JP2002150412A - 自動販売機および自動販売機の商品載置台 - Google Patents

自動販売機および自動販売機の商品載置台

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JP2002150412A
JP2002150412A JP2000344575A JP2000344575A JP2002150412A JP 2002150412 A JP2002150412 A JP 2002150412A JP 2000344575 A JP2000344575 A JP 2000344575A JP 2000344575 A JP2000344575 A JP 2000344575A JP 2002150412 A JP2002150412 A JP 2002150412A
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JP
Japan
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product
drive shaft
mounting table
shaft
vending machine
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Application number
JP2000344575A
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English (en)
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Tatsuo Kimura
達夫 木村
Yoshiaki Yamazaki
芳昭 山▼ざき▲
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の形状の商品に対応することができ、変
更設定が容易な商品載置台、および、この商品載置台を
用いた自動販売機を提供する。 【解決手段】 商品搬出装置6の動力出力部材と商品載
置台10の動力入力部材16とを係合させて商品搬出装
置6から商品載置台10へ動力を伝達し、商品載置台1
0から商品搬出装置6に商品を載せ変える自動販売機1
において、商品載置台10は駆動軸50を有した主ロー
ラ11を含む複数のローラに、コンベアベルト13を懸
架したコンベア装置で構成されており、駆動軸50の一
端には、動力入力部材16または隣接する商品載置台1
0の駆動軸50の他端のいずれか一方と選択的に係合可
能な係合部を設け、駆動軸50の他端には、駆動軸50
の一端に設けられた係合部と係合可能な被係合部を設け
た構成とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機に係
り、特に、缶入り飲料、カップ麺、ペットボトル飲料等
の食品の他、煙草、電池、衛生用品等の多種多様な商品
を無人販売する自動販売機として好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】旧来の自動販売機は、飲料や煙草等の単
一の種類の商品を販売するものであった。則ち、従来の
自動販売機では、ジュース、コーヒ、ビールといった飲
料を販売する自動販売機と、セブンスター、ホープ、ピ
ース(いずれも登録商標)といった煙草を販売する自動
販売機は別々のものであった。これは、従来の自動販売
機が、商品毎に設けられた搬送路を開閉制御して特定の
商品を搬送路を介して商品取り出し口に搬出する構造と
されていたことに起因する。則ち、形状の大きい商品に
ついては、搬送路を大きくする必要が生じ、このために
自動販売機自体が大型化して多数の商品を扱うことが困
難であった。ところで、近年、「無人コンビニ」と称さ
れる店舗形態が提案されている。「無人コンビニ」と称
される店舗形態は、駅コンコースの一部や店舗の一角を
使用し、通常のコンビニエンスストアが取り扱う品数に
匹敵する多数の品数の商品を自動販売機で販売するもの
である。
【0003】そのため「無人コンビニ」と称される店舗
形態に、従来のような単一の商品を販売する自動販売機
を設置すると、夥しい数の自動販売機が必要となる。そ
こで、本体内に商品収納棚を設け、X−Y搬送装置によ
って、所定の商品収納棚から希望する商品を運び出し、
商品取り出し口から商品を受け取る構造の自動販売機が
提案されている。また商品収納棚に設けられた商品載置
台からX−Y搬送装置側に商品を移送する装置の構成と
して、X−Y搬送装置側から、商品載置台側に動力を伝
達し、その動力をもって商品載置台の移送機能を動作さ
せる構成が知られている。すなわちX−Y搬送装置側に
動力出力歯車を設け、商品載置台側に動力入力歯車を設
け、X−Y搬送装置を所定の位置に移動させて動力出力
歯車と動力入力歯車を係合し、X−Y搬送装置側の動力
源をもって商品載置台側の移送機能を動作させるもので
ある。則ち、X−Y搬送装置を使用した自動販売機は、
構造が簡略化され格段に多品種の商品を販売することが
でき、「無人コンビニ」と称される店舗形態に合致した
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多品種
の販売に伴って、例えば、紙パック飲料、ペットボトル
飲料、カップラーメン、パン、箱入りのお菓子、弁当、
サンドイッチなど品種の形態が大小様々になる。従っ
て、同一スペースにより多くの商品を陳列して販売させ
るには、商品載置台の幅を商品形状に合わせて様々に変
化させなければならない。ところが、従来の自動販売機
では商品載置台の幅を変えることが難しく作業性が悪か
った。また、多数の幅に対応するためにサイズの異なる
多くの部材を用意しなければならず、製造や管理に手間
が掛かりコストの増加を招いていた。
【0005】そこで本発明は、従来技術の上記した問題
点に注目し、共通化した部品を用いることによって多種
多様の形状を有する商品に対応することができ、しか
も、設置場所で容易に変更設定できる自動販売機を提供
することを目的とする。また、同時に提案される本発明
は、このような多種の商品形状に容易に対応することの
できる商品載置台を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に提案される本発明は、商品取り出し口を有した本体箱
と、本体箱の中に配されて複数の商品を所定の位置に収
容する商品収納棚と、前記商品収納棚に設けた商品載置
台と、商品載置台の近傍へ移動可能に商品収納棚の近傍
に配置されて特定の商品を商品取り出し口へ搬出する商
品搬出装置とを備え、前記商品搬出装置は動力源から動
力を受けて回転する動力出力部材を有し、前記商品載置
台は前記動力出力部材と係合して駆動力を受ける動力入
力部材を有しており、商品搬出装置を所定の商品載置台
の近傍に移動させ、商品搬出装置の動力出力部材と商品
載置台の動力入力部材とを係合させて商品搬出装置から
商品載置台へ動力を伝達して、商品載置台から商品搬出
装置に商品を移送して載せ変えるようにされており、前
記商品載置台は、駆動軸を有した主ローラを含む複数の
ローラに、コンベアベルトを懸架したコンベア装置で構
成され、前記駆動軸の一端には、前記動力入力部材また
は隣接する商品載置台の駆動軸の他端のいずれか一方と
選択的に係合可能な係合部を設けると共に、前記駆動軸
の他端には、駆動軸の一端に設けられた前記係合部と係
合可能な被係合部を設けた構成としている。この自動販
売機によれば、商品載置台は動力入力部材に伝達される
駆動力によって単独駆動されたり、或いは、隣接する商
品載置台から伝達される駆動力によって連動駆動させる
ことができる。則ち、2つの商品載置台を連動駆動させ
る場合は、単独駆動させる場合に比べて略2倍の幅や長
さを有する商品に対応することができ、更に、3つ以上
の商品載置台を連動させて更に大きい商品に対応するこ
とも可能となる。
【0007】また、同時に提案される本発明は、自動販
売機内に陳列された商品を商品搬出路または商品搬出装
置に移送させる自動販売機の商品載置台であって、前記
商品載置台は、駆動軸を有した主ローラを含む複数のロ
ーラに、コンベアベルトを懸架したコンベア装置で構成
されており、前記駆動軸の一端には、動力源から駆動力
を受ける動力入力部材または隣接する商品載置台の駆動
軸の他端のいずれか一方と選択的に係合可能な係合部を
設け、前記駆動軸の他端には、駆動軸の一端に設けられ
た前記係合部と係合可能な被係合部を設けた構成として
いる。
【0008】更に、同時に提案される本発明は、自動販
売機内に陳列された商品を商品搬出路または商品搬出装
置に移送させる自動販売機の商品載置台であって、前記
商品載置台は、主ローラを含む複数のローラに、コンベ
アベルトを懸架したコンベア装置で構成されており、前
記ローラは、円柱状の同一形状を有する複数のプーリを
相互に一体的に接続して形成される構成としている。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の本発明は、商品
取り出し口を有した本体箱と、本体箱の中に配されて複
数の商品を所定の位置に収容する商品収納棚と、前記商
品収納棚に設けた商品載置台と、商品載置台の近傍へ移
動可能に商品収納棚の近傍に配置されて特定の商品を商
品取り出し口へ搬出する商品搬出装置とを備え、商品搬
出装置は動力源から動力を受けて回転する動力出力部材
を有し、商品載置台は動力出力部材と係合して駆動力を
受ける動力入力部材を有しており、商品搬出装置を所定
の商品載置台の近傍に移動させ、商品搬出装置の動力出
力部材と商品載置台の動力入力部材とを係合させて商品
搬出装置から商品載置台へ動力を伝達して、商品載置台
から商品搬出装置に商品を移送して載せ変えるようにし
た自動販売機において、商品載置台は、駆動軸を有した
主ローラ(駆動ローラ)を含む複数のローラに、コンベ
アベルトを懸架したコンベア装置で構成されており、駆
動軸の一端には、動力入力部材または隣接する商品載置
台の駆動軸の他端のいずれか一方と選択的に係合可能な
係合部を設けると共に、駆動軸の他端には、駆動軸の一
端に設けられた係合部と係合可能な被係合部を設ける構
成とされている。
【0010】この自動販売機によれば、駆動軸の係合部
に動力入力部材を係合させると、駆動軸は動力入力部材
から駆動力を受けてローラを駆動する。則ち、商品載置
台毎に自らの動力入力部材によって駆動されて単独に商
品移送を行うことができる。一方、駆動軸の係合部を隣
接する商品載置台の駆動軸の被係合部に係合させると、
駆動軸は隣接する商品載置台から駆動力を受けてローラ
を駆動する。則ち、隣接する商品載置台を駆動元として
連動移送が行われる。この連動移送が行われる商品載置
台の駆動軸の被係合部に、更に、隣接する商品載置台の
駆動軸の係合部を係合させることにより、駆動元の商品
載置台によって2以上の隣接する商品載置台を連動移送
させることも可能である。言い換えれば、この自動販売
機によれば、陳列する商品が商品載置台のコンベアベル
トからはみ出すような場合でも、幅の広いコンベアベル
トを有した商品載置台を設ける必要がない。則ち、商品
形状に応じた複数の商品載置台を連動駆動させ、連動駆
動されるコンベアベルトを跨ぐように商品を載せて移送
させることにより、あたかも、幅の広いコンベアベルト
で移送させた場合と同一の機能を持たせることが可能と
なる。前記動力入力部材および前記動力出力部材は、歯
車を用いて形成することができる。則ち、商品搬出装置
側に設けた動力出力歯車と商品載置台側に設けた動力入
力部材とを係合させることによって商品載置台側に駆動
力を伝達できる。
【0011】請求項2に記載の本発明は、商品載置台の
駆動軸は、駆動軸本体と前記駆動軸本体に対して突出、
退入可能に、且つ、軸回転方向へ係止された摺動軸とを
備えており、前記摺動軸の突出端には前記係合部を設け
ると共に、前記摺動軸は駆動軸本体との間に介装された
付勢部材によって駆動軸本体から突出する方向へ付勢さ
れる構成とされている。この構成によれば、駆動軸本体
に対して摺動軸は伸縮自在に突出、退入する。これによ
り、隣接する商品載置台同士の間隔が異なる場合でも、
摺動軸を伸縮させ、前記摺動軸の係合部を隣接する駆動
軸本体の被係合部に係合させて駆動力を伝達させること
ができる。また、付勢部材によって摺動軸が突出方向、
則ち、隣接する駆動軸本体側に付勢されるので、摺動軸
の係合部が隣接する駆動軸本体の被係合部へ押圧され
る。これにより、隣接する駆動軸を連動動作させている
ときに摺動軸が退入して係合が解除されるような不具合
が生じない。一方、駆動軸(摺動軸)の係合部に動力入
力部材を係合させると、動力入力部材の駆動力が摺動軸
を介して駆動軸本体に伝達されてローラの駆動が行われ
る。この場合、摺動軸が突出方向へ付勢されているの
で、動力入力部材が隣接する商品載置台の駆動軸本体に
当接する場合も生じるが、動力入力部材は隣接する駆動
軸本体の被係合部と係合しないので、駆動力の伝達は行
われない。尚、動力入力部材が隣接する駆動軸と接触す
ることを防止する仕切板などを設けても良い。
【0012】また、請求項3に記載の本発明は、駆動軸
本体には係止部が設けられる一方、摺動軸の対応した位
置には被係止部が設けられており、摺動軸の被係止部を
駆動軸本体の係止部で係止させることにより、駆動軸本
体からの摺動軸の最大突出長さを規制する構成とするこ
とができる。この構成によれば、摺動軸は駆動軸本体か
ら所定長さだけ突出した状態で係止されるので、摺動軸
を駆動軸本体に向けて押圧するように自在に縮ませるこ
とができ、また、摺動軸が駆動軸本体から抜け落ちるこ
ともない。これにより、駆動軸本体と摺動軸とで成る駆
動軸を一体的に扱うことができ商品載置台の組立が容易
である。
【0013】請求項4に記載の本発明は、駆動軸本体は
軸方向へ向けて設けられた嵌入孔を有し、前記嵌入孔に
は、一端に係合部を有した摺動軸の他端が嵌入されると
共に、前記嵌入孔の内部には摺動軸との間に付勢部材が
介装されており、摺動軸の外壁には被係止部が設けら
れ、駆動軸本体の嵌入孔の内壁には被係止部に対応した
位置に軸方向の内方へ向けて摺動する被係止部と嵌合す
る嵌合部が設けられると共に前記嵌合部の途中に前記被
係止部を係止する係止部が設けられる構成とされてい
る。この構成により、前記請求項2または3に記載の本
発明を効果的に実施することができる。
【0014】請求項5に記載の本発明は、商品載置台の
ローラの内の少なくとも主ローラは、周囲に突起を設け
た円筒状の同一形状の1または2以上の突起付プーリを
駆動軸に貫装させて形成される構成としている。この構
成によれば、突起付プーリの突起がコンベアベルトに係
合してスリップが生じにくく、突起付プーリの回転を有
効にコンベアベルトに伝達することができる。突起付プ
ーリは主ローラだけに設けても良く、また、主ローラを
含む全てのローラに設けても良い。また、この構成によ
れば、長さの異なる駆動軸を複数用意し、この駆動軸に
長さに応じた数の突起付プーリを貫装させることによ
り、部材を共通化して長さの異なるローラとすることが
できる。これにより、種々の幅を有する商品載置台が得
られると共に、これらの商品載置台を単独あるいは連動
移送させることによって一層多くの商品に対応すること
が可能となる。
【0015】請求項6に記載の本発明は、コンベアベル
トがメッシュ状に成された構成とすることができる。こ
の構成によれば、コンベアベルトに載置される商品とコ
ンベアベルトとの摩擦係数が増大して商品の移送が安定
する。また、前記した突起付プーリを有するローラを用
いた構成では、突起がコンベアベルトのメッシュに係合
することによって主ローラのスリップが防止され、主ロ
ーラの回転が有効にコンベアベルトに伝達される。
【0016】また、同時に提案される請求項7に記載の
本発明は、自動販売機内に陳列された商品を商品搬出路
または商品搬出装置に移送させる自動販売機の商品載置
台であって、前記商品載置台は、駆動軸を有した主ロー
ラを含む複数のローラに、コンベアベルトを懸架したコ
ンベア装置で構成されており、駆動軸の一端には、動力
源から駆動力を受ける動力入力部材または隣接する商品
載置台の駆動軸の他端のいずれか一方と選択的に係合可
能な係合部を設け、駆動軸の他端には、駆動軸の一端に
設けられた係合部と係合可能な被係合部を設けた構成と
されている。則ち、前記請求項1に記載の自動販売機で
は、商品搬出装置側の動力源を商品載置台に伝達して駆
動するものであったが、本発明の商品載置台では、駆動
源を個々の商品載置台に設けても良く、また、商品搬出
装置側に設けても良い。
【0017】この構成によれば、駆動軸の係合部に動力
入力部材を係合させると、駆動軸は動力入力部材から駆
動力を受けてローラを駆動する。則ち、商品載置台毎に
自らの動力入力部材によって駆動されて単独に商品移送
を行うことができる。一方、駆動軸の係合部を隣接する
商品載置台の駆動軸の被係合部に係合させると、駆動軸
は隣接する商品載置台から駆動力を受けてローラを駆動
する。則ち、隣接する商品載置台を駆動元として連動移
送が行われる。また、この連動移送が行われる商品載置
台の駆動軸の被係合部に、更に、隣接する商品載置台の
駆動軸の係合部を係合させることにより、駆動元の商品
載置台によって2以上の隣接する商品載置台を連動移送
させることも可能である。言い換えれば、この商品載置
台によれば、陳列する商品がコンベアベルトからはみ出
すような場合でも、幅の広いコンベアベルトを有した商
品載置台を設ける必要がない。則ち、商品形状に応じた
複数の商品載置台を連動駆動させ、連動駆動されるコン
ベアベルトを跨ぐように商品を載せて移送させることに
より、あたかも、幅の広いコンベアベルトで移送させた
場合と同一の機能を持たせることが可能となる。前記動
力入力部材は、歯車を用いて形成することができる。則
ち、動力源(モータ)側に設けた歯車と商品載置台側に
設けた動力入力歯車とを係合させることによって商品載
置台側に駆動力を伝達することが可能である。
【0018】請求項8に記載の本発明は、駆動軸は、駆
動軸本体と前記駆動軸本体に対して突出、退入可能に、
且つ、軸回転方向へ係止された摺動軸とを備えており、
前記摺動軸の突出端には前記係合部を設けると共に、前
記摺動軸は駆動軸本体との間に介装された付勢部材によ
って駆動軸本体から突出する方向へ付勢される構成とさ
れている。この構成によれば、駆動軸本体に対して摺動
軸は伸縮自在に突出、退入する。これにより、隣接する
商品載置台同士の間隔が変動した場合でも、摺動軸を伸
縮させ、前記摺動軸の係合部を隣接する駆動軸本体の被
係合部に係合させて駆動力を伝達させることができる。
また、付勢部材によって摺動軸が突出方向、則ち、隣接
する駆動軸本体側に付勢されるので、摺動軸の係合部が
隣接する駆動軸本体の被係合部へ押圧される。これによ
り、隣接する駆動軸を連動動作させているときに摺動軸
が退入して係合が解除されるような不具合が生じない。
一方、駆動軸(摺動軸)の係合部に動力入力部材を係合
させると、動力入力部材の駆動力が摺動軸を介して駆動
軸本体に伝達されてローラの駆動が行われる。この場
合、摺動軸が突出方向へ付勢されているので、動力入力
部材が隣接する商品載置台の駆動軸本体に当接する場合
も生じるが、動力入力部材は隣接する駆動軸本体の被係
合部と係合しないので、駆動力の伝達は行われない。
尚、動力入力部材が隣接する駆動軸と接触することを防
止する仕切板などを設けても良い。
【0019】請求項9に記載の本発明は、駆動軸本体に
は係止部が設けられる一方、摺動軸の対応した位置には
被係止部が設けられており、摺動軸本体の被係止部を駆
動軸の係止部で係止させることにより、駆動軸本体から
の摺動軸の最大突出長さを規制する構成とされている。
この構成によれば、摺動軸本体は駆動軸から所定長さだ
け突出した状態で係止されるので、摺動軸を駆動軸本体
に向けて押圧するように自在に縮ませることができ、ま
た、摺動軸が駆動軸本体から抜け落ちることがない。こ
れにより、駆動軸本体と摺動軸とで成る駆動軸を一体的
に扱うことができ商品載置台の組立が容易である。
【0020】請求項10に記載の本発明は、駆動軸本体
は軸方向へ向けて設けられた嵌入孔を有し、前記嵌入孔
には、一端に係合部を有した摺動軸の他端が嵌入される
と共に、前記嵌入孔の内部には摺動軸との間に付勢部材
が介装されており、摺動軸の外壁には被係止部が設けら
れ、駆動軸本体の嵌入孔の内壁には被係止部に対応した
位置に軸方向の内方へ向けて摺動する被係止部と嵌合す
る嵌合部が設けられると共に前記嵌合部の途中に被係止
部を係止する係止部が設けられる構成とされている。こ
の構成により、前記請求項8または9に記載の本発明を
効果的に実施することが可能である。
【0021】請求項11に記載の本発明は、商品載置台
のローラの内の少なくとも主ローラは、周囲に突起を設
けた円筒状の同一形状の1または2以上の突起付プーリ
を駆動軸に貫装させて形成される構成としている。この
構成によれば、突起付プーリの突起がコンベアベルトに
係合してスリップが生じにくく、突起付プーリの回転を
有効にコンベアベルトに伝達することができる。突起付
プーリは主ローラだけに設けても良く、また、主ローラ
を含む全てのローラに設けても良い。また、この構成に
よれば、長さの異なる駆動軸を複数用意し、この駆動軸
に長さに応じた数の突起付プーリを貫装させることによ
り、部材を共通化して長さの異なるローラとすることが
できる。これにより、種々の幅を有する商品載置台が得
られると共に、これらの商品載置台を単独あるいは連動
移送させることによって一層多くの商品に対応すること
が可能となる。
【0022】また同時に提案される請求項12に記載の
本発明は、自動販売機内に陳列された商品を商品搬出路
または商品搬出装置に移送させる自動販売機の商品載置
台であって、前記商品載置台は、主ローラを含む複数の
ローラに、コンベアベルトを懸架したコンベア装置で構
成されており、前記ローラは、同一形状を有する複数の
プーリを相互に一体的に接続して形成される構成とされ
ている。この構成によれば、プーリの接続数を変えて長
さの異なるローラを容易に形成することができる。これ
により、部品を共通化しつつ多数の商品形状に対応する
ことが可能となる。
【0023】請求項13に記載の本発明は、少なくとも
主ローラは、周囲に突起を設けた同一形状を有する複数
のプーリを相互に一体的に接続して形成される構成とさ
れている。この構成によれば、突起付プーリの突起がコ
ンベアベルトに係合してスリップが生じにくく、突起付
プーリの回転を有効にコンベアベルトに伝達することが
できる。突起付プーリは主ローラだけに設けても良く、
また、主ローラを含む全てのローラに設けても良い。
【0024】請求項14に記載の本発明は、プーリは回
転軸方向へ向けて貫通孔を有しており、共通の軸に複数
のプーリを貫装させて一体的に形成される構成としてい
る。この構成によれば、異なる長さの軸を用意すれば、
軸長に応じた数のプーリを貫装させて長さの異なるロー
ラとすることができ、部材を共通化させて種々の幅の商
品載置台を形成できる。
【0025】請求項15に記載の本発明は、コンベアベ
ルトがメッシュ状に成された構成とすることができる。
この構成によれば、コンベアベルトに載置される商品と
コンベアベルトとの摩擦係数が増大して商品の移送が安
定する。また、前記した突起付プーリを有するローラを
用いた構成では、突起がコンベアベルトのメッシュに係
合することによって主ローラのスリップが防止され、主
ローラの回転が有効にコンベアベルトに伝達される。
【0026】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。尚、以下の説明において、上下の関係は、自動
販売機1を地上に設置した状態を基準とし、左右の関係
は、自動販売機1の正面側に立った場合を基準とする。
図1は本発明の実施例に係る自動販売機1の外観を示す
全体斜視図、図2は自動販売機1の内部を示す全体斜視
図、図3は自動販売機1で採用する商品載置台10の分
解斜視図、図4は商品載置台10の取付構造を示す斜視
図、図5は商品搬出装置装置6と商品載置台10との動
力伝達動作を示す斜視図である。
【0027】本発明に係る実施例の自動販売機1は、図
2のように本体ケース(本体箱)2内に、商品収納棚3
と、X−Y搬送装置5及び商品搬出装置6等が内蔵され
たものである。順次説明すると、本体ケース2は、ガラ
スやアクリル樹脂等の透明な板によって全面(底を除
く)が覆われた直方体の箱である。その前面(正面)に
は、硬貨を投入する硬貨投入口7と、テンキー等の操作
盤8が設けられている。また正面に向かって右端の中央
部分には、商品取り出し口9が形成されている。
【0028】商品収納棚3は、骨組み100(図4参
照)を有し、この骨組み100に商品載置台10を多数
並べて配置されたものである。具体的には、本実施例の
自動販売機1では、商品収納棚3には、5段、5列に商
品載置台10が並べて設けられている。ただし、本実施
例では、向かって右から一列目の下から2段目は、商品
取り出し口9の位置と重なるため商品載置台10は無
い。また、2段目を除く各段の向かって右から1列目の
商品載置台10は2列目の商品載置台10によって連動
駆動される。本実施例の自動販売機1では、単独駆動さ
れる商品載置台10毎に、また、連動駆動される複数の
商品載置台10毎に個別の商品が載置される。則ち、2
つの商品載置台10が連動駆動される場合には、商品載
置台10の間を跨ぐようにして商品が載せられる。そし
て本実施例で採用する商品載置台10は、一種のコンベ
ア装置を有し、コンベア上に載置された商品を繰り出す
ようにして商品搬出装置6側へ移送させる機能を有して
いる。
【0029】すなわち商品載置台10は、図2、図3に
示すように、二本のローラ11,12を有し、この間に
小型のコンベアベルト13が懸架されたものである。本
実施例では、コンベアベルト13に布材をメッシュ状に
織り上げた無端ベルトを用いているが、例えば、樹脂製
の無端ベルトなどを採用可能である。ローラ11,12
は、「L」形鋼を向き合わせて作られたフレーム15
a,15bに取り付けられている。そして前記した二本
のローラ11,12の内、一方に配されるローラ11の
一端に、動力入力歯車16が取り付けられる。則ち、動
力入力歯車16は、動力入力部材として機能し、ローラ
11,12がフレームに取り付けられた状態の時、フレ
ーム15aの外側に露出する。また各商品載置台10
は、動力入力歯車16が設けられたローラ(駆動ロー
ラ)11を正面側に向けて配置され、コンベアベルト1
3は、フレーム15aの外側に露出した動力入力歯車1
6の回転に伴って走行する。
【0030】商品載置台10のフレーム15a,15b
の底部には、図4のようなキノコ状の係合爪101が4
個設けられている。そして骨組み100には、適当な位
置に丸孔102が設けられている。フレーム15a,1
5bの固定は、底部の係合爪101と骨組み100に設
けられた孔102を介して行なわれる。具体的には、骨
組み100の上に商品載置台10(フレーム15a,1
5b)を載置し、上から押圧してキノコ状の係合爪10
1を変形させて丸孔102に押し込む。その結果、フレ
ーム15a,15bの底部に設けられた係合爪101が
丸孔102と係合し、商品載置台10が固定される。
【0031】ここで、自動販売機1の各部の説明を行う
のに先立って、商品載置台10に設けられるローラ(駆
動ローラ)11の構成部材の詳細を説明する。図6
(a)〜(c)はローラ11の駆動軸を構成する駆動軸
本体51を示す斜視図および正面図、図7は突起付プー
リ54を示す斜視図、図8はローラキャップ55を示す
斜視図である。また、図9(a)〜(c)は駆動軸を構
成する摺動軸52を示す斜視図および正面図、図10は
動力入力歯車16を示す斜視図である。
【0032】ローラ11の駆動軸50(図11参照)
は、駆動軸本体51と、この駆動軸本体51に摺動自在
に嵌入される摺動軸52とで成る。この駆動軸本体51
には、突起付プーリ54およびローラキャップ55が貫
装され、摺動軸52の突出端には動力入力歯車16が取
り付け可能である。
【0033】各部材を順を追って説明すると、駆動軸本
体51は図6(a)〜(c)に示すように、小判形の断
面、則ち、円柱の外周部分の2面(図6(b)における
上下面)を平行に平面状に削り取った断面形状を有する
軸51aの一端に、円板状の鍔51bを設けている。鍔
51bの外面には、軸中心に円柱を突出させ、円柱の中
央を軸方向へ向けて所定の幅で切り欠いた被係合部51
cを設けている。また、軸51aの内部は軸51の断面
と同様に、小判形の断面を有する嵌入孔51dが軸方向
内方へ向けて設けられ、嵌入孔51dの内面の上下平面
部分には、軸方向内方へ向けて溝が彫られて嵌合部51
eが形成されている。この上下の嵌合部51eの軸方向
中央部には、嵌合部51eの溝を埋めるようにして係止
部51fが設けられている。この係止部51fは嵌入孔
51dの開放端側が緩傾斜とされ、内部側が略垂直状に
成されており、後述する摺動軸52の挿入を容易にする
と共に確実に係止させる構造としている。
【0034】この駆動軸本体51に貫装される突起付プ
ーリ54は、図7に示すように、駆動軸本体51の略1
/3の長さを有する円柱状の本体54aに略三角錐状の
小さな突起54bを外周面端部に沿って配列した形状を
有している。また、本体54aには、中心軸の方向へ向
けて駆動軸本体51の軸51aの断面と略等しい小判形
状の貫通孔54cが開けられている。この突起付プーリ
54を駆動軸本体51の軸51aに軸方向へ貫装させる
と、軸回転方向に対して軸51aが突起付プーリ54の
貫通孔54cと係合して、突起付プーリ54は駆動軸本
体51の回転に伴って一体となって回転する。
【0035】また、駆動軸本体51に貫装されるローラ
キャップ55は、図8に示すように、駆動軸本体51の
略1/3の長さを有する円柱状の本体55aの一端に駆
動軸本体51の鍔51bと略同一形状の鍔55bを設け
た形状である。また、本体55aには、中心軸の方向へ
向けて駆動軸本体51の軸51aの断面と略等しい小判
形状の貫通孔55cが開けられている。このローラキャ
ップ55を駆動軸本体51の軸51aに軸方向へ貫装さ
せると、軸回転方向に対して軸51aがローラキャップ
55の貫通孔55cと係合して、ローラキャップ55は
駆動軸本体51の回転に伴って一体となって回転する。
【0036】一方、駆動軸本体51に嵌入される摺動軸
52は、図9(a)〜(c)に示すように、駆動軸本体
51の嵌入孔51dの開口と略等しい小判形の断面を有
する軸52aで形成される。軸52aの一端には、軸5
2aの上下面に平行で、且つ、軸中心から所定の厚さの
段部が設けられ、この段部によって係合部52bが形成
されている。また、係合部52bの軸中心端部には小径
円柱状の支持部52cが設けられている。軸52aの他
端は面取されて僅かに先細りであり、端部近傍の上下面
には被係止突起(被係止部)52dが設けられている。
この被係止突起52dは軸52aの端部側は緩傾斜とさ
れ、反対側が略垂直状に成されている。また、端部近傍
から軸方向内方へ向けて所定長さに渡って切り欠いたス
リット52eが設けられている。このスリット52e
は、後述するように、被係止突起52dが駆動軸本体5
1の係止部51fに当接したときに、被係止突起52d
同士を互いに近接する方向へ撓ませる働きを行うもので
ある。また、軸52aの他端側から軸方向へ向けて、後
述する付勢部材を嵌入させる嵌入孔52fが開けられ、
この嵌入孔52fは軸52aの内部を係合部52bの近
傍に至るまで設けられている。
【0037】摺動軸52に係合可能な動力入力歯車16
は、図10に示すように、幅の狭い円柱の外周面に8つ
の歯16aを設けた歯車であり、中心軸方向へ向けて貫
通孔16cが設けられている。則ち、貫通孔16cは動
力入力歯車16の中心軸上に設けられ、軸方向の略半分
が摺動軸52の軸52aと略同一の小判形の断面を有
し、他の部分が係合部52bと略同一の断面を有してい
る。そして、動力入力歯車16を摺動軸52の係合部5
2bに係合させると、摺動軸52bの支持部52cが動
力入力歯車16の反対側から突出する。尚、本実施例で
は、駆動軸本体51、摺動軸52,突起付プーリ54お
よびローラキャップ55は合成樹脂材を射出成形して成
したものを用いている。
【0038】次に、駆動軸本体51に摺動軸52を挿入
して駆動軸50を組み立てる手順を、図11を参照して
説明する。尚、この組み立て手順は、後述する図12
(c)における組み立て手順を詳細に示すものである。
図11(a),(b)に示すように、摺動軸52の嵌入
孔52fにバネ(付勢部材)53を挿入し、摺動軸52
の被係止突起52dが駆動軸本体51の嵌合部51eに
嵌入するように、摺動軸52を駆動軸本体51に挿入す
る。摺動軸52の被係止突起52dが駆動軸本体51の
係止部51fに当接すると、被係止突起52dは互いに
近接する方向へ撓み、図11(c)に示すように、被係
止突起52dは係止部52fを乗り越えて組立が完了す
る。則ち、駆動軸50は、通常は図11(c)に示すよ
うに、摺動軸52がバネ53によって付勢されて、被係
止突起52dが係止部52fで係止される位置まで駆動
軸本体51から突出しており、抜け落ちない形状とされ
ている。この状態で、摺動軸52を駆動軸本体51へ押
し込むように押圧すると、図11(d)に示すように、
摺動軸52は駆動軸本体51へ嵌入し、押圧力を解除す
ると再び図11(c)に示す位置まで突出する。則ち、
図11(c)に示す摺動軸52が突出した状態と、図1
1(d)に示す摺動軸52を退入させた状態との間で、
摺動軸52は突出方向に付勢されつつ伸縮自在である。
一方、前記したように、小判形の断面を有する摺動軸5
2の軸52aは、略同一断面形状を有する駆動軸本体5
1の嵌入孔51dに嵌入する。これにより、軸回転方向
に対して、摺動軸52は駆動軸本体51と係合し、駆動
軸本体51は摺動軸52の回転に伴って一体となって回
転する。
【0039】次に、ローラ11を組み立ててフレーム1
5a,15bに取り付ける手順を、図12を参照して説
明する。尚、図11で駆動軸50の組み立て手順を説明
したが、図12では、駆動軸50が組み立てられていな
い状態として説明する。図12(a),(b)に示すよ
うに、駆動軸本体51の軸51aに2個の突起付プーリ
54を突起54bが反挿入側になるようにして挿入す
る。更に、軸51aにローラキャップ55を鍔55bが
反挿入側になるようにして挿入する。これにより、ロー
ラ11が組み立てられ、このローラ11をコンベアベル
ト13に通す。次いで、駆動軸本体51の被係合部51
cにフレーム15bの開口15dを嵌め、駆動軸本体5
1の嵌入孔51dの開口部分にフレーム15aの開口1
5cを当てがう。そして、図12(c),(d)に示す
ように、図11に示した手順に従って、フレーム15a
の開口15cを介して駆動軸本体51の嵌入孔51dに
摺動軸52を押圧挿入して係止させる。尚、本実施例で
は、別体に成されたフレーム15a,15bを後述する
骨組みに取り付ける構造としている。しかし、フレーム
15a,15bの底面が連結されて一体的に成された断
面コ字状のフレームであっても組み立て可能である。則
ち、フレームの左右を押し広げるようにしてローラ1
1,12を挿入し、その後に、駆動軸本体51に摺動軸
52を挿入して組み立てることが可能である。
【0040】図13は、長いローラ11の組み立て手順
を示したもので、前記図12と同一構成部分には同一の
符号を付して詳細な説明を省略する。この例では、図1
2に示した例に比べて駆動軸本体51が略2倍の長さを
有しており、摺動軸52は同一長さのものを用いてい
る。また、駆動軸本体51の長さの増加に伴って、軸5
1aに6個の突起付プーリ54と1個のローラキャップ
55を挿入することにより、長いローラ11を得てい
る。則ち、本実施例によれば、駆動軸本体51を長短2
種類だけ準備し、他の部品は共通のものを用いて、長短
2種類のローラ11を成している。
【0041】図14は、前記したローラ(駆動ローラ)
11と対で用いられるローラ12(従動ローラ)の構成
を示している。ローラ12は、ローラ軸56に前記した
2個の突起付プーリ54とローラキャップ55を貫装
し、ローラ軸56の端部に支持部材57を挿入して形成
している。ローラ軸56は前記した駆動軸本体51と略
同一の外形を有しているが、鍔56bの外面中央に、軸
方向外方へ向けて円柱状の支持部56cを備えている。
また、軸56aの他端には円柱状の浅い嵌入孔56cが
軸方向内方へ向けて設けられている。また、支持部材5
7は径の異なる2つの円柱を重ね合わせた形状を有す
る。則ち、支持部材57は、嵌入孔56cに相当する円
柱にローラ軸56の支持部56cと同形の円柱を中心軸
をあわせるように重ね合わせた形状とされ、小径の円柱
部分で支持部57aを形成している。ローラ12は、ロ
ーラ軸56に前記した2個の突起付プーリ54とローラ
キャップ55を貫装し、ローラ軸56の嵌入孔56cに
支持部材57を挿入して組み立てられる。そして、ロー
ラ12の左右に突出した支持部57a,56cはフレー
ム15a,15bの開口15e,15fに挿入される。
【0042】このようにして組み立てられた商品載置台
10は、ローラ11の駆動軸50に嵌入した摺動軸52
が突出方向へ付勢されつつ伸縮(突出、退入)自在であ
る。従って、摺動軸52に動力入力歯車16を係合させ
て商品載置台10を駆動したり、或いは、隣接する駆動
軸50に摺動軸52を係合させて連動駆動させることが
できる。図15は商品載置台10を単独駆動させる状態
を示した説明図、図16は商品載置台を連動駆動させる
状態を示した説明図である。図15は、左右に併設され
た商品載置台10の間に仕切部材60を介在させて、右
方の商品載置台10を単独駆動する例を示している。仕
切部材60は、断面コ字状のアクリル板を凹部を内側へ
向けて対向させた形状であり、商品載置台10と略同一
の奥行きを有する。仕切部材60の前端下方には、左右
から動力入力歯車16を挟持するように支持する支持部
60a,60bが内方向へ突出させて設けられている。
また、支持部60aには摺動軸52の支持部52cを嵌
入させる開口が設けられ、支持部60bには摺動軸52
の軸52aを嵌入させる開口が設けられている。この仕
切部材60は、動力入力歯車16の軸方向の位置規制を
行うと共に、商品載置台10のコンベアベルト(不図
示)に載せられた商品の横倒れを防止する機能を兼ね備
えている。
【0043】図15に示すように、商品載置台10を単
独駆動させる構成では、予め、骨組みに仕切部材60を
固定する。そして、支持部60a,60bの間に動力入
力歯車16を挿入し、前記図12または図13に示した
仮組立した商品載置台10の摺動軸52が仕切部材60
の支持部60bを介して動力入力歯車16の貫通孔16
cに嵌入するように載置する。そして、フレーム15
a,15bを骨組み100に固定する。このように組み
立てると、摺動軸52は左方へ向けて突出付勢されるの
で、摺動軸52の先端の支持部52cが仕切部材60の
支持部60aに嵌入して支持される。また、摺動軸52
の支持部52cは仕切部材60の支持部60aで支持さ
れて隣接した商品載置台10の駆動軸50と接触しな
い。尚、本実施例では、仕切部材60を配した構成とし
ているが、例えば、動力入力歯車16の左方側に小型の
支持板を設けて、動力入力歯車16の位置規制を行うこ
とも可能である。
【0044】一方、図16に示すように、2つの商品載
置台10を連動駆動させることもできる。則ち、図16
において、右側の商品載置台10の仕切部材60および
動力入力歯車16を取り付けずに、摺動軸52を左方へ
突出させる。そして、摺動軸52の先端の係合部52b
を左側の商品載置台10の駆動軸51の被係合部51c
に係合させる。これにより、左の駆動軸本体51の駆動
力が摺動軸52を介して右側の駆動軸本体51に伝達さ
れて連動駆動が行われる。また、図16には示していな
いが、2以上の商品載置台10を連動駆動させることも
容易である。このように、本実施例の自動販売機1で
は、商品載置台10の単独駆動や連動駆動を極めて容易
に変えることが可能であり、載置される商品形状に直ち
に対応した移送を行うことができる。これにより、自動
販売機1の設置場所に応じて販売商品に併せて柔軟なレ
イアウトを行うことができ、作業性を大幅に向上する。
【0045】本実施例の自動販売機1では、前記図12
および図13に示したように、長短2種類の駆動ローラ
11を用いて構成している。従って、これらのローラ1
1を単独駆動したり連動駆動させることにより、種々の
形状の商品に対応可能である。図17は、商品載置台1
0の種々の構成例を示したもので、短ローラを11A、
長ローラを11Bとして示している。尚、図ではコンベ
アベルトを除いて示している。この構成例では、エリア
Aでは短ローラ11Aを単独駆動するものであり、エリ
アBでは長ローラ11Bを単独駆動している。また、エ
リアC〜エリアEでは各々、長短のローラ11A,11
Bを組み合わせて連動駆動させる構成としている。更
に、エリアFでは、3つの短ローラ11Aを連動駆動さ
せる構成としている。また、図では示していないが、4
つ以上のローラを連動駆動させる構成も可能である。こ
のように、2種類の駆動軸50を準備し、単独駆動およ
び連動駆動を組み合わせることにより極めて他種類の載
置幅に対応することが可能となり、しかも、レイアウト
の変更も容易である。
【0046】本実施例における自動販売機1の商品載置
台10は前記の通りであるが、次に、自動販売機1の他
の構成部分を説明する。X−Y搬送装置5は、図2に示
すように、水平軌道20と垂直軌道21を備える。水平
軌道20は、直線軸受けや直線ガイドと称されるもので
ある。水平軌道20は、前記した商品載置台10の本体
ケース正面側であって、本体ケース2の天井近くの位置
に固定されている。また水平軌道20と略同じ長さのラ
ック22が、水平軌道20と平行して設けられている。
【0047】一方、垂直軌道21は、水平軌道20に直
交して取り付けられており、水平軌道20に沿って水平
に移動する。垂直軌道21には、商品搬出装置6が昇降
可能に取り付けられている。また垂直軌道21の下端部
には、蓄電池30と受信機31が設けられている。蓄電
池30は、通常の鉛蓄電池である。
【0048】垂直軌道21の上端の裏面には、図示しな
い電動機とピニオンギアが設けられており、ピニオンギ
アは前記したラック22と係合している。また垂直軌道
21の内部には、一対の歯付きプーリ23が設けられ
(図2には、上端部の歯付きプーリ23のみを図示)、
当該歯付きプーリ23に歯付きベルト25が懸架されて
いる。そして図示しない接続金具によって、歯付きベル
ト25の一部が商品搬出装置6に接続されている。また
図示しない電動機が歯付きプーリ23のいずれか一方に
取り付けられており、当該電動機によって歯付きプーリ
23が回転する。
【0049】X−Y搬送装置5の水平方向の駆動は、ラ
ック22と図示しないピニオンギアの係合によって行わ
れる。すなわち前記したように、垂直軌道21には、電
動機とピニオンギアが設けられており、電動機を回転す
ることにより、ピニオンギアが回転する。そしてピニオ
ンギアは、固定されたラック22と係合するため、ピニ
オンギアの回転に応じて、垂直軌道21自身が水平方向
に平行移動する。
【0050】またX−Y搬送装置5の垂直方向の駆動
は、垂直軌道21に内蔵されたプーリ23と歯付きベル
ト25によって行われる。すなわち前記したように、垂
直軌道21の内部には歯付きプーリ23が設けられた歯
付きベルト25が内蔵され、図示しない電動機を回転す
ることによって歯付きプーリ23が回転し、歯付きベル
ト25が走行する。そして歯付きベルト25の一部に商
品搬出装置6が接続されているので、電動機を回転する
ことによって商品搬出装置6が昇降する。
【0051】またX−Y搬送装置5の水平軌道20の左
側端部の近傍に、図2のように送電側コネクター26が
設けられている。一方、垂直軌道21の上部であって、
左側の端面には、受電側コネクター27が設けられてい
る。受電側コネクター27の位置は、垂直軌道21を移
動させて左端に寄せた時に、送電側コネクター26が接
触する位置である。
【0052】送電側コネクター26と受電側コネクター
27は一対のものであり、両者が接触すると送電側コネ
クター26の端子(不図示)と受電側コネクター27の
端子(不図示)間が導通するものである。そして本実施
例では、送電側コネクター26は直流電源(不図示)に
接続されている。一方、受電側コネクター27は、垂直
軌道21の下部に設けられた蓄電池30に接続されてい
る。
【0053】次に、垂直軌道21に取り付けられた商品
搬出装置6について図2および図5を参照して説明す
る。商品搬出装置6は、前記した商品載置台10と同よ
うにコンベア装置を有するものであるが、商品載置台1
0と異なって駆動用の電動機35を搭載しており、自己
の動力でコンベアベルト43が走行する。さらに商品搬
出装置6は、駆動力を商品載置台10に伝えるための動
力出力部材として機能する動力出力歯車36を備えてい
る。
【0054】商品搬出装置6は、図2および図5のよう
に、二本のローラ40,41を有し、この間に小型のコ
ンベアベルト43が懸架されたものである。小型のコン
ベアベルト43は、樹脂製の無端ベルトであるが、網状
のものも採用可能である。但し、商品搬出装置6のコン
ベアベルト43は、商品載置台10のコンベアベルト1
3に比べて摩擦係数が高い。
【0055】コンベアベルト43の上部には、衝立部材
47が設けられており、衝立部材47はコンベアベルト
43の走行に伴って前後に移動する。また衝立部材47
には、吸盤48が取り付けられている。吸盤48には、
チューブ49が取り付けられ、図示しない真空ポンプに
接続されている。当該真空ポンプは、商品搬出装置6の
近傍に設けられ、図示しない電動機によって駆動され
る。
【0056】そして二本のローラ40,41の内、一方
(図5では手前側に図示されている)に配されるローラ
40の一端に、二つの歯車45,46が設けられてい
る。なお、実際上は、この二つの歯車45,46の間に
フレームがあり、この間にあるフレームによってローラ
40が支持されている。二つの歯車45,46の内、ロ
ーラ40の外側に設けられた歯車46は、フレームで保
持された動力出力歯車36を経由して商品載置台10側
に動力を伝えるための駆動歯車として機能する。またロ
ーラ40の下部には、電動機35が設けられ、さらに電
動機35には減速機50が直結されている。そして減速
機50の出力軸には、歯車51が直結されており、当該
歯車51は、前記したローラ40の一端に設けられた歯
車45と係合している。
【0057】次に、本実施例の自動販売機1の動力回路
および信号回路について説明する。本実施例の自動販売
機1では、図2で示したように、垂直軌道21の下端部
には、蓄電池30が設けられており、移動する部位に設
けられた電動機や灯火の電力は、全て蓄電池30によっ
て賄われる。より具体的に説明すると、少なくとも垂直
軌道21を水平方向に移動させるための電動機(不図
示)、商品搬出装置6を昇降させるための電動機(不図
示)、商品搬出装置6を駆動する電動機35、真空ポン
プを駆動する電動機(不図示)は、蓄電池30から給電
される。また垂直軌道21の下端部に設けられた受信機
31についても蓄電池30から給電を受ける。従って本
実施例の自動販売機1では、固定側と垂直軌道21を結
ぶ給電ケーブルは無い。また前記したように垂直軌道2
1に設けられた受電側コネクター27が蓄電池30と接
続されており、受電側コネクター27と一対の送電側コ
ネクター26は、直流電源28に接続されている。
【0058】さらに本実施例の自動販売機1では、前記
したように、垂直軌道21の下端部に受信機31が設け
られており、移動する部位に設けられた部材の制御は、
全てこの受信機31の受信信号に基づいて行われる。す
なわちX−Y搬送装置5の移動位置(停止位置)は、受
信機31の受信信号によって決定される。具体的には、
操作盤8から入力された棚の位置等の情報は、本体ケー
ス2の隅に配された送信機68によって微少出力の電波
に変換されて輻射され、輻射された電波が垂直軌道21
に取り付けられた受信機31で受信される。そして受信
電波の復調信号に基づいてX−Y搬送装置5が動作す
る。従って本実施例の自動販売機1では、固定側と垂直
軌道21を結ぶ信号ケーブルは無い。
【0059】次に、本実施例の自動販売機1の動作につ
いて説明する。自動販売機1では、常時は、X−Y搬送
装置5の垂直軌道21は、図2に示すように、左端の待
機位置で待機している。このとき、垂直軌道21の上端
近傍に設けられた受電側コネクター27は、水平軌道2
0の左端近傍に設けられた送電側コネクター26と接し
ており、垂直軌道21に取り付けられた蓄電池30に直
流電源28から給電され、蓄電池30に充電が行われ
る。
【0060】自動販売機1から商品を購入する場合は、
硬貨投入口7から所定の金銭を投入し、操作盤8のテン
キーを操作して所望の商品を選ぶ。本実施例の自動販売
機1では、本体ケース2が透明であるから、使用者は、
外部から商品収納棚3を見ながら商品を選択することと
なる。
【0061】そしてテンキーの信号は、本体ケース2の
隅に置かれた送信機68に送られ、送信機68から電波
として輻射される。この信号をX−Y搬送装置5の垂直
軌道21に載置された受信機31が受信し、所定の位置
にX−Y搬送装置5を移動させる。そしてこの時、垂直
軌道21が水平軌道20に沿って右方向に平行移動し、
受電側コネクター27は送電側コネクター26から離れ
る。しかしながら、各電動機は、いずれも垂直軌道21
に載置された蓄電池30から給電を受けているので、X
−Y搬送装置5は動作を続ける。
【0062】そしてX−Y搬送装置5は、商品搬出装置
6を、所望の商品が載置された商品載置台10の前で停
止させる。この時、商品載置台10側の動力入力歯車1
6が商品搬出装置6の動力出力歯車36と係合するよう
に停止位置が予め教示設定されている。
【0063】そして、商品搬出装置6側の歯車(動力出
力部材)36と、商品載置台10側の動力入力歯車16
が係合すると、ローラ40の下部に設けられた電動機3
5を駆動する。電動機35の回転は、減速機50によっ
て減速されて歯車51に伝導され、さらにローラ40と
一体となった歯車45に伝達される。その結果、ローラ
40が回転し、商品搬出装置6側のコンベアベルト43
が図5の矢印の方向に走行する。
【0064】一方、ローラ40の回転と共に、ローラ4
0に取り付けられた駆動歯車46が回転する。ここで前
記したように、動力出力歯車36は常時駆動歯車46と
係合しており、さらに動力出力歯車36は商品載置台1
0側の動力入力歯車16と係合しているので、商品搬出
装置6側のローラ40の回転に伴って、商品載置台10
側のローラ11も回転する。そのため商品搬出装置6側
の動力出力歯車36から動力が伝達され、商品載置台1
0側の動力入力歯車16が回転する。従って商品載置台
10側のコンベアベルト13も同ように図5の矢印の方
向に走行する。
【0065】その結果、商品載置台10上の商品は、ロ
ーラ11,12とコンベアベルト13によって構成され
るコンベア装置によって繰り出され、商品搬出装置6側
に移送されて引き取られる。なお、商品搬出装置6側の
コンベアベルト43の走行速度と、商品載置台10側の
コンベアベルト13の走行速度は、歯車の歯数や、ロー
ラの直径を違えて、商品搬出装置6側の方が早くなるよ
うに設計されている。そのため商品の一部が商品搬出装
置6側のコンベアベルト43に接触すると、商品はコン
ベア間を円滑に乗り越えて商品搬出装置6側に移る。
【0066】本実施例においては、各歯車の歯数を統一
し、商品載置台10側のローラ11,12の直径と、商
品搬出装置6側のローラ40,41の直径だけが異なる
ものとし、商品搬出装置6側のローラ40,41の直径
を商品載置台10側に比べて大きく設計している。その
結果、商品搬出装置6側のコンベアベルト43の走行速
度は、商品載置台10側に比べて速い。このように設計
することにより、商品搬出装置6は、商品載置台10上
の商品を一個づつ確実に取り出すことができる。すなわ
ち本実施例によると、商品搬出装置6側のコンベアベル
ト43の走行速度が商品載置台10側に比べて速いか
ら、商品が商品搬出装置6側にさしかかると、商品搬出
装置6側のコンベアベルト43に引き込まれ、後続の商
品との距離が開く。そのためセンサーの検知精度等も向
上し、二以上の商品が一度に排出されるといった不具合
が解消される。そして商品搬出装置6側に商品が移った
ことが、図示しないセンサー等で確認されると、電動機
35を停止してコンベア装置を停止する。
【0067】続いてX−Y搬送装置5を動作させ、商品
搬出装置6を商品取り出し口9に相当する位置に移動さ
せる。ここで使用者は、商品取り出し口9を開いて所望
の商品を取り出す。こうして一連の作業が終了すると、
X−Y搬送装置5は、当初の待機位置に復帰する。そし
て垂直軌道21に設けられた受電側コネクター27が、
再度送電側コネクター26と接合され、蓄電池30の充
電が再開される。
【0068】ここで、前記した本実施例の自動販売機1
では、商品載置台10のローラ(従動ローラ)12は、
ローラ軸56を用いた構成としている。しかし、本発明
はこのような構成に限られるものではない。例えば、前
記図7で示した突起付プーリ54をローラ軸を用いずに
相互に接続してローラを形成することも可能である。図
18は、このようなローラ70の実施例を示したもの
で、複数の突起付プーリ54’と、スペーサ71および
両側の鍔72で構成されている。突起付プーリ54’
は、図7で示した突起付プーリ54の突起54bが設け
られた側と対向する端面に複数の係合突起54dを設け
ると共に、突起54bが設けられた側の端面に係合突起
54dを嵌入させる複数の係合凹部54eを設けた構成
である。また、スペーサ71は円柱の両端面に前記係合
凹部54eを嵌入させる複数の係合突起71aを設けた
ものである。更に、鍔72は略円盤状の一側面に前記係
合突起54d,71aを嵌入させる複数の係合凹部72
aを設けると共に、反対面の中央部に円柱状の支持部7
2bを突出させた形状とされている。これらの突起付プ
ーリ54’、スペーサ71および鍔72を図18で示す
ように相互に一体的に接続させてローラ70を形成す
る。この構成によれば、商品載置台10で必要とする幅
に応じて必要な数の突起付プーリ54’を相互に接続し
て一体化したローラ70を形成することができる。これ
により、長さの異なるローラ70を共通の部材を用いて
容易に成することが可能となる。
【0069】尚、前記した実施例では、自動販売機1の
商品搬出装置6はコンベア装置を用いたものとして述べ
たが、本発明はこのような構成に限られるものではな
い。例えば、商品載置台10から繰り出された商品を商
品搬出装置側に設けたアームなどで掴み取って搬出する
構成など、種々の態様を採ることが可能である。また、
自動販売機の商品載置台単体としての実施例は示してい
ないが、商品載置台の外部から駆動力を受けて移送を行
う構成の他に、商品載置台側に動力源を有した構成とし
て前記実施例を適用することも可能である。
【発明の効果】本発明の自動販売機によれば、商品の形
状に応じて商品載置台の単独駆動、或いは、連動駆動を
容易に変更することができ、自動販売機の商品レイアウ
トを柔軟に行うことが可能となる。また、使用部材を共
通化することにより、部材の製造や管理が容易になり、
省コスト化することができる。また、同時に提案される
本発明によれば、前記した効果を奏する自動販売機に好
適な商品載置台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動販売機の外観を示す
全体斜視図
【図2】図1に示す自動販売機の内部構成を示す全体斜
視図
【図3】図1に示す自動販売機で採用する商品載置台の
分解斜視図
【図4】図3に示す商品載置台の取付構造を示す斜視図
【図5】図1に示す自動販売機で採用する商品搬出装置
装置と商品載置台との動力伝達動作を示す斜視図
【図6】(a)〜(c)は、図3に示す商品載置台に採
用するローラの駆動軸本体の斜視図および正面図
【図7】図6に示す駆動軸本体に取り付けられる突起付
プーリの斜視図
【図8】図6に示す駆動軸本体に取り付けられるローラ
キャップの斜視図
【図9】(a)〜(c)は、図6に示す駆動軸本体に取
り付けられる摺動軸の斜視図および正面図
【図10】図9に示す摺動軸に取付固定される動力入力
歯車(動力入力部材)の斜視図
【図11】(a)〜(d)は、図6で示す駆動軸に図9
に示す摺動軸を取り付ける手順を示す説明図
【図12】(a)〜(d)は、短い駆動ローラを組み立
てる過程を示す説明図
【図13】(a)〜(d)は、長い駆動ローラを組み立
てる過程を示す説明図
【図14】(a),(b)は、従動ローラを組み立てる
過程を示す説明図
【図15】商品載置台を単独駆動する状態を示す説明図
【図16】商品載置台を連動駆動する状態を示す説明図
【図17】2種類の商品載置台を組み合わせて種々の形
状の商品移送に対応する例を示した説明図
【図18】(a),(b)は、ローラの別の実施例を示
す説明図
【符号の説明】
1 自動販売機 2 本体箱 3 商品収納棚 6 商品搬出装置 9 商品取り出し口 36 動力出力部材(動力出力歯車) 16 動力入力部材(動力入力歯車) 10 商品載置台 11 主ローラ(駆動ローラ) 13 コンベアベルト 50 駆動軸 51 駆動軸本体 51c 被係合部 51d 嵌入孔 51e 嵌合部 51f 係止部 52 摺動軸 52b 係合部 52d 被係止部 53 付勢部材(バネ) 54 突起付プーリ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月14日(2000.11.
14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】摺動軸52に係合可能な動力入力歯車16
は、図10に示すように、幅の狭い円柱の外周面に8つ
の歯16aを設けた歯車であり、中心軸方向へ向けて貫
通孔16cが設けられている。則ち、貫通孔16cは動
力入力歯車16の中心軸上に設けられ、軸方向の略半分
が摺動軸52の軸52aと略同一の小判形の断面を有
し、他の部分が係合部52bと略同一の断面を有してい
る。そして、動力入力歯車16を摺動軸52の係合部5
2bに係合させると、摺動軸52の支持部52cが動力
入力歯車16の反対側から突出する。尚、本実施例で
は、駆動軸本体51、摺動軸52,突起付プーリ54お
よびローラキャップ55は合成樹脂材を射出成形して成
したものを用いている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】図14は、前記したローラ(駆動ローラ)
11と対で用いられるローラ12(従動ローラ)の構成
を示している。ローラ12は、ローラ軸56に前記した
2個の突起付プーリ54とローラキャップ55を貫装
し、ローラ軸56の端部に支持部材57を挿入して形成
している。ローラ軸56は前記した駆動軸本体51と略
同一の外形を有しているが、鍔56bの外面中央に、軸
方向外方へ向けて円柱状の支持部56cを備えている。
また、軸56aの他端には円柱状の浅い嵌入孔56
軸方向内方へ向けて設けられている。また、支持部材5
7は径の異なる2つの円柱を重ね合わせた形状を有す
る。則ち、支持部材57は、嵌入孔56に相当する円
柱にローラ軸56の支持部56cと同形の円柱を中心軸
をあわせるように重ね合わせた形状とされ、小径の円柱
部分で支持部57aを形成している。ローラ12は、ロ
ーラ軸56に前記した2個の突起付プーリ54とローラ
キャップ55を貫装し、ローラ軸56の嵌入孔56
支持部材57を挿入して組み立てられる。そして、ロー
ラ12の左右に突出した支持部57a,56cはフレー
ム15a,15bの開口15e,15fに挿入される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】そして二本のローラ40,41の内、一方
(図5では手前側に図示されている)に配されるローラ
40の一端に、二つの歯車45,46が設けられてい
る。なお、実際上は、この二つの歯車45,46の間に
フレームがあり、この間にあるフレームによってローラ
40が支持されている。二つの歯車45,46の内、ロ
ーラ40の外側に設けられた歯車46は、フレームで保
持された動力出力歯車36を経由して商品載置台10側
に動力を伝えるための駆動歯車として機能する。またロ
ーラ40の下部には、電動機35が設けられ、さらに電
動機35には減速機80が直結されている。そして減速
80の出力軸には、歯車81が直結されており、当該
歯車81は、前記したローラ40の一端に設けられた歯
車45と係合している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】次に、本実施例の自動販売機1の動力回路
および信号回路について説明する。本実施例の自動販売
機1では、図2で示したように、垂直軌道21の下端部
には、蓄電池30が設けられており、移動する部位に設
けられた電動機や灯火の電力は、全て蓄電池30によっ
て賄われる。より具体的に説明すると、少なくとも垂直
軌道21を水平方向に移動させるための電動機(不図
示)、商品搬出装置6を昇降させるための電動機(不図
示)、商品搬出装置6を駆動する電動機35、真空ポン
プを駆動する電動機(不図示)は、蓄電池30から給電
される。また垂直軌道21の下端部に設けられた受信機
31についても蓄電池30から給電を受ける。従って本
実施例の自動販売機1では、固定側と垂直軌道21を結
ぶ給電ケーブルは無い。また前記したように垂直軌道2
1に設けられた受電側コネクター27が蓄電池30と接
続されており、受電側コネクター27と一対の送電側コ
ネクター26は、直流電源(不図示)に接続されてい
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】次に、本実施例の自動販売機1の動作につ
いて説明する。自動販売機1では、常時は、X−Y搬送
装置5の垂直軌道21は、図2に示すように、左端の待
機位置で待機している。このとき、垂直軌道21の上端
近傍に設けられた受電側コネクター27は、水平軌道2
0の左端近傍に設けられた送電側コネクター26と接し
ており、垂直軌道21に取り付けられた蓄電池30に直
流電源(不図示)から給電され、蓄電池30に充電が行
われる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】そして、商品搬出装置6側の歯車(動力出
力部材)36と、商品載置台10側の動力入力歯車16
が係合すると、ローラ40の下部に設けられた電動機3
5を駆動する。電動機35の回転は、減速機80によっ
て減速されて歯車81に伝導され、さらにローラ40と
一体となった歯車45に伝達される。その結果、ローラ
40が回転し、商品搬出装置6側のコンベアベルト43
が図5の矢印の方向に走行する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品取り出し口を有した本体箱と、本体
    箱の中に配されて複数の商品を所定の位置に収容する商
    品収納棚と、前記商品収納棚に設けた商品載置台と、商
    品載置台の近傍へ移動可能に商品収納棚の近傍に配置さ
    れて特定の商品を商品取り出し口へ搬出する商品搬出装
    置とを備え、 前記商品搬出装置は動力源から動力を受けて回転する動
    力出力部材を有し、前記商品載置台は前記動力出力部材
    と係合して駆動力を受ける動力入力部材を有し、商品搬
    出装置を所定の商品載置台の近傍に移動させ、商品搬出
    装置の動力出力部材と商品載置台の動力入力部材とを係
    合させて商品搬出装置から商品載置台へ動力を伝達し、
    商品載置台から商品搬出装置に商品を移送して載せ変え
    るようにされており、 前記商品載置台は駆動軸を有した主ローラを含む複数の
    ローラに、コンベアベルトを懸架したコンベア装置で構
    成され、前記駆動軸の一端には、前記動力入力部材また
    は隣接する商品載置台の駆動軸の他端のいずれか一方と
    選択的に係合可能な係合部を設けると共に、前記駆動軸
    の他端には、駆動軸の一端に設けられた前記係合部と係
    合可能な被係合部を設けることを特徴とする自動販売
    機。
  2. 【請求項2】 前記商品載置台の駆動軸は、駆動軸本体
    と前記駆動軸本体に対して突出、退入可能に、且つ、軸
    回転方向へ係止された摺動軸とを備えており、前記摺動
    軸の突出端には前記係合部を設けると共に、前記摺動軸
    は駆動軸本体との間に介装された付勢部材によって駆動
    軸本体から突出する方向へ付勢されることを特徴とする
    請求項1に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記駆動軸本体には係止部が設けられる
    一方、前記摺動軸の対応した位置には被係止部が設けら
    れており、摺動軸の被係止部を駆動軸本体の係止部で係
    止させることにより、駆動軸本体からの摺動軸の最大突
    出長さを規制することを特徴とする請求項2に記載の自
    動販売機。
  4. 【請求項4】 前記駆動軸本体は軸方向へ向けて設けら
    れた嵌入孔を有し、前記嵌入孔には、一端に前記係合部
    を有した前記摺動軸の他端が嵌入されると共に、前記嵌
    入孔の内部には前記摺動軸との間に付勢部材が介装され
    ており、前記摺動軸の外壁には被係止部が設けられ、前
    記駆動軸本体の嵌入孔の内壁には前記被係止部に対応し
    た位置に軸方向の内方へ向けて摺動する被係止部と嵌合
    する嵌合部が設けられると共に前記嵌合部の途中に前記
    被係止部を係止する係止部が設けられることを特徴とす
    る請求項2または3に記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】 前記商品載置台のローラの内の少なくと
    も前記主ローラは、周囲に突起を設けた円筒状の同一形
    状の1または2以上の突起付プーリを前記駆動軸に貫装
    させて形成されることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれか1項に記載の自動販売機。
  6. 【請求項6】 前記コンベアベルトがメッシュ状に成さ
    れることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に
    記載の自動販売機。
  7. 【請求項7】 自動販売機内に陳列された商品を商品搬
    出路または商品搬出装置に移送させる自動販売機の商品
    載置台であって、駆動軸を有した主ローラを含む複数の
    ローラに、コンベアベルトを懸架したコンベア装置で構
    成されており、前記駆動軸の一端には、動力源から駆動
    力を受ける動力入力部材または隣接する商品載置台の駆
    動軸の他端のいずれか一方と選択的に係合可能な係合部
    を設け、前記駆動軸の他端には、駆動軸の一端に設けら
    れた前記係合部と係合可能な被係合部を設けることを特
    徴とする自動販売機の商品載置台。
  8. 【請求項8】 前記駆動軸は、駆動軸本体と前記駆動軸
    本体に対して突出、退入可能に、且つ、軸回転方向へ係
    止された摺動軸とを備えており、前記摺動軸の突出端に
    は前記係合部を設けると共に、前記摺動軸は駆動軸本体
    との間に介装された付勢部材によって駆動軸から突出す
    る方向へ付勢されることを特徴とする請求項7に記載の
    自動販売機の商品載置台。
  9. 【請求項9】 前記駆動軸本体には係止部が設けられる
    一方、前記摺動軸の対応した位置には被係止部が設けら
    れており、摺動軸の被係止部を駆動軸本体の係止部で係
    止させることにより、前記駆動軸本体からの摺動軸の最
    大突出長さを規制することを特徴とする請求項8に記載
    の自動販売機の商品載置台。
  10. 【請求項10】 前記駆動軸本体は軸方向へ向けて設け
    られた嵌入孔を有し、前記嵌入孔には、一端に前記係合
    部を有した前記摺動軸の他端が嵌入されると共に、前記
    嵌入孔の内部には前記摺動軸との間に付勢部材が介装さ
    れており、前記摺動軸の外壁には被係止部が設けられ、
    前記駆動軸本体の嵌入孔の内壁には前記被係止部に対応
    した位置に軸方向内方へ向けて摺動する被係止部と嵌合
    する嵌合部が設けられると共に前記嵌合部の途中に前記
    被係止部を係止する係止部が設けられることを特徴とす
    る請求項8または9に記載の自動販売機の商品載置台。
  11. 【請求項11】 前記商品載置台のローラの内の少なく
    とも前記主ローラは、周囲に突起を設けた円筒状の同一
    形状の1または2以上の突起付プーリを前記駆動軸に貫
    装させて形成されることを特徴とする請求項7乃至10
    のいずれか1項に記載の自動販売機の商品載置台。
  12. 【請求項12】 自動販売機内に陳列された商品を商品
    搬出路または商品搬出装置に移送させる自動販売機の商
    品載置台であって、主ローラを含む複数のローラに、コ
    ンベアベルトを懸架したコンベア装置で構成されてお
    り、前記ローラは、同一形状を有する複数のプーリを相
    互に一体的に接続して形成されることを特徴とする自動
    販売機の商品載置台。
  13. 【請求項13】 少なくとも前記主ローラは、周囲に突
    起を設けた同一形状を有する複数のプーリを相互に一体
    的に接続して形成されることを特徴とする請求項12に
    記載の自動販売機の商品載置台。
  14. 【請求項14】 前記プーリは回転軸方向へ向けて貫通
    孔を有しており、共通の軸に複数のプーリを貫装させて
    一体的に形成されることを特徴とする請求項12または
    13に記載の自動販売機の商品載置台。
  15. 【請求項15】 前記コンベアベルトがメッシュ状に成
    されることを特徴とする請求項7乃至14のいずれか1
    項に記載の自動販売機の商品載置台。
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