JP2002151001A - 光触媒膜付蛍光ランプ - Google Patents
光触媒膜付蛍光ランプInfo
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Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】明るさの低下を最小限に抑えつつ、光触媒効果
を従来より増加させることができる光触媒膜付蛍光ラン
プを提供する。 【解決手段】平行配置した発光管の相互に近接するガラ
ス管の向かい合った面の光触媒膜３ａを、他の面の光触
媒膜より大きくすることで、この部分の光触媒効果を大
きくする。
を従来より増加させることができる光触媒膜付蛍光ラン
プを提供する。 【解決手段】平行配置した発光管の相互に近接するガラ
ス管の向かい合った面の光触媒膜３ａを、他の面の光触
媒膜より大きくすることで、この部分の光触媒効果を大
きくする。
Description
【０００１】
【発明の属する利用分野】本発明は蛍光ランプに関し、
特に空気の脱臭・浄化効果や、蛍光ランプ外側表面の防
汚効果を有する光触媒膜付蛍光ランプに関する。
特に空気の脱臭・浄化効果や、蛍光ランプ外側表面の防
汚効果を有する光触媒膜付蛍光ランプに関する。
【０００２】
【従来の技術】光触媒膜付蛍光ランプは、例えば特開平
１０−１１６５８７号に示されるようにランプ表面に光
触媒膜が形成され、脱臭・防汚・浄化などの光触媒効果
を発揮する。また、例えば特開平１１−５４０８８号に
示されるように、光触媒膜の膜厚の一部を大きくし、上
記光触媒膜に発光管内部からの紫外線照射量を増やすこ
とで光触媒効果を大きくしたランプがある。
１０−１１６５８７号に示されるようにランプ表面に光
触媒膜が形成され、脱臭・防汚・浄化などの光触媒効果
を発揮する。また、例えば特開平１１−５４０８８号に
示されるように、光触媒膜の膜厚の一部を大きくし、上
記光触媒膜に発光管内部からの紫外線照射量を増やすこ
とで光触媒効果を大きくしたランプがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】光触媒膜付蛍光ランプ
は、光触媒膜の表面に接触する有機物を分解する作用が
あり、これにより光触媒膜の表面に接触するにおい成分
を分解することによる脱臭効果、光触媒膜の表面に接触
する汚れ成分を分解することによる防汚効果あるいは菌
の細胞を分解することによる浄化効果を発揮する。
は、光触媒膜の表面に接触する有機物を分解する作用が
あり、これにより光触媒膜の表面に接触するにおい成分
を分解することによる脱臭効果、光触媒膜の表面に接触
する汚れ成分を分解することによる防汚効果あるいは菌
の細胞を分解することによる浄化効果を発揮する。
【０００４】この光触媒効果を大きくする方法として、
光触媒膜に照射される紫外線量を多くする他、ランプ表
面に形成する光触媒膜の膜厚を大きくすることが挙げら
れるが、膜厚を大きくすると、蛍光ランプ本来の明るさ
が低下してしまう問題があった。
光触媒膜に照射される紫外線量を多くする他、ランプ表
面に形成する光触媒膜の膜厚を大きくすることが挙げら
れるが、膜厚を大きくすると、蛍光ランプ本来の明るさ
が低下してしまう問題があった。
【０００５】本発明が解決しようとする課題は、光触媒
膜による明るさの低下を最小限に抑え、光触媒効果が従
来より大きい光触媒膜付蛍光ランプを提供することにあ
る。
膜による明るさの低下を最小限に抑え、光触媒効果が従
来より大きい光触媒膜付蛍光ランプを提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の光触媒膜付蛍光
ランプは、コンパクト形蛍光ランプ発光管などのよう
に、発光管を平行配置した構造を有する蛍光ランプにお
いて、ガラス管外側表面に光触媒膜を形成しており、近
接しているガラス管の向かい合った面における光触媒膜
の膜厚を、他の面の光触媒膜より大きくすることによ
り、この部分での光触媒作用を増大させ、脱臭・防汚・
浄化の効果の増大をはかったものである。
ランプは、コンパクト形蛍光ランプ発光管などのよう
に、発光管を平行配置した構造を有する蛍光ランプにお
いて、ガラス管外側表面に光触媒膜を形成しており、近
接しているガラス管の向かい合った面における光触媒膜
の膜厚を、他の面の光触媒膜より大きくすることによ
り、この部分での光触媒作用を増大させ、脱臭・防汚・
浄化の効果の増大をはかったものである。
【０００７】本発明において、平行配置した発光管の相
互に近接するガラス管の光触媒膜面には、光触媒膜を形
成しているガラス管側と、それに平行・近接しているガ
ラス管側からの両者の紫外線照射が得られる。したがっ
て本発明では上記紫外線照射量増大の効果および光触媒
膜の膜厚増大による効果の両者の効果により、光触媒効
果を極めて大きくすることができる。
互に近接するガラス管の光触媒膜面には、光触媒膜を形
成しているガラス管側と、それに平行・近接しているガ
ラス管側からの両者の紫外線照射が得られる。したがっ
て本発明では上記紫外線照射量増大の効果および光触媒
膜の膜厚増大による効果の両者の効果により、光触媒効
果を極めて大きくすることができる。
【０００８】さらに本発明の光触媒膜付蛍光ランプは、
コンパクト型蛍光ランプだけでなく、２本の環形発光管
を同一平面状に配置・接合した２重環形蛍光ランプにお
いても同様の効果が発揮される。
コンパクト型蛍光ランプだけでなく、２本の環形発光管
を同一平面状に配置・接合した２重環形蛍光ランプにお
いても同様の効果が発揮される。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１に本発明の一実施例である光
触媒膜付蛍光ランプの発光管中央部の断面図を示す。ガ
ラス容器２の内側に蛍光体１が形成されている。また、
光触媒膜３が蛍光ランプガラス容器２の外側表面に形成
されている。上記光触媒膜３は二つの管に挟まれる部分
３ａの膜厚が他の部分よりも厚く形成されている。
触媒膜付蛍光ランプの発光管中央部の断面図を示す。ガ
ラス容器２の内側に蛍光体１が形成されている。また、
光触媒膜３が蛍光ランプガラス容器２の外側表面に形成
されている。上記光触媒膜３は二つの管に挟まれる部分
３ａの膜厚が他の部分よりも厚く形成されている。
【００１０】図２に、図１の光触媒膜付蛍光ランプ（Ｆ
ＰＬ１８Ｗ）の平面図を示す。このランプにおいてガラ
ス容器２は接合部５で接合されている。上記ＦＰＬ１８
Ｗに、酸化チタン微粒子とバインダーを含んだ混合液
を、スプレー塗布にて光触媒膜を形成し、光触媒膜３は
０．３μｍ、光触媒膜３ａ部は０．６μｍとなるように
塗布形成した。
ＰＬ１８Ｗ）の平面図を示す。このランプにおいてガラ
ス容器２は接合部５で接合されている。上記ＦＰＬ１８
Ｗに、酸化チタン微粒子とバインダーを含んだ混合液
を、スプレー塗布にて光触媒膜を形成し、光触媒膜３は
０．３μｍ、光触媒膜３ａ部は０．６μｍとなるように
塗布形成した。
【００１１】図３はこのようにして試作したランプの脱
臭効果を測定した結果である。すなわち、密閉された容
器の中で、上記ランプを点灯してにおい成分としてアル
デヒドにたいする分解性能の測定を行ったところ、従来
の均一膜厚のランプに比較して、アルデヒド残存率が格
段と低まり、高い脱臭効果を有することがわかった。こ
こで、上記膜厚増加による全光束の低下は約３％と、わ
ずかであった。
臭効果を測定した結果である。すなわち、密閉された容
器の中で、上記ランプを点灯してにおい成分としてアル
デヒドにたいする分解性能の測定を行ったところ、従来
の均一膜厚のランプに比較して、アルデヒド残存率が格
段と低まり、高い脱臭効果を有することがわかった。こ
こで、上記膜厚増加による全光束の低下は約３％と、わ
ずかであった。
【００１２】図４には本発明の他の実施例である光触媒
膜付２重環型蛍光ランプの平面図を示す。光触媒膜３
と、３よりも厚い光触媒膜３ａが２重環形蛍光ランプ６
のガラス容器表面に形成されている。また、ガラス容器
は接合部５で接合されている。本構造の蛍光ランプにお
いても、上記実施例と同様の効果が得られた。
膜付２重環型蛍光ランプの平面図を示す。光触媒膜３
と、３よりも厚い光触媒膜３ａが２重環形蛍光ランプ６
のガラス容器表面に形成されている。また、ガラス容器
は接合部５で接合されている。本構造の蛍光ランプにお
いても、上記実施例と同様の効果が得られた。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、コンパクト形蛍光ラン
プ等、平行配置した発光管の相互に近接するガラス管の
対向面に形成する光触媒膜面の膜厚を部分的に厚くする
ことにより、光触媒効果が従来より大きく、光触媒膜に
よる明るさの低下を最小限に抑え、光触媒効果の大きい
光触媒膜付蛍光ランプを提供することができる。
プ等、平行配置した発光管の相互に近接するガラス管の
対向面に形成する光触媒膜面の膜厚を部分的に厚くする
ことにより、光触媒効果が従来より大きく、光触媒膜に
よる明るさの低下を最小限に抑え、光触媒効果の大きい
光触媒膜付蛍光ランプを提供することができる。
【図１】本発明の一実施例である光触媒膜付蛍光ランプ
の中央部断面図。
の中央部断面図。
【図２】本発明の一実施例であるコンパクト形光触媒膜
付蛍光ランプの平面図。
付蛍光ランプの平面図。
【図３】本発明と従来例による光触媒膜付蛍光ランプの
脱臭効果を示す測定図。
脱臭効果を示す測定図。
【図４】本発明の一実施例の２重環形光触媒膜付蛍光ラ
ンプの平面図。
ンプの平面図。
１…蛍光体、２…ガラス管、３…光触媒膜、３ａ…３よ
りも膜厚の大きい光触媒膜、４…・コンパクト形蛍光ラ
ンプ、５…・接合部、６…２重環形蛍光ランプ。
りも膜厚の大きい光触媒膜、４…・コンパクト形蛍光ラ
ンプ、５…・接合部、６…２重環形蛍光ランプ。
Claims (2)
- 【請求項１】発光管を平行配置した構造を有するコンパ
クト形蛍光ランプにおいて、発光管の外側表面に光触媒
膜を形成し、かつ上記平行配置した発光管の相互に近接
するガラス管の向かい合った面の光触媒膜の膜厚が、他
の面の光触媒膜の膜厚より大きいことを特徴とする光触
媒膜付蛍光ランプ。 - 【請求項２】外径の異なる２本の環形発光管を同一平面
状に配置・接合してなる２重環形蛍光ランプとして構成
したことを特徴とする請求項１記載の光触媒膜付蛍光ラ
ンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000352551A JP2002151001A (ja) | 2000-11-15 | 2000-11-15 | 光触媒膜付蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000352551A JP2002151001A (ja) | 2000-11-15 | 2000-11-15 | 光触媒膜付蛍光ランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002151001A true JP2002151001A (ja) | 2002-05-24 |
Family
ID=18825434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000352551A Pending JP2002151001A (ja) | 2000-11-15 | 2000-11-15 | 光触媒膜付蛍光ランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002151001A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005193118A (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | Daiken Kagaku Kogyo Kk | 光触媒性粒子、光触媒性溶液、噴霧器、空気清浄器及び光触媒性基体 |
| CN100419272C (zh) * | 2004-02-13 | 2008-09-17 | 东芝家庭用照明器具株式会社 | 带照明器具的悬吊式电扇 |
| CN103758768A (zh) * | 2014-01-15 | 2014-04-30 | 东莞钜鼎照明有限公司 | 一种多功能风扇灯 |
| JP2016087536A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 國家中山科學研究院 | 光触媒式排気ｖｏｃ処理設備 |
-
2000
- 2000-11-15 JP JP2000352551A patent/JP2002151001A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005193118A (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | Daiken Kagaku Kogyo Kk | 光触媒性粒子、光触媒性溶液、噴霧器、空気清浄器及び光触媒性基体 |
| CN100419272C (zh) * | 2004-02-13 | 2008-09-17 | 东芝家庭用照明器具株式会社 | 带照明器具的悬吊式电扇 |
| CN103758768A (zh) * | 2014-01-15 | 2014-04-30 | 东莞钜鼎照明有限公司 | 一种多功能风扇灯 |
| JP2016087536A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 國家中山科學研究院 | 光触媒式排気ｖｏｃ処理設備 |
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