定とを行うようにしているの
で、従来のように、クリップや補強用シートを組み付け
る必要がなく、可撓性薄型電装部品の組立工数を低減
し、加工費を安く抑えることができると共に、部品点数
が少なくなることで、材料費も抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るFPCハーネスの固
定構造を示す平面図である。
【図2】 同FPCハーネスの固定方法を説明するため
の部分拡大斜視図である。
【図3】 図1のA−A′断面図である。
【図4】 従来のFPCハーネスの固定構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
10…ドアトリム、11…クリップ、12…突起、2
0,50…FPCハーネス、21…固定部、24…穴、
30…電装モジュール、40…ドアパネル、60…補強
用シート、70…樹脂製クリップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 照沼 一郎 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 明石 一弥 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 4E352 AA07 AA16 BB02 BB15 CC02 DD04 DR09 DR13 DR25 DR26 DR33 DR40 GG12 GG16 GG27 5E348 AA02 AA28 AA35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルと、このパネルに取り付けられる
    樹脂製内装板との間に可撓性薄型電装部品を固定するた
    めの可撓性薄型電装部品の固定方法において、 前記樹脂製内装板の前記パネルと対向する面に突起を突
    設すると共に、 前記可撓性薄型電装部品に前記突起と嵌合する穴を形成
    し、 前記可撓性薄型電装部品の前記穴に前記樹脂製内装板の
    突起を差し込んだ後、 前記突起の先端部を発熱体で熱溶着することにより前記
    可撓性薄型電装部品を前記樹脂製内装板に固定し、 前記可撓性薄型電装部品が固定された樹脂製内装板を前
    記パネルに取り付けることを特徴とする可撓性薄型電装
    部品の固定方法。
  2. 【請求項2】 前記可撓性薄型電装部品は、FPCハー
    ネスであり、 前記樹脂製内装板は、自動車のトリムであることを特徴
    とする請求項1記載の可撓性薄型電装部品の固定方法。
  3. 【請求項3】 パネルと、このパネルに取り付けられる
    樹脂製内装板との間に可撓性薄型電装部品を固定してな
    る可撓性薄型電装部品の固定構造において、 前記樹脂製内装板は、前記パネルと対向する面に突起が
    突設され、 前記可撓性薄型電装部品には、前記突起と嵌合する穴が
    形成され、 前記可撓性薄型電装部品は、前記穴に前記樹脂製内装板
    の突起が挿入され且つ前記突起の先端部が熱溶着される
    ことにより前記樹脂製内装板に固定されていることを特
    徴とする可撓性薄型電装部品の固定構造。
  4. 【請求項4】 前記可撓性薄型電装部品は、FPCハー
    ネスであり、 前記樹脂製内装板は、自動車のトリムであることを特徴
    とする請求項3記載の可撓性薄型電装部品の固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021095503A1 (ja) * 2019-11-14 2021-05-20 住友電装株式会社 配線部材
WO2021095524A1 (ja) * 2019-11-14 2021-05-20 住友電装株式会社 配線部材

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JP2021083150A (ja) * 2019-11-14 2021-05-27 住友電装株式会社 配線部材
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JP7392406B2 (ja) 2019-11-14 2023-12-06 住友電装株式会社 配線部材

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