JP2002150457A - 緊急時情報伝達方法 - Google Patents

緊急時情報伝達方法

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JP2002150457A
JP2002150457A JP2000349319A JP2000349319A JP2002150457A JP 2002150457 A JP2002150457 A JP 2002150457A JP 2000349319 A JP2000349319 A JP 2000349319A JP 2000349319 A JP2000349319 A JP 2000349319A JP 2002150457 A JP2002150457 A JP 2002150457A
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disaster
message
reception
evacuation
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JP2000349319A
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Tatsuya Yamaguchi
達也 山口
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地域住民全員に対して災害時の緊急連絡を行う
場合に必須である以下の問題点を解決するシステムを提
案する。すなわち受信者が移動していた場合、その地域
に最適な避難場所の情報を展開することができない。当
該受信者が受信情報を理解できない母国語で配信される
場合がある。地域住民から発信される情報を、有効に災
害情報として活かすことができない。 【解決手段】災害発生時、地域住民に対して避難情報な
どを配信するシステムにおいて、各地域住民が持つ受信
媒体が受信可能なデータ種別の情報を配信でき、さら
に、受信者側にて受信する母国語を選択することにより
確実に理解のできる情報の配信を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に災害時などの
緊急連絡を目的としたマルチメディア情報配信装置に関
する。不特定多数の地域住民に対し、災害時に必要な情
報を確実に配信することを可能にするシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】緊急時の連絡方法としては、特開平2000
−92203号公報の「音声メッセージ通知システム」で開
示されているものが知られている。
【0003】この技術は、緊急/普通などのメッセージ
の種別を、メッセージ着信端末で識別することができ、
また、メッセージ種別によっては、例えば緊急メッセー
ジの場合など、呼び出しを必要とするメッセージの場合
は、受信端末が前記メッセージに対し応答しないなどの
受信不可の場合などは、受信端末に対し、定期的な発信
動作を行う。これにより、メッセージの配信を確実なも
のとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術は、携帯端末を所持することを前提としており、
以下に示す問題が生じる。
【0005】(1)特定のデータ種別(前記従来技術の
場合は、音声データを前提としている)に限り配信を行
うため、情報を受信する端末の種別が限られる。
【0006】(2)個人情報、例えば、身体的な事情な
どを考慮して、受信端末種別を選択するなどしてからメ
ッセージの配信を行うことができない。
【0007】(3)受信端末が受信できないデータ種別
の情報を配信する場合において、当該受信者が所持す
る、その他の受信可能な端末に対して配信を行わないた
め情報の配信が不可となる。
【0008】(4)受信者が認識できる母国語での情報
配信ができない。
【0009】しかしながら、(1),(2),(3)に
ついては、特開平11−220490号公報に開示されているよ
うにそのデータ種別または、個人持ちの受信端末につい
ての情報から最適と思われる受信端末を選択することで
情報配信可能とすることができる。
【0010】(4)については、特開平11−202885号公
報に開示されているように、個人の認識できる母国語に
翻訳した内容を送信することができる。
【0011】しかしながら、それら全ての技術を用いた
場合でも、地域住民全員に対して災害時の緊急連絡を行
う場合には、以下の点で不十分である。
【0012】・受信者が移動していた場合、その地域に
最適な避難場所の情報を展開することができない。この
ため、たまたまその地域に存在した受信者に対する最適
な避難情報の配信漏れが生じる場合がある。
【0013】・避難情報の言語種別は、各個人情報とし
て登録した言語のみを対象としているため、受信者が仮
に本人以外の場合、当該受信者が受信情報を理解できな
い母国語で配信される場合がある。
【0014】・地域住民から発信される情報を、有効に
災害情報として活かすことができない。例えば、「xx
橋は、落ちていて通れない」、「yy崖が崩れているの
で近寄らないほうが良い」「zzに人が閉じ込められて
いる」などの情報は、災害発生時には、有効な情報であ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の問題点
を鑑みて、災害時の必要情報の連絡といった条件下にお
ける情報配信を可能とする新規な緊急時情報伝達システ
ムの提供を行う。
【0016】図1に、システムの全体構成を示す。
【0017】災害情報発信者が、防災センタシステムの
特定のアドレスを持つメールサーバに対して、災害発生
イベント情報を送信する。前記情報は、災害発生の事実
を地域住民に配信することを第一の目的とし、防災セン
タシステムが当該災害情報を受信すると、前記情報か
ら、災害地域を特定することにより、必要な避難情報を
避難情報DBから取得し、避難を必要とする地域住民の
情報配信先(tel番号、メールアドレス)を、地域住
民情報DBから特定し、受信媒体管理テーブルを作成す
る。この際、地域住民情報DBには個人の所持する受信
媒体のアドレスが格納されており、前記アドレスをもつ
通信媒体に合わせて、各メールアダプタ、携帯アダプ
タ、FAXアダプタなどが送信を行う。各アダプタの主
な動作としては、避難情報のデータを、既存の公知技術
により、各受信媒体が受信できるデータ形式に変換す
る。さらに、送信不可の場合には、当該受信媒体に対
し、緊急情報の送信を繰り返し行うなどの動作をする。
また、携帯電話など受信者が移動する媒体の場合は、自
動音声連絡によるガイダンスの連絡により、災害発生の
事実と避難情報の配信が行われる事実を伝え、受信者の
電話操作により、配信する言語種別を選択し、受信者の
理解できうる言語の情報の配信を行う。この場合、前記
ガイダンスは、複数言語に渡り順々に送信する。前記ガ
イダンスは、“災害情報あり”もしくは、“避難情報あ
り”などの短いコンテンツにて、なるべく母国語以外の
言語でも早く理解ができるような短い形式の情報とす
る。これにより、受信者は災害発生の事実の情報を得る
ことができる。
【0018】前記ガイダンスが送信不可の場合は、ガイ
ダンスの送信が成功するまで繰り返し送信処理を行う。
【0019】ただし、送信先媒体がFAX、メールなど
リアルタイムに受信ができない受信媒体である場合は、
携帯電話、Telの場合とは違って、最適な言語にて情
報を受信するまでに時間がかかるため、あらかじめ複数
言語に翻訳された避難情報マージして、複数言語にわた
る情報全てを送信するようにする。
【0020】さらに、前記受信者が移動している場合
は、当該地域における最適な避難場所を連絡するため
に、前記受信者の携帯端末に対して、携帯アダプタから
受信端末に対して連絡を行った際に、既存技術を利用し
た位置情報特定プログラムにて受信者の位置情報を得
る。これにより、受信者に最適な避難場所の連絡を行う
ことを可能とする。
【0021】また、前記各アダプタは、送受信を可能と
することで、受信者からの情報提供を受付け、さらに既
存技術により当該情報の自動翻訳を行い、災害情報メー
ル送信者へ、前記情報を転送する。前記情報を受付けた
災害情報メール送信者側は、情報の確認または、送信の
要否の判断を行ったのち、前記情報が必要と思われる地
域住民に対し、再度前記情報を送信する。この際、受信
者側が、電話操作により、希望する言語を選択すること
により、確実に理解のできる情報を配信し、地域住民か
ら発信される情報を有効に活用することを可能とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0023】図1は、本発明による緊急情報配信装置の
全体図である。
【0024】防災センタシステム1と位置付けられたシ
ステムは、緊急災害時にしかるべき判断の下せる災害情
報メール送信者2から発信される災害発生情報などの緊
急情報を受け付けるメールサーバ3、前記緊急情報の着
信の監視と、緊急連絡フロー制御プログラム9のプロセ
ス生成を行うイベント受付プログラム5、災害発生ごと
に生成する前記緊急連絡フロー制御プログラム5のオブ
ジェクトリファレンスを管理するための災害イベント管
理テーブル24。さらに緊急情報連絡を行うため、各ア
ダプタプロセスの生成、受信媒体管理テーブル作成を行
うための緊急連絡フロー制御プロセス9、さらに情報配
信先を管理する地域住民情報DB10をもち、各受信媒
体が受信できる形式にデータを変換し当該情報を送信す
る、携帯アダプタ12、FAXアダプタ13、TELア
ダプタ14などから構成されている。
【0025】また、さらに、携帯など移動体通信媒体に
対し、受信者の位置を特定するための位置情報特定プロ
グラム11、受信者から得られた情報を災害情報メール
送信者2が配信要と判断した際に、前記情報の送受信を
行う際に、前記情報を自動翻訳するための自動翻訳プロ
グラム23、それぞれの地域毎に避難情報などを格納し
ている避難情報DB6を持つ。
【0026】図2は、本発明の防災センタシステム1に
おいて、内部処理プロセス間または、各送受信媒体と防
災センタシステム1間にてやりとりされるメッセージを
示したものである。
【0027】本発明のシステムにて使用するメッセージ
は、大きく以下の4種類のメッセージである。
【0028】災害発生イベントメッセージ34 ユーザ情報配信メッセージ200 ユーザ情報受信メッセージ201 運用メッセージ202 の災害発生イベントメッセージ34は、主に災害発生
と災害情報メール送信者2が判断した場合に、急きょ地
域住民に対し災害発生の事実の情報配信を行うことを目
的とするメッセージである。
【0029】メッセージ種別36は、前記〜種のメ
ッセージの区別をするためのコードであり、おもに前記
各プロセスにて、受信メッセージごとに処理分岐をさせ
るためのものである。
【0030】災害コード30は、地震、火事などそれぞ
れの災害種別によりあらかじめ決められているもととす
る。災害発生イベントコード35は、各災害発生時の情
報配信の処理毎に作成される各処理オブジェクトを同一
要件の場合は同一の各処理オブジェクトを使用するた
め、前記災害イベント管理テーブル24にて管理される
ものである。災害発生地区コード31は、災害発生の中
心地区を示すコードが格納されている。
【0031】避難要地区数32は、避難要地区の数を示
し、避難要地区コード33の数と等価である。避難要地
区コード33は、あらかじめ地域の地理情報に併せて決
められているものとする。
【0032】このメッセージは災害情報メール送信者
が、きめられたフォーマットに従って情報を記述し、送
信するものとする。
【0033】のユーザ情報配信メッセージ200は、
災害情報メール送信者2が、地域住民から得た災害情報
を、配信要と判断した場合に必要と思われる情報を配信
することを目的とするメッセージである。メッセージ種
別36、災害イベント受付コード35は、前記災害発生
イベントメッセージ34と同一のコード体系を持つ。デ
ータの数37は、本メッセージにて、配信するデータ数
を示し、データ種別コード38は、音声、画像、文字な
どのデータ種別毎に持つものとし、各データ39のデー
タ種別を示す。これにより、各アダプタが自身の送信媒
体にて送信可能なデータか否かを判断することができ
る。このメッセージは、災害情報メール送信者が、決め
られたフォームに従って情報を記述し、送信するものと
する。
【0034】のユーザ情報受信メッセージ201は、
地域住民が防災センタシステム1に災害情報の情報提供
を行う場合に使用するメッセージである。メッセージ種
別36、災害イベント受付コード35、データ種別コー
ド38は、前記ユーザ情報配信メッセージ200と同一
のコード体系をもつ。また使用言語コード203は、添
付されたデータ39の使用言語を特定するものである。
これらのコードは、前記各アダプタの処理にて情報受信
時に本メッセージを作成する際に格納するものとする。
【0035】運用メッセージ202は、主に災害が沈
静化した際に、前記各プロセスに終了処理などを行わせ
ることを目的としたメッセージである。メッセージ種別
36、災害イベント受付コード35は前記 災害発生イ
ベントメッセージ34などと同一のコード体系を持つ。
運用コード204は、防災センタシステム1にて稼動す
る各処理プロセスに行わせたい運用処理毎にもつコード
であり、前記各プロセスは、前記コードから自身の運用
処理を判断することができる。
【0036】図6の災害イベント管理テーブル24は、
各災害の事象毎に生成する緊急連絡フロー制御プログラ
ム9を、前記災害事象ごとに特定するための情報を管理
するテーブルである。災害イベント受付コード35は、
災害発生イベントメッセージ34と同一のコード体系を
持ち、前記メッセージから得られるものであり、緊急連
絡フロー制御プログラムオブジェクトリファレンス25
0は、イベント受付プログラム5が、前記プログラムの
オブジェクトを生成した際に得られるもので、前記災害
イベント受付コード35と一対になった管理される。イ
ベント受付プログラム5は、災害情報メール送信者2か
ら、前記各メッセージを受付けた場合にどの緊急連絡フ
ロー制御プログラムのオブジェクトにメッセージを渡す
かの判断を前記災害イベント管理テーブル24を参照す
ることで得られる。
【0037】図7は、災害情報から避難が必要な地域住
民への情報配信先を管理する地域住民情報DB10のテ
ーブルフォーマットを示す。
【0038】地区コード40は、図2に示した災害情報
メッセージ34における災害発生地区コード31は、避
難要地区コード33と同一のコード体系を持つ。さら
に、地区コード40に属する地域住民毎に区分けし、そ
れぞれが持つ受信媒体を、受信媒体種別42とそれに対
応した受信端末アドレス43が格納されている。地域住
民情報DB10を元に、各アダプタが参照する受信媒体
管理テーブル22を、緊急連絡フロー制御プログラム9
が作成する。
【0039】図4は、災害時、避難情報として配信する
情報を格納している避難情報DB6のテーブルフォーマ
ットを示す。
【0040】各地区コード40は、前記地域住民情報D
B10に示した地区コード40と同一のコード体系を持
つ。さらに、データ種別50は、画像、音声、文字列な
どのデータ種別毎に決められており、それぞれデータが
格納されている。
【0041】避難情報51は、“英語”、“日本語”な
どのそれぞれの言語に翻訳されたデータが格納されてい
る。これにより、受信者の認識できる言語での情報配信
が可能となる。複数言語にて格納されているデータ種別
は、音声、文字列などが対象となる。また、災害の種別
毎に適切な避難情報などの配信ができるように災害発生
イベントメッセージ34と同一のコード体系を持つ災害
コード30ごとに、避難情報51は区分けされて格納さ
れている。各アダプタは、前記災害コード30から、お
のおのの災害の種別に併せた適切な避難情報51を配信
することができる。
【0042】図9に、緊急連絡フロー制御プログラム9
が生成する受信媒体管理テーブルのテーブルフォーマッ
トを示す。地区コード40は、前記地域住民DB10に
示した地区コード40と同一のコード体系をもつ。さら
に受信媒体種別42は、前記地域住民DB10に示した
受信媒体種別42コードと同一のコード体系をもつ。
【0043】図10に、イベント受付プログラム5の処
理の流れ図を示す。
【0044】災害発生イベントメッセージ34などのメ
ッセージが送信されてきた場合、各メッセージに格納さ
れている災害イベント受付コード35が、既に受付られ
たものであるかを判断(72)し、未受信の情報なら
ば、緊急連絡フロー制御プログラム71の処理オブジェ
クトを生成し(71)、さらに受信したメッセージを生
成した前記処理オブジェクトに渡す(73)。次に災害
イベント管理テーブル24に生成した前記オブジェクト
のオブジェクトリファレンスと災害イベント受付コード
35を登録し(74)、発生した災害ごとの処理の管理
を行うことを可能にする。ステップ72にて既に災害イ
ベント受付コード35が受付済みならば、前記テーブル
から得られる情報より、受け付けたメッセージを既存の
処理オブジェクトに渡すのみ(75)となる。
【0045】図11、図12に、前記イベント受付プロ
グラム5が作成する緊急連絡フロー制御プログラム9の
処理の流れ図を示す。
【0046】受信したメッセージの種別を判定し(8
6)、各メッセージ要件ごとの処理へと振り分ける。
【0047】災害発生イベントメッセージ34をイベン
ト受付プログラム5から受信した場合は、受信媒体管理
テーブル22を作成し(80,81,82)、情報の送
受信を、各受信媒体ごとに可能とするアダプタプロセス
オブジェクトを生成(83)し、受信した前記災害発生
イベントプログラム34を各アダプタプロセスオブジェ
クトへ渡し(84)、再度メッセージ受信待ち状態85
へ戻る。
【0048】ユーザ情報配信メッセージ200をイベン
ト受付プログラム5から受信した場合は、受信した前記
ユーザ情報配信メッセージ200を前記各アダプタプロ
セスオブジェクトへ渡し(220)、再度メッセージ受
信待ち状態85へ戻る。
【0049】ユーザ情報受信メッセージ201を、各ア
ダプタから受信した場合は、メールサーバへ前記ユーザ
情報受信メッセージ201をメールサーバ3へ渡し(2
21)、再度メッセージ受信待ち状態85へ戻る。
【0050】運用メッセージ202をイベント受付プロ
グラム5から受信した場合は、その運用要件を判断(8
7)し(この場合は、停止要求か否かを判断してい
る)、停止要求の場合は、運用メッセージ202を当該
緊急連絡フロー制御プログラム9が生成した各アダプタ
に渡し(210)、自身の停止処理を行いオブジェクト
の消滅が行われる。
【0051】図13、図14、図15に、メールアダプ
タ14、FAXアダプタ15のように、受信媒体と非同
期に情報配信を行うアダプタの処理のながれを示す。受
信したメッセージの種別を判定し231、各メッセージ
要件ごとの処理へと振り分ける。
【0052】災害発生イベントメッセージ34を緊急連
絡フロー制御プログラム9から受信した場合は、受信媒
体管理テーブル22を読み込み(90)、当該アダプタ
にて送信可能な受信媒体種別42を選択し(92)、送
信処理部分のプロセスを生成する(93)。これによ
り、送信処理において、受信媒体に対するリトライ処理
のより他の送信処理が行えないことを避ける。前期処理
を送信対象地区がなくなるまで繰り返す(91)。
【0053】前記処理にて生成された送信処理を行うプ
ロセスの処理では、当該アダプタにて送信可能なデータ
を地区コード40に合致する情報を避難情報DB6から
選択する(94)。選択の際には、非同期に通信を行う
ため、複数の言語にわたる情報を全てマージし(9
5)、送信対象データとする。さらに、FAXアダプタ
であれば、文字情報と、画像情報をイメージ変換するこ
とにより送信する(96)。メールアダプタであれば、
音声、画像、文字全てを送信することが可能である。こ
の際、送信エラーとなった場合(97)は、繰り返し当
該データの送信を試みる。
【0054】ユーザ情報配信メッセージ200を緊急連
絡フロー制御プログラム9から受信した場合は、翻訳可
能なデータを既存技術による自動翻訳プログラム23に
より複数言語において翻訳し(240)、前記災害発生
イベントメッセージ34での処理の同様の送信処理を行
う(90,91,92,93,94,95,96,9
7)。
【0055】ユーザ情報受信メッセージ201の受信
は、既存の受信媒体からデータ受信のイベントを得る
(236)と、得られたデータを解析するため、受信プ
ロセスを生成(235)し、翻訳可能データ種別である
かを判断(241)し、翻訳可能であるならば、そのデ
ータに、使用言語コード203が記述されてあるかを判
断(242)し、前記使用言語コード203があるなら
ば、受信したデータを前記自動翻訳プログラムに、災害
情報メール送信者2が理解できる、あらかじめきめられ
た言語への翻訳を行い(243)、自身を生成した緊急
連絡フロー制御プログラムオブジェクトへユーザ情報受
信メッセージ201を作成したのち渡す(244)。翻
訳不可なデータまたは、使用言語コード203が不明の
場合は、当該データはそのまま災害情報メール送信者2
への判断にゆだねるため、前記メッセージフォーマット
を作成したのち、未翻訳または受信データをそのまま前
記緊急連絡フロー制御プログラム9へ渡す(244)。
【0056】運用メッセージ202を緊急連絡フロー制
御プログラム9より受信した場合は、その運用要件を判
断(232)し(この場合は、停止要求か否かを判断し
ている)、停止要求の場合は、自身の停止処理を行いオ
ブジェクトの消滅が行われる。
【0057】図11,16,17,18,19にTEL
アダプタ12、携帯アダプタ13のように受信媒体と同
期通信にて情報配信を行うアダプタの処理のながれを示
す。
【0058】受信したメッセージの種別を判定し、各メ
ッセージ要件ごとの処理へと振り分ける(261,26
2)。
【0059】災害発生イベントメッセージ34を緊急連
絡フロー制御プログラム9から受信した場合は、受信媒
体管理テーブル22を読み込み(90)、当該アダプタ
にて送信可能な受信媒体種別42を選択し(92)、送
信処理部分のプロセスを生成する(93)。これによ
り、送信処理において、受信媒体に対するリトライ処理
のより他の送信処理が行えないことを避ける。前期処理
を送信対象地区がなくなるまで繰り返す(91)。
【0060】前記処理にて生成されて送信処理を行うプ
ロセスの処理では、前述した、ガイダンスを複数言語に
渡り、あらかじめ送信する(100)。この場合、受信
媒体から言語選択が行われなかった場合は、送信失敗と
判断し、繰り返し当該受信媒体に対し送信成功となるま
で(“#1”、“#2”などガイダンスの操作情報に従
って選択行為が行われ、言語選択が行われた場合に送信
成功と判断する)繰り返し、ガイダンスを送信する。こ
のため、受信媒体側が留守番電話などに切り替わり、言
語選択が行われず、回線接続が切れた場合なども、送信
失敗と判断される。
【0061】ガイダンス送信により、言語選択が受信者
に行われ、送信成功となった場合には、回線接続された
際に既存技術による位置情報取得が行われ(102)、
該当する地区を確定し、該当する地区の送信可能データ
を避難情報DB6から、選択された母国語のデータを選
択し、前記データを受信媒体に対して送信する(10
3)。これにより、受信者が移動していた場合にも的確
な避難情報を配信することを可能とする。
【0062】ユーザ情報配信メッセージ200を緊急連
絡フロー制御プログラム9から受信した場合は、翻訳可
能なデータを既存技術による自動翻訳プログラム23に
より複数言語において翻訳し(267)、送信先の選択
処理については、前記災害発生イベントメッセージ34
受信時の処理と同様に行い(263,264,265,
272)、生成した送信プロセスの処理にて、受信者
は、音声ガイダンスによる操作案内にて、電話操作によ
る情報受信における使用言語の特定を行う(274)。
その後、選択された母国語に翻訳されている267デー
タの配信を行う。以上の処理により受信者は最適な言語
でのデータの受信を可能とする。
【0063】ユーザ情報受信メッセージ201の受信
は、既存の受信媒体からデータ受信のイベントを得る
(261)と、受信するデータを受信/解析するため、
受信プロセスを生成(275)し、音声ガイダンスによ
る総裁案内にて、電話操作による情報提供時に使用する
使用言語の特定を行ない、前記ユーザ情報受信メッセー
ジ201における、使用言語コード203を決定する
(268)。その後データを蓄積したのち(269)、
当該データを前記自動翻訳プログラムにより、決定した
使用言語から災害情報メール送信者2が理解できる言語
へと翻訳し(270)、前記ユーザ情報受信メッセージ
201を作成し、緊急連絡フロー制御プログラムへメッ
セージを渡す(271)。
【0064】運用メッセージ202を緊急連絡フロー制
御プログラム9より受信した場合は、その運用要件を判
断(232)し(この場合は、停止要求か否かを判断し
ている)、停止要求の場合は、自身の停止処理を行いオ
ブジェクトの消滅が行われる。
【0065】さらに、本発明における防災センタシステ
ム1における災害情報メール送信者2がメッセージ送受
信する媒体は、メールシステムを前提とするものではな
く、前述したような各メッセージの内容を持つものを送
受信できるようなものであればよい。
【0066】さらに、前記災害発生イベントメッセージ
34は、災害発生時に防災センタシステムの避難情報D
B6に格納されたデータを配信することを目的としたも
のであるが、提供情報の作成を災害情報メール送信者2
が行ない、当該データを前記メッセージに添付して送信
することにより避難情報の配信しても構わない。
【0067】本発明は、実施例における前記システムを
構成する各処理プロセス間のやり取りのために、COR
BAあるいは他の適切な仕様で定義されたものを使用し
ているが、これは、前記各処理プロセスがそれぞれ異機
種上にて稼動することを想定しているためである。従来
の同種計算環境においてはRPC機構などを選択するこ
とにより、前記各処理プロセス間の連携/連動は可能で
あるが、むしろ今日では、異質システムが一般的であ
り、その場合、単一のRPC機構は、前記各処理プロセ
スの相互処理可能性に対する制限となる。したがって、
理想的なのは、RPC機構に係わらず、前記各処理プロ
セスが、いずれの機種のサービスでも使用可能となるこ
とである。さらには、災害発生のイベント毎に前記各処
理プロセスを生成、また前記イベントに対応するプロセ
スに対して処理を行わせるようしている。このため、本
発明の実施例においては、説明のために主に、本発明を
実現するために適しているCORBAなどの分散オブジ
ェクトシステムのアーキテクチャを元に示している。
【0068】
【発明の効果】本発明により、災害時の緊急情報配信時
には、当該情報の言語を、受信者が選択することを可能
とすることにより、受信者が認識できる母国語での情報
の受信が可能となり、情報のより確実な配信が可能とな
る。
【0069】また、受信者が移動していた場合、その位
置に最適な緊急情報を配信することができ、災害時など
においる、最適・適切な避難情報などの配信が可能とな
る。
【0070】さらには、地域住民からの情報を有効に活
用することが可能となる。例えば、「xx橋が、落ちて
いて通れない」、「yy崖が崩れているので近寄らない
ほうが良い」などの情報は、災害発生時には、有効な情
報である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防災センタシステム1の構成を示すブ
ロック図。
【図2】災害情報メール送信者2が送信する災害情報の
メッセージフォーマットを示す図。
【図3】地域住民から得られた情報をもとに、災害情報
メール送信者2が送信要と判断した情報を送信する場合
のメッセージフォーマットを示す図。
【図4】地域住民が防災センタシステム1に情報提供を
行った場合、各受信アダプタが受信したデータを災害情
報メール送信者2に渡す場合に作成するメッセージフォ
ーマットを示す図。
【図5】防災センタシステム1の各処理プロセスの運用
処理を行う場合に使用する運用メッセージのメッセージ
フォーマットを示す図。
【図6】災害発生のイベントごとに作成される緊急連絡
フロー制御プログラムと災害発生イベントとの相関関係
をもつテーブルフォーマットを示す図。
【図7】本発明の防災センタシステム1がもつ地域住民
情報DB6のテーブルフォーマットを示す図。
【図8】本発明の防災センタシステム1がもつ、各地区
毎に必要な避難情報を格納する避難情報DB10のテー
ブルフォーマットを示す図。
【図9】本発明における緊急連絡フロー制御プログラム
9が、災害情報発信イベントごとに作成する受信媒体管
理テーブル22のテーブルフォーマットを示す図。
【図10】本発明におけるイベント受付プログラム5の
処理の流れ図。
【図11】本発明における緊急連絡フロー制御プログラ
ム9の処理の流れ図。
【図12】本発明における緊急連絡フロー制御プログラ
ム9の処理の流れ図。
【図13】本発明における、FAXアダプタ15、メー
ルアダプタ16などの情報送信の際の処理の流れ図。
【図14】本発明における、FAXアダプタ15、メー
ルアダプタ16などの情報送信の際の処理の流れ図。
【図15】本発明における、FAXアダプタ15、メー
ルアダプタ16などの情報送信の際の処理の流れ図。
【図16】本発明における、TELアダプタ12、携帯
アダプタ13などの情報送信の際の処理の流れ図。
【図17】本発明における、TELアダプタ12、携帯
アダプタ13などの情報送信の際の処理の流れ図。
【図18】本発明における、TELアダプタ12、携帯
アダプタ13などの情報送信の際の処理の流れ図。
【図19】本発明における、TELアダプタ12、携帯
アダプタ13などの情報送信の際の処理の流れ図。
【符号の説明】
1…防災センタシステム、2…災害情報メール送信者、
3…メールサーバ、4…緊急情報用メールボックス、5
…イベント受付プログラム、6…避難情報DB、9…緊
急連絡フロー制御プルグラム、10…地域住民情報D
B、11…位置情報特定プログラム、12…TELアダ
プタ、13…携帯アダプタ、14…メールアダプタ、1
5…FAXアダプタ、17…放送局、18…FAX、1
9…PC、20…携帯電話、21…TEL、22…受信
媒体管理テーブル、23…自動翻訳プログラム、24…
災害イベント管理テーブル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 災害発生時、地域住民に対して避難情報
    などを配信するシステムにおいて、各地域住民が持つ受
    信媒体が受信可能なデータ種別の情報を配信でき、さら
    に、受信者側にて受信する母国語を選択することにより
    確実に理解のできる情報の配信を可能とすることを特徴
    とする災害情報配信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に加え、携帯端末など受信者が
    移動している場合に、当該受信者が、地理的に最適な避
    難場所を得るために、配信するべき最適な避難情報を、
    受信者の位置を特定することにより可能とすることを特
    徴とする災害情報配信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または、請求項2に加え、避難
    情報配信処理において、受信媒体が受信可能となるま
    で、情報配信処理を繰り返し行い、確実な情報配信を可
    能とすることを特徴とする災害情報配信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または、請求項2、請求項3に
    加え、地域住民から提供される情報を有効に活用するた
    め、データの送受信を可能とし、地域住民から寄せられ
    た情報を一旦、しかるべき判断のできる避難情報提供者
    側へ返し、再度避難情報提供者が地域住民に前記情報の
    情報配信を可能とすることを特徴とする災害情報配信シ
    ステム。
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