JP2002150064A - 電子商取引システム及び仮想店舗システム - Google Patents

電子商取引システム及び仮想店舗システム

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JP2002150064A
JP2002150064A JP2000343963A JP2000343963A JP2002150064A JP 2002150064 A JP2002150064 A JP 2002150064A JP 2000343963 A JP2000343963 A JP 2000343963A JP 2000343963 A JP2000343963 A JP 2000343963A JP 2002150064 A JP2002150064 A JP 2002150064A
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JP2000343963A
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Kazuki Hirohata
一機 廣畑
Masaharu Kuribayashi
雅治 栗林
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SOFMAP CO Ltd
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SOFMAP CO Ltd
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定のユーザーに商品が長時間拘束されて、
他のユーザーの購入機会を奪う事態が生じないようにす
ること。 【解決手段】 商品の購入プロセスが進むにつれて、商
品ステータスは、誰でも購入可能な「在庫あり状態」か
ら誰かのバスケットに投入された「待ち時間状態」へ変
化し、さらに、買上手続きに入ると「売約済み状態」に
移行する。状態監視部10は、商品ステータスの遷移を
監視する。商品ステータス表示部14は、検出された商
品ステータスを商品に対応付けて表示させる。商品が拘
束される待ち時間状態,売約済み状態は、それぞれ所定
の有効時間t1,t2だけ維持することができる。有効
時間が切れた場合は、在庫あり状態に遷移する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引システ
ム及び仮想店舗システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、ネットワーク技術及びコンピ
ュータ技術等の進展に伴って、ネットワーク上に設けら
れた仮想店舗(ウェブサイト)で商品や役務を購入する
電子商取引が普及している。
【0003】ユーザーは、ウェブブラウザ等を用いて仮
想店舗にアクセスすることにより、仮想店舗に陳列され
た商品を閲覧して価格や仕様等を確認し、所望の商品を
発見した場合には、この商品をバスケットに投入する。
バスケットとは、ユーザーが購入予定の商品の情報を保
持するためのものであり、各ユーザー毎にそれぞれ与え
られる。ユーザーは、陳列された商品を閲覧しながら、
所望の商品を次々にバスケットに投入することができ
る。また、ユーザーは、バスケットに投入した商品を返
却することもできる。買い物のすんだユーザーは、ウェ
ブブラウザに表示された買上ボタンを操作等することに
より、清算ステージ(仮想レジスター)に移動する。清
算ステージでユーザーは、例えば、商品代引き郵便やク
レジットカード等の支払い方法を選択し、購入に必要な
情報を入力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、仮想店舗
にアクセスしたユーザーは、所望の商品をバスケットに
投入することにより買い物をすることができる。複数の
ユーザーが、ある特定の商品をそれぞれ所望した場合で
も、その商品に在庫がある限り、各ユーザーは、該商品
をバスケットにそれぞれ投入して購入することができ
る。
【0005】しかし、商品の在庫数量に比べて購入希望
者数の方が多い場合には、先にバスケットに投入したユ
ーザーのみがその商品を購入することができ、後から購
入を希望するユーザーは、その商品を購入することがで
きない。あるいは、先にバスケットに商品を投入した場
合でも、同じ商品について自分よりも先に清算を終えた
ユーザーが出現した場合には、バスケット内の商品を購
入することができないようになっているシステムもあ
る。
【0006】このような購入の競合は、仮想店舗が提供
する商品の在庫数よりも購入希望者数の方が多い場合で
あって、各ユーザーの購入時期(仮想店舗へのアクセス
時期)が重複するときに生じやすい。顕著な例として
は、中古品の販売店舗を挙げることができる。複数の在
庫を保有可能な新品販売の場合に比べて、中古品の在庫
数は、その商品特性上単品であることが多いからであ
る。即ち、中古品の場合は、もともと同じ商品であって
も、前の保有者による使用履歴等によって、外観や付属
品の有無等、商品状態がそれぞれ相違するのが通常であ
り、同一の中古品が複数個同時期に市場を流通すること
は、極めて稀だからである。
【0007】さらに、ユーザーが仕様や性能等を変更可
能な特性を有する中古品の場合は、同一または略同一と
見なせるような中古品を複数個提供するのは一層難し
い。その一例としては、パーソナルコンピュータを挙げ
ることができる。パーソナルコンピュータの中には、ユ
ーザーによる自由な拡張、性能アップを許可するものが
あり、搭載メモリ量、外部記憶装置等の内蔵する周辺装
置の種類や性能等が相違し易いためである。
【0008】このように、在庫数が少ない商品(特に中
古品)の購入を、在庫数を上回るユーザーが同時期に希
望した場合は、該商品の購入を巡って競合状態が生じ
る。この場合、商品を先にバスケットに投入したユーザ
ー又は先に清算を済ませたユーザーのみが、その商品を
入手することができる。バスケットへの投入が遅れた他
のユーザーは、その商品を購入することができず、購入
を諦めるか、あるいは他の商品を選択することになる。
【0009】しかし、いったんバスケットに商品を投入
した場合でも、あるいは清算ステージに移行した後です
らも、種々の事情により、ユーザーが購入を見合わせる
場合がある。先に商品をバスケットに投入したユーザー
が後になって購入をキャンセルする場合、商品がバスケ
ットに投入されてからキャンセルされるまでの間、他の
ユーザーは、その商品の購入機会を奪われる。もし、先
のユーザーが、強い購買意欲を持たずに、気に入った商
品を次々に自分のバスケットに投入した場合には、それ
ら全ての商品について、競合する他のユーザーの購入機
会が失われることになる。多数の商品をバスケットに投
入したユーザーが、購入手続きを全て完了するまでの間
に、一部又は全部の商品をキャンセルした場合は、これ
らの商品の購入を希望していた競合ユーザーにとって不
公平感を与える。また、仮想店舗側にとっても、競合の
発生した商品の販売機会が失われる。
【0010】本発明は、上記の課題に鑑みなされたもの
であり、その目的は、長時間特定のユーザーに商品が拘
束されて他のユーザーの購入機会を奪う事態が生じるの
を防止できるようにした電子商取引システム及び仮想店
舗システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、一定時間だけ商品の購入権利を与え、
購入権利が放棄された場合には、他のユーザーにその商
品の購入権利を与えるようにしている。
【0012】即ち、本発明は、ネットワーク上に設けら
れたサイトにアクセスすることにより、該サイトが提供
する商品を購入する電子商取引システムにおいて、少な
くとも前記商品の販売状態が購入可能状態であるか購入
予約状態であるかを監視する状態監視手段と、前記状態
監視手段の監視結果に基づいて、前記商品の状態を表示
させる状態表示手段とを備え、前記状態監視手段は、前
記商品の購入予約状態が第1の有効時間を経過した場合
は、当該商品の状態を前記購入可能状態に変更すること
を特徴とする。
【0013】ここで、「ネットワーク」としては、例え
ばインターネットやイントラネット等を挙げることがで
きる。「サイト」とは、代表的にはウェブサイトを意味
し、ウェブブラウザ等のクライアントによって、サイト
にアクセス可能である。「購入可能状態」とは、購入予
約状態に移行する前の状態を意味する。「購入予約状
態」とは、ユーザーによって購入が予約された状態を意
味する。
【0014】商品の状態には、少なくとも購入可能状態
と購入予約状態とがある。サイトにアクセスしたユーザ
ーは、購入可能状態にある商品を選択することができ
る。選択された商品は、購入予約状態に移行する。商品
の状態は、状態監視手段により監視されており、状態表
示手段は、商品の状態を表示させる。状態表示手段は、
サイトに陳列された各商品毎に、その商品の状態を表示
する。
【0015】ユーザーによって選択された商品は、購入
予約状態に移行するが、購入予約状態に移行してから第
1の有効時間を経過した場合は、状態監視手段によって
購入可能状態に戻される。購入可能状態に復帰した商品
は、他のユーザーにより選択可能となる。
【0016】即ち、第1の有効時間は、先に購入を予約
したユーザーが購入する権利を保持する購入権利保持期
間又は優先購入期間であり、他のユーザーの購入を排除
する排他時間でもある。さらに、商品拘束時間と表現す
ることもできる。
【0017】ここで、本発明にいう「商品」としては、
例えば、電機製品、自動車、家具、服飾品等を挙げるこ
とができるが、在庫数に比べて購入希望者数の方が多
く、商品購入を巡って競合状態を生じる可能性が高い商
品であることが好ましい。
【0018】より詳しくは、複数在庫の可能な新品では
なく、単品であることが多い中古品である場合に、本発
明は有効である。さらに詳しくは、例えば、色彩や性能
等の商品仕様が多種にわたって提供された多品種少量生
産品の中古品について、本発明は有効である。
【0019】状態表示手段は、第1の有効時間の残り時
間を商品の状態と共に表示させることができる。
【0020】これにより、購入を予約したユーザーは、
購入する権利の残り時間を確認しながら、他の商品を続
けて購入することができる。また、競合するユーザー
は、購入機会が巡ってくるまでの時間を確認しながら、
他の商品の閲覧をすることができる。
【0021】ここで、状態表示手段が表示する第1の有
効時間の終了表示時期を、状態監視手段により監視され
る第1の有効時間の終了時期よりも所定時間遅延させる
こともできる。
【0022】第1の有効時間が終了すると同時に、状態
表示手段が第1の有効時間の終了を表示した場合には、
先のユーザーによる操作と競合する後のユーザーによる
操作とが衝突する可能性がある。
【0023】即ち、先のユーザーが第1の有効時間経過
と同時に購入手続きに入ると共に、競合ユーザーが商品
を選択する場合である。そこで、表示上の終了時期を実
際の終了時期よりも遅らせることにより、このような衝
突を回避する。
【0024】状態監視手段が監視する商品の状態とし
て、買上手続き状態を更に加え、該状態監視手段は、商
品の買上手続き状態が第2の有効時間を経過した場合
は、当該商品の状態を購入可能状態に変更することもで
きる。
【0025】最初、購入可能状態にある商品は、ユーザ
ーにより選択されると購入予約状態に移行し、さらに、
購入を予約したユーザーが買上手続きに入ると、買上手
続き状態に移行する。買上手続き状態に移行した場合で
も、ユーザーは最終的な購入を見送る可能性があるた
め、いたずらに購入予約をする場合と同様の弊害を生じ
うる。
【0026】そこで、買上手続き状態を保持する第2の
有効時間を設定し、この第2の有効時間を経過してもな
お買上手続きが完了しない商品については、他の競合ユ
ーザーへ販売機会を与えるべく、購入可能状態に戻す。
この第2の有効時間も、前記第1の有効時間と同様に、
購入権利保持期間、優先購入期間、排他時間、商品拘束
時間としての性質を有する。
【0027】状態表示手段は、第2の有効時間の残り時
間を商品の状態と共に表示させることができる。
【0028】第2の有効時間は、第1の有効時間よりも
長く設定することができる。
【0029】購入予約状態よりも買上手続き状態の方
が、ユーザーによる購入可能性が高いと考えられ、ま
た、買上手続きには、商品配達先やユーザーの氏名等種
々の情報を入力するための時間を必要とするためであ
る。
【0030】第1の有効時間又は第2の有効時間のいず
れか又は双方は、商品の特性に応じて設定可能である。
【0031】「商品の特性」とは、例えば、商品の種類
や価格等を意味する。具体的には例えば、高額な商品を
購入する場合は、ユーザーは購入意思を固めるまでに時
間を要する場合がある。また、例えば、パーソナルコン
ピュータや周辺装置等のように、インターフェースに多
くの種類が存在するような場合は、手持ちの機器との整
合性を再度確認する時間が必要になるかも知れない。
【0032】そこで、商品の購入に際して検討時間を必
要とするような場合に、各商品の特性に応じて有効時間
をそれぞれ設定することもできる。
【0033】一方、本発明による仮想店舗システムで
は、ネットワーク上に設けられた仮想店舗が提供する商
品を選択ステージでバスケットに投入し、該バスケット
を清算ステージに移行させることにより、当該バスケッ
トに投入された商品を販売する仮想店舗システムにおい
て、前記バスケットには第1のタイマを設け、前記第1
のタイマにより規定される期間だけ、前記バスケットで
前記投入された商品を保持可能にしたことを特徴とす
る。
【0034】また、第1のタイマがタイムアップするま
での残り時間をバスケットに投入された商品と対応付け
て表示させる残り時間表示手段を更に備えてもよい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図14に基づき本発
明の実施の形態について詳述する。
【0036】図1は、本実施の形態に係る電子商取引シ
ステム又は仮想店舗システム(以下、仮想店舗システム
と言う)の概略構成を示すブロック図である。
【0037】仮想店舗1は、インターネット上のウェブ
サイトに構築されるものである。このウェブサイトは、
例えば、ネットワーク層、プレゼンテーション層、アプ
リケーション層、データ層から階層化されており、ユー
ザーに商品一覧画面等を提供するウェブサーバや、購入
された商品の清算等を行うアプリケーションサーバ、在
庫管理データベースや顧客管理データベース、外部記憶
装置等の各種コンピュータ資源を備えている。仮想店舗
1は、これら各種のコンピュータ資源を利用して構築さ
れている。
【0038】ユーザーは、例えば、パーソナルコンピュ
ータや携帯情報端末あるいは携帯電話等に実装されたウ
ェブブラウザ等のクライアントを介して、仮想店舗1に
アクセスすることができる。
【0039】仮想店舗1での販売プロセス(購入プロセ
ス)としては、例えば、商品一覧表示2,商品選択3,
購入4,清算5及び発送手配6を挙げることができる。
【0040】(1)「商品一覧表示2」において、ユー
ザーは、GUI(Graphical User Interface)を介して、
仮想店舗1が販売する商品の全部又は一部を閲覧するこ
とができる。ここで、ユーザーが選択する前の「購入可
能状態」を「在庫あり」と表示する。
【0041】(2)「商品選択3」において、ユーザー
は、所望の商品を選択してバスケットに投入することが
できる。ユーザーによりバスケットに投入された「購入
予約状態」を「待ち時間」と表示する。
【0042】(3)「購入4」において、ユーザーは、
商品の購入手続き、買上手続きに移行し、支払方法や配
送先等の情報を入力する。「買上手続き状態」を「売約
済み」と表示する。
【0043】(4)「清算5」において、買上手続きは
完了し、売買が確定する。この段階の状態を「買上済
み」と表示する。
【0044】(5)「発送手配6」において、売買が確
定した商品の発送が手配される。
【0045】状態監視部10は、各商品が販売プロセス
上のどの段階にあるか、即ち、遷移する商品ステータス
をリアルタイムで監視する。各商品が置かれた状態は、
商品ステータス監視テーブル13により管理されてい
る。商品ステータス監視テーブル13は、状態監視部1
0と共に「状態監視手段」を構成する。
【0046】ユーザーが在庫あり状態の商品を選択して
バスケットに投入すると、この商品は待ち時間状態に移
行する。待ち時間状態では、第1のタイマ11によりカ
ウントされる第1の有効時間t1だけ待ち時間状態を保
持する。時間t1が経過した場合又はユーザーがバスケ
ットから商品を除いた場合(キャンセル)は、その商品
は、待ち時間状態から在庫あり状態に戻る。
【0047】時間t1が経過する前に、ユーザーが買上
ボタンを操作すると、商品は、待ち時間状態から売約済
み状態に移行する。売約済み状態は、第2のタイマ12
によりカウントされる第2の有効時間t2だけ維持され
る。時間t2が経過した場合又はユーザーが買上手続き
をキャンセルした場合は、商品は、売約済み状態から在
庫あり状態に移行する。
【0048】そして、時間t2経過前に、ユーザーによ
る買上手続きが完了すると、商品は買上済み状態に移行
する。
【0049】「状態表示手段」としての商品ステータス
表示部14は、状態監視部10による監視結果に基づい
て、各商品の置かれている状態を商品一覧画面中に表示
させるものである。
【0050】図2は、商品ステータス監視テーブル13
の一例を示す説明図である。商品ステータス監視テーブ
ル13では、例えば、メーカー名、商品名、価格、商品
ステータス、第1の有効時間t2の残り時間及び第2の
有効時間t2の残り時間がそれぞれ対応付けられて管理
されている。なお、各時間t1,t2の残り時間は、該
各残り時間を管理すべき状態に置かれた商品についての
み出現する。
【0051】次に、図3〜図5に基づいて、本実施の形
態の作用を説明する。図3及び図4は、仮想店舗1にお
ける商品販売の全体の流れを概略的に示すフローチャー
トである。図5は、ユーザーに提供されるGUI画面の要
部を示す説明図である。なお、「ステップ」を「S」と
表示する。
【0052】ユーザーが自宅のパーソナルコンピュータ
等を介して仮想店舗1にアクセスすると、即ち、ウェブ
ブラウザがウェブサーバにサービスを要求すると、図5
に部分的に示すような商品一覧画面が表示される(S
1)。商品一覧画面は、例えば、商品名「PCa」等を
表示するための商品名表示欄2aと、商品の販売価格を
表示するための販売価格欄2bと、商品ステータスを表
示するための商品ステータス表示欄2cとを備えてい
る。
【0053】ユーザーは、商品一覧画面を閲覧し、所望
の商品を選択してバスケットに投入する(S2)。バス
ケットへの投入は、例えば、各商品毎に表示されるバス
ケット投入ボタンを操作することにより行われる。無駄
な操作を防止すべく、バスケット投入が可能な状態にあ
る商品、即ち、在庫あり状態と表示されている商品のみ
にバスケット投入ボタンを設置するのが好ましい。な
お、画面に表示されたバスケット領域やバスケットアイ
コン等に、所望の商品をドラッグ&ドロップで投入する
ように構成してもよい。
【0054】ユーザーが商品をバスケットに投入する
と、この商品は、「購入可能状態」としての在庫あり状
態から「購入予約状態」としての待ち時間状態へと移行
し(S3)、第1の有効時間t1のカウントダウンが開
始される(S4)。図5(b),(c)に示すように、
商品PCaをバスケットに投入した場合は、商品PCa
の商品ステータス表示欄2cの表示が「在庫あり」から
「待ち時間」へと切り替わり、さらに、待ち時間の表示
と共に時間t1の残り時間が表示される。第1の有効時
間t1は、例えば、15分程度に設定することができ
る。図5(c)中の「n」は第1の有効時間t1の経過
時間である。
【0055】そして、この第1の有効時間t1がタイム
アップしたか否か(S5)、バスケットから商品が削除
(キャンセル)されたか否か(S6)、買上ボタンが操
作されたか否か(S7)がそれぞれ判定される。
【0056】時間t1がタイムアップした場合(S5:YE
S)又は商品がキャンセルされた場合(S6:YES)は、所
定の遅延時間t3が経過するのを待ってから(S8)、
商品を待ち時間状態から在庫あり状態に復帰させる(S
9)。遅延時間t3は、例えば30秒程度に設定するこ
とができる。在庫あり状態に復帰した商品は、他のユー
ザーによって選択可能となる。
【0057】一方、第1の有効時間t1経過前に、買上
ボタンが操作されると(S7:YES)、買上手続き(図1中
に示す「購入」手続き)に移行する(S10)。これに
より、商品は、待ち時間状態から売約済み状態に変更さ
れ(S11)、第2の有効時間t2のカウントダウンが
開始される(S12)。図5(d),(e)に示すよう
に、商品ステータス表示欄2cの表示は、「待ち時間」
から「売約済み」に切り替わると共に、売約済みの表示
と合わせて第2の有効時間t2の残り時間が表示され
る。第2の有効時間t2は、例えば、30分又は60分
程度に設定することができる。
【0058】そして、第2の有効時間t2が経過したか
否か(S13)、買上手続きがキャンセルされたか否か
(S14)、買上げ手続き(「清算手続き」と表示)が
完了したか否か(S15)をそれぞれ判定する。第2の
有効時間t2がタイムアップした場合(S13:YES)又は
キャンセルされた場合(S14:YES)には、所定の遅延時
間t4が経過するのを待ってから(S17)、商品を売
約済み状態から在庫あり状態に復帰させる(S18)。
【0059】第2の有効時間t2が経過する前に、買上
手続きが完了した場合には(S15:YES)、販売プロセス
は発送手配に移行し、商品一覧から清算済みの商品を削
除する(S16)。なお、図4中では、売買が確定した
商品を商品一覧から直ちに削除するかのように示してい
るが、その必要はない。売約済みの表示をそのまま続行
させておけばよい。但し、売約済み表示を継続させる場
合は、他のユーザーに誤解を与えるのを防止すべく、第
2の有効時間t2が他のユーザーには見えないようにす
ることが好ましい。
【0060】このように構成される本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0061】第1に、バスケットの有効時間t1が経過
した後は、商品を再び購入可能な状態に戻すため、その
商品の購入を希望する競合ユーザーに機会を回すことが
でき、各ユーザーに公平な購入機会を与えることが可能
となる。即ち、従来技術では、あるユーザーがバスケッ
トに商品を投入してから買上手続きが完了するまでの時
間が長いと、その間、同じ商品を希望する競合ユーザー
は購入することができず、不公平感が増大する。これに
対し、本実施の形態では、商品が長時間特定のユーザー
に拘束される可能性を少なくでき、多くのユーザーに購
入機会を与えることができる。
【0062】第2に、バスケットの有効時間t1の残り
時間を商品ステータスと共に表示するため、先のユーザ
ーにとっては優先購入権を喪失するまでの時間を、競合
ユーザーにとっては購入機会が回ってくるまでの時間を
容易に確認できる。従って、先のユーザーも競合ユーザ
ーも、ゆとりをもって買い物を続行できる。
【0063】第3に、バスケット投入状態(待ち時間)
及び買上手続き状態(売約済み)のいずれにおいても、
所定の有効時間が経過するか又はキャンセルされた場合
には、再び購入可能状態(在庫あり)に戻すため、多く
のユーザーに公平な購入機会を保証しつつ、仮想店舗1
側の販売機会が喪失するのを防止できる。
【0064】次に、図6〜図14は、GUI画面の具体的
一例を示す概略説明図である。これらの画面説明図は、
実際のコンピュータ画面(カラー多値画像)のハードコ
ピーに基づいており、これを二値化している。従って、
発明の要旨とは無関係の部分が欠落又は視認性が低下し
ているが、発明の要旨に関係するところは強調して表示
してあり、当業者であれば容易に理解することができ、
発明の実施可能性を何ら妨げるものではない。
【0065】図6は、仮想店舗1にアクセスした時のト
ップ画面である。トップ画面では、各社が提供する製品
毎に商品を閲覧できる。M1社の商品を購入する場合を
例に挙げて説明していく(G1)。
【0066】図7は、M1社の商品一覧画面である。図
5と共に上述したように、商品名、販売価格、商品ステ
ータスが表示され、さらに、選択した商品をバスケット
に投入するためのバスケットボタンが表示されている
(G2)。図7の右側には、各商品ステータスのラベル
が表示されている。在庫あり(SL1)、売約済み(S
L2)及び待ち時間(SL3)である。
【0067】図8は、バスケットの中を示す画面であ
る。バスケットに投入された商品名、価格、有効時間t
1の残り時間(図中では、「あと14:56」と表示)
が示されている(G3)。
【0068】図9は、商品一覧画面である。ユーザーが
商品PCaをバスケットに投入したときは、待ち時間ラ
ベルSL3と残り時間が表示される(G4)。
【0069】図10は、買上手続き画面である。買上手
続きに入った後、第2の有効時間t2内に購入を完了し
なければならない。
【0070】図11は、買上手続き画面と別窓で同時に
出現する権利保障時間画面(有効時間t2をカウントダ
ウンする画面)である。図の中央部には、「残り時間1
0:03」と表示されている。
【0071】図12は、商品一覧画面である。商品PC
aは買上手続きに入ったため、商品ステータス欄に売約
済みラベルSL2が表示されている(G5)。また、他
の商品PCcが自分又は他のユーザーのバスケットに投
入されたため、商品ステータス表示欄(図中では「状
況」と表示)には、待ち時間ラベルSL3が表示されて
いる(G6)。
【0072】図13は、商品一覧画面である。商品PC
cは、有効時間t1内に買上手続きに移行しなかった
か、あるいはキャンセルされたため、商品ステータスが
「在庫あり」に戻っている(G7)。
【0073】図14は、商品ステータスと商品の詳細画
面との関係を示す説明図である。
【0074】購入可能な在庫あり状態PS1では、在庫
ありラベルSL1が表示される。バスケットに投入され
た待ち時間状態PS2では、待ち時間ラベルSL3が表
示される。また、有効時間t1の残り時間も合わせて表
示される。買上手続きに入った状態PS3では、売約済
みラベルSL2が表示される。
【0075】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されない。当業者であれば、前記実施の形態に構成要
素を追加したり、削除したり、変更等したりして種々の
変形を行うことができる。例えば、第1の有効時間t1
はバスケット内の各商品毎にそれぞれカウントダウン
し、第2の有効時間t2は、バスケット全体について適
用することもできる。
【0076】また、商品の価格等の特性に応じて、有効
時間t1,t2を変更させることもできる。さらに、各
有効時間t1,t2は、所定の初期値をそのまま使用し
ても良いし、ユーザーが所定範囲内で初期値を調整可能
にしてもよい。
【0077】仮想店舗1内の全ての商品について、本発
明によるタイマー機能付きバスケットを利用することも
できるし、購入を巡って競合を生じる商品(例えば中古
品)を購入する場合にのみ本発明のバスケットを利用す
るようにしてもよい。
【0078】あるいは、タイマー付きバスケットとタイ
マー無しの通常のバスケットをユーザーが自由に選択で
きるようにしておき、タイマー付きバスケットを使用し
た場合には、還元ポイント(商品購入金額に応じてユー
ザーに還元される点数であり、仮想店舗1で利用するこ
とのできる購買力を示す情報である)アップ等の特別な
サービスを与えることもできる。
【0079】また、前記実施の形態では、商品の一例と
して中古PCを例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限らず、購入を巡って競合が生じやすい性質を有する他
の商品、例えば、中古車、中古機械等にも適用すること
ができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る電子商
取引システム及び仮想店舗システムによれば、多くのユ
ーザーに商品購入機会を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る仮想店舗システム又
は電子商取引システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】商品ステータス監視テーブルの構成を示す説明
図である。
【図3】商品購入の流れを示すフローチャートである。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【図5】購入プロセスの変化と共に商品一覧画面の商品
ステータスが変化する様子を示す説明図である。
【図6】仮想店舗のトップ画面である。
【図7】商品一覧表示画面である。
【図8】バスケットの詳細を示す画面である。
【図9】商品一覧画面である。
【図10】買上手続き移行画面である。
【図11】図10と共に別枠で表示される権利保障時間
(t2)のカウントダウン画面である。
【図12】商品一覧表示画面である。
【図13】商品一覧表示画面である。
【図14】購入プロセスにおける商品ステータスの変化
と商品詳細画面との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 仮想店舗 10 状態監視部 11 第1のタイマ 12 第2のタイマ 13 商品ステータス監視テーブル 14 商品ステータス表示部 t1 第1の有効時間 t2 第2の有効時間
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 322 G06F 17/60 322 504 504

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に設けられたサイトにア
    クセスすることにより、該サイトが提供する商品を購入
    する電子商取引システムにおいて、 少なくとも前記商品の販売状態が購入可能状態であるか
    購入予約状態であるかを監視する状態監視手段と、 前記状態監視手段の監視結果に基づいて、前記商品の状
    態を表示させる状態表示手段とを備え、 前記状態監視手段は、前記商品の購入予約状態が第1の
    有効時間を経過した場合は、当該商品の状態を前記購入
    可能状態に変更することを特徴とする電子商取引システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記状態表示手段は、前記第1の有効時
    間の残り時間を前記商品の状態と共に表示させる請求項
    1に記載の電子商取引システム。
  3. 【請求項3】 前記状態表示手段が表示する第1の有効
    時間の終了表示時期を、前記状態監視手段により監視さ
    れる第1の有効時間の終了時期よりも所定時間遅延させ
    る請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電子商取引
    システム。
  4. 【請求項4】 前記状態監視手段が監視する商品の状態
    として、買上手続き状態を更に加え、該状態監視手段
    は、前記商品の買上手続き状態が第2の有効時間を経過
    した場合は、当該商品の状態を前記購入可能状態に変更
    する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電子商取引
    システム。
  5. 【請求項5】 前記状態表示手段は、前記第2の有効時
    間の残り時間を前記商品の状態と共に表示させる請求項
    4に記載の電子商取引システム。
  6. 【請求項6】 前記第2の有効時間は、前記第1の有効
    時間よりも長く設定される請求項4又は請求項5のいず
    れかに記載の電子商取引システム。
  7. 【請求項7】 前記第1の有効時間又は前記第2の有効
    時間のいずれか又は双方は、前記商品の特性に応じて設
    定可能である請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電
    子商取引システム。
  8. 【請求項8】 ネットワーク上に設けられた仮想店舗が
    提供する商品を選択ステージでバスケットに投入し、該
    バスケットを清算ステージに移行させることにより、当
    該バスケットに投入された商品を販売する仮想店舗シス
    テムにおいて、 前記バスケットには第1のタイマを設け、 前記第1のタイマにより規定される期間だけ、前記バス
    ケットで前記投入された商品を保持可能にしたことを特
    徴とする仮想店舗システム。
  9. 【請求項9】 前記第1のタイマがタイムアップするま
    での残り時間を前記バスケットに投入された商品と対応
    付けて表示させる残り時間表示手段を更に備えた請求項
    8に記載の仮想店舗システム。
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