JP2002151487A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002151487A
JP2002151487A JP2000346634A JP2000346634A JP2002151487A JP 2002151487 A JP2002151487 A JP 2002151487A JP 2000346634 A JP2000346634 A JP 2000346634A JP 2000346634 A JP2000346634 A JP 2000346634A JP 2002151487 A JP2002151487 A JP 2002151487A
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wafer
temperature
plate
processing
substrate
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JP2000346634A
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Akira Yonemizu
昭 米水
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の熱的処理の際に基板の温度を正確に推
定でき、基板に対して熱的な処理を精密に行うことがで
きる基板処理装置の提供。 【解決手段】 加熱処理ユニット(HP)における処理
室51内には、ウエハWを例えば200〜800℃の温
度で加熱処理するためのプレート52が配置されてい
る。このプレート52は、ウエハWと同一の材料から構
成されている。例えば、ウエハWがシリコンからなる場
合にはプレート52もシリコンからなるようにされてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばシリコンウ
エハの加熱処理に使われる基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンウエハを使って半導体素子を製
造する工程では、様々な加熱熱処理が行われる。例え
ば、ウエハ上に層間絶縁膜を形成する工程の一つである
ゾル−ゲル方法では、ウエハ上に絶縁膜材料、例えばT
EOS(テトラエトキシシラン)のコロイドを有機溶媒
に分散させた溶液を供給し、溶液が供給されたウエハを
ゲル化処理し、次いで溶媒の置換を行った後、溶媒の置
換されたウエハを加熱処理している。また、露光現像工
程においては、レジスト塗布後や現像前にウエハを加熱
処理している。
【0003】これらの加熱処理工程においては、正確な
温度でかつウエハ面内での温度ばらつきを抑えた精密な
温度管理が要求される。例えば、層間絶縁膜を形成する
工程においては、加熱処理の際の温度管理が悪いと所望
とする誘電率や膜の硬度が得られず、また露光現像工程
においては、加熱処理の際の温度管理が悪いとウエハ上
に形成される配線の線幅が所望のものにならない、とい
う問題がある。
【0004】従来の加熱処理工程においては、例えばS
US製のプレート内にヒータ及び温度検出素子を埋め込
み、温度検出素子により検出されたプレート内の温度に
基づきウエハの加熱処理温度を推定し、それに応じてヒ
ータに供給される電力を制御することが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加熱処理工程における温度制御では、プレート自体の熱
履歴の問題に加えてプレートとウエハとの間での発生す
る熱反射の問題等を有することからウエハの加熱処理温
度を推定するためのパラメータが多く、現実問題として
かかる推定を経験値に頼らざるを得ない、という問題が
ある。
【0006】特に、最近ではウエハの大径化が進む傾向
にあるため、ウエハ面内での温度ばらつきが問題となる
ことが多く、より正確にウエハの加熱処理温度を推定す
ることが要求されている。また、加熱処理の温度として
も一定ではなく正確な温度で適応的に変動していくこと
も要求されることもあることから上記の温度推定は非常
に重要になってきている。
【0007】本発明は、かかる事情に基づきなされたも
ので、基板の熱的処理の際に基板の温度を正確に推定で
き、基板に対して熱的な処理を精密に行うことができる
基板処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる課題を解決する
ため、本発明の基板処理装置は、基板と同じ材料からな
り、基板に対して熱的な処理を施すためのプレートと、
前記プレートを温調するための第1の温調手段とを具備
することを特徴とする。
【0009】本発明では、基板とプレートが同じ材料か
らなるため、基板とプレートとの間のさまざまな熱的影
響、例えば反射率、輻射率、放射率、熱電率等の影響を
極力抑えることができる。従って、本発明によれば、基
板の熱的処理の際に基板の温度を正確に推定でき、基板
に対して熱的な処理を精密に行うことができる。
【0010】本発明の更なる特徴と利点は、添付した図
面及び発明の実施の形態の説明を参酌することによりよ
り一層明らかになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0012】図1〜図3は本発明の一実施形態に係るS
ODシステムの全体構成を示す図であって、図1は平面
図、図2は正面図および図3は背面図である。
【0013】このSODシステム1は、基板としての半
導体ウエハ(以下、ウエハと呼ぶ。)Wをウエハカセッ
トCRで複数枚たとえば25枚単位で外部からシステム
に搬入しまたはシステムから搬出したり、ウエハカセッ
トCRに対してウエハWを搬入・搬出したりするための
カセットブロック10と、SOD塗布工程の中で1枚ず
つウエハWに所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニッ
トを所定位置に多段配置してなる第1の処理ブロック1
1と、同じくウエハWに所定の処理を施す枚葉式の各種
処理ユニットであって、第1の処理ブロック11の加熱
系の処理ユニットにおける処理温度よりも高い温度によ
る処理ユニットを所定位置に多段配置してなる第2の処
理ブロック12とを一体に接続した構成を有している。
【0014】カセットブロック10では、図1に示すよ
うに、カセット載置台20上の突起20aの位置に複数
個たとえば4個までのウエハカセットCRがそれぞれの
ウエハ出入口を第1の処理ブロック11側に向けてX方
向一列に載置され、カセット配列方向(X方向)および
ウエハカセットCR内に収納されたウエハのウエハ配列
方向(Z垂直方向)に移動可能なウエハ搬送体21が各
ウエハカセットCRに選択的にアクセスするようになっ
ている。さらに、このウエハ搬送体21は、θ方向に回
転可能に構成されており、後述するように第1の処理ブ
ロック11側の第4の組G4の多段ユニット部に属する
受け渡し・冷却プレート(TCP)にもアクセスできる
ようになっている。
【0015】第1の処理ブロック11では、図1に示す
ように、中心部に垂直搬送型の第1の主搬送体22が設
けられ、その周りに全ての処理ユニットが1組または複
数の組に亙って多段に配置されている。この例では、5
組G1,G2,G3,G4,G5の多段配置構成であり、第
1および第2の組G1,G2 の多段ユニットはシステム正
面(図1において手前)側に並置され、第4の組G4の
多段ユニットはカセットブロック10に隣接して配置さ
れ、第3の組G3の多段ユニットは第2の処理ブロック
12に隣接して配置されている。
【0016】図2に示すように、第1の組G1、また第
2の組G2では、カップCP内でウエハWをスピンチャ
ックに載せて絶縁膜材料を供給し、ウエハを回転させる
ことによりウエハ上に均一な絶縁膜を塗布するSOD塗
布処理ユニット(SCT)と、カップCP内でウエハW
をスピンチャックに載せてHMDS及びヘプタン等のエ
クスチェンジ用薬液を供給し、ウエハ上に塗布された絶
縁膜中の溶媒を乾燥工程前に他の溶媒に置き換える処理
を行うソルベントエクスチェンジ処理ユニット(DS
E)とが下から順に2段に重ねられている。
【0017】第2の組G2 では、SOD塗布処理ユニッ
ト(SCT)が上段に配置されている。なお、必要に応
じて第2の組G2 の下段にSOD塗布処理ユニット(S
CT)やソルベントエクスチェンジ処理ユニット(DS
E)等を配置することも可能である。
【0018】図3に示すように、第3の組G3 では、受
け渡し・冷却プレート(TCP)と、2つの冷却処理ユ
ニット(CPL)と、トランジションユニット(TR
S)と、エージング処理ユニット(DAC)と、2つの
低温加熱処理ユニット(LHP)とが下から順に多段に
配置されている。
【0019】第4の組G4 では、受け渡し・冷却プレ
ート(TCP)と、3つの冷却処理ユニット(CPL)
と、トランジションユニット(TRS)と、エージング
処理ユニット(DAC)と、低温加熱処理ユニット(L
HP)とが多段に配置されている。
【0020】受け渡し・冷却プレート(TCP)は下段
にウエハWを冷却する冷却板、上段に受け渡し台を有す
る2段構造とされ、カセットブロック10と第1の処理
ブロック11との間でウエハWの受け渡しを行う。トラ
ンジションユニット(TRS)も同様にカセットブロッ
ク10と第1の処理ブロック11との間でウエハWの受
け渡しを行う。エージング処理ユニット(DAC)は密
閉化可能な処理室内にNH+HOを導入してウエハ
Wをエージング処理し、ウエハW上の絶縁膜材料膜をウ
ェットゲル化する。冷却処理ユニット(CPL)はウエ
ハWが載置される冷却板を有し、ウエハWを冷却処理す
る。
【0021】またこのSODシステム1では、既述の如
く第1の主搬送体の背面側にも破線で示した第5の処理
ユニット群G5 の多段ユニットが配置できるようになっ
ているが、この第5の処理ユニット群G5 の多段ユニッ
トは、案内レール25に沿って第1の主搬送体22から
みて、側方へシフトできるように構成されている。従っ
て、この第5の処理ユニット群G5 の多段ユニットを図
示の如く設けた場合でも、前記案内レール25に沿って
スライドすることにより、空間部が確保されるので、第
1の主搬送体22に対して背後からメンテナンス作業が
容易に行えるようになっている。なお第5の処理ユニッ
ト群G5 の多段ユニッ卜は、そのように案内レール25
に沿った直線状のスライドシフトに限らず、図1中の一
点鎖線の往復回動矢印で示したように、システム外方へ
と回動シフトさせるように構成しても、第1の主搬送体
22に対するメンテナンス作業のスペース確保が容易で
ある。
【0022】第2の処理ブロック12では、既述のよう
に、ウエハWに高温で加熱処理を行うユニットが属する
第6の組G6がシステム正面側に配置され、同様にウエ
ハWに高温で加熱処理を行うユニットが属する第7の組
G7がシステ背面側に配置されている。第6の組G6と
第7の組G7との間には、第4の組G4、第6の組G6
及び第7の組G7にアクセスしてウエハWの搬送を行う
第2の主搬送体23が配設されており、この第2の主搬
送体23は第1の主搬送体22と同様の垂直搬送型によ
り構成されている。
【0023】なお、このSODシステム1は例えばクリ
ーンルーム内に配置され、例えば第1の主搬送機構22
上は大気圧に設定されたクリーンルームよりも高い気圧
の雰囲気に設定されており、これにより第1の主搬送体
22上より発生したパーティクルをSODシステム1外
に排出し、その一方でクリーンルーム内のパーティクル
がSODシステム1内に進入するのを防止している。
【0024】図2及び図3に示すように、第6の組G6
では、本発明に係る基板処理装置である加熱処理ユニッ
ト(HP)が2段、マイクロ波や電子線を照射して膜を
加熱・改質させるためのマイクロ波処理ユニット(M
W)、電子線処理ユニット(EB)がそれぞれ1段、下
から順に設けられている。一方の第7の組G7では、本
発明に係る基板処理装置である加熱処理ユニット(H
P)が3段、紫外線を照射して膜を加熱・改質させるた
めの紫外線処理ユニット(UV)が1段、下から順に設
けられている。
【0025】図4は本発明に係る基板処理装置である加
熱処理ユニット(HP)の正面からみた断面図、図5は
その一部平面図である。
【0026】加熱処理ユニット(HP)における処理室
51内には、ウエハWを例えば200〜800℃の温度
で加熱処理するためのプレート52が配置されている。
このプレート52は、ウエハWと同一の材料から構成さ
れている。例えば、ウエハWがシリコンからなる場合に
はプレート52もシリコンからなるようにされている。
これにより、ウエハWを加熱処理する際にウエハWとプ
レート52との間の熱的な反射を抑え、後述する加熱処
理の際にウエハWの温度を正確に推定できる。なお、プ
レートの一部が例えばシリコンからなる場合も本発明に
包含されるものである。また、プレート52の容積は、
ウエハWの容積とほぼ等しいものとなっている。これに
より、温度制御のためにプレート52に印加する熱容量
をより正確に算出できる。しかし、異なる容積に、例え
ばウエハWの容積の整数倍としてもいいし、温度制御し
やすい他の容積としても勿論構わない。
【0027】プレート52は、例えば外周方向に向けて
3つの領域R1〜R3に区画化されており、区画化され
た各領域R1〜R3毎に温度管理が行われるようになっ
ている。即ち、各領域R1〜R3毎にそれぞれプレート
52内にヒータH1〜H3が例えば同心円状に埋め込ま
れ、更に各領域R1〜R3毎にそれぞれプレート52内
に温度検出素子D1〜D3が埋め込まれている。また、
プレート52の裏面側には、プレート52を冷却するた
めの冷却配管53が配置されている。冷却配管53に
は、例えば15℃〜23℃程度に冷却された液体、例え
ば純水が図示を省略した冷凍機との間で循環するように
なっている。このような冷却手段を持つことで、プレー
ト52の降温を短時間で行うことができ、更に加熱の際
にヒータH1〜H3との組み合わせでより精度がよく迅
速に温度制御が実現できる。また、ヒータを複数、例え
ば3つとして領域的な管理を行うのに対して冷却配管5
3では領域的な管理をあえて行わないようにすること
で、正確な温度制御を実現しつつ構成を簡単化すること
ができる。しかし、冷却に関しても領域的な管理を行う
ようにしても勿論構わない。なお、加熱手段としてはヒ
ータばかりでく赤外線等を用いてもよく、冷却手段とし
てはペルチェ素子等を用いても勿論構わない。
【0028】また、処理室51の下部には、N54か
ら処理室51内にNガスを導入するためのN導入口
55が設けられている。N54とN導入口55との
間に配設された配管56上には、N導入口55導入量
を調節するためのバルブ57が設けられている。なお、
配管56上にNガスを加熱や冷却するための手段を設
けて、Nガスの温度を適応的に制御しても構わない。
【0029】更に、処理室51の上部には、処理室51
内を真空排気するための排気口58が設けられている。
排気口58には、配管59を介して真空ポンプ60が接
続されている。
【0030】そして、制御部61は、温度検出素子D1
〜D3による検出結果からウエハWの加熱処理温度を推
定し、推定された温度に基づき、各領域R1〜R3が所
望の温度なるようにヒータH1〜H3に供給される電力
を領域R1〜R3毎に制御し、必要な場合には冷却配管
53に供給される液体の温度や量も制御している。制御
部61は、必要に応じてNガスの導入量や室内の真空
度も制御している。
【0031】また、このプレート52には同心円状に複
数、例えば3個の孔62が上下に貫通しており、これら
の孔62にはウエハWを支持する支持ピン63が昇降可
能に介挿されている。これら支持ピン63はプレート5
2の裏面において連通部材64に接続されて一体化され
ており、連通部材64はその下方に配置された昇降シリ
ンダ65によって昇降されるようになっている。そし
て、昇降シリンダ65の昇降作動によって支持ピン63
はプレート52表面から突出したり、没したりするよう
になっている。
【0032】また、処理室51の正面には、第2の主搬
送体23との間でウエハWの受け渡しを行うための開口
部66が設けられており、この開口部66はシャッタ部
材67により開閉自在とされている。シャッタ部材67
が開口部66を閉じることで処理室51内の密閉状態と
され、効率よく真空引きができるようになっている。
【0033】更に、処理室51を構成する壁部68、即
ちプレート52を含む領域Rを囲繞するように(周囲を
取り囲むように)設けられ壁部68には、該壁部68に
より囲繞された領域Rを温調するための温調機構69が
設けられている。この温調機構69は、壁部68に埋め
込まれたヒータ70と冷却配管71とにより構成され、
制御部61の制御の元でヒータ70に供給される電力、
及び冷却配管71に供給される冷却水の温度や量が制御
されるようになっている。このような温調機構69を有
することで処理室51内の温度管理をより精密に行うこ
とができる。なお、壁部68の上下間を例えば3つの領
域R4〜R6の領域に分割してそれぞれの領域を上記の
温調機構69により別個に管理することにより、より精
密な温度管理に加えて処理室51内の気流管理も行うこ
とができる。例えば、上方の領域の方が下方の領域より
も温度を高めることによって意図的に上昇気流を発生さ
せ、これによりウエハWから発生する昇華物等をウエハ
Wに悪影響を与えることなく外部(例えば排気口58を
介して)に確実に排出することができるようになる。本
実施形態では、処理室51の外周の壁部を制御している
が、上下の壁部を制御しても勿論構わない。
【0034】次に以上のように構成されたこのSODシ
ステム1の処理工程について、図6に示すフローを参照
しながら説明する。
【0035】まずカセットブロック10において、処理
前のウエハWはウエハカセットCRからウエハ搬送体2
1を介して処理ブロック11側の第3の組G3に属する
受け渡し・冷却プレート(TCP)における受け渡し
台、又はトランジションユニット(TRS)へ搬送され
る。
【0036】受け渡し・冷却プレート(TCP)におけ
る受け渡し台に搬送されたウエハWは第1の主搬送体2
2を介して冷却処理ユニット(CPL)へ搬送される。
そして冷却処理ユニット(CPL)において、ウエハW
はSOD塗布処理ユニット(SCT)における処理に適
合する温度まで冷却される(ステップ1)。
【0037】冷却処理ユニット(CPL)で冷却処理さ
れたウエハWは第1の主搬送体22を介してSOD塗布
処理ユニット(SCT)へ搬送される。そしてSOD塗
布処理ユニット(SCT)において、ウエハWはSOD
塗布処理が行われる(ステップ2)。
【0038】SOD塗布処理ユニット(SCT)でSO
D塗布処理が行われたウエハWは第1の主搬送体22を
介してエージング処理ユニット(DAC)へ搬送され、
エージング処理され、ウエハW上の絶縁膜材料がゲル化
される(ステップ3)。
【0039】エージング処理ユニット(DAC)でエー
ジング処理されたウエハWは第1の主搬送体22を介し
てソルベントエクスチェンジ処理ユニット(DSE)へ
搬送される。そしてソルベントエクスチェンジ処理ユニ
ット(DSE)において、ウエハWはエクスチェンジ用
薬液が供給され、ウエハ上に塗布された絶縁膜中の溶媒
を他の溶媒に置き換える処理が行われる(ステップ
4)。
【0040】ソルベントエクスチェンジ処理ユニット
(DSE)で置換処理が行われたウエハWは第1の主搬
送体22を介して低温加熱処理ユニット(LHP)へ搬
送される。そして低温加熱処理ユニット(LHP)にお
いて、ウエハWは低温加熱処理される(ステップ5)。
【0041】低温加熱処理ユニット(LHP)で低温加
熱処理されたウエハWは第4の組G4に属する受け渡し
・冷却プレート(TCP)における受け渡し台、又はト
ランジションユニット(TRS)を介して、第2の主搬
送体23を介して紫外線処理ユニット(UV)へ搬送さ
れる。そして、紫外線処理ユニット(UV)において、
ウエハWは172nm前後の波長の紫外線による処理が
行われる(ステップ6)。この紫外線による処理では、
窒素ガスが噴出され紫外線処理ユニット(UV)内が窒
素ガス雰囲気とされ、その状態で紫外線照射ランプから
紫外線が、例えば1分間照射される。
【0042】なお、ここで紫外線処理に代えて、又は紫
外線処理後に適宜第6の組G6に属する電子線処理ユニ
ット(EB)による電子線処理やマイクロ波処理ユニッ
ト(MW)によるマイクロ波処理を行うようにしてもよ
い。
【0043】次に紫外線による処理が施されたウエハW
は第2の主搬送体23を介して第4の組G4に属する冷
却処理ユニット(CPL)へ搬送される。そして冷却処
理ユニット(CPL)においてウエハWは冷却される
(ステップ7)。
【0044】冷却処理ユニット(CPL)で冷却処理さ
れたウエハWは第1の主搬送体22を介して再びSOD
塗布処理ユニット(SCT)へ搬送される。そしてSO
D塗布処理ユニット(SCT)において、ウエハWは2
回目のSOD塗布処理が行われる(ステップ8)。その
際、ウエハW上に既に塗布されている絶縁膜材料の表面
は上記の紫外線による処理により低接触角となるように
改質されているので、その上に更に絶縁膜材料を塗布し
てもその表面に凹凸は生じない。
【0045】SOD塗布処理ユニット(SCT)でSO
D塗布処理が行われたウエハWは第1の主搬送体22を
介してエージング処理ユニット(DAC)へ搬送され、
エージング処理され、ウエハW上の絶縁膜材料がゲル化
される(ステップ9)。
【0046】エージング処理ユニット(DAC)でエー
ジング処理されたウエハWは第1の主搬送体22を介し
てソルベントエクスチェンジ処理ユニット(DSE)へ
搬送される。そしてソルベントエクスチェンジ処理ユニ
ット(DSE)において、ウエハWはエクスチェンジ用
薬液が供給され、ウエハ上に塗布された絶縁膜中の溶媒
を他の溶媒に置き換える処理が行われる(ステップ1
0)。
【0047】ソルベントエクスチェンジ処理ユニット
(DSE)で置換処理が行われたウエハWは第1の主搬
送体22を介して低温加熱処理ユニット(LHP)へ搬
送される。そして低温加熱処理ユニット(LHP)にお
いて、ウエハWは低温加熱処理される(ステップ1
1)。
【0048】低温加熱処理ユニット(LHP)で低温加
熱処理されたウエハWは第2の主搬送体23を介して加
熱処理ユニット(HP)へ搬送され、所定の低酸素濃度
での高温加熱処理及び温調処理が行われることになる
(ステップ12)。
【0049】その後ウエハWは受け渡し・冷却プレート
(TCP)における冷却板へ搬送される。そして受け渡
し・冷却プレート(TCP)における冷却板において、
ウエハWは冷却処理される(ステップ13)。
【0050】受け渡し・冷却プレート(TCP)におけ
る冷却板で冷却処理されたウエハWはカセットブロック
10においてウエハ搬送体21を介してウエハカセット
CRへ搬送される。
【0051】なお、上述した実施形態では、低酸素高温
加熱処理ユニット(HHP)に本発明を適用した例を説
明したが、低温加熱処理ユニット(LHP)や冷却処理
ユニット(CPL)に対しても本発明を適用できる。
【0052】また、層間絶縁膜を形成する工程ばかりで
なく、他の工程、例えば露光現像工程における加熱処理
や冷却処理等におけるユニットに対しても本発明を適用
できる。
【0053】更に、シリコンウエハばかりでなく、ガラ
ス基板等に対しても本発明を適用できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板の熱的処理の際に基板の温度を正確に推定でき、基
板に対して熱的な処理を精密に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板処理装置が適用されるSODシス
テムの全体構成を示す平面図である。
【図2】図1に示すSODシステムの正面図である。
【図3】図1に示すSODシステムの背面図である。
【図4】本発明に係る基板処理装置である加熱処理ユニ
ット(HP)の正面からみた断面図である。の一部平面
図である。
【図5】図4の一部平面図である。
【図6】本実施形態によるSODシステムの処理工程を
示すフロー図である。
【符号の説明】
51 処理室 52 プレート 53 53 冷却配管 61 制御部 68 壁部 69 温調機構 70 ヒータ 71 冷却配管 D1〜D3 温度検出素子 H1〜H3 ヒータ HP 加熱処理ユニット R 壁部により囲繞された領域 R1〜R3 プレート上の領域 W ウエハ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と同じ材料からなり、基板に対して
    熱的な処理を施すためのプレートと、 前記プレートを温調するための第1の温調手段と を具備することを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記基板及び前記プレートが、シリコンからなることを
    特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の基板処理
    装置において、 前記プレートの容積が前記基板の容積とほぼ等しいこと
    を特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3に記載の基板処理
    装置において、 前記第1の温調手段が、前記プレートにおける複数の領
    域を個別に温調することを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板処理装置におい
    て、 前記第1の温調手段が、前記プレートを冷却する冷却系
    と、前記プレートにおける複数の領域を個別に加熱する
    加熱系とを具備することを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の基板処理
    装置において、 前記プレートにおける各領域に設けられた温度検出部
    と、 前記各温度検出部による検出結果に基づき、前記各領域
    が所望の温度なるように前記第1の温調手段を制御する
    手段とを具備することを特徴とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6うちいずれか1項
    に記載の基板処理装置において、 前記プレートを含む領域を囲繞するように設けられ壁部
    と、 前記壁部に設けられ、前記壁部により囲繞された領域を
    温調するための第2の温調手段とを更に具備することを
    特徴とする基板処理装置。
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